JP2706536B2 - コーヒー豆の処理方法 - Google Patents

コーヒー豆の処理方法

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JP2706536B2 JP1277004A JP27700489A JP2706536B2 JP 2706536 B2 JP2706536 B2 JP 2706536B2 JP 1277004 A JP1277004 A JP 1277004A JP 27700489 A JP27700489 A JP 27700489A JP 2706536 B2 JP2706536 B2 JP 2706536B2
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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は飲料を得るために、抽出用に生コーヒー豆を
処理する方法に関する。
従来技術および発明が解決しようとする課題 飲料を得るための抽出に対し生コーヒー豆を前処理す
るその処理技術は、通例豆から遊離水および結合水を追
い出すために豆を熱ガスにより加熱してローストするこ
とを含む工程を含む。この加熱はローストし、粉砕した
コーヒーと連合するアロマ、フレーバおよび色調の発現
に必須の熱分解として開始される既知の反応である。し
かし、ロースト條件が適当に制御されない場合、コーヒ
ー豆の炭化又は燃焼が起こり、これは望ましくないアロ
マおよびフレーバ特性を有する豆を生成する。消費者が
入手できる装置を利用して水で抽出する場合、ロースト
豆重量基準で約20〜約25重量%の抽出飲料の可溶性コー
ヒー固体収量が得られる。
高い飲料収量を望むので、飲料を調製する場合抽出コ
ーヒー収量を増加するために各種方法が提案された。こ
れらはコーヒー豆を加水分解反応にかけることを含む。
さらに、コーヒーのある種類はその有用性を限定する
特徴を有する抽出物を供することは十分に許容されてい
る。これらの種類は熱ガスによりローストした場合、例
えば通常「土様」、「ウツデイ」および/又は「ゴム
様」として記載される、例えば「Robustas」を含む。さ
らに重要なことは、これらのコーヒーは「口当りが悪
い」として特徴化され、又特徴的「苦味」をも有する。
当業者には明らかなように、コーヒー豆を加水分解反
応にかけることは飲料収量を増加するのみでなく、好ま
しさの少ない又はいわゆる低級種のコーヒー豆の余り望
ましくない少なくともいくつかの特徴を改変し又は修正
する。一般に許容されるように、加水分解は化合物を開
裂する水および熱を含む反応である。しかし、加水分解
反応は單に熱ガスでローストした豆から抽出した飲料よ
り有意に高い酸度を有する飲料を与える豆を供する。し
かし,熱ガスによるロースト加水分解豆は増加酸度を中
和しがちであり、これらから得た抽出物を一層美味にす
るが、同時にこのローストは加水分解反応から生ずる収
量の増加をも減少させる。
従来の通例的ロースト製品よりフレーバおよび強度の
強い製品を製造するといわれる方法は米国特許第2,278,
473号明細書に開示される。この方法では、生コーヒー
豆を室に入れ、高圧および高温で蒸気を注入する。蒸気
処理後、細胞の崩壊構造を供するために急速に解放して
豆を爆発させる。次に処理豆はオーブンで加熱ロースト
する。蒸気処理豆の水分含量は所要爆発を可能にするた
め20〜25%以下にすべきことを教示する。
生コーヒー豆からの収量を増加する別法は、可溶性コ
ーヒー製造用の抽出物を得る米国特許第2,712,501号明
細書に開示される。生豆を密閉容器で飽和蒸気処理後、
処理コーヒー豆は爆発しない、又はそうでなければ崩壊
しないように圧をゆつくり解放する。次に豆を抽出し、
しかし可溶性コーヒーを製造する脱水前に、抽出物の酸
度を中和する。
米国特許第3,572,235号明細書はある種のコーヒーの
フレーバおよびアロマを増強する方法を開示する。生豆
は最初に実質的に非酸化性條件下で加圧下に蒸気と接触
させ、加水分解反応および生豆の部分ローストを生じる
約12〜約18重量%に豆の水分含量を上げる。蒸気処理が
完了すると、豆を急膨脹させ、又はパフ化させるため圧
を解放する。次に処理豆は実質的に酸化性條件下で熱ロ
ースト化ガスと接触させる。
米国特許第3,640,726号明細書は生のロブスタ豆を加
圧容器に入れ、次に好ましくは真空にすることにより空
気を容器から排出する。次いで豆が15〜35重量%の水分
含量を取得し、かつ豆の部分ローストに対し必須なよう
に上記條件下で飽和蒸気処理する。蒸気処理後、形成圧
は急速に解放する。次に処理豆は少なくとも約190℃の
温度で循環空気によりロースト処理する。
コーヒーの可溶性固体収量を増加するために提案され
た他の方法は米国特許第3,088,825号および第3,106,470
号明細書に開示される。この方法は通例的にローストす
るコーヒーと比較して約10〜約50%だけ可溶性固体収量
を増加すると云われる。これらの方法はコーヒーの酸度
およびフレーバ特性も改良することが開示される。
'825特許明細書は最初に生豆を熱ガスで予備加熱して
豆の水分含量を減少させ、次に密閉容器内で加圧下に蒸
気と予備加熱した豆を接触させ、その後パフ化および膨
脹させるため急速に圧を解放する2部分サイクルを開示
する。′470特許明細書は'825特許明細書におけるよう
に予備加熱工程および蒸気処理および膨脹工程を含む3
部分サイクルおよび次に酸度を減少し、フレーバを改良
すると云われる短時間の熱空気によるロースト工程をさ
らに含む方法を開示する。過熱蒸気の使用は′825特許
明細書に示すように8重量%以下のような最少量に処理
豆の水分含量を保持するように各特許で推奨される。
'825および'470特許の発明者により提案された別の方
法はロブスタコーヒーのようなコーヒー種のフレーバお
よびアロマを改良するもので米国特許第3,767,418号、
第4,540,591号および第4,671,964号明細書に開示され
る。
'418特許明細書では水と生コーヒー豆を混合し、次に
約115〜約177℃の高温、および少なくとも約3.5〜約9.8
kg/cm2の臨界蒸気圧で限定圧容器内で混合物を蒸気処理
して含水処理豆の重量基準で約35〜55重量%、好ましく
は40〜50重量%の水分含量を有する処理豆を得ることが
教示される。処理豆は実質的パフ化又は膨脹しないよう
に加圧容器から取り出し、次に熱空気によりローストす
る。しかし、好ましくはロースト前に、豆は15重量%以
下の水分に空気乾燥する。
'591特許明細書はロブスタコーヒーをローストし、高
品質コーヒーと混合する方法を供する。この方法では加
圧蒸気処理中膨脹余地を供する空間があるように生豆を
加圧容器に入れる。処理中、ガスおよび凝縮蒸気は可溶
性固体の損失を最小にし、処理豆中の酸および酸性ノー
トを減少させるために望ましくないと云われるガスを容
器から排気除去する。蒸気処理後、処理豆は熱ガスによ
り、又は上記'825特許の方法によりローストする。
'418および'591特許を引用する'964特許明細書は品質
の劣る豆の品質を高める「有効方法」を供することを探
究する。生豆は蒸気処理して約115〜約154℃の温度に約
0.5〜約3分予備加熱しこの処理により豆を予備加熱す
る他に水分含量を上げる。次に予備処理豆は約35〜約45
重量%の水分レベルに予備加熱水で加濕する。次に加濕
豆は約115〜約154℃の温度、約1.4〜約4.9kg/cm2の圧で
蒸気処理する。次に豆は通例方法で、好ましくは水分含
量を下げる乾燥後にローストする。
課題を解決するための手段 本発明は加濕豆の全重量基準で少なくとも約25〜約30
重量%の水分含量を有する加濕豆を得るために生コーヒ
ー豆の水分含量を増加し、豆の炭化を実質的に避けなが
ら豆を加水分解し、熱分解するのに十分な温度および時
間、正圧下に実質的に不活性ガス雰囲気の存在で加濕豆
を加熱することを特徴とする。次に加水分解および熱分
解した豆は古臭さくなるのを避ける安定な水分含量まで
乾燥する。好ましくは、豆は少なくとも熱処理加水分解
および熱分解工程中攪拌し、攪拌は処理する豆が実質的
に同一條件になるように相互に対し移動するような動的
條件に置くものとしてここに規定する。有利には、蒸気
は熱処理工程で加濕豆と接触させこれらを加熱するため
に適用する。
本発明方法は熱ガスでローストすることを要しない豆
を製造する。処理豆は豆の体部にまで暗褐色が浸透す
る。例えば家庭で利用するような機械により抽出する
と、乾燥重量基準で抽出豆の30重量%以上の可溶性固体
の抽出収量があり、38〜42重量%の可溶性固体のオーダ
で容易に飲料抽出収量を得ることができる。こうして、
処理豆は熱循環ガスによりローストした同様の豆と比較
して実質的に一層高い抽出収量を供する。処理豆は加水
分解し、次に熱循環ガスによりローストした豆より高収
量を供する。その理由はロースト工程は加水分解反応に
より得た増加収量の多くを減少させるからである。同様
に、本発明の処理豆をこのようなロースト工程にかける
場合、飲料抽出収量が減少することは注目される。
さらに、本発明方法は熱ガスによりローストして豆を
修正するか、又は本発明によらない、特に処理中不活性
ガス雰囲気を使用しない方法で蒸気ローストした同様の
豆から得たものとは明白に異るアロマおよびフレーバ特
徴を有する飲料を形成する豆を供する。処理豆から得た
抽出物がたとえ有意な酸度を有するとしても、この特徴
はいわゆる低級豆を処理する場合−本発明方法はこのよ
うなコーヒーの処理のみに限定するつもりはないが−特
に有利に利用される。特に、処理豆から得た豆の高酸度
のため処理豆は「刺激的(bite)」および「不快性(ra
shiness)」の感覚を供し、そして通常高品質コーヒー
と関連し、しかし一般に低級および劣ると見なされるコ
ーヒーには一般に見られない「生気な(snap)」および
「快的な甘味酸度(wineyness)」を供し、又は強化す
る。
こうして特に、いわゆる低級豆を処理する場合、本発
明方法はこれらの豆の有用性を拡大し、高収量を供する
のみでなく、高品質コーヒーのアロマおよびフレーバ特
徴と相似すると同時に、高品質コーヒーの望ましい特徴
を増強するアロマおよびフレーバ特徴を付与できる処理
豆を供する。例えば、ロブスタ豆の場合、代表的ロブス
タフレーバの特徴は実質的に減少し、そして処理豆は複
号した官能的感覚範囲を供し、広汎な消費者の味覚に適
応した特殊化ブレンドの調製に有利な特徴およびノート
を加えた抽出物を供する。
本発明方法は2つの必須要素を特徴とする。重要な第
1の要素は過熱処理する生豆の水分含量を加濕豆の全重
量基準で少なくとも約25〜30重量%で増加することであ
る。重要な第2の要素は加水分解および熱分解反応を行
なうために加熱する場合、実質的に不活性ガス雰囲気に
置くことである。これらの要素は実質的に炭化を避けな
がら特に熱分解反応をある程度まで行なうことができ、
通例のロースト工程、すなわち熱ガスによる加熱工程の
必要性を排除でき、そして高抽出飲料収量の取得の実現
およびアロマおよびフレーバ特徴の実現は、本発明方法
は安価な低級コーヒーの処理のみに限定するつもりはな
いが、これらのコーヒーの有用性を拡大できる。
本開示および特許請求の範囲のために、「正圧」とは
大気圧より高い圧、特に正ゲージ圧を意味するつもりで
ある。
本開示および特許請求の範囲の目的に対し、「炭化」
とは当業者に普通の、コーヒー豆の化学分解が生じたこ
とを意味するつもりである。炭化が起こつた場合、豆の
色は含炭素物質の形成のため木炭の黒色に接近し、焼け
た味および/又は臭いを豆に付与する。
本開示のため、炭化を実質的に避けられるかどうかの
客観的評価に対し、Publication 53 of the Coffee Bre
wing Institute(「Food Technology」14巻、11号、597
頁(1960)(参照))に記載の手順および装置により
「Gn」として表わす炭化を示す試料の色を測定に利用す
る。約1.8未満のGnを有する試料は炭化であると見做さ
れる。従つて、炭化が実質的に避けられる本発明により
製造した試料は約1.8およびそれ以上のGnを有する。本
発明により製造した生成物は約2〜約3.5の範囲のGnを
有する。しかし、約5の高さのGnを有するロースト色は
許容できる。
一般に、加水分解および熱分解反応は高水分含量で一
層容易に制御できるので、少なくとも約30重量%、好ま
しくは約30重量%以上、もつとも好ましくは少なくとも
約35重量%から完全飽和までの水分含量を有する加濕豆
を熱処理することが好ましい。すなわち一般に、豆の水
分含量が低い程、通例適用反応條件は、特に品質のみで
なく安全性の理由で、すなわち反応の傾向が発熱性であ
り、炭化のみでなく、熱処理容器内に圧を形成する高温
をも生じるため、一層温和にすべきである。
本発明によれば、豆の加濕後で加濕豆の熱処理前に、
加濕豆を含む容器に不活性ガスを導入することにより周
囲の大気を除去する。すなわち、豆の周囲の容器の大気
は不活性ガス以外のガス、特に酸素を実質的に排除する
ようにする。こうして、実質的に不活性雰囲気が容器内
の豆の周囲に維持される。除去後、容器は大気から遮断
し、不活性ガスを容器に導入して不活性ガス雰囲気を正
圧下に置く。不活性ガスの任意の正圧は利用でき、本発
明により処理した豆に独特の特徴を形成させるが、本発
明方法により処理したコーヒーのアロマおよびフレーバ
特徴の有意の変化は環境温度で測定して約1.4kg/cm2
よびそれ以上の正ゲージ圧で生じ始めることを本発見は
示すものと思われる。
最終生成物の特徴は加水分解および熱分解反応が起こ
る加濕豆の加熱温度および時間にも関係がある。すなわ
ち、抽出収量を増加させ、アロマおよびフレーバ特徴お
よび処理豆の着色を増進する加水分解および熱分解の程
度は熱処理工程における加熱温度および時間に関係す
る。
本発明により実質的に炭化を避けながら加水分解およ
び熱分解を達成するため、上記水分含量を利用する場
合、加濕豆に約130〜約185℃のオーダの温度そして185
℃以上の加熱処理温度さえ適用できるが、約150〜約180
℃のオーダの温度が好ましい。約175〜約180℃の温度は
もつとも好ましい。加熱所要時間の永さは一般に適用温
度と逆の関係にあり、一般に約5分〜約1時間又はそれ
以上のオーダである。すなわち一般に、豆の処理温度の
高い程、加熱時間は短かく、逆も同じである。
加濕豆の熱処理後、加水分解および熱分解豆の乾燥
は、処理加水分解および熱分解豆の層上および/又は層
中に熱空気を通す要素を有する乾燥機のような通例の乾
燥要素により達成できる。
本発明の別の態様では、加濕生豆に水分を飽和させ、
少なくとも水、すなわち過剰水分を含む液体を熱処理の
開始時に存在させる。液体は豆が吸収し、含有できるよ
り多い量で添加する水により、又は豆が吸収し、含有で
きるより多い量で加濕工程後に添加する水により加濕工
程からの結果として形成する。これらの別の態様では、
加濕豆は上記開示のように正圧下の実質的に不活性ガス
雰囲気で液体と一緒に熱処理する。熱処理中、可溶性豆
固形は豆から液体に移行して熱処理豆を一緒に含み水お
よび可溶性豆固形からなる褐色液を形成する。形成褐色
液および熱処理豆を分離し、次いで豆を上記のように乾
燥する。次に液体は乾燥した加水分解および熱分解豆に
添加して吸収および吸着させ、次に吸収水および吸着固
形を有する豆は上記のように乾燥する。
これらおよび他の特徴および利点は本発明および例の
以下の詳細な記載からさらに明らかになろう。
生コーヒー豆の水分含量を少なくとも約25〜30重量
%、好ましくは少なくとも約30%に、そして完全飽和ま
で増加するには、豆を水又は他の水性媒体に浸漬するこ
とにより、好ましくは加濕の均一性および豆が水分を吸
収する所要時間の短縮を助ける攪拌および熱の適用によ
り浸漬して任意の適当な容器で有利に達成できる。有利
には、豆は少なくとも約40℃に加熱し、約100℃まで加
熱することができる。
豆の加濕に單に水を使用することの他に、生又はロー
スト豆の水性抽出液および水性コーヒー抽出液の蒸発か
ら集めうるような水性凝縮液、および水性抽出液と水性
凝縮液の組み合せは、これらの液体が最終処理生成物の
嗅覚性および官能性の改良に寄与できる揮発物および酸
を含有するので豆の加濕に有利に利用される。抽出液を
利用する場合、抽出液は低可溶性固形含量を有すること
が好ましい。約10〜約15重量%までの固形含量を有する
水性抽出液を利用することは有利である。約20〜約25%
まで又はそれより高い固形含量を有する抽出液は利用で
きるが、これらの高固形量では豆に組み込むことが一層
困難となり、添加効率が減少するため固形の損失を招来
する。
豆を加濕する装置は簡單な設計でよく、各種タイプの
容器を含むことができる。蒸気のような熱をジヤケツト
に供給するジヤケツト付容器は有利に利用できる。しか
し豆と蒸気を接触させて加熱することを含む各種熱源も
容易に利用できる。しかし、たとえ蒸気は豆と接触さ
せ、豆を加熱するために利用するとしても、容器はジヤ
ケツト付で、熱は豆の均一加熱を得るためにジヤケツト
に供給することが好ましい。豆の温度を測定するため
に、探針を豆と接触する容器内に設置することができ
る。容器は密閉して加濕工程中、特に加濕媒体として水
性凝縮液および/又は抽出液を利用する場合、および勿
論約100℃、又はそれより高い温度を使用する場合、又
は蒸気は豆の加熱に対し豆と接触させる場合、潜在的揮
発物の損失を最少にすることは好ましい。
容器は好ましくは豆を攪拌して均一に加濕するのを助
けることができる。容器は豆を攪拌するために攪拌装置
を供することができ、タンブリング作用が好ましい。攪
拌を利用する場合、攪拌機は約30〜約50RPMで回転でき
る。容器をタンブリングする場合、例えば約1〜約10RP
Mでタンブリングできる。
豆の加濕に要する水量は処理すべき生コーヒー豆の重
量について重量で等式にすることにより容易に決定でき
る。その理由は一般に生豆は実質的に等量部の水および
乾物を含有できることが容認されているからである。勿
論、当業者が認めるように、吸収水量は生豆の最初の水
分含量の影響を受け、すべての生豆が一般的規則に従う
ものではない。こうして、いくらかの豆は水を吸収で
き、例えば、加濕豆の全重量基準で45重量%位の水を含
む豆は実質的に飽和でき、一方他の豆は加濕豆の全重量
基準で約60重量%まで水を含むように水分を吸収し、含
有することができる。さらに、同種の豆でさえ豆が吸収
し、含有できる水量に関してバツチ毎に変化できる。こ
うして、均一な結果を得るために、当業者は水分吸収能
および含有容量を決定するために処理する豆を試験する
ことを希望する。
生豆の加濕後、過熱処理工程は、勿論容器が利用圧に
耐えるように構築される場合、加濕工程に対し使用する
容器で行なうことができる。そうでなければ、加濕豆お
よび任意の過剰液は適当な圧力容器に移す。正圧下の実
質的に不活性雰囲気を供するために、不活性ガスの供給
および正圧の維持は周知の方法により達成できる。さら
に、加濕および過熱処理工程を行なうためにここに開示
の方法の他に、Green Coffee Treatmintと題するデービ
ツト エル・ベルビエらの米国特許出願第号明細書に開
示の方法も有利に利用できる。
加熱加圧容器内の加濕豆では、不活性ガスを容器の豆
の周囲に導入し、豆の周囲の容易の大気をパージする。
容器の大気をパージし、実質的に不活性ガスから成つた
後、容器は大気から遮断し、不活性ガスを導入して正圧
を適用する。上記のように、任意の正圧は適用できる
が、好ましくは容器は環境温度で少なくとも約1.4kg/cm
2、好ましくは約2〜約3.5kg/cm2のゲージ圧に不活性ガ
スをチヤージする。5kg/cm2又はそれより高圧でさえ利
用できるが、本発明の利点は約3.5kg/cm2までの圧およ
びこの圧で増加することが明らかで、かつ、最適であ
り、3.5kg/cm2より高圧では横ばい状態である。この発
見は約3.5kg/cm2以上の正圧の付与で有意の品質改良又
は他の利点があることを示さない。さらに、このような
高圧の使用は熱処理工程中形成する圧に耐えうる代表的
容器の能力からみて安全性の理由で制限される。
形成する圧に関して、熱工程中十分に注意して容器の
圧を監視し、発生する蒸気圧および、不活性ガス、およ
び加水分解および熱分解反応により生成するガス状生成
物により形成する過度の圧を回避すべきである。圧が熱
処理中有意に上昇する場合、特に容器の能力に接近する
場合、圧は容器から排気することにより下げるべきであ
る。
二酸化炭素、窒素、ヘリウム、アルゴンなどの任意の
不活性ガスおよびその組み合せは使用できる。二酸化炭
素は好ましい。
容器の加圧後、熱を豆に適用して所望温度に加熱す
る。この温度は上記加濕工程で容器内の豆と接触する探
針のような要素により決定できる。加濕工程では、熱は
ジヤケツト付き容器のジヤケツトにより、又は豆と接触
する蒸気および加熱ジヤケツトの組み合せにより又は他
の適当な熱源要素により單独に有利に適用できる。豆の
攪拌は熱処理工程中必要ではないが、再度、豆の局部加
熱の可能性を減少させるようなことは好ましい。再度、
攪拌は利用できるが、加濕工程に対し述べた割合でおだ
やかなタンブリング作用は好ましい。
一般にある程度まで豆に熱を適用する手段により、そ
して豆を加濕工程中加熱するかどうかにより、熱処理工
程開始後、豆は約5分から約30分内に約130〜約185℃、
好ましくは約150〜約180℃の熱処理温度に到達する。す
なわち、熱をジヤケツトによつてのみ適用する場合、豆
が熱処理温度に達するには15〜30分を要するが、ジヤケ
ツト付き容器および豆と蒸気を接触させて豆を加熱する
ために容器に蒸気を注入することの組み合せを利用する
場合、豆は5〜15分のオーダのような非常に短時間で所
望の熱処理温度に達することができる。
豆が所望温度に達すると、約5分〜約1時間又はそれ
以上、好ましくは約10分〜約30分のオーダの加熱時間を
利用する。約10分〜約20分のオーダの処理時間について
は約175〜約180℃のオーダの温度が好ましい。一般に約
180℃およびそれ以上の温度を使用できるが、このよう
な温度は処理中形成する増大圧の可能性および豆の炭化
のため余り好ましくない。10分以下のオーダの一層短時
間の熱処理をこれらの温度で使用することが得策であ
る。効果は少ないが、しかし約130〜約150℃の温度も使
用できるが、1時間を超える永い加熱時間はこのような
低温では通例必要である。
熱処理工程後、好ましくは容器に残存する圧は解放
し、徐々に減少させて加水分解および熱分解した豆の爆
発又は破壊を回避する。乾燥する豆を得る前に加熱容器
から圧を、好ましくはおだやかに解放すること以外、熱
処理豆について特別の注意は必要ではない。しかし、長
時間大気中に豆を放置しないことが得策である。
特に、熱処理工程中蒸気を使用し豆と接触させて加熱
する場合、豆が蒸気により十分に飽和しないと、一般に
豆は任意の凝縮水分の吸収および豆から浸出又は抽出し
た任意の固体の吸着をしがちであり、残留する任意の凝
縮液は豆に粘着しがちで、有意量の遊離液を供しない。
しかし、水又は他の水性媒体が熱処理中過剰に存在する
場合、又は豆が水により飽和し又は飽和に近くまで加濕
した場合、遊離液は熱処理後存在することができ、処理
豆に組みこまれる。
豆の加熱中又は加熱後に液体が存在しない場合、すな
わち、処理加濕豆は少なくとも約25〜30%の水分含量を
有するが水および水溶性固形を含む液が加熱後存在しな
いように水分を十分に飽和していない場合、加水分解お
よび熱分解豆を集め、約3〜約5重量%までのオーダの
安定な水分含量まで乾燥する。各種通例的手段は乾燥に
対し使用できる。例えば、加熱送風乾燥機は有利に利用
して例えば約65〜約150℃の温度で熱処理豆を乾燥する
ことができる。主な乾燥の基準は乾燥し、熱処理した加
水分解および熱分解豆を、消費前の貯蔵中に古臭くなる
のを避けるように安定な水分含量まで乾燥することであ
る。
本発明の熱処理工程が液、すなわち過剰の水分、すな
わち、例えば水、水性凝縮液、水性抽出液又は凝縮液お
よび抽出液の組み合せの存在で豆について実施する場
合、豆は最初に加濕して水分を飽和させることが好まし
い。任意量の液は熱処理工程中存在できるが、実際上、
水溶性固形は熱処理中豆から過剰の液に移行し、過度の
固形損失を避けるために豆に戻さねばならないので液量
は効率を考慮して決定される。浸出又は抽出固形が豆に
戻らない場合、本発明の収量増加特徴は減少する。上記
と同じ熱処理條件は加濕豆および液体の熱処理に利用す
る。
これらの態様では、熱工程後の液の固形含量は豆が最
初飽和するかどうか、液に存在する水量、最初に液を構
成するのは水のみか、又は水性抽出液か又は水性凝縮液
かどうか、および加熱時間による。一般に加熱後の液は
約20重量%より少ない固形、好ましくは約1〜約16重量
%のいずれかの固形を含有することが好ましい。例え
ば、加濕すべき豆重量の約2 2/1倍重量の水は一般に加
濕後、次に熱処理後約15〜約16重量%固形を有する液を
形成することがわかった。実際目的では、有効性の理由
から熱工程で200〜300重量%より多い過剰液を利用する
ことに全く利益がないようである。
豆の加熱処理後存在する液、すなわち水および可溶性
固形を形成するこれらの態様では、液および処理豆は例
えば篩別するような通例的手段により分離する。
液から処理豆の分離後、加水分解および熱分解豆を上
記開示のように乾燥し、次に液は乾燥処理豆と接触させ
て水を吸収させ、固形を吸着させるために乾燥処理豆に
添加する。
乾燥処理豆と接触前に、液は約35〜45重量%の固形含
量に濃縮することが有利である。次に濃縮液を乾燥処理
豆と接触させて水を吸収させ、可溶性固形を吸着させ
る。液は35〜45重量%より高い固形含量に濃縮できる
が、一層高い濃度では、乾燥豆に組み込むことが一層困
難となり、一層大きい固形損失が起こりうる。
乾燥処理豆への液の組み込みは豆に対する損傷を避け
るためにおだやかに攪拌しながら達成することが好まし
く、約60〜約70℃の温度で行なうことが好ましい。一層
低温は利用できるが、完全な組み込みを達成するには一
層長時間が必要になる。
100℃未満までの高温は利用できるが、水が蒸発する
と、一層高濃度の固形が液に生成し、処理豆による固形
の吸着効率に影響する。そして密閉容器で操作しない場
合、特に揮発物がそう失しうる。すべての処理工程につ
いてと同様に、密閉容器内の操作は揮発物の損失の可能
性を減少する。
次に吸収液および吸着可溶性固体を含有する処理豆は
上記開示のような手順により乾燥する。
上記態様の開示に従つて処理した豆は粉砕し、さらに
成生物を処理せずに抽出できる。一般に処理豆は飲料の
製造に單独では使用しないが、加熱ガスによりロースト
するなどのように処理した他のコーヒーと混合する。必
要ではないが、処理豆はさらに熱ガスなどによりロース
トすることによりさらに処理できる。これは一層強く又
は規定した完全ローストノートを供しうるが、注意する
ように収量は低下する。
次例は本発明を例示する。部および%は特記しない限
り重量による。加熱時間は豆が熱処理温度に達した後の
処理時間である。「抽出収量」の測定には、乾燥重量基
準で飲料の固形量は抽出した処理コーヒー又はロースト
コーヒーの乾燥重量に基づく抽出収量の計算に利用す
る。
例I 約500gのロブスタ生豆ブレンドの第1試料を実質的に
遊離液が存在しなくなるまで約70℃にジヤケツトにより
加熱したジヤケツト付き容器でおだやかにタンブリング
攪拌しながら約500mlのコーヒー抽出凝縮液中に浸漬す
る。
浸漬豆は約750mlの追加凝縮液と一緒にジヤケツト付
き容器に入れる。容器はパージし、約3.5kg/cm2(室温
で測定)のゲージ圧に二酸化炭素により加圧し、次にジ
ヤケツトによる加熱し、おだやかに機械攪拌しながら約
177℃に約15分保持した。
冷却し、圧を加熱容器から徐々に解放後、暗褐色の豆
が褐色液と一緒に存在する。褐色液を豆から分離する。
加熱処理豆は約80℃で加熱送風オーブンで約3%の水分
含量に乾燥する。約15%の可溶性固形を含有する褐色液
は蒸発して約45%の可溶性固形に濃縮する。
乾燥処理豆および濃縮液は混合し、攪拌し、約65℃に
加熱し、こうして豆は液を吸収し、固形を吸着する。次
に豆は加熱送風オーブンで約3%の水分含量に約80℃で
乾燥する。
こうして得た処理豆は粉砕する。粉碎豆のGnは約3.6
であることを測定した。約50gの粉碎処理豆を商業用自
動ドリツプコーヒーメーカーで約1420mlの水により抽出
する。抽出収量は約42%である。
例II 例Iと同じ生コーヒー豆のブレンドを使用する。処理
條件および材料量は、水を凝縮液の代りに使用すること
を除いて、例Iと同じである。
粉碎により、処理コーヒーは約42%の抽出収量を供す
る。いれたコーヒーは酸素を分析し、100mlのコーヒー
につき酢酸として約5.2mgの滴定酸を含有することがわ
かつた。
いれたコーヒーは味見し、熱ガスでロースとした同じ
生豆ブレンドからの抽出液と比較したい。いれたコーヒ
ーは明白に異ることを測定した。この例による豆から得
たコーヒー飲料はラスピネスの少ない苦味特徴を有し、
熱ガスによりローストした豆から得たコーヒーより明ら
かに酸性が強かつた。
例III 約11.4Kgのロブスタ生豆のブレンドをタンブルし、浸
漬し、約11.4Kgのコーヒー抽出凝縮液を含む蒸気ジヤケ
ツトタンブラーで実質的に遊離液が残留しなくなるまで
約71℃に加熱した。
浸漬豆を入れたタンブラーは加熱前にパージし、二酸
化炭素により約1.4kg/cm2に加圧した。豆をタンブル
し、約149℃に1時間ジヤケツトにより加熱した、加熱
処理後、タンブラーには実質的に遊離液は存在しない。
暗褐色の熱処理豆を乾燥し、粉碎する。Gnは約3.6で
あることを測定する。
粉碎した加熱処理乾燥豆はそれ以上ローストせずに商
品の家庭用自動コーヒーメーカーでコーヒーをいれるの
に使用する。
いれた時の抽出収量は約35.5%である。
例IV 約10%の水分を含む約250gのロブスタ生コーヒー豆試
料を約250mlの水に浸漬し、蒸気ジヤケツトタンブラー
で豆が液を吸収するまで約60℃でタンブルした。浸漬豆
を約750mlの水を有する圧力容器に入れ、容器はパージ
し、約3.5kg/cm2のゲージ圧に窒素により加圧した。容
器内容物を加熱し、機械攪拌し、177℃に20分維持し
た。熱処理豆および可溶性豆固形を含有する褐色液は例
I記載のように処理する。
粉碎処理豆のGnは約3.6である。抽出収量は約39.4%
である。
比較例I 2バツチのそれぞれ約11.4Kgのロブスタ豆のブレンド
を等重量の水に浸漬し、約82℃に加熱し、約40分タンブ
ルした。1バツチは蒸気ジヤケツトタンブラーで熱処理
し、約3.5kg/cm2のゲージ圧で最初にチヤージした二酸
化炭素の実質的不活性雰囲気下に約177℃で約15分タン
ブルした。第2バツチはタンブラーで約177℃に加熱
し、タンブルしたが、二酸化炭素雰囲気ではなかつた。
本発明による処理バツチの抽出飲料収量は約42%であ
る。二酸化炭素を導入しない処理バツチの抽出収量は約
40%である。二酸化炭素を導入しない処理豆の臭いは焼
けており、比較的マイルドなアロマを有する二酸化炭素
の存在で処理した豆と比較して比較的不快である。味見
試験は本発明による処理豆からの抽出物は二酸化炭素を
導入しない熱処理試料とは明白に異ることを実証する。
本発明による試料はラスピネスの少ないロブスタの特徴
を有する抽出物を供し、空気中で処理した豆から得た抽
出物が有する焼けノートを有しない。
例V 2バツチのロブスタ生豆ブレンドを熱処理する。この
場合、1バツチの豆は約30重量%の水分に加濕し(試料
A)、もう1つのバツチは約35重量%の水分を含み(試
料B)、これはそれぞれ加濕豆の全重量を基準とする。
パージ後、蒸気ジヤケツトタンブラーにチヤージした最
初の不活性ガス圧は約3.5kg/cm2のゲージ圧である。次
に各バツチはタンブリングしながら約173〜約174℃の処
理温度に加熱し、次に約5分タンブリングしながらその
温度に保持する。
処理試料Aは粉碎すると約4.1のGnおよび約39%の抽
出収量を有するコーヒーを供する。処理試料Bは粉碎す
ると約5.5のGnおよび約36%の抽出収量を有するコーヒ
ーを供する。
例VI ロブスタ生豆のバツチを熱処理し、その場合加濕豆は
加濕豆の重量基準で約38重量%の水分含量を有する。ジ
ヤケツトタンブラーをパージし、約3.5kg/cm2のゲージ
圧に二酸化炭素を最初にチヤージする。加濕豆は約177
℃の温度に加熱し、タンブリングしながら約30分維持す
る。
粉碎すると処理豆は約2.2のGnを有し、約41%の抽出
収量を供する。
例VII 3バツチのロブスタ生豆を次のように約3.5kg/cm2
最初の熱処理不活性ガスゲージ圧チヤージで処理し、指
定温度に達した後指定時間加熱する。
上表から、各種装置、條件およびパラメータは特許請
求範囲に規定した本発明の精神および範囲から逸脱する
ことなく本発明の実施に利用できることが当業者には明
らかであろう。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生コーヒー豆の水分含量を増加して、加湿
    豆の全重量基準で少なくとも約25重量%の水分含量を有
    する加湿豆を得、 実質的に不活性ガス雰囲気の存在で正圧下に加水分解お
    よび熱分解するのに十分な130°〜185℃の温度および少
    なくとも5分間、炭化を避けながら、豆を含む容器内で
    加湿豆を加熱し、そして次に 加水分解および熱分解した豆を安定な水分含量まで乾燥
    することを特徴とする、生コーヒー豆の処理方法。
  2. 【請求項2】加湿豆を加水分解および熱分解するために
    加熱中、加湿豆を撹拌する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】実質的に不活性ガス雰囲気は二酸化炭素か
    ら成る、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】水、コーヒーの水性抽出液、コーヒー抽出
    液から得た水性凝縮液および、抽出液および凝縮液の組
    合せから成る群から選択した液中に生豆を浸漬して、豆
    の水分含量を増加させる、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】生コーヒー豆は少なくとも約40℃の温度
    で、少なくとも約30重量%の水分含量まで加湿し、実質
    的に不活性ガス雰囲気の正圧は環境温度で測定して約2
    〜約3.5kg/cm2のゲージ圧に先ず加え、そして加湿豆は
    実質的に不活性雰囲気で約150°〜約180℃の温度で5〜
    60分間加熱する、請求項1〜4のいずれか1項記載の方
    法。
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