JP2695473B2 - 24―オキソステロイド誘導体及びその製造方法 - Google Patents
24―オキソステロイド誘導体及びその製造方法Info
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- JP2695473B2 JP2695473B2 JP1147628A JP14762889A JP2695473B2 JP 2695473 B2 JP2695473 B2 JP 2695473B2 JP 1147628 A JP1147628 A JP 1147628A JP 14762889 A JP14762889 A JP 14762889A JP 2695473 B2 JP2695473 B2 JP 2695473B2
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- Steroid Compounds (AREA)
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
製造方法に関する。本発明の24−オキソステロイド誘導
体は、慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、骨軟化症など
のカルシウム代謝の欠陥症の治療に有効であることが知
られている1α,25−ジヒドロキシビタミンD3、並びに
ビタミンD3様の活性を有することが知られている1α−
ヒドロキシビタミンD3、1,24,25−トリヒドロキシビタ
ミンD3又は1α,25,26−トリヒドロキシビタミンD3など
の1α位に水酸基を有するビタミンD3誘導体の合成中間
体として有用である。
造方法としては、例えば、コレステロールを原料として
使用することにより1α−ヒドロキシビタミンD3を製造
する方法(特開昭48−62750号公報及び特開昭49−95956
号公報参照)、コレスタ−1,4,6−トリエン−3−オン
−25−オールから誘導されるコレスタ−1,5,7−トリエ
ン−3−オン−25−オールを合成中間体として経由する
1α,25−ジヒドロキシビタミンD3の製造方法(特開昭5
1−100056号公報参照)、(24R)−1α,3β,24,25−テ
トラヒドロキシコレスタ−5,7−ジエンに不活性溶媒中
で紫外線を照射し、生成した(24R)−1α,24,25−ト
リヒドロキシプレビタミンD3を異性化することによって
(24R)−1α,24,25−トリヒドロキシビタミンD3を製
造する方法(特開昭51−108046号公報参照)などが知ら
れている。
体の製造方法は種々知られているが、該1α位に水酸基
を有するビタミンD3誘導体を製造するに際し、合成中間
体として使用できる化合物を多くの化合物の中から選択
することができれば、原料事情に応じてその製造プロセ
スを適宜変更することが可能となり好ましい。
有する種々のビタミンD3誘導体に変換され得る新規な化
合物を提供することにある。さらに本発明の他の1つの
目的は、該新規な化合物の製造方法を提供することにあ
る。
基を表わし、R3は低級アルキル基、低級アルケニル基、
アラルキル基又はアリール基を表わし、R4は式 で示される基を表わし、X1は水素原子若しくは式−OY1
で示される基を表わし、かつX2は水素原子若しくは式−
CH2X21で示される基を表わし、X21は水素原子若しくは
式−OY2で示される基を表わすか、又はX1とX2は一緒に
なってメチレン基又はエチレン基を表わし、X3は水素原
子又は式−CH2X31で示される基を表わし、X31は水素原
子又は式−OY3で示される基を表わし、Y1、Y2及びY3は
それぞれ水素原子若しくは水酸基の保護基を表わすか又
はY1とY2は一緒になってアルキリデン基を表わすか又は
Y1、Y2及びY3は一緒になって式 で示される基を表わし、R5は水素原子、低級アルキル基
又はアリール基を表わす)で示される24−オキソステロ
イド誘導体 一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4は前記定義の通りである) で示される24−オキソ−9,10−セコステロイド誘導体 一般式 (式中、R1及びR2は前記定義の通りであり、Zはハロゲ
ン原子又は式−OSO2R6で示される基を表わし、R6は低級
アルキル基又はアリール基を表わす) で示されるプレグナン誘導体と一般式 (式中、R3及びR4は前記定義の通りである)で示された
β−ケトエステルを塩基性物質の存在下に反応させるこ
とを特徴とする一般式(I)で示される24−オキソステ
ロイド誘導体の製造方法、 一般式(I)で示される24−オキソステロイド誘導体
を脱アルコキシカルボニル化することを特徴とする一般
式 (式中、R11及びR21はそれぞれ水素原子又は水酸基の保
護基を表わし、R41は式 で示される基を表わし、X12は水素原子若しくは式−OY
12で示される基を表わし、かつX22は水素原子若しくは
式−CH2X23で示される基を表わし、X23は水素原子若し
くは式−OY22で示される基を表わすか、又はX12とX22は
一緒になってメチレン基又はエチレン基を表わし、X32
は水素原子又は式−CH2X33で示される基を表わし、X33
は水素原子又は式−OY32で示される基を表わし、Y12、Y
22及びY32はそれぞれ水素原子若しくは水酸基の保護基
を表わすか又はY12とY22は一緒になってアルキリデン基
を表わすか又はY12、Y22及びY32は一緒になって式 で示される基を表わし、R51は水素原子、低級アルキル
基又はアリール基を表わす) で示される24−オキソステロイド誘導体の製造方法並び
に 一般式(II)で示される24−オキソ−9,10−セコステ
ロイド誘導体を脱アルコキシカルボニル化することを特
徴とする一般式 (式中、R11、R21及びR41は前記定義の通りある) で示される24−オキソ−9,10−セコステロイド誘導体の
製造方法を提供することにより達成される。
R21、R51、Y1、Y2、Y3、Y12、Y22、Y32及びZを以下に
詳しく説明する。
表わす水酸基の保護基としては、水酸基の保護の目的を
達成するかぎり、通常その目的で用いられているいずれ
の保護基でもよいが、具体的には、アシル基、アルコキ
シカルボニル基、三置換シリル基、置換基を有していて
もよいアルコキシメチル基などが挙げられる。ここで、
アシル基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチ
リル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル
基、ピバロイル基、ベンゾイル基、モノクロルアセチル
基、トリフルオロアセチル基などが挙げられ、アルコキ
シカルボニル基としては、メトキシカルボニル基、エト
キシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基などの
脂肪族アルコキシカルボニル基;フェノキシカルボニル
基、p−メトキシフェノキシカルボニル基などのアレノ
キシカルボニル基;ベンジルオキシカルボニル基、p−
ニトロベンジルオキシカルボニル基などのアラルキルオ
キシカルボニル基などが挙げられ、三置換シリル基とし
ては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリ
イソプロピルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基な
どのトリアルキルシリル基;t−ブチルジフェニルシリル
基などのジアリールアルキルシリル基などが挙げられ、
置換基を有していてもよいアルコキシメチル基として
は、メトキシメチル基、メトキシエトキシメチル基、ベ
ンジルオキシエトキシメチル基などのアルコキシメチル
基;1−エトキシエチル基、1−メトキシ−1−メチルエ
チル基などのアルキル置換アルコキシメチル基;テトラ
ヒドロピラン−2−イル基、テトラヒドロフラン−2−
イル基などの2−オキサシクロアルキル基などが挙げら
れる。
ル基、イソプロピル基、t−ブチル基などが挙げられ、
低級アルケニル基としては、アリル基、2−ブテニル
基、2−メチル−2−プロペニル基、3−メチル−2−
ブテニル基、3,7−ジメチル−2,6−オクタジエニル基な
どが挙げられ、アラルキル基としては、ベンジル基、p
−メトキシベンジル基、シンナミル基などが挙げられ、
アリール基としては、フェニル基、p−トリル基、p−
メトキシフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、ナフ
チル基などが挙げられる。
基、エチル基、プロピル基などが挙げられ、アリール基
としてはフェニル基、ナフチル基などが挙げられる。
ル基、イソプロピル基などが挙げられ、アリール基とし
ては、フェニル基、p−トリル基、p−ブロモフェニル
基、ナフチル基などが挙げられる。
ン基としては、メチレン基、エチリデン基、イソプロピ
リデン基、シクロペンチリデン基、シクロヘキシリデン
基、ベンジリデン基などが挙げられる。
子、ヨウ素原子などが挙げられる。
ば以下の方法により製造することができる。
はハロゲン原子を表わし、THPはテトラヒドロピラン−
2−イル基を表わす) 上記において、一般式(III−1)で示される化合
物、一般式(III−1−1)で示される化合物、一般式
(III−1−2)で示される化合物及び一般式(III−
2)で示される化合物は、一般式(III)で示される化
合物に包含される。
1)で示される化合物、一般式(III−1−1)で示さ
れる化合物、一般式(III−1−2)で示される化合物
及び一般式(III−2)で示される化合物を以後それぞ
れ下記のように称することがある。
ぞれ以下の基を表わす場合、以後それぞれ下記の様に称
することがある。
8春季年会講演予稿集II、2IL34、1184ページ(1989年)
参照]に従って調製することができる。
変換する一般的な方法に従ってスルホナート(III−1
−1)に変換することができる。この変換は、例えば、
三級アミンの存在下塩化スルホニル化合物と反応させる
ことにより行なわれる。反応に用いられる塩化スルホニ
ル化合物としては、塩化メタンスルホニル、塩化エタン
スルホニル、塩化2−プロパンスルホニルなどの塩化ア
ルカンスルホニル;塩化ベンゼンスルホニル、塩化p−
トルエンスルホニル、塩化p−ブロモベンゼンスルホニ
ル、塩化ナフタレンスルホニルなどの塩化アレーンスル
ホニルなどが挙げられ、その使用量はアルコール(VI
I)1モルに対して、通常約1.0〜20モルである。使用さ
れる三級アミンとしては、ピリジン、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、ジメチルアミノピリ
ジンなどが挙げられ、その使用量は、塩化スルホニル化
合物1モルに対して、通常約1.5〜100モルである。この
反応は、通常溶媒中で行なわれるが、使用する三級アミ
ンを溶媒として用いることも可能であり、また塩化メチ
レン、クロロホルムなど反応に悪影響を及ぼさない溶媒
を用いることもできる。溶媒の使用量はアルコール(VI
I)に対して、通常約5〜200倍重量である。反応は、通
常−10〜30℃の範囲内の温度で行なわれる。
の反応混合物からの単離・精製は、通常の有機反応にお
いて行なわれている単離・精製方法と同様にして行なわ
れる。例えば、反応混合物を氷水にあけ、ジエチルエー
テルなどの有機溶媒で抽出し、冷希塩酸、重曹水、食塩
水で順次洗浄し、乾燥後濃縮して粗生成物を得、必要に
応じて再結晶・クロマトグラフィなどにより精製し、ス
ルホナート(III−1−1)を得ることができる。
及び3位のTHP基を除去することにより、スルホナート
(III−1−2)に変換することができる。例えば、p
−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸ピリジ
ニウム、塩酸、硫酸などの酸触媒存在下、水又はメタノ
ール、エタノールなどの低級アルコールにより加溶媒分
解することにより実施される。
の反応混合物からの単離・精製は、通常の有機反応にお
いて行なわれている単離・精製法と同様にして行なわれ
る。例えば、重曹水を加え中和し、必要に応じて低級ア
ルコールを留去した後ジエチルエーテルなどの有機溶媒
で抽出し、食塩水で洗浄したのち乾燥・濃縮して粗生成
物を得、必要に応じて再結晶・クロマトグラフィなどに
より精製してスルホナート(III−1−2)を得ること
ができる。
及び3位の水酸基を保護することによりスルホナート
(III−1)に変換することができる。なおこの際、1
位又は3位の水酸基のいずれか一方の水酸基を選択的に
保護したのちに他方の水酸基を保護することもできる。
−1−3)への変換は常法に従って行なわれる。例え
ば、塩基性物質の存在下に、カルボン酸の無水物又はハ
ロゲン化物を作用させることにより行なわれる。使用さ
れるカルボン酸無水物としては、無水酢酸、無水プロピ
オン酸、無水酪酸、無水モノクロル酢酸、無水トリフル
オロ酢酸などが挙げられ、カルボン酸ハロゲン化物とし
ては、塩化アセチル、塩化プロピオニル、塩化ブチリ
ル、塩化イソブチリル、塩化バレリル、塩化イソバレリ
ル、塩化ピバロイル、塩化ベンゾイルなどが挙げられ
る。カルボン酸の無水物又はハロゲン化物の使用量は、
スルホナート(III−1−2)1モルに対して、通常約
2〜20モルである。反応に用いられる塩基性物質として
は、ピリジン、トリエチルアミン、イジソプロピルエチ
ルアミン、ジエチルアニリンなどの有機塩基;水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムなどの金属水酸化物;水素化
ナトリウムなどの金属水素化物などが挙げられる。塩基
性物質の使用量は、用いる塩基性物質によっても異なる
が、スルホナート(III−1−2)1モルに対して、通
常約1〜200モルである。この際、N,N−ジメチルアミノ
ピリジン、ピロリジノピリジンなどのエステル化触媒を
共存させることも可能である。このエステル化触媒の使
用量は、スルホナート(III−1−2)1モルに対し
て、通常約0.05〜0.2モルである。反応は、通常溶媒中
で行なわれるが、塩基性物質として使用する有機塩基を
溶媒として用いることも可能であり、又、塩化メチレ
ン、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシドなどの
反応に悪影響を及ぼさない溶媒を用いることも可能であ
る。溶媒の使用量は、スルホナート(III−1−2)に
対して、通常約5〜200倍重量である。反応は、通常約
−20〜200℃の範囲内の温度で行なわれる。
の反応混合物からの単離・精製は、通常の有機反応にお
いて行なわれている単離・精製方法と同様にして行なわ
れる。例えば、反応混合物を氷水にあけ、ジエチルエー
テルなどの有機溶媒で抽出し、冷希塩酸、水、重曹水、
食塩水で順次洗浄し、乾燥後濃縮して粗生成物を得、必
要に応じて再結晶・クロマトグラフィなどにより精製
し、スルホナート(III−1−3)を得ることができ
る。
−1−4)への変換は、常法に従って行なわれる。例え
ば、塩基性物質の存在下に、クロル炭酸エステルを作用
させることにより行なわれる。反応に用いられるクロル
炭酸エステルとしては、クロル炭酸メチル、クロル炭酸
エチル、クロル炭酸イソプロピル、クロル炭酸フェニ
ル、クロル炭酸p−メトキシフェニル、クロル炭酸ベン
ジル、クロル炭酸p−ニトロベンジルなどが挙げられ
る。クロル炭酸エステルの使用量は、スルホナート(II
I−1−2)1モルに対して、通常約1〜50モルであ
る。反応に用いられる塩基性物質としては、ピリジン、
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジエ
チルアニリンなどの有機塩基;水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどの金属水酸化物;水素化ナトリウムなど
の金属水素化物などが挙げられる。塩基性物質の使用量
は、用いる塩基性物質によっても異なるが、スルホナー
ト(III−1−2)1モルに対して、通常約1〜200モル
である。この際N,N−ジメチルアミノピリジン、ピロリ
ジノピリジンなどのエステル化触媒を共存させることも
可能である。このエステル化触媒の使用量は、スルホナ
ート(III−1−2)1モルに対して、通常約0.05〜0.2
モルである。反応は通常溶媒中で行なわれるが、塩基性
物質として使用する有機塩基を溶媒として用いることも
可能であり、又、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、
ジメチルスルホキシドなどの反応に悪影響を及ぼさない
溶媒を用いることも可能である。溶媒の使用量は、スル
ホナート(III−1−2)に対して、通常約5〜200倍重
量である。反応は、通常約−20〜100℃の範囲内の温度
で行なわれる。
の反応混合物からの単離・精製は、通常の有機反応にお
いて行なわれている単離・精製方法と同様にして行なわ
れる。例えば、反応混合物を氷水にあけ、ジエチルエー
テルなどの有機溶媒で抽出し、冷希塩酸、水、重曹水、
食塩水で順次洗浄し、乾燥後濃縮して粗生成物を得、必
要に応じて再結晶・クロマトグラフィなどにより精製し
て、スルホナート(III−1−4)を得ることができ
る。
ホナート(III−1−5)に変換することができる。例
えば、塩基性物質の存在下に、塩化三置換シリルと反応
させることにより行なわれる。使用される塩化三置換シ
リルとしては、塩化トリメチルシリル、塩化トリエチル
シリル、塩化トリイソプロピルシリル、塩化t−ブチル
ジメチルシリルなどの塩化トリアルキルシリル;塩化t
−ブチルジフェニルシリルなどの塩化ジアリールモノア
ルキルシリルなどが挙げられる。塩化三置換シリルの使
用量は、スルホナート(III−1−2)1モルに対し
て、通常約1〜50モルである。反応に用いられる塩基性
物質としては、ピリジン、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、ジエチルアニリン、イミダゾール
などの有機塩基;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どの金属水酸化物;水素化ナトリウムなどの金属水素化
物などが挙げられる。塩基性物質の使用量は、使用する
塩基性物質によっても異なるが、スルホナート(III−
1−2)1モルに対して、通常約1〜200モルである。
反応は、通常溶媒中で行なわれるが、塩基性物質として
使用する有機塩基を溶媒として用いることも可能であ
り、又、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ジメチル
ホルムアミド、アセトニトリルなどの反応に悪影響を及
ぼさない溶媒を使用することも可能である。溶媒の使用
量は、スルホナート(III−1−2)に対して、通常約
5〜200倍重量である。反応は、通常約−20〜100℃の範
囲内の温度で行なわれる。
の反応混合物からの単離・精製は、通常の有機反応にお
いて行なわれている単離・精製法と同様にして行なわれ
る。例えば、反応混合物を氷水にあけ、ジエチルエーテ
ルなどの有機溶媒で抽出し、冷希塩酸・水・重曹水・食
塩水で順次洗浄し、乾燥後濃縮して粗生成物を得、必要
に応じて再結晶・クロマトグラフィなどにより精製し
て、スルホナート(III−1−5)を得ることができ
る。
−1−6)への変換は、常法に従って行なわれる。例え
ば、塩基性物質の存在下にクロルメチルエーテルを作用
させるか、又は酸触媒下にビニルエーテルを作用させる
ことにより行なわれる。使用されるクロルメチルエーテ
ルとしては、クロルメチルメチルエーテル、塩化メトキ
シエトキシメチル、塩化ベンジルオキシエトキシメチ
ル、2−クロルテトラヒドロフランなどが挙げられる。
使用されるビニルエーテルとしては、エチルビニルエー
テル、メチルイソプロペニルエーテル、ジヒドロピラン
などが挙げられる。クロルメチルエーテル又はビニルエ
ーテルの使用量はスルホナート(III−1−2)に対し
て、通常約1〜50モルである。使用される塩基性物質と
しては、ピリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン、ジエチルアニリン、イミダゾールなどの
有機塩基;水素化ナトリウムなどの金属水素化物などが
挙げられる。塩基性物質の使用量は、用いる塩基性物質
によっても異なるが、スルホナート(III−1−2)1
モルに対して、通常約0.9〜200モルである。使用される
酸触媒としては、p−トルエンスルホン酸、カンファス
ルホン酸などのスルホン酸;p−トルエンスルホン酸ピリ
ジニウムなどのスルホン酸塩;塩酸、硫酸などの鉱酸;
酢酸、モノクロル酢酸、トリフルオロ酢酸などのカルボ
ン酸などが挙げられる。酸触媒の使用量は、スルホナー
ト(III−1−2)1モルに対して、通常約0.05〜0.2モ
ルである。反応は、通常溶媒中で行なわれ、使用する有
機塩基又はビニルエーテルを溶媒とすることも可能であ
り、又、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ジエチル
ホルムアミド、アセトニトリルなどの反応に悪影響を及
ぼさない溶媒を用いることも可能である。溶媒の使用量
は、スルホナート(III−1−2)に対して、通常約5
〜200倍重量である。反応は、通常約−20〜100℃の範囲
内の温度で行なわれる。
6)の反応混合物からの単離・精製は、通常の有機反応
において行なわれている単離・精製法と同様にして行な
われる。例えば、反応混合物を氷水にあけ、ジエチルエ
ーテルなどの有機溶媒で抽出し、必要に応じて希塩酸で
洗浄し、重曹水、食塩水で順次洗浄し、乾燥後濃縮して
粗生成物を得、必要に応じて再結晶・クロマトグラフィ
などにより精製してスルホナート(III−1−6)を得
ることができる。
ン化物に変換する一般的な方法に従って、ハロゲン化物
(III−2)に変換することができる。例えば、アセト
ン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ア
セトニトリル、エチルセロソルブなどの溶媒中で、ヨウ
化ナトリウム、臭化リチウム、塩化リチウムなどの塩を
作用させることにより行なわれる。溶媒の使用量はスル
ホナート(III−1)に対して、通常約5〜200倍重量で
ある。塩の使用量はスルホナート(III−1)1モルに
対して、通常約1.2〜20モルである。反応は、通常約20
〜100℃の範囲内の温度で行なわれる。
応混合物からの単離・精製は、通常の有機反応において
行なわれている単離・精製法と同様にして行なわれる。
例えば、反応混合物を水にあけ、ジエチルエーテルなど
の有機溶媒で抽出し、水、チオ硫酸ナトリウム水溶液、
重曹水、食塩水で順次洗浄し、乾燥後濃縮して粗生成物
を得、必要に応じて再結晶・クロマトグラフィなどによ
り精製し、ハロゲン化物(III−2)を得ることができ
る。
れる化合物、一般式(V)で示される化合物及び一般式
(VI)で示される化合物は、例えば以下の方法で製造さ
れる。
前記定義の通りである) 一般式(IV)で示される化合物は、例えば、オイカワ
らの方法[オーガニック・シンセシス(Organic Synth
eses)63巻、198〜202ページ(1985年)参照]に従っ
て、以下のように製造することができる。
示される化合物、一般式(III)で示される化合物、一
般式(IV)で示される化合物、一般式(V)で示される
化合物及び一般式(VI)で示される化合物を以後それぞ
れ下記のように称することがある。
(I)への変換は、プレグナン誘導体(III)にβ−ケ
トエステル(IV)を塩基性物質存在下に作用させること
により行なわれる。β−ケトエステルの使用量は、プレ
グナン誘導体(III)1モルに対して、通常約1〜20モ
ルである。使用される塩基性物質としては、水素化ナト
リウム、水素化カリウムなどの金属水素化物;メチルリ
チウム、ブチルリチウム、フェニルリチウムなどの有機
金属化合物;リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチ
ウムジイソプロピルアミド、リチウムテトラメチルピペ
ラジド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウム
ヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラ
ジトなどの金属アミド;水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどの金属水酸化物;炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ムなどの金属炭酸塩などが挙げられ、その使用量は、使
用する塩基性物質の性質によっても異なるが、β−ケト
エステル(IV)1モルに対して、通常0.8〜20モルであ
る。またこの際反応を促進させるために、β−ケトエス
テル(IV)1モルに対して約0.1〜20モルのヨウ化ナト
リウム、臭化リチウムなどの塩を共存させることも可能
である。反応は通常溶媒中で行なわれ、使用される溶媒
としては、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジ
エチルエーテル、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、
ジメチルホルムアミド、アセトン、ヘキサメチルホスホ
リックトリアミド及びそれらの混合溶媒などが挙げられ
る。また反応はヨウ化テトラブチルアンモニウム、臭化
ベンジルトリメチルアンモニウム、硫酸水素テトラブチ
ルアンモニウムなどの相間移動触媒の存在下に、水−ベ
ンゼン、水−クロロホルムなどの2相系で行なうことも
できる。溶媒の使用量は、プレグナン誘導体(III)に
対して、通常約5〜200倍重量である。反応は、通常約
−30〜100℃の範囲内の温度で行なわれる。
混合物からの単離・精製は、通常の有機反応において行
なわれている単離・精製法と同様にして行なわれる。例
えば、反応混合物を水にあけ、ジエチルエーテル、塩化
メチレン、酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出し、食塩水
で洗浄したのち、乾燥後濃縮して粗生成物を得、必要に
応じて再結晶・クロマトグラフィなどにより精製して、
ステロイド誘導体(I)を得ることができる。
は、常法に従い、紫外線を照射したのちに、熱エネルギ
ーによる異性化を行なうことによりそれぞれセコステロ
イド誘導体(II)又はセコステロイド誘導体(VI)に変
換される。この反応において用いられる紫外線の波長と
しては、通常約200〜360nmの範囲であり、好ましくは約
260〜300nmの範囲である。この紫外線照射は、通常溶媒
中で行なわれ、使用される溶媒としては、ヘキサン、ヘ
プタン、シクロヘキサン、リグロイン、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの炭化水素系溶媒;ブロムベンゼ
ン、クロルベンゼン、四塩化炭素、1,2−ジクロルエタ
ン、1,2−ジブロムエタンなどのハロゲン化炭化水素系
溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、エチルセロソルブなどのエーテル系溶媒;メタノ
ール、エタノール、プロパノールなどのアルコール系溶
媒などが挙げられる。反応は、通常約−20〜80℃の範囲
内の温度で行なわれる。熱エネルギーによる異性化反応
は、通常約20〜120℃の範囲内の温度で行なわれる。こ
の反応は、通常溶媒中で行なわれ、使用される溶媒とし
ては、前述の紫外線照射を行なう際に用いられた溶媒な
どが挙げられる。
はセコステロイド誘導体(VI)の反応混合物からの単離
・精製は、通常の有機反応において行なわれている単離
・精製法と同様にして行なわれる。例えば、減圧下に濃
縮した後、残渣を再結晶・クロマトグラフィにより精製
し、セコステロイド誘導体(II)又はセコステロイド誘
導体(VI)を得ることができる。
(II)は、常法に従って脱アルコキシカルボニル化する
ことにより、それぞれステロイド誘導体(V)及びセコ
ステロイド誘導体(VI)へ変換される。この脱アルコキ
シカルボニル化反応としては、例えば、 エステルを加水分解した後、酸性条件下に加熱し、脱
炭酸させる方法、 ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキ
サメチルホスホリックトリアミドなどの極性非プロトン
性溶媒又はそれらの水との混合溶媒中で、塩化ナトリウ
ム、青酸ナトリウム、ヨウ化リチウム、塩化リチウムな
どの塩の存在下又は非存在下に加熱する方法、 R3がt−ブチル基、2−テトラヒドロピラニル基など
の場合、酸により処理する方法、 R3がベンジル基などの場合、加水素分解条件下で処理
する方法、及び R3が式 で示される基を表わし、R31、R32、R33、R34及びR35が
それぞれ水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基
若しくはアリール基を表わすか、又はR31、R32、R33、R
34及びR35のうちのいずれか2つが一緒になってアルキ
レン基を表わす場合、酢酸パラジウムなどのパラジウム
化合物、トリフェニルホスフィンなどのリン化合物及び
ギ酸トリエチルアンモニウムなどのギ酸塩と、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンなどの溶媒中で処理する方法な
どが挙げられる。
れ表わす低級アルキル基としては、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、t−ブチル基などが挙げられ、低
級アルケニル基としては、ビニル基、アリル基、2−プ
ロペン−2−イル基、1−プロペニル基、2−ブテニル
基、ジメチルアリル基などが挙げられ、アリール基とし
ては、フェニル基などが挙げられ、R31、R32、R33、R34
及びR35のうちのいずれか2つが一緒になって表わすア
ルキレン基としては、エチレン基、プロピレン基、ブチ
レン基、ペンチレン基などが挙げられる。
して1α位に水酸基を有するビタミンD3の誘導体に変換
される。
であり、R44は式 で示される基を表わし、X14は水素原子若しくは水酸基
を表わし、かつX24は水素原子若しくは式−CH2X25で示
される基を表わし、X25は水素原子若しくは水酸基を表
わすか、又はX14とX25は一緒になってメチレン基又はエ
チレン基を表わし、X34は水素原子又は式−CH2X35で示
される基を表わし、X35は水素原子又は水酸基を表わ
し、R7は低級アルキル基又はアリール基を表わす) 上記において、R7が表わす低級アルキル基としては、
メチル基、エチル基などが挙げられ、アリール基として
は、フェニル基、p−トリル基、ナフチル基などが挙げ
られる。
(X)で示される化合物及び一般式(XI)で示される化
合物を以後それぞれ下記のように称することがある。
応に付することにより、アルコール(IX)に変換され
る。使用される還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウ
ム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素カリウム、水
素化ホウ素カルシウム、水素化ホウ素亜鉛、水素化トリ
エチルホウ素リチウム、水素化アルミニウムリチウム、
水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウ
ム、水素化トリsec−ブチルホウ素リチウム、水素化ト
リsec−ブチルホウ素カリウムなどの水素化金属錯体;
水素化アルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム
などの金属水素化物などが挙げられる。還元剤の使用量
は、セコステロイド誘導体(VI)1モルに対して、通常
約0.25〜20モルである。反応は、通常溶媒中で行なわ
れ、使用される溶媒は、用いる還元剤によっても異なる
が、エタノール、メタノールなどのアルコール系溶媒;
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエ
タンなどのエーテル系溶媒などが挙げられ、その使用量
はセコステロイド誘導体(VI)1モルに対して、通常約
5〜200倍重量である。反応は、通常約−30〜30℃の範
囲内の温度で行なわれる。
からの単離・精製は、通常の有機反応において行なわれ
ている単離・精製法と同様にして行なわれる。例えば、
反応混合物に冷却下、水、酢酸エチル、飽和硫酸ナトリ
ウム水溶液、希塩酸、メタノールなどを加え、過剰の還
元剤を分解した後、必要に応じて水で希釈し、濾過又は
抽出・洗浄などの操作により有機溶媒に不溶な物を除去
し、濃縮して粗生成物を得、必要に応じて再結晶・クロ
マトグラフィなどにより精製し、アルコール(IX)を得
ることができる。
換する一般的な方法に従って、スルホナート(X)に変
換することができる。この変換は、例えば、三級アミン
の存在下にアルコール(IX)を塩化スルホニル化合物と
反応させることにより行なわれる。反応に用いられる塩
化スルホニル化合物としては、塩化メタンスルホニル、
塩化エタンスルホニルなどの塩化アルカンスルホニル;
塩化ベンゼンスルホニル、塩化p−トルエンスルホニ
ル、塩化p−ブロムベンゼンスルホニル、塩化ナフタレ
ンスルホニルなどの塩化アレーンスルホニルなどが挙げ
られ、その使用量はアルコール(IX)1モルに対して、
通常約1.0〜20モルである。使用される三級アミンとし
ては、ピリジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルア
ミン、ジメチルアミノピリジンなどが挙げられ、その使
用量は、塩化スルホニル化合物1モルに対して、通常約
1.5〜100モルである。この反応は、通常溶媒中で行なわ
れるが、使用する三級アミンを溶媒として用いることも
可能であり、また塩化メチレン、クロロホルムなど反応
に悪影響を及ぼさない溶媒を用いることもできる。溶媒
の使用量はアルコール(IX)に対して、通常約5〜200
倍重量である。反応は、通常−10〜30℃の範囲内の温度
で行なわれる。
物からの単離・精製は、通常の有機反応において行なわ
れている単離・精製法と同様にして行なわれる。例え
ば、反応混合物を氷水にあけ、ジエチルエーテルなどの
有機溶媒で抽出し、冷希塩酸、重曹水、食塩水で順次洗
浄し、乾燥後濃縮して粗生成物を得、必要に応じて再結
晶・クロマトグラフィなどにより精製し、スルホナート
(X)を得ることができる。
キシ基を還元的に除去し、必要に応じて水酸基の脱保護
を行なうことにより、ビタミンD3誘導体(XI)へ変換す
ることができる。この反応において用いられる還元剤と
しては、例えば、水素化アルミニウムリチウム、水素化
トリエチルホウ素ナトリウム、水素化ビス(メトキシエ
トキシ)アルミニウムナトリウムなどの水素化金属錯体
などが挙げられる。還元剤の使用量は、スルホナート
(X)1モルに対して、通常約0.25〜100モルである。
反応は、通常溶媒中で行なわれ、使用される溶媒として
は、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタンなどが挙げられる。溶媒の使用量は、スル
ホナート(X)に対して、通常約5〜200倍重量であ
る。反応は、通常約−20〜100℃の範囲内の温度で行な
われる。水酸基の脱保護は、常法に従って行なうことが
できる。
混合物からの単離・精製は、通常の有機反応において用
いられている単離・精製法と同様にして行なわれる。
発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
なお、これらの実施例中、核磁気共鳴(NMR)スペクト
ルは重クロロホルム中テトラメチルシランを内部標準と
して測定した。
2−イルオキシ)−プレグナ−5,7−ジエン−21−オー
ル15.3gをピリジン250mlに溶解し、氷冷下撹拌した。塩
化p−トルエンスルホニル8.5gを加え、室温で終夜撹拌
した。反応混合液を氷水にあけ、ジエチルエーテルで抽
出した。抽出液を、希塩酸、水、重曹水、食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下濃縮し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトにより精製し、20−メチル
−1α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
シ)−21−p−トルエンスルホニルオキシプレグナ−5,
7−ジエン16.9gを得た。
代わりに塩化メタンスルホニル3.5mlを用いる以外は同
様にして操作を行なうことにより、21−メタンスルホニ
ルオキシ−20−メチル−1α,3β−ビス(テトラヒドロ
ピラン−2−イルオキシ)プレグナ−5,7−ジエン15.1g
を得た。
2−イルオキシ)−21−p−トルエンスルホニルオキシ
プレグナ−5,7−ジエン16.9gをメタノール300mlに溶解
し、p−トルエンスルホン酸0.5gを加え、室温で4時間
撹拌した。重曹水を加え、減圧下メタノールを留去した
のち、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食
塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下濃
縮し、20−メチル−21−p−トルエンスルホニルオキシ
プレグナ−5,7−ジエン−1α,3β−ジオール12.5gを粗
生成物として得た。
グナ−5,7−ジエン−1α,3β−ジオール12.3gを塩化メ
チレン250mlに懸濁させ、ピリジン10ml及びジメチルア
ミノピリジン0.5gを加え、氷冷下撹拌した。クロル炭酸
メチル3.8mlを加え、30分間撹拌した。反応混合物を氷
水にあけ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を希塩
酸、水、重曹水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥した。減圧下濃縮し、14.8gの粗生成物を得た。上
記粗生成物を塩化メチレン300mlに溶解し、ジイソプロ
ピルエチレアミン43ml及びジメチルアミノピリジン1.0g
を加え、氷冷下撹拌した。クロル炭酸メチル9.5mlを加
え、室温で5時間撹拌した。反応混合液を氷水にあけ、
ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を、希塩酸、水、
重曹水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し
た。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィにより精製し、1α,3β−ビス(メトキシカルボ
ニルオキシ)−20−メチル−21−p−トルエンスルホニ
ルオキシプレグナ−5,7−ジエン14.0gを得た。
−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プレグ
ナ−5,7−ジエン14.5gをアセトン300mlに溶解し、ヨウ
化ナトリウム7.3gを加え、4時間加熱還流した。反応混
合液を減圧下濃縮し、残渣に水を加え、ジエチルエーテ
ルで抽出した。抽出液を、チオ硫酸ナトリウム水溶液、
水、重曹水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
した。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィにより精製して、21−ヨウド−20−メチル−1
α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
プレグナ−5,7−ジエン13.8gを得た。
グナ−5,7−ジエン−1α,3β−ジオール11.7gをピリジ
ン200mlに溶解し、ジメチルアミノピリジン0.5g及び無
水酢酸11.0mlを加え、室温で3時間撹拌した。反応混合
液に氷水に加え、さらに30分間撹拌した。反応混合物を
水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を希
塩酸、水、重曹水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥した。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィにより精製し、1α,3β−ジアセトキシ
−20−メチル−21−p−トルエンスルホニルオキシプレ
グナ−5,7−ジエン13.0gを得た。
グナ−5,7−ジエン−1α,3β−ジオール9.6gを塩化メ
チレン100mlに懸濁させ、イミダゾール13.1g及び塩化t
−ブチルジメチルシリル14.5gを加え室温で20時間撹拌
した。反応混合液を氷水にあけ、ジエチルエーテルで抽
出した。抽出液を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥した。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィにより精製し、1α,3β−ビス(t−
ブチルジメチルシリルオキシ)−20−メチル−21−p−
トルエンスルホニルオキシプレグナ−5,7−ジエン13.0g
を得た。
−20−メチル−21−p−トルエンスルホニルオキシプレ
グナ−5,7−ジエン12.2gをジメチルホルムアミド250ml
に溶解し、臭化リチウム7.4gを加え、50℃で7時間撹拌
した。反応混合液を水にあけ、ジエチルエーテルで抽出
した。抽出液を水、重曹水、食塩水で洗浄し、硫酸ナト
リウム上で乾燥した。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィにより精製し、21−ブロム−1
α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20
−メチルプレグナ−5,7−ジエン8.7gを得た。
シ)−21−ヨード−20−メチルプレグナ−5,7−ジエン8
2.4mgをジメチルホルムアミド1.5mlに溶解し、ジメチル
ホルムアミド5ml中で60%水素化ナトリウム121.5mg及び
イソブチリル酢酸エチル433mgより調製した溶液1.25ml
を加え、窒素雰囲気下50℃で8時間加熱撹拌した。反応
混合物を放冷後、水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し
た。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィにより精製し、23−エトキシカルボニル−1α,3
β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)コレ
スタ−5,7−ジエン−24−オン30.3mgを得た。1 H NMRスペクトル(90MHz) δ:0.67(s,3H),1.00
(s,3H),2.85(sept,J=6Hz,1H),3.29〜3,91(6H),
3.98〜4.43(3H),4.67〜5.04(2H),5.40(1H),5.68
(1H) 実施例2 1α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
シ)−21−ヨード−20−メチルプレグナ−5,7−ジエン
1.38gをジメチルホルムアミド10mlに溶解し、ジメチル
ホルムアミド8ml中で60%水素化ナトリウム158.7mg及び
イソブチリル酢酸アリル788mgより調製した溶液を加
え、窒素雰囲気下50℃で4時間加熱撹拌した。反応混合
物を放冷後、水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。
減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィにより精製し、23−アリルオキシカルボニル−1α,3
β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)コレ
スタ−5,7−ジエン−24−オン1.90gを得た。1 H NMRスペクトル(90MHz) δ:0.66(s,3H),1.00
(s,3H),2.87(m,1H),3.33〜3.90(m,6H),3.90〜4.2
0(m,1H),4.6〜5.0(4H),5.26(d,J=9.9Hz,1H),5.3
2(d,17.7Hz,1H),5.40(1H),5.66(1H),5.94(ddt,1
H,J=17.7,9.9&4.5Hz,1H) 実施例3 1α,3β−ビス(メトキシカルボニルオキシ)−20−
メチル−21−p−トルエンスルホニルオキシプレグナ−
5,7−ジエン1.6g及びヨウ化ナトリウム0.45gをアセトン
15ml中5時間加熱還流した。上記反応混合物に、ジメチ
ルホルムアミド20ml中で60%水素化ナトリウム0.4g及び
イソブチリル酢酸アリル1.78gより調製した溶液11mlを
室温で加え、70℃で2時間加熱撹拌した。反応混合液を
希塩酸にあけ、酪酸エチルで抽出し、抽出液を食塩水で
洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥後、濃縮し残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、23−ア
リルオキシカルボニル−1α,3β−ビス(メトキシカル
ボニルオキシ)コレクタ−5,7−ジエン−24−オン1.1g
を得た。1 H NMRスペクトル(90MHz) δ:0.67(s,3H),1.07
(s,3H),1.10(s,3H),1.17(s,3H),3.76(s,3H),3.
83(s,3H),4.56〜4.98(m,4H),5.19〜5.42(m,3H),
5.65〜5.72(m,1H),5.78〜6.16(m,1H) 実施例4 1α,3β−ジアセトキシ−20−メチル−21−p−トル
エンスルホニルオキシプレグナ−5,7−ジエン1.52g及び
ヨウ化ナトリウム0.45gをジメチルホルアミド15mlに溶
解した。上記混合物に、ジメチルスルホキシド20ml中で
60%水素化ナトリウム0.4g及び4−メチル−3−オクソ
−4−ペンテン酸t−ブチル1.79gより調製した溶液11m
lを室温で加え、70℃で5時間加熱撹拌した。反応混合
液を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出し、抽出液を食塩水
で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥後、濃縮し残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、1
α,3β−ジアセトキシ−23−t−ブチルオキシカルボニ
ルコレスタ−5,7,25−トリエン−24−オン0.98gを得
た。
ルジメチルシリルオキシ)プレグナ−5,7−ジエン1.66
g、3−シクロプロピル−3−オクソプロピオン酸プレ
ニル5.1g、ヨウ化ナトリウム0.8g及び炭酸カリウム1.8g
をアセトン30ml中で24時間加熱還流した。反応混合物を
減圧下濃縮した後、水を加え、ジエチルエーテルで抽出
した。抽出液をチオ硫酸ナトリウム水溶液、水、食塩水
で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。濃縮後、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、23
−プレニルオキシカルボニル−1α,3β−ビス(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−26,27−シクロコレスタ
−5,7−ジエン−24−オン1.23gを得た。
ラヒドロピラン−2−イルオキシ)プレグナ−5,7−ジ
エン−24−オン1.90gをテトラヒドロフラン17mlに溶解
し、0.5N塩酸10mlを加え、室温で10時間撹拌した。反応
混合物に重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。
濃縮し、23−アリルオキシカルボニルコレスタ−5,7−
ジエン−24−オン−1α,7β−ジオール1.54gを得た。
−24−オン−1α,7β−ジオール1.54gをピリジン4mlに
溶解し、無水酢酸1.3ml及び触媒量のジメチルアミノピ
リジンを加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を硫酸銅水溶
液、水、重曹水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥した。濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
により精製し、1α,3β−ジアセトキシ−23−アリルオ
キシカルボニルコレスタ−5,7−ジエン−24−オン0.65g
を得た。1 H NMRスペクトル(90MHz) δ:0.65(s,3H),1.07
(s,3H),2.10(s,3H),2.14(s,3H),2.84(sept,J=
6.6Hz,1H),3.70〜3.90(m,1H),4.56〜4.74(2H),4.8
0〜5.17(2H),5.27(d,J=10.5Hz,1H),5.34(d,J=1
8.0Hz,1H),5.41(m,1H),5.71(m,1H),5.74〜6.18
(m,1H) 実施例8 酢酸パラジウム42mg及びトリフェニルホスフィン90mg
を窒素雰囲気下テトラヒドロフラン3ml中で撹拌した。
上記の混合物にテトラヒドロフラン2ml中で蟻酸0.38ml
及びトリエチルアミン1.75mlより調製した混合物を加
え、激しく撹拌した。この溶液に1α,3β−ジアセトキ
シ−23−アリルオキシカルボニルコレスタ−5,7−ジエ
ン−24−オン0.65gをテトラヒドロフラン5mlに溶解して
調製した溶液を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合
液を減圧下濃縮し、ジエチルエーテルを加え、フロリジ
リル及びシリカゲルを用いて濾過した。濃縮し、1α,3
β−ジアセトキシコレスタ−5,7−ジエン−24−オン0.4
2gを得た。1 H NMRスペクトル(90MHz) δ:0.67(s,3H),2.09
(s,3H),2.15(s,3H),2.26〜2.90(3H),4.76〜5.25
(2H),5.40(m,1H),5.71(m,1H) 実施例9 23−アリルオキシカルボニル−1α,3β−ビス(メト
キシカルボニルオキシ)コレスタ−5,7−ジエン−24−
オン1.1gをテトラヒドロフラン10mlに溶解し、蟻酸0.46
g及びトリエチルアミン1.2gを加え、さらに酢酸パラジ
ウム11mg及びトリフェニルホスフィン26mgを加え、室温
で1時間さらに40℃で30分間撹拌した。反応混合液を希
塩酸にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で
洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。濃縮後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し1α,3
β−ビス(メトキシカルボニルオキシ)コレスタ−5,7
−ジエン−24−オン0.65gを得た。
(d,J=6Hz,3H),1.06(s,3H),1.12(d,J=7Hz,6H),
3.76(s,3H),3.82(s,3H),4.62〜5.00(2H),5.38
(m,1H),5.65(m,1H) 実施例10 1α,3β−ジアセトキシ−23−t−ブチルオキシカル
ボニルコレスタ−5,7,25−トリエン−24−オン0.98gに
トリフルオロ酢酸5mlを加え、室温で3時間撹拌した。
反応混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出し
た。硫酸マグネシウム上で乾燥したのち、減圧下濃縮し
た。残渣にトルエン20ml加え、2時間加熱還流した。反
応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィにより精製し、1α,3β−ジアセトキシコ
レスタ−5,7,25−トリエン−24−オン0.67gを得た。
ルオキシカルボニルコレスタ−5,7−ジエン−23−オン
0.65gの代わりに23−プレニルオキシカルボニル−1α,
3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−26,27
−シクロコレスタ−5,7−ジエン−24−オン0.84gを用い
る以外は同様にして操作を行なうことにより、1α,3β
−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−26,27−
シクロコレスタ−5,7−ジエン−24−オン0.50gを得た。
ラヒドロピラン−2−イルオキシ)コレスタ−5,7−ジ
エン−24−オン350mgをエタノール400mlに溶解し、高圧
水銀灯を用いて3分間紫外線照射した。反応混合物をア
ルゴン雰囲気下2時間加熱還流した後、減圧下濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精
製し、23−アリルオキシカルボニル−1α,3β−ビス
(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−9,10−セコ
コレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−オン41mgを得
た。
ホスフィン6mgをテトラヒドロフラン1ml中で撹拌した。
上記の混合物にテトラヒドロフラン0.5ml中で蟻酸30μ
l及びトリエチルアミン120μlより調製した混合物を
加え、激しく撹拌した。この溶液に23−アリルオキシカ
ルボニル−1α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−
イルオキシ)−9,10−セココレスタ−5,7,10(19)−ト
リエン−24−オン41mgをテトラヒドロフラン1mlに溶解
して調製した溶液を加え、、室温で3時間撹拌した。反
応混合液を減圧下濃縮し、ジエチルエーテルを加え、フ
ロリジル及びシリカゲルを用いて濾過した。濃縮し、1
α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
−9,10−セココレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−
オン25mgを得た。
α,3β−ビス(テトラヒトロピラン−2−イルオキシ)
コレスタ−5,7−ジエン−24−オン350mgの代わりに1
α,3β−ジアセトキシ−23−アリルオキシカルボニルコ
レスタ−5,7−ジエン−24−オン420mgを用いる以外は同
様にして操作を行なうことにより、1α,3β−ジアセト
キシ−23−アリルオキシカルボニル−9,10−セココレス
タ−5,7,10(19)−トリエン−24−オン45mgを得た。
α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
−9,10−セココレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−
オン41mgの代わりに1α,3β−ジアセトキシ−23−アリ
ルオキシカルボニル−9,10−セココレスタ−5,7,10(1
9)−トリエン−24−オン45mgを用いる以外は同様にし
て操作を行ない、1α,3β−ジアセトキシ−9,10−セコ
コレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−オン25mgを得
た。
α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
コレスタ−5,7−ジエン−24−オン350mgの代わりに1
α,3β−ジアセトキシ−23−t−ブチルオキシカルボニ
ルコレスタ−5,7,25−トリエン−24−オン480mgを用い
る以外は同様にして操作を行なうことにより、1α,3β
−ジアセトキシ−23−t−ブチルオキシカルボニル−9,
10−セココレスタ−5,7,10(19),25−テトラエン−24
−オン47mgを得た。
ボニル−9,10−セココレスタ−5,7,10(19),25−テト
ラエン−24−オン47mgにトリフルオロ酢酸0.5mlを加
え、アルゴン雰囲気下室温で3時間撹拌した。反応混合
物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。硫酸マ
グネシウム上で乾燥したのち、減圧下濃縮した。残渣に
トルエン5mlを加え、アルゴン雰囲気下2時間加熱還流
した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィにより精製し、1α,3β−ジアセ
トキシ−9,10−セココレスタ−5,7,10(19),25−テト
ラエン−24−オン19mgを得た。
α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
コレスタ−5,7−ジエン−24−オン350mgの代わりに1
α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−23
−プレニルオキシカルボニル−26,27−シクロコレスタ
−5,7−ジエン−24−オン380mgを用いる以外は同様にし
て操作を行なうことにより、1α,3β−ビス(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−23−プレニルオキシカルボ
ニル−9,10−セコ−26,27−シクロコレスタ−5,7,10(1
9)−トリエン−24−オン41mgを得た。
α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
−9,10−セココレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−
オン41mgの代わりに1α,3β−ビス(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−23−プレニルオキシカルボニル−9,
10−セコ−26,27−シクロコレスタ−5,7,10(19)−ト
リエン−24−オン41mgを用いる以外は同様にして操作を
行ない、1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−9,10−セコ−26,27−シクロコレスタ−5,7,10
(19)−トリエン−24−オン22mgを得た。
スタ−5,7−ジエン−24−オン1.0gをジエチルエーテル1
1に溶解し、アルゴンガスを吹き込みながら、高圧水銀
灯を用いて7分間紫外線照射した。反応混合物を減圧下
濃縮したのち、ヘプタン50mlを加え、アルゴン雰囲気下
2.5時間加熱還流した。反応混合物を減圧下濃縮し、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、1α,3
β−ビス(メトキシカルボニルオキシ)−9,10−セココ
レスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−オン115mgを得
た。
1α,3β−ビス(メトキシカルボニルオキシ)−9,10−
セココレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−オン115m
gをエタノール2mlに溶解し、氷冷下撹拌した。水素化ホ
ウ素ナトリウム15mgを加え、さらに30分間撹拌した。反
応混合物に水を加え、減圧下エタノールを留去した。残
渣を酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥した。減圧下濃縮して、1α,3β−ビス
(メトキシカルボニルオキシ)−9,10−セココレスタ−
5,7,10(19)−トリエン−24−オール104mgを得た。
10−セココレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−オー
ル104mgを塩化メチレン1mlに溶解し、トリエチルアミン
0.5mlを加え、−10℃で撹拌した。上記混合物に塩化メ
タンスルホニル0.1mlを加え、−10℃で30分間撹拌し
た。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、希塩酸、
水、重曹水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
した。減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムを通して
半精製し、24−メタンスルホニルオキシ−1α,3β−ビ
ス(メトキシカルボニルオキシ)−9,10−セココレスタ
−5,7,10(19)−トリエン82mgを得た。
トキシカルボニルオキシ)−9,10−セココレスタ−5,7,
10(19)−トリエン82mgをテトラヒドロフラン1mlに溶
解し、氷冷下撹拌した。1M水素化トリエチルホウ素リチ
ウムテトラヒドロフラン溶液2mlを加え、氷冷下で2時
間撹拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出
し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減
圧下濃縮し、残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィに
より精製し、9,10−セココレスタ−5,7,10(19)−トリ
エン−1α,3β−ジオール40mgを得た。このものの分析
値は、文献値と一致した。
0mlに懸濁させ、氷冷下に4−メチル−3−オキソ−5
−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)ペンタン酸
2,6−ジメチルフェニル6.10gを加え、50℃で30分間撹拌
した。反応混合物を室温まで冷却し、20−メチル−1
α,3β−ビス(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
−21−p−トルエンスルホニルオキシプレグナー5,7−
ジエン3.80g及びヨウ化ナトリウム850mgを加え、45℃で
3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水にあ
け、ジエイルエーテルで抽出した。抽出液を食塩水で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下濃縮し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、
23−(2,6−ジメチルフェニルオキシカルボニル)−1
α,3β,26−トリス(テトラヒドロピラン−2−イルオ
キシ)コレスタ−5,7−ジエン−24−オン3.59gを得た。
1α,3β,26−トリス(テトラヒドロピラン−2−イル
オキシ)コレスタ−5,7−ジエン−24−オン1.20gをメタ
ノール10mlに溶解し、触媒量のp−トルエンスルホン酸
を加え、室温で6時間撹拌した。反応混合物に重曹水を
加え中和し、トルエン10mlを加え、減圧下メタノールを
留去した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し、食塩
水で洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精
製し、23−(2,6−ジメチルフェニルオキシカルボニ
ル)コレスタ−5,7−ジエン−24−オン−1α,3β,26−
トリオール585mgを得た。
レスタ−5,7−ジエン−24−オン−1α,3β,26−トリオ
ール585mgをエタノール500mlに溶解し、アルゴンガスを
吹き込みながら、氷冷下、400W高圧水銀灯を用いて5分
間紫外線照射した。反応混合物をアルゴン雰囲気下2時
間加熱還流した。室温まで冷却したのち、減圧下濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精
製し、23−(2,6−ジメチルフェニルオキシカルボニ
ル)−9,10−セココレスタ−5,7,10(19)−トリエン−
24−オン−1α,3β,26−トリオール94mgを得た。
9,10−セココレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−オ
ン−1α,3β,26−トリオール94mgをメタノール3mlに溶
解し、氷冷下に粉末状の水酸化カリウム50mgを加え、そ
のまま1時間撹拌した。12規定硫酸を炭酸ガスの発泡が
観察されなくなるまで加えたのち、50℃で30分間撹拌し
た。反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈したのち、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を重曹水、食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下濃縮後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、9,10−セ
ココレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−オン−1
α,3β,26−トリオール35mgを得た。
メチル−21−p−トルエンスルホニルオキシプレグナ−
5,7−ジエン850mgをアセトン15mlに溶解し、4,5−イソ
プロピリデンジオキシ−4−メチル−3−オクソペンタ
ン酸ベンジル2.01g、ヨウ化ナトリウム248mg及び炭酸カ
リウム1.9gを加え、アルゴン雰囲気下12時間加熱還流し
た。反応混合物を室温まで冷却したのち、減圧下アセト
ンを留去し、水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。
抽出液をチオ硫酸ナトリウム水溶液、水、重曹水、食塩
水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精
製し、23−ベンジルオキシカルボニル−25,26−イソプ
ロピリデンジオキシ−1α,3β−ビス(メトキシカルボ
ニルオキシ)コレスタ−5,7−ジエン−24−オン691mgを
得た。
リデンジオキシ−1α,3β−ビス(メトキシカルボニル
オキシ)コレスタ−5,7−ジエン−24−オン691mgをエタ
ノール500mlに溶解し、アルゴンガスを吹き込みなが
ら、氷冷下、400W高圧水銀灯を用いて5分間紫外線照射
した。反応混合物をアルゴン雰囲気下2時間加熱還流し
た後、室温まで冷却し、減圧下濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィにより精製し、23−ベンジ
ルオキシカルボニル−25,26−イソプロピリデンジオキ
シ−1α,3β−ビス(メトキシカルボニルオキシ)−9,
10−セココレスタ−5,7,10(19)−トリエン−24−オン
104mgを得た。
ロイド誘導体及び一般式(II)で示される24−オキソ−
9,10−セコステロイド誘導体が提供され、また一般式
(I)で示される24−オキソステロイド誘導体、一般式
(V)で示される24−オキソステロイド誘導体及び一般
式(VI)で示される24−オキソ−9,10−セコステロイド
誘導体を製造する方法が提供される。
オキソステロイド誘導体及び一般式(II)で示される24
−オキソ−9,10−セコステロイド誘導体はカルシウム代
謝の欠陥症の治療薬として有効なことが知られている1
α−ヒドロキシビタミンD3を始めとする1α位に水酸基
を有するビタミンD3誘導体の合成中間体として有用であ
る。
Claims (11)
- 【請求項1】一般式 (式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子又は水酸基の保護
基を表わし、R3は低級アルキル基、低級アルケニル基、
アラルキル基又はアリール基を表わし、R4は式 で示される基を表わし、X1は水素原子若しくは式−OY1
で示される基を表わし、かつX2は水素原子若しくは式−
CH2X21で示される基を表わし、X21は水素原子若しくは
式−OY2で示される基を表わすか、又はX1とX2は一緒に
なってメチレン基又はエチレン基を表わし、X3は水素原
子又は式−CH2X31で示される基を表わし、X31は水素原
子又は式−OY3で示される基を表わし、Y1、Y2及びY3は
それぞれ水素原子若しくは水酸基の保護基を表わすか、
又はY1とY2は一緒になってアルキリデン基を表わすか、
又はY1、Y2及びY3は一緒になって式 で示される基を表わし、R5は水素原子、低級アルキル
基、又はアリール基を表わす) で示される24−オキソステロイド誘導体。 - 【請求項2】R3が式 (式中、R31、R32、R33、R34及びR35はそれぞれ水素原
子、低級アルキル基、低級アルケニル基若しくはアリー
ル基を表わすか、又はR31、R32、R33、R34及びR35のう
ちのいずれか2つが一緒になってアルキレン基を表わ
す) で示される基を表わす請求項1記載の24−オキソステロ
イド誘導体。 - 【請求項3】一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ請求項1記載の
R1、R2、R3及びR4と同じである) で示される24−オキソ−9,10−セコステロイド誘導体。 - 【請求項4】R3が式 (式中、R31、R32、R33、R34及びR35はそれぞれ請求項
2記載のR31、R32、R33、R34及びR35と同じである) で示される基を表わす請求項3記載の24−オキソ−9,10
−セコステロイド誘導体。 - 【請求項5】一般式 (式中、R1及びR2はそれぞれ請求項1記載のR1及びR2と
同じであり、Zはハロゲン原子又は式−OSO2R6で示され
る基を表わし、R6は低級アルキル基又はアリール基を表
わす) で示されるプレグナン誘導体と一般式 (式中、R3及びR4はそれぞれ請求項1記載のR3及びR4と
同じである) で示されるβ−ケトエステルを塩基性物質の存在下に反
応させることを特徴とする一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ請求項1記載の
R1、R2、R3及びR4と同じである) で示される24−オキソステロイド誘導体の製造方法。 - 【請求項6】一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ請求項1記載の
R1、R2、R3及びR4と同じである) で示される24−オキソステロイド誘導体を脱アルコキシ
カルボニル化することを特徴とする一般式 (式中、R11及びR21はそれぞれ水素原子又は水酸基の保
護基を表わし、R41は式 で示される基を表わし、X12は水素原子若しくは式−OY
12で示される基を表わし、かつX22は水素原子若しくは
式−CH2X23で示される基を表わし、X23は水素原子若し
くは式−OY22で示される基を表わすか、又はX12とX22は
一緒になってメチレン基又はエチレン基を表わし、X32
は水素原子又は式−CH2X33で示される基を表わし、X33
は水素原子又は式−OY32で示される基を表わし、Y12、Y
22及びY32はそれぞれ水素原子若しくは水酸基の保護基
を表わすか、又はY12とY22は一緒になってアルキリデン
基を表わすか、又はY12、Y22及びY32は一緒になって式 で示される基を表わし、R51は水素原子、低級アルキル
基又はアリール基を表わす) で示される24−オキソステロイド誘導体の製造方法。 - 【請求項7】R3が式 (式中、R31、R32、R33、R34及びR35はそれぞれ請求項
2記載のR31、R32、R33、R34及びR35と同じである) で示される基を表わす請求項6記載の24−オキソステロ
イド誘導体の製造方法。 - 【請求項8】脱アルコキシカルボニル化をパラジウム化
合物の存在下に行なうことを特徴とする請求項6記載の
24−オキソステロイド誘導体の製造方法。 - 【請求項9】一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ請求項1記載の
R1、R2、R3及びR4と同じである) で示される24−オキソ−9,10−セコステロイド誘導体を
脱アルコキシカルボニル化することを特徴とする一般式 (式中、R11、R21及びR41はそれぞれ請求項6記載の
R11、R21及びR41と同じである) で示される24−オキソ−9,10−セコステロイド誘導体の
製造方法。 - 【請求項10】R3が式 (式中、R31、R32、R33、R34及びR35はそれぞれ請求項
2記載のR31、R32、R33、R34及びR35と同じである) で示される基を表わす請求項9記載の24−オキソ−9,10
−セコステロイド誘導体の製造方法。 - 【請求項11】脱アルコキシカルボニル化をパラジウム
化合物の存在下に行なうことを特徴とする請求項10記載
の24−オキソ−9,10−セコステロイド誘導体の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1147628A JP2695473B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | 24―オキソステロイド誘導体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1147628A JP2695473B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | 24―オキソステロイド誘導体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0314558A JPH0314558A (ja) | 1991-01-23 |
JP2695473B2 true JP2695473B2 (ja) | 1997-12-24 |
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ID=15434627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1147628A Expired - Lifetime JP2695473B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | 24―オキソステロイド誘導体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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---|---|---|---|---|
CN115555034B (zh) * | 2022-10-17 | 2023-08-18 | 湖南科瑞生物制药股份有限公司 | 一种将羰基转为亚甲基的复合催化剂及其高效催化胆固醇合成的制备方法 |
-
1989
- 1989-06-09 JP JP1147628A patent/JP2695473B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0314558A (ja) | 1991-01-23 |
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