JP2697907B2 - 吸着移動装置 - Google Patents
吸着移動装置Info
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- JP2697907B2 JP2697907B2 JP1193322A JP19332289A JP2697907B2 JP 2697907 B2 JP2697907 B2 JP 2697907B2 JP 1193322 A JP1193322 A JP 1193322A JP 19332289 A JP19332289 A JP 19332289A JP 2697907 B2 JP2697907 B2 JP 2697907B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は未硬化のセメント成形品を吸着して移動する
ための吸着移動装置に関するものである。
ための吸着移動装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、セメント成形品を製造する工場ではセメント
成形品を移動させる場合には、ベルトコンベア、ローラ
コンベア、吸着移動装置などが用いられている。
成形品を移動させる場合には、ベルトコンベア、ローラ
コンベア、吸着移動装置などが用いられている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、未硬化のセメント成形品を養生するために板
などに移す場合にはベルトコンベアやローラコンベアを
使用できず、吸着移動装置により行なわれている。この
ような吸着移動装置を用いる場合でも、セメント成形品
が繊維などの補強が充分な場合には使用できるが、セメ
ント成形品が未硬化で表面が柔らかい場合には吸着でき
ないか、できても表面に吸着の跡が残るという問題があ
った。
などに移す場合にはベルトコンベアやローラコンベアを
使用できず、吸着移動装置により行なわれている。この
ような吸着移動装置を用いる場合でも、セメント成形品
が繊維などの補強が充分な場合には使用できるが、セメ
ント成形品が未硬化で表面が柔らかい場合には吸着でき
ないか、できても表面に吸着の跡が残るという問題があ
った。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明吸着移動装置は、吸引
ボックス1の下面に複数個の吸引穴2を設けると共に吸
引ボックス1の下面に20〜100メッシュの金網3を貼
り、この金網3の下面に弾力性があり且つ通気性のある
スポンジ4を貼り付けて成ることを特徴とする。
ボックス1の下面に複数個の吸引穴2を設けると共に吸
引ボックス1の下面に20〜100メッシュの金網3を貼
り、この金網3の下面に弾力性があり且つ通気性のある
スポンジ4を貼り付けて成ることを特徴とする。
[作用] 吸引ボックス1から吸引することにより吸引穴2にセ
メント成形品5を吸着することができる。このとき吸引
穴2の下面側に網3を貼ると共にスポンジ4を貼ってあ
るため吸着跡が残らない。
メント成形品5を吸着することができる。このとき吸引
穴2の下面側に網3を貼ると共にスポンジ4を貼ってあ
るため吸着跡が残らない。
[実施例] 第2図は吸着移動装置の全体を示す。6は移動ベルト
であって、養生する前の未硬化のセメント成形品5が搬
送されてくるようになっている。この移動ベルト6にて
搬送されてくるセメント成形品5が吸着移動装置にて吸
着されて移動され、積載台7の養生用板8の上に載せら
れるようになっている。移動ベルト6と積載台7との間
の上方には移動用レール9が架設されており、この移動
用レール9に吸引ボックス1が吊り下げられており、移
動レール9に沿って吸引ボックス1が移動するようにな
っている。この吸引ボックス1の下面には複数個の吸引
穴2を設けてあり、吸引ボックス1と真空ポンプ10とを
吸引ライン11にて連結してあり、真空ポンプ10から吸引
することにより吸引穴2にセメント成形品5を吸着でき
るようになっている。
であって、養生する前の未硬化のセメント成形品5が搬
送されてくるようになっている。この移動ベルト6にて
搬送されてくるセメント成形品5が吸着移動装置にて吸
着されて移動され、積載台7の養生用板8の上に載せら
れるようになっている。移動ベルト6と積載台7との間
の上方には移動用レール9が架設されており、この移動
用レール9に吸引ボックス1が吊り下げられており、移
動レール9に沿って吸引ボックス1が移動するようにな
っている。この吸引ボックス1の下面には複数個の吸引
穴2を設けてあり、吸引ボックス1と真空ポンプ10とを
吸引ライン11にて連結してあり、真空ポンプ10から吸引
することにより吸引穴2にセメント成形品5を吸着でき
るようになっている。
ところでセメント成形品5を柔らかさは第1図に示す
ような手段でたわみ量を測定することで知ることができ
るものであり、このときのたわみ量が25mm以下であれば
容易に吸着することができ、たわみ量が25mm以上である
と表面に吸着跡が残る。第1図の測定方法は基台12の水
平面にシート状のセメント成形品5を載せて重り13で押
さえ、30秒後のたわみ量δを測定する。第1図で想像線
が初期の位置で実線が30秒後の位置である。
ような手段でたわみ量を測定することで知ることができ
るものであり、このときのたわみ量が25mm以下であれば
容易に吸着することができ、たわみ量が25mm以上である
と表面に吸着跡が残る。第1図の測定方法は基台12の水
平面にシート状のセメント成形品5を載せて重り13で押
さえ、30秒後のたわみ量δを測定する。第1図で想像線
が初期の位置で実線が30秒後の位置である。
本発明の場合このたわみ量の測定でたわみの大きいも
のでも、吸着できるようにするため吸引穴2に20〜100
メッシュの金網3を貼り付け、その下に弾力性があり且
つ通気性のあるスポンジ4を付けている。吸引穴2に金
網3及びスポンジ4を取り付けることによりセメント成
形品5が柔らかくても吸着跡が残らないように吸着でき
る。この金網3を吸引穴2に取り付ける場合ねじにて取
り付け、スポンジ4を金網3に取り付ける場合接着剤で
部分的に取り付ける。上記金網3は20メッシュより荒く
なると、網目の跡がセメント成形品5に残り、100メッ
シュより細かくなると、吸引力が小さくなって吸着でき
ないため20〜100メッシュが適当である。弾力性があり
且つ通気性のあるスポンジ4としては例えばウレタン樹
脂などがよく、吸引力にもよるが厚みは5mm程度がよ
い。しかして吸引ボックス1から吸引すると金網3及び
スポンジ4を介してセメント成形品5が吸引穴2に吸着
され、セメント成形品5を吸着して移動ベルト6から積
載台7に移動できる。ところで近年、高級感のある屋根
材や外装材がニーズになっており、それに対応する必要
がある。この場合表面の模様が重要視され、細かい模様
を有するセメント成形品を製造しなければならない。本
発明の場合上記のように吸着跡が残らないように移動で
きるので表面に細かい模様を有するものでも吸着跡が残
らないように移動できて高級感のあるものを製造でき
る。
のでも、吸着できるようにするため吸引穴2に20〜100
メッシュの金網3を貼り付け、その下に弾力性があり且
つ通気性のあるスポンジ4を付けている。吸引穴2に金
網3及びスポンジ4を取り付けることによりセメント成
形品5が柔らかくても吸着跡が残らないように吸着でき
る。この金網3を吸引穴2に取り付ける場合ねじにて取
り付け、スポンジ4を金網3に取り付ける場合接着剤で
部分的に取り付ける。上記金網3は20メッシュより荒く
なると、網目の跡がセメント成形品5に残り、100メッ
シュより細かくなると、吸引力が小さくなって吸着でき
ないため20〜100メッシュが適当である。弾力性があり
且つ通気性のあるスポンジ4としては例えばウレタン樹
脂などがよく、吸引力にもよるが厚みは5mm程度がよ
い。しかして吸引ボックス1から吸引すると金網3及び
スポンジ4を介してセメント成形品5が吸引穴2に吸着
され、セメント成形品5を吸着して移動ベルト6から積
載台7に移動できる。ところで近年、高級感のある屋根
材や外装材がニーズになっており、それに対応する必要
がある。この場合表面の模様が重要視され、細かい模様
を有するセメント成形品を製造しなければならない。本
発明の場合上記のように吸着跡が残らないように移動で
きるので表面に細かい模様を有するものでも吸着跡が残
らないように移動できて高級感のあるものを製造でき
る。
上記の吸着移動装置で移動するセメント成形品5は例
えば押し出し成形後にエンボスロールにて表面に2mm以
下のエンボスが形成されている。また幅は606mm、長さ4
15mm、厚み5〜7.6mmであり、重量は2.5〜3.8Kgであ
る。また吸引穴2部分は例えば吸引穴2の下に金網を止
め、それにウレタン樹脂製のスポンジを貼り付けてあ
る。として吸引穴2の直径は150mmで個数は6個であ
る。金網は60メッシュで、スポンジ4の厚みは5mmであ
る。
えば押し出し成形後にエンボスロールにて表面に2mm以
下のエンボスが形成されている。また幅は606mm、長さ4
15mm、厚み5〜7.6mmであり、重量は2.5〜3.8Kgであ
る。また吸引穴2部分は例えば吸引穴2の下に金網を止
め、それにウレタン樹脂製のスポンジを貼り付けてあ
る。として吸引穴2の直径は150mmで個数は6個であ
る。金網は60メッシュで、スポンジ4の厚みは5mmであ
る。
[発明の効果] 本発明は叙述の如く吸引ボックスの下面に複数個の吸
引穴を設けると共に吸引ボックスの下面に金網を貼り、
この金網の下面に弾力性があり且つ通気性のあるスポン
ジを貼り付けているので、セメント成形品が未硬化で柔
らかいものでも吸着跡が残らないように吸着して移動で
きるものであって、細かい模様を有したりして高級感の
あるセメント成形品でも吸着跡を残すことなく移動でき
て容易に製造できるものであり、また吸引ボックスの吸
引穴を有する下面に20〜100メッシュの金網を介してス
ポンジを貼っているので、セメント成形品を吸着したと
きセメント成形品に網目の跡が残らないと共に強い吸引
力で確実に吸着できる(金網の網目が20メッシュより荒
くなると網目の跡がセメント成形品に残り、100メッシ
ュより細かくなると吸引力が小さくなる)ものであり、
しかも吸引穴を大きくして吸引力を高めることができ、
そうした場合でも、金網の存在によってスポンジが吸引
穴内に引き込まれないように平面状態が保持されてセメ
ント成形品を支障なく吸着保持することができるもので
ある。
引穴を設けると共に吸引ボックスの下面に金網を貼り、
この金網の下面に弾力性があり且つ通気性のあるスポン
ジを貼り付けているので、セメント成形品が未硬化で柔
らかいものでも吸着跡が残らないように吸着して移動で
きるものであって、細かい模様を有したりして高級感の
あるセメント成形品でも吸着跡を残すことなく移動でき
て容易に製造できるものであり、また吸引ボックスの吸
引穴を有する下面に20〜100メッシュの金網を介してス
ポンジを貼っているので、セメント成形品を吸着したと
きセメント成形品に網目の跡が残らないと共に強い吸引
力で確実に吸着できる(金網の網目が20メッシュより荒
くなると網目の跡がセメント成形品に残り、100メッシ
ュより細かくなると吸引力が小さくなる)ものであり、
しかも吸引穴を大きくして吸引力を高めることができ、
そうした場合でも、金網の存在によってスポンジが吸引
穴内に引き込まれないように平面状態が保持されてセメ
ント成形品を支障なく吸着保持することができるもので
ある。
第1図はセメント成形品のたわみを測定する手段を説明
する説明図、第2図は本発明の一実施例の概略正面図、
第3図(a)は吸着部分の正断面図、第3図(b)は第
3図(a)の一部切欠底面図であって、1は吸引ボック
ス、2は吸引穴、3は金網、4はスポンジである。
する説明図、第2図は本発明の一実施例の概略正面図、
第3図(a)は吸着部分の正断面図、第3図(b)は第
3図(a)の一部切欠底面図であって、1は吸引ボック
ス、2は吸引穴、3は金網、4はスポンジである。
Claims (1)
- 【請求項1】吸引ボックスの下面に複数個の吸引穴を設
けると共に吸引ボックスの下面に20〜100メッシュの金
網を貼り、この金網の下面に弾力性があり且つ通気性の
あるスポンジを貼り付けて成ることを特徴とする吸着移
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1193322A JP2697907B2 (ja) | 1989-07-26 | 1989-07-26 | 吸着移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1193322A JP2697907B2 (ja) | 1989-07-26 | 1989-07-26 | 吸着移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0360984A JPH0360984A (ja) | 1991-03-15 |
JP2697907B2 true JP2697907B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16305978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1193322A Expired - Fee Related JP2697907B2 (ja) | 1989-07-26 | 1989-07-26 | 吸着移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2697907B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000183133A (ja) * | 1998-12-15 | 2000-06-30 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | ロボットハンド |
US6254155B1 (en) * | 1999-01-11 | 2001-07-03 | Strasbaugh, Inc. | Apparatus and method for reliably releasing wet, thin wafers |
US6135522A (en) * | 1999-05-26 | 2000-10-24 | Advanced Semiconductors Engineering, Inc. | Sucker for transferring packaged semiconductor device |
KR20050083172A (ko) * | 2002-01-23 | 2005-08-26 | 홍기근 | 대류현상을 이용한 쑥뜸기 |
KR20030068903A (ko) * | 2002-02-18 | 2003-08-25 | 김광규 | 이중 회전쑥뜸기 |
JP2013240870A (ja) * | 2012-05-22 | 2013-12-05 | Kansai Univ | 把持装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5615994A (en) * | 1979-07-10 | 1981-02-16 | Oriental Tokushiyu Kikai Kk | Adsorbing device |
JPS62153091U (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-28 |
-
1989
- 1989-07-26 JP JP1193322A patent/JP2697907B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0360984A (ja) | 1991-03-15 |
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