JP2682331B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JP2682331B2
JP2682331B2 JP4113802A JP11380292A JP2682331B2 JP 2682331 B2 JP2682331 B2 JP 2682331B2 JP 4113802 A JP4113802 A JP 4113802A JP 11380292 A JP11380292 A JP 11380292A JP 2682331 B2 JP2682331 B2 JP 2682331B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真法、静電記録法
等において形成される静電潜像を現像するために使用さ
れる静電荷像現像用トナーに関し、より詳しくは特定の
物質を含有せしめて成る静電荷像現像用正荷電性トナー
及び静荷電像現像用負荷電性トナーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子複写機等で使用される現像剤は、そ
の現像工程において、例えば静電荷像が形成されている
観光体等の像担持体に一旦付着され、次に転写工程にお
いて感光体から転写紙に転写された後、定着工程におい
てコピー紙面に定着される。その際、潜像保持面上に形
成される静電荷像を現像するための現像剤として、キャ
リアとトナーから成る二成分系現像剤およびキャリアを
必要としない一成分系現像剤(磁性トナー、非磁性トナ
ー)が知られている。該現像剤に含有されるトナーとし
ては、正荷電性トナー負荷電性トナーがあり、従来より
正荷電性トナー帯電性を付与するものとしては、ニグロ
シン系染料、4級アンモニウム塩等トナーへの添加剤と
しての帯電制御剤やキャリアに所定の帯電性を付与する
コーティング剤等が知られており、一方、負帯電性を付
与するものとしては、含金アゾ染料等の帯電制御や無機
微粉末、有機微粉末、及びキャリアのコーティング剤等
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の帯電制御剤の帯電性付与効果は必ずしも満足でき
るものではなく、適度な帯電性を環境等によらず安定的
に示し、且つその帯電の経時変化が好ましい形態を示す
トナーを得るのは難しかった。特に連続複写時には、カ
ブリという画像汚れが発生し、或は安定したコピー濃度
が得られない点や、トナー飛散が問題となっている。
又、通常温湿度環境下から低温低湿環境下に変化した場
合に画像濃度の低下が著しく、安定した画像濃度が得ら
れない点が問題になっていた。
【0004】本発明者らはかかる課題を解決すべく鋭意
検討した結果、トナー粒子に特定の化合物粉末と所定の
比表面積を有する特定の無機微粉末を添加することによ
り、好ましい帯電特性を示し、特に画像濃度の環境依存
性に優れたトナーが得られることを見い出し、本発明に
到達した。即ち、本発明の目的は、画像濃度が高く、安
定性が良好で、トナー飛散が少なく、かぶり等の画像汚
れが少なく、寿命安定性に優れた静電荷像現像用トナー
を提供することにある。更に本発明の他の目的は、画質
が優れ、画質の経時変化が少なく、しかも帯電特性に優
れた静電荷像現像用トナーを提供することにある。更に
また本発明の他の目的は、使用または保存の温度湿度な
どの環境に対して貯蔵安定性に優れ、画像変化や画質変
化の依存度が小さい静電荷像現像用トナーを提供するこ
とにある。又、本発明の目的は、通常温湿度環境下から
低温低湿環境下に変化した場合に画像濃度の低下が見ら
れず、安定した画像濃度が得られる静電荷像現像用トナ
ーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして、かかる本発明
の目的は、少なくとも樹脂と着色剤を含有するトナー粒
子、及び下記一般式(I)で示される化合物粉末、並び
に窒素吸着BET比表面積50〜500m2/gである
無機微粉末を含有することを特徴とする静電荷像現像用
トナーにより容易に達成される。
【0006】
【化2】 M11・M22・M3x・(OH)2・Ax/n・mH2O・・・・(I) (式中、M1はMg、Ca、Sr及びBaより成る群か
ら選ばれた2価金属の少なくとも1種を示し、 M2はZn、Cd、Pb及びSnより成る群から選ばれ
た2価金属の少なくとも1種を示し、 M3は3価金属を示し、Aはn価のアニオンを示し、そ
して、x、y1、y2及びmは夫々、0<x≦0.5、y
1+y2=1−x、0≦m<2の関係式を満たす正数を示
す。)
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用し得る樹脂成分としては、静電荷像現像用トナーに
適した公知の種種のものが使用できる。例えば、ポリス
チレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレ
ン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プ
ロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ス
チレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共
重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチ
レン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル
酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合
体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体及びスチレ
ン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタ
クリル酸エステル共重合体体(スチレン−メタクリル酸
メチル共重合体、ステレン−メタクリル酸エチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体及びスチレ
ン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α
−クロルアクリル酸メチル共重合体及びスチレン−アク
リロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレ
ン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合
体または共重合体)、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マレ
イン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ア
イオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、
ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、
キシレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、並びにポリ
カーボネイト樹脂等があるが、本発明に用いるのに特に
好ましい樹脂としてはスチレン系樹脂、飽和もしくは不
飽和ポリエステル樹脂及びエポキシ樹脂等が挙げること
ができる。また、上記樹脂は単独に使用するに限らず、
2種類以上併用することもできる。
【0008】更にまた、特公昭51−23354、特開
昭50−44836号公報に記載されている架橋系バイ
ンダー樹脂、或いは特公昭55−6895、特公昭63
−32180号公報に記載されている非架橋系バインダ
ー樹脂も使用できる。そして、該トナー用バインダー樹
脂のガラス転移温度は、示差熱分析装置で測定した時の
転移開始(変曲点)が50℃以上であることが好まし
い。ガラス転移温度が50℃未満の場合は、40℃以上
の高温で長時間にトナーを放置した時に、トナーの凝集
或いはトナーの固着をまき使用上問題がある。
【0009】本発明で用いる着色剤としては、従来から
用いられるものであれば特に制限されるものではなく、
任意の適当な顔料または染料が使用できる。例えば、酸
化チタン、亜鉛華、アルミナホワイト、炭酸カルシウ
ム、紺青、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、
フタロシアニングリーン、ハンザイエローG、ローダミ
ン系染顔料、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジ
ンイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタン系染
料、アントラキノン染料、モノアゾ及びジスアゾ系染顔
料などを相当するトナーの色に着色剤を単独または混合
して用いる。
【0010】着色剤の含有量は、現像により可視像を形
成することができるようトナーを着色するに十分な量あ
ればよく、例えば樹脂100重量部に対して3〜20重
量部とするのが好ましい。この他、必要に応じてトナー
熱特性、物理特性を改善する目的で助剤を少量添加して
もよく、例えば、ポリアルキレンワックス、パラフィン
ワックス、高級脂肪酸、脂肪酸アミド、金属石鹸等が使
用できる。その添加量は、トナー粒子100重量部に対
して0.1〜10重量部が好ましい。
【0011】本発明におけるトナーのうち正荷電性トナ
ーは、材料として正に帯電する傾向の強い樹脂、即ちス
チレン−ジエチルアミノエチルメタクリレート共重合体
等を用いれば必ずしも正の帯電制御剤を含有せしめる必
要はないが、通常用いられる正荷電性トナーと同様に、
感光体、現像槽を初めとする装置やキャリアの種類によ
り求められる帯電性に応じて正の帯電制御剤を含有せし
めるのが好ましい。正の帯電制御剤としては、4級アン
モニウム塩類、トリフェニルメタン化合物、ニグロシン
系染料並びにイミダゾール誘導体及びその金属錯体を初
め、公知のものを広い範囲から選択可能である。これら
の具体例を以下に記述する。 4級アンモニウム塩類 具体的には、特公平1−54694、特公平1−546
95、特公平1−54696号公報に記載の造塩化合
物、下記一般式(II)で示される化合物などが挙げら
れる。
【0012】
【化3】 [式中、R1、R2はそれぞれ置換もしくは未置換のアル
キル基または置換もしくは未置換のアラルキル基を表
し、Aは
【0013】
【化4】 (式中、R3、R4はそれぞれ水素原子、アルキル基、水
酸基またはアミノ基を表す。)を表す。]
【0014】トリフェニルメタン化合物 具体的には、特開昭51−11455、特公昭63−5
7787、特公表平2−501506号公報に記載の化
合物などが挙げられる。 ニグロシン系染料 具体的には例えば、オリエント化学(株)製ボントロン
Nシリーズ、オリエントスピロンブラックAB、オリエ
ントスピロンブラックSB、オリエントブラックBS、
ソルベントブラック#5、ニグロシンベースEX、ソル
ベントブラック#7、住友化学(株)製スピリットブラ
ックNo.850、スピリットブラックNo.900等
が挙げられる。 イミダゾール類(イミダゾール誘導体、またはイミダ
ゾール類の金属錯体) 具体的には、特開平3−119364、特開平3−20
2856、特開平3−217851、特開平3−217
852、特開平3−217853号公報に記載の化合物
などが挙げられる。
【0015】また、負荷電性トナーには、複写機・キャ
リア等の種類により、求められる帯電性に応じて公知の
帯電制御剤、例えば、Cr、Co、等の含金アゾ染料、
Cr、Al、Zn等のサリチル酸金属錯体及びアルキル
サリチル酸金属錯体等を含有してもよい。一般に上記帯
電制御剤は、平均粒径が0.01〜10μm、より好ま
しくは0.1〜5μmの範囲の粒径としてトナー調整に
供することが好ましい。上記帯電制御剤をトナーに含有
させる方法としては、トナー内部に添加する方法と外添
する方法とがある。内添する場合、これらの化合物の使
用量は前記バインダー樹脂100重量部に対して通常
0.05〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部
の範囲で用いられる。また、外添する場合、バインダー
樹脂100重量部に対して0.01〜10重量部が好ま
しい。
【0016】本発明の静電荷像現像用トナーは、前記一
般式(I)で表される特定化合物及び所定非表面積の特
定無機微粉末をトナー粒子と共に含有することをその特
徴とする。トナー粒子に一般式(I)で表される化合物
粉末のみ含有した場合には、トナーに充分な流動性を付
与することができず、トナー貯蔵安定性の悪化、トナー
補給性能の悪化などの問題が生じやすく、更に正荷電性
トナーでは帯電量が上昇して画像濃度の低下などを引き
起こし、或いは負荷電性トナーでは帯電量が低下してカ
ブリの悪化などを引き起こし画像特性に悪影響を与える
傾向にある。
【0017】また、トナー粒子に特定の無機微粉末のみ
含有した場合には、トナーの流動性は良好であるが、ト
ナーの帯電立ち上がり特性が悪化して機内のトナー飛散
が増大したり、カブリの悪化などを引き起こし問題があ
る。尚、本発明者らは以前に本願の化合物(I)に類似
した化合物として、Mg6Al2(OH)13CO3・4H2
Oなどの塩基性マグネシウム・アルミニウム・ハイドロ
オキシ・カーボネート・ハイドレート粉末を含有するト
ナーを提案しているが(特開平3−7949号公報)、
一般式(I)で表される化合物は、他のこれに類似した
化合物に比べ熱的に強いという性質を有しており、よっ
て、該化合物の粉末を含有したトナーは熱処理や、高温
長時間の保存、使用において耐熱性を有する。更に、環
境依存性に優れ、特に低温低湿時の画像濃度の変化量が
小さく優れている。
【0018】該式(I)に於て、M1はMg、Ca、S
r及びBaより成る群からえらばれた2価金属の少なく
とも一種であればよく、適宜に選択できるが、これらの
中でも好ましい例としては、Mg、Ca、MgとCa、
MgとSr、MgとBa、などを例示できる。Mgもし
くはMgとCaをより好ましい例として挙げることがで
きる。又、式(I)に於て、M2はZn、Cd、Pb及
びSnより成る群からえらばれた2価金属の少なくとも
一種であればよく、適宜に選択できるが、これらの中で
も好ましい例としては、Zn、Cd、Pb、ZnとC
d、などを例示できる。Zn及び/又はCdをより好ま
しい例として挙げることができる。更に、式(I)に於
て、M3は3価金属であって、例えば、Al、Bi、I
n、Sb、B、Tiなどを例示できる。これらの中でも
Alをより好ましく例示できる。
【0019】さらに又、式(I)に於て、Aはn価のア
ニオンを示し、例えばCO3 2-、OH-、HCO3 -、サリ
チル酸イオン-、クエン酸イオン3-、酒石酸イオン2-
NO 3 -、I-、(OOC−COO)2-、[Fe(C
N)64-などを例示することができる。これらの中で
もより好ましい例としては、CO3 2-、OH-を挙げるこ
とができる。上記式(I)に於て、xは0<x≦0.
5、好ましくは0.2≦x≦0.5、より好ましくは
0.2≦x≦0.4、とくには0.25≦x≦0.35
の正数であり、y1+y2は1−xに相当し、y1≧y
2を満足するのがより好ましく、とくには、y1>y2
がさらに好ましい。そしてmは0≦m例えば0≦m<2
の数である。m=0もしくはそれに近いmの小さい化合
物を得るには、脱結晶水処理したものを用いるとよい。
【0020】本発明で用いる式(I)化合物は、結晶粒
子径が約0.1〜約1μm程度が好ましく、またBET
比表面積が50m2/g以下が好ましく、更に約30m2
/g以下が好ましい。更にまた平均2次粒子径が約5μ
m以下、より好ましくは約2μm以下、とくには約1μ
m以下であるものの利用が好ましい。本発明において
は、内添して樹脂との相溶性、分散性などを更に向上さ
せ、又は外添して本発明の諸効果をさらに改善するのに
役立たせるために、式(I)の化合物を表面処理剤で表
面処理することができる。
【0021】このような表面処理剤の例としては、高級
脂肪酸類、アニオン系界面活性剤類、シラン系カップリ
ング剤類、チタネート系カップリング剤類、グリセリン
と脂肪酸のエステル類などを例示することができる。こ
のような表面処理剤の具体例としては、例えばステアリ
ン酸、オレイン酸、ラウリン酸などの如き高級脂肪酸
類;例えばステアリン酸ソーダ、オレイン酸ソーダ、ラ
ウリルベンゼンスルホン酸ソーダなどの如きアニオン系
界面活性剤類;例えばビニルトリエトキシシラン、γ−
メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、イソプロ
ピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルト
リデシルベンゼンスルホニルチタネートなどの如きシラ
ン系もしくはチタネート系カップリング剤類;例えばグ
リセリンモノステアレート、グリセリンモノオレエート
などの如きグリセリン脂肪酸エステル類;などを例示す
ることができる。好ましくは、高級脂肪酸類がよい。
【0022】表面処理剤による式(I)化合物の表面処
理は、例えば、該表面処理剤がそれ自体液状の場合、或
は例えば水、アルコール類などに溶解して液状にした場
合には、これら液状の表面処理剤と式(I)化合物粉末
もしくはその水性懸濁液を、加熱条件下もしくは非加熱
条件下に機械的に混合することによって行なうことがで
きるし、又、例えば該表面処理剤が加熱条件下に溶解す
る場合には、加熱溶解条件下に式(I)化合物と機械的
に混合することによって行なうこともできる。充分に混
合処理した後、必要に応じ、たとえば水洗、脱水、乾
燥、粉砕、分級等の手段を適宜に選択して施し、表面処
理物を得ることができる。
【0023】上述のようにして得ることのできる式
(I)化合物の表面処理物の表面処理剤の含有量は適当
に選択できるが、該式(I)化合物の重量に基いて、約
0.1〜約10重量%の如き量を例示することができ
る。式(I)化合物、式(I)におけるM1を与える成
分の少なくとも一種とM2を与える成分の少なくとも一
種とを併用するほかは、それ自体公知の手法で製造する
ことができる。更に、BET比表面積が約30m2/g
以下で平均2次粒子径が約5μm以下である式(I)化
合物は、好ましくは、上述のようにして製造できる式
(I)化合物を例えば水性媒体中で更に加熱処理して得
ることができる。この好適態様によれば、上記例示の如
き方法で得られる式(I)化合物を、たとえばオートク
レーブ中、水媒体中で、例えば約120°〜約250℃
の温度及び約5〜約40時間の如き条件下で加熱処理す
ることにより、所望のBET比表面積及び平均2次粒子
径の式(I)化合物を得ることができる。上記加熱処理
は前記BET比表面積及び平均2次粒子径条件を満足す
るようになるまで、加圧条件下に水熱処理すればよく、
高温側の採用がより好ましい。式(I)で示される化合
物の具体例としては次の(2)〜(22)などが示され
るがこれらに限定されるものではない。
【0024】
【化5】 Mg0.5 Zn0.17 Al0.33 (OH)2 (CO30.165・0.452O (2) Mg0.55 Zn0.15 Al0.3 (OH)2 (CO30.17 (3)
【0025】
【化6】
【0026】
【化7】 Mg0.6 Cd0.1 Al0.3 (OH)2 (CH3COO)0.30.342O (5) Mg0.50 Pd0.20 Al0.30 (OH)2 (CO30.10.522O (6) Mg0.50 Zn0.18 Al0.32 (OH)2 (CO30.16 (7) Mg0.38 Zn0.30 Al0.32 (OH)2 (CO30.160.22O (8) Mg0.60 Zn0.14 Al0.26 (OH)2 (CO30.13 (9) Mg0.60 Zn0.20 Al0.20 (OH)2 (CO30.100.62O (10) Mg0.50 Zn0.20 Al0.30 (OH)2 (NO30.30 (11) Mg0.5 Zn0.20 Al0.30 (OH)2 (OOCCH=CHCOO)0.15 (12) Mg0.1 Ca0.4 Zn0.2 Al0.30 (OH)2.30.252O (13) Mg0.52 Zn0.16 Al0.32 (OH)2 (CO30.160.502O (14) Mg0.48 Zn0.18 Al0.34 (OH)2(CO30.17 (15) Mg0.15 Ca0.4 Zn0.15 Al0.3 (OH)2.30.22O (16) Mg0.45 Zn0.23 Al0.32 (OH)2(CO30.16 (17) Mg0.60 Zn0.16 Al0.24 (OH)2(CO30.12 (18) Mg0.50 Zn0.25 Al0.25 (OH)2(CO30.125 (19) Mg0.48 Zn0.20 Al0.32 (OH)2(CO30.16 (20) Mg0.5 Zn0.18 Al0.32 (OH)2(CO30.16 (21) Mg0.6 Zn0.2 Al0.2 (OH)2(CO30.1 (22)
【0027】本発明における式(I)で示される化合物
は、トナーの帯電性を向上せしめる効果があり、特に現
像剤使用開始時又は再開時の帯電の立上がりを促進する
のに効果的である。
【0028】又、その使用量はトナー粒子に含まれる樹
脂100重量部に対して0.001〜1重量部、望まし
くは0.01〜1重量部とするのが好ましい。特定の無
機微粉末は、トナーに流動性改善剤としての機能を付与
し、トナーの貯蔵安定性を向上し、トナー補給性能を向
上し、更に現像剤の搬送性を向上することで画像特性を
改善することができる。そのため、無機微粉末の窒素吸
着BET比表面積は50〜500m2/gの範囲が好ま
しく、50m2/g未満ではトナーに充分な流動性改善
機能が付与できず、また50m2/gより大きいとトナ
ー同士の隔壁効果が減じ高温保存時などにトナーの凝集
・固着などを招き易く問題である。無機微粉末は、公知
の湿式法或は乾式法などで作製されるシリカ、チタン、
アルミナより1種以上選択して使用でき、好ましくはシ
リカが好適に使用できる。
【0029】更に、無機微粉末は環境依存性を改善する
ことを考慮して、公知方法により疎水化処理を施したも
のが好ましく、表面処理剤としてはシラン系カップリン
グ剤、チタネート系カップリング剤、高級脂肪酸類、ア
ニオン系界面活性剤、シリコンオイル類等を例示するこ
とができるが、好ましくはシラン系カップリング剤、シ
リコンオイルが疎水度、帯電性の面から好適であり、更
に好ましくはシラン系カップリング剤が環境依存性、流
動性の面から好適である。無機微粉末の表面処理剤とし
てシランカップリング剤を使用することは、疎水性機能
の付与度合いが高く、無機粉末の流動性改善機能に優れ
ている。シラン系カップリング剤以外の表面処理剤で
は、流動性改善機能が劣り好ましくない。
【0030】無機微粉末のシランカップリング剤による
表面処理は従来公知の方法が用いられ、例えばシランカ
ップリング剤には、オルガノアルコキシラン(メトキシ
トリメチルシラン、ジメトキシジメチルシラン、トリメ
トキシメチルシラン、エトキシトリメチルシランな
ど)、オルガノクロルシラン(トリクロルメチルシラ
ン、ジクロルジメチルシラン、クロルトリメチルシラ
ン、トリクロエチルシラン、ジクロルジエチルシラン、
トリクロルフェニルシランなど)、オルガノシラザン
(トリエチルシラザン、トリプロピルシラザン、トリフ
ェニルシラザン、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサエチ
ルジシラザン、ヘキサフェニルジシラザンなど)、オル
ガノジシラン、オルガノシラン等があり、これらは1種
或は2種以上の混合物で用いられる。シランカップリン
グ剤として好ましくは、オルガノクロルシラン、オルガ
ノシラザンである。
【0031】無機微粉末のシリコンオイルによる表面処
理は従来公知の方法が用いられ、例えばシリコンオイル
としては、一般的なストレートシリコンオイルであるジ
メチルシリコンオイル、メチルフェニルシリコンオイ
ル、メチルハイドロジェンシリコンオイル、及び変性シ
リコンオイルであるメタクリル変性シリコンオイル、ア
ルキル変性シリコンオイル、エポキシ変性シリコンオイ
ル、アミノ変性シリコンオイル等があり、1種或は2種
以上の混合物で用いられる。シリコンオイルとして好ま
しくは、ストレートシリコンオイルである。無機微粉末
の混合量は、トナー100重量部に対して0.005〜
7重量部が好ましく、更には0.01〜5重量部が好適
である。無機微粉末が0.005重量部未満だと流動性
改善効果がなく、また7重量部より多いと遊離した無機
粉末により感光体にフイルミングが発生したり、キャリ
アに付着したりして帯電機能劣化等の障害を引き起こし
好ましくなく、更にまた正荷電性トナーの場合には帯電
量の著しい低下を招き、カブリの悪化、トナー飛散量の
増大を引き起こし問題があり、負荷電性トナーの場合に
は帯電量の著しい上昇を招き、画像濃度の低下を引き起
こし問題がある。
【0032】この他、トナーの外添剤として抵抗調整
剤、研磨剤などの目的で、公知の無機微粉末、有機微粉
末、例えばマグネタイト、フェライト、導電性チタン、
酸化アンチモン、酸化錫、酸化セリウム、アクリルなど
の微粉末などを適量混合してもよく、好ましくはトナー
100重量部に対して0.005〜5重量部である。本
発明のトナーを2成分現像剤に用いる場合には、磁性キ
ャリアと混合して用いればよく、現像剤中のキャリアと
トナーの含有比は100:1〜10重量部が好ましい。
磁性キャリアとしては、粒子径20〜200μm程度の
鉄粉、フェライト粉、マグネタイト粉、磁性樹脂キャリ
アなど従来から公知のものが使用できる。また、これら
の表面に公知のシリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、フ
ッ素系樹脂、スチレン系樹脂など、或いはこれら樹脂の
混合物をコーティングしたものも好適に使用できる。
【0033】尚、本発明は正荷電性トナーとフッ素系樹
脂またはシリコーン樹脂コートされたキャリアを混合し
た現像剤を使用する際に有効に作用する。また、本発明
トナーはカプセル化トナーや重合トナー及びキャリアを
使用しない1成分系の磁性トナー或いは非磁性トナーと
しても用いることができる。トナー粒子の製造方法は、
従来から用いられている各種トナー製造法が適用できる
が、例えば一般的な例としては、まず樹脂、着色剤、ワ
ックス、帯電制御剤等を公知の混合機で均一に分散混合
し、次いで混合物を密閉式ニーダー或いは1軸または2
軸の押出機等で溶融混練し、冷却後、粉砕し、分級すれ
ばよい。混練機は連続生産できる等の優位性から近年は
1軸または2軸の押出機が主流であり、例えば神戸製鋼
所社製KTK型2軸押出機、東芝機械社製TEM型押出
機、ケイ・シー・ケイ社製2軸押出機、池貝鉄工所社製
PCM型2軸押出機、ブス社製コニーダー等がよい。
【0034】トナーの平均粒径は、3〜20μmが好適
である。更にトナーに外添処理する場合には、分級トナ
ーと外添剤をスーパーミキサー、ヘンシェルミキサー等
の高速撹拌機等で撹拌混合すればよく、必要に応じスタ
ート現像剤用トナーと補給用トナーの使用する外添剤の
種類、添加量を違えてもよい。本発明のトナーでは、例
えばトナー粒子に一般式(I)の化合物粉末と無機微粉
末を添加して撹拌混合すればよく、撹拌する回転数、時
間などの混合条件はトナー性能に合わせて適時決めれば
よい。また、無機微粉末は、凝集を少なくするために外
添作業で使用する前に予め解砕処理を施しておくと更に
よい。
【0035】また、無機微粉末(a)と無機微粉末
(b)はトナーの同時に添加して撹拌混合して固定する
か、または外添時にトナーに無機微粉末(a)と無機微
粉末(b)を別々に添加して撹拌混合して固定化すれば
よい。また、トナー外添後浮遊した外添剤がトナー中に
存在する場合には、必要に応じ振動篩い等で除去すれば
よい。2成分系のスタート現像剤は、上記までの工程で
得られたトナーとキャリアをボールミル、V型混合器等
で所定時間まで混合撹拌して作製することができる。
尚、無機微粉末のBET比表面積は市販されている窒素
吸着によるBET比表面積測定装置を用いて測定するこ
とができ、例えば、(株)島津製作所製流動式比表面積
自動測定装置(フローソープ2300形)などがある。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例
により何等制限されるものではない。尚、下記実施例
中、単に「部」とあるのはいずれも「重量部」を意味す
るものとする。トナーの外添工程前までは次の要領で黒
色トナーを得た。
【0037】
【表1】 ・ スチレン/n−ブチルアクリレート共重合樹脂 100部 (フロー軟化点127℃、ガラス転移点60℃) ・ 着色剤 カーボンブラック MA−7 5部 (三菱化成社製) ・ ポリアルキレン ビスコール550P 2部 (三洋化成社製ポリプロピレン) ・ 帯電制御剤 ボントロンP51 2部 (オリエント化学社製4級アンモニウム塩)
【0038】を配合し、連続2軸押出機を用いて混練、
粉砕し、分級して、平均粒径8μmの黒色トナーを得
た。以下、この黒色のトナーを実施例及び比較例の外添
前ベーストナーとした。
【0039】<実施例1>黒色トナー100部に対して
ジメチルジクロルシランで表面処理されたシリカ微粉末
(日本アエロジル(株)製R972、BET比表面積=
110m2/g)0.2部と化合物(2)の粉末(BE
T比表面積=15m2/g)の脂肪酸処理(処理量は3
部)された微粉末0.05部をヘンシェルミキサーにて
撹拌混合して外添処理し、トナーAを得た。得られたト
ナーA4部と平均粒子径約100μmのシリコーン系樹
脂で被覆さらたフェライトキャリア100部とを混合、
撹拌しスタート現像剤Aを作製した。次ぎに、この現像
剤Aについて有機光導電体を感光体とし、ブレードクリ
ーニング方式で、コピー速度50枚/分の複写機を用い
て、(1)通常環境試験:温度25℃、湿度60%RH
の条件下で50,000枚の実写テスト、及び(2)低
温低湿環境試験:温度10℃、湿度20%RHの条件下
で50,000枚の実写テストを実施した。尚、実写テ
ストに使用した補給トナーは上記のスタート現像剤に使
用したトナーと同じトナーとした。
【0040】(1)通常環境試験結果 初期から50,000枚までコピー黒色部の均一性、欠
けもよく及び画像濃度も高く安定したものであり、また
コピー白地部の汚れであるカブリの増加もなく、しかも
機内のトナー飛散による汚染もほとんどなく、耐久性能
に優れたトナー及び現像剤であった。更に、 (2)低温低湿環境試験結果 初期から50,000枚までコピー黒色部の濃度も比較
的に安定して高く、コピーの白地部の汚れであるカブリ
の増加がなく、また複写機内のトナー飛散による汚染も
なく良好であった。更に、通常環境時と低温低湿環境時
における現像電位と画像濃度の関係を図1に示すがほと
んど差がなかった。
【0041】<実施例2>黒色トナー100部に対して
ヘキサメチルジシラザンで表面処理したシリカ微粉末
(日本アエロジル(株)製R812、BET比表面積=
280m2/g)0.15部と化合物(2)の粉末(B
ET比表面積=15m2/g)の脂肪酸処理(処理量は
3部)された微粉末0.05部をヘンシェルミキサーに
て撹拌混合して外添処理し、トナーBを得た。その後実
施例1と同様にスタート現像剤を作製し、同様の試験
(1)(2)を実施した。その結果、(1)の通常環境
試験では実施例1と同様に良好であり、(2)の低温低
湿環境試験でも画像濃度維持性が高く、安定しており良
好であった。
【0042】<実施例3>黒色トナー100部に対して
ヘキサメチルジシラザンで表面処理したシリカ微粉末
(日本アエロジル(株)製R812、BET比表面積=
280m2/g)0.20部と化合物(2)の粉末(B
ET比表面積=15m2/g)の脂肪酸処理(処理量は
3部)された微粉末0.1部をヘンシェルミキサーにて
撹拌混合して外添処理し、トナーCを得た。その後実施
例1と同様にスタート現像剤を作製し、同様の試験
(1)(2)を実施した。その結果、(1)の通常環境
試験では実施例1と同様に良好であり、(2)の低温低
湿環境試験でも画像濃度維持性が高く、安定しており良
好であった。
【0043】<実施例4>黒色トナー100部に対して
トリクロルメチルシランで表面処理したシリカ微粉末
(徳山曹達(株)製MT−10、BET比表面積=12
0m2/g)0.20部と化合物(2)の粉末(BET
比表面積=15m2/g)の脂肪酸処理(処理量は3
部)された微粉末0.05部をヘンシェルミキサーにて
撹拌混合して外添処理し、トナーDを得た。その後実施
例1と同様にスタート現像剤を作製し、同様の試験
(1)(2)を実施した。その結果、(1)の通常環境
試験では実施例1と同様に良好であり、(2)の低温低
湿環境試験でも画像濃度維持性が高く、安定しており良
好であった。
【0044】<比較例1>黒色トナー100部に対して
ジメチルジクロルシランで表面処理されたシリカ微粉末
(日本アエロジル(株)製R972、BET比表面積=
110m2/g)0.2部とハイドロタルサイト類化合
物Mg6Al2(OH)13CO3・4H2Oの粉末(BET
比表面積=15m2/g)の脂肪酸処理(処理量は3
部)された微粉末0.05部をヘンシェルミキサーにて
撹拌混合して外添処理し、トナーEを得た。その後実施
例1と同様にスタート現像剤を作製し、同様の試験
(1)(2)を実施した。その結果、(1)の通常環境
試験では実施例1とほぼ同様に良好であったが、(2)
低温低湿環境試験では画像濃度が低目であり、複写機を
長時間停止した後起動した際の画像濃度の変化が大きく
安定性に欠けた。更に、通常環境時と低温低湿環境時に
おける現像電位と画像濃度の関係を図2に示すが画像濃
度の変化量が実施例1に比し大きい。
【0045】<比較例2>黒色トナー100部に対して
ジメチルジクロルシランで表面処理されたシリカ微粉末
(日本アエロジル(株)製R972、BET比表面積=
110m2/g)0.2部のみをヘンシェルミキサーに
て撹拌混合して外添処理し、トナーFを得た。その後実
施例1と同様にスタート現像剤を作製し、同様の試験
(1)(2)を実施した。その結果、(1)の通常環境
試験では実施例1とほぼ同様に良好であったが、トナー
飛散量が多目であった。(2)の低温低湿環境試験では
画像濃度が低目であり、複写機を長時間停止した後起動
した際の画像濃度の変化が大きく安定性に欠けた。ま
た、トナー飛散量も若干多目であった。更に、通常環境
時と低温低湿環境時における現像電位と画像濃度の関係
を図3に示すが画像濃度の変化量が実施例1に比し大き
い。
【0046】<比較例3>黒色トナー100部に対して
ヘキサメチルジシラザンで表面処理したシリカ微粉末
(日本アエロジル(株)製RX50、BET比表面積=
40m2/g)0.20部と化合物(2)の粉末(BE
T比表面積=15m2/g)の脂肪酸処理(処理量は3
部)された微粉末0.05部をヘンシェルミキサーにて
撹拌混合して外添処理し、トナーGを得た。その後実施
例1と同様にスタート現像剤を作製し、同様の試験
(1)(2)を実施した。その結果、(1)の通常環境
試験では、トナー流動性が悪く、画像的にもカブリが高
く、黒部の均一性に欠け、しかもトナー飛散量も多目で
あった。(2)の低温低湿環境試験でも画像濃度維持性
は高かったが、カブリが高く、しかもトナー飛散量も少
し多目であった。
【0047】
【発明の効果】本発明の静電荷像現像用トナーは常に適
度で安定した画像濃度及び帯電性能を示し、貯蔵安定
性、画像安定性に優れ、コピーの白地汚れ(カブリ)や
トナー飛散を改良する。しかも低温低湿での画像濃度の
維持性が高く、安定しているなど環境依存性に対する信
頼性が高いため多大な工業的利益を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の通常環境時と低温低湿環境時におけ
る現像電位と画像濃度の関係
【図2】比較例1の通常環境時と低温低湿環境時におけ
る現像電位と画像濃度の関係
【図3】比較例2の通常環境時と低温低湿環境時におけ
る現像電位と画像濃度の関係
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−144437(JP,A) 特開 平3−93605(JP,A) 特開 平3−7949(JP,A) 特開 平3−245158(JP,A) 特開 平2−282756(JP,A) 特開 平3−2763(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも樹脂と着色剤を含有するト
    ナー粒子、及び下記一般式(I)で示される化合物粉
    末、並びに窒素吸着BET比表面積50〜500m2
    gである無機微粉末を含有することを特徴とする静電荷
    像現像用トナー。 【化1】 M11・M22・M3x・(OH)2・Ax/n・mH2O・・・・(I) (式中、M1はMg、Ca、Sr及びBaより成る群か
    ら選ばれた2価金属の少なくとも1種を示し、 M2はZn、Cd、Pb及びSnより成る群から選ばれ
    た2価金属の少なくとも1種を示し、 M3は3価金属を示し、Aはn価のアニオンを示し、そ
    して、x、y1、y2及びmは夫々、0<x≦0.5、y
    1+y2=1−x、0≦m<2の関係式を満たす正数を示
    す。)
  2. 【請求項2】 一般式(I)で示される化合物粉末が
    高級脂肪酸類で表面処理されていることを特徴とする請
    求項1記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 該無機微粉末が疎水化処理されている
    ことを特徴とする請求項1記載の静電荷像現像用トナー
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006500605A (ja) * 2002-08-03 2006-01-05 クラリアント・ゲーエムベーハー 帯電制御剤としての層状複水酸化物の塩の使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006500605A (ja) * 2002-08-03 2006-01-05 クラリアント・ゲーエムベーハー 帯電制御剤としての層状複水酸化物の塩の使用

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