JP2691827B2 - 電動機駆動による点溶接ガンの加圧力制御装置 - Google Patents

電動機駆動による点溶接ガンの加圧力制御装置

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JP2691827B2
JP2691827B2 JP4119922A JP11992292A JP2691827B2 JP 2691827 B2 JP2691827 B2 JP 2691827B2 JP 4119922 A JP4119922 A JP 4119922A JP 11992292 A JP11992292 A JP 11992292A JP 2691827 B2 JP2691827 B2 JP 2691827B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機により駆動され
る点溶接ガンの溶接時における加圧力を制御する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機により駆動される点溶接ガ
ンとしては図に示すようなものがある。即ち、図
おいて、31はシリンダ32の後端に設置された電動機
であり、該電動機の回転軸33には小歯車34が取付け
られ、これと噛み合う大歯車35にリードスクリュー3
6が固着されている。また、先端に電極37が取付けら
れ後端に前記リードスクリュー36のねじと螺合するナ
ット38を固定した可動アーム39は、前記シリンダ3
2に回転不能で前後進可能に配設されている。40は一
端に電極41が取付けられ他端が前記シリンダ32に固
定された固定アームである。
【0003】上記のものにおいて、電動機31の回転は
小歯車34と大歯車35を介して減速されてリードスク
リュー36を回転させ、該リードスクリュー36と螺合
するナット38を介して可動アーム39を前後進させ
る。そして、電極41,37のそれぞれがワーク42に
当接した状態から加圧動作に入り、ワーク42を加圧状
態にしてから溶接電流を供給して溶接を行うものであ
る。
【0004】ところで、前記ワーク42を電極41,3
7で加圧する際の加圧力の制御には2つの方法が考えら
れる。即ち、その1は単に駆動電動機31のトルクを設
定値に保つ開ループ制御であり、その2は電極41,3
7に加えられた加圧力を圧力センサーにより測定し、そ
の値をフィードバックして電動機31を制御する閉ルー
プ制御である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記開ルー
プ制御はその機構が簡単でありコストも安いが、加圧力
を設定値に正確に保つことが困難である。これに反して
閉ループ制御はその制御精度は高いが、安定且つ廉価な
圧力センサーが無く、コスト高となり実用的ではない。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、閉ループ制御により低コストで且つ溶接に適し
た加圧力が正確に得られるような電動機駆動による点溶
接ガンの加圧力制御装置を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における電動機駆動による点溶接ガンの加圧
力制御装置は、電動機の回転に連動して往復動するリー
ドスクリューの前部のスプリング保持部材と可動アーム
の後端の滑走体との間にスプリングを張設し、前記スプ
リング保持部材の滑走体内での移動により動作するスイ
ッチをモータドライバを介して前記電動機に接続して該
電動機を制御するようにしたものにおいて、前記電動機
にパルス発信器を配設し、該パルス発信器と前記スイッ
チとをゲート回路に接続し、該ゲート回路の出力をカウ
ンタに接続した後にモータドライバを介して前記電動機
に接続したことを特徴とするものである。
【0008】また、電動機の回転に連動して回転運動す
るリードスクリューの前部にナットを螺合せ、該ナット
を可動アームの後端の滑走体に回転不能で摺動可能に配
置し、前記ナットと滑走体との間にスプリングを張設
し、前記ナットの滑走体内での移動により動作するスイ
ッチをモータドライバを介して前記電動機に接続して該
電動機を制御するようにしたものにおいて、前記電動機
にパルス発信器を配設し、該パルス発信器と前記スイッ
チとをゲート回路に接続し、該ゲート回路の出力をカウ
ンタに接続した後にモータドライバを介して前記電動機
に接続したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記のように構成された点溶接ガンの加圧力制
御装置において、電動機の回転によりリードスクリュー
が前進し、この前進により可動アームも前進して両電極
がワークに当接する。さらにリードスクリューが前進す
ることによりスプリングは圧縮されてその反力が可動ア
ームに伝達されワークは両電極により加圧される。そし
てこのスプリングの圧縮により滑走体とスプリング保持
部材の位置関係は短くなる。
【0013】また、電動機の回転によりリードスクリュ
ーが回転し、この回転によりナットを介して可動アーム
が前進して両電極がワークに当接する。さらにリードス
クリューが回転することによりナットのみが前進してス
プリングは圧縮され、その反力が可動アームに伝達され
ワークは両電極により加圧される。そしてこのスプリン
グの圧縮により滑走体とナットの位置関係は短くなるよ
うにしている。
【0015】そして、滑走体とスプリング保持部材又は
ナットの距離が所望の値に近付く(加圧力が所望の値に
近付く)とスイッチが閉動作し、この閉信号がゲート回
路に入り、パルス発信器からのパルスがカウンタに出力
されるようになる。そこで所望のパルス数をカウントす
る(加圧力が所望の値になる)とその信号がモータドラ
イバを介して電動機に伝達されて電動機の駆動を停止さ
せる。
【0016】
【実施例】図1を参照してこの発明の第1の実施例につ
いて説明をする。図において、1はシリンダ2の後端に
設置された電動機であり、該電動機1の回転軸3には小
歯車4が取付けられており、これと外周が噛み合う大歯
車5の中心部孔にはねじ6が形成され、このねじ6はリ
ードスクリュー7に噛み合っており、該大歯車5は回転
はするが前後進はできないようにシリンダ2によって規
制されているので、大歯車5の回転によりリードスクリ
ュー7は前後進するようになっている。また前記リード
スクリュー7の前部先端にはスプリング保持部材8が固
着されている。そして、先端に電極9を取付けた可動ア
ーム10の後端には滑走体11が前記シリンダ2内を滑
走するが回転できないように取付けられている。この滑
走体11の内部にはスプリング12が配置され、該スプ
リング12の一端は前記スプリング保持部材8に固着さ
れ他端は滑走体11に固着されている。なお、13は先
端に電極14を取付けた固定アームであり、15はワー
クである。
【0017】上記のような点溶接ガンにおいて、電動機
1の回転は小歯車4と大歯車5を介して減速されてリー
ドスクリュー7を前後進させる。このリードスクリュー
7の前進により可動アーム10も前進して両電極9,1
4がワーク15に当接する。さらにリードスクリュー7
が前進することによりスプリング12は圧縮されてその
反力が可動アーム10に伝達されワーク15は両電極
9,14により加圧される。そしてこのスプリング12
の圧縮により滑走体11とスプリング保持部材8の位置
関係は短くなる。前記両電極9,14による加圧力が所
望の値になると電動機1の回転は停止されて溶接作業を
行うのである。
【0018】ところで、スプリング保持部材8からのリ
ード線16および滑走体11からのリード線17の各先
端には接点18,19は設けられていてスイッチ20を
構成している。そして、該スイッチ20はゲート回路2
7に接続されており、26は電動機1の回転に応じて電
気パルスを発信させるパルス発信器であり、28はゲー
ト回路27からのパルスをカウントするカウンタであっ
て、カウント設定器29からの設定値になると出力する
ようになっている。また、21はモータドライバであ
り、該モータドライバ21は電動機1を駆動・停止させ
るよう該電動機1に接続されている。そして、電動機1
の回転に応じてパルス発信器26からのパルスが常時ゲ
ート回路27に送られるようになっている。
【0019】従って、ワーク15が両電極9,14によ
り加圧状態に入り、滑走体11とスプリング保持部材8
の距離が近付き接点18が接点19に接触するとき、ワ
ーク15は多少の加圧力が付与されていることになる。
この接点18が接点19に接触してスイッチ20が閉と
なると、その信号がゲート回路27に送られる。その結
果,パルス発信器26からのパルスがゲート回路27か
らカウンタ28に出力されるようになり、これがカウン
タ28でカウントされ、その値がカウント設定器29か
らの設定値になると該カウンタ28は加圧力が所望の値
になったことをモータドライバ21を介して電動機1に
伝達し、該電動機1の駆動を停止させる。この実施例の
場合には、カウント数を調整することによって加圧力を
加減することができ、またはカウント数を一定にしてお
いて接点19の位置を調整することによっても加圧力を
加減することができるのである。そして、この状態で溶
接作業が行われる。
【0020】溶接が終了すると電動機1を駆動し回転軸
3を逆回転させることにより、リードスクリュー7は後
退する。この後退により先ずワーク15への加圧力が解
除され次いで可動アームが後退して電極9はワーク15
から離れることになる。
【0021】図2は第2の実施例であり、上記第1実施
例とは、リードスクリュー22が大歯車5に固着されて
いてリードスクリュー22は回転運動して往復動しない
ことおよび該リードスクリュー22にナット23が螺合
され、該ナット23は滑走体11内に形成された角孔2
4内に配置されているため、電動機1を駆動しリードス
クリュー22を回転させるとワーク15に両電極9,1
4が当接するまでは滑走体11がナット23を伴って前
進し、ワーク15に両電極9,14が当接するとその後
はナット23が滑走体11内を摺動前進して滑走体11
とナット23の位置関係は短くする。そしてその余の構
成は前記第1の実施例と実質的に同一であるのでその要
部のみを説明したものである。
【0022】上記のような点溶接ガンにおいて、ワーク
15が両電極9,14により加圧状態に入り、滑走体1
1とナット23の距離が近付き接点18が接点19に接
触するとき、ワーク15は多少の加圧力が付与されてい
ることになる。この接点18が接点19に接触してスイ
ッチ20が閉となると、以降の動作は前記第1の実施例
と同様となる。
【0025】なお、前記第1,第2の実施例におけるス
イッチ20としては通常のリミットスイッチ,近接スイ
ッチ,光電式スイッチ,その他のオン−オフスイッチ等
いずれのスイッチでも使用可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1および請求項2におい
ては、点溶接ガンの加圧力をスプリングの反力を利用し
て発生させるようにしたので、電極部の機械的レスポン
スが格段に改善されると共にきわめて安価なスイッチ
パルス発信器より簡単,正確に加圧力の制御が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動機駆動による点溶接ガンの加
圧力制御装置の一部断面図を含む制御回路図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る電動機駆動による点
溶接ガンの加圧力制御装置の一部断面図である。
【図3】従来例の電動機駆動による点溶接ガンの断面図
である。
【符号の説明】
1 電動機 7,22 リードスクリュー 8 スプリング保持部材 10 可動アーム 11 滑走体 12 スプリング 20 スイッチ 21 モータドライバ 23 ナット 26 パルス発信器 27 ゲート回路 28 カウンタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機によって駆動される点溶接ガン
    あって、電動機の回転に連動して往復動するリードスク
    リューの前部のスプリング保持部材と可動アームの後端
    の滑走体との間にスプリングを張設し、前記スプリング
    保持部材の滑走体内での移動により動作するスイッチを
    モータドライバを介して前記電動機に接続して該電動機
    を制御するようにしたものにおいて、前記電動機にパル
    ス発信器を配設し、該パルス発信器と前記スイッチとを
    ゲート回路に接続し、該ゲート回路の出力をカウンタに
    接続した後にモータドライバを介して前記電動機に接続
    したことを特徴とする電動機駆動による点溶接ガンの加
    圧力制御装置。
  2. 【請求項2】 電動機によって駆動される点溶接ガン
    あって、電動機の回転に連動して回転運動するリードス
    クリューの前部にナットを螺合せ、該ナットを可動アー
    ムの後端の滑走体に回転不能で摺動可能に配置し、前記
    ナットと滑走体との間にスプリングを張設し、前記ナッ
    トの滑走体内での移動により動作するスイッチをモータ
    ドライバを介して前記電動機に接続して該電動機を制御
    するようにしたものにおいて、前記電動機にパルス発信
    器を配設し、該パルス発信器と前記スイッチとをゲート
    回路に接続し、該ゲート回路の出力をカウンタに接続し
    た後にモータドライバを介して前記電動機に接続した
    とを特徴とする電動機駆動による点溶接ガンの加圧力制
    御装置。
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