JP2703992B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2703992B2
JP2703992B2 JP1138957A JP13895789A JP2703992B2 JP 2703992 B2 JP2703992 B2 JP 2703992B2 JP 1138957 A JP1138957 A JP 1138957A JP 13895789 A JP13895789 A JP 13895789A JP 2703992 B2 JP2703992 B2 JP 2703992B2
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は現像装置、特に電子写真複写機、静電記録
機、磁気記録機等の画像形成装置に適用する現像装置に
関する。
〔従来の技術〕
電子写真複写機、静電記録機、磁気記録機等の画像形
成装置として、磁気ブラシ現像装置が広く用いられてい
る。
この磁気ブラシ現像装置の1つとして現像容器に回転
自在に取付けた現像剤支持手段としての非磁性同筒(以
下スリーブと称す)と、このスリーブ内にあって固定さ
れた複数の磁石を配置した磁石ローラとを具備し、スリ
ーブの回転により現像剤を搬送するもので、像担持体と
略対向した現像位置に磁極(以下現像磁極と称す)を配
設したものが知られている。また、画質向上の目的で、
前記現像位置に交番電界を形成して現像剤に振動運動を
与えつつ現像することにより、画像の掃き寄せを防止
し、中間調画像の再現性を向上させたものが知られてい
る。さらに、近来、高画質画像の要求が高まっているこ
とからトナーを小粒径にすることにより高解像・高精細
画像を得ようとしたものがあるが、ただ単にトナーを小
粒径化しただけではトナーの供給能力が低下するのでキ
ヤリアを小粒径化したものが知られている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら上記従来例では、キヤリアを小粒径化し
たためキヤリアが像担持体に付着し、それにより画像の
欠陥を生じる場合があった。
また、画像の緻密さが不十分で、特にハーフトーンに
おいてガサツキのある貧弱な画像となる場合があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、静電像担持体に対向し、非磁性トナ
ーと重量平均粒径が30〜80μmの磁性キャリアから成る
2成分現像剤を回転して現像部に搬送するスリーブと、
このスリーブ内に設けられ、前記現像部に磁界を形成す
る現像磁極と、を有する磁気ブラシ現像装置において、
前記スリーブの中心を頂点としたときの、前記スリーブ
と前記静電像担持体の最近接点と前記現像磁極の成す角
は3度以上で、前記スリーブ表面上でキャリアが受ける
力Fの法線方向成分が最大値となる点と前記最近接点の
成す角は8度以内であることにより、ガサツキとキャリ
ア付着の問題を一度に解決できる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明をドラム型電子写真感光体を使用する
複写機に適用した第1の実施例の断面図である。図には
省略したが、感光ドラム1の周囲には周知の電子写真プ
ロセス手段である帯電機構、画像露光機構、転写機構、
クリーニング機構、除電機構等が配設されている。
当該現像装置は例えば、感光体、誘電体等の潜像担持
体1上に電子写真法、静電記録法等によって形成された
潜像を現像するものであって、これは現像容器2、現像
剤担持体としての現像スリーブ3、現像剤層規制部材と
してのブレード4等を含んで構成される。即ち、現像容
器2の潜像担持体1に近接する位置には開口部が形成さ
れており、この開口部に前記現像スリーブ3が回転可能
に設けられており、該現像スリーブ3の上方に前記ブレ
ード4が所定隙間を設けて取り付けられている。
尚、上記現像スリーブ3は非磁性材料で構成され、現
像動作時には図示矢印方向に回転し、その内部には磁界
発生手段である磁石13が固定されており、磁石13はスリ
ーブからドラムに現像剤を付与して潜像を現像する現像
位置に磁界を形成して現像剤の磁気ブラシを形成する現
像磁極S1と後述の現像剤8を搬送する磁極N1,N2,S2
N3とを有する。
31は現像ローラであり上記現像スリーブ3と磁石13と
から構成されている。
Lは現像スリーブ3の中心と像担持体1の中心を結ん
だ一点鎖線であり、現像スリーブ3と像担持体1の対向
中心を示すものであり、この部分で現像スリーブ3と像
担持体1は最近接位置となっており、現像領域(現像位
置)の中央位置でもある。
θは現像スリーブ3の中心に対する現像磁極と一点鎖
線Lとの角度であり、現像磁極が現像スリーブの移動方
向に対して一点鎖線Lよりも上流にある場合を+として
下流にある場合を−とする。
即ち現像磁極の極位置はθにより示すことができる。
又、前記ブレード4はアルミニウム(Al)、SUS316等
の非磁性材料にて構成され、これは前述の如く現像スリ
ーブ3の表面との間に所定の隙間を設けて取り付けら
れ、この隙間は現像スリーブ3上を現像部へと搬送され
る現像剤8の量、具体的には現像スリーブ3上の現像剤
8の厚さを規制する。従って、本実施例においては、ブ
レード4の先端部と現像スリーブ3の表面との間を非磁
性トナーと磁性粒子の双方を有する現像剤が通過して現
像部へ送られる。部材4によって規制された現像剤は現
像位置に於いてドラムに接触するような厚みである。現
像剤8は非磁性トナー81と磁性粒子(キヤリア)82とか
らなる2成分現像剤である。非磁性トナー81は10μm以
下の体積平均粒径を有するものを使用した、。体積平均
粒径は100μmのアパーチヤーを使用しコールターカウ
ンタTA−IIを使用して測定した。
即ち、測定装置としてはコールターカウンターTA−II
型(コールター社製)を用い、個数平均分布、体積平均
分布を出力するインターフエイス(日科機製)及びCX−
iパーソナルコンピユータ(キヤノン製)を接続し電解
液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製
する。
測定法としては前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤
として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料を0.5〜50mg加
える。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間
分散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型に
より、アパチヤーとして100μmアパチヤーを用いて2
〜40μmの粒子の粒度分布を測定して体積平均分布を求
める。
これら求めた体積平均分布より、体積平均粒径を得
る。
82は磁性粒子であり重量平均粒径が30〜80μm、好ま
しくは40〜70μmで、抵抗値が107Ωcm以上、好ましく
は108Ωcm以上にフエライト粒子(最大磁化60emu/g)へ
樹脂コーテイングしたものが用いられ得る。この磁性粒
子の透磁率は約5.0であった。
なお、磁性粒子の抵抗値の測定は測定電極面積4cm2
電極間間隙0.4cmのサンドイツチタイプのセルを用い、
片方の電極に1Kg重量の加圧下で、両電極間の印加電圧
E(V/cm)を印加して、回路に流れた電流から磁性粒子
の抵抗値を得るという方法をとっている。この現像剤8
は現像部へ搬送され、スリーブ3に保持されたまま搬送
磁極N1へと搬送される。
12は現像剤の飛散防止と、上流側への引き戻しを防止
するための整穂部材であり、その一端は自由端で他端は
現像容器2に固設されており、その自由端側の一部は搬
送磁極N1またはその上流で現像剤と接触している。
上記現像部へ送られた現像剤8はスリーブ3に保持さ
れたまま、搬送磁極N1へと搬送されるが、搬送磁極N1
穂立ちした時の飛散を防止し、現像磁極S1方向への引き
戻されを防止するものである。搬送磁極N1と磁極N2は同
極であり両者の間には反発磁界が発生している。従って
スリーブ3に保持されたまま搬送磁極N1へと搬送された
現像剤はこの反発磁界の作用により、スリーブ3から取
り除かれ、後述する第1搬送手段9により攪拌混合さ
れ、磁極N2近傍で、新に現像剤を供給される。
即ち、スリーブ3上の現像履歴を受けた現像剤は剥離
除去され、十分に混合された新たな現像剤がスリーブ3
へ常に供給されるので安定して良好な画像が得られる。
ところで、上記現像容器2の内部は第1図の紙面垂直
方向に延在する隔壁5によって現像室(第1室)S-1
攪拌室(第2室)S-2とに区画され、攪拌室S-2の上方に
は隔壁6を隔ててトナー収容室S-3が形成され、該トナ
ー収容室S-3内には補給用トナー(非磁性トナー)81が
収容されている。尚、隔壁6には補給口6aが開口してお
り、該補給口6aを経て消費されたトナー量に見合った量
の補給用トナー81が攪拌室S-2内に落下補給される。
又、上記現像室S-1及び攪拌室S-2内には現像剤8が収容
されている。尚、現像容器2の第1図における手前側と
奥側の端部においては前記隔壁5が形成されておらず、
この両端部においては現像室S-1と攪拌室S-2とを相連通
せしめる開口部(図示せず)が形成されている。
而して、現像室S-1内には現像スリーブ3近傍の現像
容器2内底部に有って図示矢印方向(反時計方向)に回
転し、現像剤8を第1図の奥側から手前側に搬送する第
1搬送手段9を、該第1搬送手段9の上方に有って図示
矢印方向(反時計方向)に回転し、現像剤8を第1図の
手前側から奥側に搬送する第2搬送手段10とが設けられ
ている。又、攪拌室S-2内には上記第1搬送手段9と略
同一水平位置に有って図示矢印方向(時計方向)に回転
し、現像剤8を第1図の手前側から奥側に搬送する第3
搬送手段11が設けられている。尚、以上の第1、第2、
第3搬送手段9、10、11は具体的にはスパイラル形状を
成すスクリユーで構成されている。
第2図は現像スリーブ3上の磁気力Fγを説明するた
めの図であり、Fは現像スリーブ3上の磁気,Fγは現像
スリーブ3上のスリーブ表面の法線方向の磁気力、Foは
現像スリーブ3上のスリーブ表面接線方向の磁気力を示
している。
ここで磁気力Fγは下記比例式 但し、B2(γ)=B2 γ(γ)+B2 θ(γ),B2(γ+
Δγ)=B2 γ(γ+Δγ)+B2 θ(γ+Δγ)となる。
従って、 を求めれば、磁気力Fγの相対的な大きさを知ることが
でき、磁気力Fγの分布形態、磁気力Fγのピーク位置
等を知ることができる。又、Δγを固定すればFγ∞B2
(γ)−B2(γ+Δγ)となり、B2(γ)−B2(γ+Δ
γ)を求めればよいこととなる。
実際にはγを現像剤支持手段(現像スリーブ)の半径
としΔγを1mmとし、磁束密度Bγ(γ),Bγ(γ+Δ
γ),Bθ(γ),Bθ(γ+Δγ)を後述の如くベル社の
ガウスメータを用いて測定し計算によりB2(γ)−B
2(γ+Δγ)を求め磁気力Fγの相対値を求めた。
ここで、Bγ(γ)は現像剤支持手段上における垂直
方向の磁束密度[ガウス]、Bγ(γ+Δγ)は現像剤
支持手段上1mmにおける垂直方向の磁束密度[ガウ
ス]、Bθ(γ)は現像剤支持手段上における水平方向
の磁束密度[ガウス]、Bθ(γ+Δγ)は現像剤支持
手段上1mmにおける垂直方向の磁束密度[ガウス]、で
ある。
第3図は現像磁極の磁束密度Bγの分布形態および磁
気力Fγの分布形態の説明をするための図であり、横方
向は現像スリーブ周方向の位置を角度で示しており、縦
方向は現像スリーブ上の磁気力Fγの大きさ、もしくは
現像スリーブ上の磁束密度の大きさを示している。この
例では1つの現像磁極部に磁気力Fγのピークが2ケあ
るが、下流側の大きい方のピークをP1と称し、上流側の
小さい方のピークをP2と称す。K-15〜K+15は各々5度毎
の位置を示しており、K-15が上流側でK+15が下流側であ
り、K0が現像磁極の位置(Bγ最大位置)を示してい
る。
α1,α2は現像スリーブ上の磁気力FγのピークP1
P2の位置と、現像スリーブ上の像担持体との最近接位置
L0との角度であり、磁気力FγのピークP1,P2が現像ス
リーブの移動方向に対して現像スリーブ上の像担持体と
の最近接位置L0よりも上流にある場合を+とし、下流に
ある場合を−とする。
即ち、磁気力FγのピークP1,P2の位置をα1,α2
より示すことができる。
ここで現像磁極を像担持体と対向させた場合〔θ=0
°〕を考えると第3図(a)に示すように、K0は、現像
スリーブ上の像担持体との最近接位置L0、即ち現像領域
の中央であり、かつ現像磁極位置である。K-5,K+5は上
記位置L0から±5°の位置を示し、K-10,K+10は上記位
置L0から±10°の位置を示す。磁気力FγのピークP1
P2の位置を示すα1,α2各々−10〜−15°,+10〜+15
°の範囲にある。
また現像磁極を像担持体との対向位置よりも現像スリ
ーブの移動方向に対して上流側に+5°の位置〔θ=+
5°〕とした場合を考えると、第3図(b)に示すよう
に現像スリーブ上の像担持体との最近接位置L0,即ち、
現像領域の中央位置はK+5の位置となり、K0,K+10は各
々前記位置L0から±5°の位置,K-5,K+15は各々、前
記位置L0から±10°の位置を示す。
従って、この場合磁気力FγのピークP1,P2の位置を
示すα1,α2は各々−5〜−10°,+15〜+20°の範囲
にある。
また、現像磁極を上流側に+10°の位置〔θ=+10
°〕とした場合を考えると、磁気力FγのピークP1,P2
の位置を示すα1,α2は各々0〜−5°,+20〜+25°
の範囲となる。
実験により確認したところ、磁気力Fγのピークの位
置はキヤリア付着と関係しており、磁気力Fγのピーク
が前述の位置L0(現像領域中央位置)から±8°以内に
あるときキヤリア付着防止に効果があり、特に前記位置
L0から±5°以内にあるときに大きな効果を有する。な
お磁気力Fγのピークが複数ある場合、当然のことでは
あるがその中の最大のピークが上記範囲内にあることが
より大きな効果を有する。また、現像磁極の位置θはベ
ータ画像の緻密性(ガサツキ)と関係しており、θが0
°の場合は、ベタ画像、特にハーフトーン画像にややガ
サツキがあったが、θが3°以上離れた場合、即ち、θ
≦−3もしくはθ≧+3の場合はガサツキがなく良好な
画像が得られた。
これは、θ=0°の場合現像磁極が現像スリーブと像
担持体との最近接位置(即ち現像中央位置)となり現像
剤が穂が疎になるが、現像磁極が現像中央位置からずれ
た場合、現像剤の穂が緻密になり、そのため画像のガサ
ツキが改良されたものと考えられる。
現像磁極位置と磁気力Fγのピーク位置は(必ずし
も)一致しているわけではなく、磁気力Fγのピーク位
置と現像磁極位置のずれを利用することにより、磁気力
Fγのピーク位置を現像中央付近とし、キヤリア付着を
防止するとともに、現像磁極位置を現像中央からずらす
ことで画像のガサツキを防止することが可能となった。
なお、現像部もしくは、その近傍に現像磁極を1ケの
み有す磁極構成とした場合、現像磁極位置と磁気力Fγ
のピーク位置のずれを大巾に大きくすることは難かしく
本実施例においては、現像磁極位置を現像中央(位置
L0〕から15°よりもさらに離した場合即ちθ<−15もし
くはθ>+15の場合キヤリア付着を防止する効果がやや
小さかった。
次に本発明における、磁束密度の測定法を説明する。
第4図はスリーブ3上もしくはスリーブ上1mmの位置法
線方向の磁束密度Bγの測定法を説明するための図であ
り、ベル社のガウスメータモデル640を用い測定した。
図中、スリーブ3は水平に固定され、スリーブ3内の磁
石ローラ13は回転自在に取り付けられている。17はアキ
シヤルプローブであり、スリーブ3とは若干の間隔を保
ってスリーブ3の中央とプローブ17の中心が略同一水平
面になるように固設され、ガウスメータ16と接続してお
り、スリーブ上もしくはスリーブ上1mmの位置垂直方向
の磁束密度を測定するものであるスリーブ3と磁石ロー
ラ13は略同心円であり、スリーブ3の磁石ローラ13の間
隔はどこでも等しいと考えてよい。
従って、磁石ローラ13を回転することにより、スリー
ブ3上もしくはスリーブ上1mmの位置の垂直方向の磁束
密度Bγを周方向全てに対して測定することができる。
磁石ローラは矢印方向に回転させているので、例え
ば、現像磁極S1よりも搬送磁極N1の角度は大きな値とな
る。
即ち、第1図におけるスリーブ3の移動方向に対し
て、下流側の方が角度が増える方向に測定している。
第5図はスリーブ3上もしくはスリーブ上1mmの位置
の接線方向の磁束密度Bθの測定を説明するための図で
ある。
17はアキシヤルプローブであり、スリーブ3とは若干
の間隔を保ってスリーブ3の中心とプローブ18の測定部
中心が略水平となる様に垂直に固定され、ガウスメータ
16と接続しており、スリーブ上もしくはスリーブ上1mm
の位置の水平方向の磁束密度を測定するものである。
第4図で説明したのと同様に、磁石ローラ13を矢印方
向に回転することにより、スリーブ3上もしくはスリー
ブ1上mmの位置の水平方向の磁束密度Bθを周方向に全
てに対して測定することができるものである。
なお、本実施例においては、暗電位を−650V、明電位
を−200Vとし現像スリーブ3に交番電圧(周波数2000H
z,ピーク・トウ・ピーク電圧2000V,の交流電圧に直流電
圧−350Vを重畳した)を印加した。
像担持体としての感光ドラム1の外径はφ80mm,現像
スリーブ3の外径はφ32mm,現像スリーブ3と規制ブレ
ード4との間隔を500μ,現像スリーブ3と感光ドラム
1との間隔を800μ,感光ドラム1の周速を160mm/Sとし
た。
現像ローラとしては、現像磁極1ケに対して磁気指数
Fγのピークが2ケあるタイプの現像ローラA,Bと同F
γのピークが1ケであるタイプの現像ローラCを用い、
現像磁極位置および磁気力指数Fγのピークの位置につ
いて種々変化させたときのキヤリア付着,ガサツキにつ
いて得られた結果を表−1に示す。
なお、現像磁極の磁束密度は現像ローラA,B,Cすべて
約100ガウスであった。
表−1に示すように、磁気力Fγのピーク位置α1
しくはα2が0±8°以内にあればキヤリア付着を殆ん
ど生じなく良好であり、特に0±5°以内にあればキヤ
リア付着に対して極めて良好であるが0±8°以内にな
いとき即ち絶対値が8°を越えるときは、キヤリア付着
を生じ不良であった。
また、現像磁極位置が現像中央位置L0となっている場
合、即θ=0°の場合は、ベタ画像、特にハーフトーン
画像においてややガサツキがあったが、現像磁極位置L0
が現像中央位置から3°以内離れている場合は即ち|θ
|≧3の場合はガサツキがなく良好な画像が得られた。
キヤリア付着防止とガサツキ防止の総合評価をすれば
現像磁極位置が現像中央位置L0から3°以上離れており
即ち|θ|≧3であり、磁気力Fγのピーク位置(α1
もしくはα2)が0±8°以内(より好ましくは0±5
°以内)にあればキヤリア付着とガサツキの両面を防止
でき総合的に良好である。
このように、現像磁極位置と磁気力Fγのピーク位置
とのずれを利用することにより、磁気力Fγのピーク位
置を現像中央付近とし、(即ち|α1|又は|α2|≧
8、より好ましくは|α1|又は|α2|≧5とし)キヤ
リア付着を防止するとともに、現像磁極位置を現像中央
からずらすことで(即ち|θ|≧3とすることで)画像
のガサツキを防止することが可能となり、キヤリア付着
防止と画像のガサツキ防止の両者を満足させることがで
きるようになる。
なお、表−1に示さなかったが、現像磁極位置を現像
スリーブ移動方向に対して、上流側に配置する方が下流
側に配置するよりも(即ちθが+の方が−よりも)ベタ
画像の緻密性に対してやや有利であり、逆に、下流側に
配置する方が上流側に配置するよりも(即θが−の方が
+よりも)画像の鮮明さに対してやや有利であった。
この理由を考察すると、まだ解明されたわけではない
が現像スリーブ上における接線方向の磁気力Fθを考え
ると、現像磁極近傍においては一般的に接線方向の磁気
力Fθは現像磁極の方向に働くと考えられるので(厳密
には逆転する場所のある例もあるが)現像磁極を上流側
へ配置した場合は、現像部の現像剤が上流側の現像磁極
の方向へ引き戻される力を受けるため、現像部での現像
剤の量が多くなり、結果的に現像剤の穂が緻密となりベ
タ画像の緻密性に対して有利な方向になるものと考えら
れる。
逆に現像磁極を下流側へ配置した場合は、現像部の現
像剤が下流側の現像磁極の方向へ搬送される力を受ける
ため、現像部での現像剤の量が現像磁極上流配置の場合
よりも少なくなり、結果的に現像剤の穂の緻密さが軽減
し、ベタ画像の緻密性に対して、現像磁極上流配置例ま
での効果が得られないのではないかと考えられる。
このことが画像の鮮明さに対して有利となっているの
か別の理由があるのかはまだ不明確である。
第6図は本発明をドラム型感光体を使用する複写装置
に適用した別の一実施例の断面図である。
第1図の実施例とは現像ローラ31の磁極構成が異なる
のみで他は同様である。
即ち、本実施例では、現像スリーブ移動方向に対し
て、上流側の第1現像磁極N3と下流側の第2現像磁極S1
との間を像担持体に対向させ、いわゆる極間現像を行な
うものである。
θ1,θ2は現像スリーブ3の回転中心と像担持体1の
回転中心を結ぶ直線Lと現像スリーブ3の回転中心と第
1現像磁極N3,第2現像磁極S1の各極中心を結ぶ直線と
のなす角度であり各々の磁極中心が現像スリーブの移動
方向に対して直線Lよりも上流にある場合を+とし、下
流にある場合を−とする。
この場合、θ1は+となりθ2は−となる。
第7図は第1および第2現像磁極の磁束密度Bγの分
布形態および磁気力指数Fγの分布形態の一例を示す図
であり、横方向は現像スリーブ周方向の位置を角度で示
しており、縦方向は現像スリーブ上の磁気力指数Fγの
大きさもしくは現像スリーブ上の磁束密度の大きさを示
している。
現像ローラとして第7図に示すような現像磁極が2ケ
あり、磁気力Fγのピークが1ケのみあるタイプの現像
ローラDを用い、詳細に述べると上流側の第1現像磁極
N3の磁束密度が850ガウス下流側の第2現像磁極S1の磁
束密度が800ガウス第1現像磁極N3と第2現像磁極S1
の角度(θ1+θ2)が46度の現像ローラDを用い、これ
らの現像磁極群の位置を変化させることにより磁気力F
γのピーク位置について種々変化させたときのキヤリア
付着について得られた結果を表−2に示す。
表−2に示すように、磁気力Fγのピーク位置α1
0±8°以内にあればキヤリア付着を殆んど生じなく良
好であり、特に0±5°以内にあればキヤリア付着に対
して極めて良好である。表−2の本実施例においては第
1現像磁極N3と第2現像磁極S3を用いたいわゆる極間現
像によったものであり、第1および第2現像磁極の位置
θ1,θ2はともに現像中央から10°以上離れており、画
像のガサツキはなく良好な画像であった。
〔発明の効果〕
以上のように本発明はキヤリア付着、画像のガサツキ
を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明をドラム型感光体を使用する複写装置に
適用した一実施例の断面図、第2図は現像剤支持手段上
の磁気力を説明するための図、第3図(a),(b),
第7図は現像磁極の磁束密度Bγおよび磁気力指数Fγ
の分布形態を説明するための図、第4図,第5図は各々
垂直方向の磁束密度Bγ,水平方向の磁束密度Bθの測
定を説明するための図、第6図は本発明をドラム型感光
体を使用する複写装置に適用した別の一実施例の断面図
である。 1…像担持体 2…現像容器 3…現像スリーブ 13…磁石 8…現像剤 81…非磁性トナー 82…磁性粒子 S1…現像磁極 L…現像スリーブ中心と像担持体中心との直線 θ…現像磁極と像担持体対向中心(直線L)との角度
(スリーブ移動方向に対して上流側を正、下流側を負) Bγ…垂直方向の磁束密度 Bβ…水平方向の磁束密度 Fγ…磁気力指数

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体積平均粒径が10μm以下の非磁性トナー
    と、重量平均粒径が80μm以下の磁性粒子とを有する2
    成分現像剤を担持する現像スリーブと、この現像スリー
    ブ内に設けられ現像磁界を形成する現像磁極と、を有す
    る磁気ブラシ現像装置において、 前記現像磁極により形成される法線方向の磁気力Frのピ
    ーク位置は現像磁極位置とは異なり、この法線方向の磁
    気力Frのピーク位置を現像スリーブと像担持体との最近
    接位置から8度以内、現像磁極の位置を前記最近接位置
    より3度以上としたことを特徴とする磁気ブラシ現像装
    置。
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