JP2706664B2 - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/32—Compounds containing nitrogen bound to oxygen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/0091—Complexes with metal-heteroatom-bonds
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は着色熱可塑性樹脂に関し、ここにおいて顔料
がスルホン化イミドメチル化フタロシアニンの添加によ
り熱に対し安定化されている。
がスルホン化イミドメチル化フタロシアニンの添加によ
り熱に対し安定化されている。
特開昭57−92036において、銅フタロシアニン誘導体
を添加することにより、銅フタロシアニン含有ポリオレ
フィンの熱劣化を防止する方法が記載されている。銅フ
タロシアニン誘導体は、所望によりハロゲン化されるこ
との出来るクロロメチル銅フタロシアニン及びメチルフ
タルイミドから得られる。
を添加することにより、銅フタロシアニン含有ポリオレ
フィンの熱劣化を防止する方法が記載されている。銅フ
タロシアニン誘導体は、所望によりハロゲン化されるこ
との出来るクロロメチル銅フタロシアニン及びメチルフ
タルイミドから得られる。
用いられている銅フタロシアニン誘導体がスルホ基成
分を有していることは示されておらず、さらに誘導体は
銅フタロシアニン着色剤よりもむしろポリオレフィン基
材に対し安定剤として存在する。試験の評価は、基材の
劣化の程度に関してのみ関係しており、着色剤の崩壊は
考慮されていない。さらに、特開昭53−512411におい
て、銅フタロシアニン顔料及びフタルイミドメチル銅フ
タロシアニン顔料の混合物を用い、ABS樹脂を特異的に
着色する方法が記載されている。フタルイミドメチル銅
フタロシアニン顔料は銅フタロシアニン顔料に対し安定
剤として添加されているけれども、安定剤はスルホ基を
含有するとは考えられない。今や本発明者等は以下の内
容を見い出した。すなわちフタロシアニン顔料とともに
少量の安定化量で配合される一定のスルホン化イミドメ
チルフタロシアニンは、着色樹脂系のフタロシアニン顔
料に対し顕著な熱安定性を付与するという内容である。
分を有していることは示されておらず、さらに誘導体は
銅フタロシアニン着色剤よりもむしろポリオレフィン基
材に対し安定剤として存在する。試験の評価は、基材の
劣化の程度に関してのみ関係しており、着色剤の崩壊は
考慮されていない。さらに、特開昭53−512411におい
て、銅フタロシアニン顔料及びフタルイミドメチル銅フ
タロシアニン顔料の混合物を用い、ABS樹脂を特異的に
着色する方法が記載されている。フタルイミドメチル銅
フタロシアニン顔料は銅フタロシアニン顔料に対し安定
剤として添加されているけれども、安定剤はスルホ基を
含有するとは考えられない。今や本発明者等は以下の内
容を見い出した。すなわちフタロシアニン顔料とともに
少量の安定化量で配合される一定のスルホン化イミドメ
チルフタロシアニンは、着色樹脂系のフタロシアニン顔
料に対し顕著な熱安定性を付与するという内容である。
かくして、本発明は熱安定性の着色熱可塑性樹脂組成
物を提供するものであり、この組成物は、次の成分A)
〜C): A)熱可塑性樹脂; B)金属フタロシアニン顔料;および C)成分B)に熱安定性を付与する試剤として次式I: (式中、Pcは4個までの好ましくハ1個までの塩素又は
臭素原子により所望により置換され、更に好ましくはPc
は塩素又は臭素により置換されていないフタロシアニン
残基を表わし、Mは水素又は金属フタロシアニンを形成
しうる金属好ましくはMg,Al,Cl,Ni,Fe,Zn,Pb,Sn又は特
にCuであり、mは0.05〜1.0好ましくは0.05〜2の範囲
内の値であり、nは0.1〜4.0好ましくは1.0〜3.0の範囲
内の値であり、そしてXは基 と一緒になって5員、6員又は7員の環式イミドを形成
するような残基である) で表わされるスルホン化イミドメチルフタロシアニンの
0.5〜30重量%(顔料Bの重量に対し)を含んでなる。
物を提供するものであり、この組成物は、次の成分A)
〜C): A)熱可塑性樹脂; B)金属フタロシアニン顔料;および C)成分B)に熱安定性を付与する試剤として次式I: (式中、Pcは4個までの好ましくハ1個までの塩素又は
臭素原子により所望により置換され、更に好ましくはPc
は塩素又は臭素により置換されていないフタロシアニン
残基を表わし、Mは水素又は金属フタロシアニンを形成
しうる金属好ましくはMg,Al,Cl,Ni,Fe,Zn,Pb,Sn又は特
にCuであり、mは0.05〜1.0好ましくは0.05〜2の範囲
内の値であり、nは0.1〜4.0好ましくは1.0〜3.0の範囲
内の値であり、そしてXは基 と一緒になって5員、6員又は7員の環式イミドを形成
するような残基である) で表わされるスルホン化イミドメチルフタロシアニンの
0.5〜30重量%(顔料Bの重量に対し)を含んでなる。
熱可塑性樹脂、成分A)は、ゴムまたは任意のいわゆ
る「エンジニアリングプラスティック」、例えば高密度
ポリエチレン(HDPE)、ポリブチレンテレフタレート
(PBTP)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(P
A)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリエチレンエ
ーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンスルフィド(PP
S)、ポリエーテルスルホン(PES)、アクリルニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)、コポリマー、ポリプ
ロピペン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリアセタール
(POM)及びそれらのアロイ、例えばPC/PBTPアロイであ
る。
る「エンジニアリングプラスティック」、例えば高密度
ポリエチレン(HDPE)、ポリブチレンテレフタレート
(PBTP)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(P
A)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリエチレンエ
ーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンスルフィド(PP
S)、ポリエーテルスルホン(PES)、アクリルニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)、コポリマー、ポリプ
ロピペン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリアセタール
(POM)及びそれらのアロイ、例えばPC/PBTPアロイであ
る。
金属フタロシアニン基材顔料、成分B)は、塩素化さ
れていないか、または塩素化されており、これは6%ま
で、好ましくは1〜3重量%の塩素を含有する。好まし
くは、フタロシアニンは、塩素化されておらず、特に未
塩素化銅フタロシアニンである。
れていないか、または塩素化されており、これは6%ま
で、好ましくは1〜3重量%の塩素を含有する。好まし
くは、フタロシアニンは、塩素化されておらず、特に未
塩素化銅フタロシアニンである。
本発明の組成物中に存在する顔料成分B)の量は、成
分A)の重量基準で、30重量%まで、好ましくは0.001
〜3重量%の範囲である。
分A)の重量基準で、30重量%まで、好ましくは0.001
〜3重量%の範囲である。
式I中、 とともにXは5員の環式イミドを形成する場合、そのよ
うなイミドには、例えばコハク酸イミド、マレインイミ
ド、イタコン酸イミド、フタルイミド、テトラヒドロフ
タルイミド、シス−5−ノルボールネン−イミド−2,3
−ジカルボキシイミド、3,6−エンドオキソ−1,2,3,6−
テトラヒドロフタルイミド、1,2−もしくは2,3−ナフタ
レンジカルボキシイミドもしくはキノリンイミド(ピリ
ジン−2,3−ジカルボキシイミド)が含まれ、これらは
各々所望により1種またはそれ以上のハロゲン原子によ
り置換され、好ましくは塩素または臭素原子、C1〜C20
アルキル基、C3〜C20アルケニル基、ニトロ基またはカ
ルボキシ基により置換されている。
うなイミドには、例えばコハク酸イミド、マレインイミ
ド、イタコン酸イミド、フタルイミド、テトラヒドロフ
タルイミド、シス−5−ノルボールネン−イミド−2,3
−ジカルボキシイミド、3,6−エンドオキソ−1,2,3,6−
テトラヒドロフタルイミド、1,2−もしくは2,3−ナフタ
レンジカルボキシイミドもしくはキノリンイミド(ピリ
ジン−2,3−ジカルボキシイミド)が含まれ、これらは
各々所望により1種またはそれ以上のハロゲン原子によ
り置換され、好ましくは塩素または臭素原子、C1〜C20
アルキル基、C3〜C20アルケニル基、ニトロ基またはカ
ルボキシ基により置換されている。
式I中、 とともにXが6員の環式イミドを形成する場合、それら
のイミドには、例えばグルタールイミド、3,3−テトラ
メチレングルタルイミド、1,8−ナフタレンジカルボキ
シイミドまたはペリレン−1,12−ジカルボキシイミドが
含まれ、それらの各々は所望により1種またはそれ以上
のハロゲン原子、特に塩素または臭素原子、C1〜C20ア
ルキル基、C3〜C20アルケニル基、ニトロ基またはカル
ボキシ基により置換されている。
のイミドには、例えばグルタールイミド、3,3−テトラ
メチレングルタルイミド、1,8−ナフタレンジカルボキ
シイミドまたはペリレン−1,12−ジカルボキシイミドが
含まれ、それらの各々は所望により1種またはそれ以上
のハロゲン原子、特に塩素または臭素原子、C1〜C20ア
ルキル基、C3〜C20アルケニル基、ニトロ基またはカル
ボキシ基により置換されている。
式I中、Xが とともに7員の環式イミドを形成する場合、そのような
イミドには、例えばアジピイミドまたはジフェニックイ
ミドが含まれ、これらの各々は所望により1種またはそ
れ以上のハロゲン原子、好ましくは塩素または臭素原
子、C1〜C20アルキル基、C3〜C20アルケニル基、ニトロ
基またはカルボキシ基により置換されている。
イミドには、例えばアジピイミドまたはジフェニックイ
ミドが含まれ、これらの各々は所望により1種またはそ
れ以上のハロゲン原子、好ましくは塩素または臭素原
子、C1〜C20アルキル基、C3〜C20アルケニル基、ニトロ
基またはカルボキシ基により置換されている。
5員の環式イミドが好ましく、特にジメチルマレイン
イミド及び特にフタルイミドすなわちXがo−フェニレ
ンであり、さらにそれらの置換誘導体が好ましい。
イミド及び特にフタルイミドすなわちXがo−フェニレ
ンであり、さらにそれらの置換誘導体が好ましい。
スルホン酸を含有する式Iの化合物は、公知の物質で
ありさらに米国特許2761868に記載された方法により製
造出来る。従って、米国特許2761868に記載した1つの
好ましい方法において、銅フタロシアニンのイミドメチ
ル化が行なわれ、ついでスルホン化される。
ありさらに米国特許2761868に記載された方法により製
造出来る。従って、米国特許2761868に記載した1つの
好ましい方法において、銅フタロシアニンのイミドメチ
ル化が行なわれ、ついでスルホン化される。
本発明はまた着色熱可塑性樹脂中の顔料に熱安定性を
付与する方法を提供するものであり、この方法は熱可塑
性樹脂に、金属フタロシアニン顔料及び金属フタロシア
ニン顔料に対する熱安定剤として、該金属フタロシアニ
ン顔料の重量基準で、式Iのスルホン化イミドメチルフ
タロシアニン0.5〜30重量%を配合することを含んでな
る。
付与する方法を提供するものであり、この方法は熱可塑
性樹脂に、金属フタロシアニン顔料及び金属フタロシア
ニン顔料に対する熱安定剤として、該金属フタロシアニ
ン顔料の重量基準で、式Iのスルホン化イミドメチルフ
タロシアニン0.5〜30重量%を配合することを含んでな
る。
式Iの化合物は、そのようにして得られた成分B)及
びC)の混合物を熱可塑性樹脂、成分A)に配合する前
に、組成基材のフタロシアニン顔料、成分B)を後者の
処理中に好都合に配合される。好ましくは0.5〜3重量
%、さらに好ましくは3〜15重量%の式Iの化合物(金
属フタロシアニン顔料の重量基準)が成分B)に配合さ
れる。
びC)の混合物を熱可塑性樹脂、成分A)に配合する前
に、組成基材のフタロシアニン顔料、成分B)を後者の
処理中に好都合に配合される。好ましくは0.5〜3重量
%、さらに好ましくは3〜15重量%の式Iの化合物(金
属フタロシアニン顔料の重量基準)が成分B)に配合さ
れる。
粗製基材フタロシアニン顔料の顔料形への処理または
変換は、組成フタロシアニンを式Iのスルホン化イミド
メチルフタロシアニンと混合しついで混合物を微粉粋す
ることにより行なわれる。微粉粋は、固体の特定の粉粋
助剤の存在下で行なわれ、この助剤は微粉粋工程後除去
されうる。粉粋助剤は、例えば鉱酸のアルカリ金属、も
しくはアルカリ土類金属塩、例えば塩化ナトリウムまた
は塩化カルシウムである。フタロシアニン組成物に対
し、500重量%までの粉粋助剤が使用出来る。所望によ
り、粉粋助剤の重量規準で、誘起酸のアルカリ金属塩、
例えば酢酸ナトリウム、の2.5〜25重量%が微粉粋工程
中に存在されうる。
変換は、組成フタロシアニンを式Iのスルホン化イミド
メチルフタロシアニンと混合しついで混合物を微粉粋す
ることにより行なわれる。微粉粋は、固体の特定の粉粋
助剤の存在下で行なわれ、この助剤は微粉粋工程後除去
されうる。粉粋助剤は、例えば鉱酸のアルカリ金属、も
しくはアルカリ土類金属塩、例えば塩化ナトリウムまた
は塩化カルシウムである。フタロシアニン組成物に対
し、500重量%までの粉粋助剤が使用出来る。所望によ
り、粉粋助剤の重量規準で、誘起酸のアルカリ金属塩、
例えば酢酸ナトリウム、の2.5〜25重量%が微粉粋工程
中に存在されうる。
もしも使用される粗製フタロシアニン出発材料が、銅
フタロシアニンである場合、そのような処理は、安定な
顔料の銅フタロシアニンをもたらし、この顔料はアルフ
ァ結晶系が優先する。もしも組成の銅フタロシアニンを
ベーター型の銅フタロシアニン顔料に変換することが望
まれる場合、微粉粋は、銅フタロシアニン組成物の重量
基準で有機液体、例えばジエチルアミン0.5〜10重量%
の存在下で行なうことが出来る。
フタロシアニンである場合、そのような処理は、安定な
顔料の銅フタロシアニンをもたらし、この顔料はアルフ
ァ結晶系が優先する。もしも組成の銅フタロシアニンを
ベーター型の銅フタロシアニン顔料に変換することが望
まれる場合、微粉粋は、銅フタロシアニン組成物の重量
基準で有機液体、例えばジエチルアミン0.5〜10重量%
の存在下で行なうことが出来る。
好ましい粒径、及び高められた色特性を有する顔料の
フタロシアニンを製造する第二の方法において、基材フ
タロシアニン材料は、微粉粋化されついで極性有機溶
剤、例えばイソプロパノールで処理され、この極性有機
溶剤は少なくとも部分的に水混和性である。式Iのスル
ホン化イミドメチルフタロシアニンは、処理中任意の段
階で導入出来る。
フタロシアニンを製造する第二の方法において、基材フ
タロシアニン材料は、微粉粋化されついで極性有機溶
剤、例えばイソプロパノールで処理され、この極性有機
溶剤は少なくとも部分的に水混和性である。式Iのスル
ホン化イミドメチルフタロシアニンは、処理中任意の段
階で導入出来る。
粗製フタロシアニン出発材料を顔料の形態に変換する
第三の方法において、粗製フタロシアニンは、式Iのス
ルホン化イミドメチルフタロシアニンと混合され、強硫
酸が混合物に加えられ、ついでフタロシアニンは硫酸溶
液またはスラリーを水に加えることにより再沈殿され
る。
第三の方法において、粗製フタロシアニンは、式Iのス
ルホン化イミドメチルフタロシアニンと混合され、強硫
酸が混合物に加えられ、ついでフタロシアニンは硫酸溶
液またはスラリーを水に加えることにより再沈殿され
る。
使用する強硫酸の量は、フタロシアニン組成物の重量
に対し200〜1500重量%であり、さらに酸の処理は0〜1
00℃、好ましくは40〜80℃の温度で行なわれる。
に対し200〜1500重量%であり、さらに酸の処理は0〜1
00℃、好ましくは40〜80℃の温度で行なわれる。
所望により、酸性溶液を水に添加する前に界面活性剤
が水に加えられる。所望の界面活性剤の量は、フタロシ
アニン組成物の重量規準で、0.5〜10重量%が好都合で
あり、さらに適当な界面活性剤はドデシルベンゼンスル
ホン酸である。
が水に加えられる。所望の界面活性剤の量は、フタロシ
アニン組成物の重量規準で、0.5〜10重量%が好都合で
あり、さらに適当な界面活性剤はドデシルベンゼンスル
ホン酸である。
もしも使用する粗製フタロシアニン出発材料が、銅フ
タロシアニンである場合、該酸性処理は、安定な顔料の
銅フタロシアニンを生成しこれはアルファ結晶形で存在
する。所望により、この生成物は、顔料のアルファ形の
銅フタロシアニンを所望の粒径範囲に導くため、先に述
べた微粉粋工程にゆだねることが出来る。
タロシアニンである場合、該酸性処理は、安定な顔料の
銅フタロシアニンを生成しこれはアルファ結晶形で存在
する。所望により、この生成物は、顔料のアルファ形の
銅フタロシアニンを所望の粒径範囲に導くため、先に述
べた微粉粋工程にゆだねることが出来る。
粗製フタロシアニンを顔料の形態に変換する第四の方
法において、組成フタロシアニンのみが、強硫酸で処理
され、ついで酸性溶液を水に添加することにより再沈殿
させ、得られた色素を発生する生成物を先に記載したご
とく微粉粋工程にゆだねついで微粉粋工程中、または処
理中の後の工程で式Iのスルホン化イミドメチルフタロ
シアニンを配合する。
法において、組成フタロシアニンのみが、強硫酸で処理
され、ついで酸性溶液を水に添加することにより再沈殿
させ、得られた色素を発生する生成物を先に記載したご
とく微粉粋工程にゆだねついで微粉粋工程中、または処
理中の後の工程で式Iのスルホン化イミドメチルフタロ
シアニンを配合する。
金属フタロシアニン成分B)及び式Iのスルホン化イ
ミドメチルフタロシアニンからなる、顔料の組成物は、
常法により熱可塑性樹脂に配合されうる。
ミドメチルフタロシアニンからなる、顔料の組成物は、
常法により熱可塑性樹脂に配合されうる。
次の実施例はさらに本発明を説明する。%は重量基準
である。
である。
例 1 A.スルホン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンの合
成 60℃未満の温度に保ちながら銅フタロシアニン(24.7
g)を、90%硫酸(152g)に添加する。ついでフタロシ
アニン(22.9g)及び97%のパラフォルムアルデヒド(5
g)を添加しついで温度が一定になるまで混合物を撹拌
する。20%のオレウム(132.6g)を、良好に撹拌しなが
ら添加し、その結果温度は80℃未満に保持され、ついで
混合物を80℃で6時間保持する。
成 60℃未満の温度に保ちながら銅フタロシアニン(24.7
g)を、90%硫酸(152g)に添加する。ついでフタロシ
アニン(22.9g)及び97%のパラフォルムアルデヒド(5
g)を添加しついで温度が一定になるまで混合物を撹拌
する。20%のオレウム(132.6g)を、良好に撹拌しなが
ら添加し、その結果温度は80℃未満に保持され、ついで
混合物を80℃で6時間保持する。
反応混合物を、充分撹拌しながら水(930g)に注ぎ、
ついで生成物を濾過して単離しさらに熱水で酸がなくな
るまで洗浄する。溶剤抽出及び乾燥により精製した試料
は、1分子あたり2.3個のフタルイミドメチル基の含量
及び1分子あたり0.07個のレベルのスルホン酸基を示
す。収率40gである。
ついで生成物を濾過して単離しさらに熱水で酸がなくな
るまで洗浄する。溶剤抽出及び乾燥により精製した試料
は、1分子あたり2.3個のフタルイミドメチル基の含量
及び1分子あたり0.07個のレベルのスルホン酸基を示
す。収率40gである。
B.顔料への添加剤の配合 銅フタロシアニン(29.3g)、無水塩化カルシウム(5
5.0g)及び酢酸ナトリウム結晶(5g)を、振動ミル中12
ミリの鋼球を用い12時間ボールミル処理しついでイソプ
ロパノール対水を93:17の割合(280g)で含有するガム
ロジン溶液(16.6%ロジンのアルカリ溶液10g)中にス
ラリー化する。混合物を還流しながら加熱し、1時間撹
拌し、ついで熱水(160g)を添加する。イソプロパノー
ルを共沸により除去しついで冷水(68g)を残留物に添
加する。パートAからの生成物(100%で1.6g)を水中
でスラリー化しついで銅フタロシアニンスラリーに添加
する。30分後撹拌し、35%の塩酸(16.6g)を添加しつ
いで混合物を50〜60℃で1時間撹拌する。顔料を濾過
し、冷水で濾液が塩素を含有しなくなるまで洗浄し、さ
らに60℃で乾燥する。収率31.6g。
5.0g)及び酢酸ナトリウム結晶(5g)を、振動ミル中12
ミリの鋼球を用い12時間ボールミル処理しついでイソプ
ロパノール対水を93:17の割合(280g)で含有するガム
ロジン溶液(16.6%ロジンのアルカリ溶液10g)中にス
ラリー化する。混合物を還流しながら加熱し、1時間撹
拌し、ついで熱水(160g)を添加する。イソプロパノー
ルを共沸により除去しついで冷水(68g)を残留物に添
加する。パートAからの生成物(100%で1.6g)を水中
でスラリー化しついで銅フタロシアニンスラリーに添加
する。30分後撹拌し、35%の塩酸(16.6g)を添加しつ
いで混合物を50〜60℃で1時間撹拌する。顔料を濾過
し、冷水で濾液が塩素を含有しなくなるまで洗浄し、さ
らに60℃で乾燥する。収率31.6g。
C.HDPEへの顔料の配合及び熱安定性試験 B)で調製したごとき顔料を微粉粋しついで150ミク
ロンのふるいにかける。150℃及び110℃でセットされた
ロールを有しかつロール間隙が0.3ミリである2本ロー
ルミル中に、高密度ポリエチレン(100g)を導入する。
ポリマーを均一性を確保するため1分間混練し、ついで
Bで得た顔料(0.1g)を30秒にわたってポリマー上にふ
りかける。混練し、切断し、折り重ねついで8分間再び
処理した後、ロール間隙を1.5ミリに調節しついで練生
地をシートで包み、室温に冷却しさらに削り取る。
ロンのふるいにかける。150℃及び110℃でセットされた
ロールを有しかつロール間隙が0.3ミリである2本ロー
ルミル中に、高密度ポリエチレン(100g)を導入する。
ポリマーを均一性を確保するため1分間混練し、ついで
Bで得た顔料(0.1g)を30秒にわたってポリマー上にふ
りかける。混練し、切断し、折り重ねついで8分間再び
処理した後、ロール間隙を1.5ミリに調節しついで練生
地をシートで包み、室温に冷却しさらに削り取る。
削り取られた材料を、バレルが200℃にセットされた
射出成形機に供給する。供給が機械から均一に一度行な
われると、高密度ポリエチレンの成形品が得られ、これ
は強い青色を有している。手順を、20℃の複数段階で32
0℃にバレル温度を増加して数回繰り返し、各温度で5
分の停止時間をもった。
射出成形機に供給する。供給が機械から均一に一度行な
われると、高密度ポリエチレンの成形品が得られ、これ
は強い青色を有している。手順を、20℃の複数段階で32
0℃にバレル温度を増加して数回繰り返し、各温度で5
分の停止時間をもった。
もしも用いた顔料がB)におけるごとく製造される
が、スルホン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンの
配合が無い場合に比べより強い色が充分に著しくより高
い温度にまで保持される。
が、スルホン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンの
配合が無い場合に比べより強い色が充分に著しくより高
い温度にまで保持される。
例 2 A.スルホン化フタルイミドメチル亜鉛フタロシアニンの
合成 亜鉛フタロシアニン(53.6g)を、98%硫酸(352g)
に添加しついで30分間撹拌する。フタルイミド(49.5
g)及び97%パラフォルムアルデヒド(10.8g)を添加し
ついで混合物をさらに30分間撹拌し、断熱温度を上昇せ
しめる。20%オレウム(286g)を30分にわたって添加
し、混合物を80℃で6時間撹拌する。
合成 亜鉛フタロシアニン(53.6g)を、98%硫酸(352g)
に添加しついで30分間撹拌する。フタルイミド(49.5
g)及び97%パラフォルムアルデヒド(10.8g)を添加し
ついで混合物をさらに30分間撹拌し、断熱温度を上昇せ
しめる。20%オレウム(286g)を30分にわたって添加
し、混合物を80℃で6時間撹拌する。
ついで反応混合物を氷冷水(1000g)に充分撹拌しな
がら注ぐ。帯緑色の生成物を濾過して単離しついで熱水
で酸が無くなるまで洗浄する。乾燥しついで溶剤抽出し
た試料は、1分子あたり3個の基のフタルイミドメチル
含量及び1分子あたり0.3個の基のスルホン酸レベルを
示す。収率92g。
がら注ぐ。帯緑色の生成物を濾過して単離しついで熱水
で酸が無くなるまで洗浄する。乾燥しついで溶剤抽出し
た試料は、1分子あたり3個の基のフタルイミドメチル
含量及び1分子あたり0.3個の基のスルホン酸レベルを
示す。収率92g。
B.顔料への添加剤の配合 例1Bで記載した手順を用い、例2Aからの生成物を配合
し銅フタロシアニン顔料において5%レベルの添加剤を
うる。
し銅フタロシアニン顔料において5%レベルの添加剤を
うる。
C.HDPEへの顔料の配合及び熱安定性試験 例1Cに記載した手順を用い、例2Bからの顔料を0.1%
の着色度でHDPEに配合した青色の成形プラスティックを
得、これは例2Aで得られたスルホン化フタルイミドメチ
ル亜鉛フタロシアニンを用いることなく得られた顔料を
含有する生成物と比較して著しくより高い熱安定性を有
する。
の着色度でHDPEに配合した青色の成形プラスティックを
得、これは例2Aで得られたスルホン化フタルイミドメチ
ル亜鉛フタロシアニンを用いることなく得られた顔料を
含有する生成物と比較して著しくより高い熱安定性を有
する。
例 3 この例において、1分子あたり3個の基のフタルイミ
ドメチル含量及び1分子あたり0.3個の基のスルホン酸
レベルを有するスルホン化フタルイミドメチル銅フタロ
シアニンが例1Aに記載したと同様の方法により得られ
る。ただし用いた20%オレウムは165.8gに増加せしめて
いる。
ドメチル含量及び1分子あたり0.3個の基のスルホン酸
レベルを有するスルホン化フタルイミドメチル銅フタロ
シアニンが例1Aに記載したと同様の方法により得られ
る。ただし用いた20%オレウムは165.8gに増加せしめて
いる。
例1Bにおけるごとく5%で銅フタロシアニンへの配合
及び例1Cにおけるごとく0.1%でHDPEの着色後、生成物
はスルホン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンを配
合しないで得られた比較生成物よりも著しくより高い熱
安定性を示す。
及び例1Cにおけるごとく0.1%でHDPEの着色後、生成物
はスルホン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンを配
合しないで得られた比較生成物よりも著しくより高い熱
安定性を示す。
例 4 A.スルホン化テトラクロロフタルイミドメチル銅フタロ
シアニンの合成 銅フタロシアニン(14.4g)を、98%硫酸(88.3g)に
添加しついで30分後テトラクロロフタルイミド(25g)
及び97%パラフォルムアルデヒド(2.7g)を添加する。
30分後、20%オレウム(76g)を添加しついで混合物を8
0℃で6時間撹拌する。
シアニンの合成 銅フタロシアニン(14.4g)を、98%硫酸(88.3g)に
添加しついで30分後テトラクロロフタルイミド(25g)
及び97%パラフォルムアルデヒド(2.7g)を添加する。
30分後、20%オレウム(76g)を添加しついで混合物を8
0℃で6時間撹拌する。
混合物を充分撹拌しながら水(1000g)に注ぎ、生成
物を濾過して単離しついで温水で酸が無くなるまで洗浄
する。溶剤抽出して精製した試料の分析は、1分子あた
り2.5個の基のテトラクロロフタルイミドメチル含量及
び1分子あたり0.2個の基のスルホン酸レベルを示す。
収率40g(81%純度で)。
物を濾過して単離しついで温水で酸が無くなるまで洗浄
する。溶剤抽出して精製した試料の分析は、1分子あた
り2.5個の基のテトラクロロフタルイミドメチル含量及
び1分子あたり0.2個の基のスルホン酸レベルを示す。
収率40g(81%純度で)。
B.顔料への添加剤の配合 例1Bで記載した手順を用い、例4Aからの生成物を配合
し銅フタロシアニン顔料において5%レベルの添加剤を
うる。
し銅フタロシアニン顔料において5%レベルの添加剤を
うる。
C.HDPEへの添加剤の配合及び熱安定性試験例1Cで記載し
た手順を用い、例4Bで得た顔料を0.1%の着色でHDPEに
配合し、着色成形プラスティックを得、これは例4Aの添
加剤を含有しない比較生成物よりも相当により高い安定
性を有する。
た手順を用い、例4Bで得た顔料を0.1%の着色でHDPEに
配合し、着色成形プラスティックを得、これは例4Aの添
加剤を含有しない比較生成物よりも相当により高い安定
性を有する。
例 5 A.顔料への添加剤の配合 銅フタロシアニン(1.6%の塩素含量;16g)、酢酸ナ
トリウム結晶(22.3g)及び塩化ナトリウム(44.5g)を
振動ミル中12ミリの鋼球を用い4.5時間ボールミル処理
し、ついで水(320g)にスラリー化する。例1Aからの生
成物(1.29g,100%で)を水中にスラリー化しついで銅
フタロシアニンスラリーに添加する。30分撹拌後、35%
塩酸(6.7g)を添加しついで混合物を50〜60℃で1時間
撹拌する。顔料を濾過し、濾液が塩素を含有しなくなる
まで冷水で洗浄し、ついで60℃で乾燥する。収率16.5
g。
トリウム結晶(22.3g)及び塩化ナトリウム(44.5g)を
振動ミル中12ミリの鋼球を用い4.5時間ボールミル処理
し、ついで水(320g)にスラリー化する。例1Aからの生
成物(1.29g,100%で)を水中にスラリー化しついで銅
フタロシアニンスラリーに添加する。30分撹拌後、35%
塩酸(6.7g)を添加しついで混合物を50〜60℃で1時間
撹拌する。顔料を濾過し、濾液が塩素を含有しなくなる
まで冷水で洗浄し、ついで60℃で乾燥する。収率16.5
g。
B.HDPEへの顔料の配合及び熱安定性試験 例1Cで記載した手順を用い、例5Aからの顔料を0.1%
着色でHDPEに配合し、青色成形プラスティックを得、こ
れは例1Aの添加剤を含有しない比較生成物に比べ相当に
より高い安定性を有する。
着色でHDPEに配合し、青色成形プラスティックを得、こ
れは例1Aの添加剤を含有しない比較生成物に比べ相当に
より高い安定性を有する。
例 6 微粉粋しついで150ミクロンのふるいを通した、例1B
で得られた顔料を、0.1%で190℃の2本ロールミルにお
いてABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコ
ーポリマー)に配合し、ついで20℃から200℃の各温度
で5分の停止時間をもって射出成形する。
で得られた顔料を、0.1%で190℃の2本ロールミルにお
いてABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコ
ーポリマー)に配合し、ついで20℃から200℃の各温度
で5分の停止時間をもって射出成形する。
強い青色が例1Aの添加剤を省略した比較生成物に比べ
著しくより高い温度にまで保持される。
著しくより高い温度にまで保持される。
例 7 例1Bで得られた顔料を微粉粋しついで150ミクロンの
ふるいで篩別する。150℃及び110℃でセットされたロー
ルを有しかつロール間隙が0.3ミリである2本ロールミ
ル中に、HDPE(100g)を導入する。ポリマーを1分間混
練し均一性を確保し、ついで微粉粋二酸化チタン(1g)
を30秒にわたってポリマー上に注ぐ。ついでポリマーを
切断し連続的にさらに30秒間折り重ねる。青色顔料(0.
1g)をさらに30秒間ポリマーにふりかける。混練、切
断、折り重ねさらに8分間再処理後、ロール間隙を1.5
ミリに調節し、ハイドにシードをかけ、室温に冷却し、
切断しついで最初200℃にバレルがセットされた射出成
形器に供給し、ついで20℃の各工程でバレル温度を320
℃に上昇させ、各温度で5分間の停止温度をもった。得
られた不透明な青色成形品は、例1Aの添加剤を省略した
比較生成品に比べ著しくより高い温度にまで均一な色合
いを示す。
ふるいで篩別する。150℃及び110℃でセットされたロー
ルを有しかつロール間隙が0.3ミリである2本ロールミ
ル中に、HDPE(100g)を導入する。ポリマーを1分間混
練し均一性を確保し、ついで微粉粋二酸化チタン(1g)
を30秒にわたってポリマー上に注ぐ。ついでポリマーを
切断し連続的にさらに30秒間折り重ねる。青色顔料(0.
1g)をさらに30秒間ポリマーにふりかける。混練、切
断、折り重ねさらに8分間再処理後、ロール間隙を1.5
ミリに調節し、ハイドにシードをかけ、室温に冷却し、
切断しついで最初200℃にバレルがセットされた射出成
形器に供給し、ついで20℃の各工程でバレル温度を320
℃に上昇させ、各温度で5分間の停止温度をもった。得
られた不透明な青色成形品は、例1Aの添加剤を省略した
比較生成品に比べ著しくより高い温度にまで均一な色合
いを示す。
例8〜12 次の添加剤を例1Bの方法に従って顔料に配合し添加剤
5%レベルを得る。
5%レベルを得る。
例8 銅フタロシアニン1分子あたり1.27のマレイミド
メチル基及び0.08のスルホン酸基を有するスルホン化マ
レイミドメチル銅フタロシアニン。
メチル基及び0.08のスルホン酸基を有するスルホン化マ
レイミドメチル銅フタロシアニン。
例9 銅フタロシアニン1分子あたり2.3個のメチルマ
レイミドメチル基及び0.07個のスルホン酸基を有するス
ルホン化メチルマレイミドメチル銅フタロシアニン。
レイミドメチル基及び0.07個のスルホン酸基を有するス
ルホン化メチルマレイミドメチル銅フタロシアニン。
例10 銅フタロシアニン1分子あたり2.3個のジメチル
マレイミドメチル基及び0.07個のスルホン酸基を有する
スルホン化ジメチルマレイミドメチル銅フタロシアニ
ン。
マレイミドメチル基及び0.07個のスルホン酸基を有する
スルホン化ジメチルマレイミドメチル銅フタロシアニ
ン。
例11 銅フタロシアニン1分子あたり2.3個のナフタル
イミドメチル基及び0.07個のスルホン酸基を有するスル
ホン化1,8−ナフタルイミドメチル銅フタロシアニン。
イミドメチル基及び0.07個のスルホン酸基を有するスル
ホン化1,8−ナフタルイミドメチル銅フタロシアニン。
例12 銅フタロシアニン1分子あたり2.3個のジフェニ
ックイミドメチル基及び0.07個のスルホン酸基を有する
スルホン化ジフェニックイミドメチル銅フタロシアニ
ン。
ックイミドメチル基及び0.07個のスルホン酸基を有する
スルホン化ジフェニックイミドメチル銅フタロシアニ
ン。
上記例8〜12において調製された生成顔料組成物を各
々HDPEに配合し次いで例1Cの手順を用いて試験した。使
用顔料が適切な添加剤を含有しない場合に比較して濃青
色が著しくより高い温度まで保持される。
々HDPEに配合し次いで例1Cの手順を用いて試験した。使
用顔料が適切な添加剤を含有しない場合に比較して濃青
色が著しくより高い温度まで保持される。
例13 例1Bにおいて調整したごとく顔料組成物を微粉粋しつ
いで150ミクロンのふるいでふるい分けする。
いで150ミクロンのふるいでふるい分けする。
ポリブチレンテレフタレート樹脂(100g)、微粉粋二
酸化チタン(1.0g)及び顔料(0.2g)の均質ブレンドを
260℃で押し出しついで粒状化する。
酸化チタン(1.0g)及び顔料(0.2g)の均質ブレンドを
260℃で押し出しついで粒状化する。
粒状化コンパウンドを、押し出し成形器に供給し、バ
レルは260℃でセットされている。
レルは260℃でセットされている。
コンパウンドを機械に均一に通すと青色の成形品が得
られる。
られる。
ついで射出成形品を260℃,275℃でさらに再び290℃で
バレルをセットして繰り返し、各温度で5分間の休止時
間をもった。
バレルをセットして繰り返し、各温度で5分間の休止時
間をもった。
スルホン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンを省
略した比較生成物のレベルに比較し上記温度を超えて非
常に均一なより高いレベルの均一性までに青色が保持さ
れる。
略した比較生成物のレベルに比較し上記温度を超えて非
常に均一なより高いレベルの均一性までに青色が保持さ
れる。
例14 例1Bで調整したごとく顔料組成物を微粉粋しついで15
0ミクロンのふるいでふるい分けする。均質ブレンドを
得、これはポリカーボネート/ポリブチレンテレフタレ
ートアロイ(100g)及び顔料(0.1g)を含んでなる。こ
の均質ブレンドを260℃で押し出しついで粒状化する。
0ミクロンのふるいでふるい分けする。均質ブレンドを
得、これはポリカーボネート/ポリブチレンテレフタレ
ートアロイ(100g)及び顔料(0.1g)を含んでなる。こ
の均質ブレンドを260℃で押し出しついで粒状化する。
粒状化コンパウンドを、260℃でバレルがセットされ
た射出成形器に供給する。
た射出成形器に供給する。
機械の操作条件を制御しついでコンパウンドを均質に
供給すると射出成形品が得られる。
供給すると射出成形品が得られる。
射出成形手順を、バレルを260℃,270℃,280℃,290℃
及び300℃にセットして繰り返し、各温度で5分の休止
時間をもった。
及び300℃にセットして繰り返し、各温度で5分の休止
時間をもった。
スルホン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンが省
略された比較生成物のレベルよりも高い温度を超えて非
常に著しくより高いレベルの均一性にまで青色が保持さ
れる。
略された比較生成物のレベルよりも高い温度を超えて非
常に著しくより高いレベルの均一性にまで青色が保持さ
れる。
例15 例1Bで得られたごとき顔料組成物を、例1Cに記載した
手順を用い0.1%の着色でポリプロピレンに配合する。
もしも用いた顔料が例1Bにおけるごとく調整されスルホ
ン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンを配合しない
ものに比較してより著しくより高い温度にまで強い青色
が保持される。
手順を用い0.1%の着色でポリプロピレンに配合する。
もしも用いた顔料が例1Bにおけるごとく調整されスルホ
ン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンを配合しない
ものに比較してより著しくより高い温度にまで強い青色
が保持される。
例16 例1Bにおいて調整されたような顔料組成物を、例1Cに
記載した手順を用い0.1%着色でポリスチレンに配合す
る。もしも用いた顔料が例1Bにおけるごとく調製される
が、スルホン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンを
用いないものに比較して著しくより高い温度にまで強い
青色が保持される。
記載した手順を用い0.1%着色でポリスチレンに配合す
る。もしも用いた顔料が例1Bにおけるごとく調製される
が、スルホン化フタルイミドメチル銅フタロシアニンを
用いないものに比較して著しくより高い温度にまで強い
青色が保持される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コーリン デニス キャンベル アメリカ合衆国,デラウェア 19804, ニューポート,ジェームズ アンド ウ ォーター ストリート(番地なし),シ ーノオー チバーガイギー コーポレイ ション (56)参考文献 特開 昭57−92036(JP,A) 特開 昭53−51241(JP,A) 特開 昭62−131054(JP,A) 特開 平2−91159(JP,A) 特開 平2−233685(JP,A)
Claims (9)
- 【請求項1】次の成分A)〜C): A)熱可塑性樹脂; B)金属フタロシアニン顔料;および C)成分B)に熱安定性を付与する試剤として次式I: (式中、Pcは4個までの塩素又は臭素原子により所望に
より置換されたフタロシアニン残基を表わし、Mは水素
又は金属フタロシアニンを形成しうる金属であり、mは
0.05〜1.0の範囲内の値であり、nは0.1〜4.0の範囲内
の値であり、そしてXは と一緒になって、5員、6員又は7員の環式イミドを形
成するような残基である) で表わされるスルホン化イミドメチルフタロシアニンの
0.5〜30重量%(顔料B)の重量に対し)を含んでなる
着色熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】MPcが塩素または臭素を含有しない銅フタ
ロシアニン残基である、請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】熱可塑性樹脂である成分A)が、ゴムまた
はエンジニアリングプラスチックである、請求項1記載
の組成物。 - 【請求項4】金属フタロシアニンである成分B)が未ク
ロル化銅フタロシアニンである、請求項1記載の組成
物。 - 【請求項5】組成物中に存在する成分B)、金属フタロ
シアニン顔料の量が、成分A)の重量基準で30重量%ま
でである、請求項1記載の組成物。 - 【請求項6】式Iの化合物において、 とともにXがスクシンイミド、マレインイミド、イタコ
ンイミド、フタルイミド、テトラヒドロフタルイミド、
シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボキシ
イミド、3,6−エンドオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロフ
タルイミド、1,2−もしくは2,3−ナフタレンジカルボキ
シイミドもしくはキノリンイミド(ピリジン−2,3−ジ
カルボキシイミド)(これらの各々は1種またはそれ以
上のハロゲン原子、C1〜C20アルキル基、C3〜C20アルケ
ニル基、ニトロ基またはカルボキシ基により所望により
置換されている)である、請求項1記載の組成物。 - 【請求項7】 と一緒になってXがフタルイミド基である、請求項1記
載の組成物。 - 【請求項8】着色熱可塑性樹脂中の顔料に熱安定性を付
与する方法であって、樹脂に、金属フタロシアニン顔料
及び金属フタロシアニン顔料に対する熱安定剤として、
金属フタロシアニン顔料の基準で、請求項1で定義した
式Iのスルホン化イミドメチルフタロシアニン0.5〜30
重量%を配合することを含んでなる、前記方法。 - 【請求項9】式Iの化合物及び顔料の金属フタロシアニ
ンの混合物を熱可塑性樹脂に配合する前に、粗製金属フ
タロシアニンを顔料形に変換する間に、該粗製金属フタ
ロシアニンに式Iの化合物を配合する、請求項8記載の
方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8811649.6 | 1988-05-17 | ||
GB888811649A GB8811649D0 (en) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | Resin compositions |
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JPH02255863A JPH02255863A (ja) | 1990-10-16 |
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JP (1) | JP2706664B2 (ja) |
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DE (1) | DE58908253D1 (ja) |
DK (1) | DK174124B1 (ja) |
GB (1) | GB8811649D0 (ja) |
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GB9808169D0 (en) * | 1998-04-20 | 1998-06-17 | Ciba Sc Holding Ag | Production process |
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