JP2683319B2 - コンベア - Google Patents

コンベア

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JP2683319B2
JP2683319B2 JP6134593A JP13459394A JP2683319B2 JP 2683319 B2 JP2683319 B2 JP 2683319B2 JP 6134593 A JP6134593 A JP 6134593A JP 13459394 A JP13459394 A JP 13459394A JP 2683319 B2 JP2683319 B2 JP 2683319B2
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magnetic
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driven
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晃次 横山
孝幸 花岡
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  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数のローラを並列
して搬送面を構成し、上記各ローラを駆動機構により回
転駆動させるコンベアに関し、さらに詳しくは、ローラ
の駆動機構の動力伝達を永久磁石の磁力を利用して行な
うコンベアの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数のローラを並列して搬送面を
構成し、上記各ローラを永久磁石の磁力を利用した駆動
機構により回転駆動させるコンベアとしては、特願平5
−290512号がある。
【0003】上記コンベアは、多数のローラを並列して
搬送面を構成すると共に、上記ローラを駆動機構よっ
て回転駆動させるコンベアである。上記駆動機構は、図
10及び図11にて示すように、長軸状に形成される駆
動磁気車101と、この駆動磁気車101の軸方向に沿
って間隔をおきながら配置する多数の従動磁気車102
とから構成し、各従動磁気車102を各ローラの端部に
取付てある。各従動磁気車102は駆動磁気車101
に対して軸芯を直角に交差せしめると共に、各従動磁気
車102と駆動磁気車101の周面同士を非接触状態に
て近接させた状態で軸支してある。そして、上記駆動磁
気車101の周面に永久磁石のN極帯101nとS極帯
101sとを螺旋状に設けると共に、各従動磁気車10
2の周面に沿って永久磁石のN極帯102nとS極帯1
02sとを交互に設け、上記各従動磁気車102におけ
るNS両極帯102n,102sの周方向のピッチと、
駆動磁気車101におけるNS両極帯101n,101
sの螺旋ピッチとを対応させてある。
【0004】上記したように構成した駆動機構において
は、両磁気車101,102間のN極帯101n,10
2nとS極帯102s,101sとは最接近した状態で
吸引し合う状態を常に維持しようとする。従って、従動
磁気車102側に視点を置いた状態で、駆動磁気車10
1を回転駆動させると、駆動磁気車101のNS両極帯
の範囲は回転に伴って軸方向へ順次移動することにな
る。一方、各従動磁気車102はNS両極帯102n,
102sを周面に沿って交互に設けてあるため、上記駆
動磁気車101のNS両極帯101n,101sの移動
を追って周面のNS両極帯102n,102sが連続的
に移動し、これにより各従動磁気車102が追動して回
転し、各ローラが同方向へ向けて同時に回転する。
【0005】以上の如き駆動機構を具備するコンベア
は、駆動磁気車101から各従動磁気車102に対する
回転駆動力の伝達を、永久磁石の磁力を利用して非接触
状態のまま行なう。従って、ベルトを用いて回転駆動す
る一般的なコンベアのように、ベルトの摩耗や発塵、接
触騒音、接触抵抗を発生することが一切なく、ローラの
多軸同時回転に伴う回転駆動力の伝達を極めてスムース
に行なうことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したコ
ンベアにおいて、駆動磁気車101自体の回転駆動は、
駆動磁気車101の隣に駆動モータ105を設置し、該
モータ105の出力軸に設けたプーリ106と上記駆動
磁気車101に設けたプーリ107との間に動力伝達ベ
ルト108を掛け渡すことにより行なっている(図
)。しかし、上記したような動力伝達構造では、プー
リ107を設けた部分の上方に対し、駆動磁気車101
の磁力が作用しなくなることから、上記プーリ107の
上方に従動磁気車102を設けても、その箇所のローラ
を回転させることができなかった。従って、上記したよ
うなコンベアにおいては、コンベア搬送面の一部に回転
しないローラができることになり、よって、小型のワー
クなどを搬送することができなくなる不具合が生じてい
た。
【0007】本発明の目的は、上記したように構成され
るコンベアにおいて、駆動モータから駆動磁気車に対す
る動力伝達を、支障なく、且つベルト等を使用せず合理
的に行なえる手段を具備せしめることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
為に、本発明は、多数のローラを並列して構成した搬送
面と、上記ローラを回転駆動せしめる駆動機構とを具備
し、上記駆動機構は、駆動モータからの動力伝達により
回転駆動する長軸状の駆動磁気車と、この駆動磁気車の
軸芯方向に沿って上記ローラ間隔と対応する間隔をおき
ながら配置する多数の従動磁気車とから構成し、上記駆
動磁気車の軸芯に対し各従動磁気車の軸芯を交差せし
め、各従動磁気車と駆動磁気車の周面同士を非接触状態
にて近接させ、これら従動磁気車を上記各ローラの軸端
部に対し個々に接続し、且つ、上記駆動磁気車の周面に
永久磁石のN極帯とS極帯とを螺旋状に設けると共に、
各従動磁気車の周面に沿って永久磁石のN極帯とS極帯
とを交互に設け、上記各従動磁気車におけるNS両極帯
の周方向のピッチと、駆動磁気車におけるNS両極帯の
螺旋ピッチとを対応させて成るコンベアにおいて、前記
駆動磁気車と平行して長軸状の動力磁気車を配設すると
共に、該動力磁気車の周面を駆動磁気車の周面に対して
非接触状態にて近接させ、上記動力磁気車の周面に沿っ
て永久磁石のN極帯とS極帯とを螺旋状に設け、その螺
旋ピッチを上記駆動磁気車の螺旋ピッチと対応させ、且
つ上記動力磁気車の端部に駆動源の出力軸を接続してな
るものである。
【0009】
【作用】以上の手段によれば、コンベアの搬送面におい
て並列する各ローラは駆動機構により回転駆動される。
駆動機構は、長軸状に形成される駆動磁気車と、この駆
動磁気車の軸方向に沿って、ローラ間隔と対応する間隔
をおきながら配置する多数の従動磁気車とからなり、各
従動磁気車は上記した各ローラの軸端部に対して個々に
接続してある。駆動磁気車の周面には永久磁石のN極帯
とS極帯とが螺旋状に設けられ、また、各従動磁気車の
周面に沿っては永久磁石のN極帯とS極帯とが交互に設
けられている。そして、各従動磁気車は駆動磁気車の軸
芯に対して交差し、互いの周面を非接触状態にて近接さ
せた状態で軸支されている。
【0010】駆動磁気車のNS両極帯は周面に沿って螺
旋状に設けてあり、この極帯の螺旋ピッチは各従動磁気
車のNS両極帯のピッチに対応させてある。これによ
り、両磁気車間のN極帯とS極帯とは最接近した状態で
吸引し合う状態を常に維持しようとする。従って、従動
磁気車側に視点を置いた状態で、駆動磁気車を回転駆動
させると、駆動磁気車のNS両極帯の範囲は回転に伴っ
て軸方向へ順次移動する。一方、各従動磁気車はNS両
極帯を周面に沿って交互に設けてあるため、上記駆動磁
気車のNS両極帯の移動を追って周面のNS両極帯が連
続的に移動し、これにより各磁気車が追動して回転し、
各ローラが同方向へ向けて同時に回転する。
【0011】上記駆動磁気車に対しては、動力磁気車が
平行に配置され、該動力磁気車の端部に駆動源の出力軸
が接続されている。上記動力磁気車の周面に沿っては、
永久磁石のN極帯とS極帯とが螺旋状に設けられてお
り、このNS両極帯の螺旋ピッチと上記駆動磁気車のN
S両極帯の螺旋ピッチとが対応させてある。従って、駆
動源の駆動により動力磁気車が回転すると、その周面に
沿って設けたNS両極体の螺旋が軸方向へ向けて一定の
ピッチで連続的に移動する。一方、上記動力磁気車と平
行した状態で近接する駆動磁気車の外周に設けられるN
S両極体は両磁気車周面の近接部分において上記伝達用
磁気車におけるNS両極体と吸引し合っている。よっ
て、動力磁気車の回転駆動によりNS両極の螺旋が回転
し、上記近接部分におけるNS両極体の位置が軸方向に
移動すると、これを追って駆動磁気車間のNS両極体の
螺旋が回転移動し、動力磁気車の回転駆動が駆動磁気車
に対して伝達される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1乃至図3にて示すローラコンベアは、コン
ベア本体5上面に沿って多数のローラ3を並列させるこ
とにより搬送面a1を構成し、上記各ローラ3をコンベ
ア本体5内の一側に沿って設けた駆動機構a2により、
多軸同時回転することにより、搬送面a1上に載せた搬
送物を搬送するように構成してある。
【0013】コンベア本体5は底面板53の左右両側部
に側板51,52を立設することにより構成し、上記左
右両側板51,52の上辺部間にわたって多数本のロー
ラ3を水平に架設すると共に、各ローラ3の両端部を側
板51,52の上辺部分で各々軸受けすることにより回
転自在に支持してある。上記したように支持される各ロ
ーラ3は同一平面上において若干の隙間を介して並列し
た状態で搬送面a1を構成している。上記各ローラ3
は、図3にて示すように回転軸3aの外周に短筒状の単
位ローラ3bを嵌合して構成し、回転軸3aの一端に各
々駆動機構a2の従動磁気車2が装着固定してある。駆
動機構a2は、コンベア本体5内の一端部に設けた駆動
モータ4からの駆動力を後述する動力磁気車7を介して
受けることにより回転し、この回転駆動力を各ローラ3
に伝達して多軸同時回転させるものであり、コンベア本
体5一側部に沿って軸支される駆動磁気車1と、各ロー
ラ3の一端に装着され上記駆動磁気車1の直上に沿って
多数配置される従動磁気車2とから構成してある。
【0014】駆動磁気車1は3本の磁気車部材11,1
2,13を軸受部61,62を介して接続一体化するこ
とにより1本の長軸として構成してある。また、駆動磁
気車1は、図2にて示すように側板52の略全長に沿っ
て水平に配置した状態において、中間部2箇所の接続部
と他端部を、側板52に対して上下調節移動可能に設け
た軸受け部61,62,63によって軸受し、回転自在
に支持してある。従って、上記駆動磁気車1一端部を構
成する磁気車部材11は、上記軸受部61から水平に突
出し、片持状態で支持されている。上記駆動磁気車1と
各従動磁気車2相互は、図4にて示すように、両者の軸
芯1a,2aが直交する状態で軸支され、且つ両磁気車
1,2の周面が比較的小さな間隙を介し、非接触状態で
近接する位置関係にある。
【0015】駆動磁気車1を構成する各磁気車部材1
1,12,13はMn −Al 磁石等の永久磁石からな
る。そして、軸形に形成した各磁気車部材11,12,
13の周面にN極帯1nとS極帯1sとを螺旋状に着磁
することにより、上記各磁気車部材11,12,13を
接続して構成される駆動磁気車1の全長にわたって上記
NS両極帯1n,1sが螺旋状に連続的に形成されるよ
うに構成してある。一方、ローラ3の一端に装着固定さ
れる各従動磁気車は、上記駆動磁気車1と同様な永久磁
石から成り、短軸状に形成した柱状体の周面を円周方向
に等間隔をおいて分割し、これら各帯状の区間に永久磁
石のN極帯2nとS極帯2sを交互に着磁することによ
り構成してある。また、上記NS両極帯1n,1sの軸
方向のピッチ、即ち螺旋ピッチは、従動磁気車2が備え
るNS両極帯2n,2sの円周方向のピッチと一致させ
てある。
【0016】尚、上記実施例においては柱状体の周面を
4分割しているが、NS両極帯2n,2sを交互に着磁
することができる分割数であればよく、分割の数は4分
割に限定するものではない。また、上記した両磁気車
1,2は柱状体の周面を着磁することにより極帯1n,
1s,2n,2sを構成したが、両磁気車1,2は、柱
状体の周面に単体の永久磁石を止着することにより極帯
1n,1s,2n,2sを構成しても、若しくは柱状体
の周面に沿ってゴム磁石やプラスチック磁石等を巻き付
けることにより極帯1n,1s,2n,2sを構成して
もよい(図示せず)。
【0017】上記したように、駆動機構a2にあって
は、駆動磁気車1のNS両極帯1n,1sは周面に沿っ
て螺旋状に着磁してある。また、上記両極帯1n,1s
の螺旋ピッチは各従動磁気車2のNS両極帯2n,2s
のピッチに対応させてあるため、両磁気車1,2間のN
極帯とS極帯1n,2s/1s,2nとは磁界による吸
引力により常時最接近した状態を維持しようとする(図
4)。よって上記状態から駆動磁気車1を回転駆動させ
ると、螺旋状に構成されるNS両極帯1n,1sの範囲
は回転に伴って駆動磁気車1の軸方向へ向けて連続的に
移動する。一方、各従動磁気車2は上記駆動磁気車1と
軸芯2aが直交し、且つNS両極帯2n,2sを周面に
沿って交互に配置してあるため、上記した如き駆動磁気
車1のNS両極帯1n,1sの移動を追って周面のNS
両極帯2n,2sが次々と移動して回転することにな
る。
【0018】これによれば、駆動磁気車1の回転駆動が
各従動磁気車2に対して伝達され、各従動磁気車2が駆
動磁気車1の回転に伴って同期した状態で追動回転し、
搬送面a1上の各ローラ3が各々同一方向へ向けて回転
することになる。また、駆動磁気車1を逆方向に回転さ
せると、各従動磁気車2も逆方向に回転すことにな
る。尚、上記した各従動磁気車2同士の間隔を小さくし
過ぎると、並列する各従動磁気車2の間で磁界の干渉を
生じて各従動磁気車2の回転が正常に行なわれなくなる
ことがある。これに対応する為に、上記ローラコンベア
にあっては、各従動磁気車2同士の間に磁性体板cを介
在させ、これにより、各従動磁気車2間の磁界の干渉を
防止し、支障なく多軸同時駆動が行なえるようにしてあ
る。また、磁性体板cを使用しなくとも、各磁気車2の
直径を出来るだけ細くすることにより、各磁気車2間の
距離を実質的広げることにより、磁界の干渉を防止す
ることも可能である。
【0019】ところで、上記駆動磁気車1に対しては、
長軸状に形成した動力磁気車7を平行に配置してある。
動力磁気車7は、駆動モータ4の回転駆動力を上記駆動
磁気車1に対して伝達するものであり、駆動磁気車1と
同様に永久磁石から構成し、駆動磁気車1よりも幾分短
い長さに形成した柱状体の周面に沿って、永久磁石のN
極帯7nとS極帯7sとを螺旋状に設けると共に、NS
両極帯7n,7sの螺旋ピッチを駆動磁気車1両極帯1
n,1sの螺旋ピッチと同一とし、且つ螺旋方向を駆動
磁気車1と逆に構成してある。そして、上記動力磁気車
7は、両端部を軸受71,72により軸受し、両磁気車
1,7の周面同士を非接触状態にて近接させてある。ま
た、上記動力磁気車7の一端には駆動モータ4の出力軸
4aを接続し、所定の速度にて回転駆動するように構成
してある。
【0020】上記した動力磁気車7が駆動モータ4の駆
動により正回転(図4に示す矢印方向)すると、動力磁
気車7の周面に沿って設けたNS両極体7n,7sの螺
旋が軸方向へ向けて(図4中において左下方へ向けて)
一定の速度にて連続的に移動する。一方、上記動力磁気
車7と近接する駆動磁気車1の外周には前記したように
螺旋方向が逆となるNS両極体1n,1sが設けられて
おり、このNS両極体1n,1sが両磁気車1,7周面
の近接部分において上記動力磁気車7におけるNS両極
体7n,7sと吸引し合っている。
【0021】よって、駆動モータ4の回転駆動により、
動力磁気車7のNS両極7n,7sの螺旋が回転し、両
磁気車1,7近接部分におけるNS両極体7n,7sの
位置が軸方向に移動すると、これを追って駆動磁気車1
のNS両極体1n,1sの螺旋が回転移動し、駆動磁気
車1が動力磁気車7とは逆方向に回転する。上記した如
く駆動磁気車1が回転すると、前記したように各従動磁
気車2が同時に回転し、各ローラ3が同期した状態で回
転する。
【0022】上記動力磁気車7は駆動磁気車1に対して
必要なトルクを確実に伝達させる為に所定の長さを確保
する必要があり、要求されるトルクに応じて長さが増減
し、上記駆動磁気車1より短くなる場合や、あるいは駆
動磁気車1と同じ長さを必要とする場合もある。尚、上
記した動力磁気車7は、柱状体の周面を着磁することに
より極帯7n,7sを構成したが、動力磁気車7は、柱
状体の周面に永久磁石を螺旋状に止着することにより極
帯7n,7sを構成しても、若しくは柱状体の周面に沿
ってゴム磁石やプラスチック磁石等を螺旋状に巻き付け
ることにより極帯7n,7sを構成してもよい(図示せ
ず)。
【0023】また、上記した実施例における動力磁気車
7は、NS両極帯7n,7sの螺旋方向を駆動磁気車1
の極帯1n,1sの螺旋方向と逆になるように構成した
が、動力磁気車7の外周に形成するNS両極帯は、図5
にて示す動力磁気車7’の極帯7n’,7s’のように
螺旋方向を駆動磁気車1の方向と同一にしてもよい。こ
の場合、動力磁気車7’を回転させた際における螺旋の
進方向が前記した動力磁気車7と逆になるので、駆動磁
気車1は動力磁気車7’の回転方向と同じ方向に回転す
ることになる。
【0024】次に図6及び図7にて示す実施例のローラ
コンベアを説明する。このコンベアは、図1乃至図3に
て示したローラコンベアと基本構造を同じくして構成さ
れるが、駆動磁気車1と動力磁気車7の配置関係を変更
してある。図7及び図8にて示すように本実施例のロー
ラコンベアは、駆動磁気車1の軸芯1aの真下に動力磁
気車7の軸芯7aが位置するように配置し、平行する両
磁気車1,7の周面同士が非接触状態で近接するように
構成してある。また、上記動力磁気車7は駆動磁気車1
端部の磁気車部材13と同じ長さとして、磁気車部材1
3の範囲に平行状に設置し、両端部を軸受部82,83
にて軸受してある。軸受部82,83は、動力磁気車7
の両端部と共に、駆動気車1の中間部と端部とを一緒
に軸受するように構成してあり、これにより部品点数の
低減を図っている。上記動力磁気車7の一端には駆動モ
ータ4の出力軸4aを接続し、同モータ4により動力磁
気車7を回転駆動する。
【0025】また、上記ローラコンベアは、図9にて示
すように、側板52の上辺に沿って取付た帯板54に
沿って磁性体板55が設けてある。磁性体板55は、駆
動磁気車1及び同磁気車1に沿って配置される従動磁気
車2の上を覆うように配設してある。上記磁性体板55
は、駆動磁気車1及び従動磁気車2から上方へ向けて発
生する磁力を遮断し、コンベア搬送路a1上を搬送され
る搬送物に対する磁力の影響を低減するものである。搬
送物の中には、例えばフロッピーディスク等磁力を嫌う
ものもあるが、上記した磁性体板55により搬送路a1
に対する磁力を低減することにより搬送物に対する懸念
をなくすことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したも
のであるから、長軸状の駆動磁気車に沿ってローラ軸端
に接続される多数の従動磁気車を並列して構成した駆動
機構を具備するコンベアにおいて、上記駆動磁気車と平
行に動力磁気車を配置し、駆動モータによ回転する動
力磁気車から駆動磁気車に対する回転動力の伝達を、両
磁気車間に作用する磁力を利用して行なうものである。
従って、従来のもののように、駆動磁気車に動力伝達用
のベルトプーリを設けた為に、その上方部に設けた従動
磁気車が回転しなくなる問題を解消し、駆動磁気車の全
長にわたって設けた全部の従動磁気車を安定して回転さ
せることができるようになる。
【0027】また、駆動モータと駆動磁気車との間の動
力伝達を、非接触状態で行なうことができるので、従来
のようにベルトを使用して動力の伝達を行なっていたも
のと比較すると、機械的な摩耗や発塵がなく、また、ベ
ルトを廃したため、ベルト切断等の不具合もなく、メン
テナンスも不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したローラコンベアを一部切
欠して示す平面図。
【図2】 図1におけるII-II 線断面図。
【図3】 図1におけるIII-III 線断面図。
【図4】 駆動磁気車と従動磁気車と動力磁気車を示
す斜視図。
【図5】 動力磁気車の螺旋方向を駆動磁気車と同一
とした実施例の駆動磁気車と従動磁気車と動力磁気車を
示す斜視図。
【図6】 駆動磁気車の真下に動力磁気車を配置した
ローラコンベアを示す縦断面図。
【図7】 図5におけるVII-VII 線断面図。
【図8】 同ローラコンベアの駆動磁気車と従動磁気
車と動力磁気車を示す斜視図。
【図9】 同コンベアの駆動磁気車と従動磁気車部分
を示す部分断面図。
【図10】 従来のコンベアを一部切欠して示す平面
図。
【図11】 駆動磁気車と従動磁気車と動力磁気車を
示す斜視図。
【図12】 同ローラコンベアの縦断正面図。
【符号の説明】
1・・・駆動磁気車 a1・・・搬送面 a2・・・駆動機構 1・・・駆動磁気車 1n・・・N極帯 1s・・・S極帯 2・・・従動磁気車 2n・・・N極帯 2s・・・S極帯 3・・・ローラ 4・・・駆動モータ 7・・・動力磁気車 7n・・・N極帯 7s・・・S極帯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のローラを並列して構成した搬送
    面と、上記ローラを回転駆動せしめる駆動機構とを具備
    し、上記駆動機構は、駆動モータからの動力伝達により
    回転駆動する長軸状の駆動磁気車と、この駆動磁気車の
    軸芯方向に沿って上記ローラ間隔と対応する間隔をおき
    ながら配置する多数の従動磁気車とから構成し、上記駆
    動磁気車の軸芯に対し各従動磁気車の軸芯を交差せし
    め、各従動磁気車と駆動磁気車の周面同士を非接触状態
    にて近接させ、これら従動磁気車を上記各ローラの軸端
    部に対し個々に接続し、且つ、上記駆動磁気車の周面に
    永久磁石のN極帯とS極帯とを螺旋状に設けると共に、
    各従動磁気車の周面に沿って永久磁石のN極帯とS極帯
    とを交互に設け、上記各従動磁気車におけるNS両極帯
    の周方向のピッチと、駆動磁気車におけるNS両極帯の
    螺旋ピッチとを対応させて成るコンベアにおいて、前記
    駆動磁気車と平行して長軸状の動力磁気車を配設すると
    共に、該動力磁気車の周面を駆動磁気車の周面に対して
    非接触状態にて近接させ、上記動力磁気車の周面に沿っ
    て永久磁石のN極帯とS極帯とを螺旋状に設け、その螺
    旋ピッチを上記駆動磁気車の螺旋ピッチと対応させ、且
    つ上記動力磁気車の端部に駆動源の出力軸を接続してな
    るコンベア。
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