JP2701212B2 - 内燃機関のシリンダ内壁面構造 - Google Patents
内燃機関のシリンダ内壁面構造Info
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- JP2701212B2 JP2701212B2 JP1128393A JP12839389A JP2701212B2 JP 2701212 B2 JP2701212 B2 JP 2701212B2 JP 1128393 A JP1128393 A JP 1128393A JP 12839389 A JP12839389 A JP 12839389A JP 2701212 B2 JP2701212 B2 JP 2701212B2
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- Japan
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- groove
- cylinder
- exhaust port
- wall
- sleeve
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/18—Other cylinders
- F02F1/22—Other cylinders characterised by having ports in cylinder wall for scavenging or charging
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関のシリンダ内壁面構造に関する。
(従来の技術) 内燃機関のピストン、ピストンリング、シリンダ壁間
の冷却を図るため、従来ピストンの外壁に条痕溝を形成
し、この条痕溝にオイルが溜るようにして冷却および潤
滑を図るようにするか、あるいはシリンダの内周面に1
〜2条のオイル溝を形成し、この溝にオイルが保持され
るようにしたもの(実開昭61−5346号、実公昭51−4333
5号公報)がある。
の冷却を図るため、従来ピストンの外壁に条痕溝を形成
し、この条痕溝にオイルが溜るようにして冷却および潤
滑を図るようにするか、あるいはシリンダの内周面に1
〜2条のオイル溝を形成し、この溝にオイルが保持され
るようにしたもの(実開昭61−5346号、実公昭51−4333
5号公報)がある。
(発明が解決しようとする課題) しかるにピストンの外壁に条痕溝を形成すると、ピス
トンとシリンダとの間の油膜は確保されるものゝ、ピス
トンリングとシリンダとの間で油膜の切れを起し、これ
が焼付きの原因となっていた。
トンとシリンダとの間の油膜は確保されるものゝ、ピス
トンリングとシリンダとの間で油膜の切れを起し、これ
が焼付きの原因となっていた。
またシリンダの内周面に単純な溝を1〜2条設けたも
のでは、2サイクルエンジンの場合、シリンダの周面に
開口する排気口側の熱的負荷か大きいため均等に冷却す
ることができなかった。
のでは、2サイクルエンジンの場合、シリンダの周面に
開口する排気口側の熱的負荷か大きいため均等に冷却す
ることができなかった。
本発明はこれに鑑み、シリンダ壁を均等に冷却し、そ
の冷却効果を高めることができる内燃機関のシリンダ内
壁面構造を提供することを目的としてなされたものであ
る。
の冷却効果を高めることができる内燃機関のシリンダ内
壁面構造を提供することを目的としてなされたものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術の有する課題を解決するため本発明は、
スリーブの周面に内外周面を貫通した少くとも1つの排
気口を有するシリンダであって、該スリーブの内壁周面
の軸方向全域の周方向に適宜間隔をおいて条痕溝を形成
し、これら条痕溝を形成する際の加工中心を前記スリー
ブの中心から熱的負荷の大きい前記排気口側へ偏らせて
該排気口側の溝深がこれに対向する内壁周面の条痕溝に
比べ深く形成されていることを特徴とする。
スリーブの周面に内外周面を貫通した少くとも1つの排
気口を有するシリンダであって、該スリーブの内壁周面
の軸方向全域の周方向に適宜間隔をおいて条痕溝を形成
し、これら条痕溝を形成する際の加工中心を前記スリー
ブの中心から熱的負荷の大きい前記排気口側へ偏らせて
該排気口側の溝深がこれに対向する内壁周面の条痕溝に
比べ深く形成されていることを特徴とする。
(作 用) シリンダ内壁面の周方向に条痕溝が形成されているの
で、各条痕溝にオイルが保留され、油切れを起すことが
なく、常にピストンとシリンダとの間に油膜が保たれ
て、シリンダを始め、ピストン、ピストンリングの冷却
が図られ、同時に潤滑がなされる。特に排気口が開口さ
れている側の溝深が排気口と対向する側より深く形成さ
れているので、熱的負荷の大きい排気口側のオイルの保
有量が増加し、この部分の冷却性が良好になされる。
で、各条痕溝にオイルが保留され、油切れを起すことが
なく、常にピストンとシリンダとの間に油膜が保たれ
て、シリンダを始め、ピストン、ピストンリングの冷却
が図られ、同時に潤滑がなされる。特に排気口が開口さ
れている側の溝深が排気口と対向する側より深く形成さ
れているので、熱的負荷の大きい排気口側のオイルの保
有量が増加し、この部分の冷却性が良好になされる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明す
る。
る。
図はシリンダの内壁面を構成するスリーブ1の内周面
に条痕溝2を形成した場合を示している。第1図および
第2図に示すように、スリーブ1の内壁周面の軸方向全
域の周方向に相互に適宜の間隔をおいて多数条の条痕溝
2,2…が形成されており、これらにより各条痕溝2,2…に
オイルが保留され、ピストン、ピストンリング、および
シリンダ間の冷却、潤滑が同時に満される。
に条痕溝2を形成した場合を示している。第1図および
第2図に示すように、スリーブ1の内壁周面の軸方向全
域の周方向に相互に適宜の間隔をおいて多数条の条痕溝
2,2…が形成されており、これらにより各条痕溝2,2…に
オイルが保留され、ピストン、ピストンリング、および
シリンダ間の冷却、潤滑が同時に満される。
上記の条痕溝2は、これを形成する際の加工中心Oを
スリーブ1の軸心O′に対し排気口3側に若干ずらし
て、熱的負荷の大きい排気口3側の溝深が対向面側より
大とされている。これにより溝深の大きい側の条痕溝内
に多くのオイルが保留されることになり、熱的負荷を受
ける排気口3側より冷却され、冷却効果が高められる。
スリーブ1の軸心O′に対し排気口3側に若干ずらし
て、熱的負荷の大きい排気口3側の溝深が対向面側より
大とされている。これにより溝深の大きい側の条痕溝内
に多くのオイルが保留されることになり、熱的負荷を受
ける排気口3側より冷却され、冷却効果が高められる。
第3図および第4図は、条痕溝2の加工の容易性を考
慮して条痕溝2を螺旋状に形成したものである。なお条
痕溝2を螺旋状にするとこの条痕溝2にガスが流れて圧
縮比が低下することが考えられるので、螺旋状の条痕溝
2を形成する際の加工中心Oをスリーブ1の中心O′よ
り若干ずらすずらし量を螺旋状の条痕溝2の一部が途切
れる程度にして不連続になるようにすることが望まし
い。またこの場合も、熱的負荷の大きい排気口3側に偏
らせて排気口3側の溝深が大とされることは前記実施例
と同様である。
慮して条痕溝2を螺旋状に形成したものである。なお条
痕溝2を螺旋状にするとこの条痕溝2にガスが流れて圧
縮比が低下することが考えられるので、螺旋状の条痕溝
2を形成する際の加工中心Oをスリーブ1の中心O′よ
り若干ずらすずらし量を螺旋状の条痕溝2の一部が途切
れる程度にして不連続になるようにすることが望まし
い。またこの場合も、熱的負荷の大きい排気口3側に偏
らせて排気口3側の溝深が大とされることは前記実施例
と同様である。
以上説明したように本発明によれば、スリーブの軸方
向全域の内周面方向に条痕溝が形成されているので、ピ
ストンとシリンダとの間に油膜が確実に形成され、ピス
トンおよびシリンダの冷却効果が高められて焼付きを防
ぐことができ、同時に潤滑作用も良好にすることができ
る。また横置きシリンダ構造の内燃機関とした場合、ピ
ストン壁の摩耗を防止することができ、メッキシリンダ
とする場合にはメッキ層の付きがよくなる。
向全域の内周面方向に条痕溝が形成されているので、ピ
ストンとシリンダとの間に油膜が確実に形成され、ピス
トンおよびシリンダの冷却効果が高められて焼付きを防
ぐことができ、同時に潤滑作用も良好にすることができ
る。また横置きシリンダ構造の内燃機関とした場合、ピ
ストン壁の摩耗を防止することができ、メッキシリンダ
とする場合にはメッキ層の付きがよくなる。
特に条痕溝の深さが熱的負荷の大きい排気口側で大と
なるように偏らせてあるので、その部分の冷却を効果的
に行わせることができ、シリンダの均等な冷却を図るこ
とができる。さらに加工がしやすい螺旋状の条痕溝とし
ても圧縮比の低下をきたすことなく高熱部分の冷却を図
ることができる。
なるように偏らせてあるので、その部分の冷却を効果的
に行わせることができ、シリンダの均等な冷却を図るこ
とができる。さらに加工がしやすい螺旋状の条痕溝とし
ても圧縮比の低下をきたすことなく高熱部分の冷却を図
ることができる。
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図のA−A線相当の断面図、第3図は他の実施例の縦
断面図、第4図は第3図のB−B線相当の断面図であ
る。 1……スリーブ、2……条痕溝、3……排気口。
1図のA−A線相当の断面図、第3図は他の実施例の縦
断面図、第4図は第3図のB−B線相当の断面図であ
る。 1……スリーブ、2……条痕溝、3……排気口。
Claims (1)
- 【請求項1】スリーブの周面に内外周面を貫通した少く
とも1つの排気口を有するシリンダであって、該スリー
ブの内壁周面の軸方向全域の周方向に適宜間隔をおいて
条痕溝を形成し、これら条痕溝を形成する際の加工中心
を前記スリーブの中心から熱的負荷の大きい前記排気口
側へ偏らせて該排気口側の溝深がこれに対向する内壁周
面の条痕溝に比べ深く形成されていることを特徴とする
内燃機関のシリンダ内壁面構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1128393A JP2701212B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | 内燃機関のシリンダ内壁面構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1128393A JP2701212B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | 内燃機関のシリンダ内壁面構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02308915A JPH02308915A (ja) | 1990-12-21 |
JP2701212B2 true JP2701212B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=14983700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1128393A Expired - Lifetime JP2701212B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | 内燃機関のシリンダ内壁面構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2701212B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2547146Y2 (ja) * | 1990-07-31 | 1997-09-10 | いすゞ自動車株式会社 | シリンダライナ |
US11125223B2 (en) | 2014-09-29 | 2021-09-21 | Volvo Truck Corporation | Reciprocating machine with cylinder having collector groove |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5143335U (ja) * | 1974-09-27 | 1976-03-31 | ||
JPS615346U (ja) * | 1984-06-16 | 1986-01-13 | 三菱重工業株式会社 | シリンダライナ |
-
1989
- 1989-05-22 JP JP1128393A patent/JP2701212B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02308915A (ja) | 1990-12-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040907 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051115 |
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Effective date: 20051117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
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R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |