JP2712281B2 - シャフトドライブ式片持ちリヤフォーク - Google Patents

シャフトドライブ式片持ちリヤフォーク

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JP2712281B2 JP11604388A JP11604388A JP2712281B2 JP 2712281 B2 JP2712281 B2 JP 2712281B2 JP 11604388 A JP11604388 A JP 11604388A JP 11604388 A JP11604388 A JP 11604388A JP 2712281 B2 JP2712281 B2 JP 2712281B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシャフトドライブ式片持ちリヤフォークに関
する。
(従来の技術) 従来、車体に揺動自在に支持された車軸の一端に後輪
のホイールを固定すると共に、前記車軸の他端に、エン
ジンの駆動力を伝達するプロペラシャフトを連結して成
るいわゆるシャフトドライブ式片持ちリヤフォークは公
知である(例えば、特開昭62−18383号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) 斯かる従来のシャフトドライブ式片持ちリヤフォーク
にあっては、車軸の反プロペラシャフト側端に固定した
ハブに、周方向に等配して複数本のボルトを突設し、こ
れら各ボルトを中央部に設けたボルト孔にそれぞれ嵌装
して、ナットを螺装して締め付けることによって、後輪
が車軸に固定されるようになっていた。
従って、車軸に対する後輪の脱着作業に多くの時間が
かかる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車軸に対
して後輪を単一のナットで締付固定できるものでありな
がら、このナットが緩むことのないようにしたシャフト
ドライブ式片持ちリヤフォークを提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明は、車体に揺動自在に
支持されたリヤフォークの後端部に回転自在に支持され
た車軸の一端に後輪を固定すると共に、前記車軸の他端
に、エンジンの駆動力を伝達するプロペラシャフトを連
結して成るシャフトドライブ式片持ちリヤフォークにお
いて、前記車軸は、リヤフォークに回転自在に支持され
たアウタ軸と、該アウタ軸内にスプライン結合にて一体
に回転自在に嵌装されたインナ軸とから成り、前記アウ
タ軸は、前記後輪に当接する当接面を有し、前記インナ
軸は、前記アウタ軸の反プロペラシャフト側端から外方
に延出する部分に雄ねじ部を且つプロペラシャフト側端
に前記アウタ軸のプロペラシャフト側端に当接係止する
係止鍔をそれぞれ有しており、前記インナ軸の雄ねじ部
にナットを螺装して締め付けることにより、該ナットと
前記アウタ軸の当接面との間に前記後輪を固定し得るよ
うにしたものである。
(作用) インナ軸の雄ねじ部にナットを螺装して締め付ける
と、このインナ軸とアウタ軸とが後輪側に引っ張られ
て、アウタ軸の当接面が後輪に圧接し、これと反対に、
ナットにより後輪がアウタ軸の当接面に圧接する如く押
圧されるため、後輪がアウタ軸の当接面とナットとの間
に挟持固定される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図
は本発明のシャフトドライブ式片持ちリヤフォークの断
面図であり、同図中2は車体(フレーム)で、その後縦
フルーム2bには、リヤフォーク9の前端部が揺動自在に
支持されている。該リヤフォーク9はその後端部がギヤ
ケース10とされており、このギヤケース10には車軸11が
回転自在に支持されている。この車軸11は、アウタ軸12
とインナ軸13とから成る。前記アウタ軸12は、中空筒状
をなし、その軸方向略中間部(ホイール支持部近傍)12
aの肉厚及び外径が最大で、これより一端部(反プロペ
ラシャフト側端部)12b側(第2図中、上端部)が他端
部(プロペラシャフト側端部)12c側(第2図中、下端
側)より大径となっており、該他端部12cが最も小径と
なっている。
前記アウタ軸12は、その中間部12aが前記ギヤケース1
0の一側壁10aにボールベアリング(軸受)14を介して、
他端部12cが前記ギヤケース10の他端壁10bにボールベア
リング(軸受)15を介して、それぞれ回転自在に支持さ
れている。
前記アウタ軸12の中間部12aの一側近傍には前記ギヤ
ケース10内に位置して大径なベベルギヤ16が固定されて
いる、このベベルギヤ16には、プロペラシャフト17の一
端に固定されて前記ギヤケース10内に位置する小径なベ
ベルギヤ18が噛合している。前記プロペラシャフト17
は、前記リヤフォーク9の内部に挿通されて、その他端
は、複数のベベルギヤよりなる歯車機構及び変速機構を
介してエンジンの駆動軸(いずれも図示省略)に接続さ
れている。そして、このエンジンの駆動力が、前記プロ
ペラシャフト17を介して前記車軸11に伝達される。
また、前記アウタ軸12の中間部12aの他側(反プロペ
ラシャフト17側)の面は、前記ギヤケース10の一側壁10
aより外方に表出していて、後述する後輪26との当接面1
9とされ、この当接面19には、ブレーキデイスク20がボ
ルト21により取り付けられている。
前記インナ軸13は、一端(プロペラシャフト17側端)
に係止鍔22を、他端(反プロペラシャフト17側端)に雄
ねじ部23をそれぞれ有する中空パイプより成る。このイ
ンナ軸13の一端側外周にはスプライン24が形成され、こ
のスプライン24と対応するスプライン25が、前記アウタ
軸12の他端部12cの内周面に形成されている。
そして、インナ軸13は、前記アウタ軸12内にその他端
部12c側から挿通されて、それらのスプライン24,25が互
いに嵌合され且つ係止鍔22がアウタ軸12の他端部12c側
端面に当接係止され、雄ねじ部23はアウタ軸12の一端部
12b側開口面より外方に延出されている。
前記アウタ軸12の一端部12bには、後輪26が固定され
ている。この後輪26は、そのホイール27のハブ28中央の
段付嵌合孔29が前記アウタ軸12の一端部12b側外周に嵌
合されている。そして、前記インナ軸13の雄ねじ部23に
座金30を介してナット31が螺装締め付けられている。こ
のナット13の締め付けにより、インナ軸13が後輪26側に
引っ張られ、このインナ軸13の係止鍔22がアウタ軸12の
他端部12cの面に当接係止していることにより、アウタ
軸12も後輪26側に引っ張られ、その当接面19が後輪26の
ハブ28の端面にブレーキディスク20を介して圧接する。
一方、ナット31の締め付けにより、座金30がホイール
27の段付孔29の段部32に当接して、このホイール27のハ
ブ28の端面が、アウタ軸12の当接面19にブレーキディス
ク20を介して圧接する如くプロペラシャフト17側に押圧
される。
これにより、後輪26のホイール27が、ナット31とアウ
タ軸12の当接面19との間に挟持固定されている。
前記アウタ軸12の当接面19には、その周方向に等配し
て複数本のピン33がボルト34により突設され、これらの
各ピン33は、前記ハブ28のピン嵌合孔35内にそれぞ嵌合
され、これにより、ホイール27がアウタ軸12に対して回
転止めされている。
また、前記ハブ28には、ボルト嵌合孔36が設けられて
おり、これらのボルト嵌合孔36に、ブレーキディスク20
を前記アウタ軸12に取り付けているボルト21の頭部が嵌
合されている。
なお、第2図中37はブレーキディスク20を挟持するキ
ャリパである。
(発明の効果) 上述した如く本発明のシャフトドライブ式片持ちリヤ
フォークにおいては、プロペラシャフトに連結される車
軸が、リヤフォークに回転自在に支持されたアウタ軸
と、該アウタ軸内にスプライン結合にて一体に回転自在
に嵌装されたインナ軸とから成り、前記アウタ軸は、前
記後輪に当接する当接面を有し、前記インナ軸は、前記
アウタ軸の反プロペラシャフト側端から外方に延出する
部分に雄ねじ部を且つプロペラシャフト側端に前記アウ
タ軸のプロペラシャフト側端に当接係止する係止鍔をそ
れぞれ有しており、前記インナ軸の雄ねじ部にナットを
螺装して締め付けることにより、該ナットと前記アウタ
軸の当接面との間に前記後輪を固定し得るようにしたも
のである。
従って、車軸に対して後輪を単一のナットで締付固定
できるものでありながら、インナ軸のテンションにより
ナットが濫りに緩まない。
また、アウタ軸は、そのプロペラシャフト側端部から
反プロペラシャフト側端部に向かって段階的に拡径する
ように径変化しており、前記反プロペラシャフト側端部
にホイールを支持すると共に、該ホイールを支持した部
位近傍を肉厚で最大径部とし、該最大径部と前記プロペ
ラシャフト側端部とを軸受にてリヤフォーク後端のギヤ
ケースに回転自在に支持したものである。
従って、車軸全体を太くすることなく、しかも、その
軸長を長くすることなく、後輪を確実に支持することが
でき、車軸のコンパクト化及び軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すシャフトドライブ式片持
ちリヤフォークの断面図である。 2……車体、9……リヤフォーク、10……ギヤケース、
11……車軸、12……アウタ軸、12a……アウタ軸の中間
部、12b……アウタ軸の一端部(反プロペラシャフト側
端部)、12c……アウタ軸の他端部(プロペラシャフト
側端部)、13……インナ軸、14,15……ボールベアリン
グ(軸受)、17……プロペラシャフト、19……当接面、
22……係止鍔、23……雄ねじ部、24,25……スプライ
ン、26……後輪、31……ナット。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に揺動自在に支持されたリヤフォーク
    の後端部に回転自在に支持された車軸の一端に後輪を固
    定すると共に、前記車軸の他端に、エンジンの駆動力を
    伝達するプロペラシャフトを連結して成るシャフトドラ
    イブ式片持ちリヤフォークにおいて、前記車軸は、リヤ
    フォークに回転自在に支持されたアウタ軸と、該アウタ
    軸内にスプライン結合にて一体に回転自在に嵌装された
    インナ軸とから成り、前記アウタ軸は、前記後輪に当接
    する当接面を有し、前記インナ軸は、前記アウタ軸の反
    プロペラシャフト側端から外方に延出する部分に雄ねじ
    部を且つプロペラシャフト側端に前記アウタ軸のプロペ
    ラシャフト側端に当接係止する係止鍔をそれぞれ有して
    おり、前記インナ軸の雄ねじ部にナットを螺装して締め
    付けることにより、該ナットと前記アウタ軸の当接面と
    の間に前記後輪を固定し得るようにしたことを特徴とす
    るシャフトドライブ式片持ちリヤフォーク。
  2. 【請求項2】前記アウタ軸は、そのプロペラシャフト側
    端部から反プロペラシャフト側端部に向かって段階的に
    拡径するように径変化しており、前記反プロペラシャフ
    ト側端部にホイールを支持すると共に、該ホイールを支
    持した部位近傍を肉厚で最大径部とし、該最大径部と前
    記プロペラシャフト側端部とを軸受にてリヤフォーク後
    端のギヤケースに回転自在に支持したことを特徴とする
    請求項1記載のシャフトドライブ式片持ちリヤフォー
    ク。
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