JP2707970B2 - 不揮発性半導体記憶装置の消去方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の消去方法

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erasing
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不揮発性半導体記憶装置
に係わり、特に電気的にその内容を消去することが可能
な不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置であるフラッシ
ュメモリにより従来の技術を説明する。フラッシュメモ
リでは、紫外線を照射することにより記憶した情報の内
容を消去する紫外線消去型EPROMと違って、外部か
らコマンドを入力して、記憶した情報の内容を電気的に
消去することが可能となっている。通常用いられている
NOR型フラッシュメモリの書き込み方式および消去方
式について説明する。書き込みの際には、ドレインに書
き込み電圧を与え、ソースは接地する。この電界により
加速されて発生したホットエレクトロンは、制御ゲート
に加えた高電圧により浮遊ゲートに注入され、メモリセ
ルの閾値電圧は上昇する。消去の際には、ソースにより
高電圧を加えて浮遊ゲートとの間に高電界を発生させ
て、ファウラー−ノルドハイム・トンネリングにより浮
遊ゲートに存在する電子を引き抜く。この場合、浮遊ゲ
ートから電子が無くなるため、メモリセルの閾値電圧は
下降する。メモリセルの閾値電圧が高いほうが書き込み
セル(情報“0”に対応)、メモリセルの閾値電圧が低
いほうが消去セル(情報“1”に対応)になる。
【0003】フラッシュメモリを消去する場合、メモリ
セルの閾値電圧が0V以下になるまで消去してしまう過
消去に注意する必要がある。メモリセルの閾値電圧が0
V以下になったとき、メモリセルはデプレッション状態
であると呼ぶ。メモリセルがデプレッション状態になる
と、そのメモリセルには選択時のみならず、非選択時に
も導通電流が流れる。よって、そのメモリセルとビット
線を共有する全てのメモリセルに対して、非選択リーク
による誤読み出しの危険性が存在する。
【0004】図2に非選択リークによる誤読み出しの原
理を示す。図2において、メモリ9,10,11にビッ
ト線13,ワード線12が接続され、ビット線13には
バイアス回路6が接続されている。バイアス回路6に
は、負荷Pチャネル・エンハンスメント型MOSトラン
ジスタ5および差動増幅器8が接続され、差動増幅器8
にはリファレンス入力生成回路7が接続されている。V
CCは、外部電源を示す。
【0005】図2において、メモリセル9はデプレッシ
ョン状態で、メモリセル9とビット線13を共有するメ
モリセル11は書き込みセルとする。各ワード線12に
非選択入力信号(0V)14,選択入力信号(5V)1
5を入力し、メモリセル11を選択して読み出す場合、
メモリセル9を通して導通電流が流れるので、メモリセ
ル11は消去セルと間違って判断されてしまう。消去動
作を行う場合にも、このように誤読み出しが起こって、
消去されていないにもかかわらず消去されていると判断
されて、消去動作を止めてしまう場合が存在する。ま
た、デプレッション状態となったメモリセル9とビット
線13を共有する全てのメモリセルについては、非選択
リークによる書き込み不良の危険性が存在する。
【0006】図3に非選択リークによる書き込み不良の
原理を示す。図3において、メモリセル18はデプレッ
ション状態で、メモリセル18とビット線17を共有す
るメモリセル20を選択して“0”書き込みを行うもの
とする。書き込み回路16からドレインに高電圧を発生
しても、メモリセル18を通して導通電流が流れるの
で、メモリセル20のドレイン電圧は降下して、メモリ
セル20の書き込みが行われないおそれがある。
【0007】過消去を避けるためには、消去時間を細か
く分割する必要がある。ある単位時間の幅を持つ消去パ
ルス電圧を発生して、消去したいメモリセルのソースに
印加することで、メモリセルの閾値電圧を下げる消去動
作を行った後、その都度そのメモリセルのデータを読み
出して、ある基準電圧よりも低いかどうかを判断して消
去確認動作を行う過程を繰り返すわけである。この消去
確認動作を消去ベリファイ動作と呼ぶ。フラッシュメモ
リでは、この一連の動作過程をチップ内部で自動的に行
うコマンドが用意されている。このコマンドを自動消去
コマンドと呼び、このコマンドに応答してチップ内部で
行われる動作の流れを自動消去ルーチンと呼ぶ。
【0008】自動消去ルーチンの第1の従来例を図4に
示す。まず、消去したい部分に存在する全てのメモリセ
ルについて、消去する前に“0”書き込み動作を行う
(ステップS1)。この動作を消去前書き込みと呼ぶ。
消去したい部分のメモリセルの中には、記憶していた情
報により、消去セルも存在すれば書き込みセルも存在す
るので、その閾値電圧には著しい差があらかじめ生じて
いる。一般に、メモリセルに書き込み動作を行うと、最
初のうちはメモリセルの閾値電圧は時間と共に上昇して
いくが、その上昇に従ってチャネルと浮遊ゲートとの電
界が弱まるので、書き込み時間が経過するにつれて閾値
電圧は飽和しはじめる。消去前書き込みを行うことによ
り、消去セルの閾値電圧は上昇して書き込みセルとなる
が、書き込みセルの閾値電圧はこの閾値電圧の上限に制
限される。よって、消去したい部分のメモリセルの閾値
電圧を消去前にあらかじめある一定範囲内に抑えること
もできる。
【0009】メモリセルに書き込む場合にも、消去の場
合と同じく、書き込み時間を細かく分割している。ある
単位時間の幅を持つ書き込みパルス電圧をドレインやゲ
ートに印加して、メモリセルの閾値電圧を上げる書き込
み動作を行った後、その都度そのメモリセルのデータを
読み出して、ある基準電圧よりも高いかどうかを判断し
て書き込み確認を行っている(ステップS2)。この書
き込み確認動作を書き込みベリファイ動作と呼ぶ。書き
込みベリファイにフェイルすれば、書き込み時間(この
値は書き込みパルス幅と書き込みパルス回数との積で与
えられる)が、ある与えられた限界値を越えていないか
を判断し(ステップS3)、越えていない場合には再度
消去前書き込みを行う。書き込み時間がある与えられた
限界値を越えている場合には、そのチップは消去前書き
込み不良品とみなして、全体の自動消去ルーチンを止め
る。
【0010】書き込みベリファイにパスすれば、消去前
書き込みを終了して、消去に移る。消去の際、先に述べ
たように、消去時間を分割して、ある単位時間の幅を持
つ消去パルスを印加する(ステップS4)ごとに、消去
ベリファイを行っている(ステップS5)。消去ベリフ
ァイにフェイルすれば、消去時間(この値は消去パルス
幅と消去パルス回数との積で与えられる)がある与えら
れた限界値を越えていないかを判断し(ステップS
6)、越えていない場合には再度消去動作を行う。消去
時間がある与えられた限界値を越えている場合には、そ
のチップは消去不良品とみなして、全体の自動消去ルー
チンを止める。消去ベリファイにパスすれば、全体の自
動消去ルーチンを終了して、そのチップは消去にパスし
たとみなす。
【0011】自動消去ルーチンの第2の従来例を図5に
示す。この消去ルーチンでも、第1の従来例と同様に、
消去前書き込みを行う(ステップS1)。書き込みベリ
ファイ(ステップS2)にフェイルすれば、書き込み時
間がある与えられた限界値を越えていないかを判断し
(ステップS3)、越えていない場合には再度消去前書
き込みを行う。書き込み時間がある与えられた限界値を
越えている場合には、そのチップは消去前書き込み不良
品とみなして、全体の自動消去ルーチンを止める。書き
込みベリファイにパスし消去前書き込みを終えると、消
去したい部分のメモリセルがデプレッション状態になる
まで消去パルスを適当な時間印加する(ステップS
4)。メモリセルを消去すると、最初のうちはメモリセ
ルの閾値電圧は時間と共に下降していくが、それに従っ
てソースと浮遊ゲートとの電界が弱まるので、消去した
いメモリセルがすべてデプレッション状態になるころに
は、閾電圧は飽和しはじめる。この結果、消去したい部
分のメモリセルの閾値電圧のばらつきはある一定範囲内
に抑えることができる。
【0012】この動作の後、適当な時間、全ワード線に
適当な正の高電圧を加える動作や全ビット線に適当な正
の高電圧を加える動作を行う(ステップS5)。全ワー
ド線に適当な正の高電圧を加える動作では、制御ゲート
に正の高電圧を加え、ソースを接地状態(ドレインは浮
遊状態にするので、ドレインはチャネルと共に接地状態
と考えてよい)にすることにより、浮遊ゲートとチャネ
ルとの間に高電界を発生させ、チャネルに存在する電子
がファウラー−ノードハイム・トンネリングにより浮遊
ゲートに注入され、消去セルの閾値電圧は上昇する。こ
の動作を行うと、上昇させる前のメモリセルの閾値電圧
の値によって、閾値電圧の上昇幅が異なる。メモリセル
の閾値電圧が低い場合には、メモリセルの閾値電圧が高
い場合に比べて、メモリセルの閾値電圧の上昇幅が大き
いことが文献(IEDM’92Technical D
igests,pp.607−610)で報告されてい
る。メモリセルの閾値電圧のばらつきは、以上の動作に
よって更に縮まるので、全体として消去セルの閾値電圧
のばらつきが抑えられる。その結果として、消去セルの
デプレッション不良を防ぐ効果があり、また導通電流を
多く確保でき高速動作を可能とする。
【0013】全ビット線に適当な正の高電圧を加える動
作では、ドレインに正の高電圧を加え、制御ゲートとソ
ースを接地状態にする。ドレインとソース間に存在する
電界により、ホットキャリア(電子正孔対)が発生す
る。メモリセルの閾値電圧が、浮遊ゲートに電荷がない
ときの閾値電圧よりも高い場合には、チャネルから浮遊
ゲート方向に電界が発生するので、発生したホットキャ
リアのうちの正孔が浮遊ゲートに注入される。メモリセ
ルの閾値電圧が、浮遊ゲートに電荷がないときの閾値電
圧よりも低い場合には、逆に浮遊ゲートからチャネル方
向に電界が発生するので、電子が浮遊ゲートに注入れ
る。メモリセルがデプレッション状態のときには、電子
が浮遊ゲートに注入されるので、消去セルの閾値電圧は
上昇する。この動作は、メモリセルの閾値電圧を、浮遊
ゲートに電荷がないときの閾値電圧に収束させる効果が
あるので、全体として消去セルの閾値電圧のばらつきが
抑えられる。その結果として、消去セルのデプレッショ
ン不良を防ぐ効果があり、また導通電流を多く確保でき
高速動作を可能とする。この動作については、文献(I
EDM’91 Technical Digest,p
p.307−310)に詳しく述べられている。
【0014】こうした動作を行うことにより消去セルの
閾値電圧を引き上げた後に、セルの閾値電圧下限チェッ
ク動作を行う(ステップS6)。セルの閾値電圧下限チ
ェック動作は、メモリセルの全ワード線に適当な電圧
(いま、V1 とするが、通常0V近辺である)を加えて
ビット線からメモリセルの情報を読み出すことで、読み
出したビット線につながる全メモリセルの閾値電圧がV
1 以上であるかどうかを判定する。消去セルの閾値電圧
がV1 未満であると、図3に説明したように非線形リー
クによる書き込み不良の危険性があるからである。そし
て、セルの閾値電圧下限チェック動作にパスするまで、
消去セルの閾値電圧を引き上げる動作を行う。セルの閾
値電圧下限チェック動作にパスすると、消去ベリファイ
動作を行う(ステップS7)。消去ベリファイ動作にパ
スすると、全体の自動消去動作ルーチンを終了して、そ
のチップは消去に成功したとみなす。消去ベリファイ動
作にフェイルすると、そのチップは消去不良品とみなし
て、全体の自動消去ルーチンを止める。
【0015】この消去ルーチンのうち、点線で囲まれた
24の部分は、存在しない場合がある。この場合には、
消去前書き込みの部分を省略している。デプレッション
状態になるまでメモリセルを過消化すると、消去したい
部分のメモリセルの閾値電圧のばらつきはある一定範囲
内に抑えることができるので、消去前に消去したい部分
のメモリセルの閾値電圧のばらつきを抑える動作(消去
前書き込みを指す)を行わず、全体の自動消去にかかる
時間を短縮したものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】自動消去ルーチンの第
1の従来例では、消去ベリファイ動作時に、デプレッシ
ョン状態となったメモリセルが存在する場合、デプレッ
ション状態となったメモリセルとビット線を共有する全
メモリセルは消去が完了したものとみなされる。この場
合、メモリセルが正しく消去されていないにもかかわら
ず、デバイス側では消去不良として検出できない。その
ため、セルの閾値電圧下限チェック動作を行わない限
り、デプレッション不良を検出できず、書き込み不良お
よび誤読み出しを招くおそれがあった。
【0017】自動消去ルーチンの第2の従来例では、デ
プレッション状態になるまでメモリセルを過消去した後
に、全ワード線に適当な正の高電圧を加える動作や全ビ
ット線に適当な正の高電圧を加える動作を行うことで、
消去セルの閾値電圧のばらつきが抑えられて、消去セル
のデプレッション不良を防ぐことができる。しかし、自
動消去にかかる時間は、メモリセルの閾値電圧のばらつ
きいかんにかかわらず、デプレッション状態になるまで
メモリセルを過消去し、全ワード線に適当な正の高電圧
を加える動作や全ビット線に適当な正の高電圧を加える
動作を行う分だけ増加する。全ワード線に適当な高電圧
を加える動作や全ビット線に適当な高電圧を加える動作
は、消去そのものの動作に比べて時間がかかるので、自
動消去にかかる時間が大幅に増加してしまうという問題
点が存在する。
【0018】本発明の目的は、消去時のデプレッション
不良セルを検出し、なおかつ従来の自動消去ルーチンほ
ど自動消去に時間をかけることなく、デプレッション不
良セルを救済可能とする不揮発性半導体記憶装置の消去
方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気的にその
内容を消去することが可能な不揮発性半導体記憶装置の
消去方法において、(a)消去したい複数個のメモリセ
ルを消去する前に、書き込みサイクルの間に書き込み動
作を行うステップと、(b)前記メモリセルのデータを
読み取り、前記メモリセル全ての閾値電圧が第一の基準
電圧よりも高いかどうかを判断して前記メモリセル全て
が書き込まれているかどうかを確認するステップと、
(c)ステップ(b)において前記メモリセル全てが書
き込まれていない場合に、前記書き込みサイクルの持続
時間を増分し、累計された前記書き込み時間がある定め
られた時間よりも長いかどうかを判断し、その際に長い
と判断すると書き込み不良品とみなして書き込み動作を
止め、短いと判断すると前記メモリセル全てが書き込ま
れるまでステップ(a)〜(c)を繰り返すステップ
と、(d)前記メモリセル全てを消去サイクルの間に消
去動作を行うステップと、(e)前記メモリセルのデー
タを読み取り、前記メモリセル全ての閾値電圧が第二の
基準電圧よりも低いかどうかを判断して前記メモリセル
全てが消去されているかどうかを確認するステップと、
(f)ステップ(e)において前記メモリセル全てが消
去されていない場合に、前記消去サイクルの持続時間を
増分し、累計された消去時間がある定められた時間より
も長いかどうかを判断し、その際に長いと判断すると消
去不良品とみなして消去動作を止め、短いと判断すると
前記メモリセル全てが消去されるまでステップ(d)〜
(f)を繰り返すステップと、(g)消去された前記メ
モリセルの閾値電圧が第三の基準電圧よりも高いかどう
かを判定するステップと、(h)ステップ(g)におい
て前記メモリセル全ての閾値電圧が第三の基準電圧より
も高い場合には、消去成功とみなして全体の動作を終え
るステップと、(i)ステップ(g)において前記メモ
リセル全ての閾値電圧が第三の基準電圧よりも高くない
場合には、前記メモリセル全てを適当な時間消去動作を
行うステップと、(j)全ワード線に適当な正の高電圧
を加えることや全ビット線に適当な正の高電圧を加える
ことにより、前記メモリセル全ての閾値電圧を引き上げ
るステップと、(k)前記メモリセルの閾値電圧が第三
の基準電圧よりも高いかどうかを判定し、その際に前記
メモリセルの閾値電圧が第三の基準電圧よりも低い場合
には、ステップ(j),(k)を繰り返すことによっ
て、前記メモリセル全ての閾値電圧が第三の基準電圧よ
りも高くなるまで前記メモリセル全ての閾値電圧を引き
上げるステップと、(l)前記メモリセルのデータを読
み取り、前記メモリセル全ての閾値電圧が第二の基準電
圧よりも低いかどうかを判断し、その際に前記メモリセ
ル全ての閾値電圧が第二の基準電圧よりも低い場合に
は、消去成功とみなして全体の動作を終え、前記メモリ
セル全ての閾値電圧が第二の基準電圧よりも低くない場
合には、消去不良品とみなして消去動作を止めるステッ
プと、を含むことを特徴とする。
【0020】
【作用】電気的に消去可能な不揮発性半導体記憶装置に
おいて、消去時間を大幅に増大せずに、デプレッション
不良セルを救済し、かつ消去セルの閾値電圧のばらつき
を抑制する。このためには、消去時に、消去ベリファイ
動作を行った上でデプレッション不良セルが存在する場
合にのみ、全ワード線に適当な正の高電圧を加える動作
や全ビット線に適当な正の高電圧を加える動作を行うこ
とで、消去時間を大幅に増大せずに、デプレッション不
良セルを救済し、かつ消去セルの閾値電圧のばらつきを
抑制することが可能となる。
【0021】
【実施例】図6は、本発明の消去方法を実施する回路の
構成を示す。この回路は、メモリセルアレイ25に対
し、通常に読み出し動作,書き込み動作,書き込みベリ
ファイ動作,消去動作,消去ベリファイ動作などを行う
ために、必要となる周辺回路、すなわち入力バッファ2
6,アドレスバッファ27,ロウデコーダ28,コラム
デコーダ29,書き込み回路30,センスアンプ31
と、周辺回路を制御する制御回路32と、セルの閾値電
圧下限チェック動作を行うために、全ワード線に適当な
電圧(0V付近の値である)を加えることができるセル
の閾値電圧下限チェック回路33とを備えている。
【0022】図7は、セルの閾値電圧下限チェック回路
33の一例を示す回路図である。図7において、点線で
囲まれた34の部分の回路はロウデコーダであり、点線
で囲まれた35の部分の回路はセルの閾値電圧下限チェ
ック回路である。ロウデコーダ34は、ロウデコーダ前
段回路36と、Pチャネル・エンハンスメント型MOS
トランジスタQ7 およびNチャネル・エンハンスメント
型MOSトランジスタQ8 とから構成されている。ま
た、閾値電圧下限チェック回路35は、Pチャネル・エ
ンハンスメント型MOSトランジスタQ1 ,Q3 ,Q5
およびNチャネル・エンハンスメント型MOSトランジ
スタQ2 ,Q4 ,Q6 から構成されている。VCCは外部
電源、VPPは書き込み用外部電源である。
【0023】このセルの閾値電圧下限チェック回路35
において、セルの閾値電圧下限チェックを行わない通常
時には、制御回路32からの制御入力信号SIG1はロ
ウレベルであり、出力VOUTは接地状態となる。出力
VOUTはロウデコーダ34のNチャネル・エンハンス
メント型MOSトランジスタQ8 のソースとつながって
いるので、非選択のワード線37は接地される。セルの
閾値電圧下限チェックを行うときには、制御入力信号S
IG1はハイレベルであり、セルの閾値電圧下限チェッ
ク回路35の出力VOUTは書き込み用外部電源の電圧
値VPPとなる。セルの閾値電圧下限チェックを行う場合
には、ロウデコーダ34を制御してワード線37を全選
択とすると、全ワード線にVPPを印加するようにでき
る。VPPの値を外部から制御することによって、適当な
電圧条件でセルの閾値電圧下限チェック動作を行うこと
ができる。
【0024】また、図6,図7において、全ワード線に
適当な正の高電圧を加えるときには、ロウデコーダ28
を制御してワード線を全選択、コラムデコーダ29を制
御してビット線を全非選択にする。全ビット線に適当な
正の高電圧を加えるときには、ロウデコーダ28を制御
してワード線を全非選択、コラムデコーダ29を制御し
てビット線を全選択にする。
【0025】このような構成を採用することによって、
消去時のデプレッション不良セルを検出し、なおかつデ
プレッション不良セルを救済することが可能となる。
【0026】以下、不揮発性半導体記憶装置の消去方法
の実施例を説明する。
【0027】図1は、本発明の自動消去ルーチンの第1
の実施例を示したものである。まず、従来の自動消去ル
ーチンと同様に、消去前書き込みを行った(ステップS
1)後に、書き込みベリファイを行う(ステップS
2)。書き込みベリファイにフェイルすれば、書き込み
時間がある与えらえた限界値を越えていないかを判断し
(ステップS3)、越えていない場合には再度消去前書
き込みを行う。書き込み時間がある与えられた限界値を
越えている場合には、そのチップは消去前書き込み不良
品とみなして、全体の自動消去ルーチンを止める。
【0028】書き込みベリファイにパスすれば、消去前
書き込みを終了して、消去に移る。消去の際、消去時間
を分割して、ある単位時間の幅を持つ消去パルスを印加
する(ステップS4)ごとに、消去ベリファイを行って
いる(ステップS5)。消去ベリファイにフェイルすれ
ば、消去時間がある与えられた限界値を越えていないか
を判断し(ステップS6)、越えていない場合には再度
消去動作を行う。消去時間がある与えられた限界値を越
えている場合には、そのチップは消去不良品とみなし
て、全体の自動消去ルーチンを止める。
【0029】消去ベリファイ動作に成功した場合、閾値
電圧下限チェック回路33でセルの閾値電圧下限チェッ
ク動作を行い(ステップS7)、デプレッション状態の
メモリセルの存在を検出する。その結果、自動消去ルー
チンの第1の従来例のように、デプレッション不良セル
が存在するにもかかわらず、消去にパスしたとみなして
消去ルーチンを終了してしまうことがなくなる。そし
て、セルの閾値電圧下限チェック動作にパスした場合に
は、全体の自動消去ルーチンを終了して、そのチップは
消去に成功したとみなす。
【0030】デプレッション不良セルが存在しセルの閾
値電圧下限チェック動作にフェイルした場合には、さら
に適当な時間消去動作を行う。この際に、自動消去ルー
チンの第2の従来例のように、消去セルがデプレッショ
ン状態になるまで消去動作を行う(ステップS8)場合
が考えられる。今後の説明では、消去セルがデプレッシ
ョン状態になるまで消去動作を行うことを前提とする。
【0031】その後、全ワード線に適当な正の高電圧を
加える動作や全ビット線に適当な正の高電圧を加える動
作(ステップS9)を行うことにより、デプレッション
状態の消去セルの閾値電圧を引き上げる。その後、再度
セルの閾値電圧下限チェック動作(ステップS10)を
行う。セルの閾値電圧下限チェック動作にフェイルした
場合には、セルの閾値電圧下限チェック動作にパスする
まで、全ワード線に適当な正の高電圧を加える動作や全
ビット線に適当な正の高電圧を加える動作を行う。従来
の技術の項で説明したように、消去セルの閾値電圧のば
らつきは全体として低減される。
【0032】セルの閾値電圧下限チェック動作にパスし
た場合は、再度消去ベリファイ動作(ステップS11)
を行う。この消去ベリファイ動作にパスした場合、全体
の自動消去ルーチンを終了して、そのチップは消去にパ
スしたとみなす。消去ベリファイ動作にフェイルした場
合、そのチップは消去不良品とみなして、全体の自動消
去ルーチンを止める。
【0033】次に、本発明の自動消去ルーチンの第2の
実施例を説明する。図8は、第2の実施例の自動消去ル
ーチンを示す。この自動消去ルーチンでは、図1のステ
ップS11で示された消去ベリファイ動作にフェイルし
た場合、再度消去セルがデプレッション状態になるまで
消去動作(ステップS8)を行う。消去セルの閾値電圧
のばらつきは、最初に消去した場合に比べて低減されて
いる。そしてまた全ワード線に適当な高電圧を加える動
作や全ビット線に適当な高電圧を加える動作(ステップ
S9)を行うことによって、メモリセルの閾値電圧を上
昇させ、かつ、ばらつきも小さくする。そして最終的に
消去セルの閾値電圧を、セルの閾値電圧下限チェック動
作(ステップS10)にも消去ベリファイ動作(ステッ
プS11)にもパスする範囲内に収まるようにする。消
去ベリファイでフェイルした場合には、ある決められた
繰り返し回数の範囲内でこの過程を繰り返すようにする
(ステップS12)。
【0034】次に、本発明の自動消去ルーチンの第3の
実施例を説明する。図9は、第3の実施例の自動消去ル
ーチンを示す。第3の実施例は、図1のステップS8で
示された消去動作を、第1の実施例から省略したもので
ある。すなわち、ステップS7でセルの閾値電圧下限チ
ェック動作を行い、フェイルした場合には、全ワード線
に適当な正の高電圧を加える動作や全ビット線に適当な
正の高電圧を加える動作(ステップS8)を行う。
【0035】次に、本発明の自動消去ルーチンの第4の
実施例を説明する。図4は、第4の実施例の自動消去ル
ーチンを示す。第4の実施例は、図8の第2の実施例に
おけるステップS8の消去動作を、最初の1回だけ省略
したものである。すなわち、ステップS7でセルの閾値
下限チェックにフェイルした場合、全ワード線に適当な
高電圧を加える動作や全ビット線に適当な高電圧を加え
る動作(ステップS8)を行うことによって、メモリセ
ルの閾値電圧を上昇させ、かつ、ばらつきも小さくす
る。そして最終的に消去セルの閾値電圧を、セルの閾値
電圧下限チェック動作(ステップS9)にも消去ベリフ
ァイ動作(ステップS10)にもパスする範囲内に収ま
るようにする。消去ベリファイでフェイルした場合に
は、消去したい部分のメモリセルがデプレッション状態
になるまで消去パルスを適当な時間印加する(ステップ
S12)。この動作の後、再び、適当な時間、全ワード
線に適当な正の高電圧を加える動作や全ビット線に適当
な正の高電圧を加える動作を行う(ステップS8)。ス
テップS10の消去ベリファイをフェイルした場合に
は、ある決められた繰り返し回数の範囲内でこの過程を
繰り返すようにする(ステップS11)。
【0036】また、自動消去ルーチンの第1,第2,第
3,第4の実施例で、消去前書き込み動作の部分(図1
では点線で囲まれた部分1、図8では部分38、図9で
は部分42、図10では部分45)を省略することがで
きる。
【0037】自動消去ルーチンの第1,第2,第3,第
4の実施例で、全ワード線に適当な正の高電圧を加える
動作によって消去セルの閾値電圧を引き上げた場合に、
消去ベリファイ動作(図1ではステップS11、図8で
はステップS11、図9ではステップS10、図10で
はステップS10)の判定基準を、最初の消去ベリファ
イ動作(図1,図8,図9,図10の各ステップS5)
の判定基準よりも引き上げるようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明の自動消去ルー
チンでは、消去ベリファイ動作を行った上でデプレッシ
ョン不良セルが存在する場合にのみ、全ワード線に適当
な正の高電圧を加える動作や全ビット線に適当な正の高
電圧を加える動作を行うことにより、消去時間を大幅に
増大することなく、デプレッション状態となったメモリ
セルの閾値電圧を引き上げてデプレッション不良セルを
救済し、かつ、消去セルの閾値電圧のばらつきを低減す
ることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性半導体記憶装置の消去方法の
第1の実施例を示すフローチャートである。
【図2】デプレッション状態のメモリセルが存在する場
合の非選択リークによる誤読み出しの原理を示す図であ
る。
【図3】デプレッション状態のメモリセルが存在する場
合の非選択リークによる書き込み不良の原理を示す図で
ある。
【図4】不揮発性半導体記憶装置の消去方法の第1の従
来例を示す図である。
【図5】不揮発性半導体記憶装置の消去方法の第2の従
来例を示す図である。
【図6】本発明を実施する回路の構成を示す図である。
【図7】セルの閾値電圧下限チェック回路の例を示す図
である。
【図8】本発明の不揮発性半導体記憶装置の消去方法の
第2の実施例を示す図である。
【図9】本発明の不揮発性半導体記憶装置の消去方法の
第3の実施例を示す図である。
【図10】本発明の不揮発性半導体記憶装置の消去方法
の第4の実施例を示す図である。
【符号の説明】
5 負荷Pチャネル・エンハンスメント型MOSトラン
ジスタ 6 バイアス回路 7 リファレンス入力生成回路 8 差動増幅器 9 デプレッション状態のメモリセル 10 メモリセル 11 書き込み状態のメモリセル 12 ワード線 13 ビット線 14 非選択入力信号(0V) 15 選択入力信号(5V) 16 書き込み回路 17 ビット線 18 デプレッション状態のメモリセル 19 メモリセル 20 書き込み状態のメモリセル 21 ワード線 22 非選択入力信号(0V) 23 選択入力信号(12V) 25 メモリセルアレイ 26 入力バッファ 27 アドレスバッファ 28 ロウデコーダ 29 コラムデコーダ 30 書き込み回路 31 センスアンプ 32 制御回路 33 セルの閾値電圧下限チェック回路 34 ロウデコーダ 35 セルの閾値電圧下限チェック回路 36 ロウデコーダ前段 37 ワード線 SIG1 セルの閾値電圧下限チェック回路の制御入力
信号 VOUT セルの閾値電圧下限チェック回路の出力信号 Q1 ,Q3 ,Q5 ,Q7 Pチャネル・エンハンスメン
ト型MOSトランジスタ Q2 ,Q4 ,Q6 ,Q8 Nチャネル・エンハンスメン
ト型MOSトランジスタ VCC 外部電源 VPP 書き込み用外部電源

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的にその内容を消去することが可能な
    不揮発性半導体記憶装置の消去方法において、(a)消
    去したい複数個のメモリセルを消去する前に、書き込み
    サイクルの間に書き込み動作を行うステップと、(b)
    前記メモリセルのデータを読み取り、前記メモリセル全
    ての閾値電圧が第一の基準電圧よりも高いかどうかを判
    断して前記メモリセル全てが書き込まれているかどうか
    を確認するステップと、(c)ステップ(b)において
    前記メモリセル全てが書き込まれていない場合に、前記
    書き込みサイクルの持続時間を増分し、累計された前記
    書き込み時間がある定められた時間よりも長いかどうか
    を判断し、その際に長いと判断すると書き込み不良品と
    みなして書き込み動作を止め、短いと判断すると前記メ
    モリセル全てが書き込まれるまでステップ(a)〜
    (c)を繰り返すステップと、(d)前記メモリセル全
    てを消去サイクルの間に消去動作を行うステップと、
    (e)前記メモリセルのデータを読み取り、前記メモリ
    セル全ての閾値電圧が第二の基準電圧よりも低いかどう
    かを判断して前記メモリセル全てが消去されているかど
    うかを確認するステップと、(f)ステップ(e)にお
    いて前記メモリセル全てが消去されていない場合に、前
    記消去サイクルの持続時間を増分し、累計された消去時
    間がある定められた時間よりも長いかどうかを判断し、
    その際に長いと判断すると消去不良品とみなして消去動
    作を止め、短いと判断すると前記メモリセル全てが消去
    されるまでステップ(d)〜(f)を繰り返すステップ
    と、(g)消去された前記メモリセルの閾値電圧が第三
    の基準電圧よりも高いかどうかを判定するステップと、
    (h)ステップ(g)において前記メモリセル全ての閾
    値電圧が第三の基準電圧よりも高い場合には、消去成功
    とみなして全体の動作を終えるステップと、(i)ステ
    ップ(g)において前記メモリセル全ての閾値電圧が第
    三の基準電圧よりも高くない場合には、前記メモリセル
    全てを適当な時間消去動作を行うステップと、(j)全
    ワード線に適当な正の高電圧を加えることや全ビット線
    に適当な正の高電圧を加えることにより、前記メモリセ
    ル全ての閾値電圧を引き上げるステップと、(k)前記
    メモリセルの閾値電圧が第三の基準電圧よりも高いかど
    うかを判定し、その際に前記メモリセルの閾値電圧が第
    三の基準電圧よりも低い場合には、ステップ(j),
    (k)を繰り返すことによって、前記メモリセル全ての
    閾値電圧が第三の基準電圧よりも高くなるまで前記メモ
    リセル全ての閾値電圧を引き上げるステップと、(l)
    前記メモリセルのデータを読み取り、前記メモリセル全
    ての閾値電圧が第二の基準電圧よりも低いかどうかを判
    断し、その際に前記メモリセル全ての閾値電圧が第二の
    基準電圧よりも低い場合には、消去成功とみなして全体
    の動作を終え、前記メモリセル全ての閾値電圧が第二の
    基準電圧よりも低くない場合には、消去不良品とみなし
    て消去動作を止めるステップと、を含むことを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置の消去方法。
  2. 【請求項2】ステップ(l)において、前記メモリセル
    全ての閾値電圧が第二の基準電圧よりも低くない場合
    に、前記メモリセル全ての閾値電圧が第二の基準電圧よ
    りも低くなるまでステップ(i)〜(l)を、ある決め
    られた繰り返し回数の範囲内で繰り返すステップ(m)
    を、さらに含むことを特徴とする請求項1記載の不揮発
    性半導体記憶装置の消去方法。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルに対して初めて消去を行
    う場合にはステップ(i)を省略することを特徴とする
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の消去方法。
  4. 【請求項4】 ステップ(i)〜(l)を繰り返すステ
    ップ(m)を行う際に、その繰り返しの初回にはステッ
    プ(i)を省略することを特徴とする請求項2記載の不
    揮発性半導体記憶装置の消去方法。
  5. 【請求項5】 消去動作前のメモリセルの閾値電圧の分
    布があらかじめ決められた一定範囲内にあると考えられ
    る場合には、ステップ(a)〜(c)を省略することを
    特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置の消
    去方法。
  6. 【請求項6】ステップ(l)の第二の基準電圧をステッ
    プ(e)の第二の基準電圧よりも高くすることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の不揮発性半導体記
    憶装置の消去方法。
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