JP2691627B2 - 血液バッグへの液体充▲てん▼方法 - Google Patents
血液バッグへの液体充▲てん▼方法Info
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- JP2691627B2 JP2691627B2 JP2024009A JP2400990A JP2691627B2 JP 2691627 B2 JP2691627 B2 JP 2691627B2 JP 2024009 A JP2024009 A JP 2024009A JP 2400990 A JP2400990 A JP 2400990A JP 2691627 B2 JP2691627 B2 JP 2691627B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は血液バッグへの液体充填方法に関するもの
で、特に血液の抗凝固剤、薬液等の液体を外気とのコン
タミ、異物の混入等が生じない血液バッグと該血液バッ
グへの液体充填方法を提供するものである。以下血液バ
ッグの例について説明する。
で、特に血液の抗凝固剤、薬液等の液体を外気とのコン
タミ、異物の混入等が生じない血液バッグと該血液バッ
グへの液体充填方法を提供するものである。以下血液バ
ッグの例について説明する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 現在、第5図に示すように採血バッグ31に、血液成分
分離バッグ32と薬液を収納した薬液バッグ33を装着した
医療用バッグ30が市販されているが、薬液バッグ33は、
開口部34から液体移送チューブ35を経て本体33a内に薬
液を充填した後、液体移送チューブ35の開口部34の外周
に接着剤を塗布して接続管36に接続し、液体移送チュー
ブ37を介して採血バッグ31と連結していた。
分離バッグ32と薬液を収納した薬液バッグ33を装着した
医療用バッグ30が市販されているが、薬液バッグ33は、
開口部34から液体移送チューブ35を経て本体33a内に薬
液を充填した後、液体移送チューブ35の開口部34の外周
に接着剤を塗布して接続管36に接続し、液体移送チュー
ブ37を介して採血バッグ31と連結していた。
しかしながら、液体移送チューブ35の開口部34付近
が、薬液に濡れるために液体移送チューブ35を接続管36
に接続するとき、接着剤が薬液の内部に侵入したり、一
度接続した接続管36から液体移送チューブ35がはずれや
すくなり薬液がリークすることがあった。
が、薬液に濡れるために液体移送チューブ35を接続管36
に接続するとき、接着剤が薬液の内部に侵入したり、一
度接続した接続管36から液体移送チューブ35がはずれや
すくなり薬液がリークすることがあった。
そこで、本発明者は以上の課題を解決するために鋭意
検討を重ねた結果次の発明を到達した。
検討を重ねた結果次の発明を到達した。
[課題を解決するための手段] 本発明は採血チューブ5を上端に接続した採血バッグ
2と薬液を収納する薬液バッグ3と血液成分分離バッグ
4から構成され、 採血バッグ2の上端に連通部材15を介して接続された
液体移送チューブ7の下流に接続管12が接続され、 前記接続管12の一方に液体移送チューブ8を介して血
液成分分離バッグ4が接続され、 前記接続管12の他方に液体移送チューブ11、9を介し
て薬液バッグ3が接続され、 液体移送チューブ11と液体移送チューブ9の間に接続
管13が接続され、 接続管13に薬液注入チューブ10が接続され、 前記液体移送チューブ11の途中に連通部材14を配置し
た血液バッグ1に、 採血チューブ5の開口部22から採血バッグ2内に血液
の抗凝固剤を充填し、前記開口部22に採血針23を装着
し、封をする工程、 薬液注入チューブ10の開口部25から接続管13、液体移
送チューブ9を経て薬液バッグ3内に薬液を充填し、薬
液注入チューブ10を熱溶着し、封をする工程、 により液体を充填する血液バッグへの液体充填方法を提
供する。
2と薬液を収納する薬液バッグ3と血液成分分離バッグ
4から構成され、 採血バッグ2の上端に連通部材15を介して接続された
液体移送チューブ7の下流に接続管12が接続され、 前記接続管12の一方に液体移送チューブ8を介して血
液成分分離バッグ4が接続され、 前記接続管12の他方に液体移送チューブ11、9を介し
て薬液バッグ3が接続され、 液体移送チューブ11と液体移送チューブ9の間に接続
管13が接続され、 接続管13に薬液注入チューブ10が接続され、 前記液体移送チューブ11の途中に連通部材14を配置し
た血液バッグ1に、 採血チューブ5の開口部22から採血バッグ2内に血液
の抗凝固剤を充填し、前記開口部22に採血針23を装着
し、封をする工程、 薬液注入チューブ10の開口部25から接続管13、液体移
送チューブ9を経て薬液バッグ3内に薬液を充填し、薬
液注入チューブ10を熱溶着し、封をする工程、 により液体を充填する血液バッグへの液体充填方法を提
供する。
[実施例] 第1図は、液体を充填する前の本発明の血液バッグ1
の概略図をしめす。
の概略図をしめす。
血液バッグ1は、採血バッグ2と薬液バッグ3と血液
成分分離バッグ4とから構成され、これらの各バッグ
2、3、4は液体移送チューブ7、8、9を介して接続
されている。採血バッグ2の上端部には、採血チューブ
5と連通部材15、輸液口16が接着され、連通部15には液
体移送チューブ7が装着されている。薬液バッグ3の上
端部には液体移送チューブ9と輸液口18が装着されてい
る。血液成分分離バッグ4の上端部にも、薬液バッグ3
と同様に液体移送チューブ8と輸液口17が装着されてい
る。
成分分離バッグ4とから構成され、これらの各バッグ
2、3、4は液体移送チューブ7、8、9を介して接続
されている。採血バッグ2の上端部には、採血チューブ
5と連通部材15、輸液口16が接着され、連通部15には液
体移送チューブ7が装着されている。薬液バッグ3の上
端部には液体移送チューブ9と輸液口18が装着されてい
る。血液成分分離バッグ4の上端部にも、薬液バッグ3
と同様に液体移送チューブ8と輸液口17が装着されてい
る。
採血バッグ2と薬液バッグ3と血液成分分離バッグ4
は、第1図及び第2図(第1図の一部拡大図)に示すよ
うに採血バッグ2の上端に連通部材15を介して接続され
た液体移送チューブ7の下流に接続管12が接続され、前
記接続管12の一方に液体移送チューブ8を介して血液成
分分離バッグ4が接続され、前記接続管12の他方に液体
移送チューブ11、9を介して薬液バッグ3が接続され、
液体移送チューブ11と液体移送チューブ9の間に接続管
13が接続され、接続管13に薬液注入チューブ10が接続さ
れ、前記液体移送チューブ11の途中に連通部材14が配置
されている。
は、第1図及び第2図(第1図の一部拡大図)に示すよ
うに採血バッグ2の上端に連通部材15を介して接続され
た液体移送チューブ7の下流に接続管12が接続され、前
記接続管12の一方に液体移送チューブ8を介して血液成
分分離バッグ4が接続され、前記接続管12の他方に液体
移送チューブ11、9を介して薬液バッグ3が接続され、
液体移送チューブ11と液体移送チューブ9の間に接続管
13が接続され、接続管13に薬液注入チューブ10が接続さ
れ、前記液体移送チューブ11の途中に連通部材14が配置
されている。
また、採血バッグ2と薬液バッグ3と血液成分分離バ
ッグ4は、第3図および第4図に示すような態様で、接
続することができる。
ッグ4は、第3図および第4図に示すような態様で、接
続することができる。
第3図の接続態様は、第2図のY字状の接続管13の代
わりにT字状の接続管13aを配置し、これに薬液注入チ
ューブ10aを接続したものである。
わりにT字状の接続管13aを配置し、これに薬液注入チ
ューブ10aを接続したものである。
第4図の接続態様は、第2図及び第3図の接続管13、
13aの代わりに内部に連通部材14bを装填した接続管13b
(Y字管またはT字管)を配置するとともに薬液注入チ
ューブ10bを接続したものである。
13aの代わりに内部に連通部材14bを装填した接続管13b
(Y字管またはT字管)を配置するとともに薬液注入チ
ューブ10bを接続したものである。
本発明の血液バッグ1は、使用目的に応じて薬液バッ
グ3、血液成分分離バック4の設置数を増減することが
っできる。すなわち採血バッグ2に採血した全血成分
を、血小板、血漿、白血球等に細かく分離したいとき
は、薬液バッグ3、血液成分分離バッグ4の数を増やす
ことができる。
グ3、血液成分分離バック4の設置数を増減することが
っできる。すなわち採血バッグ2に採血した全血成分
を、血小板、血漿、白血球等に細かく分離したいとき
は、薬液バッグ3、血液成分分離バッグ4の数を増やす
ことができる。
次に、血液バッグ1への液体の充填方法を示す。液体
の充填は、次の二つの工程、を同時に実施しても良
いし、またはの工程を先に実施した後、または
の工程を実施しても良い。
の充填は、次の二つの工程、を同時に実施しても良
いし、またはの工程を先に実施した後、または
の工程を実施しても良い。
すなわち、第1の工程として:ノズル21を採血チュ
ーブ5の開口部22に装着して、採血チューブ5を経て採
血バッグ2内に血液の抗凝固剤を充填し、前記開口部22
に採血針23を装着し封をする。採血バッグ2内に封入さ
れた血液の抗凝固剤は、採血針23と連通部材15より流路
を遮断されて、外部へ流出することはない。
ーブ5の開口部22に装着して、採血チューブ5を経て採
血バッグ2内に血液の抗凝固剤を充填し、前記開口部22
に採血針23を装着し封をする。採血バッグ2内に封入さ
れた血液の抗凝固剤は、採血針23と連通部材15より流路
を遮断されて、外部へ流出することはない。
第2の工程として:ノズル24を薬液注入チューブ10
の開口部25に装着して、薬液注入チューブ10、接続管1
3、液体移送チューブ9を経て薬液バッグ3内に薬液と
して生理食塩液、SAG−マニトール等の血液の保存液を
充填し、薬液注入チューブ10を熱溶着して、封をする。
薬液バッグ3内に封入された薬液は、連通部材14により
流路を遮断されているので、外部に流出するおそれはな
い。
の開口部25に装着して、薬液注入チューブ10、接続管1
3、液体移送チューブ9を経て薬液バッグ3内に薬液と
して生理食塩液、SAG−マニトール等の血液の保存液を
充填し、薬液注入チューブ10を熱溶着して、封をする。
薬液バッグ3内に封入された薬液は、連通部材14により
流路を遮断されているので、外部に流出するおそれはな
い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は薬液注入チューブ10より
薬液バック3内に薬液を充填した後、薬液注入チューブ
10を熱溶着により封をするので、従来の採血バッグ31の
ように液体移送チューブ35を接続管36に接続する際に接
着剤が薬液の中に入り、液体移送チューブ35と接続管36
がはずれやすくなるようなことがなく(本発明では接続
チューブ11を接続管12に接続する際に、接続チューブ11
の先端は薬液に濡れることがない)衛生的で安心して血
液の成分分離処理を行うことができる。
薬液バック3内に薬液を充填した後、薬液注入チューブ
10を熱溶着により封をするので、従来の採血バッグ31の
ように液体移送チューブ35を接続管36に接続する際に接
着剤が薬液の中に入り、液体移送チューブ35と接続管36
がはずれやすくなるようなことがなく(本発明では接続
チューブ11を接続管12に接続する際に、接続チューブ11
の先端は薬液に濡れることがない)衛生的で安心して血
液の成分分離処理を行うことができる。
第1図は本発明の医療用バッグの概略図、第2図から第
4図は液体移送チューブの途中に薬液注入チューブを配
置する実施例の概略図、第5図は医療用バッグへの従来
の液体充填方法を示す概略図である。 図中、1は血液バッグ、2は採血バッグ、3は薬液バッ
グ、4は血液成分分離バッグ、5は採血チューブ、7、
8、9、11は液体移送チューブ、10は薬液注入チュー
ブ、12及び13は接続管、14は連通部材、23は採血針を示
す。
4図は液体移送チューブの途中に薬液注入チューブを配
置する実施例の概略図、第5図は医療用バッグへの従来
の液体充填方法を示す概略図である。 図中、1は血液バッグ、2は採血バッグ、3は薬液バッ
グ、4は血液成分分離バッグ、5は採血チューブ、7、
8、9、11は液体移送チューブ、10は薬液注入チュー
ブ、12及び13は接続管、14は連通部材、23は採血針を示
す。
Claims (1)
- 【請求項1】採血チューブ5を上端に接続した採血バッ
グ2と薬液を収納する薬液バッグ3と血液成分分離バッ
グ4から構成され、 採血バッグ2の上端に連通部材15を介して接続された液
体移送チューブ7の下流に接続管12が接続され、 前記接続管12の一方に液体移送チューブ8を介して血液
成分分離バッグ4が接続され、 前記接続管12の他方に液体移送チューブ11、9を介して
薬液バッグ3が接続され、 液体移送チューブ11と液体移送チューブ9の間に接続管
13が接続され、 接続管13に薬液注入チューブ10が接続され、 前記液体移送チューブ11の途中に連通部材14を配置した
血液バッグ1に、 採血チューブ5の開口部22から採血バッグ2内に血液
の抗凝固剤を充填し、前記開口部22に採血針23を装着
し、封をする工程、 薬液注入チューブ10の開口部25から接続管13、液体移
送チューブ9を経て薬液バッグ3内に薬液を充填し、薬
液注入チューブ10を熱溶着し、封をする工程、 により液体を充填することを特徴とする血液バッグへの
液体充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024009A JP2691627B2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 血液バッグへの液体充▲てん▼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024009A JP2691627B2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 血液バッグへの液体充▲てん▼方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03228770A JPH03228770A (ja) | 1991-10-09 |
JP2691627B2 true JP2691627B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=12126554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2024009A Expired - Fee Related JP2691627B2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 血液バッグへの液体充▲てん▼方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2691627B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5248634Y2 (ja) * | 1973-11-13 | 1977-11-05 | ||
JPS58105760A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-23 | テルモ株式会社 | 血液バツグ装置 |
JPS607833U (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-19 | テルモ株式会社 | 血液バツグ装置 |
JPS63132658A (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-04 | テルモ株式会社 | 血液保存用容器 |
JPS63139559A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-11 | 川澄化学工業株式会社 | 血液成分分離バツグ装置 |
JPH084611B2 (ja) * | 1988-04-06 | 1996-01-24 | 川澄化学工業株式会社 | 血液成分分離バッグ |
-
1990
- 1990-02-02 JP JP2024009A patent/JP2691627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03228770A (ja) | 1991-10-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |