JP2708086B2 - 浄水装置 - Google Patents

浄水装置

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JP2708086B2
JP2708086B2 JP5137527A JP13752793A JP2708086B2 JP 2708086 B2 JP2708086 B2 JP 2708086B2 JP 5137527 A JP5137527 A JP 5137527A JP 13752793 A JP13752793 A JP 13752793A JP 2708086 B2 JP2708086 B2 JP 2708086B2
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尚躬 小久保
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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を浄化殺菌する浄水
装置に関するもので、水に空気を混入した流れを発生
し、濾材表面の汚れを効果的に除去するようにした、風
呂、水槽、プール等に適用される浄化濾過装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用または業務用の風呂等は、入浴の
度に汚れや湯垢の浮遊や菌の繁殖が発生するため、湯を
交換したりあるいは浴槽の掃除をすることが必要とな
る。濾過機能をもつ浄水装置においては、水質等によっ
ては分解しきれない汚れ成分が濾材表面に徐々に付着沈
殿し、濾材における生物濾過機能が低下したりさらには
濾材の固着、循環流量不足などを発生することがある。
このため、濾材を定期的に手洗いする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動洗浄方法と
しては、例えば実開平3−97157号公報に示される
ように、これを図7を用いて説明すると、水槽10から
循環ポンプ22で吸引した水の流れを電磁弁1、2、
3、4により切替え可能とし、濾過運転の場合は実線で
示す矢印方向に浄化殺菌用に流れを発生し、洗浄運転時
には点線で示す矢印方向に浄化装置6内に流れを発生さ
せ、濾過運転と洗浄運転とを切替えるようにしている。
この方法は、濾過運転時と洗浄運転時とで流れを逆に発
生させるために多数の電磁弁を必要とするため、構成が
複雑になるという問題がある。また、実開平3−679
55号公報に示される洗浄装置は、装置が大掛りで現実
的でなく、濾材の破壊を招きやすいという問題がある。
【0004】本発明における第1の発明は、このような
問題点を解決するためになされたもので、水流に空気を
混入させたバブル流を形成することにより、流れ方向を
変えることなく濾材の汚れの洗浄効果を向上するように
した浄水装置を提供することを目的とする。本発明にお
ける第2の発明は、濾材以外の水循環系に、水流に空気
を混入させたバブル流を循環することにより汚れの除去
効果を向上するようにした浄水装置を提供することを目
的とする。
【0005】また、本発明は、生物的分解、紫外線によ
る殺菌、光触媒による殺菌および脱臭を組合わせること
により、効果的な浄化作用を有する小型化可能な浄水装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(第1の発明) 前記目的を達成するための本発明の第1の発明による浄
水装置は、水を貯蔵する水槽と、殺菌作用を有する紫外
線ランプ、この紫外線ランプの周囲に設けられ、紫外線
の照射により殺菌および脱臭作用を発揮する光励起触
媒、前記光励起触媒の周囲に設けられ、微生物を繁殖さ
せて有機物の分解作用を発揮する多孔質セラミックを有
する浄化装置と、この浄化装置と前記水槽との間に設け
られる空気混入手段と、前記空気混入手段で生成した空
気水混合流を前記水槽に戻すバイパス通路と、前記空気
混入手段と前記浄化装置との間に設けられ、前記浄化装
置と前記バイパス通路とに流れを選択的に切替える切替
弁とを備えたことを特徴とする。
【0007】(第2の発明) 前記目的を達成するための本発明の第2の発明による浄
水装置は、水を貯蔵する水槽と、殺菌作用を有する紫外
線ランプ、この紫外線ランプの周囲に設けられ、紫外線
の照射により殺菌および脱臭作用を発揮する光励起触
媒、前記光励起触媒の周囲に設けられ、微生物を繁殖さ
せて有機物の分解作用を発揮する多孔質セラミックを有
する浄化装置と、前記水槽の吸込口と前記浄化装置の吸
入口とを結ぶ往配管と、この往配管に設けられる空気混
入手段と、前記浄化装置の排出口と前記水槽の吐出口と
を結ぶ復配管と、前記往配管、前記復配管、前記浄化装
置および前記空気混入手段を含む水循環系に水空気混合
流を流す閉回路と前記水槽中の水を外部に排出する開回
路とに選択的に切替え可能な切替弁とを備えたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】前記本発明の構成によると、紫外線ランプの周
囲に主として化学的分解を行う光励起触媒を設け、さら
にその外周側に生物的分解を行う多孔質セラミックを設
ける構造としたため、小型化かつ一体構造化が可能とな
り、小型ながら広範囲の物質からなる汚濁物を分解でき
る。
【0009】前記第1の発明の構成によると、空気混入
手段により循環水中に空気の気泡が混入される場合、水
と空気の混合流により一体型浄化殺菌装置内の酸化浄化
が促進される。バイパス通路に空気水混合流を流すと、
水槽内に泡が発生する。洗浄時は、水と空気の混合流に
より多孔質セラミックが振動されるので、多孔質セラミ
ックに付着した有機物や微生物が洗浄される。
【0010】前記第2の発明の構成によると、前記切替
弁により、前記の閉回路と開回路とに選択的に切替えら
れるため、水循環系全域の汚れの剥離除去を行えるの
で、濾材以外の水循環系の汚れをも効果的に剥離除去
し、水循環系全域の汚れを落とし洗浄効果が大となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1の発明)浴槽の浄水装置に本発明を適用した第1
の実施例を図1〜図3に示す。図1に示すように、浴槽
10の内部の汚濁水を浄化する水浄化システム18は、
一体型浄化殺菌装置20を設けている。一体型浄化殺菌
装置20は吸入口28に入口配管24が連結され第1の
排出口30aに出口配管25が連結され、第2の排出口
30bに出口配管27が連結されている。入口配管24
の上流側端部には、浴槽10に溜められる水に浸漬され
る位置に吸込口14が形成され、入口配管24の途中に
は水を汲み上げる循環ポンプ22、循環水中に空気を混
入するエゼクタ29、水の流れを切替える三方電磁弁3
1が取付けられている。一方、出口配管26の下流側端
部には、浴槽10に溜められる水に浸漬される位置に吹
出口16が形成されている。
【0012】前記の一体型浄化殺菌装置20の具体的な
構成は次のとおりである。円筒状の金属容器32の内部
には、その中心軸位置に紫外線ランプ34が配置され、
その外周部に一定の厚さをもつ円筒状の第1濾材36が
配置され、さらにこの第1濾材36を取り囲むように
球状の第2濾材38が円筒状空間に多数設けられてい
る。
【0013】紫外線ランプ34は、軸方向に延び、その
外周部が有底円筒状の遮蔽体40で覆われている。遮蔽
体40は、例えば石英管、樹脂管等からなり、紫外線を
透過しかつ水を遮断する構造になっている。遮蔽体40
の外周部は水を流通させるための空間部42が形成され
ている。第1濾材36は、円筒状に形成されるもので、
紫外線ランプ34の外周位置に配置されている。第1濾
材36は、ハニカム状のセラミック構造体の表面にTi
O2 、ZnO、ZnS等の光触媒を担持している。セラ
ミック構造体は、約1μm以下の孔径をもつ孔が多数形
成されたものである。本発明としては、このセラミック
構造体に代えて活性炭を用いても良い。このセラミック
構造体、活性炭等に担持される光触媒により、水中の臭
い成分、無機塩他の分子径の小さい物質を主に吸着分解
する。
【0014】第2濾材38は、多孔質セラミックボール
からなり、この第2濾材38が外筒52とその内側の前
記支持体46の間に充填されている。外筒52の外壁は
金属容器32の内壁に密着固定されている。第2濾材3
8は、多孔質セラミックボールを充填したもので、多孔
質セラミックボールの表面に微生物を付着繁殖させ、こ
の微生物によって水中の湯垢、ぬめり等の有機物を主に
生物的処理して分解する。
【0015】一体型浄化殺菌装置20には、オーバーフ
ロー電磁弁70の開によりオーバーフロー口68より水
をオーバーフローさせることができるようになってい
る。エゼクタ29は、図2に示すように、空気電磁弁5
0の切替により空気吸引口56より空気を吸引し、水吸
口52より水を吸引し、吐出口54より水と空気の混
合流を吐出する。水吸口52より取入れられた水は、
ノズル58より通路62内に流出し、このときディフュ
ーザ60に発生する負圧により空気吸引口56より空気
を吸引し、水と空気の混合流を吐出口54より吐出す
る。これにより水吸口52より吸込まれる水量Aと空
気吸引口56より吸引される空気量Bの混合量A+Bの
空気混合流が吐出される。水流量と空気吸引量の関係
は、例えば図5に示す通りである。
【0016】次に、空気電磁弁50、オーバーフロー電
磁弁70およびバイパス電磁弁31を駆動する電気回路
を図3に基づいて説明する。図3において、電源64、
運転スイッチ66、洗浄スイッチ72、バブルスイッチ
74、洗浄リレー76、バブルリレー78、空気電磁弁
50、オーバーフロー電磁弁70、バイパス電磁弁31
が設けられている。洗浄スイッチ72がオンになると、
洗浄リレー76がオンとなって空気電磁弁50およびオ
ーバーフロー電磁弁70がオンになる。また、バブルス
イッチ74がオンになるとバブルリレー78がオンにな
り、バイパス電磁弁31がオンとなって水流をバイパス
通路41に切替える。
【0017】次に、浴槽10中の汚水の浄化作用につい
て説明する。吸入口14から入口配管24にポンプ22
により汲み上げられた水は、吸入口28から金属容器3
2の内部に流入し、第2濾材38に湯垢、ぬめり等の比
較的分子径の大きい有機物が吸着され、第2濾材38に
付着繁殖している微生物により有機物が分解される。第
2濾材38の隙間をさらに中心側に向かって流れる水
は、支持体46を透過し第1濾材36に臭い成分、無機
塩その他の分子径の小さな物質が吸着される。第1濾材
36では紫外線照射により励起した光触媒により吸着物
の分解が行われる。
【0018】また紫外線ランプ34から照射される紫外
線は、第1濾材36の光触媒を励起させると同時に、第
1濾材36によって第2濾材38への透過が遮蔽され
る。すなわち、第1濾材36の厚み方向の光触媒により
径方向に次第に紫外線の透過量が減少され、径外方向最
外部の支持体46の位置で径外方向への紫外線が完全に
遮断される。これにより、第2濾材38への紫外線の照
射が防止されるので、第2濾材38で繁殖した微生物の
殺菌が防止される。
【0019】第1濾材36から径内側に向かう水は、空
間部42、排出口30a、出口配管25、26および吹
出口16を経由して浴槽10に還流される。本実施例の
浄水装置は、空気電磁弁50、オーバーフロー電磁弁7
0およびバイパス電磁弁31の切替により表1に示すよ
うに濾過モード、バブルモード、洗浄モードの3種の運
転モードに切替られる。なお、図1において実線矢印は
濾過モードを示し、破線矢印は洗浄モードを示し一点鎖
線矢印はバブルモードを示す。
【0020】
【表1】
【0021】 濾過モード時、空気電磁弁50、オー
バーフロー電磁弁70およびバイパス電磁弁31のすべ
ての弁をオフにする。すなわち上述の如く空気を含まな
い水流が吸入口28から流入し、上述の濾過浄化作用を
行なう。 バブルモード時、空気電磁弁50およびバイパス電
磁弁31をオンにし、オーバーフロー電磁弁70をオフ
にする。これによりエゼクタ29で空気を混入された水
と空気の混合流がバイパス電磁弁31よりバイパス通路
41を通って出口配管26に流入し、吹出口16より浴
槽19の水中にバブル流が流出される。これにより浴槽
10内での快適な入浴ができる。
【0022】 洗浄モード時、空気電磁弁50および
オーバーフロー電磁弁70をオンにし、バイパス電磁弁
31をオフにする。すなわち空気と水の混合流が吸引口
28から流入し、第1濾材36、第2濾材38の汚れを
洗浄する。例えばタイマにより「洗浄」を表示し、手動
で洗浄運転をさせることにより、濾材周囲に空気水混合
流を流すと、空気混合による流量の大幅増と気泡の表面
張力により汚れを効果的に流し落とすことができる。こ
のときの空気混合流による洗浄効果は、実験によると図
5に示すように、従来の水流のみの洗浄に対する洗浄効
果よりも大幅に向上することが実験結果より判明した。
【0023】次に、空気電磁弁50、バイパス電磁弁3
1およびオーバ−フロー電磁弁70の制御フローの例を
図4に示す。まず、ステップ80において、運転スイッ
チ66がオンであるとき、ステップ81に進み循環ポン
プ22をオンにする。 濾過モード時、ステップ82
においてバブルスイッチ74がオフであるときステップ
83に進み、バイパス電磁弁31をオフにする。このと
き通常の濾過モードとなる。 バブルモード時、ステ
ップ82においてバブルスイッチ74がオンであると判
断されると、ステップ84に進み、バイパス電磁弁31
をオンにする。これにより空気と水の混合流が吹出口1
6から吹出される。 洗浄モード時、ステップ81か
らステップ85に進むと、洗浄スイッチ72がオンであ
るか否かを判別し、オンであればステップ86に進み、
空気電磁弁50およびオーバーフロー電磁弁70をオン
にし、次いでステップ87に進み、洗浄リレー76のオ
ン後の時刻tが設定時間T以上であるか否かを判別し、
時刻tが設定時間T未満であれば、ステップ86に進
み、空気電磁弁50およびオーバーフロー電磁弁70を
オンし、水と空気の混合流を吸入口28から浄化装置2
0内に取込み、濾材の洗浄を行なう。これにより、洗浄
時、時間Tの期間洗浄が継続される。時刻tが設定時間
T以上になると、ステップ88に進み空気電磁弁50と
オーバーフロー電磁弁70をともにオフにする。
【0024】次に、洗浄モード時の実験データを図5に
示す。図5に示す濾材汚れの除去実験データによると、
水流のみによる洗浄効果と空気水混合流による洗浄効果
を対比すると、空気水混合流による洗浄効果が水流のみ
による洗浄効果に比べ相対的に大幅に向上していること
が判る。次に、本発明の第2の実施例を図6に示す。
【0025】この第2の実施例は、循環水路中に風呂加
熱器90を設けた例である。浄化装置20の入口側にエ
ゼクタ29を設け、浄化装置20の出口側に三方電磁弁
92を設けている。三方電磁弁92は、排水口94側に
切替えるかあるいは浴槽10に戻す側に切替えるかの選
択切替を行なう弁である。三方電磁弁92の出口側とポ
ンプ22との間に風呂加熱器90が設けられている。風
呂加熱器90は、浴水の一部を取出してこれを加熱し、
浴水温度を上昇するものである。切替弁96はポンプ2
2の出口側の水流を浴槽10とエゼクタ29とに選択的
に切替える。図6中、点線矢印は洗浄運転時の水の流れ
を示し、実線矢印は濾過運転時を示す。浄化装置20の
内部の水の流れは一方向のみで、出口側の三方電磁弁9
2を選択切替えすることにより洗浄運転時は点線矢印に
示すように排水口94に水を流し、浄化運転時は実線で
示すように風呂加熱器90に水を導く。洗浄運転時、空
気電磁弁50をオンすることにより、エゼクタ29を流
れる水流中に空気を混合し、得られた空気水流を浄化装
置20中を図6で下から上へと効率よく流し、高い洗浄
効果を与える。
【0026】(第2の発明)本発明の第3の実施例を図
8、図9および図10に示す。第2の発明では、空気を
混入した水空気混合流を水循環系全域にわたり循環させ
ることで配管内の洗浄を行うようにした浄水装置であ
る。一般に、汚れの付着は、濾材に限らず、配管、切替
え弁等の全ての水循環系に発生しやすい。特に濾材の入
り口側に位置する循環路内においては、菌類の繁殖が起
こりやすく、配管の閉塞等の不具合がよく発生する。こ
のため流量の減少、ヒ−タ−の空炊き、浄化性能の顕著
な低下などの問題が発生する。この問題に対して従来の
有効な提案はなされておらず、定期的なブラッシングに
よる清掃、酸素系洗浄剤による汚れ除去などを行ってい
るのが実情であった。
【0027】この問題解決のため、第2の発明の第3の
実施例では、次のように構成される。浄化殺菌装置20
の吸入口28の入口側に空気電磁弁50およびエゼクタ
29を設け、循環ポンプ22の作動により水流を発生さ
せ、浴槽10の吸込口14から水を吸入して浴槽10内
の水を循環する。 ここで、エゼクタ29は自給式ポン
プで、本体内下部に位置することによりエア溜りを生ず
ることなく気泡流の循環を行う。浄化システム18と浴
槽10とは水流の往路を形成する往配管101と水流の
復路を形成する復配管102とにより接続され、浴槽1
0内に浴槽ユニット104が設けられている。
【0028】浴槽ユニット104は、内部に直流サ−ボ
モ−タ108により切替えられる三方弁106と三方弁
107を有している。三方弁106は、c−d、c−f
の切替が可能であり、三方弁107は、a−b、e−b
の切替が可能である。後述するように、三方弁106と
三方弁107の選択的な切換により循環流路を切替えて
各種の運転モ−ドの変更が行える。
【0029】また、三方弁106のd開口部に形成され
る吐出口16には、図8に点線で示されるホ−ス110
を接続可能になっており、このホ−ス110を接続する
ことで洗浄モ−ド実施時に水を浴槽10の外部に排出で
きる。このホ−ス110は、例えば、軟質塩化ビニ−ル
等の材料からなる。更に、一方の三方弁106の切替え
位置が決まると、他方の三方弁107の切替え位置が決
まるようにリンク機構112がサ−ボモ−タ108と三
方弁106とを連結している。
【0030】次に、この第3実施例の運転モ−ドの作動
について説明する。図10に示す制御フロ−に従い、三
方弁106、107および空気電磁弁50ならびに循環
ポンプ22が制御される。すなわち、洗浄モ−ド時、白
抜き矢印aモ−ドに示すように、流路が形成される。図
10に示すステップ120において、三方弁106のc
−d、三方弁107のa−bに切替わり、ステップ12
1に示すように、循環ポンプ22と空気電磁弁50がオ
ンする。水流は、吸込口14、三方弁107のa−b、
往配管101、循環ポンプ22、エゼクタ29、金属容
器32、復配管102、三方弁106のc−d、吐出口
16およびホ−ス110と循環して排水される。このと
き、空気電磁弁50およびエゼクタ29の作動によって
空気を混合した気泡流が形成され、エゼクタ29の出口
側の配管内すなわち金属容器32、復配管102、三方
弁107のc−d内の洗浄が行われる。次に、ステップ
122では、このaモ−ドが2分経過したのち、ステッ
プ123に示すようにbモ−ドに切替える。bモ−ドで
は、三方弁106のc−fおよび三方弁107のe−b
を連通し、水循環流路を閉流路とする。すなわち、水流
は、循環ポンプ22、エゼクタ29、金属容器32、復
配管102、三方弁106のc−f、三方弁107のe
−bと循環する。これにより、三方弁106のc−fお
よび三方弁107のe−b、循環ポンプ22およびエゼ
クタ29にわたる配管路内の洗浄を行う。bモ−ド時、
エゼクタ29のノズル内を気泡流が通過し、エゼクタ性
能は低下するが、あらかじめ、aモ−ド運転を行ってい
るので、洗浄に必要な空気流量は常に配管内に確保され
ている。このため洗浄性能に問題はない。このbモ−ド
は、ステップ124に示すように2分間継続し、2分経
過後ステップ125に示すように三方弁106および三
方弁107をaモ−ドに切替える。再度aモ−ドに切替
えを行うのは、配管経路内の汚れをすべて外部に排出
し、運転を終了するためである。このaモ−ドに切替え
たのち2分経過すると、ステップ126からステップ1
27に進み、循環ポンプ22および空気電磁弁50をオ
フにする。
【0031】上記第3の実施例によると、水循環系内の
すべての部分に気泡流を循環させるため、配管内の汚れ
の剥離、除去性能が大幅に向上するので、汚れ付着に伴
う不具合の発生を未然に確実に防止することができる。
通常の濾過モ−ド時、図9に示すように矢印方向に水流
の循環経路が形成される。この濾過モ−ドについては、
三方弁106のc−d、三方弁107のa−bに切替え
る。この濾過モ−ドにおいては水流は図9に示す矢印方
向に流れ、浴槽10内の水の汚れを浄化殺菌装置20に
おいて前記第1実施例で説明したごとく浄化する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浄水装置
によれば、有機物の分解作用を有する多孔質セラミック
と、殺菌および脱臭作用を有する光励起触媒と、この光
励起触媒を励起させるための殺菌作用を有する紫外線ラ
ンプとが一体構造で形成される構成をもつから、濾過
時、有機物、無機物等のあらゆる汚濁物をコンパクトな
装置で完全に除去できるという効果がある。
【0033】本発明における第1の発明の浄水装置によ
ると、簡単な構成で空気水混合流が得られ、この得られ
た空気水混合流を濾材周囲に与えることにより経済的で
効果的な濾材の洗浄を実施することができるという効果
がある。このため、定期的な手洗い洗浄等のメンテナン
スが不要となる。さらには切替弁の作動により風呂でバ
ブル湯が得られ、快適な入浴ができるという効果もあ
る。
【0034】本発明における第2の発明による浄水装置
によると、浄化殺菌装置の濾材以外の水循環系統の水循
環系全域にわたり空気を混入した気泡流を循環させるた
め、すべての水循環系全域にわたり汚れの付着を剥離
し、汚れ除去機能が大幅に増大するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の浄化システムを示す概
略構成図である。
【図2】図1に示すエゼクタの断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の電気回路を示す回路図
である。
【図4】本発明の浄水装置の各運転モードにおける電磁
弁の作動状態を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例による浄水装置の空気水
混合流と水流のみとによる濾材汚れ除去率を示す特性図
である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す循環水回路を示す
回路図である。
【図7】従来例を示す循環水回路を示す回路図である。
【図8】本発明の第3の実施例の浄化システムを示す概
略構成図である。
【図9】本発明の第3の実施例の浄化システムの濾過モ
−ドの水流を示す概略構成図である。
【図10】本発明の第3の実施例の各種機器の切替え制
御フロ−を示すフロ−チャ−ト図である。
【符号の説明】
10 浴槽(水槽) 14 吸込口 16 吐出口 20 浄化装置 22 循環ポンプ 24 入口配管 26 出口配管 28 吸入口 29 エゼクタ(空気混入手段) 30c 排出口 31 バイパス電磁弁(切替弁) 34 紫外線ランプ 36 第1濾材(光励起触媒) 38 第2濾材(多孔質セラミック) 40 遮蔽体 41 バイパス通路 50 空気電磁弁 70 オーバーフロー電磁弁 101 往配管 102 復配管 104 浴槽ユニット 106 三方弁(切替弁) 107 三方弁(切替弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E03C 1/24 E03C 1/24 B E04H 4/12 E04H 3/20 B (72)発明者 大坪 寿弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−123699(JP,A) 特開 平2−86892(JP,A) 実開 平3−41569(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を貯蔵する水槽と、 殺菌作用を有する紫外線ランプ、この紫外線ランプの周
    囲に設けられ、紫外線の照射により殺菌および脱臭作用
    を発揮する光励起触媒、前記光励起触媒の周囲に設けら
    れ、微生物を繁殖させて有機物の分解作用を発揮する多
    孔質セラミックを有する浄化装置と、この浄化装置と前記水槽との間に設けられる 空気混入手
    段と、 前記空気混入手段で生成した空気水混合流を前記水槽に
    戻すバイパス通路と、 前記空気混入手段と前記浄化装置との間に設けられ、前
    記浄化装置と前記バイパス通路とに流れを選択的に切替
    える切替弁とを備えたことを特徴とする浄水装置。
  2. 【請求項2】 水を貯蔵する水槽と、 殺菌作用を有する紫外線ランプ、この紫外線ランプの周
    囲に設けられ、紫外線の照射により殺菌および脱臭作用
    を発揮する光励起触媒、前記光励起触媒の周囲に設けら
    れ、微生物を繁殖させて有機物の分解作用を発揮する多
    孔質セラミックを有する浄化装置と、 前記水槽の吸込口と前記浄化装置の吸入口とを結ぶ往配
    管と、この 往配管に設けられる空気混入手段と、 前記浄化装置の排出口と前記水槽の吐出口とを結ぶ復配
    管と、 前記往配管、前記復配管、前記浄化装置および前記空気
    混入手段を含む水循環系に水空気混合流を流す閉回路と
    前記水槽中の水を外部に排出する開回路とに選択的に切
    替え可能な切替弁とを備えたことを特徴とする浄水装
    置。
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