JP2704679B2 - 液体試料のイオン強度又は比重測定用組成物及び該組成物を用いた試験片 - Google Patents
液体試料のイオン強度又は比重測定用組成物及び該組成物を用いた試験片Info
- Publication number
- JP2704679B2 JP2704679B2 JP3106735A JP10673591A JP2704679B2 JP 2704679 B2 JP2704679 B2 JP 2704679B2 JP 3106735 A JP3106735 A JP 3106735A JP 10673591 A JP10673591 A JP 10673591A JP 2704679 B2 JP2704679 B2 JP 2704679B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- reagent
- dye
- specific gravity
- liquid sample
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N9/00—Investigating density or specific gravity of materials; Analysing materials by determining density or specific gravity
- G01N9/36—Analysing materials by measuring the density or specific gravity, e.g. determining quantity of moisture
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/52—Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/52—Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
- G01N33/521—Single-layer analytical elements
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Immunology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Pathology (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液体試料のイオン強度
又は比重測定用組成物、該組成物を用いた試験片、並び
に前記組成物又は試験片を使用して液体試料のイオン強
度又は比重を測定する方法に関するものである。
又は比重測定用組成物、該組成物を用いた試験片、並び
に前記組成物又は試験片を使用して液体試料のイオン強
度又は比重を測定する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】液体試料の比重測定は広範囲な技術分野
で行われているが、特に尿の比重を測定することは臨床
検査の分野において臨床的意義の高い重要な測定項目の
一つである。従来、尿の比重測定には液体比重計、尿比
重計、ピクノメーター、屈折率計、浸透圧計等を用いる
物理的測定方法が使用されていた。しかし、これらの方
法に使用する器具は高価であり且つ壊れ易いので取扱に
細心の注意を要し、しかも器具の掃除や目盛りの補正等
の調整が随時必要であった。このため、前記物理的測定
方法は測定操作が面倒で且つ測定に時間が掛かった。
で行われているが、特に尿の比重を測定することは臨床
検査の分野において臨床的意義の高い重要な測定項目の
一つである。従来、尿の比重測定には液体比重計、尿比
重計、ピクノメーター、屈折率計、浸透圧計等を用いる
物理的測定方法が使用されていた。しかし、これらの方
法に使用する器具は高価であり且つ壊れ易いので取扱に
細心の注意を要し、しかも器具の掃除や目盛りの補正等
の調整が随時必要であった。このため、前記物理的測定
方法は測定操作が面倒で且つ測定に時間が掛かった。
【０００３】より簡便な物理的測定方法も提案されてお
り、例えば特開昭５９−１２０８４３号公報には多孔性
樹脂材からなる比重測定用検査紙が開示されているが、
尿などの被検液を含浸させた検査紙の透過率又は屈折率
を分光光度計又は屈折率計を用いて厳密に測定すること
が必要である。又、特開昭５９−１１２２５１号公報に
は比重の異なる複数個のビーズを収納する比重測定室を
有する尿比重測定片が開示されているが、測定片の構造
が複雑になるので製造が難しい。
り、例えば特開昭５９−１２０８４３号公報には多孔性
樹脂材からなる比重測定用検査紙が開示されているが、
尿などの被検液を含浸させた検査紙の透過率又は屈折率
を分光光度計又は屈折率計を用いて厳密に測定すること
が必要である。又、特開昭５９−１１２２５１号公報に
は比重の異なる複数個のビーズを収納する比重測定室を
有する尿比重測定片が開示されているが、測定片の構造
が複雑になるので製造が難しい。
【０００４】一方、臨床検査の分野では、体液例えば尿
を試料とした各種成分の測定において安価で且つ測定操
作を簡便迅速に行うために、試験片を用いた比色分析に
よる測定方法が迅速な測定方法として使用されている。
比色分析による測定方法は、色の変化を目視によって確
認できるため感覚的に分かり易く誤りが少ない。又、結
果も目視により、或いはカラーアナライザーなどの簡単
な器具により容易に得ることができてよい。そして、近
年、試験片を用いた比色分析により液体試料のイオン強
度又は比重を測定する方法が、例えば特公昭６２−１２
８５８号公報、特開昭５９−１６０７３９号公報、特開
昭５６−２１０６４号公報、特開平２−６６４５１号公
報、特開昭６２−９５４６２号公報、特公昭６０−４６
３７４号公報において提案されている。
を試料とした各種成分の測定において安価で且つ測定操
作を簡便迅速に行うために、試験片を用いた比色分析に
よる測定方法が迅速な測定方法として使用されている。
比色分析による測定方法は、色の変化を目視によって確
認できるため感覚的に分かり易く誤りが少ない。又、結
果も目視により、或いはカラーアナライザーなどの簡単
な器具により容易に得ることができてよい。そして、近
年、試験片を用いた比色分析により液体試料のイオン強
度又は比重を測定する方法が、例えば特公昭６２−１２
８５８号公報、特開昭５９−１６０７３９号公報、特開
昭５６−２１０６４号公報、特開平２−６６４５１号公
報、特開昭６２−９５４６２号公報、特公昭６０−４６
３７４号公報において提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示された
従来の液体試料のイオン強度又は比重の比色分析的測定
方法では電解質ポリマー、錯体形成剤、ｐＨ緩衝剤、ｐ
Ｈ指示薬、高吸収性樹脂、マイクロカプセル等を用いた
試験片を使用している。しかしながら、これら従来の比
色分析的測定方法によると例えば液体試料のｐＨや温
度、測定時間等の影響を受け易く、正確な測定が困難で
あった。又、従来の比色分析的測定方法に使用する試験
片は一般に製造が難しいものが多い。
従来の液体試料のイオン強度又は比重の比色分析的測定
方法では電解質ポリマー、錯体形成剤、ｐＨ緩衝剤、ｐ
Ｈ指示薬、高吸収性樹脂、マイクロカプセル等を用いた
試験片を使用している。しかしながら、これら従来の比
色分析的測定方法によると例えば液体試料のｐＨや温
度、測定時間等の影響を受け易く、正確な測定が困難で
あった。又、従来の比色分析的測定方法に使用する試験
片は一般に製造が難しいものが多い。
【０００６】本発明は前記従来技術の問題点を解決する
ためのものである。本発明の目的は液体試料のｐＨや温
度等の特性に影響されず、簡便迅速且つ正確に液体試料
のイオン強度又は比重を測定することができる組成物、
該組成物を用いて容易に製造することができる試験片、
並びに前記組成物又は試験片を使用して液体試料のイオ
ン強度又は比重を容易に測定することができる方法を提
供することにある。
ためのものである。本発明の目的は液体試料のｐＨや温
度等の特性に影響されず、簡便迅速且つ正確に液体試料
のイオン強度又は比重を測定することができる組成物、
該組成物を用いて容易に製造することができる試験片、
並びに前記組成物又は試験片を使用して液体試料のイオ
ン強度又は比重を容易に測定することができる方法を提
供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の液体試
料のイオン強度又は比重測定用組成物は、陰イオン型イ
オン会合性試薬と陽イオン型イオン会合性試薬とからな
り、所望により更にｐＨ緩衝剤を含んでなる液体試料の
イオン強度又は比重測定用組成物であって、 陽イオン型
イオン会合性試薬は、塩基性色素であり、 陰イオン型イ
オン会合性試薬は、前記塩基性色素と会合して特定の色
調を与え、この色調が塩類の干渉によって変調されるも
のであるという特徴を有している。
料のイオン強度又は比重測定用組成物は、陰イオン型イ
オン会合性試薬と陽イオン型イオン会合性試薬とからな
り、所望により更にｐＨ緩衝剤を含んでなる液体試料の
イオン強度又は比重測定用組成物であって、 陽イオン型
イオン会合性試薬は、塩基性色素であり、 陰イオン型イ
オン会合性試薬は、前記塩基性色素と会合して特定の色
調を与え、この色調が塩類の干渉によって変調されるも
のであるという特徴を有している。
【０００８】本発明の組成物における陰イオン型イオン
会合性試薬はスルホン酸基、硫酸エステル基若しくはリ
ン酸エステル基を有するポリマー又は鎖状化合物である
ことが好ましい。
会合性試薬はスルホン酸基、硫酸エステル基若しくはリ
ン酸エステル基を有するポリマー又は鎖状化合物である
ことが好ましい。
【０００９】又、前記陰イオン型イオン会合性試薬にお
ける好ましいポリマーはデキストラン硫酸ナトリウム、
ヘパリンナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、
硫酸セルロースナトリウム及び核酸からなる群より選ば
れたものである。
ける好ましいポリマーはデキストラン硫酸ナトリウム、
ヘパリンナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、
硫酸セルロースナトリウム及び核酸からなる群より選ば
れたものである。
【００１０】又、前記陰イオン型イオン会合性試薬にお
ける好ましい鎖状化合物はドデシル硫酸ナトリウム又は
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムである。
ける好ましい鎖状化合物はドデシル硫酸ナトリウム又は
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムである。
【００１１】前記の好ましいポリマー又は鎖状化合物
は、強電解質であるため広いｐＨ範囲に渡って常に陰イ
オンの状態で存在することができる。
は、強電解質であるため広いｐＨ範囲に渡って常に陰イ
オンの状態で存在することができる。
【００１２】本発明の組成物における陽イオン型イオン
会合性試薬は塩基性色素である。これらの色素は、ｐＨ
５−７（通常の尿の示すｐＨ範囲）の範囲では変色しな
い色素である。
会合性試薬は塩基性色素である。これらの色素は、ｐＨ
５−７（通常の尿の示すｐＨ範囲）の範囲では変色しな
い色素である。
【００１３】又、前記塩基性色素はチアジン染料、オキ
サジン染料、アジン染料、トリフェニルメタン染料、ジ
フェニルメタン染料、アゾ染料、インドアニリン染料及
びアミノインドフェノール染料からなる群より選ばれた
ものがよい。
サジン染料、アジン染料、トリフェニルメタン染料、ジ
フェニルメタン染料、アゾ染料、インドアニリン染料及
びアミノインドフェノール染料からなる群より選ばれた
ものがよい。
【００１４】好ましいチアジン染料はメチレンブルーで
ある。
ある。
【００１５】好ましいオキサジン染料はブリリアントク
レシルブルー又はナイルブルーである。
レシルブルー又はナイルブルーである。
【００１６】好ましいアジン染料はサフラニンＯであ
る。
る。
【００１７】好ましいトリフェニルメタン染料はクリス
タルバイオレットである。
タルバイオレットである。
【００１８】好ましいインドアニリン染料はｏ−トルイ
ジンブルーである。
ジンブルーである。
【００１９】陰イオン型イオン会合性試薬と陽イオン型
イオン会合性試薬との混合比率は、両試薬の種類や測定
すべき被検液の種類に応じて適宜選択する。
イオン会合性試薬との混合比率は、両試薬の種類や測定
すべき被検液の種類に応じて適宜選択する。
【００２０】ｐＨ緩衝剤は、必要であれば慣用のもの例
えばリン酸塩、硝酸塩、炭酸塩、クエン酸塩、ジエチル
マロン酸塩、アミノアルキルスルホン酸誘導体等を所定
量添加してよい。又、ｐＨ緩衝域はｐＨ５−１０の範囲
であることが好ましい。
えばリン酸塩、硝酸塩、炭酸塩、クエン酸塩、ジエチル
マロン酸塩、アミノアルキルスルホン酸誘導体等を所定
量添加してよい。又、ｐＨ緩衝域はｐＨ５−１０の範囲
であることが好ましい。
【００２１】本発明の組成物は、吸収性担体に含浸させ
て所定性状の試験片とすると使用上都合が良い。
て所定性状の試験片とすると使用上都合が良い。
【００２２】すなわち、本発明の液体試料のイオン強度
又は比重測定用試験片は、本発明の組成物が吸収性担体
に含浸されてなることを特徴とする。
又は比重測定用試験片は、本発明の組成物が吸収性担体
に含浸されてなることを特徴とする。
【００２３】前記吸収性担体としては例えば紙、綿、木
片、不織布、粉末、親水性ポリマー等が挙げられる。特
に濾紙を用いるのが有利である。
片、不織布、粉末、親水性ポリマー等が挙げられる。特
に濾紙を用いるのが有利である。
【００２４】吸収性担体は、それ自体を試験片として使
用することができるし、又、適当な支持体例えばポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等のプラスチッ
クシート上に適する大きさ及び形状のものを貼付して試
験片として使用することもできる。更に、親水性ポリマ
ー例えば澱粉やポリビニルアルコールを吸収性担体兼接
着剤として用いて、これらと混合した本発明の組成物を
前記プラスチックシート等の支持体上に塗布した後乾燥
し固着させて試験片を製造してもよい。
用することができるし、又、適当な支持体例えばポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等のプラスチッ
クシート上に適する大きさ及び形状のものを貼付して試
験片として使用することもできる。更に、親水性ポリマ
ー例えば澱粉やポリビニルアルコールを吸収性担体兼接
着剤として用いて、これらと混合した本発明の組成物を
前記プラスチックシート等の支持体上に塗布した後乾燥
し固着させて試験片を製造してもよい。
【００２５】前記支持体上には、測定値の判別を容易に
するために所望により色彩、記号、文字、図形、模様等
を付与してもよい。
するために所望により色彩、記号、文字、図形、模様等
を付与してもよい。
【００２６】本発明の組成物又は試験片を使用すると、
液体試料のイオン強度又は比重を簡便迅速に測定するこ
とができる。
液体試料のイオン強度又は比重を簡便迅速に測定するこ
とができる。
【００２７】すなわち、本発明の第一の液体試料のイオ
ン強度又は比重の測定方法（第一の測定方法）は、陰イ
オン型イオン会合性試薬と陽イオン型イオン会合性試薬
と所望により更にｐＨ緩衝剤を含んでなる組成物の溶液
の前記両試薬のイオン会合に基づく色変化が、該溶液に
被検液である液体試料を添加した場合に液体試料中に存
在する塩類の影響によって変化することを利用して、予
め液体試料のイオン強度又は比重と前記色変化との関係
を求め、この関係を用いて液体試料のイオン強度又は比
重を測定するための方法であって、陰イオン型イオン会
合性試薬と陽イオン型イオン会合性試薬と所望により更
にｐＨ緩衝剤を含んでなる組成物であって、 陽イオン型
イオン会合性試薬は、塩基性色素であり、 陰イオン型イ
オン会合性試薬は、前記塩基性色素と会合して特定の色
調を与え、この色調が塩類の干渉によって変調されるも
のである組成物の溶液を形成し、次いで該溶液に被検液
である液体試料を添加し、次いで該溶液の吸光度を測定
し、次いで該吸光度より前記関係を用いて液体試料のイ
オン強度又は比重を算出することにより液体試料のイオ
ン強度又は比重を測定する方法である。
ン強度又は比重の測定方法（第一の測定方法）は、陰イ
オン型イオン会合性試薬と陽イオン型イオン会合性試薬
と所望により更にｐＨ緩衝剤を含んでなる組成物の溶液
の前記両試薬のイオン会合に基づく色変化が、該溶液に
被検液である液体試料を添加した場合に液体試料中に存
在する塩類の影響によって変化することを利用して、予
め液体試料のイオン強度又は比重と前記色変化との関係
を求め、この関係を用いて液体試料のイオン強度又は比
重を測定するための方法であって、陰イオン型イオン会
合性試薬と陽イオン型イオン会合性試薬と所望により更
にｐＨ緩衝剤を含んでなる組成物であって、 陽イオン型
イオン会合性試薬は、塩基性色素であり、 陰イオン型イ
オン会合性試薬は、前記塩基性色素と会合して特定の色
調を与え、この色調が塩類の干渉によって変調されるも
のである組成物の溶液を形成し、次いで該溶液に被検液
である液体試料を添加し、次いで該溶液の吸光度を測定
し、次いで該吸光度より前記関係を用いて液体試料のイ
オン強度又は比重を算出することにより液体試料のイオ
ン強度又は比重を測定する方法である。
【００２８】本発明の第二の液体試料のイオン強度又は
比重の測定方法（第二の測定方法）は、陰イオン型イオ
ン会合性試薬と陽イオン型イオン会合性試薬と所望によ
り更にｐＨ緩衝剤を含んでなる組成物が吸収性担体に含
浸されてなる試験片の前記両試薬のイオン会合に基づく
色変化が、該試験片に被検液である液体試料を接触させ
た場合に液体試料中に存在する塩類の影響によって変化
することを利用して、予め液体試料のイオン強度又は比
重と前記色変化との関係を求め、この関係を用いて液体
試料のイオン強度又は比重を測定するための方法であっ
て、陰イオン型イオン会合性試薬と陽イオン型イオン会
合性試薬と所望により更にｐＨ緩衝剤を含んでなる組成
物であって、 陽イオン型イオン会合性試薬は、塩基性色
素であり、 陰イオン型イオン会合性試薬は、前記塩基性
色素と会合して特定の色調を与え、この色調が塩類の干
渉によって変調されるものである組成物が吸収性担体に
含浸されてなる試験片を作成し、次いで試験片を被検液
である液体試料と接触させ、次いで該試験片の色変化を
観察することにより液体試料のイオン強度又は比重を測
定する方法である。
比重の測定方法（第二の測定方法）は、陰イオン型イオ
ン会合性試薬と陽イオン型イオン会合性試薬と所望によ
り更にｐＨ緩衝剤を含んでなる組成物が吸収性担体に含
浸されてなる試験片の前記両試薬のイオン会合に基づく
色変化が、該試験片に被検液である液体試料を接触させ
た場合に液体試料中に存在する塩類の影響によって変化
することを利用して、予め液体試料のイオン強度又は比
重と前記色変化との関係を求め、この関係を用いて液体
試料のイオン強度又は比重を測定するための方法であっ
て、陰イオン型イオン会合性試薬と陽イオン型イオン会
合性試薬と所望により更にｐＨ緩衝剤を含んでなる組成
物であって、 陽イオン型イオン会合性試薬は、塩基性色
素であり、 陰イオン型イオン会合性試薬は、前記塩基性
色素と会合して特定の色調を与え、この色調が塩類の干
渉によって変調されるものである組成物が吸収性担体に
含浸されてなる試験片を作成し、次いで試験片を被検液
である液体試料と接触させ、次いで該試験片の色変化を
観察することにより液体試料のイオン強度又は比重を測
定する方法である。
【００２９】
【作用】Ｉ）測定原理 陰イオン型イオン会合性試薬と陽イオン型イオン会合性
試薬とのイオン会合に塩類が影響を与えることを利用し
て、水性溶液のイオン強度又は比重を二次的に測定す
る。
試薬とのイオン会合に塩類が影響を与えることを利用し
て、水性溶液のイオン強度又は比重を二次的に測定す
る。
【００３０】ＩＩ）測定原理の説明 イオン会合とは配位結合によらない陰イオンと陽イオン
との結合であり（ぶんせき，１９８９，１，ｐ６１）、
イオン会合による色素の色調の変化はメタクロマジー
（変色反応）と呼ばれる（ぶんせき，１９９０，３，ｐ
８２）。陽イオン型イオン会合性色素は陰イオン型イオ
ン会合性試薬とイオン会合することにより電子状態が変
化し、色調も変化する。
との結合であり（ぶんせき，１９８９，１，ｐ６１）、
イオン会合による色素の色調の変化はメタクロマジー
（変色反応）と呼ばれる（ぶんせき，１９９０，３，ｐ
８２）。陽イオン型イオン会合性色素は陰イオン型イオ
ン会合性試薬とイオン会合することにより電子状態が変
化し、色調も変化する。
【００３１】メタクロマジー現象を起こす代表的な例
は、コロイド滴定における陰イオン型のポリビニル硫酸
カリウム（ＰＶＳＫ）と陽イオン型のトルイジンブルー
（ＴＢ）との組み合わせである。ＴＢはＰＶＳＫと反応
し青から赤紫色に変色する。しかし、この現象は糖やグ
リセリンには影響されないが塩類によって著しく影響さ
れる（新実験化学講座９，分析化学〔ＩＩ〕（１９７
７），特殊試薬による分析）。
は、コロイド滴定における陰イオン型のポリビニル硫酸
カリウム（ＰＶＳＫ）と陽イオン型のトルイジンブルー
（ＴＢ）との組み合わせである。ＴＢはＰＶＳＫと反応
し青から赤紫色に変色する。しかし、この現象は糖やグ
リセリンには影響されないが塩類によって著しく影響さ
れる（新実験化学講座９，分析化学〔ＩＩ〕（１９７
７），特殊試薬による分析）。
【００３２】本発明者らは、この点に着目し鋭意研究し
た結果、メタクロマジーにおける塩類の影響による色素
の色調の変化を利用して水性溶液のイオン強度又は比重
を二次的に測定することができることを見出した。
た結果、メタクロマジーにおける塩類の影響による色素
の色調の変化を利用して水性溶液のイオン強度又は比重
を二次的に測定することができることを見出した。
【００３３】メタクロマジーでの色素の色調の変化は水
性溶液のｐＨの変化によるものではない。そのため、本
発明の組成物を用いる液体試料のイオン強度又は比重測
定方法はｐＨの影響をほとんど受けない。
性溶液のｐＨの変化によるものではない。そのため、本
発明の組成物を用いる液体試料のイオン強度又は比重測
定方法はｐＨの影響をほとんど受けない。
【００３４】
【実施例】以下の実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。
明する。
【００３５】実施例１−３：本発明の組成物の製造
【００３６】精製水に各成分を溶解して、下記組成の本
発明の組成物を得た。
発明の組成物を得た。
【００３７】実施例１：ヘパリンナトリウム １重量％ メチレンブルー １ｍＭ
【００３８】実施例２：デキストラン硫酸（Ｍｗ８００
０）ナトリウム １重量％ サフラニンＯ １ｍＭ
０）ナトリウム １重量％ サフラニンＯ １ｍＭ
【００３９】実施例３：コンドロイチン硫酸ナトリウム
１重量％ ナイルブルー １ｍＭ
１重量％ ナイルブルー １ｍＭ
【００４０】実施例４−６：本発明の試験片の製造
【００４１】実施例４ 実施例１の組成物を濾紙（凸版商事製、５１Ａ）に含浸
させた後乾燥して、５×５ｍｍの大きさに切断した。こ
のようにして製造した試験紙１を５×４０ｍｍの大きさ
のプラスチック片２に貼付して図１に示す本発明の試験
片を得た。
させた後乾燥して、５×５ｍｍの大きさに切断した。こ
のようにして製造した試験紙１を５×４０ｍｍの大きさ
のプラスチック片２に貼付して図１に示す本発明の試験
片を得た。
【００４２】実施例５ 実施例２の組成物を使用したこと以外は実施例４と同様
にして、本発明の試験片を得た。
にして、本発明の試験片を得た。
【００４３】実施例６ 実施例３の組成物を使用したこと以外は実施例４と同様
にして、本発明の試験片を得た。
にして、本発明の試験片を得た。
【００４４】実施例７−９：本発明の試験片を用いた測
定（本発明の第二の測定方法）
定（本発明の第二の測定方法）
【００４５】実施例７：尿試料の比重の測定１ 実施例４の試験片を１−２秒比重が異なる各種尿試料中
に浸漬し、カラーアナライザーＴＣ−１８００Ｍで反射
率を測定した。結果を図２に示す。図２から明らかなよ
うに、尿比重の違いにより色調に差が見られた。
に浸漬し、カラーアナライザーＴＣ−１８００Ｍで反射
率を測定した。結果を図２に示す。図２から明らかなよ
うに、尿比重の違いにより色調に差が見られた。
【００４６】実施例８：尿試料の比重の測定２ 実施例６の試験片を使用したこと以外は実施例７と同様
にして比重が異なる各種尿試料の反射率を測定し、この
反射率から６８０ｎｍでのＫ／Ｓ関数を下記式Ｉにより
算出した。 Ｋ／Ｓ＝（１−Ｒ）２／２Ｒ （Ｉ） （式中、Ｋ＝吸収係数、Ｓ＝散乱係数、Ｒ＝反射率）
にして比重が異なる各種尿試料の反射率を測定し、この
反射率から６８０ｎｍでのＫ／Ｓ関数を下記式Ｉにより
算出した。 Ｋ／Ｓ＝（１−Ｒ）２／２Ｒ （Ｉ） （式中、Ｋ＝吸収係数、Ｓ＝散乱係数、Ｒ＝反射率）
【００４７】Ｋ／Ｓ関数は、塗装面又は織物の反射率を
求めるため、クーベルカ−ムンク（Ｋｕｂｅｌｋａ−Ｍ
ｕｎｋ）が理論的にＫ／ＳとＲとの関係を導いたもので
ある。図３に示すように、尿比重に比例したＫ／Ｓ関数
が得られた。
求めるため、クーベルカ−ムンク（Ｋｕｂｅｌｋａ−Ｍ
ｕｎｋ）が理論的にＫ／ＳとＲとの関係を導いたもので
ある。図３に示すように、尿比重に比例したＫ／Ｓ関数
が得られた。
【００４８】実施例９：尿試料（ｐＨが異なる）の比重
の測定３ 実施例６の試験片を１−２秒下記尿試料−中に浸漬
し、カラーアナライザーＴＣ−１８００Ｍで反射率を測
定し、この反射率から６８０ｎｍでのＫ／Ｓ関数を算出
し、図３より尿比重を求めた。なお、尿試料−につ
いては屈折率計を用いて別途比重を測定した。 尿試料：ｐＨ５，屈折率計で測定した比重１．０２０ 尿試料：ｐＨ６，屈折率計で測定した比重１．０２０ 尿試料：ｐＨ７，屈折率計で測定した比重１．０２０
の測定３ 実施例６の試験片を１−２秒下記尿試料−中に浸漬
し、カラーアナライザーＴＣ−１８００Ｍで反射率を測
定し、この反射率から６８０ｎｍでのＫ／Ｓ関数を算出
し、図３より尿比重を求めた。なお、尿試料−につ
いては屈折率計を用いて別途比重を測定した。 尿試料：ｐＨ５，屈折率計で測定した比重１．０２０ 尿試料：ｐＨ６，屈折率計で測定した比重１．０２０ 尿試料：ｐＨ７，屈折率計で測定した比重１．０２０
【００４９】本発明の試験片を用いた測定の結果尿試料
−はいずれも比重１．０２０であり、ｐＨの違いに
よる差は見られなかった。
−はいずれも比重１．０２０であり、ｐＨの違いに
よる差は見られなかった。
【００５０】実施例１０：本発明の組成物を用いた尿試
料の比重の測定（本発明の第一の測定方法） 精製水３ｍｌ、１重量％デキストラン硫酸ナトリウム水
溶液５０μｌ及び１ｍＭメチレンブルー水溶液５０μｌ
からなる本発明の組成物の水溶液に比重の異なる尿試料
各２５０μｌを添加しよく混合した後、日立２００−２
０分光光度計を用いて各々の吸収曲線を測定した。結果
を図４に示す。図４から明らかな如く尿比重の違いによ
り吸収曲線のパターンが異なり、反射率の代わりに吸光
度も使用し得ることが分かる。
料の比重の測定（本発明の第一の測定方法） 精製水３ｍｌ、１重量％デキストラン硫酸ナトリウム水
溶液５０μｌ及び１ｍＭメチレンブルー水溶液５０μｌ
からなる本発明の組成物の水溶液に比重の異なる尿試料
各２５０μｌを添加しよく混合した後、日立２００−２
０分光光度計を用いて各々の吸収曲線を測定した。結果
を図４に示す。図４から明らかな如く尿比重の違いによ
り吸収曲線のパターンが異なり、反射率の代わりに吸光
度も使用し得ることが分かる。
【００５１】
【発明の効果】本発明の液体試料のイオン強度又は比重
測定用組成物は、陰イオン型イオン会合性試薬と陽イオ
ン型イオン会合性試薬とからなり、所望により更にｐＨ
緩衝剤を含んでなる液体試料のイオン強度又は比重測定
用組成物であって、陽イオン型イオン会合性試薬は、塩
基性色素であり、陰イオン型イオン会合性試薬は、前記
塩基性色素と会合して特定の色調を与え、この色調が塩
類の干渉によって変調されるものであるため、イオン会
合により発色し、液体試料のｐＨや温度等の特性に影響
されず、簡便迅速且つ正確に液体試料のイオン強度又は
比重を測定することができる。
測定用組成物は、陰イオン型イオン会合性試薬と陽イオ
ン型イオン会合性試薬とからなり、所望により更にｐＨ
緩衝剤を含んでなる液体試料のイオン強度又は比重測定
用組成物であって、陽イオン型イオン会合性試薬は、塩
基性色素であり、陰イオン型イオン会合性試薬は、前記
塩基性色素と会合して特定の色調を与え、この色調が塩
類の干渉によって変調されるものであるため、イオン会
合により発色し、液体試料のｐＨや温度等の特性に影響
されず、簡便迅速且つ正確に液体試料のイオン強度又は
比重を測定することができる。
【００５２】又、陰イオン型イオン会合性試薬及び陽イ
オン型イオン会合性試薬（塩基性色素）は各々多くの種
類があり、且つ市販品が利用できるので種々の組み合わ
せが可能であり、使用目的に応じた最適な組成物を容易
に調整することができる。
オン型イオン会合性試薬（塩基性色素）は各々多くの種
類があり、且つ市販品が利用できるので種々の組み合わ
せが可能であり、使用目的に応じた最適な組成物を容易
に調整することができる。
【００５３】更に、本発明の試験片も各種の形態のもの
を容易に製造可能であり、且つ構造が簡単で小型軽量で
あるため、測定操作、持ち運び、保管等が極めて容易で
あり、又、安価である。
を容易に製造可能であり、且つ構造が簡単で小型軽量で
あるため、測定操作、持ち運び、保管等が極めて容易で
あり、又、安価である。
【００５４】本発明の第一及び第二の液体試料のイオン
強度又は比重の測定方法は、本発明の組成物又は試験片
を使用して容易に行なうことができ、適用範囲が広い。
強度又は比重の測定方法は、本発明の組成物又は試験片
を使用して容易に行なうことができ、適用範囲が広い。
【図１】本発明の試験片の一実施例の斜視図である。
【図２】本発明の試験片を用いて測定した各種尿試料
の、カラーアナライザーの測定波長と反射率との関係を
示す図である。
の、カラーアナライザーの測定波長と反射率との関係を
示す図である。
【図３】本発明の試験片を用いて測定した尿試料の、比
重とＫ／Ｓ関数との関係を示す図である。
重とＫ／Ｓ関数との関係を示す図である。
【図４】本発明の組成物を用いて測定した各種尿試料
の、分光光度計の測定波長と吸光度との関係を示す図で
ある。
の、分光光度計の測定波長と吸光度との関係を示す図で
ある。
１ 試験紙 ２ プラスチック片
Claims (7)
- 【請求項１】 陰イオン型イオン会合性試薬と陽イオン
型イオン会合性試薬とからなり、所望により更にｐＨ緩
衝剤を含んでなる液体試料のイオン強度又は比重測定用
組成物であって、 陽イオン型イオン会合性試薬は、塩基性色素であり、 陰イオン型イオン会合性試薬は、前記塩基性色素と会合
して特定の色調を与え、この色調が塩類の干渉によって
変調されるものである ことを特徴とする組成物。 - 【請求項２】 陰イオン型イオン会合性試薬がスルホン
酸基、硫酸エステル基若しくはリン酸エステル基を有す
るポリマー又は鎖状化合物であることを特徴とする請求
項１記載の組成物。 - 【請求項３】 塩基性色素がチアジン染料、オキサジン
染料、アジン染料、トリフェニルメタン染料、ジフェニ
ルメタン染料、アゾ染料、インドアニリン染料及びアミ
ノインドフェノール染料からなる群より選ばれたことを
特徴とする請求項３記載の組成物。 - 【請求項４】 ｐＨ緩衝剤のｐＨ緩衝域がｐＨ５−１０
の範囲であることを特徴とする請求項１記載の組成物。 - 【請求項５】 請求項１記載の組成物が吸収性担体に含
浸されてなることを特徴とする液体試料のイオン強度又
は比重測定用試験片。 - 【請求項６】 陰イオン型イオン会合性試薬と陽イオン
型イオン会合性試薬と所望により更にｐＨ緩衝剤を含ん
でなる組成物であって、 陽イオン型イオン会合性試薬は、塩基性色素であり、 陰イオン型イオン会合性試薬は、前記塩基性色素と会合
して特定の色調を与え、この色調が塩類の干渉によって
変調されるものである組成物 の溶液に、液体試料を添加
し、次いで該溶液の吸光度を測定することにより、液体
試料のイオン強度又は比重を測定する方法。 - 【請求項７】 陰イオン型イオン会合性試薬と陽イオン
型イオン会合性試薬と所望により更にｐＨ緩衝剤を含ん
でなる組成物であって、 陽イオン型イオン会合性試薬は、塩基性色素であり、 陰イオン型イオン会合性試薬は、前記塩基性色素と会合
して特定の色調を与え、この色調が塩類の干渉によって
変調されるものである組成物 が吸収性担体に含浸されて
なる試験片を、液体試料と接触させ、次いで該試験片の
色変化を観察することにより、液体試料のイオン強度又
は比重を測定する方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3106735A JP2704679B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 液体試料のイオン強度又は比重測定用組成物及び該組成物を用いた試験片 |
| DE69231625T DE69231625T2 (de) | 1991-04-11 | 1992-04-10 | Zusammensetzung für die messung der ionenstärke oder des spezifischen gewichts einer flüssigen probe und testvorrichtung, die aus besagter zusammensetzung gefertigt wurde |
| PCT/JP1992/000459 WO1992018863A1 (en) | 1991-04-11 | 1992-04-10 | Composition for measuring ionic strength or specific gravity of liquid specimen and test piece prepared from said composition |
| US08/122,570 US5443990A (en) | 1991-04-11 | 1992-04-10 | Composition for measuring ionic strength or specific gravity of liquid specimen and test piece prepared from said composition |
| EP92908526A EP0580863B1 (en) | 1991-04-11 | 1992-04-10 | Composition for measuring ionic strength or specific gravity of liquid specimen and test piece prepared from said composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3106735A JP2704679B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 液体試料のイオン強度又は比重測定用組成物及び該組成物を用いた試験片 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04315049A JPH04315049A (ja) | 1992-11-06 |
| JP2704679B2 true JP2704679B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=14441191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3106735A Expired - Fee Related JP2704679B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 液体試料のイオン強度又は比重測定用組成物及び該組成物を用いた試験片 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5443990A (ja) |
| EP (1) | EP0580863B1 (ja) |
| JP (1) | JP2704679B2 (ja) |
| DE (1) | DE69231625T2 (ja) |
| WO (1) | WO1992018863A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018093222A1 (ko) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | 삼성전자 주식회사 | 색상 변화로 대상물질의 농도를 측정하기 위한 센서, 이를 포함하는 센싱 시스템 및 센서의 제작 방법 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0611966A1 (en) * | 1993-02-19 | 1994-08-24 | Bayer Corporation | Method, composition and device for measuring the ionic strength or specific gravity of a test sample |
| US5710372A (en) * | 1996-12-17 | 1998-01-20 | Cincinnati Milacron Inc. | Method of analysis for aqueous fluids |
| US6638480B2 (en) | 2000-12-01 | 2003-10-28 | Environmental Test Systems, Inc. | High sensitivity test system for the colorimetric determination of specific gravity or total dissolved solids in aqueous samples |
| USD865992S1 (en) * | 2015-11-02 | 2019-11-05 | Jon A. Petty | Fluid test strip |
| CN113484262B (zh) * | 2021-07-06 | 2023-04-07 | 青岛科技大学 | 一种肝素钠含量测定的方法 |
Family Cites Families (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3856528A (en) * | 1972-08-10 | 1974-12-24 | Keuffel & Esser Co | Color toned photopolymerization imaging process |
| CA1048390A (en) * | 1975-02-14 | 1979-02-13 | James B. Dugle | Method, composition, and device for determining the specific gravity of a liquid |
| US4108727A (en) * | 1976-08-23 | 1978-08-22 | Miles Laboratories, Inc. | Method, composition and device for determining the specific gravity or osmolality of a liquid |
| US4015462A (en) * | 1976-01-08 | 1977-04-05 | Miles Laboratories, Inc. | Device and method for the determination of the specific gravity or osmolality of a liquid |
| US4308215A (en) * | 1978-06-15 | 1981-12-29 | Varen Technology | Sulfonation process |
| CA1141275A (en) * | 1978-11-08 | 1983-02-15 | Richard D. Falb | Composition, test device and method for determining the ionic strength or specific gravity of a liquid sample |
| CA1138310A (en) * | 1979-07-30 | 1982-12-28 | Sisto N. Stiso | Composition, test device and method for determining the ionic strength or specific gravity of a liquid sample utilizing a strong polyelectrolyte |
| US4376827A (en) * | 1979-07-30 | 1983-03-15 | Miles Laboratories, Inc. | Composition, test device and method for determining the ionic strength or specific gravity of a liquid sample utilizing a strong polyelectrolyte |
| US4318709A (en) * | 1979-11-08 | 1982-03-09 | Miles Laboratories, Inc. | Test means, test device and method for determining the ionic strength or specific gravity of a liquid sample |
| JPS59112251A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-28 | Terumo Corp | 尿比重測定片 |
| JPS59120843A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 比重測定用検査紙 |
| JPS59120853A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-12 | Kaneko Agricult Mach Co Ltd | 穀物の水分自動測定装置 |
| US4532216A (en) * | 1982-12-27 | 1985-07-30 | Miles Laboratories, Inc. | Use of quaternary ammonium polyelectrolyte salts in test means, test device and method for determining the ionic strength or specific gravity of a liquid sample |
| US4473650A (en) * | 1982-12-27 | 1984-09-25 | Miles Laboratories, Inc. | Use of strong organic acid polyelectrolyte salts in test means, test device and method for determining the ionic strength or specific gravity of a liquid sample |
| JPS6046374A (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-13 | Hitachi Chem Co Ltd | 化学気相蒸着装置 |
| US4532107A (en) * | 1984-03-26 | 1985-07-30 | Miles Laboratories, Inc. | Reagent test device |
| CH663476A5 (fr) * | 1985-07-08 | 1987-12-15 | Serono Diagnostics Ltd | Enceinte pour le dosage d'anticorps ou d'antigenes dans un liquide biologique. |
| JPH0619345B2 (ja) * | 1985-10-21 | 1994-03-16 | 株式会社京都第一科学 | 水溶液試料の比重試験用具 |
| US5055407A (en) * | 1988-07-05 | 1991-10-08 | Miles, Inc. | Composition and method of assaying aqueous liquids for specific gravity |
| DE3823151C2 (de) * | 1988-07-08 | 1997-07-10 | Boehringer Mannheim Gmbh | Verfahren zur Bestimmung der Ionenstärke oder des spezifischen Gewichts von wäßrigen Flüssigkeiten |
| US5089420A (en) * | 1990-01-30 | 1992-02-18 | Miles Inc. | Composition, device and method of assaying for a peroxidatively active substance utilizing amine borate compounds |
| US5320969A (en) * | 1992-10-22 | 1994-06-14 | Miles Inc. | Method, composition and device for the semiquantitative determination of specific gravity of a test sample |
| US5302531A (en) * | 1992-10-22 | 1994-04-12 | Miles Inc. | Composition for the semiquantitative determination of specific gravity of a test sample |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP3106735A patent/JP2704679B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-04-10 US US08/122,570 patent/US5443990A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-10 EP EP92908526A patent/EP0580863B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-10 WO PCT/JP1992/000459 patent/WO1992018863A1/ja active IP Right Grant
- 1992-04-10 DE DE69231625T patent/DE69231625T2/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018093222A1 (ko) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | 삼성전자 주식회사 | 색상 변화로 대상물질의 농도를 측정하기 위한 센서, 이를 포함하는 센싱 시스템 및 센서의 제작 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0580863B1 (en) | 2001-01-03 |
| EP0580863A4 (en) | 1994-07-06 |
| WO1992018863A1 (en) | 1992-10-29 |
| JPH04315049A (ja) | 1992-11-06 |
| DE69231625D1 (de) | 2001-02-08 |
| US5443990A (en) | 1995-08-22 |
| DE69231625T2 (de) | 2001-05-31 |
| EP0580863A1 (en) | 1994-02-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3342077B2 (ja) | 分析物の分光光度定量分析のための改良酸化カツプリング染料 | |
| US5403744A (en) | Method, composition and device for measuring the ionic strength or specific gravity of a test sample | |
| Offenbacher et al. | Fluorescence optical sensors for continuous determination of near-neutral pH values | |
| JP2589053B2 (ja) | 分析物測定用試薬試験ストリップ及びその測定方法 | |
| US5853669A (en) | Sensor membrane for indicating the PH of a sample, the fabrication and use thereof | |
| US5565363A (en) | Reagent composition for measuring ionic strength or specific gravity of aqueous solution samples | |
| US4252903A (en) | Indicator-capillary for urea-determination | |
| US5350694A (en) | Composition method and device for measuring the divalent cation concentration or specific gravity of a test sample | |
| JPS5849824B2 (ja) | アスコルビン酸及びその塩を測定するための組成物および用具 | |
| JP2704679B2 (ja) | 液体試料のイオン強度又は比重測定用組成物及び該組成物を用いた試験片 | |
| JPS62261064A (ja) | マグネシウムイオン測定用分析要素および方法 | |
| US5124266A (en) | Method and device for determining protein using carrier matrix impregnated with polymerized urethane based compounds and method of making the device | |
| US5312591A (en) | Color test strip carrying pad for correction | |
| US5858797A (en) | Test composition, device and method for the colorimetric determination of phosphorus | |
| US5186894A (en) | Dry analysis element for the analysis of iron ions | |
| ES2862387T3 (es) | Ensayo para la determinación de la concentración de fosfato | |
| JPH07140077A (ja) | 光学式分析装置の分光器の機差補正方法 | |
| JPS6152300A (ja) | 過酸化水素測定用組成物 | |
| JP3352493B2 (ja) | 液体試料のイオン強度又は比重測定用組成物及び該組成物を用いた試験片 | |
| Wang et al. | Evaluation of polyurethane-based membrane matrices for optical ion-selective sensors | |
| JPH05196616A (ja) | 水性液体試料のイオン強度又は比重測定用試薬組成物 | |
| GB2154737A (en) | Test piece for measurement of concentration of chlorides | |
| US5968833A (en) | Test piece and method of use for measuring magnesium in biological fluid | |
| US4804630A (en) | Kit and method for detecting lithium ions | |
| US3923459A (en) | Process for the determination of bilirubin in fluids |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009 Year of fee payment: 11 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009 Year of fee payment: 11 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091009 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101009 Year of fee payment: 13 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |