JP2707160B2 - 柱と梁の接合装置 - Google Patents

柱と梁の接合装置

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JP2707160B2
JP2707160B2 JP3047571A JP4757191A JP2707160B2 JP 2707160 B2 JP2707160 B2 JP 2707160B2 JP 3047571 A JP3047571 A JP 3047571A JP 4757191 A JP4757191 A JP 4757191A JP 2707160 B2 JP2707160 B2 JP 2707160B2
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三郎 野田
雅之 桂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として角形鋼管か
らなる柱とH形鋼からなる梁との接合装置であって、特
にボルトで接合するものに関する。
【0002】
【従来の技術】柱の側面に梁をボルトで接合する方法と
して、梁の端部をボルトで柱の側面に直接螺着する方法
と、柱の側面にブラケットを突設しておいてこのブラケ
ットと梁の先端とをボルト接合する方法がある。この場
合、柱の肉厚が大きくない場合、接合部の強度が不充分
となるから、この接合部分に鋳鋼等の厚肉の接合用筒体
を用いるか或いはダイヤフラムを備えたものを使用し、
これに梁を直接または間接に接合することが考えられて
いる。例えば、特公昭61−58620号公報には、そ
のような厚肉の筒体を用いて、この筒体に形成したネジ
穴にボルトを螺着して接合するものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来における接合用筒体を用いた接合装置においては、予
め形成されるネジ穴と梁のネジ穴の位置が変わる場合、
例えば、異なる断面寸法の梁を用いるような場合にはこ
れに併せてネジ穴の位置を変更しなければならないこと
になる。そのため、このような変更に対応するには、ネ
ジ穴の位置の異なる異なる寸法の接合用筒体を用いるこ
とになり、接合用筒体の種類が多くなるという欠点あ
る。特に、この接合用筒体はネジ穴を設け、或いは接合
部分の強度を確保するため、圧肉にしたりまたはダイヤ
フラムを用いるなどして製造コストが高くなっており、
そのような高価な部品を多数揃えることは不経済であ
る。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、鋼管柱の梁接合部分に梁接合用筒体を
一体に介装した柱において、前記梁接合用筒体を上下に
2分割して、その一方の筒体上端に上部柱の下端を、他
方の筒体下端に下部柱を各々溶接するとともに、それら
筒体間に筒状接続部材を介装してその接続部材の各端部
を対応する各筒体の端部へ溶接し、同じく各筒体の側面
に形成したネジ穴に螺着するボルトで梁の端部を接合し
たことを特徴とする。
【0006】また、上記において、梁の端部に接合用プ
レートを固着して、この接合用プレートを前記のネジ穴
に螺着するボルトで接合用筒体に接合することが考えら
れる。
【0007】
【実施例】第1図において、1、2は、梁接合部におい
て上下に2分割された角形鋼管製の柱であって、この上
下の柱1、2間にこの発明の2個の梁接合用筒体3が介
装される。この接合用筒体3は、第2図で示すように、
柱1、2よりも肉圧の大きい角形筒体からなり、その上
下の中間においてダイヤフラム4が一体に形成されてい
る。更に、接合用筒体3の上下両端は、その外周に形成
した段部5によって小径部6が形成され、この小径部6
に柱1、2の端部が外嵌されて、この柱1、2の端面と
段部5が溶接されて、柱1、2と一体化されている。ま
た、各接合用筒体3の側面に梁接合用のネジ穴7、7…
が形成されている。8は、柱1、2と同じ断面の角形鋼
管からなるこの発明の筒状接続部材で、この接続部材8
の上端が上部側の接合用筒体3下端の小径部6に、下端
が下部側の接合用筒体3上端の小径部6に外嵌されて、
前記と同様に段部5と接続部材8端面とが溶接されて、
この接続部材8を介して両接合用筒体3を一体に連結し
ている。
【0008】9は、H型鋼からなる梁であって、その端
部に垂直な接合プレート10が梁9の上下に突出するよ
うにして溶接され、その接合プレート10の上下両端部
分に、梁9の上下のフランジ12を挟むようにして各々
4個のボルト穴11、11…が形成されている。そし
て、これらのボルト穴11、11…を前記接合用筒体3
のネジ穴7、7…に合致させるようにして、接合プレー
ト10を接合用筒体3の外側面に当接し、そのボルト穴
11、11…に外側から差し込んだ高力ボルト12を、
ネジ穴7、7…にネジこんで接合している。
【0009】上記において、接合用筒体3に形成した上
下各4個のネジ穴7、7…間の間隔を、梁9のボルト穴
11、11…に合わせて変更する場合は、上下の長さの
異なる接続部材8を用いて、各接合用筒体3同士を連結
すれば良い。この場合、接続部材8はそれらに合わせて
異なる長さのものを用意する必要はあるが、高価な接合
用筒体3は同一のものを使用することができ、それだけ
低コストに製作できるものである。また、接合用筒体3
と柱1、2とは、柱1、2の端部を小径部6に外嵌して
溶接するので、溶接の際の位置決めが容易で、精度の高
い溶接を行うことができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、この発明では、強度の高
い梁接合用筒体を用いて接合するものにおいて、その接
合用筒体を2分割して、これらを筒状接続部材で連結す
るので、梁の大きさに合わせてネジ穴の位置や接合用筒
体の寸法を変更する場合に、同一の接合用筒体を用いて
接続部材のみ変更して接続すればよく、高価な接合用筒
体を多種類揃える必要がなく、全体として安価に製作で
きるという効果がある。また、筒状接続部材はその端部
を各接合用筒体の端部へ接合するものであり、上下の柱
を予め工場で一体に接合しておくことも可能であるとと
もに、現場での作業においても、上下の柱を接合した通
し柱を全て先に立てて、後から梁を接合することも出
来、柱同士の接合と梁の接合を同時に行う必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の梁接合部の分解斜視図であ
る。
【図2】梁接合状態の接合部分の全体縦断面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 柱 3 梁接合用筒体 7 ネジ穴 8 接続部材 9 梁 10 接合プレート 12 ボルト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管柱の梁接合部分に梁接合用筒体を一
    体に介装した柱において、前記梁接合用筒体を上下に2
    分割して、その一方の筒体上端に上部柱の下端を、他方
    の筒体下端に下部柱を各々溶接するとともに、それら筒
    体間に筒状接続部材を介装してその接続部材の各端部を
    対応する各筒体の端部へ溶接し、同じく各筒体の側面に
    形成したネジ穴に螺着するボルトで梁の端部を接合した
    ことを特徴とする柱と梁の接合装置。
  2. 【請求項2】 梁の端部に接合用プレートを固着して、
    この接合用プレートを前記のネジ穴に螺着するボルトで
    接合用筒体に接合したことを特徴とする請求項1記載の
    柱と梁の接合装置。
JP3047571A 1991-02-19 1991-02-19 柱と梁の接合装置 Expired - Fee Related JP2707160B2 (ja)

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