JP2689515B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2689515B2
JP2689515B2 JP63218738A JP21873888A JP2689515B2 JP 2689515 B2 JP2689515 B2 JP 2689515B2 JP 63218738 A JP63218738 A JP 63218738A JP 21873888 A JP21873888 A JP 21873888A JP 2689515 B2 JP2689515 B2 JP 2689515B2
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air
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悦治 野村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H3/00Other air-treating devices
    • B60H3/0085Smell or pollution preventing arrangements

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空気調和装置に関し、特に空気調和装置を
清浄化する装置に関するもので、例えば車両用、業務
用、家庭用等のエアコンシステムに適用される。
(従来の技術) エアコン始動時、空気吹出口から吹出される送風から
埃臭、湿気臭、カビ臭等の不快感をもたらす臭気が発生
することがある。これは、蒸発器の凝縮水が蒸発すると
き、蒸発器に付着した微生物によって臭気物質が発生す
ることが主な原因である。
このようなエアコンから発生する臭気を低減する装置
は、例えば実開昭60-49010号公報に開示されるように、
蒸発器に発熱体を設け、この発熱体への通電により蒸発
器のみを加熱し、蒸発器に付着した微生物を殺菌するこ
とにより不快な臭気の発生を抑えている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の空気調和装置によると、エアコン始動
時等にエアコンから発生する臭気は蒸発器ケース内に繁
殖した微生物が原因になっているから、単に蒸発器本体
を加熱しても、例えば蒸発器ケースの内周壁の隅々まで
熱が充分に伝達されないので、蒸発器ケース内がすべて
殺菌されるものではなく、車室内に吹出される冷風から
感じられる不快な臭いを充分に低減することはできない
という問題がある。またエアコンユニットの個々に加熱
殺菌装置を取付けるとすると、エアコン装置が複雑化し
大型化するという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、蒸発器を収納するケース内に温風を流通させ
ることによってケース内を温風雰囲気にし、悪臭の原因
となる微生物を加熱殺菌して不快な臭気の発生を抑制す
る空気調和装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明の空気調和装置は、空気調和用の
空気を冷却する蒸発器と、この蒸発器を保持するケース
とを備える空気調和装置において、前記ケース内に温風
を循環することにより前記ケース内および前記蒸発器の
微生物を殺菌する加熱手段を設けたことを特徴とする。
(作用) 本発明の空気調和装置によれば、蒸発器を収納するケ
ース内に加熱手段で加熱された空気を流通させる構成に
なっているため、微生物の繁殖しやすい蒸発器、蒸発器
を保持するケースの内壁およびその周囲を温風によって
万遍なく加熱し、蒸発器周囲の空気調和装置ユニットに
付着した微生物を隈なく殺菌するので、空気調和装置の
始動時に発生する不快な臭いを大幅に低減する。
(実施例) 本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1の実施例は、第1図〜第4図に示されるように、
車両に搭載した空気調和装置に適用したものである。
第1図に示すように、空気通路1の最上流に設けられ
るブロワケース2に空気取入口3が開口され、空気取入
口3から空気を取り入れるブロワケース2内に第1のブ
ロワ4が設けられ、この第1のブロワ4はブロワ用モー
タ5により回転駆動される。
第1のブロワ4の下流側の空気通路1aは空気流路が2
つに分かれ、これら2つの空気流路にシャフト8、10を
支点として回動自在に流路を開閉する上流シャッタ9、
11がそれぞれ設けられている。
2個のシャッタ9、11が介装される空気通路1aの下流
側に設けられるエバポレータケース14は、前記空気通路
1a内の内部空間よりも大きな容積を有し、内部に熱交換
器を有するエバポレータ(蒸発器)15が収納されてい
る。エバポレータ15は、熱交換器を流通する空気から冷
媒によって熱を奪い空気を冷却するものである。
エバポレータケース14には、エバポレータ15が収納さ
れる空気通路とは別に第2の空気通路を形成するバイパ
スダクト16が設けられる。バイパスダクト16は、例えば
フェノール樹脂等からなりエバポレータケース14内でエ
バポレータ15の上流側と下流側を連結して第1図の矢印
Aに示すようなバイパス空気流路を構成する。このバイ
パスダクト16の途中にフィン型の加熱殺菌用ヒータ18が
設けられている。
第3図および第4図に示すように、加熱殺菌用ヒータ
18は、例えばフェノール樹脂等の絶縁材料からなる耐熱
性の角形筒状のフレーム24が空気流方向に直列に3個設
けられている。フレーム24の内枠にはコルゲートフィン
19、20、21が3段に積層され、フィン19と20の間に薄板
長方形状のPTCヒータ本体30が伝熱板32と33に挟まれて
サンドイッチ状に設けられている。PTCヒータ本体30
は、材質が炭酸バリウム、酸化チタン、その他の半導体
添加元素等からなり、板表面と板裏面の両面に銀電極が
取付られている。フィン20と21の間には、薄板状のPTC
ヒータ本体35が伝熱板36と37に挟まれてサンドイッチ状
に設けられている。フィン21の上面は伝熱板としての銅
製のアース側電極38が蝋付により取付けられている。ア
ース側電極38の上面とフレーム24の内枠天井面の間には
断面U字状のスプリング40が挿入され、このスプリング
のもつ弾性力により前述したフィン19、20、21をフレー
ム24の内枠に固定している。PTCヒータ本体30、35は、
前記スプリング40の押圧力のみで伝熱板32と33または伝
熱板36、37で圧着されている。この場合、伝熱板として
の電極36がプラス電極となり、伝熱板としてのアース側
電極32と38がそれぞれマイナス電極になっている。フレ
ーム24の隅部に設けられるボルト孔41に挿入されるシャ
フトの両端ネジに嵌合するナットにより3個のヒータが
直列に結合されている。そしてこれらのフレーム24が前
述したバイパスダクト16の途中にボルトなどにより固定
されている。
加熱殺菌用ヒータ18の上流に設けられる第2のブロワ
45は、シロッコファンで、材質がポリプロピレンまたは
アルミニウム等からなり、例えば直径が52mm、ファン幅
が33mmとなっている。第2のブロワ45を駆動するブロワ
用モータ46は、直流モータで、例えば駆動電圧が12V、
消費電力が2W、回転数が3000rpmのものを用いる。
エバポレータケース14の下流側に接続される空気通路
1bには、2つに分けられる空気流路に下流シャッタ50と
51がそれぞれシャフト52、53を中心として回動自在に取
付けられている。
空気通路1bの下流はヒータケース60が接続され、ヒー
タケース60内に回動自在なエアミックスダンパ61が取付
けられ、エアミックスダンパ61の下流に暖房用ヒータ62
が取付られている。ヒータケース60にはそれぞれ前述し
たエバポレータ15で冷却された冷気または暖房用ヒータ
62で加熱された暖気が吹き出されるデフロスタ63、ベン
チレーション64、足元吹出口65がそれぞれ開口されてい
る。
次に空気調和装置の動作について説明する。
まず、加熱殺菌用ヒータ18の電極36に直流電圧12Vを
印加し、アース側電極32、38にアースを接続すると、電
極36からPTCヒータ本体35、伝熱板37、フィン21、電極3
8または電極36からフィン20、伝熱板33、PTCヒータ本体
30、電極32へと通電され、PTCヒータ本体30、35が発熱
する。発熱した熱は、熱伝導によりフィン19、20または
21に伝わり、フィン91、20、21の温度が上昇する。
第1のブロワ4が停止されているとき、エバポレータ
ケース14の上流および下流にある上流シャッタ9、11、
および下流シャッタ50、51は、重力によりそれぞれの空
気流路を閉じた状態にある。この状態でブロワ用モータ
46により第2のブロワ45を回転すると、第1図に示す矢
印Aの方向にエバポレータケース14内に空気が循環す
る。
第2のブロワ45からバイパスダクト16を通って加熱殺
菌用ヒータ18に流入する空気は、フィン19、20または21
の隙間を通り抜け、このときフィン19、20または21から
熱を奪って空気の温度が例えば60〜100℃に上昇し、加
熱殺菌用ヒータ18で加熱された空気は、エバポレータ15
さらにはエバポレータケース14の内周壁を加熱する。こ
のため、エバポレータ15、エバポレータケース1内周
壁、その他エバポレータケース14内の隅々までが温風に
より加熱されるので、エバポレータ周囲に付着した不快
な臭気の原因となる微生物を隈無く加熱殺菌する。
このような殺菌システムの操作スイッチは、通常のエ
アコンスイッチと別に設け、エアコンスイッチをオンし
た時には前述した殺菌システムの動作を禁止するように
する。この殺菌システムは例えば月に1回程度作動させ
てエアコンから発生する不快な臭気を除去するとよい。
なお、通常のエアコン動作時には、第1のブロワ4の
回転により空気取入口3からブロワケース2内に空気が
取入れられ、この空気の動圧が大きいことから、上流シ
ャッタ9、11と下流シャッタ50、51が第1図に示すよう
に開かれ、エバポレータ15で冷却された空気がヒータケ
ース60内を通ってベンチレーション64または足元吹出口
65から車室内に吹き出される。
第5図は本発明の第2の実施例を示している。第5図
において第1図と実質的に同一の構成部分については同
一符号を付すことにする。
第2の実施例は、通常のエアコン装置のブロワケース
の上流に別体型のエアコン清掃装置を取付けたものであ
る。
エアコン清掃装置70は、空気取入口3に接続される上
流空気通路1cに空気取入口75を開口し、モータ71により
駆動されるブロワ72の回転により空気取入口75から取入
れた空気を加熱殺菌用ヒータ74で加熱し、この加熱され
た空気をブロワケース4に送る。加熱殺菌用ヒータ74
は、ヒータ電力として3000W程度のものを用い、主とし
てガソリンスタンド等における業務用エアコンクリーナ
として用いるとよい。
第2の実施例によれば、加熱殺菌用ヒータ74は電力が
3000Wもある大型ヒータであるから充分な加熱効果があ
るので、エバポレータケース14内を短時間のうちに加熱
し、エバポレータ周囲の殺菌が迅速かつ確実に行なえ
る。
第6図は本発明の第3の実施例を示している。第6図
において第1図と実質的に同一の構成部分については同
一符号を付す。
第3の実施例は、エバポレータケース14内にエアコン
清掃装置80を内装したものである。エアコン清掃装置80
は、空気ダクト81内にモータ82により駆動される軸流フ
ァン83を設け、その下流側にヒータ84を取付けたもので
ある。
エアコン停止時に上流シャッタ9、11、および下流シ
ャッタ50、51は重力で空気通路を閉じているので、モー
タ82およびヒータ84を駆動すると、軸流ファン83の回転
により生じた空気流がヒータ84を通って第6図に示す矢
印Bのようにエバポレータケース14内を循環する。ヒー
タ84を通って加熱された空気は、エバポレータケース14
の内周壁さらにはエバポレータ15等を加熱するため、エ
バポレータケース14内の空気温度が次第に上昇し、エバ
ポレータケース内の温風の循環により周囲を加熱殺菌す
るので、エアコン装置から吹き出される冷気から発生す
る不快な臭気を低減することができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、空気調和装置の
ケース内および蒸発器に温風を流動させる構成にしたた
め、蒸発器が加熱殺菌されるだけでなく、蒸発器が収納
されるケース内の隅々まで蒸発器を構成するユニット全
体が加熱殺菌されるので、空気調和装置の始動時に顕著
に発生しやすい不快な臭いを充分に低減できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す概略断面図、第2
図は第1図に示す実施例の空気通路の一部を表わす概略
断面図、第3図は加熱殺菌用ヒータ装置を示す平面図、
第4図は第3図のIV-IV線断面図、第5図は本発明の第
2の実施例を示す概略断面図、第6図は本発明の第3の
実施例を示す概略断面図である。 1……空気通路、3……空気取入口、14……エバポレー
タケース(ケース)、15……エバポレータ(蒸発器)、
16……バイパスダクト、18……加熱殺菌用ヒータ(加熱
手段)、45……第2のブロワ(加熱手段)、46……ブロ
ワ用モータ(加熱手段)、65……足元吹出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 直人 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−29819(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和用の空気を冷却する蒸発器と、こ
    の蒸発器を保持するケースと、前記蒸発器を保持する前
    記ケース内に温風を循環することにより前記ケース内お
    よび前記蒸発器の微生物を殺菌する加熱手段とを備えた
    ことを特徴とする空気調和装置。
JP63218738A 1988-09-01 1988-09-01 空気調和装置 Expired - Lifetime JP2689515B2 (ja)

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JP4091803B2 (ja) * 2002-07-17 2008-05-28 シャープ株式会社 空気調和機
JP4825760B2 (ja) * 2007-09-10 2011-11-30 株式会社東芝 洗濯機
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EP3839502B1 (en) * 2019-12-18 2023-08-16 TUNAP GmbH & Co. KG System for measuring contamination of an air conditioning device

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