JP2681994B2 - 電気クッキングヒーター - Google Patents

電気クッキングヒーター

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JP2681994B2
JP2681994B2 JP63098614A JP9861488A JP2681994B2 JP 2681994 B2 JP2681994 B2 JP 2681994B2 JP 63098614 A JP63098614 A JP 63098614A JP 9861488 A JP9861488 A JP 9861488A JP 2681994 B2 JP2681994 B2 JP 2681994B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭で使用する電気クッキングヒーター
に関するものである。
従来の技術 従来の電気クッキングヒーターにおけるタイマー機能
を備えたものは、加熱手段と、タイマー手段が、相互に
独立した構成にあり、そして加熱状態に関係なく、タイ
マー手段が動作して時間が経過すると加熱を停止させる
ものであった。
発明が解決しようとする課題 上記従来の電気クッキングヒーターは、加熱の設定に
関係なくタイマー手段が動作するため、調理方法として
は、単に一定時間通電して加熱するのみで、複雑な調理
ができないものであった。
本発明はこのような課題を解決するもので、加熱手段
の設定によりタイマー手段の計時方法を変え、複雑な調
理を可能にするとともに、その操作を簡単にすることを
目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、加熱調理を行う
ための加熱手段と、この加熱手段を用いて行う複数のメ
ニューのうち一つを選択してその加熱量等の設定を入力
する加熱入力手段と、この設定されたメニューの調理工
程のうち所定部分における前記加熱手段の加熱時間の設
定を入力する計時入力手段と、前記加熱入力手段により
設定されたメニューに応じて、前記計時入力手段で設定
される加熱時間の計時方法を選択し、前記加熱手段の加
熱時間を制御する加熱制御手段とを備えたものである。
また、加熱制御手段は、ヒーターの通電を制御するヒ
ーター制御部と、計時入力手段により設定された調理工
程のうちの所定部分の設定時間の計時を行い、ヒーター
制御部に加熱の停止信号を出力するタイマー手段と、こ
れとは別に加熱入力手段に加熱設定入力があると計時を
開始し、所定時間計時を行うとヒーター制御部に加熱の
停止信号を出力する第2のタイマー手段とを備え、前記
タイマー手段は計時入力手段によりタイマー動作が設定
されると第2のタイマー手段にタイマー動作の停止信号
を出力し、第2のタイマー手段の動作を停止させる構成
としたものである。
また本発明は、加熱手段により加熱される加熱調理容
器の温度を検出する温度検出手段を有し、加熱制御手段
は、前記検出温度が加熱入力手段により設定される設定
値になるように制御するヒーター制御部と、このヒータ
ー制御部に入力される検出温度が加熱入力手段によって
設定された設定値に到達したことを検出する到達検出手
段と、この到達検出手段の到達検出によりタイマー動作
を開始するタイマー手段と、加熱入力手段に加熱設定入
力があると計時を開始して所定時間計時を行うとヒータ
ー制御部に加熱の停止信号を出力する第3のタイマー手
段とを備え、前記到達検出手段は到達検出により第3の
タイマー手段の動作を停止させる構成としたものであ
る。
作用 本発明は上記した構成としているため、調理工程のう
ち所定部分の加熱時間を計時入力手段により設定し、こ
の設定時間に基づいて加熱時間を制御できる。
また、第2のタイマー手段により加熱開始から所定時
間が経過すると加熱が停止される一方、タイマー手段に
より調理工程のうち所定部分の加熱時間が設定される
と、このタイマー手段が前記第2のタイマー手段よりも
優先して働き、第2のタイマー手段の動作を停止され
る。
さらに、計時の開始信号を自動的に発生するようにし
ているため、その設定作業は容易になるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図〜第7図は本発明の電気クッキングヒーター
の各実施例の構成を示すブロック図である。第1図にお
いて、1はやかんや鍋などの加熱調理容器、2は前記加
熱調理容器1を加熱する加熱手段(以下ヒーターと言
う)、3はヒーター2を制御する加熱制御手段、4は加
熱制御手段3に加熱量を設定入力する加熱入力手段、5
は加熱制御手段3に計時量を設定入力する計時入力手段
である。また、第2図において、6は使用者からの計時
量の入力を受付け、加熱制御手段3に出力する入力部、
7は前記入力部6が一定時間以上操作されないと入力操
作が完了したと判断し、加熱制御手段3に計時許可信号
を出力する入力終了検出器である。
また、第3図において、8はヒーター2の通電を制御
するヒーター制御部、9はタイマー手段でこのタイマー
手段9は計時入力手段5からの計時量の入力を受付け、
ヒーター制御部8を計時終了信号を出力してヒーター2
の加熱を停止させ、また、加熱入力手段4に加熱の開始
入力があると計時入力をうながす表示を行うものであ
る。10はタイマー手段9により制御され、表示を行う表
示手段である。
また、第4図において、12は加熱入力手段4の設定に
よりタイマー手段9にリセット信号を出力する計時禁止
装置である。
また、第5図において、13は第2のタイマー手段で、
この第2のタイマー手段13は加熱入力手段4に加熱設定
入力があると計時を開始し、所定時間計時を行うとヒー
ター制御部8に加熱の停止信号を出力するもので、この
計時動作はタイマー手段9により制御される。
また、第6図において、14はヒーター2により加熱さ
れる加熱調理容器1の温度を検出する温度検出手段、15
はヒーター制御部8に入力される検出温度が加熱設定入
力より設定される設定値に到達したことを検出する到達
検出手段である。
また、第7図において、16は第3のタイマー手段で、
この第3のタイマー手段16は到達検出手段15の到達検出
により計時動作を停止し、到達検出がなければ所定時間
を計時した後、ヒーター制御部8にヒーター2の通電停
止信号を出力する第3のタイマー手段である。
上記構成において、次に本実施例の動作を説明する。
まず、使用者は、調理を行なう場合、加熱入力手段4
よりヒーター2の出力を設定入力する。例えば、ゆで卵
料理をする場合は、最初は高出力設定を入力する。この
結果、加熱制御手段3はヒーター2の出力が最高となる
ように出力設定し、ヒーター2に通電を行って加熱調理
容器1を加熱する。これと同時に、使用者は計時入力手
段5より加熱時間の入力を行なう。例えば、5分間加熱
するとすれば、5分を入力する。ただし、ここで入力す
る5分の設定は、加熱調理容器1の水が沸騰してからの
調理時間である。加熱制御手段3は、加熱入力手段4か
らの設定が高出力の場合、計時は行わず、加熱入力手段
4からの設定が低出力の場合に計時を開始するように構
成しているもので、したがって、加熱制御手段3は計時
入力手段5からの入力を受け、5分間の計時を行うが、
加熱入力手段4からの設定が高出力のため、前記計時は
開始されない。そして前記加熱調理容器1内の水が沸騰
するまではこの状態が継続する。
次に、加熱調理容器1内の水が沸騰すると、使用者は
ヒーター2の火力を落とすため、加熱入力手段4に低出
力の設定を入力する。この結果、加熱制御手段3はヒー
ター2の出力を低下させるように出力制御する。これと
同時に、加熱制御手段3は加熱入力手段4からの設定が
低出力の場合は計時を行うように構成しているため、計
時入力手段5で設定された5分間の計時を開始し、そし
てこの計時が完了すると、ヒーター2の加熱を停止させ
る。すなわち、加熱調理容器1内の卵は加熱調理容器1
内の水が沸騰後5分間ゆでられてゆで卵ができる。
本実施例によれば、調理開始時に一括して調理の設定
を入力しておくと、後は、調理の出来具合いに応じて火
加減を調節することにより、自動的にタイマーが動作す
るため、設定のわずらわしさを少なくすることができ
る。
また、第2図の実施例では、計時設定の入力を設定し
終えると、入力終了検出器7が入力のなくなったことを
検出し、加熱制御手段3に計時許可信号を出力すること
により加熱制御手段3は計時を開始するため、使用者は
タイマーのスタート入力をする必要がなくなり、その結
果、入力操作が簡単になり、また、そのための入力スイ
ッチなどが不要であるため、安いコストで構成できると
いうメリットがある。
また、第1図の構成の加熱制御手段3は、加熱入力手
段4に加熱設定入力があると計時入力手段5により設定
されている計時を開始するもので、これにより、計時の
開始信号が加熱入力手段4の入力により自動的に発生す
るため、使用者は計時入力手段5の設定入力時にタイマ
ーのスタート入力をする必要がなくなり、その結果、入
力操作が簡単になり、また、そのための入力スイッチな
どが不要であるため、安いコストで構成できる。
また、第3図の実施例では、加熱入力手段4に加熱設
定入力があるとタイマー手段9は、この信号を受け、表
示手段10に計時入力を促す表示を行うもので、例えば、
圧力調理を行う場合は、加熱入力手段4で、使用者は圧
力鍋の設定入力を行ない、これを受けてヒーター制御部
8は、加熱調理容器1中の水が沸騰するまでヒーター2
に通電して加熱を行い、そして沸騰後は、予め設定され
た時間、沸騰を継続させる。このとき、予め設定される
時間とは、計時入力手段4で設定される時間となる。す
なわち、圧力鍋の調理には、タイマーの設定が不可欠で
あり、本実施例においては、タイマー手段9は、加熱入
力手段4に圧力鍋の入力設定があると、これを受け表示
手段10に計時入力を促す表示を行う。これにより、使用
者の設定忘れを防止することができる。
また、第4図の実施例では、加熱入力手段4に加熱設
定入力があると、計時禁止装置12はタイマー手段9にリ
セット信号を出力する。タイマー手段9は、この信号を
受け、表示手段10に計時入力の表示をリセットし、計時
入力手段5からの入力を禁止する。例えば、自動沸騰検
出調理を行なう場合、加熱入力手段4で、使用者は自動
沸騰検出調理の設定入力を行ない、これを受け、ヒータ
ー制御部8は、加熱調理容器1中の水が沸騰するまでヒ
ーター2に通電して加熱し、沸騰を検出してヒーター2
への通電を停止させる。ここで、自動沸騰検出調理は使
用者が沸騰した湯を所望する場合の調理でタイマーの設
定とは共存しないものである。本実施例においては、タ
イマー手段9は、加熱入力手段4に自動沸騰検出調理の
入力設定があると、これを受け、それまでに計時入力手
段5からタイマーの設定があれば、その設定をリセット
し、表示手段10の計時表示を消去するとともに計時入力
手段5からの入力を禁止する。これにより、使用者の設
定誤りをなくすることができる。
また、第5図の実施例では、加熱入力手段4に加熱設
定入力があると、第2のタイマー手段13は計時を開始し
て所定時間の計時を行なう。通常の調理におけるヒータ
ー2の加熱時間は20〜30分程度であり、45分を越えて加
熱調理することはない。すなわち、前記所定時間は本実
施例では45分とし、この間、所定時間加熱入力手段4に
加熱の停止入力がなければ、使用者が装置の加熱停止を
忘れたものとみなし、ヒーター制御部8に加熱の停止信
号を出力する。このように第2のタイマー手段13は切り
忘れを防止する安全装置として動作する。ただし、煮込
み調理など、調理によってはタイマー手段9により1〜
2時間程度の連続加熱を必要とすることもある。タイマ
ー手段9は、計時入力手段5によりタイマー動作設定が
なされていると、第2のタイマー手段13の動作を禁止
し、45分で切れないようにして計時入力手段5による設
定を優先させて動作する。この結果安全装置とタイマー
機能を共存させた電気クッキングヒーターを実現でき
る。
また、第6図の実施例では、加熱入力手段4に設定さ
れる温度に温度検出手段14の検出温度が到達すると、タ
イマー手段9は計時を開始し、所定時間の計時を行う。
例えば、圧力鍋による調理を行う場合、加熱入力手段4
で、使用者は圧力鍋の設定入力を行い、これを受け、ヒ
ーター制御部8は、加熱調理容器1中の水が沸騰するま
でヒーター2に通電して加熱を行う。そして加熱調理容
器1中の水が沸騰すると、容器底の温度は約120℃にな
り、以降120℃で温度調節すると、加熱調理容器1中の
水の沸騰が継続される。圧力鍋による調理は、この水が
沸騰してからの沸騰維持時間が調理の重要な要件とな
る。使用者はこの沸騰維持時間を計時入力手段4で設定
し、加熱入力手段4で圧力鍋の設定入力を行なう。これ
を受け、ヒーター制御部8は、加熱調理容器1中の水が
沸騰する。すなわち温度検出手段14の検出温度が120℃
に達するまでヒーター2に通電し加熱を行い、以降温度
検出手段14の検出温度を120℃でヒーター2の出力を制
御する。到達検出手段15は温度検出手段14の検出温度が
120℃に達することによりその到達を検出し、タイマー
手段9に計時の開始信号を出力する。タイマー手段9
は、計時入力手段4で計時時間設定されても、この開始
信号を受けるまでは動作せず、加熱調理容器1中の水が
沸騰してから計時を開始し、設定時間に到達すると、ヒ
ーター制御部8に加熱停止信号を出力し、そしてヒータ
ー制御部8はこれを受けて加熱調理を終了する。すなわ
ちヒーター2への通電を停止する。この場合、加熱開始
時に沸騰継続時間を設定しておけば、以降は自動的に加
熱調理が行われる。
また、第7図の実施例では、加熱入力手段4に加熱設
定入力があると、第3のタイマー手段16は計時を開始
し、所定時間の計時を行なう。通常の調理におけるヒー
ターの加熱時間は20〜30分程度であり、45分を超えて加
熱調理することはない。すなわち前記所定時間は本実施
例では45分とし、この間、所定時間加熱入力手段4に加
熱の停止入力がなければ、使用者が装置の加熱停止を忘
れたものとみなし、ヒーター制御部8に加熱の停止信号
を出力する。前記所定時間内に温度検出手段14の検出温
度が設定値に到達すると到達検出手段15により第3のタ
イマー手段16は動作を停止する。これにより、ヒーター
2の加熱時間はタイマー手段9の設定が優先される。す
なわち、温度検出手段14の検出温度が設定値に到達する
と、タイマー手段9の設定時間経過後にヒーター2の通
電が停止するが、なんらかの理由で検出温度が設定値に
到達しなかった場合には、安全に装置が停止するように
第3のタイマー手段16が所定時間を計時した後、ヒータ
ー制御部8にヒーター2の通電停止信号を出力するもの
で、これにより、安全な電気クッキングヒーターを提供
することができる。
第8図は本発明のさらに他の実施例を示す具体的な回
路図であり、この第8図において、21は交流電源、22は
やかんや鍋などの加熱調理容器1を加熱するヒーター、
23はヒーター22の加熱量を制御するリレースイッチ、24
は交流電源21を入力し、直流電圧に変えて出力する交流
電源、25はマイクロコンピュータで、このマイクロコン
ピュータ25は4ビット1チップで構成され、かつ入力部
26と、出力部27、プログラム及び各データーを記憶する
記憶部、および前記入力部と出力部、記憶部を制御する
とともに、データーの演算などの制御を行う演算制御部
29とを備えている。30は加熱設定及び計時設定を入力す
る設定入力部で、この設定入力部30は抵抗R1とスイッチ
SW1により構成され、各接続点はマイコン25の入力部26
に接続されている。31はヒーター22により加熱される加
熱調理容器1の温度を検出する温度抵抗素子(以下、サ
ーミスタと言う)。32はサーミスター31とともに検出温
度を電圧に変換する基準抵抗、33は前記温度電圧値をデ
ジタルのデーター信号に変換し、マイコン25の入力部26
に出力するA/D変換器、34,35は抵抗でトランジスタQ1
ともにマイコン25の出力を電流増幅する。23Cはリレー
コイルで、このリレーコイル23CはトランジスタQ1のコ
レクターエミッタ間がオンすると、電流が流れて、リレ
ースイッチ23Sをオンさせる。36はダイオードで、トラ
ンジスタQ1の保護用である。37はマイコン25の出力部27
による可聴周波数の発振電圧で音を出すブザー、38はマ
イコン25の出力部27による出力で装置の状態または各設
定入力の表示を液晶で行なう液晶表示手段である。ま
た、第9図〜第12図は第8図の実施例のマイコン25の動
作を示すフローチャートである。
次に上記第8図の実施例の動作を、第9図〜第12図の
フローチャートを用いて説明する。
交流電源21より回路に電圧が印加されると、直流電源
24により直流電圧出力が発生し、マイコン25に動作電圧
が供給される。これにより、マイコン25はフローチャー
トのステップ41より動作を開始する。ステップ42ではマ
イコン25の初期設定を行い、記憶部28のRAMをクリア
し、また出力部21よりトランジスタQ1にオフ出力を行な
い、リレースイッチ23Sをオフし、かつ液晶表示手段38
を入力待機表示にし、使用者の操作を待機する状態に初
期設定する。次にステップ43と44で入力スイッチ30から
の加熱設定を、入力があれば入力部26から入力して受付
け、同様にステップ45と46で入力スイッチ30からの加熱
設定入力を、入力があれば受付ける。次に、ステップ47
では、サーミスタ32により検出される温度をA/D変換器3
3を介して入力部26より入力し、記憶部28に記憶させ、
常時、加熱調理容器1の現在温度をモニターする。次に
ステップ48で、設定された加熱モードに応じた出力を出
力部27を介してトランジスタQ1をオン,オフさせること
により、リレースイッチ23Sの接点を開閉し、ヒーター2
2へ通電することにより行う。
次にステップ49で、設定されたタイマーのモードに応
じた計時を行なう。ステップ50と51では、ステップ49で
カウントされたタイマーが終了するか、または入力スイ
ッチ30から加熱調理の停止の入力があった場合に、ステ
ップ52へジャンプし、ヒーター22の出力を停止させ、ス
テップ53で終了する。これ以外の場合は、ステップ51か
らステップ43にジャンプし、以降ステップ43〜51までを
時分割で繰り返し動作する。
第10図は、第9図のフローチャートにおけるステップ
49の詳細なフローチャートを示したものである。この第
10図を用いて本実施例の動作をさらに詳細に説明する
と、使用者が入力スイッチ30の操作で、加熱の高出力設
定と火力変更後にスタートするタイマーの設定入力を行
うと、マイコン25はステップ43〜46の間でこの入力を判
断し、記憶部28に記憶する。ステップ49ではステップ54
から動作を開始し、この場合、ステップ55でタイマーの
セットがなされているためステップ56に進む。この場
合、火力変更後のタイマーであるため、さらにステップ
57,ステップ58へとステップする。ステップ58ではステ
ップ43〜44の間に入力された設定による記憶部28の記憶
内容から、現在の設定が高火力出力であることを検出
し、ステップ66〜68〜69へと進み、タイマーのカウント
動作を終了する。以上の動作の中では、タイマーは動作
しない。ところで、使用者が調理の出来具合いにより、
入力スイッチ30の操作で、加熱の高出力設定を低出力に
変更すると、マイコン25はステップ43〜46の間でこの入
力を判断し、記憶部28に記憶する。ステップ58では、こ
の記憶内容から現在の設定が低火力出力であることを検
出し、ステップ59へ進み、タイマーのカウントダウンを
行うようになる。タイマーのカウントダウンは、ステッ
プ43〜51の間における一連の時分割処理により行われ、
やがて設定時間に達すると、ステップ50により終了を検
出し、ステップ52へジャンプし、リレースイッチ23Sを
解放することによりヒーター22への通電を停止し、終了
する。この場合、火力設定を変更するだけで自動的にタ
イマーのカウントがスタートする電気クッキングヒータ
ーが得られる。
また、同様に、使用者が入力スイッチ30の操作で、加
熱開始を設定入力する。その後、タイマーの設定入力を
行うと、マイコン25はこの入力を判断し、記憶部28に一
般タイマーモードの設定があることを記憶する。ステッ
プ56では、一般タイマーであるため、ステップ60に進
み、この時点で、設定入力は、まだタイマー動作の設定
中でカウントの許可はされておらず、またステップ61に
おいては、設定入力中であるため、タイマーの入力操作
から2秒以上の経過がないとステップ66にジャンプし、
この状態を継続する。この2秒以上の経過は、スイッチ
操作を検出するたびにカウントをクリアーするタイマー
をマイコン25の内部に構成することにより実現すること
ができる。タイマー時間の設定が終わり、入力スイッチ
30の操作がなくなり2秒経過すると、ステップ61でこれ
を検出してステップ62へ進み、タイマーのカウントを許
可するように記憶部28へ記憶させ、以降は、ステップ60
でこの記憶によりステップ59へ進み、タイマーがカウン
トダウンする。この場合、タイマー時間の設定後、タイ
マーのスタート信号を入力しなくても自動的にスタート
させることができるとともに、設定が容易となり、また
スタートの入力忘れなどを防止することができる。
第11図は、第9図のフローチャートにおけるステップ
44の詳細なフローチャートを示したものである。この第
11図を用いて動作を説明する。使用者が入力スイッチ30
の操作で、タイマーの設定入力を行うと、マイコン25は
この入力を判断し、記憶部28に一般タイマーモードの設
定があることを記憶する。次に、加熱の設定入力をする
が、この時間ではまだであり、ステップ43では加熱の設
定入力がないとステップ44を飛ばしステップ45へ進む。
この場合、タイマーの設定だけでは何も動作しない。次
に、入力スイッチ30より加熱の設定を行うと、ステップ
43からステップ44に進み、そしてこのステップ44の内部
動作としては、ステップ71では一般加熱であるため、ス
テップ72に進み、そしてステップ72でも一般加熱である
ため、ステップ73に進む。ステップ73では、タイマーの
設定がされているため、ステップ74に進む。このステッ
プ74ではタイマーのカウントを許可し、ステップ77に進
む。そしてこのステップ77では加熱の設定モードを記憶
部28に設定し、ステップ78に進む。ステップ48で箱の設
定の記憶を元にヒーター22の加熱出力設定を行なう。ス
テップ49では、タイマーのカウントが許可されているた
め、以降タイマーをカウントダウンし、設定時間カウン
トすると、ヒーター22の加熱を停止する。この場合、タ
イマー時間の設定後、タイマーのスタート信号を入力し
なくても自動的にスタートさせることができるととも
に、設定が容易となり、またスタートの入力忘れなどを
防止することができる。
また、同様に、使用者が入力スイッチ30の操作で、圧
力鍋の加熱開始を設定入力する。この入力により、ステ
ップ43〜ステップ44に進み、ステップ44の内部動作とし
ては、ステップ71では圧力鍋による加熱であるため、ス
テップ75に進み、マイコン25は出力部27を介して液晶表
示手段38にタイマー時間の「0:00」と調理タイマーの表
示、すなわちタイマーの設定開始の入力を受付けた後と
同様の表示を行い、そしてステップ27において圧力鍋加
熱調理モードの設定を記憶部28に設定し、ステップ78に
進む。ステップ48で箱の設定の記憶を元にヒーター22の
加熱出力設定を行なう。これにより、使用者の設定忘れ
を防止することができ、また、タイマーの設定開始の入
力が省略される。
また、同様に、使用者が入力スイッチ30の操作で、タ
イマーの設定入力を行うと、マイコン25はこの入力を判
断し、一般タイマーモードの設定を記憶する。この時点
で加熱の設定入力はまだであり、ステップ43ではステッ
プ44を飛ばしステップ45へ進む。タイマーの設定だけで
は何も動作しない。次に、入力スイッチ30の操作で、湯
沸し検出加熱の加熱開始を設定入力する。この入力によ
りステップ43〜ステップ44に進み、ステップ44の内部動
作としては、ステップ71では湯沸し検出モード設定であ
るため、ステップ72,76に進み、マイコン25は出力部27
を介して液晶表示手段38にタイマー時間の設定表示を行
うとともに、記憶部28の調理タイマーのモード設定の記
憶を消去する。自動沸騰検出調理はタイマーの設定とは
共存しないもので、自動沸騰検出調理の入力設定がある
と、タイマーの設定があった場合は、その設定をリセッ
トし、液晶表示手段10の計時表示を消去する。これによ
り、使用者の設定誤りをなくすることができる。
また、マイコン25の記憶部28と演算制御部29は、加熱
調理中、使用者が装置の停止操作を忘れた場合、使用者
の最終の入力スイッチ30の操作から所定時間経過後、自
動的に停止させるもので、これは切り忘れ防止の機能を
構成するものである。また、ステップ66では、タイマー
セットのない加熱調理の場合、ステップ67において前記
タイマーのカウントを行い、安全動作する。タイマー設
定があると、ステップ66では、ステップ68に進み圧力鍋
以外のタイマー調理の場合、ステップ67をジャンプして
ステップ69へ進む。これにより、切り忘れタイマーは動
作せず、設定のタイマーが優先されて動作する。タイマ
ー動作が設定されていると、切り忘れタイマー手段の動
作を禁止して45分では切れないようにし、タイマー設定
を優先させて動作する。この結果、安全装置とタイマー
機能を共存させた電気クッキングヒーターが得られるこ
とになる。
また同様に、圧力鍋による調理は、水が沸騰してから
の沸騰維持時間が調理の重要な要件となる。使用者はこ
の沸騰実施例時間を入力スイッチ30で設定し、次に圧力
鍋による調理の設定入力を行う。この場合、ステップ54
からは、圧力鍋による調理であるため、ステップ55〜56
〜57〜63〜64へと進み、ステップ64で到達済みでなけれ
ば、ステップ66へ進み、設定されたタイマーのカウント
ダウンは行われない。加熱調理容器1が加熱されて温度
が上昇すると、マイコン25はサーミスタ32よりA/D変換
器33を介して入力部26よりこれを検知する。ステップ48
の加熱出力設定では、内部処理として、第12図のステッ
プ79からスタートする圧力鍋による加熱であるため、温
度調節モードとなってステップ81に進み、またステップ
81では設定温度に到達していないため、ステップ83に進
み、そしてこのステップ83で現在温度が設定温度の±10
%にならないと、ステップ85から87の間で、設定温度に
対し現在温度が低ければ加熱動作を行い、一方、高けれ
ば休止の動作を行う。現在温度が設定温度の±10%以内
になると、設定温度に到達したと判断し、ステップ84で
到達の処理、すなわちタイマーのカウント許可を記憶部
28に記憶する。設定タイマーは、計時時間が設定されて
もこの到達によるカウント許可を受けるまでは動作せ
ず、そして加熱調理容器1の水が沸騰してカウント許可
を受けてから計時し、設定時間に到達すると、ヒーター
22に加熱停止信号を出力し、加熱調理を終了、すなわち
ヒーター22への通電を停止する。この場合、加熱開始時
に沸騰継続時間を設定しておけば、以降は自動的に加熱
調理が行われる。
また同様に、第10図のステップ68では、圧力鍋による
調理設定で未到達の場合に限り、ステップ67にジャンプ
して切り忘れタイマーのカウントダウン動作を行なう。
切り忘れタイマーの時間、圧力鍋による調理の設定温度
の到達がなければ、そのまま放置してもタイマー動作で
きる可能性は低く、この場合においても、安全に装置が
停止するように切り忘れタイマーの終了によりヒーター
22の通電停止信号を出力するもので、これにより、安全
な電気クッキングヒーターが得られる。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれ
ば、タイマーの計時動作を、設定される加熱の調理に合
わせて制御することができる電気クッキングヒーターを
得ることができ、その結果、例えばゆで卵調理では、沸
騰後に使用者が火力を弱めると予め設定されている時間
後に加熱を停止するので、従来のようにゆですぎること
がない。
また、圧力鍋調理では、沸騰後予め設定されている時
間後に加熱を停止するので、使い勝手が向上する。
また、だしをとる場合や単なる湯沸かしでは、沸騰検
知後直ちに加熱を停止するので、これもまた使い勝手が
良い。
さらに、タイマーを使用しない調理では、加熱開始か
ら所定時間で加熱を停止する、いわゆる「切り忘れ防止
タイマー」が働く一方、煮物調理など調理工程のうち所
定部分の加熱時間をタイマー設定した場合には「切り忘
れタイマー」は無効となるので、「切り忘れタイマー」
が働くたびに加熱を再開させる必要がなくわずらわしさ
が解消される。
また、例えば約2気圧で圧力鍋の調理をさせるために
沸騰温度を約120℃に設定して所定時間沸騰を継続させ
る設定をしたにもかかわらず、圧力調整弁が開放になっ
ている場合や通常の鍋を間違えて載置したような場合に
は空炊きになるまでは設定した120℃にはならないが、
第3のタイマーが所定時間後に加熱を停止させるので、
きわめて安全性の高い電気クッキングヒーターとするこ
とができる。
また、タイマーを使った複雑な調理が可能になるとと
もに、その設定は調理開始時に一括して入力しておくこ
とが出来るので、使用者の設定操作が容易となって設定
のわずらわしさを少なくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の電気クッキングヒーターの各
実施例の構成を示すブロック図、第8図は同電気クッキ
ングヒーターの一実施例の回路図、第9図〜第12図は第
8図の電気クッキングヒーターの動作を示すフローチャ
ートである。 2……加熱手段、3……加熱制御手段、4……加熱入力
手段、5……計時入力手段、6……入力部、7……入力
終了検出器、8……ヒーター制御部、9……タイマー手
段、10……表示手段、12……計時禁止装置、13……第2
のタイマー手段、14……温度検出手段、15……到達検出
手段、16……第3のタイマー手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱調理を行うための加熱手段と、この加
    熱手段を用いて行う複数のメニューのうち一つを選択し
    てその加熱量等の設定を入力する加熱入力手段と、この
    設定されたメニューの調理工程のうち所定部分における
    前記加熱手段の加熱時間の設定を入力する計時入力手段
    と、前記加熱入力手段により設定されたメニューに応じ
    て、前記計時入力手段で設定される加熱時間の計時方法
    を選択し、前記加熱手段の加熱時間を制御する加熱制御
    手段とを備えた電気クッキングヒーター。
  2. 【請求項2】加熱制御手段は、ヒーターの通電を制御す
    るヒーター制御部と、計時入力手段により設定された調
    理工程のうちの所定部分の設定時間の計時を行い、ヒー
    ター制御部に加熱の停止信号を出力するタイマー手段
    と、これとは別に加熱入力手段に加熱設定入力があると
    計時を開始し、所定時間計時を行うとヒーター制御部に
    加熱の停止信号を出力する第2のタイマー手段とを備
    え、前記タイマー手段は計時入力手段によりタイマー動
    作が設定されると第2のタイマー手段にタイマー動作の
    停止信号を出力し、第2のタイマー手段の動作を停止さ
    せる構成とした請求項1記載の電気クッキングヒータ
    ー。
  3. 【請求項3】加熱手段により加熱される加熱調理容器の
    温度を検出する温度検出手段を有し、加熱制御手段は、
    前記検出温度が加熱入力手段により設定される設定値に
    なるように制御するヒーター制御部と、このヒーター制
    御部に入力される検出温度が加熱入力手段によって設定
    された設定値に到達したことを検出する到達検出手段
    と、この到達検出手段の到達検出によりタイマー動作を
    開始するタイマー手段と、加熱入力手段に加熱設定入力
    があると計時を開始して所定時間計時を行うとヒーター
    制御部に加熱の停止信号を出力する第3のタイマー手段
    とを備え、前記到達検出手段は到達検出により第3のタ
    イマー手段の動作を停止させる構成とした請求項1記載
    の電気クッキングヒーター。
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