JP2013240870A - 把持装置 - Google Patents

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智一 高橋
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Abstract

【課題】構造及び制御構成を簡素にすることができる把持装置を提供する。
【解決手段】吸着体3は、対象物2に当接する当接面5Aを備えた当接部5と、当接部5に形成された貫通孔5Kを通して当接面5Kから対象物側へ突出した突出位置に付勢され、かつ、対象物2との当接により突出位置から当接面側へ引退した引退位置に切り替え可能な突起部6と、突出位置で貫通孔5Kを閉じた状態にし、かつ、突起部6の引退位置で貫通孔5Kを開放状態にすべく突起部6に一体化された弁部7と、貫通孔5Kから径方向に離間した位置に設けられ、吸着ポンプ4への吸引流路8に連通する連通孔7Kとを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象物を吸着するための吸着体と、該吸着体に接続され吸着力を発生させるための吸着ポンプとを備えた把持装置に関する。
かかる把持装置は、吸着ポンプからの吸引力で対象物を吸着するロボットハンドに用いられることが多い。このロボットハンドは、例えば、複数のエジェクタに圧縮空気を供給することにより負圧を生成する装置と、前記装置により生じた負圧により対象物を吸着する吸引口とを備えた装置から構成されている(例えば、特許文献1参照)。この装置をロボットハンドに用いる場合には、各吸引口に開閉用のバルブを内蔵し、それらのバルブの開閉を制御することによって、対象物を吸着保持又は吸着解除することができる。
また、特許文献2,3には、吸盤を対象物に当接させて真空装置により吸引することによって対象物を吸盤で吸着保持する構成のものが開示されている。前記吸盤は、下側ほど広がったラッパ状の吸着部と、吸着部の上側に一体化され、吸着部を真空にすべく真空装置からの真空エアを供給するための吸引口が形成された円筒部とを備えている。そして、前記吸引口にそれを開閉する開閉用のバルブを設け、そのバルブの開閉を制御することによって、吸引する状態と吸引しない状態とに切り替えて、対象物を吸着保持又は吸着解除することができる。
特表2008−507649号公報(図1参照) 特開2004−230550号公報(図1参照) 特開平6−226674号公報(図1参照)
上記3つの特許文献の構成では、吸引口に開閉用のバルブの他、バルブの開閉を制御するための配線等の電気的な構成を設けなければならないため、構造が複雑になるだけでなく、各バルブの開閉のタイミングを制御するための制御構成も複雑になるという不都合があった。特に、吸引口が多くなればなるほど、前記不都合が顕著になるものであった。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、構造及び制御構成を簡素にすることができる把持装置を提供することを課題とする。
本発明の把持装置は、前述の課題解決のために、対象物を吸着するための吸着体と、該吸着体に接続され、吸引流路を介して吸引することで吸着力を発生させる吸着ポンプとを備えた把持装置であって、前記吸着体は、前記対象物に当接する当接面を備えた当接部と、該当接部に形成された貫通孔を通して前記当接面から対象物側へ突出した突出位置に付勢され、かつ、前記対象物との当接により該突出位置から当接面側へ引退した引退位置に切り替え可能な突起部と、前記突出位置で前記貫通孔を閉じた状態にし、かつ、前記引退位置で前記貫通孔を開放状態にすべく前記突起部に一体化された弁部と、前記貫通孔から径方向に離間した位置に設けられ、前記吸着ポンプへの吸引流路に連通する連通孔とを備え、前記弁部は、前記貫通孔を開放した状態では、前記連通孔と前記貫通孔とを連通させ、前記貫通孔を閉じた状態では、前記連通孔と前記貫通孔とを不通にさせるように構成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、対象物との当接により突起部が突出位置から引退位置へ自ずと切り替えられる。この切り替えに伴って、弁部が貫通孔を開放し、この開放状態の貫通孔と連通孔とが連通状態となる。これにより、吸着ポンプからの吸引力が貫通孔を通して対象物に作用して、対象物が吸着保持される。
また、本発明の把持装置は、前記弁部が、PDMS、シリコーン、ポリウレタンなどの弾性復元力を有する高分子材料から形成され、前記突起部は、前記弁部の弾性復元力により前記突出位置に付勢され、かつ、前記対象物との当接による前記弁部の弾性変形によって前記引退位置に位置する構成であってもよい。
上記のように弁部が弾性復元力を有する高分子材料から形成されていれば、弁部を閉じた状態に付勢する部材が不要になり、その分組み立て作業を迅速に行えるとともに装置の小型化を図り易い。
また、本発明の把持装置は、前記連通孔が、前記弁部に形成された貫通孔からなり、前記突起部が、前記連通孔の周囲に複数設けられ、該複数の突起部のうちの特定の突起部が前記対象物と当接することにより、前記弁部が弾性変形して前記特定の突起部が前記引退位置に位置する構成であってもよい。
上記構成のように、連通孔の周囲に複数の突起部を備えていれば、各突起部に連通孔を設ける構成に比べて構成を簡素にすることができ、装置の小型化を図り易い。
対象物との当接力を利用することによって、突起部が突出位置から引退位置へ自ずと切り替えられる構成であるため、開閉用のバルブの他、該バルブの開閉を制御するための配線等の電気的な構成及び開閉のタイミング等の制御構成を不要にすることができ、構造及び制御構成を簡素にすることができる把持装置を提供することができる。
本発明の把持装置の第1実施形態を示し、(a)はそれの縦断面図、(b)は対象物を吸着保持した状態を示す縦断面図である。 (a)は突起部が一体形成された弁部の平面図、(b)は(a)の弁部に当接部を上から被せた状態の平面図である。 吸着体と真空ポンプとの間に真空計が設けられた本発明の把持装置の斜視図である。 本発明の把持装置の第2実施形態を示し、(a)はそれの縦断面図、(b)は対象物を把持した状態を示す縦断面図である。 本発明の把持装置の他の実施形態を示し、(a)は一部を省略した縦断面図、(b)は対象物を把持した状態を示す一部を省略した縦断面図である。
図1(a),(b)は、例えばロボットハンド等に用いられる把持装置1の第1実施形態を示している。この把持装置1は、対象物2を吸着するための吸着体3と、吸着体3に接続され吸引流路8を介して吸引することで吸着力を発生させる吸着ポンプとしての真空ポンプ4とを備えている。
吸着体3は、図1(a),(b)及び図2(a),(b)に示すように、対象物2に当接する当接面5Aを備えた当接部5と、当接部5に形成された多数(図では36個)の貫通孔5Kを通して当接部5の当接面5Aから対象物側へ突出した突出位置に付勢され、かつ、対象物2との当接により突出位置から当接面5A側へ引退した引退位置に切り替え可能な多数(図では36個)の突起部6と、突起部6の突出位置で貫通孔5Kを閉じた状態にし、かつ、突起部6の引退位置で貫通孔5Kを開放状態にすべく突起部6に一体化された弁部7と、貫通孔5Kから径方向に離間した位置に設けられ、真空ポンプ4への吸引流路8に連通する連通孔7Kと、当接部5を支持するとともに弁部7を収納するためのケーシング9と、ケーシング9の後端側の開口9Sを閉じる可撓性を有する合成樹脂製の蓋体10と、蓋体10の中央部に形成された円筒部10Aに一端が接続され、他端が真空ポンプ4に接続されるゴム製のホース11と、ケーシング9内に設けられ、弁部7とケーシング9との間に吸引エアを通過させるための金属メッシュ部材12とを備えている。尚、金属メッシュ部材12は、ケーシング9の内側面9Gと弁部7の外(横)側面5Gとの間に形成される隙間Hを通して吸引エアを貫通孔5Kに作用させるために設けられている。
当接部5は、例えば銅箔(ゴムや合成樹脂でもよい)などの可撓性を有する材料から構成され、図2(b)に示すように、弁部7よりも少し大きな円盤状に形成されている。また、当接部5の各貫通孔5Kは、突起部6の直径よりも大きな直径に形成されている。また、4個の貫通孔5Kを、各連通孔7Kに対して所定間隔を置いて取り囲むように周方向に沿って配置している。
各突起部6は、円柱状に形成され、図1(a)に示すように、円盤状に形成された弁部7の上端面に上方に突出するように設けられている。そして、突起部6と弁部7とが、弾性復元力を有する高分子材料の一例であるPDMS(ポリジメチルシロキサン)により一体形成され、PDMSの弾性復元力により突起部6が突出位置に付勢され、対象物2との当接により弾性変形して引退位置に移動する。尚、高分子材料としては、PDMSの他、シリコーンやポリウレタンなどでもよい。
前記弁部7は、前記貫通孔5Kを開放した状態では、前記連通孔7Kと前記貫通孔5Kとを連通させ、前記貫通孔5Kを閉じた状態では、前記連通孔7Kと前記貫通孔5Kとを不通にさせるように構成されている。
前記連通孔7Kは、弁部7の9箇所に形成された貫通孔からなり、前述のように各連通孔7Kの周囲に突起部6が複数(4個)設けられ、それらの突起部6が、対象物2との当接により弾性変形して突出位置から引退位置に自ずと移動するように構成されている。
ケーシング9は、可撓性を有するように塩化ビニルで構成され、円筒状の側壁部9Aと、側壁部9Aの後端部から径方向内側に延びる延出部9Bとから構成されている。
従って、図1(a)に示すように、対象物2が突起部6に当接していない状態では、PDMSの弾性復元力により突起部6が突出位置に付勢されている。この状態では、当接部5の裏面5Bに弁部7の上面7Uが当接していることから、当接部5の貫通孔5Kは、弁部7により閉じられた状態になっている。この状態から、図1(b)に示すように、対象物2が特定の突起部6に当接することによって、突起部6が弾性変形して押し下げられる。これにより、弁部7の上面7Uも押し下げられて、当接部5の裏面5Bと弁部7の上面7Uとの間に隙間Sが発生し、貫通孔5Kが開放状態となる。貫通孔5Kの開放によって、貫通孔5Kと連通孔(貫通孔)7Kとが隙間Sを通して連通状態となり、吸引流路8を通して真空ポンプ4からの吸引力が貫通孔5Kに作用し、対象物2を吸着保持することができる。
図1(b)のように、対象物2が湾曲面2Aを有するものであっても、当接部5が可撓性を有する構成であるため、対象物2の湾曲面2Aに沿って当接部5が湾曲し、対象物2を確実に吸着保持することができるようになっている。
また、図3に示すように、真空ポンプ4と吸着体3との間に、真空計13を接続して圧力値を測定する構成にしてもよい。このようにしておけば、図示していない制御部が、真空計13により測定された圧力値が所定の圧力値になるように真空ポンプ4の駆動を制御して、対象物2を確実に吸着保持することができる利点がある。
前述のように、対象物2が特定の突起部6に当接することによって、突起部6が弾性変形して押し下げられ、当接部5の裏面5Bと弁部7の上面7Uとの間に隙間Sが発生する。これにより、貫通孔5K、隙間S、連通孔(貫通孔)7K、吸引流路8を通して真空ポンプ4から吸引されて、対象物2を吸着保持することができる。このように、対象物との当接力を利用することによって、突起部6が突出位置から引退位置へ自ずと切り替えられる構成であるため、各貫通孔5Kに対する開閉用のバルブが不要になる。その結果、開閉用のバルブやバルブの開閉を制御するための配線等の電気的な構成及び開閉のタイミング等の制御構成を不要にすることができ、構造及び制御構成を簡素にすることができる。しかも、このような簡素化を行うことによって、把持装置1の小型化をも容易に図ることができる利点がある。
図4(a),(b)に把持装置1の第2実施形態を示し、その把持装置1について説明する。この把持装置1は、突起部6と弁部7とが別々に形成され、それら別々に形成された突起部6と弁部7とを一体化した構成である。
具体的には、突起部6は、金属製の円柱状部材からなり、弁部7は、PDMS(ポリジメチルシロキサン)からなっており、各突起部6は、その一部が弁部7に埋め込まれた状態で固定されている。この固定は、係止手段、接続手段、ねじ込み手段、接着手段などを用いて行うことができる。尚、係止手段や接続手段を用いれば、突起部6の一部を弁部7に埋め込むことなく突起部6を弁部7に固定することもできる。
また、当接部5とケーシング9とが塩化ビニルにより一体形成されている。そして、このケーシング9は、可撓性を有しているとともに、ケーシング9の当接部5の上面5Uに柔軟性を有するウレタン樹脂でなる被覆部材14が取り付けられている。このように被覆部材14を備えていることから、対象物2の小さな凹凸に対応して被覆部材14が変形することで、対象物2の形状に無関係に対象物2を確実に吸着保持することができる。尚、被覆部材14にも突起部6を突出させるための貫通孔14Kが形成されている。
ケーシング9は、当接部5を備えるとともに後方が開放された本体部9aと、この本体部9aの後側の内側に固定される中央部に貫通孔9Kを備えたドーナツ状の蓋部9bとから構成されている。蓋部9bの貫通孔9Kには、真空ポンプ4に一端が接続されたホース11の他端を接続するための接続部材15が装着されている。また、弁部7と蓋部9bとの間に、金属メッシュ部材12を設けることによって、連通孔7Kが、蓋部9bにて塞がれることがなく、金属メッシュ部材12を通して吸引流路8に連通された状態を維持できる。尚、説明しなかった他の構成は、図1(a),(b)と同一構成であり、同一の符号を付している。
従って、図4(a)に示すように、対象物2が突起部6に当接していない状態では、PDMSが有する弾性復元力により突起部6が突出位置に付勢されている。この状態では、当接部5の裏面5Bに弁部7の上面7Uが当接していることから、当接部5の貫通孔5Kは、閉じられた状態になっている。この状態から、図4(b)に示すように、対象物2が特定(図の左から2番目)の突起部6に当接することによって、突起部6が弾性変形して押し下げられ、当接部5の裏面5Bに弁部7の上面7Uとの間に隙間Sが発生する。この隙間Sが貫通孔5Kと連通孔(貫通孔)7Kとを連通状態とし、吸引流路8を通して真空ポンプ4から吸引力を貫通孔5Kに作用させることにより、対象物2を吸着保持することができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、弁部7をPDMSで構成することによって、対象物2との当接により突起部6が押し下げられ、弁部7が弾性変形することで、当接部5の裏面5Bと弁部7の上面7Uとの間に隙間Sが発生する場合を示したが、弁部7を弾性変形しない材料、例えば硬質の合成樹脂や金属などから構成し、突起部6と弁部7とが全体的に移動することによって、当接部5の裏面5Bと弁部7の上面7Uとの間に隙間Sが発生する構成にしてもよい。例えば、図5(a),(b)に示すように、弾性変形しない材料で形成された弁部7とケーシング9との間にコイルバネ16(板バネでもよい)が設けられ、このコイルバネ16により突起部6を突出側に移動付勢している。この状態から、対象物2との当接により突起部6と弁部7とが全体的に突出側とは反対側(下方側)に移動することによって、当接部5の裏面5Bに弁部7の上面7Uとの間に隙間Sが発生する。この隙間Sを介して貫通孔5Kと連通孔17とが連通状態となり、吸引流路8を通して真空ポンプ4から吸引力が対象物2に作用することにより、対象物2を吸着保持することができる。尚、前記コイルバネに代えて、例えば磁力(電磁力の他、静電気による吸引力を利用する場合も含む)により突起部6を突出側に移動付勢する構成であってもよい。尚、前記連通孔17は、弁部7の横側面7Gとケーシング9の内側面9Gとの間に形成されている隙間を指す。
また、前記実施形態では、ケーシング9と弁部7との間にエアを通過させるための金属メッシュ部材12を設けたが、図4の連通孔7Kを塞ぐことがないようにリング状部材を設けて連通孔7Kと吸引流路8とが連通状態を維持できるようにしてもよい。また、ケーシング9を、連通孔7Kを塞ぐことがない形状に構成することによって、エアを通過させるための金属メッシュ部材12等の部材を省略することができる。
また、前記実施形態では、1個の連通孔(貫通孔)7Kに対して4個の貫通孔5Kを設けた場合を示したが、1個の連通孔(貫通孔)7Kに対して1個の貫通孔5Kを設けて実施することもできる。
また、本発明の把持装置は、ロボットハンドに用いる他、ロボットの手足や、搬送装置により搬送される搬送物を吸引力により持ち上げるアームに用いることもできる。
1…把持装置、2…対象物、2A…湾曲面、3…吸着体、4…真空ポンプ、5…当接部、5A…当接面、5B…裏面、5K…貫通孔、5K…貫通孔、5U…上面、6…突起部、7…弁部、7K…連通孔、7U…上面、8…吸引流路、9…ケーシング、9S…開口、9A…側壁部、9B…延出部、9K…貫通孔、9a…本体部、9b…蓋部、10…蓋体、10A…円筒部、11…ホース、12…金属メッシュ部材、13…真空計、14…被覆部材、15…接続部材、16…コイルバネ、S…隙間

Claims (3)

  1. 対象物を吸着するための吸着体と、該吸着体に接続され、吸引流路を介して吸引することで吸着力を発生させる吸着ポンプとを備えた把持装置であって、
    前記吸着体は、前記対象物に当接する当接面を備えた当接部と、該当接部に形成された貫通孔を通して前記当接面から対象物側へ突出した突出位置に付勢され、かつ、前記対象物との当接により該突出位置から当接面側へ引退した引退位置に切り替え可能な突起部と、前記突出位置で前記貫通孔を閉じた状態にし、かつ、前記引退位置で前記貫通孔を開放状態にすべく前記突起部に一体化された弁部と、前記貫通孔から径方向に離間した位置に設けられ、前記吸着ポンプへの吸引流路に連通する連通孔とを備え、
    前記弁部は、前記貫通孔を開放した状態では、前記連通孔と前記貫通孔とを連通させ、前記貫通孔を閉じた状態では、前記連通孔と前記貫通孔とを不通にさせるように構成されていることを特徴とする把持装置。
  2. 前記弁部が、PDMS、シリコーン、ポリウレタンなどの弾性復元力を有する高分子材料から形成され、前記突起部は、前記弁部の弾性復元力により前記突出位置に付勢され、かつ、前記対象物との当接による前記弁部の弾性変形によって前記引退位置に位置することを特徴とする請求項1に記載の把持装置。
  3. 前記連通孔が、前記弁部に形成された貫通孔からなり、前記突起部が、前記連通孔の周囲に複数設けられ、該複数の突起部のうちの特定の突起部が前記対象物と当接することにより、前記弁部が弾性変形して前記特定の突起部が前記引退位置に位置することを特徴とする請求項2に記載の把持装置。
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