JP2684741B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2684741B2
JP2684741B2 JP1414389A JP1414389A JP2684741B2 JP 2684741 B2 JP2684741 B2 JP 2684741B2 JP 1414389 A JP1414389 A JP 1414389A JP 1414389 A JP1414389 A JP 1414389A JP 2684741 B2 JP2684741 B2 JP 2684741B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スピーカの構造に係り、特に、低音出力
が増強されるようにしたスピーカに関するものである。
〔発明の概要〕
本発明のスピーカは、バッフル板として、例えば、密
閉構造のスピーカボックスを使用し、スピーカの振動板
の背面に所定距離だけ離間してパッシブラジエータを配
置し、このパッシブラジエータの振動をスピーカの振動
板の外周辺に配置されている通気孔リングの開口からス
ピーカの前面側に放出するようにしているので、低音の
再生出力が増強され、かつ、スピーカシステムを小型に
形成することができる。
〔従来の技術〕
スピーカにより再生される音響波の最低周波数は、一
般に、振動板の最低共振周波数f0により制限される。し
たがって、低音用のスピーカユニットは一般的に大型化
され重量もかさみ、スピーカシステムとして高価なもの
になる。
そこで、スピーカを取り付けるスピーカボックスに種
種の工夫を施し、低音の再生能力を増強することが考え
られている。
第2図はスピーカユニットSPを取り付けたボックスBX
の前面側に、音響ダクトADを設け、この音響ダクトADに
よってスピーカユニットSPの背面から放出される低音領
域の振動波をボックスBXの前面に誘導し、低音の増強を
計ったものである。
また、第3図はスピーカユニットSPが取り付けられて
いるボックスBXの前面側に、パッシブラジエータPRを配
置し、このパッシブラジエータPR(ドロンコーンとも呼
ばれる)の共振周波数を、ほぼ低音再生周波数に設定す
ることにより低音の再生能力を向上しようとするもので
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記したようなスピーカシステムは、
スピーカボックスBXに低音を増強するための音響エレメ
ントとして、音響ダクトADやパッシブラジエータPRを設
ける必要があるので、スピーカシステムが大型になると
いう問題がある。また、スピーカユニット自体の低音再
生能力が悪いと低音出力を増強するには、さらに、スピ
ーカシステムの大型化が必要になり、コストアップ等を
避けることができないという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記したような問題に鑑みてなされたもの
で、例えば、密閉されたスピーカボックス内に設けられ
たスピーカの振動板の背面に所定の距離だけ離間してパ
ッシブラジエータを配置し、このパッシブラジエータの
振動をスピーカボックスの外側に放出するように構成し
たものである。
〔作用〕
スピーカの振動板の背後に揺動可能にパッシブラジエ
ータが配置されているので、スピーカボックスの壁面に
低音を増強するような音響エレメントを付ける必要がな
くなり、スピーカシステムを小型にすることができる。
パッシブラジエータの振動は振動板を支持している通
気孔リングの開口部、またはスピーカボックスの側壁を
介して外部に放出されるので、パッシブラジエータの共
振周波数を低音再生周波数に対して適当な音響インピー
ダンスとなるように設定することにより、低音の再生能
力を高くすることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示すスピーカの構造を断
面図でしめしたもので、1はスピーカのフレーム、2は
スピーカの振動板(以下コーンという)、3は前記コー
ン2を駆動するためのボビンであり、このボビン3はダ
ンパ4によりフレーム1に対して揺動可能に固着されて
いる。そして、ボビン3の外周にはボイスコイル5が巻
回されている。
ボイスコイル5を巻回したボビン3はヨーク6の上に
配置されているドーナツ状のマグネット7により磁化さ
れているプレート8とセンターポール9の間隙に垂下さ
れており、良く知らているように動電型のスピーカを構
成している。
10はこの発明のスピーカに付加されているパッシブラ
ジエータを示し、このパッシブラジエータ10は一方の端
部がフレーム1の外周辺にソフトエッジ10Aを介して取
り付けられ、他方の端部もフレーム1の突出部1Bにソフ
トエッジ10Aを介して糊着されている。
11は前記コーン2の外周側に配置された通気孔リング
を示し、この通気孔リング11には放射状に複数個の開口
11Aが形成されている。
なお、1Aは前記フレーム1の周辺に開口されている開
口部、9Aはセンターポール9の中心を開通している連通
孔を示し、さらに、12はこの発明のスピーカを支持して
いるスピーカボックスの一部を示している。
本発明のスピーカは上記したように、コーン2の後側
にパッシブラジエータ10がソフトエッジ10Aを介して、
揺動可能に取り付けられているため、スピーカが駆動さ
れてコーン2が振動すると、その背圧によってパッシブ
ラジエータ10も振動を行う。パッシブラジエータ10の音
響インピーダンス(共振周波数)を適当な値(スピーカ
の低音共振周波数より低く)に設定すると、コーン2が
低音で振動しているとき、パッシブラジエータ10の振動
も顕著になり、その音響波が効果的に通気孔リング11の
開口11Aから放出され、スピーカの低音再生能力を高く
することができる。
これは、パッシブラジエータ10が前記した第3図に示
されているパッシブラジエータPRの機能と同様な作用を
呈することによるものである。
このように、本発明のスピーカは従来例として示した
第3図のようにパッシブラジエータをスピーカボックス
の壁面に設ける必要がないため、スピーカシステムとし
て小型化することができるという優れた効果がある。
パッシブラジエータ10としては、例えば、軽量の樹脂
をコーン状に形成し、ソフトエッジ10Aで係止すること
により、できるだけハイコンプライアンス構造とするこ
とが好ましい。
また、通気孔リングの開口部11Aに変えて、スピーカ
ボックス12の側壁に開口12Aを設けるようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明のスピーカは、スピーカの
コーンの背面に所定の距離だけ離してパッシブラジエー
タを配置し、このパッシブラジエータの振動による音響
波を、コーンの外周辺に設けられている通気孔リングの
開口部、または、スピーカボックスの側壁に開けた開口
から外部に放出するように構成したので、スピーカの低
音領域の再生出力を効果的にボックスの前面側に誘導す
ることができ、小型のスピーカボックスを使用したとき
も低音の再生能力を向上させることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスピーカの側面の断面
図、第2図、第3図は従来のスピーカシステムの側面を
示す説明図である。 図中、1はスピーカのフレーム、2は振動板(コー
ン)、3はボビン、4はダンパー、5はボイスコイル、
6はヨーク、7はマグネット、10はパッシブラジエー
タ、11は通気孔リングを示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカの振動板の背後に、前記振動板と
    所定の距離だけ離間してソフトエッジで支持されている
    パッシブラジエータを設け、該パッシブラジエータの振
    動がスピーカの外周辺に設けられている通気孔リングの
    開口部からスピーカボックスの前面側に放出されるよう
    に構成したことを特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】パッシブラジエータの振動がスピーカを取
    り付けているスピーカボックスの側壁から外部空間に放
    出されるように構成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項に記載のスピーカ。
JP1414389A 1989-01-25 1989-01-25 スピーカ Expired - Fee Related JP2684741B2 (ja)

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