JP2680746B2 - パルスノイズ除去回路 - Google Patents

パルスノイズ除去回路

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JP2680746B2 JP3141961A JP14196191A JP2680746B2 JP 2680746 B2 JP2680746 B2 JP 2680746B2 JP 3141961 A JP3141961 A JP 3141961A JP 14196191 A JP14196191 A JP 14196191A JP 2680746 B2 JP2680746 B2 JP 2680746B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FMラジオ受信機で受
信された受信信号中に含まれるパルスノイズを除去する
ためのパルスノイズ除去回路に関するもので、特に弱電
界受信時における情報量の減少を防止せんとするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】耳障りなパルスノイズを除去する為、受
信信号中に含まれるパルスノイズを検出し、少なくとも
前記パルスノイズの発生期間中、信号路に配置されるゲ
ート回路を制御し、ノイズの発生を防止するパルスノイ
ズ除去回路が知られている。しかして、このようなパル
スノイズ除去回路においては、パルスノイズに応じて動
作するゲート信号発生回路を備えており、該ゲート信号
発生回路から発生するゲート信号のパルス幅に対応する
期間中、パルスノイズの除去が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルスノイズ除
去回路は、ゲート信号のパルス幅がパルスノイズを効果
的に除去し得る所定値に、例えば40μSに固定されて
いた。このパルスノイズ除去回路は、自動車のイグニッ
ションノイズ等のパルスノイズを効果的に除去すること
ができる。
【0004】しかしながら、弱電界受信時においては、
前記パルスノイズ除去回路が過変調ノイズ等によって誤
動作するという問題が生じる。即ち、弱電界受信時に
は、弱電界ノイズのレベルが大になるが、この弱電界ノ
イズは、ノイズAGCによりそのレベルが抑圧され、パ
ルスノイズ検出回路で検出されない。ところが、弱電界
時に過変調ノイズが混入すると、弱電界ノイズに過変調
ノイズが重畳されてパルス的となり、しかもこのノイズ
がパルスノイズよりも大なる頻度で発生する。この疑似
パルスノイズは、パルスノイズ検出回路で検出され、ゲ
ートを頻繁に開閉する。その為、ゲートの開期間中必要
な情報が失われるという問題が生じる。
【0005】最近は、パルスノイズによる受信妨害より
も、上述の疑似パルスノイズによる情報消失のほうがよ
り問題となってきた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
み成されたもので、疑似パルスノイズに対しても効果の
あるパルスノイズ除去回路を提供せんとするもので、パ
ルスノイズ検出回路と、ゲート信号発生回路と、ゲ−ト
回路と、受信信号の電界強度又は受信信号中に含まれる
連続ノイズの量に応じてゲート信号発生回路を制御する
制御回路とを備える点を特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、中強電界時には、ゲート信号
発生回路の出力パルス幅を大(約40μS)とすること
が出来るので、イグニッションノイズ等の比較的発生周
期の長いパルスノイズを有効に除去することができる。
又、弱電界時には、ゲート信号発生回路の出力パルス幅
を小(約20μS)とすることが出来るので、頻度の高
い過変調ノイズ等に起因する情報消失を防止できる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す回路図で、
(1)は受信アンテナ、(2)はアンテナ(1)に受信された
RF信号を増幅するRF増幅回路、(3)はRF増幅回路
(2)の出力信号と局部発振回路(4)の出力信号とを混合
する混合回路、(5)は混合回路(3)の出力IF信号を増
幅するIF増幅回路、(6)はIF増幅回路の出力IF信
号をFM検波するFM検波回路、(7)はFM検波回路
(6)の出力端に接続されたバッファ回路、(8)はバッフ
ァ回路(7)の出力信号中に含まれるパルスノイズを除去
するゲート回路、(9)はFM検波回路(6)の出力信号中
に含まれる高周波ノイズ成分を通過させるハイパスフィ
ルター、(10)はパルスノイズ検出回路、(11)はハイパス
フィルタ(9)の出力信号中に含まれる連続ノイズに応じ
てAGCを行うノイズAGC回路、(12)はパルスノイズ
検出回路(10)の出力信号に応じて動作する単安定マルチ
バイブレータ、(13)は受信信号の電界強度を示す信号を
発生する制御回路、(14)は制御回路(13)の出力信号に応
じて単安定マルチバイブレータ(11)の時定数を切換える
時定数切換回路である。尚、単安定マルチバイブレータ
(12)と時定数切換回路(14)とは、ゲート信号発生回路を
構成している。
【0009】次に動作を説明する。アンテナ(1)に受信
された信号は、RF増幅回路(2)で増幅されたのち混合
回路(3)において局部発振回路(4)の出力信号と混合さ
れ、IF信号に変換される。前記IF信号は、IF増幅
回路(5)で増幅され、FM検波回路(6)でFM検波され
る。その後、FM検波回路(6)の出力信号は、バッファ
回路(7)及びゲート回路(8)を介して出力端子に導出さ
れる。
【0010】FM検波回路(6)の出力信号中の高周波ノ
イズ成分は、ハイパスフィルター(9)を通過し、パルス
ノイズ検出回路(10)に印加され、そこでパルスノイズの
検出が行われる。パルスノイズ検出回路(10)に対して
は、ノイズAGC回路(11)によって連続ノイズレベルに
応じたAGCがかけられているので、パルスノイズ検出
回路(10)は所定レベル以上のパルスノイズのみを検出す
ることができる。検出されたパルスノイズは、単安定マ
ルチバイブレータ(12)にトリガとして印加される。その
為、単安定マルチバイブレータ(12)の出力には、検出さ
れたパルスノイズのタイミングを持ち、所定のパルス幅
を持ったゲート信号が発生する。
【0011】ところで、単安定マルチバイブレータ(12)
の時定数は、時定数切換回路(14)の出力に応じて切換わ
る。今、受信信号の電界強度が中または強であるとすれ
ば、電界強度を検出する制御回路(13)の出力信号は、第
1の値(例えばL)となり、時定数切換回路(14)の出力
信号も第1の値となり、単安定マルチバイブレータ(12)
の時定数は比較的長い第1の値(例えば40μS)とな
る。その為、ゲート信号のパルス幅(40μS)が、パ
ルスノイズを効果的に除去し得る値となり、図1のパル
スノイズ除去回路は、除去機能を十分に発揮する。
【0012】一方、受信信号の電界強度が弱くなると、
制御回路(13)の出力信号が第2の値(たとえばH)とな
り、時定数切換回路(14)の値も第2の値となり、単安定
マルチバイブレータ(12)の時定数は比較的短い第2の値
(例えば20μS)となる。その為、弱電界受信時に、
過変調ノイズ等が発生し、単安定マルチバイブレータ(1
2)が動作し、ゲート回路(8)が動作したとしても、信号
及びノイズの遮断期間が短くなり、情報の消失量が少な
くなる。一般に、弱電界受信時には、ノイズ量が多くな
るので、パルスノイズの除去よりも情報の確保を優先し
たほうが、聴取者に対し良好な受信を提供し得る。
【0013】上述の説明においては、受信信号が弱電界
であることを、受信信号の電界強度を検出する制御回路
(13)を用いて検出している。しかしながら、弱電界の検
出は、他の方法、例えば、ノイズAGC回路を用いるこ
とによっても検出することができる。即ち、図1に示す
如く、弱電界時に大となる連続ノイズをノイズAGC回
路(11)から取り出し、制御回路(13')でそのレベルを検
出して制御信号を発生すれば、弱電界時に時定数切換回
路(14)を制御することができ、制御回路(13)を用いた場
合と全く同じ結果を得ることができる。
【0014】図2は、図1の単安定マルチバイブレータ
(12)及び時定数切換回路(14)の具体回路例を示す回路図
である。図2において、入力端子(15)には、図1のパル
スノイズ検出回路(10)の出力信号が印加される。前記入
力端子(15)に信号が印加されると、トランジスタ(16)が
オンし、コンデンサ(17)の充電が行われる。コンデンサ
(17)が放電している初期状態においては、トランジスタ
(18)がオフ、トランジスタ(19)がオンとなっている。そ
の為、トランジスタ(20)がオン、トランジスタ(21)がオ
フとなり、出力端子(22)にLレベルの出力信号が発生し
ている。コンデンサ(17)の充電が進みトランジスタ(18)
のベース電圧がトランジスタ(19)のベース電圧を越える
と、トランジスタ(18)がオン、トランジスタ(19)がオフ
となり、トランジスタ(20)がオフ、トランジスタ(21)が
オンとなって、出力端子(22)にHレベルの出力信号が発
生する。その後、コンデンサ(17)の電荷は、抵抗(23)を
介して放電され、トランジスタ(18)のベ−ス電圧がトラ
ンジスタ(19)のベース電圧よりも低下すると、再びトラ
ンジスタ(18)がオフ、トランジスタ(19)がオンとなり、
トランジスタ(20)がオン、トランジスタ(21)がオフとな
って、出力信号がLレベルとなる。コンデンサ(17)と抵
抗(23)との放電時定数は、約40μSに設定されている
ので、出力端子(22)に得られる出力信号のパルス幅も約
40μSとなる。
【0015】中強電界受信時には、図1の制御回路(13)
の出力信号がLレベルとなっているので、トランジスタ
(24)がオフとなり、コンデンサ(17)の放電時定数は上述
の如くコンデンサ(17)の容量と抵抗(23)の抵抗値とによ
って定まる。又、弱電界受信時には、制御回路(13)の出
力信号がHレベルとなるので、トランジスタ(24)がオン
となり、コンデンサ(17)の放電時定数は、コンデンサ(1
7)の容量と抵抗(23)及び(25)の並列抵抗値とによって定
まる。抵抗(25)の抵抗値を適切に定めれば、弱電界受信
時におけるコンデンサ(17)の放電時定数を20μSにす
ることができ、出力端子(22)に得られる出力信号のパル
ス幅を約20μSにすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、パル
スノイズを検出したとき、受信信号の電界強度に応じて
ゲート駆動用のパルスの幅を変更することができるの
で、中強電界時にはパルス幅を広くしてパルスノイズを
確実に除去することができ、弱電界時にはパルス幅を狭
くして情報の不要な消失を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図
【図2】図1の単安定マルチバイブレータ(12)及び時定
数切換回路(14)の具体回路例を示す回路図
【符号の説明】
(8) ゲート回路 (10) パルスノイズ検出回路 (11) ノイズAGC回路 (12) 単安定マルチバイブレータ (13) 制御回路 (14) 時定数切換回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号中のパルスノイズを除去するた
    めのパルスノイズ除去回路であって、受信信号中に含ま
    れるパルスノイズを検出する検出回路と、該検出回路の
    出力信号に応じてゲ−ト信号を発生するゲート信号発生
    回路と、前記ゲート信号に応じてパルスノイズを除去す
    るゲ−ト回路と、受信信号の電界強度または受信信号中
    に含まれる連続ノイズに応じて前記ゲート信号発生回路
    を制御する制御回路とからなるパルスノイズ除去回路。
  2. 【請求項2】 前記ゲート信号発生回路は、単安定マル
    チバイブレータからなり、前記制御回路は前記単安定マ
    ルチバイブレータの時定数を制御することを特徴とする
    請求項1記載のパルスノイズ除去回路。
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