JP2701281B2 - ピラゾロピリジン化合物 - Google Patents

ピラゾロピリジン化合物

Info

Publication number
JP2701281B2
JP2701281B2 JP1284988A JP1284988A JP2701281B2 JP 2701281 B2 JP2701281 B2 JP 2701281B2 JP 1284988 A JP1284988 A JP 1284988A JP 1284988 A JP1284988 A JP 1284988A JP 2701281 B2 JP2701281 B2 JP 2701281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pyridine
pyrazolo
chloro
phenyl
pyridyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1284988A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01190681A (ja
Inventor
孝範 大江
広幸 末岡
正生 久留
Original Assignee
吉富製薬株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 吉富製薬株式会社 filed Critical 吉富製薬株式会社
Priority to JP1284988A priority Critical patent/JP2701281B2/ja
Publication of JPH01190681A publication Critical patent/JPH01190681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2701281B2 publication Critical patent/JP2701281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規かつ医薬として有用であり、また医薬の
合成中間体としても重要なピラゾロピリジン化合物に関
する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕
ジャーナル・オブ・ザ・ヘテロサイクリック・ケミス
トリー、第12巻、1303ページ(1975年)および同誌、第
16巻、1141ページ(1979年)にはアミノピラゾール化合
物とジケトン化合物を反応させることによって得られる
1位および3位がアリール基で置換され、かつ4位およ
び6位に置換基を有する1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン化合物の合成方法が記載されている。
ところで、近年化学療法剤の顕著な発達により感染症
の治療には目覚ましいものがある。しかし、その一方で
従来の化学療法剤の効果が現われにくい日和見感染症
や、癌患者に放射線治療や薬物療法が施された場合の白
血球減少症に伴う感染症などの新たな問題が生じてきて
いる。これらの感染症の治療のためには抗菌剤の使用に
加え、弱っている患者の感染防御作用を復活させる薬剤
の開発が望まれているが、未だ成功には至っていない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、感染初期において最も重要な働きをし
ているとみられる白血球の貪食能亢進作用および増殖作
用を主作用として持つ感染防御剤を開発すべく、鋭意研
究を重ねた結果、新規なピラゾロピリジン化合物が所期
の目的を達し、さらに自己免疫疾患、癌などの予防治療
薬として有用な化合物の合成中間体としても重要である
ことを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は一般式 で表わされるピラゾロピリジン化合物またはその医薬上
許容し得る酸付加塩に関する。
式中、Ar1はフェニル、ヘテロアリールまたはベンゼ
ン環上にハロゲン、水酸基、低級アルコキシおよびアル
キルスルホニルから選ばれる置換基を1〜3個有するフ
ェニルを、Ar2はフェニル、ヘテロアリールまたは芳香
環上にハロゲン、水酸基、アミノ、ニトロ、トリフルオ
ロメチル、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで
置換されていてもよい低級アルカノイルアミノおよびヒ
ドロキシアルキルオキシから選ばれる置換基を1〜3個
有するフェニル、ヘテロアリールを示す。
上記定義中、ヘテロアリールとは2−チエニル、3−
チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−ピリジ
ル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジル、4
−ピリミジニル、5−ピリミジニル、2−ピラジニル、
3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−キノリル、
3−キノリル、2−ベンゾチアゾリルなどを、ハロゲン
とはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素を、低級アルコキシと
は直鎖または分枝鎖状のメトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第3級
ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ヘキ
シルオキシなどを、アルキルスルホニルとはメチルスル
ホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソ
プロピルスルホニル、ブチルスルホニルなどを、低級ア
ルキルとは直鎖または分枝鎖状のメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第3級ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシルなどを、ハロゲ
ンで置換されていてもよい低級アルカノイルアミノとは
アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、トリフルオロア
セチルアミノなどを、ヒドロキシアルキルオキシとは2
−ヒドロキシエチルオキシ、2−ヒドロキシプロピルオ
キシ、3−ヒドロキシプロピルオキシ、2−ヒドロキシ
−1−メチルエチルオキシ、2,3−ジヒドロキシプロピ
ルオキシなどを示す。
一般式(I)の化合物の医薬上許容し得る酸付加塩と
は塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、
フマール酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、酒石酸酸、
リンゴ酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩、トル
エンスルホン酸塩などがあげられる。また、水和物も本
発明に包含される。
一般式(I)で表わされる化合物は、たとえば以下の
方法等により製造することができる。
(1) 一般式 (式中、X1はフッ素、塩素、臭素などのハロゲンを示
し、Ar1は前記と同義である。) で表わされる化合物と、一般式 H2NHN−Ar2 (III) (式中、Ar2は前記と同義である。) で表わされる化合物を脱水縮合させ、一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物を得、さらにこの化合物を閉環させ
る方法。
脱水縮合の反応条件は、一般式(II)、(III)で表
わされる化合物中の置換基の種類により適宜選択され、
好ましくはベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジン、
ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテルな
どの反応に不活性な溶媒中、必要に応じてモレキュラー
シーブ、塩化カルシウムなどの脱水剤を用いて、50〜25
0℃の温度で行なわれる。閉環反応は好ましく、ピリジ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、プロパノヒル、ブ
タノール、ペンタノール、イソアミルアルコール、ヘキ
サノールなど反応に不活性な溶媒中、必要に応じて炭酸
水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、トリ
エチルアミン、2−アミノピリジンなどの脱酸剤を用
い、50〜250℃の温度で進行する。
また、一般式(II)と一般式(III)で表わされる化
合物をベンゼン、トルエン、キシレン、ジオキサン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ピリジンなどの
適当な溶媒中で、必要に応じて適当な脱水剤や脱酸剤を
用いて、100〜250℃の温度で反応させることにより、一
般式(IV)の化合物を単離することなく、一般式(I)
で表わされる目的化合物が得られることもある。
(2) 一般式 (式中、Ar1は前記と同義である。) で表わされる化合物と、一般式 X2−Ar2 (VI) (式中、X2はフッ素、塩素、臭素などのハロゲンを示
し、Ar2は前記と同義である。) で表わされる化合物とを反応させる方法。
反応条件は、原料化合物中の置換基の種類により適宜
選択され、好ましくはアセトン、ジメチルホルムアミ
ド、シメチルスルホキシド、ジオキサン、トルエン、ピ
リジン、エタノールなどの反応に不活性な溶媒中、必要
に応じてトリエチルアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、ナトリウムメチラート、ナ
トリウムエチラート、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、ナトリウムハイドライド、ナトリウムアミドなどの
塩基を用いて、0〜200℃の温度で進行する。
(3) 一般式(I)の化合物中、Ar2に置換値として
アミノ基を有する場合は、対応するニトロ基を還元する
ことによっても得ることができる。
還元の反応条件は、原料化合物の種類により、様々な
還元剤を使用することができるが、たとえば、ラネーニ
ッケル、パラジウム炭素などの触媒を用いる接触還元に
よる方法、リチウムアルミニウムハイドライドなどの金
属水素錯化合物を用いる方法、酸性溶液中、鉄粉を用い
て還元する方法などがあげられる。
(4) 一般式(I)の化合物中、Ar2に置換基として
トリフルオロアセチルアミノなどのハロゲンで置換され
ていてもよい低級アルカノイルアミノ基を有する場合
は、対応するアミノ化合物を、アシル化することによっ
ても得ることができる。
アシル化の反応条件は原料化合物の種類により適宜選
択されるが、好ましくはトリフルオロ酢酸、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、トルエン、ピリジンなどの反
応に不活性な溶媒中、無水酢酸、塩化プロピオニル、無
水トリフルオロ酢酸、トリフルオロ酢酸クロライド等の
反応剤を用いて0〜200℃の温度で行なわれる。
(5) 一般式(I)の化合物中、Ar1またはAr2に置換
基として水酸基を有する場合は、対応する低級アルコキ
シ基を切断し、水酸基へと変換する方法によっても得る
ことができる。
低級アルコキシ基の切断は原料化合物の種類に応じて
様々な反応条件を選択することができるが、たとえば濃
塩酸、臭化水素、ヨウ化水素、トリフルオロ酢酸、ピリ
ジンの塩酸塩、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、
ヨウ化マグネシウムエーテラート、三臭化ホウ素、メル
カプタン−塩化アルミニウムなどの反応剤が使用でき
る。
(6) 一般式(I)の化合物中、Ar2に置換基として
ヒドロキシアルキルオキシ基を有する場合は、対応する
ヒドロキシ化合物を一般式 Z−R (VII) 〔式中、Zはハロゲンまたはパラトルエンスルホニルオ
キシ基などの脱離容易な基を表わし、Rはヒドロキシア
ルキル基(2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロ
ピル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ−1−
メチルエチル、2,3−ジヒドロキシプロピルなど)を示
す。〕 で表わされる化合物と反応させることによっても得るこ
とができる。
反応条件は使用する原料化合物中の置換基の種類によ
り適宜選択され、好ましくはベンゼン、トルエン、キシ
レン、ピリジン、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジメチルホ
ルムアミド、ジオキサンなどの反応に不活性な溶媒中、
必要に応じて水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラート、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナト
リウム、トリエチルアミンなどの塩基を用い、0〜250
℃の温度で進行する。
〔作用および発明の効果〕
本発明の化合物は、免疫機能不全による疾患動物など
を用いた各種薬理実験において、すぐれた白血球貪食能
亢進作用、マクロファージ貪食能亢進作用、白血球数回
復作用、感染抵抗賦活作用、抗腫瘍作用、免疫能改善作
用などを有することが明らかにされた。したがって、本
発明化合物は制癌剤などによる化学療法に伴う白血球減
少症、手術後などの生体防御能低下による感染症、アレ
ルギー性疾患、エリテマトーデス、慢性関節リウマチな
どの自己免疫疾患、癌などの予防または治療に用いるこ
とができる。
次に、本発明の化合物の薬理作用を具体的に実験方法
とともに示す。
実施例1 白血球貪食能亢進作用 ストッセル(Stossel)らの方法〔ジャーナル・オブ
・クリニカル・インベスティゲーション・(Journal of
Clinical Investigation)第51巻、615ページ、1972
年〕に準じて行なった。
ICRマウス(体重30〜35g)にグリコーゲンを腹腔内投
与し、3時間後に腹水白血球を採取し、5×106個/mlの
白血球懸濁液を調製し、この懸濁液200mlに試験化合物
を加え、さらに100μのマウス血清および100μのイ
ースト死菌(1×108個/ml)を加え、37℃で20分間イン
キュベーションした。次いで、反応液中の約200個の白
血球を顕微鏡(倍率×400)下で観察し、1個以上のイ
ースト死菌を貪食した白血球数を計数した。対照の白血
球の貪食率に対し、試験化合物0.1μM添加時の相対的
割合を百分率で算出した。
実験例2 白血球数回復作用 ICRマウス(体重20〜25g)に200mg/kgのシクロホスフ
ァミドを腹腔中投与し、投与翌日に試験化合物0.3mg/kg
を経口投与した。シクロホスファミド投与後4日目にIC
Rマウスの血液を採取し、白血球数をコールター・カウ
ンターにより測定した。シクロホスファミド投与マウス
の末梢白血球数に対する相対的割合を百分率で算出し
た。
以上の実験例1および2の結果を下記の表に示す。
一般式(I)の化合物またはその医薬上許容し得る酸
付加塩もしくは水和物を医薬として用いる場合、それ自
体または薬理上許容される適宜の担体、賦形剤、希釈剤
などと混合し、錠剤、カプセル剤、散剤、注射剤などの
形態で経口的または非経口的に投与することができる。
投与量は対象疾患、症状、年齢または投与方法などによ
って変わり得るが、通常、成人1日当たり、経口投与の
場合、10〜1000mg程度、非経口投与たとえば静脈内投与
の場合、0.1〜100mg程度であり、これを1回または数回
に分けて投与することができる。
また、本発明化合物は特願昭62−257649号明細書に記
載の、自己免疫疾患、癌などの予防治療薬として有用な
で表される化合物などの合成中間体としても有用であ
る。
上記化合物は、本発明の実施例64の化合物である3−
(4−ヒドロキシフェニル)−1−(4−メチルフェニ
ル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジンを3−ジメチ
ルアミノプロピルクロライドおよび炭酸カリウムととも
に、ジメチルホルムアミド中、100℃で4時間撹拌し、
トルエン−水で抽出後、有機層を濃縮することによって
製造することができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明化合物調製のための参考例および実施例
により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではないことはいうまでもない。
なお、参考例は合成中間体の製造例を示し、実施例は
本発明化合物の製造例を示す。
参考例1 4−クロロフェニル・2−クロロ−3−ピリジル・ケ
トン175.8gおよび4,6−ジメチル−2−ヒドラジノピリ
ミジン96.4gをピリジン935mlに溶解し、4時間加熱還流
する。反応液を減圧下濃縮し、クロロホルムを溶出液と
してシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製後、イ
ソプロピルエーテルを加え、結晶化させると、4−クロ
ロフェニル・2−クロロ−3−ピリジル・ケトン・4,6
−ジメチル−2−ピリミジニルヒドラゾン165.0gが得ら
れる。融点196〜197℃ 実施例1 4−クロロフェニル・2−クロロ−3−ピリジル・ケ
トン・4,6−ジメチル−2−ピリミジニルヒドラゾン16
5.0gおよび炭酸カリウム165.0gをイソペンチルアルコー
ル1.6に懸濁し、4時間撹拌還流した後、反応液を減
圧下濃縮する。クロロホルム−水で抽出し、有機層を濃
縮後、析出した結晶を、イソプロピルエーテルで洗浄す
る。得られた粗結晶をジオキサンから再結晶すると、3
−(4−クロロフェニル)−1−(4,6−ジメチル−2
−ピリミジニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕リジン95.
6gが得られる。融点210〜211℃ 実施例2 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン7.0gおよび3−ヒドラジノピリダジン3.2gをピリ
ジン53mlに溶解し、9時間加熱還流する。反応液を冷却
し、析出する結晶を濾取し、クロロホルム−メタノール
の混合溶媒から再結晶すると、3−(4−フルオロフェ
ニル)−1−(3−ピリダジニル)−1H−ピラゾロ〔3,
4−b〕ピリジン4.1gが得られる。融点195〜197℃ 実施例3 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン4.
5gおよび3−ヒドラジノピリダジン2.2gをピリジン36.4
mlに溶解し、8時間加熱還流する。反応液を濃縮し、ク
ロロホルムを溶出液としてシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製し、イソプロピルエーテルを加え、結晶
化する。ベンゼンから再結晶すると、1−(3−ピリダ
ジニル)−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾロ〔3,4
−b〕ピリジン1.4gが得られる。融点140〜145℃ 実施例4 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン5.
5gおよび2−ヒドラジノピリジン3.2gをピリジン4.1ml
に溶解し、9時間加熱還流する。反応液を濃縮し、クロ
ロホルムを溶出液としてシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製後、イソプロピルエーテルを加え、結晶化
する。得られた粗結晶をイソプロピルエーテル−ベンゼ
ンの混合溶媒から再結晶すると、1−(2−ピリジル)
−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン3.3gが得られる。融点97〜99℃ 実施例5 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン15.3gおよび2−ヒドラジノピリジン8.5gをピリ
ジン115mlに溶解し、5時間加熱還流する。反応液を濃
縮し、クロロホルムを溶出液としてシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製した後、得られた粗結晶をイソ
プロピルエーテル−ベンゼンの混合溶媒から再結晶する
と、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−ピリジ
ル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン13.7gが得られ
る。融点125〜127℃ 参考例2 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン1
0.0gおよびフェニルヒドラジンを5.3gをピリジン60mlに
溶解し、7時間加熱還流する。反応液を濃縮後、析出す
る結晶を水、次にメタノールで洗浄し、トルエンから再
結晶すると、2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル
・ケトン・フェニルヒドラゾン5.0gが得られる。融点16
7℃(分解) 実施例6 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン・
フェニルヒドラゾン50gおよび炭酸カリウム5.0gをイソ
ペンチルアルコール50mlに懸濁し、20時間撹拌還流す
る。反応液を濃縮後、トルエン−水で抽出し、クロロホ
ルムと溶出液としてシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製する。得られた粗結晶をヘキサンから再結晶す
ると、1−フェニル−3−(2−チエニル)−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.3gが得られる。融点70〜71
℃ 参考例3 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン1
0.0gと3−トリフルオロメチルフェニルヒドラジン8.7g
をピリジン50mlに溶解し、8時間撹拌還流する。反応液
を濃縮後、トルエン−水で抽出し、イソプロピルエーテ
ルを加えて結晶化すると、2−クロロ−3−ピリジル・
2−チエニル・ケトン・3−トリフルオロメチルフェニ
ルヒドラゾン9.0gが得られる。融点136〜140℃ 実施例7 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン・
3−トリフルオロメチルフェニルヒドラゾン9.0gおよび
炭酸カリウム5.0gをイソペンチルアルコール60mlに懸濁
し、18時間撹拌還流する。反応液に水を加え、トルエン
で抽出し、得られた結晶をメタノールで洗浄後、含水ジ
オキサンから再結晶すると、3−(2−チエニル)−1
−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン5.5gが得られる。融点150〜151℃ 参考例4 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン7.
8gと4−クロロフェニルヒドラジン5.0gを用いて、作興
例2および作興例3と同様に反応、処理すると、2−ク
ロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン・4−クロ
ロフェニルヒドラゾン4.0gが得られる。融点170〜172℃ 実施例8 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン・
4−クロロフェニルヒドラゾン4.0gと炭酸カリウム2.5g
とを用いて、実施例6および実施例7と同様に反応、処
理すると、1−(4−クロロフェニル)−3−(2−チ
エニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.6gが得
られる。融点112〜113℃ 参考例5 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン7.
8gと3−クロロフェニルヒドラゾン5.0gとを用いて、参
考例2および参考例3と同様に反応、処理すると、2−
クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン・3−ク
ロロフェニルヒドラゾン4.7gが得られる。融点152〜154
℃ 実施例9 2−クロロ−3−ピリジル・2−チエニル・ケトン・
3−クロロフェニルヒドラゾン4.7gと炭酸カリウム3.0g
とを用い、実施例6および実施例7と同様に反応、処理
すると、1−(3−クロロフェニル)−3−(2−チエ
ニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.1gが得ら
れる。融点111〜112℃ 参考例6 2−クロロ−3−ピリジル・2−ピロリル・ケトン2.
1gとフェニルヒドラジン1.4gとを用いて、参考例2およ
び参考例3と同様に反応、処理すると、2−クロロ−3
−ピリジル・2−ピロリル・ケトン・フェニルヒドラゾ
ン1.0gが得られる。融点14℃(分解) 実施例10 2−クロロ−3−ピリジル・2−ピロリル・ケトン・
フェニルヒドラゾン1.0gと炭酸カリウム0.7gとを用い
て、実施例6および実施例7と同様に反応、処理する
と、1−フェニル−3−(2−ピロリル)−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン0.06gが得られる。融点114℃ 参考例7 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン8.7gと
フェニルヒドラジン5.2gとを用いて参考例2および参考
例3と同様に反応、処理すると、2−クロロ−3−ピリ
ジル・フェニル・ケトン・フェニルヒドラゾン7.9gが得
られる。融点182℃(分解) 実施例11 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン・フェ
ニルヒドラゾン7.8gと炭酸カリウム4.0gとを用いて、実
施例6および実施例7と同様に反応、処理すると、1,3
−ジフェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン5.3g
が得られる。融点100〜102℃ 参考例8 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン6.5gと
4−ニトロフェニルヒドラジン5.1gとを用いて、参考例
2および参考例3と同様に反応、処理すると、2−クロ
ロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン・4−ニトロフェ
ニルヒドラゾン4.8gが得られる。融点227℃(分解) 実施例12 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン・4−
ニトロフェニルヒドラゾン4.8gと炭酸カリウム3.0gとを
用いて、実施例6および実施例7と同様に反応、処理す
ると、1−(4−ニトロフェニル)−3−フェニル−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン3.0gが得られる。融点1
95℃ 参考例9 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン5.7gと
4−メトキシフェニルヒドラジン3.6gとを用いて、参考
例2および参考例3と同様に反応、処理すると、2−ク
ロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン・4−メトキシ
フェニルヒドラゾン6.5gが得られる。融点137〜138℃ 実施例13 2−クロロ−3−ピリジル・ケトン・4−メトキシフ
ェニルヒドラゾン6.5gと炭酸カリウム4.0gとを用いて、
実施例6および実施例7と同様に反応、処理すると、1
−(4−メトキシフェニル)−3−フェニル−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−b〕ピリジン3.5gが得られる。融点146〜14
8℃ 参考例10 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン7.0gと3−クロロフェニルヒドラジン5.1gとを用
いて、参考例2および参考例3と同様に反応、処理する
と、2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル
・ケトン・3−クロロフェニルヒドラゾン7.7gが得られ
る。融点164〜170℃ 実施例14 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン・3−クロロフェニルヒドラゾン7.7gと炭酸カリ
ウム4.0gとを用いて、実施例6および実施例7と同様に
反応、処理すると、1−(3−クロロフェニル)−3−
(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン5.0gが得られる。融点144〜146℃ 参考例11 2−クロロ−3−ピリジル・4−クロロフェニル・ケ
トン7.5gと、3−トリフルオロフェニルヒドラジン5.8g
とを用いて、参考例2および参考例3と同様に反応、処
理すると、2−クロロ−3−ピリジル・4−クロロフェ
ニル・ケトン・3−トリフルオロメチルフェニルヒドラ
ゾン8.7gが得られる。融点183〜184℃ 実施例15 2−クロロ−3−ピリジル・4−クロロフェニル・ケ
トン・3−トリフルオロメチルフェニルヒドラゾン8.5g
と炭酸カリウム4.5gとを用いて、実施例6および実施例
7と同様に反応、処理すると、3−(4−クロロフェニ
ル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン6.0gが得られる。融点133
〜135℃ 参考例12 2−クロロ−3−ピリジル・2,4−ジメトキシフェニ
ル・ケトン8.4gとフェニルヒドラジン3.9gとを用いて、
参考例2および参考例3と同様に反応、処理すると、2
−クロロ−3−ピリジル・2,4−ジメトキシフェニル・
ケトン・フェニルヒドラゾン8.8gが得られる。融点167
℃(分解) 実施例16 2−クロロ−3−ピリジル・2,4−ジメトキシフェニ
ル・ケトン・フェニルヒドラゾン8.8gと炭酸カリウム5.
0gとを用いて、実施例6および実施例7と同様に反応、
処理すると、3−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−
フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン4.5gが得
られる。融点85〜87℃ 参考例13 2−クロロ−3−ピリジル・2,3−ジクロロ−4−メ
トキシフェニル・ケトン9.5gとフェニルヒドラジン4.2g
とを用いて、参考例2および参考例3と同様に反応、処
理すると、2−クロロ−3−ピリジル・2,3−ジクロロ
−4−メトキシフェニル・ケトン・フエニルヒドラゾン
7.8gが得られる。融点166〜168℃ 実施例17 2−クロロ−3−ピリジル・2,3−ジクロロ−4−メ
トキシフェニル・ケトン・フェニルヒドラゾン7.8gと炭
酸カリウム4.5gとを用いて、実施例6および実施例7と
同様に反応、処理すると、3−(2,3−ジクロロ−4−
メトキシフェニル)−1−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,
4−b〕ピリジン4.9gが得られる。融点196〜197℃ 参考例14 2−クロロ−3−ピリジル・4−メチルスルホニル・
ケトン7.5gとフェニルヒドラジン3.6gとを用いて、参考
例2および参考例3と同様に反応、処理すると、2−ク
ロロ−3−ピリジル・4−メチルスルホニルフェニル・
ケトン・フェニルヒドラゾン7.0gが得られる。融点152
℃(分解) 実施例18 2−クロロ−3−ピリジル・4−メチルスルホニルフ
ェニル・ケトン・フェニルヒドラゾン7.0gと炭酸カリウ
ム4.0gとを用いて、実施例6および実施例7と同様に反
応、処理すると、3−(4−メチルスルホニルフェニ
ル)−1−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン3.7gが得られる。融点182〜183℃ 実施例19 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン6.6gお
よび2−ヒドラジノベンゾチアゾール5.0gをピリジン50
mlに溶解し、6時間加熱還流する。反応液を濃縮し、メ
タノールを加え、不溶物を濾別する。濾液を冷却し、析
出する結晶をエタノールから再結晶すると、1−(2−
ベンゾチアゾリル)−3−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン3.1gが得られる。融点157〜159℃ 実施例20 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン13.6g
および4−メチルフェニルヒドラジン8.5gをピリジン10
0mlに溶解し、18時間加熱還流する。反応液を濃縮後、
トルエン−水で抽出し、有機層を濃縮する。残査にイソ
アミルアルコール100ml、炭酸カリウム8.0gとを加え、2
0時間撹拌還流する。反応液を減圧下濃縮し、トルエン
−水で抽出し、メタノールを加え、結晶化させる。エタ
ノールから再結晶すると、1−(4−メチルフェニル)
−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.5
gが得られる。融点114〜116℃ 実施例21 2−クロロ−3−ピリジル・4−ブロモフェニル・ケ
トン5.0gおよび4−メチルフェニルヒドラジン2.1gをピ
リジン50mlに溶解し、9時間加熱還流する。反応液を濃
縮し、クロロホルム−水で抽出後、クロロホルムを溶出
液としてシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製す
る。これに炭酸カリウム5.4gとイソアミルアルコール50
mlを加え、6時間撹拌還流する。反応液を濃縮し、クロ
ロホルム−水で抽出後、得られた粗結晶をイソプロピル
エーテル−ベンゼンの混合溶媒から再結晶すると、3−
(4−ブロモフェニル)−1−(4−メチルフェニル)
−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.4gが得られる。
融点148〜150℃ 実施例22 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン5.0gおよび4−メチルフェニルヒドラジン2.6gを
ピリジン50mlに溶解し、10時間加熱還流する。反応液を
濃縮後、クロロホルム−水で抽出し、クロロホルムを溶
出液としてシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
する。これに炭酸カリウム5.1gおよびイソアミルアルコ
ール50mlを加え、6時間撹拌還流する。反応液を濃縮
後、クロロホルム−水で抽出し、得られた粗結晶をイソ
プロピルエーテル−ベンゼンの混合溶媒から再結晶する
と、3−(4−フルオロフェニル)−1−(4−メチル
フェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.3gが
得られる。融点132〜134℃ 実施例23 2−クロロ−3−ピリジル・4−クロロフェニル・ケ
トン5.0gおよび4−メチルフェニルヒドラジン2.4gをピ
リジン25mlに溶解し、9時間加熱還流する。反応液を濃
縮後、クロロホルムを溶出液としてシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製する。これに炭酸カリウム5.1g
およびイソアミルアルコール60mlを加え、17時間撹拌還
流する。反応液をクロロホルム−水で抽出し、ヘキサン
を加え結晶化する。得られた粗結晶をイソプロピルエー
テル−ベンゼンの混合溶媒から再結晶すると、3−(4
−クロロフェニル)−1−(4−メチルフェニル)−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.6gが得られる。融点1
74〜185℃ 実施例24 2−クロロ−3−ピリジル・4−クロロフェニル・ケ
トン7.5gおよびフェニルヒドラジン2.3gをピリジン40ml
に溶解し、7時間加熱還流する。反応液を濃縮後、水を
加え、析出する結晶を濾過し、水、次いでメタノールで
洗浄する。これに炭酸カリウム6.0gおよびイソアミルア
ルコール60mlを加え、20時間撹拌還流する。反応液を濃
縮し、水を加え、析出する結晶を濾取し、水、次いでメ
タノールで洗浄する。含水ジオキサンから再結晶する
と、3−(4−クロロフェニル)−1−フェニル−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン4.5gが得られる。融点142
〜144℃ 実施例25 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン6.5gお
よび3−メトキシフェニルヒドラジン4.2gをピリジン40
mlに溶解し、13時間加熱還流する。反応液を濃縮し、ヘ
キサンを加え結晶化する。得られた粗結晶に炭酸カリウ
ム4.3gおよびイソアミルアルコール30mlを加え、25時間
撹拌還流する。反応液を濃縮し、クロロホルム−水で抽
出後、クロロホルムを溶出液としてシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製する。ヘキサンを加えて結晶化
すると、1−(3−メトキシフェニル)−3−フェニル
−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.1gが得られる。
融点102〜105℃ 実施例26 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン4.3g、
4−イソプロピルフェニルヒドラジン3.0gおよび炭酸カ
リウム3.5gを用いて、実施例20〜25と同様に反応、処理
すると、1−(4−イソプロピルフェニル)−3−フェ
ニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.7gが得られ
る。融点42〜45℃ 実施例27 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン5.0g、
4−フルオロフェニルヒドラジン2.8gおよび炭酸カリウ
ム4.7gを用いて、実施例20〜25と同様に反応、処理する
と、1−(4−フルオロフェニル)−3−フェニル−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.7gが得られる。融点1
25〜134℃ 実施例28 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン7.6g、
3−メチルフェニルヒドラジン4.3gおよび炭酸カリウム
5.2gを用いて、実施例20〜25と同様に反応、処理する
と、1−(3−メチルフェニル)−3−フェニル−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.5gが得られる。融点98
〜100℃ 実施例29 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン2.4g、
4−ブロモフェニルヒドラジン2.1gおよび炭酸カリウム
2.7gを用いて、実施例20〜25と同様に反応、処理する
と、1−(4−ブロモフェニル)−3−フェニル−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.5gが得られる。融点143
〜144℃ 実施例30 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン5.0g、
4−クロロフェニルヒドラジン3.3gおよび炭酸カリウム
2.6gを用いて、実施例20〜25と同様に反応、処理する
と、1−(4−クロロフェニル)−3−フェニル−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.0gが得られる。融点135
〜140℃ 実施例31 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン5.0g、
3,4−ジメチルフェニルヒドラジン3.1gおよび炭酸カリ
ウム4.5gを用いて、実施例20〜25と同様に反応、処理す
ると、1−(3,4−ジメチルフェニル)−3−フェニル
−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.6gが得られる。
融点110〜115℃ 実施例32 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン7.0g、2−クロロ−5−トリフルオロフェニルヒ
ドラジン6.3gおよび炭酸カリウム6.0gを用いて、実施例
20〜25と同様に反応、処理すると、1−(2−クロロ−
5−トリフルオロメチルフェニル)−3−(4−フルオ
ロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン4.0g
が得られる。融点137〜139℃ 実施例33 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン11.5g、4−メトキシフェニルヒドラジン7.5gお
よび炭酸カリウム8.0gを用いて、実施例20〜25と同様に
反応、処理すると、3−(4−フルオロフェニル)−1
−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン2.0gが得られる。融点116℃ 実施例34 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン9.4g、4−クロロフェニルヒドラジン4.7gおよび
炭酸カリウム7.0gを用いて、実施例20〜25と同様に反
応、処理すると、1−(4−クロロフェニル)−3−
(4−フルオロフェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン4.0gが得られる。融点181℃ 実施例35 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン5.0g、3−メチルフェニルヒドラジン3.4gおよび
炭酸カリウム5.0gを用いて、実施例20〜25と同様に反
応、処理すると、3−(4−フルオロフェニル)−1−
(3−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン2.5gが得られる。融点115℃ 実施例36 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン6.0g、2−クロロフェニルヒドラジン4.5gおよび
炭酸カリウム2.5gを用いて、実施例20〜25と同様に反
応、処理すると、1−(2−クロロフェニル)−3−
(4−フルオロフェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン1.7gが得られる。融点124〜125℃ 実施例37 2−クロロ−3−ピリジル・4−クロロフェニル・ケ
トン7.6g、2,4−ジクロロフェニルヒドラジン5.3gおよ
び炭酸カリウム6.0gを用いて、実施例20〜25と同様に反
応、処理すると、3−(4−クロロフェニル)−1−
(2,4−ジクロロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン5.3gが得られる。融点155〜156℃ 実施例38 2−クロロ−3−ピリジル・フェニル・ケトン41.3
g、4−メトキシフェニルヒドラジン26.2gおよび炭酸カ
リウム43.2gを用いて、実施例20〜25と同様に反応、処
理すると、1−(4−メトキシフェニル)−3−フェニ
ル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン32.0gが得られ
る。融点153〜156℃ 実施例39 2−クロロ−3−ピリジル・4−フルオロフェニル・
ケトン68.2g、3−メトキシフェニルヒドラジン40gおよ
び炭酸カリウム87.5gを用いて、実施例20〜25と同様に
反応、処理すると、3−(4−フルオロフェニル)−1
−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン49.9gが得られる。融点121〜123℃ 実施例40 2−クロロ−3−ピリジル・4−メトキシフェニル・
ケトン9.9g、フェニルヒドラジン4.3gおよび炭酸カリウ
ム6.4gを用いて、実施例20〜25と同様に反応、処理する
と、3−(4−メトキシフェニル)−1−フェニル−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン3.3gが得られる。融点1
08〜110℃ 実施例41 2−クロロ−3−ピリジル・4−メトキシフェニル・
ケトン30.0g、4−メチルフェニルヒドラジン18.0gおよ
び炭酸カリウム20.0gを用いて、実施例20〜25と同様に
反応、処理すると、1−(4−メチルフェニル)−3−
(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン22gが得られる。融点143〜145℃ 実施例42 ジメチルホルムアミド45mlへ水素化ナトリウム(油
性、60%)1.6gを加え、これに3−(4−クロロフェニ
ル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン6.9gを氷冷下
ゆっくりと加える。室温で1時間撹拌後、2−ブロモピ
リジン5.7gを加え、7時間撹拌還流する。反応液を濃縮
し、クロロホルム−水で抽出後、クロロホルムを溶出液
としてシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製後、
イソプロピルエーテル−ベンゼンの混合溶媒から再結晶
すると、3−(4−クロロフェニル)−1−(2−ピリ
ジル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.9gが得ら
れる。融点132〜135℃ 実施例43 ジメチルホルムアミド60mlへ水素化ナトリウム(油
性、60%)1.15gを加え、さらに氷冷下、3−(2−チ
エニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン4.5gを加
える。室温で1時間撹拌後、2−クロロ−5−ニトロピ
リジン3.5gを加え、さらに室温で3時間撹拌する。反応
液を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール=70:1で溶出)で精製後、得ら
れた粗結晶をクロロホルムから再結晶すると、1−(5
−ニトロ−2−ピリジル)−3−(2−チエニル)−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン3.0gが得られる。融点2
08〜210℃ 実施例44 ジメチルスルホキシド50mlへ水素化ナトリウム(油
性、60%)1.2gを加え、60℃で25分間撹拌する。反応室
を室温まで冷却後、3−(2−チエニル)−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン5.0gを加え、室温で1時間撹拌
する。2−クロロ−4,6−ジメチルピリジン3.9gを加
え、100℃で4時間撹拌後、反応液を減圧下濃縮する。
クロロホルム−水で抽出し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製後、イソプロピルエーテル−ベンゼン
の混合溶媒から再結晶すると、1−(4,6−ジメチル−
2−ピリミジニル)−3−(2−チエニル)−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.3gが得られる。融点150〜15
5℃ 実施例45 ジメチルスルホキシド70mlへ水素化ナトリウム(油
性、60%)1.3gを加え、60℃で20分間撹拌後、室温で3
−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン5.0gを
加える。室温で1時間撹拌後、4−クロロ−6−メチル
ピリミジン3.3gを加え、100℃で2時間撹拌する。反応
液を濃縮後、クロロホルム−水で抽出し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製後、イソプロピルエーテ
ル−ベンゼンの混合溶媒から再結晶すると、1−(6−
メチル−4−ピリミジニル)−3−フェニル−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.9gが得られる。融点163〜16
7℃ 実施例46 ジメチルホルムアミド70mlへ水素化ナトリウム(油
性、60%)1.9gを加え、氷冷下、3−(4−クロロフェ
ニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン7.0gを加え
る。室温で1時間撹拌後、2−クロロピラジン4.2gを加
え、90℃で3時間撹拌する。シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製後、ベンゼンから再結晶すると、3−
(4−クロロフェニル)−1−(2−ピラジニル)−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.9gが得られる。融点1
91〜193℃ 実施例47 ジメチルホルムアミド70mlへ水素化ナトリウム(油
性、50%)1.8gを加え、氷冷下、3−(4−クロロフェ
ニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン7.0gを加え
た後、室温で1時間撹拌後する。2−クロロキノンリン
5.2gを加え、100℃で6時間撹拌し、反応液を濃縮後、
クロロホルムを加え、不溶物を濾別する。濾液を濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製後、イ
ソプロピルエーテル−ベンゼンの混合溶媒から再結晶す
ると、3−(4−クロロフェニル)−1−(2−キノリ
ル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.4gが得られ
る。融点128〜130℃ 実施例48 3−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン10.0gと2−クロロ−5−ニトロピリジン
6.9gとを用い、実施例42〜47と同様に反応、処理する
と、3−(4−クロロフェニル)−1−(5−ニトロ−
2−ピリジル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.2
gが得られる。融点215〜217℃ 実施例49 3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン5.0
gと2−クロロ−4,6−ジメチルピリミジン4.0gとを用い
て、実施例42〜47と同様に反応、処理すると、1−(4,
6−ジメチル−2−ピリミジニル)−3−フェニル−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.4gが得られる。融点1
66〜168℃ 実施例50 3−(2,3−ジクロロ−4−メトキシフェニル)−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン5.0gと2−クロロ−4,6
−ジメチルピリミジン2.7gとを用いて、実施例42〜47と
同様に反応、処理すると、3−(2,3−ジクロロ−4−
メトキシフェニル)−1−(4,6−ジメチル−2−ピリ
ミジニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.6gが
得られる。融点210〜212℃ 実施例51 3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4
−b〕ピリジン2.7gと2−クロロ−4,6−ジメチルピリ
ミジン1.8gとを用いて、実施例42〜47と同様に反応、処
理すると、1−(4,6−ジメチル−2−ピリミジニル)
−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4
−b〕ピリジン1.2gが得られる。融点169〜171℃ 実施例52 3−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン5.5gと2−クロロ−4−メチルピリミジン
3.1gとを用いて、実施例42〜47と同様に反応、処理する
と、3−(4−クロロフェニル)−1−(4−メチル−
2−ピリミジニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン2.1gが得られる。融点143〜145℃ 実施例53 3−(2−チエニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン4.0gと2−クロロ−4−メチルピリミジン2.6gと
を用いて、実施例42〜47と同様に反応、処理すると、1
−(4−メチル−2−ピリミジニル)−3−(2−チエ
ニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2.5gが得ら
れる。融点151〜155℃ 実施例54 3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン5.6
gと2−クロロピリミジン3.3gとを用いて、実施例42〜4
7と同様に反応、処理すると、3−フェニル−1−(2
−ピリミジニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン
4.9gが得られる。融点171〜173℃ 実施例55 3−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン6.0gと2−クロロピリミジン3.0gとを用い
て、実施例42〜47と同様に反応、処理すると、3−(4
−クロロフェニル)−1−(2−ピリミジニル)−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン4.4gが得られる。融点190
〜193℃ 実施例56 3−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン5.5gと4−クロロ−6−メチルピリミジン
3.1gとを用いて、実施例42〜47と同様に反応、処理する
と、3−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチル−
4−ピリミジニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン2.8gが得られる。融点182〜185℃ 実施例57 3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン4.0
gと2−クロロピラジン2.6gとを用いて、実施例42〜47
と同様に反応、処理すると、3−フェニル−1−(2−
ピラジニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.4g
が得られる。融点137〜140℃ 実施例58 3−(2−チエニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン5.0gと2−クロロピラジン3.1gとを用い、実施例
42〜47と同様に反応、処理すると、1−(2−ピラジニ
ル)−3−(2−チエニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン2.0gが得られる。融点182〜184℃ 実施例59 1−(5−ニトロ−2−ピリジル)−3−(4−クロ
ロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン6.6g
をメタノール200mlに溶解し、ラネーニッケルを加え、
常圧で接触水素化を行なう。反応終了後、触媒を濾別
し、減圧下濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=2:1で溶出)で精製す
る。得られた粗結晶をクロロホルム−メタノールの混合
溶媒から再結晶すると、1−(5−アミノ−2−ピリジ
ル)−3−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,
4−b〕ピリジン3.2gが得られる。融点205〜209℃ 実施例60 1−(4−ニトロフェニル)−3−フェニル−1H−ピ
ラゾロ〔3,4−b〕ピリジン71.3gをジオキサン2に溶
解し、ラネーニッケルを加え、常圧で接触水素化を行な
う。反応終了後、触媒を濾別し、減圧下濃縮し、イソプ
ロピルエーテルを加え結晶化する。得られた粗結晶をベ
ンゼンから再結晶すると、1−(4−アミノフェニル)
−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン36.
4gが得られる。融点159〜162℃ 実施例61 1−(4−アミノフェニル)−3−フェニル−1H−ピ
ラゾロ〔3,4−b〕ピリジン58.3gをトリフルオロ酢酸30
0mlに溶解し、氷冷下、無水トリフルオロ酢酸51.3gを加
える。室温で3時間撹拌後、反応液を濃縮し、酢酸エチ
ル−水で抽出する。イソプロピルエーテルを加え、結晶
化させると、3−フェニル−1−(4−トリフルオロア
セチルアミノフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン63.5gを得る。融点172〜174℃ 実施例62 無水塩化アルミニウム95.3gをジクロロメタン700mlに
懸濁し、n−ブチルメルカプタン95.3mlを加える。室温
で1時間撹拌後、3−(4−フルオロフェニル)−1−
(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン76.1gを加え、さらに室温で5時間撹拌する。
反応液を、氷水に注ぎ析出する結晶を濾取し、水、次に
イソプロピルエーテルで洗浄すると、3−(4−フルオ
ロフェニル)−1−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン53.8gを得る。融点171〜1
73℃ 実施例63 無水塩化アルミニウム13.8gをジクロロメタン217mlに
懸濁し、n−ブチルメルカプタン13.8mlを加える。室温
で1時間撹拌し、1−(2−メトキシフェニル)−3−
フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン15.5gを加
え、さらに3時間撹拌する。反応液を濃縮後、氷水に注
ぎ、析出する結晶を濾取し、水、次にイソプロピルエー
テルで洗浄する。イソプロピルエーテル−トルエンの混
合溶媒から再結晶すると、1−(2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン4.3gを得る。融点112〜114℃ 実施例64 無水塩化アルミニウム28.0gをジクロロメタン150mlに
懸濁し、n−ブチルメルカプタン19.0gを加え室温で1
時間撹拌する。これに3−(4−メトキシフェニル)−
1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン22.0gを加え、室温で4時間撹拌後、少し
ずつ氷水を加える。析出する結晶を濾取し、水、次にメ
タノールで洗浄すると、3−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,
4−b〕ピリジン19.6gを得る。融点200〜202℃ 実施例65 塩化アルミニウム7.7gをジクロロメタン80mlに懸濁
し、n−ブチルメルカプタン7.7mlを加え、室温で30分
間撹拌する。これに3−(4−クロロフェニル)−1−
(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン9.7gを加え、さらに室温で2時間撹拌後、少し
ずつ氷水を加える。析出する結晶を濾取し、水、次に石
油エーテルで洗浄すると、3−(4−クロロフェニル)
−1−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,
4−b〕ピリジン7.3gを得る。融点193〜194℃ 実施例66 3−(4−フルオロフェニル)−1−(4−メトキシ
フェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.09g、
無水塩化アルミニウム1.3gおよびn−ブチルメルカプタ
ン1.3mlとを用いて、実施例62〜65と同様に反応、処理
すると、3−(4−フルオロフェニル)−1−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン0.3gを得る。融点199〜200℃ 実施例67 3−(4−ブロモフェニル)−1−(4−メトキシフ
ェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン10.8g、無
水塩化アルミニウム7.6gおよびn−ブチルメルカプタン
10.8mlとを用いて、実施例62〜65と同様に反応、処理す
ると、3−(4−ブロモフェニル)−1−(4−ヒドロ
キシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン9.7
gを得る。融点179〜181℃ 実施例68 1−(3−メトキシフェニル)−3−フェニル−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン28.4g、無水塩化アルミニ
ウム25.1gおよびn−ブチルメルカプタン25mlとを用い
て、実施例62〜65と同様に反応、処理すると、1−(3
−ヒドロキシフェニル)−3−フェニル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン25.0gを得る。融点142〜144℃ 実施例69 3−(4−メトキシフェニル)−1−フェニル−1H−
ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン13.1g、無水塩化アルミニ
ウム17.4gおよびn−ブチルメルカプタン17.4mlとを用
いて、実施例62〜65と同様に反応、処理すると、3−
(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニル−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−b〕ピリジン12.0gを得る。融点178〜181℃ 実施例70 3−(4−クロロフェニル)−1−(3−メトキシフ
ェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン40.5g、無
水塩化アルミニウム48.2gおよびn−ブチルメルカプタ
ン48.2mlとを用いて、実施例62〜65と同様に反応、処理
すると、3−(4−クロロフェニル)−1−(3−ヒド
ロキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン2
9.1gを得る。融点153〜154℃ 実施例71 1−(3−メトキシフェニル)−3−(4−メトキシ
フェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン70.0g、
無水塩化アルミニウム112.7gおよびn−ペンチルメルカ
プタン130mlとを用いて、実施例62〜65と同様に反応、
処理すると、1−(3−ヒドロキシフェニル)−3−
(4−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン63.7gを得る。融点198〜200℃ 実施例72 1−(4−ヒドロキシフェニル)−3−フェニル−1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン4.0g、炭酸カリウム2.4
gおよび3−クロロプロピルアルコール3.6gをジメチル
ホルムアミド60mlに懸濁し、90℃で5時間加熱撹拌す
る。反応液を濃縮後、ベンゼン−水で抽出し、クロロホ
ルムを溶出液してシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、得られた粗結晶を含水アルコールから再結晶
すると、1−〔4−(3−ヒドロキシプロピルオキシ)
フェニル〕−3−フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン1.1gを得る。融点133〜138℃ ところで、前記したように本発明化合物は自己免疫疾
患、癌などの予防治療薬として有用な化合物の合成中間
体としても重要である。以下に、本発明化合物を出発化
合物として用い、白血球貪食能亢進作用、白血球数回復
作用、抗腫瘍作用を有する化合物を製造する方法を参考
例として示す。
参考例 3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(4−メチル
フェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン4.5g、
3−ジメチルアミノプロピルクロライド2.2gおよび炭酸
カリウム2.3gをジメチルホルムアミド15mlに懸濁し、10
0℃で4時間撹拌後、トルエン−水で抽出し、有機層を
濃縮する。マレイン酸を加え塩とし、得られた粗結晶を
エタノールから再結晶すると、3−〔4−(3−ジメチ
ルアミノプロポキシ)フェニル〕−1−(4−メチルフ
ェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン・マレイ
ン酸塩4.0gが得られる。融点138〜140℃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/50 ABF A61K 31/50 ABF 31/505 ABY 31/505 ABY

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 で表わされるピラゾロピリジン化合物またはその医薬上
    許容し得る酸付加塩。 式中、Ar1はフェニル、ヘテロアリールまたはベンゼン
    環上にハロゲン、水酸基、低級アルコキシおよびアルキ
    ルスルホニルから選ばれる置換基を1〜3個有するフェ
    ニルを、Ar2はフェニル、ヘテロアリールまたは芳香環
    上にハロゲン、水酸基、アミノ、ニトロ、トリフルオロ
    メチル、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンで置
    換されていてもよい低級アルカノイルアミノおよびヒド
    ロキシアルキルオキシから選ばれる置換基を1〜3個有
    するフェニル、ヘテロアリールを示す。
JP1284988A 1988-01-22 1988-01-22 ピラゾロピリジン化合物 Expired - Lifetime JP2701281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1284988A JP2701281B2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22 ピラゾロピリジン化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1284988A JP2701281B2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22 ピラゾロピリジン化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01190681A JPH01190681A (ja) 1989-07-31
JP2701281B2 true JP2701281B2 (ja) 1998-01-21

Family

ID=11816842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1284988A Expired - Lifetime JP2701281B2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22 ピラゾロピリジン化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2701281B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993023036A1 (en) * 1992-05-21 1993-11-25 Yoshitomi Pharmaceutical Industries, Ltd. Optically active condensed pyrazole compound for use in treating thrombocytopenia and erythropenia
US6949648B2 (en) 2000-03-27 2005-09-27 Takeda Pharmaceutical Company Limited Condensed pyrazole derivatives, process for producing the same and use thereof
US20040097539A1 (en) * 2001-03-28 2004-05-20 Terashita Zen- Ichi Hsp inductor
TWI264304B (en) * 2002-01-25 2006-10-21 Yung Shin Pharm Ind Co Ltd Methods of treating sepsis
IL164209A0 (en) * 2002-05-31 2005-12-18 Eisai Co Ltd Pyrazole derivatives and pharmaceutical compositions containing the same
JP2006501217A (ja) 2002-08-12 2006-01-12 スージェン・インコーポレーテッド 新規キナーゼ阻害剤としての3−ピロリル−ピリドピラゾールおよび3−ピロリル−インダゾール
WO2005079195A2 (en) * 2003-10-03 2005-09-01 3M Innovative Properties Company Pyrazolopyridines and analogs thereof
EP1689739B1 (en) * 2003-12-03 2016-03-30 YM BioSciences Australia Pty Ltd Azole-based kinase inhibitors
FI3044229T3 (fi) * 2013-09-13 2023-12-14 Soligenix Inc Peptidejä käytettäväksi suun limakalvotulehduksen hoidossa
WO2017127371A1 (en) * 2016-01-21 2017-07-27 Sunnylife Pharma Inc. Bruton's tyrosine kinase inhibitors

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01190681A (ja) 1989-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2004314287B2 (en) Derivatives of 1-piperazine- and 1-homopiperazine-carboxylates, preparation method thereof and use of same as inhibitors of the FAAH enzyme
CN104703987B (zh) 具有咪唑并吡嗪酮骨架的pde9抑制剂
WO2008125014A1 (fr) Composés d'urée, leurs procédés de préparation et leurs utilisations pharmaceutiques
WO2012062704A1 (en) Pyridine compounds and aza analogues thereof as tyk2 inhibitors
HU230124B1 (hu) Szubsztituált dihidro-3-halogén-1H-pirazol-5-karboxilátok, előállításuk és alkalmazásuk
CA2401368A1 (en) 5-alkylpyrido[2,3-d]pyrimidines tyrosine kinase inhibitors
NZ755378A (en) Novel quinazolinones and related compounds for use as anti-inflammatory agents
JP2701281B2 (ja) ピラゾロピリジン化合物
EP2121610B1 (en) Novel intermediate and process useful in the preparation of {2-[1-(3,5-bis-trifluoromethyl-benzyl)-5-pyridin-4-yl-1h-[1,2,3]triazol-4-yl]-pyridin-3-yl}-(2-chlorophenyl)-methanone
CA2613678A1 (en) Novel cannabinoid receptor ligands, pharmaceutical compositions containing them, and process for their preparation
MX2011010167A (es) Compuestos heterociclicos y su uso inhibidores de la glucogeno sintasa quinasa 3.
JPS6056982A (ja) 3,6−ジ置換トリアゾロ〔3,4−a〕フタラジン誘導体、その製法および製薬学的組成物
CN110382500A (zh) 用于ido和tdo双重抑制剂的脲类化合物
JPH0819123B2 (ja) 1−インドリルアルキル−4−(アルコキシピリミジニル)ピペラジン
JPS61267560A (ja) ピリダジノン誘導体
TW312694B (ja)
EP1156039B1 (en) Pyridazin-3-one derivatives and medicines containing the same
JPH0633254B2 (ja) N−置換ジフエニルピペリジン類
US5728709A (en) Alkyl and aralkyl-substituted pyrrolocarbazole derivatives that stimulate platelet production
WO1989004306A1 (en) Fused pyridazine compounds and their medicinal uses
US7501449B2 (en) 2H -or 3H-benzo[e]indazol-1-yl carbamate derivatives, the preparation and therapeutic use thereof
TW200403247A (en) An optically active pyridine derivative and a medicament containing the same
IE901999L (en) Pyridobenzoindole compounds, their preparation and¹compositions containing them
CA1319366C (en) Process for producing 1-acyl-2-pyrazoline derivative
US7087606B2 (en) Water-soluble phenylpyridazine compounds and compositions containing the same