JP2682303B2 - 車両のエンジン出力特性切り換え制御装置 - Google Patents

車両のエンジン出力特性切り換え制御装置

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JP2682303B2 JP3279166A JP27916691A JP2682303B2 JP 2682303 B2 JP2682303 B2 JP 2682303B2 JP 3279166 A JP3279166 A JP 3279166A JP 27916691 A JP27916691 A JP 27916691A JP 2682303 B2 JP2682303 B2 JP 2682303B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出力特性可変エンジンか
らの動力により走行可能な車両のエンジン出力特性を切
り換える装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】出力特性可変エンジンとしては例えば特
開平3ー111610号公報に記載の如く、エンジンの
吸排気弁を1種のみとせず、複数のカムの使い分けによ
りスロットル開度に対する出力特性を切り換え得るよう
にした所謂可変動弁型エンジンが知られている。このエ
ンジンは、各吸排気弁用に3種のカムを具え、これらカ
ム、即ち図5に弁リフト量特性を示すようなエンジン部
分負荷時用の燃費を重視した燃費カム(以下、Pカムと
言う)と、低回転時に有用な低速カム(以下、Lカムと
言う)と、高回転時に有用な高速カム(以下、Hカムと
言う)とをエンジン駆動負荷及びエンジン回転数等から
現在の運転状態にマッチするよう使い分けるものであ
る。この使い分けによりエンジンは、スロットル開度全
開時のエンジン回転数Neに対する出力軸トルク特性を
示す図6の如くに、Pカム使用時と、Lカム使用時と、
Hカム使用時とで夫々出力特性を切り換えることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なエンジンに代表される出力特性可変エンジンにあって
は、図6にEにより示す等トルク点以外で出力特性(カ
ム)の切り換えを行う場合、トルクの段差があって切り
換えショックを生ずる。例えばPカムを使用したF点で
のエンジン運転中、Hカム又はLカムに切り換えると、
エンジン出力軸トルクがG点又はH点へと急増し、逆に
Pカムへの切り換え時はエンジン出力軸トルクが急減す
る。このことは、上記のような出力特性可変エンジンか
らの動力により走行される車両にあっては、選択した出
力特性(カム)によりエンジンブレーキの効き具合が違
うことを意味する。従って、当該車両を惰性走行させて
いる間に出力特性の切り換えを行うと、エンジンブレー
キの効き方が唐突に変化して乗員に違和感を与えると言
う問題を生ずる。
【0004】本発明は、車両の惰性走行中出力特性の切
り換えを禁止して上述の違和感をなくすことを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明は
図1に概念を示すように、複数種の吸排気弁開閉動作を
切り換え使用することによりスロットル開度に対する出
力特性を変更可能な出力特性可変エンジンを搭載し、こ
のエンジンからの動力によりクリープ防止式自動変速機
を介し走行可能な車両において、車両の惰性走行を検出
する惰性走行検出手段と、前記自動変速機がクリープ防
止中であるのを検知するクリープ防止検知手段と、これ
ら手段からの信号に応答して車両の惰性走行中前記吸排
気弁開閉動作の切り換えを禁止し、この禁止をクリープ
防止中は中断する出力特性切り換え禁止手段とを設けて
構成したものである。
【0006】
【作用】エンジンは、複数種の吸排気弁開閉動作を切り
換え使用され、選択された吸排気弁開閉動作に応じた出
力特性で運転される。そして車両は、当該エンジンから
の動力によりクリープ防止式自動変速機を介して走行さ
れ得る。この間、惰性走行検出手段が車両の惰性走行を
検出すると、これからの信号に応答して出力特性切り換
え禁止手段は吸排気弁開閉動作を切り換えを禁止する。
よって、惰性走行中に吸排気弁開閉動作が切り換えられ
ることはなくなり、これに伴うエンジン出力特性の切り
換えもない。これがため、当該惰性走行中のエンジンブ
レーキの効き方が唐突に変化する違和感を防止すること
ができる。ところで出力特性禁止手段は、クリープ防止
検知手段からのクリープ防止検知信号を受けると、吸排
気弁開閉動作の切り換え禁止を中断して当該切り換えを
惰性走行中でも実行する。よって、クリープ防止中はク
ラッチの滑っていることから吸排気弁開閉動作の切り換
えにより出力特性が変更されてもエンジンブレーキ力の
急変を生ずることがないにもかかわらず当該切り換えが
無駄に禁止される不都合をなくし得る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図2は本発明エンジン出力特性切り換え制御
装置の一実施例で、1はエンジン、2は自動変速機を示
し、本例装置はこれらのタンデム結合になるパワートレ
ーンにおいてエンジン出力特性を前記本発明の目的に沿
うよう適切に制御するものとする。
【0008】エンジン1は、エヤクリーナ3からスロッ
トルバルブ4を経て吸入された空気により噴射燃料を燃
焼させ、これにより得られた出力を自動変速機2に入力
し、燃焼排気ガスを排気管5より外部に放出する。とこ
ろでエンジン1はスロットルバルブ4を運転者が操作す
るアクセルペダル6に機械的に連結せず、スロットルア
クチュエータ7を介して電子制御するものとし、又上記
の吸排気をエンジン回転に調時して行わせるための吸排
気弁を図5,6につき前述したような特開平3ー111
610号公報に記載の如き可変動弁とし、その3種のカ
ムの切り換えをカム切り換え制御弁8に応動するカム切
り換え機構9により行うものとする。
【0009】自動変速機2はエンジン2からの回転動力
を選択変速段に応じたギヤ比で変速して出力軸10に伝
え、例えば車両の車輪駆動に供するもので、日産自動車
(株)発行「RE4R01A型オートマチックトランス
ミッション整備要領書」に記載の如きものとし、コント
ロールバルブ11を介し電子的に変速制御されるが、本
例では特に、停車直前を含む停車中トルクコンバータの
引きずりトルクによるクリープ現象を防止するために、
伝動系のクラッチをスリップ状態にするクリープ防止制
御をも行うものとする。
【0010】エンジン1におけるスロットルアクチュエ
ータ7を介したスロットルバルブ4の開度制御(制御指
令TVO)、制御弁8を介したカムの切り換え制御(制
御指令CAM)、その他のエンジン制御をエンジンコン
トローラ12により行い、自動変速機2のコントロール
バルブ11を介した変速制御(制御指令S)及びクリー
プ防止制御(制御指令C)、その他の自動変速機の制御
を変速機コントローラ13により行うが、これらコント
ローラ12,13間で相互に情報を交換し合うものとす
る。これらの制御のために、コントローラ12にはエン
ジン回転数Ne等の情報をエンジン1から入力すると共
に、アクセルペダル6の踏み込み量ASTを検出するア
クセルストロークセンサ14からの信号及びアクセルペ
ダル6の釈放時ONするアイドルスイッチ15からの信
号I、更には車両の前後加速度Gを検出する前後Gセン
サ16からの信号を入力し、又変速機コントローラ13
には変速機出力回転数(車速V)等の情報を自動変速機
2から入力する。
【0011】エンジンコントローラ12は変速機コント
ローラ13からの情報を受けながら基本的には図3の制
御プログラムを実行して本発明が狙うエンジン出力特性
切り換え制御(カムの切り換え制御)を実行するものと
する。即ち、先ずステップ21において車両前後加速度
Gを読み込み、次のステップ22でこれが負か否かによ
り車両が惰性走行中か否かをチェックする。惰性走行中
はステップ23で信号CAMの変更、つまりカムの切り
換えを禁止し、惰性走行中以外ではステップ24で通常
通りに最適カムを決定してこれを信号CAMに指令する
ことによりカム切り換え制御を通常通りに実行する。
【0012】かくして、車両の惰性走行中はカム(エン
ジン出力特性)の切り換えを禁止することとなり、当該
走行中のエンジンブレーキがこの切り換えにより唐突に
変化するような違和感をなくすことができる。そして、
カムの切り換えは車両の惰性走行が終了する時点で直ち
に実行され、当該切り換えが実行されなくなることはな
い。
【0013】なお、自動変速機2が前記したクリープ防
止制御を実行されている間は伝動系のクラッチがスリッ
プ状態にされているため、惰性走行中のカム切り換えが
あっても、これに伴うエンジンブレーキの効き具合いの
変化を当該クラッチのスリップで吸収することができ、
前記の違和感を生じない。そこで本発明においては特に
図4に示すようにステップ25を追加し、このステップ
でクリープ防止制御中と判定する(図2の信号Cから判
定可能)ときは、惰性走行中であっても通常のカム切り
換え制御を実行させる。この場合、無駄にカムの切り換
えが禁止されるのを回避し得ると共に、カム切り換えの
応答性が向上し、好都合である。
【0014】なお上記では、惰性走行を検出するに当た
って前後Gセンサ16により検出した車両加速度Gが負
の時を惰性走行としたが、車両加速度Gは車速Vのサン
プリング値間の差をサンプリング周期で除算する等の微
分演算により間接的に求め得るし、また車両加速度の代
わりにセンサ14で検出したアクセルストロークAST
が0か否かにより、又はアイドルスイッチ15がONか
否かにより惰性走行を検出することもできる。
【0015】
【発明の効果】かくして本発明エンジン出力特性切り換
え制御は請求項1に記載の如く、車両の惰性走行中は吸
排気弁開閉動作(エンジン出力特性)の切り換えを禁止
し、この禁止をクリープ防止中は中断する構成としたか
ら、当該惰性走行中のエンジンブレーキ力が唐突に変化
する違和感をなくし得ると共に、この唐突なエンジンブ
レーキ力変化を生ずることのないクリープ防止中に無駄
にエンジン出力特性の切り換えが禁止される弊害をなく
すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン出力特性切り換え制御装置を
示す概念図である。
【図2】本発明の一実施例を示すパワートレーン及びそ
の制御系の略線図である。
【図3】同例のエンジンコントローラが実行するカム切
り換え制御プログラムの基本を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明によるカム切り換え制御プログラムの実
態を示すフローチャートである。
【図5】3種の吸排気弁カムの動作特性図である。
【図6】同カムの使い分けによるエンジンの出力性能線
図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 エヤクリーナ 4 スロットルバルブ 5 排気管 6 アクセルペダル 7 スロットルアクチュエータ 8 カム切り換え制御弁 9 カム切り換え機構 10 変速機出力軸 11 コントロールバルブ 12 エンジンコントローラ 13 変速機コントローラ 14 アクセルストロークセンサ 15 アイドルスイッチ 16 前後Gセンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の吸排気弁開閉動作を切り換え使
    用することによりスロットル開度に対する出力特性を変
    更可能な出力特性可変エンジンを搭載し、このエンジン
    からの動力によりクリープ防止式自動変速機を介し走行
    可能な車両において、 車両の惰性走行を検出する惰性走行検出手段と、 前記自動変速機がクリープ防止中であるのを検知するク
    リープ防止検知手段と、 これら手段からの信号に応答して車両の惰性走行中前記
    吸排気弁開閉動作の切り換えを禁止し、この禁止をクリ
    ープ防止中は中断する出力特性切り換え禁止手段とを具
    備してなることを特徴とする車両のエンジン出力特性切
    り換え制御装置。
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