JP2710057B2 - スライド式ドア車のガイドレール構造 - Google Patents

スライド式ドア車のガイドレール構造

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JP2710057B2 JP63222649A JP22264988A JP2710057B2 JP 2710057 B2 JP2710057 B2 JP 2710057B2 JP 63222649 A JP63222649 A JP 63222649A JP 22264988 A JP22264988 A JP 22264988A JP 2710057 B2 JP2710057 B2 JP 2710057B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、スライド式ドア車のガイドレール構造、特
に、乗用車タイプのフロントドアがスライド式ドアであ
る場合のガイドレール先端湾曲部の構造に関する。
b. 従来の技術 従来、例えば第5図に示したような長方形のスライド
式ドアaを備えたワンボックスカーにおいては、車両の
サイドボディを構成するルーフパネルb,リヤクォータパ
ネルc,サイドシルd等にアッパレールe,センタレールf,
ロアレールgを配設し、該レールe,f,g,にスライド式ド
アaのドアインナパネルの上段部、中段部及び下段部に
設けられたローラアッセンブリh,i,jを挿入配置し、該
スライド式ドアaを案内している。
ここにおいて、上記レールe,f,gは、第6図のドアレ
ールの配置を上方から見た概念図に示す如く、スライド
式ドアaを閉じるため、その先端を内側に湾曲して形成
しており、その角度は、スライド式ドアaの上段部及び
下段部に設けられたローラアッセンブリh,jの取付位置
が同一鉛直線上にあることから、アッパレールeの引き
込み角度θ1は、センターレールfの引き込み角度θ2
は無関係にロアレールgの引き込み角度θ3と同一に設
計されている。
c. 発明が解決しようとする課題 ここにおいて上述した長方形のスライド式ドアにおい
ては、上段及び下段部のローラアッセンブリh,jの取付
位置を同一鉛直線上に配置することが可能であり、その
ため、アッパレールeの引き込み角度θ1とロアレール
gの引き込み角度θ3を同一に設計することにより、ス
ライド式ドアaをねじれ、倒れ込み等がない平面的な開
閉動作とすることができる。しかしながら、第1図に示
した如く、乗用車タイプのフロントドアがスライド式ド
アである場合においては、上述したように上段及び下段
部のローラアッセンブリの取付位置を同一鉛直線上とす
ることはできず、そのため、アッパレールの前端部の引
き込み角度をロアレールとそれと同一とした場合には、
ドア開閉時に、ドア上段部が車両の内側や外側に向かっ
て倒れたり、ドアが車両前後方向で捻れたりする。この
ため、ドア閉時にはシャットストッパが係合したまま、
解除しにくく、ドアが開きにくくなる。また、シールゴ
ムとドアインナパネルとの当りが局部的に強くなった
り、弱くなって隙間ができたりしてシール性に支障が出
て、ドアの閉まり具合が悪くなるなどの課題を生じる。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであっ
て、その目的は、乗用車タイプのフロントドアの如く、
長方形意外のドアをスライド式ドアとした場合におい
て、該ドアの閉鎖時近傍でドアに平面的(単純な)動き
をさせることができるガイドレール構造を提供すること
にある。
d. 課題を解決するための手段 本発明は、上述した課題を解決するため、その要旨
は、車体側部の上段、中段及び下段部に設けたガイドレ
ール13,18,22と、ドアの上段、中段及び下段部に配設さ
れ、上記ガイドレール13,18,22に係合して転動するロー
ラアッセンブリ9,10,11とを備え、この上段部と下段部
のローラアッセンブリ9,11の位置が略同一鉛直線上にな
いスライド式ドア車のガイドレール構造において、ドア
閉成時に上記上段、中段及び下段部のローラアッセンブ
リ9,10,11が、それぞれ上段、中段及び下段部のガイド
レール13,18,22と係合する位置を上面視して平面上にプ
ロットした3点9′,10′,11′のうち、点11′を最も前
方に、点10′を最も後方に、点9′を、これらの点11′
と点10′の間で、かつ、点11′と点10′を結んだ線より
も車幅方向内側へ位置させることにより、上記3点
9′,10′,11′を結んだ線が三角形を形成するように上
記上段、中段及び下段部のローラアッセンブリ9,10,11
を配設するとともに、下段部に設けたガイドレール22の
先端部22aを引き込み角度がαとなるように湾曲させ、
中段部に設けたガイドレール18の先端部18aをαよりも
大きい引き込み角度γとなるように湾曲させ、これらの
下段部と中段部のガイドレール22,18の先端湾曲部22a,1
8aに沿って下段及び中段部のローラアッセンブリ11,10
を移動させたときに、上段部のローラアッセンブリ9を
上面視して平面上にプロットした点9′が描く軌跡を上
段部ガイドレール13の先端湾曲部13aの形状とし、この
先端湾曲部13aの引き込み角度βがα<β<γを満たす
ように構成したことにある。
e. 実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に従って詳細に説
明する。
ここで、第1図は本発明にかかるレール構造を実施し
たスライド式ドア車を示し、第2図は第1図に示したス
ライド式ドア車の一部切欠正面図である。
図面に示す車両は、サイドボディを構成するルーフパ
ネル1,リヤクォータパネル2およびサイドシル3に、上
段ガイド手段4,中段ガイド手段5および下段ガイド手段
6がそれぞれ平行に配設されており、スライド式ドア7
のドアインナパネル8の上段部,中段部および下段部に
ローラアッセンブリ9,10,11がそれぞれ設置され、該ロ
ーラアッセンブリ9,10,11を上記対応するガイド手段4,
5,6に挿入配置し、該スライド式ドア7を案内してい
る。
上段ガイド手段4は、下面にスリット12が形成された
角筒のレール(アッパレール)13から有し、該レール13
はルーフパネル1の前端から、センタピラー14とリヤピ
ラー15との中間までに亘って配設されている。また、ル
ーフパネル1のセンタピラー14からリヤピラー15までの
間には、ガーニッシュ(クォータガーニッシュ)16が配
設されており、該ガーニッシュ16によって上記レール13
の一部が覆われている。
中段ガイド手段5は、側面にスリット17が形成された
角筒のレール(センタレール)18を有している。このレ
ール18は、リヤクォータパネル2の全長に亘って形成さ
れたセンタレール収容溝19内に設置されている。このセ
ンタレール収容溝19の後端部には、ガーニッシュ(セン
タガーニッシュ)20が配設されており、該ガーニッシュ
20によって、センタレール収容溝19のレール18が配設さ
れていない部分が覆われている。
下段ガイド手段6は、側面にスリット21が形成された
角筒のレール(ロアレール)22を有している。このレー
ル22は、サイドシル3の全長に亘って配設されており、
レール22の後端には、ストッパ手段23が配置されてい
る。
上記各ガイドレール13,18,22の先端は、第3図のレー
ルを上方から見た概念図に示す如く、スライド式ドア7
を閉じるため、内側に湾曲して形成されており、その角
度は各々関係づけて設計されている。
上記関係を第4図に従って説明すると、ドア閉鎖時の
上段、中段及び下段部に設けられたローラアッセンブリ
9,10,11の位置を上面視して平面上にプロットし、該3
点9′,10′,11′を結んでできる三角形を平面上で維持
しえるように、ロアレール22の先端湾曲部22aの引き込
み角度αに沿って移動させ、該三角形の他頂点が描く軌
跡を結んでできる線を、各々アッパレール13及びセンタ
レール18の先端湾曲部13a,18aの形状及び引き込み角度
β,γと設計したものである。
ここで、センタレール18の引き込み角度γをロアレー
ル22の引き込み角度αより大きくした場合には、第4図
に示す如く、アッパレール13の引き込み角度βは、α及
びγの範囲内にある角度となる。
本発明は、上述した如く、車体に平行に配置されたガ
イドレール13,18,22の先端湾曲部13a,18a,22aの形状及
び角度を、該ガイドレール13,18,22に沿って動くドア側
に設けられたローラアッセンブリ9,10,11を上面視した
場合の相対的な位置関係を基準となるガイドレール22に
沿って動かした場合、同一に維持し得る形状及び角度と
して、他のガイドレール13a,18aを設計したため、単純
な方法にて、開閉時にねじれ、倒れ込み等のないスライ
ド式ドア車のガイドレール構造を提供することができ、
しいてはスライド式ドアの動きが単純な動きとなるた
め、ドア開閉時のシャットストッパのかみ合い、またシ
ールゴムとドアインナパネルのシール面との当たりも良
好なものとなり、閉まり具合が良いスライド式ドア車を
提供することができる。
以上、本発明の一実施例につき説明したが、本発明は
既述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術
的思想に基づいて、各種の変形および変更が可能であ
る。
f. 発明の効果 本発明にかかるステアリング式ドア車のガイドレール
構造は、例えば、乗用車タイプのフロントドアの如く、
長方形以外のドアをスライド式ドアとする場合において
も、単純な方法にてドアの開閉時にねじれ、倒れ込み等
の生じないスライド式ドアを提供することができ、しい
てはドアの動き自体も単純なものとなるため、ドア開閉
時のシャットストッパのかみ合い、またシールゴムとド
アインナパネルのシール面との当たりも良好なものとす
ることができ、閉まり具合が良いスライド式ドアを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の実施例を示したものであっ
て、第1図は本発明にかかるガイドレール構造を有する
車両の側面図、第2図は第1図の車両の一部切欠正面図
である。第3図はガイドレールを上面視した場合の位置
関係を示す概念図,第4図はガイドレールの先端湾曲部
の関係を示す概念図である。第5図は従来のガイドレー
ル構造を有する車両の側面図、第6図は第5図に示した
車両のガイドレールを上面視した場合の位置関係を示す
概念図である。 4……上段ガイド手段、5……中段ガイド手段、6……
下段ガイド手段、7……スライド式ドア、9,10,11……
ローラアッセンブリ、13……アッパレール、18……セン
タレール、22……ロアレール 13a,18a,22a……各ガイドレールの先端湾曲部 α,β,γ……各ガイドレールの先端湾曲部の引き込み
角度。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側部の上段、中段及び下段部に設けた
    ガイドレール13,18,22と、ドアの上段、中段及び下段部
    に配設され、上記ガイドレール13,18,22に係合して転動
    するローラアッセンブリ9,10,11とを備え、この上段部
    と下段部のローラアッセンブリ9,11の位置が略同一鉛直
    線上にないスライド式ドア車のガイドレール構造におい
    て、 ドア閉成時に上記上段、中段及び下段部のローラアッセ
    ンブリ9,10,11が、それぞれ上段、中段及び下段部のガ
    イドレール13,18,22と係合する位置を上面視して平面上
    にプロットした3点9′,10′,11′のうち、点11′を最
    も前方に、点10′を最も後方に、点9′を、これらの点
    11′と点10′の間で、かつ、点11′と点10′を結んだ線
    よりも車幅方向内側へ位置させることにより、上記3点
    9′,10′,11′を結んだ線が三角形を形成するように上
    記上段、中段及び下段部のローラアッセンブリ9,10,11
    を配設するとともに、下段部に設けたガイドレール22の
    先端部22aを引き込み角度がαとなるように湾曲させ、
    中段部に設けたガイドレール18の先端部18aをαよりも
    大きい引き込み角度γとなるように湾曲させ、これらの
    下段部と中段部のガイドレール22,18の先端湾曲部22a,1
    8aに沿って下段及び中段部のローラアッセンブリ11,10
    を移動させたときに、上段部のローラアッセンブリ9を
    上面視して平面上にプロットした点9′が描く軌跡を上
    段部ガイドレール13の先端湾曲部13aの形状とし、この
    先端湾曲部13aの引き込み角度βがα<β<γを満たす
    ように構成したことを特徴とするスライド式ドア車のガ
    イドレール構造。
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EP89730192A EP0357543B1 (en) 1988-08-29 1989-08-22 Motor-vehicle with sliding doors
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