JPH0651243B2 - 締め付け具 - Google Patents
締め付け具Info
- Publication number
- JPH0651243B2 JPH0651243B2 JP61148464A JP14846486A JPH0651243B2 JP H0651243 B2 JPH0651243 B2 JP H0651243B2 JP 61148464 A JP61148464 A JP 61148464A JP 14846486 A JP14846486 A JP 14846486A JP H0651243 B2 JPH0651243 B2 JP H0651243B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- screw
- drive shaft
- float
- screwed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B31/00—Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
- B23B31/02—Chucks
- B23B31/10—Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
- B23B31/12—Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
- B23B31/1207—Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving obliquely to the axis of the chuck in a plane containing this axis
- B23B31/1253—Jaws movement actuated by an axially movable member
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
本発明は電動ドリルや電動ドライバー等において、ドリ
ルビットやドライバービット等のツールの保持用として
設けられるチャックと称される締め付け具に関するもの
である。
ルビットやドライバービット等のツールの保持用として
設けられるチャックと称される締め付け具に関するもの
である。
チャックハンドルを使用しなくとも締め付け及び緩めを
行なえるキーレスチャックと称される締め付け具は、従
来、第4図に示すように、駆動軸10が取り付けられる
シャフト1と、このシャフト1に固着されたハンドル3
と、シャフト1に対して回転自在とされている回転リン
ダ2と、シャフト1に螺合するとともに、回転リング2
と共に回転することでシャフト1に対して軸方向に移動
するフロートねじ6と、フロートねじ6の軸方向移動に
よって回転リング2におけるガイドブッシュ25の内面
及びガイドブロック7にガイドされて径方向移動を行な
う複数個の爪5によって構成されており、シャフト1と
一体であるハンドル3をつかんだ状態で回転リング2を
回転させれば、フロートねじ6が軸方向移動を、そして
爪5が径方向移動を行なって、締め付けもしくは暖めを
行なう。 ところをがこの従来の締め付け具においては、シャフト
1が一定の内径のものとされ、そしてこのシャフト1に
設けられた雌ねじ部に駆動軸10及びフロートねじ6が
共に螺合するようにされていたことから、駆動軸10と
フロートねじ6とは一直線上に並ぶようになっており、
このために、軸方向寸法がどうしても長くなってしまっ
ていた。 実公昭41−21515号公報や実開昭57−4390
5号公報には、シャフト外周の雄ねじにフロートねじを
螺合させて、このフロートねじとシャフトに固着される
駆動軸とを重合自在とすることが示されているが、この
場合、軸方向寸法は確かに短くすることができるもの
の、伝達トルクの関係で所定の径以上とすることが求め
られるシャフトの外周側にフロートねじを配置するため
に、全体の径がかなり大きくなってしまうものであっ
て、径方向寸法大きくなってしまう問題点を新たに生ず
る。
行なえるキーレスチャックと称される締め付け具は、従
来、第4図に示すように、駆動軸10が取り付けられる
シャフト1と、このシャフト1に固着されたハンドル3
と、シャフト1に対して回転自在とされている回転リン
ダ2と、シャフト1に螺合するとともに、回転リング2
と共に回転することでシャフト1に対して軸方向に移動
するフロートねじ6と、フロートねじ6の軸方向移動に
よって回転リング2におけるガイドブッシュ25の内面
及びガイドブロック7にガイドされて径方向移動を行な
う複数個の爪5によって構成されており、シャフト1と
一体であるハンドル3をつかんだ状態で回転リング2を
回転させれば、フロートねじ6が軸方向移動を、そして
爪5が径方向移動を行なって、締め付けもしくは暖めを
行なう。 ところをがこの従来の締め付け具においては、シャフト
1が一定の内径のものとされ、そしてこのシャフト1に
設けられた雌ねじ部に駆動軸10及びフロートねじ6が
共に螺合するようにされていたことから、駆動軸10と
フロートねじ6とは一直線上に並ぶようになっており、
このために、軸方向寸法がどうしても長くなってしまっ
ていた。 実公昭41−21515号公報や実開昭57−4390
5号公報には、シャフト外周の雄ねじにフロートねじを
螺合させて、このフロートねじとシャフトに固着される
駆動軸とを重合自在とすることが示されているが、この
場合、軸方向寸法は確かに短くすることができるもの
の、伝達トルクの関係で所定の径以上とすることが求め
られるシャフトの外周側にフロートねじを配置するため
に、全体の径がかなり大きくなってしまうものであっ
て、径方向寸法大きくなってしまう問題点を新たに生ず
る。
本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは軸方向寸法を短くすることができる
上に径方向寸法が大きくなってしまうことがない締め付
け具を提供するにある。
目的とするところは軸方向寸法を短くすることができる
上に径方向寸法が大きくなってしまうことがない締め付
け具を提供するにある。
しかして本発明に係る締め付け具は、駆動軸に連結され
て動力が伝達されるシャフトと、シャフトに対して回転
自在であり且つ軸方向において結合されている回転部材
と、シャフトに螺合して回転部材とともに回転してシャ
フトに対し軸方向移動を行なうフロートねじと、このフ
ロートねじの軸方向移動に伴ない径方向移動を行なう締
め付け用の爪とを備えた締め付け具において、筒状のシ
ャフトに形成された小径雌ねじ部に螺合する駆動軸の外
径よりも、シャフトに形成された大径雌ねじ部に螺合す
る円筒状フロートねじの内径を大きくして、フロートね
じと駆動軸とを重合自在とし、一端をシャフトにおける
径の異なる雌ねじ部間の段部への当接面とし且つ一端側
に駆動軸の先端部が入り込む凹部を備えて駆動軸の先端
にねじ止めされるとともにフロートねじ内周と駆動軸の
外周との間に配されるカラーを設けていることに特徴を
有している。 以下本発明を図示実施例に基づいて詳述すると、図示例
はシャフト1と一体のハンドル3に対して、回転リング
2を回すことによって、チャックハンドルを使用するこ
となくツール4の着脱を行なえるようにしたものである
とともに、回転リング2の不用意な回転によるツール4
の緩みを防ぐために、回転リング2の回転を規制するた
めのロック手段を組み込んだものとなっている。 駆動軸10に後端が連結される金属製筒状シャフト1
は、先端にフランジを備えるとともに、その軸方向なか
ほどの外周面に後方ほど径が細くなるテーパ面11が設
けられ、更に後端部に異形断面部12が設けられてい
る。またシャフト1の前端部内周面には雌ねじ13が、
後端部内周面には雌ねじ13よりも径の小さい雌ねじ1
4が設けられている。このシャフト1の異形断面部12
外周面には、円筒状のハンドル3が圧入固定され、雌ね
じ13にはフロートねじ6が螺合し、雌ねじ14には上
記駆動軸10がねじ込まれている。 ここにおいて、駆動軸10の先端にねじ込まれる取付ね
じ85によって、シャフト1の内部にカラー8が配設さ
れている。一端がシャフト1内面の両雌ねじ13,14
間の段部に当接するこのカラー8は、後端部内面に駆動
軸10の先端部が入り込む凹部80を備えているもので
あて、シャフト1の雌ねじ13内周面との間にフロート
ねじ6のガイド溝を形成している。 ドリルビットやドライバービットであるツール4を締め
付ける複数本の爪5は、いずれも外面が傾斜面とされて
いるとともに後端に係合片50を有しており、この係合
片50を上記フロートねじ6先端に設けられた係合溝6
0に係合させている。また各爪5は円錐体状の金属製ガ
イドブロック7に形成されたスリット70に納められて
いるとともに、ガイドブロック7外面の円錐面に翼片5
1を係合させており、回転リング2におけるテーパブッ
シュ25の内部にガイドブロック7と共に納められてい
る。 回転リング2は円筒状の合成樹脂製本体部20と、同じ
く円筒状であり且つ本体部20の後部内に固定される金
属製ロック金具23と、そして上記テーパブッシュ25
とからなり、ロック金具23はその外周面に形成されて
いる溝24を、本体部20の内周面に形成されている突
起21に係合させることで、本体部20とともに回転す
るものとされている。 テーパブッシュ25は、ガイドブロック7の後端外面か
ら突出する突起71を係合させるとともに、本体部20
の内周面に形成されている突起22を係合させる溝26
を後端に備えているものであり、本体部20とテーパブ
ッシュ25とは一体に回転し、且つテーパブッシュ25
に対して本体部20及びロック金具23の軸方向移動が
自在となるようにされている。 そしてガイドブロック7の後端に先端面を当接させるシ
ャフト1の外周面と、テーパブッシュ25内周面との間
には、環状のキャップ16が配設され、またキャップ1
6とシャフト1先端のフランジとの間には四弗化エチレ
ン樹脂製のワッシャ17が配設されており、更にテーパ
ブッシュ25の後方開口端の内周面に形成されている溝
27に止め輪18が取り付けられて、キャップ16の抜
け止めがなされている。止め輪18とキャップ16とに
よって、シャフト1とテーパブッシュ25との軸方向結
合がなされているわけである。 尚、テーパブッシュ25は前述のように回転リング2の
本体部20やガイドブロック7と係合し、更にガイドブ
ロック7は爪5を介してフロートねじ6に係合している
ものであって、テーパブッシュ25はこれらの部材と共
に、シャフト1に対して回転自在となっている。またフ
ロートねじ6及び爪5はガイドブロック7に対して軸方
向に移動自在となっている。 前述のロック手段であるが、これは回転リング2の内周
面とシャフト1の外周面との間に形成される複数個の係
合溝と、各係合溝内に配設されるニードルローラ9とに
よって構成されるサイレントラチェット(フリーホイー
ル)としての一方向クラッチで形成されている。各係合
溝は、シャフト1におけるテーパ面11と、回転リング
2におけるロック金具23との間に、ロック金具23内
周面に設けた凹溝40によって形成されたもので、シャ
フト1の軸方向と直交する方向の断面がくさび型とされ
ている。 また上記ロックの解除のための手段が、上記係合溝をシ
ャフト1のテーパ面11に沿った傾斜を有するものとす
るとともに、回転リング2をシャフト1に対して軸方向
に摺動自在として、この移動により係合溝の断面積を可
変とすることによって構成されている。そして回転リン
グ2の本体部20及びロック金具23は、ハンドル3と
の間に配設されているばね30によって軸方向前方へと
付勢されている。係合溝の断面積が小さくなる方向に付
勢されているものである。 しかしてこの締め付け具において、ツール4を取り付け
るにあたっては、先端開口からツール4の後端部を差し
込み、そしてハンドル3を握りつつ、回転リング2を回
転させればよい。このツール4の取り付けのための回転
リング2の一方向回転時には、ロック手段は、回転リン
グ2とシャフト1とを切り離した状態に保持することか
ら、シャフト1に対する回転リング2の回転が妨げられ
るようなことはなく、そして回転リング2の回転ととも
に、テーパブッシュ25とガイドブロック7及びフロー
トねじ6がシャフト1に対して回転するものであり、シ
ャフト1と螺合しているフロートねじ6は前進して各爪
5を前方へと移動させる。この結果、翼片51をガイド
ブロック7とテーパブッシュ25内周面との間に位置さ
せている各爪5は、径方向における中心へと集まり、ツ
ール4の締め付けを行なう。 ビスを緩める作業を行なう時には、シャフト1外周面に
接しているニードリローラ9が断面くさび型の係合溝に
食い込む方向に動かされるために、シャフト1と回転リ
ング2との間の相対回転が阻止され、この結果、爪5が
不用意に広がってツール4が緩んでしまうようなことが
ない。 ツール4の取り外しは、シャフト1に対して回転リング
2を前記締め付けの際とは逆方向に回転させて爪5を広
げることで行なうのであるが、そのままではロック手段
によってシャフト1に対する回転リング2の回転がロッ
クされてしまうことから、回転リング2をハンドル3側
へ移動させた状態を保ちつつ、回転リング2を回すこと
で行なう。回転リング2をばね30に抗して後退させる
と、係合溝の断面積が大きくなり、ニードルローラ9が
シャフト1と回転リング2との両者に共に接する状態が
生じなくなるために、回転リング2がロックされてしま
うことはない。尚、回転リング2から手を離せば、回転
リング2はばね30による付勢で元の状態に復帰する。 させ、シャフト1の雌ねじ13,14に夫々取り付けら
れた駆動軸10とフロートねじ6とであるが、シャフト
1に対して回転リング2を回転させることでフロートね
じ6を最も後退させた時、第2図から明らかなように、
駆動軸10の先端部外周に、内径が駆動軸10の外径よ
り大きくなっているフロートねじ6の後端部がオーバー
ラップするようになっている。シャフト1と駆動軸10
との連結強度を保つことと、フロートねじ10の軸方向
移動のストロークの確保とを、短い軸方向全長で行なえ
るようになっているものであり、また、伝達トルクの関
係で所定の所定の径以上とすることが求められるシャフ
ト1の外周側ではなく、内周側にフロートねじ6がある
ために、全体としての径が大きくなってしまうというこ
ともないものである。
て動力が伝達されるシャフトと、シャフトに対して回転
自在であり且つ軸方向において結合されている回転部材
と、シャフトに螺合して回転部材とともに回転してシャ
フトに対し軸方向移動を行なうフロートねじと、このフ
ロートねじの軸方向移動に伴ない径方向移動を行なう締
め付け用の爪とを備えた締め付け具において、筒状のシ
ャフトに形成された小径雌ねじ部に螺合する駆動軸の外
径よりも、シャフトに形成された大径雌ねじ部に螺合す
る円筒状フロートねじの内径を大きくして、フロートね
じと駆動軸とを重合自在とし、一端をシャフトにおける
径の異なる雌ねじ部間の段部への当接面とし且つ一端側
に駆動軸の先端部が入り込む凹部を備えて駆動軸の先端
にねじ止めされるとともにフロートねじ内周と駆動軸の
外周との間に配されるカラーを設けていることに特徴を
有している。 以下本発明を図示実施例に基づいて詳述すると、図示例
はシャフト1と一体のハンドル3に対して、回転リング
2を回すことによって、チャックハンドルを使用するこ
となくツール4の着脱を行なえるようにしたものである
とともに、回転リング2の不用意な回転によるツール4
の緩みを防ぐために、回転リング2の回転を規制するた
めのロック手段を組み込んだものとなっている。 駆動軸10に後端が連結される金属製筒状シャフト1
は、先端にフランジを備えるとともに、その軸方向なか
ほどの外周面に後方ほど径が細くなるテーパ面11が設
けられ、更に後端部に異形断面部12が設けられてい
る。またシャフト1の前端部内周面には雌ねじ13が、
後端部内周面には雌ねじ13よりも径の小さい雌ねじ1
4が設けられている。このシャフト1の異形断面部12
外周面には、円筒状のハンドル3が圧入固定され、雌ね
じ13にはフロートねじ6が螺合し、雌ねじ14には上
記駆動軸10がねじ込まれている。 ここにおいて、駆動軸10の先端にねじ込まれる取付ね
じ85によって、シャフト1の内部にカラー8が配設さ
れている。一端がシャフト1内面の両雌ねじ13,14
間の段部に当接するこのカラー8は、後端部内面に駆動
軸10の先端部が入り込む凹部80を備えているもので
あて、シャフト1の雌ねじ13内周面との間にフロート
ねじ6のガイド溝を形成している。 ドリルビットやドライバービットであるツール4を締め
付ける複数本の爪5は、いずれも外面が傾斜面とされて
いるとともに後端に係合片50を有しており、この係合
片50を上記フロートねじ6先端に設けられた係合溝6
0に係合させている。また各爪5は円錐体状の金属製ガ
イドブロック7に形成されたスリット70に納められて
いるとともに、ガイドブロック7外面の円錐面に翼片5
1を係合させており、回転リング2におけるテーパブッ
シュ25の内部にガイドブロック7と共に納められてい
る。 回転リング2は円筒状の合成樹脂製本体部20と、同じ
く円筒状であり且つ本体部20の後部内に固定される金
属製ロック金具23と、そして上記テーパブッシュ25
とからなり、ロック金具23はその外周面に形成されて
いる溝24を、本体部20の内周面に形成されている突
起21に係合させることで、本体部20とともに回転す
るものとされている。 テーパブッシュ25は、ガイドブロック7の後端外面か
ら突出する突起71を係合させるとともに、本体部20
の内周面に形成されている突起22を係合させる溝26
を後端に備えているものであり、本体部20とテーパブ
ッシュ25とは一体に回転し、且つテーパブッシュ25
に対して本体部20及びロック金具23の軸方向移動が
自在となるようにされている。 そしてガイドブロック7の後端に先端面を当接させるシ
ャフト1の外周面と、テーパブッシュ25内周面との間
には、環状のキャップ16が配設され、またキャップ1
6とシャフト1先端のフランジとの間には四弗化エチレ
ン樹脂製のワッシャ17が配設されており、更にテーパ
ブッシュ25の後方開口端の内周面に形成されている溝
27に止め輪18が取り付けられて、キャップ16の抜
け止めがなされている。止め輪18とキャップ16とに
よって、シャフト1とテーパブッシュ25との軸方向結
合がなされているわけである。 尚、テーパブッシュ25は前述のように回転リング2の
本体部20やガイドブロック7と係合し、更にガイドブ
ロック7は爪5を介してフロートねじ6に係合している
ものであって、テーパブッシュ25はこれらの部材と共
に、シャフト1に対して回転自在となっている。またフ
ロートねじ6及び爪5はガイドブロック7に対して軸方
向に移動自在となっている。 前述のロック手段であるが、これは回転リング2の内周
面とシャフト1の外周面との間に形成される複数個の係
合溝と、各係合溝内に配設されるニードルローラ9とに
よって構成されるサイレントラチェット(フリーホイー
ル)としての一方向クラッチで形成されている。各係合
溝は、シャフト1におけるテーパ面11と、回転リング
2におけるロック金具23との間に、ロック金具23内
周面に設けた凹溝40によって形成されたもので、シャ
フト1の軸方向と直交する方向の断面がくさび型とされ
ている。 また上記ロックの解除のための手段が、上記係合溝をシ
ャフト1のテーパ面11に沿った傾斜を有するものとす
るとともに、回転リング2をシャフト1に対して軸方向
に摺動自在として、この移動により係合溝の断面積を可
変とすることによって構成されている。そして回転リン
グ2の本体部20及びロック金具23は、ハンドル3と
の間に配設されているばね30によって軸方向前方へと
付勢されている。係合溝の断面積が小さくなる方向に付
勢されているものである。 しかしてこの締め付け具において、ツール4を取り付け
るにあたっては、先端開口からツール4の後端部を差し
込み、そしてハンドル3を握りつつ、回転リング2を回
転させればよい。このツール4の取り付けのための回転
リング2の一方向回転時には、ロック手段は、回転リン
グ2とシャフト1とを切り離した状態に保持することか
ら、シャフト1に対する回転リング2の回転が妨げられ
るようなことはなく、そして回転リング2の回転ととも
に、テーパブッシュ25とガイドブロック7及びフロー
トねじ6がシャフト1に対して回転するものであり、シ
ャフト1と螺合しているフロートねじ6は前進して各爪
5を前方へと移動させる。この結果、翼片51をガイド
ブロック7とテーパブッシュ25内周面との間に位置さ
せている各爪5は、径方向における中心へと集まり、ツ
ール4の締め付けを行なう。 ビスを緩める作業を行なう時には、シャフト1外周面に
接しているニードリローラ9が断面くさび型の係合溝に
食い込む方向に動かされるために、シャフト1と回転リ
ング2との間の相対回転が阻止され、この結果、爪5が
不用意に広がってツール4が緩んでしまうようなことが
ない。 ツール4の取り外しは、シャフト1に対して回転リング
2を前記締め付けの際とは逆方向に回転させて爪5を広
げることで行なうのであるが、そのままではロック手段
によってシャフト1に対する回転リング2の回転がロッ
クされてしまうことから、回転リング2をハンドル3側
へ移動させた状態を保ちつつ、回転リング2を回すこと
で行なう。回転リング2をばね30に抗して後退させる
と、係合溝の断面積が大きくなり、ニードルローラ9が
シャフト1と回転リング2との両者に共に接する状態が
生じなくなるために、回転リング2がロックされてしま
うことはない。尚、回転リング2から手を離せば、回転
リング2はばね30による付勢で元の状態に復帰する。 させ、シャフト1の雌ねじ13,14に夫々取り付けら
れた駆動軸10とフロートねじ6とであるが、シャフト
1に対して回転リング2を回転させることでフロートね
じ6を最も後退させた時、第2図から明らかなように、
駆動軸10の先端部外周に、内径が駆動軸10の外径よ
り大きくなっているフロートねじ6の後端部がオーバー
ラップするようになっている。シャフト1と駆動軸10
との連結強度を保つことと、フロートねじ10の軸方向
移動のストロークの確保とを、短い軸方向全長で行なえ
るようになっているものであり、また、伝達トルクの関
係で所定の所定の径以上とすることが求められるシャフ
ト1の外周側ではなく、内周側にフロートねじ6がある
ために、全体としての径が大きくなってしまうというこ
ともないものである。
以上のように本発明においては、フロートねじと駆動軸
との重合によって軸方向寸法を短くすることができる上
に、伝達トルクの関係で所定の径以上とすることが求め
られるシャフトの内周側にフロートねじを配置するため
に、全体の径も抑えることができるものであり、さらに
共にシャフトに螺合するフロートねじと駆動軸とを重合
自在としているものの、カラーを設けているために、シ
ャフトへの駆動軸の固定も確実に行うことができるもの
である。
との重合によって軸方向寸法を短くすることができる上
に、伝達トルクの関係で所定の径以上とすることが求め
られるシャフトの内周側にフロートねじを配置するため
に、全体の径も抑えることができるものであり、さらに
共にシャフトに螺合するフロートねじと駆動軸とを重合
自在としているものの、カラーを設けているために、シ
ャフトへの駆動軸の固定も確実に行うことができるもの
である。
第1図は本発明一実施例の破断正面図、第2図は同上の
断面図、第3図(a)(b)は同上の分解斜視図と斜視図、第
4図は従来例の破断正面図であって、1はシャフト、2
は回転リング、3はハンドル、4はツール、5は爪、6
はフロートねじ、8はカラー、10は駆動軸、13,1
4は雌ねじを示す。
断面図、第3図(a)(b)は同上の分解斜視図と斜視図、第
4図は従来例の破断正面図であって、1はシャフト、2
は回転リング、3はハンドル、4はツール、5は爪、6
はフロートねじ、8はカラー、10は駆動軸、13,1
4は雌ねじを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】駆動軸に連結されて動力が伝達されるシャ
フトと、シャフトに対して回転自在であり且つ軸方向に
おいて連結されている回転部材と、シャフトに螺合して
回転部材とともに回転してシャフトに対し軸方向移動を
行なうフロートねじと、このフロートねじの軸方向移動
に伴ない径方向移動を行なう締め付け用の爪とを備えた
締め付け具において、筒状のシャフトに形成された小径
雌ねじ部に螺合する駆動軸の外径よりも、シャフトに形
成された大径雌ねじ部に螺合する円筒状フロートねじの
内径を大きくして、フロートねじと駆動軸とを重合自在
とし、一端をシャフトにおける径の異なる雌ねじ部間の
段部への当接面とし且つ一端側に駆動軸の先端部が入り
込む凹部を備えて駆動軸の先端にねじ止めされるととも
にフロートねじ内周と駆動軸の外周との間に配されるカ
ラーを設けていることを特徴とする締め付け具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61148464A JPH0651243B2 (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 締め付け具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61148464A JPH0651243B2 (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 締め付け具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS637203A JPS637203A (ja) | 1988-01-13 |
JPH0651243B2 true JPH0651243B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=15453332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61148464A Expired - Lifetime JPH0651243B2 (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 締め付け具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651243B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BRPI0607725B1 (pt) | 2005-02-15 | 2017-07-04 | Nippon Shokubai Co., Ltd | Water absorption agent, water absorption article and method for the production of an agent for water absorption |
TWI383008B (zh) | 2005-08-17 | 2013-01-21 | Nippon Catalytic Chem Ind | 吸水性樹脂之製造方法及吸水性樹脂以及其利用 |
JP5719078B1 (ja) | 2014-07-11 | 2015-05-13 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂の製造方法 |
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Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5743905U (ja) * | 1980-08-26 | 1982-03-10 |
-
1986
- 1986-06-25 JP JP61148464A patent/JPH0651243B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS637203A (ja) | 1988-01-13 |
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