JP2716508B2 - 柱、梁の接合構造 - Google Patents

柱、梁の接合構造

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JP2716508B2 JP3918889A JP3918889A JP2716508B2 JP 2716508 B2 JP2716508 B2 JP 2716508B2 JP 3918889 A JP3918889 A JP 3918889A JP 3918889 A JP3918889 A JP 3918889A JP 2716508 B2 JP2716508 B2 JP 2716508B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は柱をプレキヤスト鉄筋コンクリート、または
コンクリート充填鋼管とし、梁を鉄骨造とする複合構造
における柱、梁の接合構造に係るものである。
(従来の技術) 従来プレキヤスト鉄筋コンクリート柱、またはコンク
リート充填鋼管柱と鉄骨梁との接合部の施工に際して
は、同鉄骨梁の端部に溶着されたエンドプレートを柱の
接合面に衝接し、前記柱を挟んで相対する一双の鉄骨梁
のエンドプレート間を、前記柱を貫通する長尺のハイテ
ンシヨンボルトで緊締していた。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の接合工法はハイテンシヨンボルトの耐力を
利用した引張接合工法であるので、同ハイテンシヨンボ
ルトの耐力に見合う梁としては、梁丈が600mm程度まで
のH型鋼製の梁が使用される。それ以上の耐力を有する
梁ではハイテンシヨンボルトの使用本数が著しく多くな
り、設計不可能となる。
即ち前記ハイテンシヨンボルトを利用した引張接合の
適用範囲は中小規模の建物に限定されることと施工が複
雑であるという問題点があった。
本発明はこのような従来技術の有する問題点を解決す
るために提案されたもので、柱をプレキヤスト鉄筋コン
クリート柱、またはコンクリート充填鋼管とし、梁を鉄
骨構造とする複合構造において、施工が簡略化され、ロ
ーコストと工期短縮が図られしかも構造的に信頼性が高
く精度の高い柱、梁の接合構造を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る柱、梁の接
合構造は、プレキヤスト鉄筋コンクリート柱、若しくは
コンクリート充填鋼管柱と、鉄骨梁とよりなる複合構造
において、同鉄骨梁の接合端部に溶接された前記柱の柱
径より大径で内面に突起が突設された鞘鋼管を、前記柱
に嵌合するとともに、同柱と前記鞘鋼管との間に充填材
を填装して構成されている。
(作用) 本発明によれば前記したように、鉄骨梁の端部に溶接
された柱径より大径で、且つ内面に突起を有する鞘鋼管
を、プレキヤスト鉄筋コンクリート柱、若しくはコンク
リート充填鋼管柱に嵌合し、同柱と前記鞘鋼管との間に
充填材を注入したことによって、前記柱及び梁が簡単に
接合され、前記鞘鋼管内面に配設された突起と、同鞘鋼
管及び前記柱間に注入された充填材との附着力及び、充
填材を介して鞘管と柱材との圧縮力により前記柱、梁間
に応力が確実に伝達されるものである。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
第1図乃至第4図は本発明をプレキヤスト鉄筋コンク
リート柱(A)と鉄骨梁(B)との接合構造に適用した
実施例を示し、前記柱(A)は角型断面に形成され、梁
との接合面にはコツター(1)が設けられている。図中
(2a)は柱主鉄筋、(2b)は剪断補強筋である。
鉄骨梁(B)はH型鋼より構成され、前記柱(A)と
の接合端面には前記柱の柱径より5〜10mm大径で、且つ
内面に突起(3)が植立された方形断面の鞘鋼管(C)
が溶接され、同鞘鋼管(C)と前記梁(B)の上下フラ
ンジとの間に水平スチフナー(4)が接合されている。
前記柱(A)と梁の接合部には、前記鉄骨梁(B)の
接合端面に溶接された鞘鋼管(C)が同心状に嵌合され
るとともに、同鞘鋼管(C)の内周面と前記柱(A)の
外周面との間に充填材として高強度無収縮モルタル
(5)が充填され、前記柱(A)、梁(B)が接合され
る。
図示の実施例は前記したように構成されているので、
前記鞘鋼管(C)の内面に配設された突起(3)と前記
高強度無収縮モルタル(5)との附着力及び、充填材を
介して鞘管と柱材との圧縮力により前記柱(A)、梁
(B)は一体に接合され、同柱梁間に応力が確実に伝達
されるものである。
第3図及び第4図は前記柱、梁接合構造が適用された
架構図で、図中(6)及び(7)は鉄骨梁(B)間の接
合プレート及び接合用高張力ボルト、(8)及び(9)
は上下のプレキヤストコンクリート柱(A)の接合用ス
プライススリーブ及び柱間の敷モルタル、(10)はデツ
キプレート、(11)はスラブである。
第5図は本発明をコンクリート充填鋼管柱(A′)と
鉄骨梁(B)との接合構造に適用した実施例を示し、前
記柱(A′)におけるコンクリートが充填され、且つ外
周面に突起(12)が突設された鋼管(13)と、鉄骨梁
(B)の接合端面に溶接され、同鋼管(13)に同心状に
嵌合された鞘鋼管(C)との間に、高強度無収縮モルタ
ル(5)が充填されたものである。
図中、前記実施例と均等部分には同一符号が附されて
いる。
なお前記各柱は角形断面の他に、円形その他の任意の
断面に形成される。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、鉄骨梁の接合端部に
溶接された柱径より大径で内面に突起が突設された鞘鋼
管を、プレキヤスト鉄筋コンクリート柱、若しくはコン
クリート充填鋼管柱に嵌合するとともに、同柱と前記鞘
鋼管との間に充填材を填装したことによって前記柱梁を
一体に接合しうるものであり、従来のハイテンシヨンボ
ルトを使用した柱、梁接合部に比して、高強度、高剛性
の柱、梁接合部を構成することができ、また従来工法の
ように多数のボルト締結作業を不要とし、省力化が図ら
れ、工期が短縮され、工費が節減される。
更にリフトアツプ工法と組合わせることによって、よ
り効率のよい施工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る柱、梁接合構造の一実施例を示す
縦断面図、第2図はその横断平面図、第3図は前記柱、
梁接合構造を有する架構を示す縦断面図、第4図はその
横断平面図、第5図は本発明に係る柱、梁接合構造の他
の実施例を示す横断平面図である。 (A)……プレキヤストコンクリート柱、 (A′)……コンクリート充填鋼管柱、 (B)……鉄骨梁、(C)……鞘鋼管、 (3)……突起、(5)……高強無収縮モルタル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレキヤスト鉄筋コンクリート柱、若しく
    はコンクリート充填鋼管柱と、鉄骨梁とよりなる複合構
    造において、同鉄骨梁の接合端部に溶接された前記柱の
    柱径より大径で内面に突起が突設された鞘鋼管を、前記
    柱に嵌合するとともに、同柱と前記鞘鋼管との間に充填
    材を填装してなることを特徴とする柱、梁の接合構造。
JP3918889A 1989-02-21 1989-02-21 柱、梁の接合構造 Expired - Lifetime JP2716508B2 (ja)

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