JP2701747B2 - ヘリカルアンテナ - Google Patents
ヘリカルアンテナInfo
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- JP2701747B2 JP2701747B2 JP6212477A JP21247794A JP2701747B2 JP 2701747 B2 JP2701747 B2 JP 2701747B2 JP 6212477 A JP6212477 A JP 6212477A JP 21247794 A JP21247794 A JP 21247794A JP 2701747 B2 JP2701747 B2 JP 2701747B2
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- helical
- flexible substrate
- helical antenna
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルアンテナに関
し、特にフレキシブル基板を用いて構成するヘリカルア
ンテナに関する。
し、特にフレキシブル基板を用いて構成するヘリカルア
ンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、従来のヘリカルアンテナの構造
を示す図である。本図において、誘電体円筒４上にヘリ
カルパターン１が形成されたフレキシブル基板２をはり
付けてある。また、図６は、従来のヘリカルアンテナの
構造を示す図である。本図において、ヘリカルパターン
１は、所定の長さの２本の平行なパターンをフレキシブ
ル基板２上に形成してある。このフレキシブル基板２を
誘電体の円筒４に巻きつけるため、フレキシブル基板２
側には４個の位置決め用の穴１０〜１２が、ヘリカルパ
ターン１上でない場所に形成され、誘電体円筒５側に
は、前記位置決め用穴と一致した位置に、４個の突起１
４〜１７が形成されている。このフレキシブル基板２を
誘電体円筒に巻きつけた際に、前記突起１４〜１７をか
しめて固定する構造となっている。
を示す図である。本図において、誘電体円筒４上にヘリ
カルパターン１が形成されたフレキシブル基板２をはり
付けてある。また、図６は、従来のヘリカルアンテナの
構造を示す図である。本図において、ヘリカルパターン
１は、所定の長さの２本の平行なパターンをフレキシブ
ル基板２上に形成してある。このフレキシブル基板２を
誘電体の円筒４に巻きつけるため、フレキシブル基板２
側には４個の位置決め用の穴１０〜１２が、ヘリカルパ
ターン１上でない場所に形成され、誘電体円筒５側に
は、前記位置決め用穴と一致した位置に、４個の突起１
４〜１７が形成されている。このフレキシブル基板２を
誘電体円筒に巻きつけた際に、前記突起１４〜１７をか
しめて固定する構造となっている。
【０００３】以上の構造は、例えば実願平４−８５１８
号公報に記載がある。
号公報に記載がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この従来のヘリカルア
ンテナでは、フレキシブル基板２を誘電体円筒に巻きつ
けて、４点の突起１４〜１７をかしめて固定するだけで
あるため広い温度範囲に渡って、温度変化のある環境に
おいては、フレキシブル基板の変形や、固定のゆるみ等
が生じて高い耐久性を得ることが困難であった。また、
ヘリカルパターン１がフレキシブル基板２上に印刷され
ているため電気的な調整が、簡易にできない問題も有し
ていた。
ンテナでは、フレキシブル基板２を誘電体円筒に巻きつ
けて、４点の突起１４〜１７をかしめて固定するだけで
あるため広い温度範囲に渡って、温度変化のある環境に
おいては、フレキシブル基板の変形や、固定のゆるみ等
が生じて高い耐久性を得ることが困難であった。また、
ヘリカルパターン１がフレキシブル基板２上に印刷され
ているため電気的な調整が、簡易にできない問題も有し
ていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のヘリカルアンテ
ナは、フレキシブル基板上に複数のヘリカルパターンを
形成し、前記フレキシブル基板を誘電体の円筒に巻き付
けたヘリカルアンテナにおいて、前記フレキシブル基板
と前記誘電体の円筒との間を両面接着テープで接着する
手段と、前記複数のヘリカルパターンの端部同士を細い
金属導体にて前記円筒内を貫通させて相互に接続して前
記ヘリカルパターンのはがれを防止する手段と、前記金
属導体の長さを変えて前記ヘリカルパターンの長さを変
えることにより前記ヘリカルアンテナの電気的整合を行
う手段とを具備することを特徴とする。
ナは、フレキシブル基板上に複数のヘリカルパターンを
形成し、前記フレキシブル基板を誘電体の円筒に巻き付
けたヘリカルアンテナにおいて、前記フレキシブル基板
と前記誘電体の円筒との間を両面接着テープで接着する
手段と、前記複数のヘリカルパターンの端部同士を細い
金属導体にて前記円筒内を貫通させて相互に接続して前
記ヘリカルパターンのはがれを防止する手段と、前記金
属導体の長さを変えて前記ヘリカルパターンの長さを変
えることにより前記ヘリカルアンテナの電気的整合を行
う手段とを具備することを特徴とする。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００７】図１は本発明の一実施例のヘリカルアンテ
ナの斜視図である。また、図２はフレキシブル基板７の
誘電体円筒４に取り付ける構造を示す図である。フレキ
シブル基板７は、ヘリカルパターン１が形成されてお
り、図６のフレキシブル基板２とは、位置決め穴１０〜
１２がない点を除いて同一形状をしている。このヘリカ
ルパターン１が形成されたフレキシブル基板７は、両面
接着テープ３により誘電体円筒４に接着されている。平
行に並ぶ２線のヘリカルパターン１の上方の一端はそれ
ぞれ同軸ケーブル５の中心導体と直接及びバラン８を介
して給電され、平衡２線のヘリカルアンテナが構成され
る。
ナの斜視図である。また、図２はフレキシブル基板７の
誘電体円筒４に取り付ける構造を示す図である。フレキ
シブル基板７は、ヘリカルパターン１が形成されてお
り、図６のフレキシブル基板２とは、位置決め穴１０〜
１２がない点を除いて同一形状をしている。このヘリカ
ルパターン１が形成されたフレキシブル基板７は、両面
接着テープ３により誘電体円筒４に接着されている。平
行に並ぶ２線のヘリカルパターン１の上方の一端はそれ
ぞれ同軸ケーブル５の中心導体と直接及びバラン８を介
して給電され、平衡２線のヘリカルアンテナが構成され
る。
【０００８】また、ヘリカルパターン１の下方の他端に
は、金属導体６が接続され、平行２線のヘリカルパター
ン同志を短絡している。この場合、金属導体６は、誘電
体円筒４を貫通してヘリカルパターンにハンダ付されて
いる。金属導体６の構造は図３に示されるように直線状
あるいは図４に示されるようにＵ字状の形状をしてい
る。この金属導体６の機構的役割と電気的役割について
以下に説明する。
は、金属導体６が接続され、平行２線のヘリカルパター
ン同志を短絡している。この場合、金属導体６は、誘電
体円筒４を貫通してヘリカルパターンにハンダ付されて
いる。金属導体６の構造は図３に示されるように直線状
あるいは図４に示されるようにＵ字状の形状をしてい
る。この金属導体６の機構的役割と電気的役割について
以下に説明する。
【０００９】機構的役割としては、金属導体６は、ヘリ
カルパターン１をハンダ付により結合することにより、
フレキシブル基板２が誘電体円筒４からはがれないよう
にするための役割を有している。この結果、フレキシブ
ル基板２は、誘電体円筒４と両面接着テープ３により接
着されているが、ヘリカルアンテナが広い温度範囲に渡
って温度が変化するような環境におかれた場合にも長期
的にその形状を維持する役割を有している。
カルパターン１をハンダ付により結合することにより、
フレキシブル基板２が誘電体円筒４からはがれないよう
にするための役割を有している。この結果、フレキシブ
ル基板２は、誘電体円筒４と両面接着テープ３により接
着されているが、ヘリカルアンテナが広い温度範囲に渡
って温度が変化するような環境におかれた場合にも長期
的にその形状を維持する役割を有している。
【００１０】また、電気的役割として、金属導体６は、
ヘリカルアンテナの整合をとる役割をはたしている。一
般にヘリカルアンテナは、ヘリカルパターン１の一端を
給電し、他端を開放または短絡として用いるがヘリカル
パターンの全長が約５波長以下の場合においては、ヘリ
カルパターンの長さによって入力インピーダンスが変化
する。このため、金属導体６を図４のようなＵ字の形状
にし、Ｕ字部の長さを変化させることにより、ヘリカル
アンテナの電気的整合を簡単に調整する役割を有してい
る。
ヘリカルアンテナの整合をとる役割をはたしている。一
般にヘリカルアンテナは、ヘリカルパターン１の一端を
給電し、他端を開放または短絡として用いるがヘリカル
パターンの全長が約５波長以下の場合においては、ヘリ
カルパターンの長さによって入力インピーダンスが変化
する。このため、金属導体６を図４のようなＵ字の形状
にし、Ｕ字部の長さを変化させることにより、ヘリカル
アンテナの電気的整合を簡単に調整する役割を有してい
る。
【００１１】以上説明した実施例では、平行に並ぶ２線
のヘリカルパターンを、形成したフレキシブル基板を誘
電体円筒上に接着する構造としたが、ヘリカルパターン
は、これに限定されるものではない。例えば、ヘリカル
の巻きピッチを所定の間隔で変えた場合や、２以上の多
線のヘリカルパターンを用いても構成できることは勿論
のことである。
のヘリカルパターンを、形成したフレキシブル基板を誘
電体円筒上に接着する構造としたが、ヘリカルパターン
は、これに限定されるものではない。例えば、ヘリカル
の巻きピッチを所定の間隔で変えた場合や、２以上の多
線のヘリカルパターンを用いても構成できることは勿論
のことである。
【００１２】また、本実施例では金属導体６は、直線状
またはＵ字状の形状を有することを記載したが、前述し
た機構的役割と電気的役割を具備する形状であれば直線
状またはＵ字状の形状に限定されるものではない。
またはＵ字状の形状を有することを記載したが、前述し
た機構的役割と電気的役割を具備する形状であれば直線
状またはＵ字状の形状に限定されるものではない。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、直線ま
たはＵ字状の金属導体により、ヘリカルパターンの端部
同志を心棒である誘電体円筒を貫通して接続することに
より、ヘリカルパターンを高い耐久性で保持するととも
に、電気的整合を容易に行なえるという効果を有してい
る。
たはＵ字状の金属導体により、ヘリカルパターンの端部
同志を心棒である誘電体円筒を貫通して接続することに
より、ヘリカルパターンを高い耐久性で保持するととも
に、電気的整合を容易に行なえるという効果を有してい
る。
【図１】本発明の一実施例のヘリカルアンテナの斜視図
である。
である。
【図２】図１に示した実施例のフレキシブル基板を一部
展開した図である。
展開した図である。
【図３】図１に示した実施例のヘリカル終端部の断面図
である。
である。
【図４】図１に示した実施例のヘリカル終端部の断面図
である。
である。
【図５】従来のヘリカルアンテナの斜視図である。
【図６】従来のヘリカルアンテナのフレキシブル基板を
一部展開した図である。
一部展開した図である。
１ ヘリカルパターン ２ フレキシブル基板 ３ 両面接着テープ ４ 誘電体円筒 ５ 同軸ケーブル ６ 金属導体 ７ フレキシブル基板 ８ バラン １０〜１３ 位置決め用穴 １４〜１５ 突起
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−274904（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−26203（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−74906（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−99006（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−110011（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−38006（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−44706（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−8518（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】フレキシブル基板上に複数のヘリカルパタ
ーンを形成し、前記フレキシブル基板を誘電体の円筒に
巻き付けたヘリカルアンテナにおいて、前記フレキシブ
ル基板と前記誘電体の円筒との間を両面接着テープで接
着する手段と、前記複数のヘリカルパターンの端部同士
を細い金属導体にて前記円筒内を貫通させて相互に接続
して前記ヘリカルパターンのはがれを防止する手段と、
前記金属導体の長さを変えて前記ヘリカルパターンの長
さを変えることにより前記ヘリカルアンテナの電気的整
合を行う手段とを具備することを特徴とするヘリカルア
ンテナ。 - 【請求項２】前記金属導体は、直線状又は前記ヘリカル
アンテナ軸方向に対して、Ｕ字形をしていることを特徴
とする請求項１記載のヘリカルアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212477A JP2701747B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | ヘリカルアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212477A JP2701747B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | ヘリカルアンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0878945A JPH0878945A (ja) | 1996-03-22 |
| JP2701747B2 true JP2701747B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=16623298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6212477A Expired - Fee Related JP2701747B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | ヘリカルアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2701747B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10276029A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Kyocera Corp | アンテナ素子 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3314654B2 (ja) * | 1997-03-14 | 2002-08-12 | 日本電気株式会社 | ヘリカルアンテナ |
| AU6941198A (en) * | 1997-03-27 | 1998-10-22 | Qualcomm Incorporated | An antenna and a feed network for an antenna |
| JP3189735B2 (ja) * | 1997-05-08 | 2001-07-16 | 日本電気株式会社 | ヘリカルアンテナ |
| US6320556B1 (en) * | 2000-01-19 | 2001-11-20 | Moore North America, Inc. | RFID foil or film antennas |
| US6501437B1 (en) * | 2000-10-17 | 2002-12-31 | Harris Corporation | Three dimensional antenna configured of shaped flex circuit electromagnetically coupled to transmission line feed |
| JP2002290136A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-04 | Hanex Co Ltd | アンテナテープ及びその設置構造 |
| CN100574006C (zh) * | 2004-12-17 | 2009-12-23 | 宏达国际电子股份有限公司 | 螺旋式天线及螺旋式天线的制造方法 |
| US7253787B2 (en) | 2004-11-25 | 2007-08-07 | High Tech Computer, Corp. | Helix antenna and method for manufacturing the same |
| US7301506B2 (en) * | 2005-02-04 | 2007-11-27 | Shure Acquisition Holdings, Inc. | Small broadband helical antenna |
| DE102008033881A1 (de) * | 2007-07-21 | 2009-05-28 | Hirschmann Car Communication Gmbh | Stabantenne mit abschnittsweise unterschiedlichen Antennenleiterstrukturen |
| JP5747446B2 (ja) * | 2010-05-19 | 2015-07-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 給電部付無線送電用コイル及び無線給電システム |
| US8576131B2 (en) | 2010-12-22 | 2013-11-05 | Shure Acquisition Holdings, Inc. | Helical antenna apparatus and method of forming helical antenna |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5799006A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-19 | Nec Corp | Helical antenna |
| JPS6438006U (ja) * | 1987-08-27 | 1989-03-07 | ||
| JPS6444706U (ja) * | 1987-09-14 | 1989-03-17 | ||
| JPH0374906A (ja) * | 1989-08-16 | 1991-03-29 | Toyo Commun Equip Co Ltd | ４線分数巻ヘリカルアンテナの製造方法 |
| JP2823644B2 (ja) * | 1990-03-26 | 1998-11-11 | 日本電信電話株式会社 | ヘリカルアンテナ |
| JPH0727687Y2 (ja) * | 1990-05-11 | 1995-06-21 | 古野電気株式会社 | ヘリカルアンテナ |
| JPH0426203A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-01-29 | Furuno Electric Co Ltd | ヘリカルアンテナ |
| JPH04110011U (ja) * | 1991-03-08 | 1992-09-24 | 株式会社潤工社 | 携帯無線機用ヘリカルアンテナ |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP6212477A patent/JP2701747B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10276029A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Kyocera Corp | アンテナ素子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0878945A (ja) | 1996-03-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970902 |
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