JP2680486B2 - 紙幣計数機 - Google Patents

紙幣計数機

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JP2680486B2
JP2680486B2 JP3142146A JP14214691A JP2680486B2 JP 2680486 B2 JP2680486 B2 JP 2680486B2 JP 3142146 A JP3142146 A JP 3142146A JP 14214691 A JP14214691 A JP 14214691A JP 2680486 B2 JP2680486 B2 JP 2680486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣を計数して払い出
す紙幣計数機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の紙幣計数機としては、スタッカ
部に投入される紙幣を一枚ずつ繰出・搬送して、該紙幣
の金種、真偽等を判別した後、集積部に順次集積するも
のが知られている。そして、このような紙幣計数機の機
能としては、ほぼ同一金種の紙幣を処理して、その中に
混入している異金種紙幣を検出しながら(異金種を検出
したときはエラー停止)、同一金種の紙幣を希望枚数
り出していた(バッチ処理)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な紙幣計数機においては、金額をプリセットする機能を
有していないので、スタッカ部に装填された紙幣(ほぼ
同一金種の紙幣群)から希望の金額の紙幣を計数して取
り出す場合に、予め紙幣の金種及び枚数の両方を指定
し、これらの指定条件に基づいて紙幣を計数判別させて
いた(特開昭63ー91794号公報参照)。従って、
上記のような紙幣計数機において、仮に希望金額をプリ
セットして計数判別させた場合に、例えば最初の一枚で
希望の金額に達してしまったときには、一枚目の紙幣が
判別された時点で、それ以後の紙幣の繰出・搬送を停止
させても、その間に既に2〜3枚の紙幣が搬送路に繰出
・搬送されてしまい、結果的に希望金額以上の紙幣が集
積部に集積されてしまうという問題があった。これは、
紙幣を高速で処理しているために、比較処理が終了した
ときには次の紙幣がスタッカ部から繰り出されてしまっ
ているからである。
【0004】そして、このような問題を解決するため
に、金額のプリセットとともに、判別する紙幣の金種、
及び紙幣の払い出し枚数も入力すれば良いのであるが、
このような複数のデータを入力するとなると、紙幣計数
機自体の操作性が悪くなるという問題があった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、プリセット値以上の紙幣がスタッカ部か
ら繰り出されることを防止し、これによってプリセット
した希望金額の紙幣のみを確実に集積部に払い出すこと
ができる操作性の良い紙幣計数機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、スタッカ部から紙幣を一枚ずつ繰り出し
該紙幣を搬送路を経由して集積部に搬送させるための繰
出・搬送駆動部と、搬送路に繰り出された紙幣を判別
し、その判別結果を判別データとして出力する判別部と
を有する紙幣計数機において、プリセットモードを指定
するためのプリセットモード指定キーと、プリセットモ
ードが指定されたときに、払い出し希望金額であるプリ
セット値を入力するためのテンキーとを有する操作部
と、スタッカ部から繰り出された一枚目の紙幣の金種を
判別金種として記憶する判別金種記憶部と、該判別部で
判別した紙幣の枚数を、紙幣の判別を行う毎に判別枚数
として記憶する判別枚数記憶部と、プリセット値を、前
記一枚目の紙幣の金種で割ることにより、判別すべき紙
幣の計数枚数を算出する計数枚数算出手段と、該計数枚
数算出手段で算出した計数枚数を記憶する計数枚数記憶
部と、前記操作部によりプリセットモードが指定された
ことを条件として、前記繰出・搬送駆動部、判別部、判
別金種記憶部、判別枚数記憶部 、計数枚数算出手段、
計数枚数記憶部を制御する計数処理制御部とを具備し、
前記計数処理制御部は、判別部からの判別データに基づ
き、スタッカ部から繰り出された紙幣が一枚目であるか
否かを判断し、該紙幣が一枚目である場合に、繰出・搬
送駆動部を一旦停止させて、計数枚数算出手段に対し
て、プリセット値を該紙幣の金種で割ることにより判別
すべき紙幣の計数枚数を算出させ、かつ計数枚数記憶部
に対して、該計数枚数を記憶させる第1の計数判別処理
機能と、スタッカ部から出力された紙幣の枚数が二枚目
以降である場合に、判別データが入力される毎に判別枚
数記憶部に対して紙幣の枚数を判別枚数として記憶させ
るとともに、前記判別部の判別データが、該紙幣が判別
金種記憶部に記憶されている判別金種と一致しているか
否かを判断し、かつ前記判別枚数が計数枚数記憶部に記
憶されている計数枚数に一致しているか否かを判断する
第2の計数判別処理機能とを有し、更に、前記第1の計
数判別処理機能により、プリセット値を前記判別金種で
割って算出した計数枚数が1である場合に紙幣の計数判
別処理を終了し、1以外の自然数である場合に、判別金
種記憶部に対して一枚目の紙幣の金種を判別金種として
判別金種記憶部に記憶させるとともに、繰出・搬送駆動
部を再び駆動させて二枚目以降の紙幣の繰出、搬送を行
わせ、また、前記第2の計数判別処理機能により、判別
データが判別金種と一致し、かつ判別枚数が計数枚数に
不一致である場合に、繰出・搬送駆動部に対して紙幣の
繰出、搬送を続行させ、一方、判別データが判別金種と
不一致である、あるいは判別枚数が計数枚数に一致した
場合に繰出・搬送駆動部に対して紙幣の繰出、搬送を停
止させるようにした。また、第1の計数判別処理機能
は、プリセット値を前記判別金種で割って算出した計数
枚数が自然数でない場合に、アラーム信号を発するよう
にしてもよい。
【0007】
【作用】この発明によれば、判別部からの判別データに
基づき、スタッカ部から出力された紙幣が一枚目である
か否かを判断し、該紙幣が一枚目である場合に、繰出・
搬送駆動部を一旦停止させて、(1)該紙幣の金種を判
別金種として判別金種記憶部に記憶させる、(2)計数
枚数算出手段に対して、プリセット値を該紙幣の金種で
割って判別すべき紙幣の計数枚数を算出させるととも
に、(3)前記計数枚数が1である場合に紙幣の計数判
別処理を終了し、1以外の自然数である場合に、判別金
種記憶部に対して一枚目の紙幣の金種を判別金種として
判別金種記憶部に記憶させる。すなわち、一枚目の金種
について、紙幣の計数値がプリセット値に一致している
か否かを比較する処理(1)〜(3)は、繰出・搬送駆
動部を停止させて行うものであるので、スタッカ部から
繰り出されたこの紙幣がこの紙幣一枚でプリセット値と
なった場合に、これ以上の紙幣が搬送路内に繰り出され
ず、これによってプリセットした希望金額の紙幣を集積
部に取り出すことができる。
【0008】また、スタッカ部から出力された紙幣が
枚目以降である場合には、紙幣の判別データが出力され
る毎に、該判別データが判別金種記憶部に記憶されてい
る判別金種と一致しているか否かを判断する、及び紙幣
の判別枚数が計数枚数記憶部に記憶されている計数枚数
に一致しているか否かを判断することにより、スタッカ
部から払い出された紙幣の合計金額がプリセット値に一
致しているか否かを判定するようにした。すなわち、紙
幣の判別データを判別金種(判別金種記憶部に記憶され
ている)に一致しているか否かを判断する、及び該紙幣
の判別枚数を計数枚数(計数枚数記憶部に記憶されてい
る)に一致しているか否かを比較するという、2つの比
較、判断により、スタッカ部から払い出された紙幣がプ
リセット値に一致しているか否かを判定するようにした
ので、該判定のために要する時間を短縮化することがで
きる。従って、紙幣の合計金額がプリセット値に一致し
ている場合の繰出・搬送停止の指示を即座に出力するこ
とができ、該プリセット値以上の紙幣がスタッカ部から
繰り出されることを防止し、これによりプリセットした
希望金額の紙幣を確実に集積部に取り出すことができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。まず、図1を参照して紙幣計数機の概略
構成について説明する。図1において符号1で示すもの
は、紙幣(ほぼ同一金種の紙幣)が集積状態で装填され
るスタッカ部であり、スタッカ部1の下部には、集積さ
れた紙幣の中で最も下側に位置する紙幣を蹴り出すため
の蹴り出しローラ2が設けられ、この蹴り出しローラ2
により蹴り出された紙幣は、繰り出しローラ3と分離ベ
ルト4とにより、搬送路5に一枚ずつ繰り出されるよう
になっている。なお、前記分離ベルト4は、繰り出しロ
ーラ3に接する側の面が紙幣が搬送される方向とは逆方
向に移動するようになっており、これによって蹴り出し
ローラ2により蹴り出された紙幣が二枚重ねとならない
ように一枚ずつ分離して搬送路5に送り出すようにして
いる。
【0010】また、前記搬送路5の途中には判別部6が
設けられており、この判別部6によって一枚ずつ送り出
された紙幣の金種を判別するとともに、該紙幣が異金種
か否か(スタッカ部1に装填された大多数の金種とは異
なる金種の紙幣か否か)、正券か否かが判別されるよう
になっている。また、前記搬送路5の末端には集積車7
が設けられており、この集積車7により一枚ずつ搬送さ
れた紙幣が集積部8に集積されるようになっている。な
お、図1において、符号9で示すものはスタッカ部1内
の紙幣の有無を検知する検出センサである。また、上記
紙幣計数機には、入力手段としての操作部10(図2参
照)、及び出力手段としての表示部11、アラーム部1
2(図2参照)が設けられている。
【0011】次に、図1の紙幣計数機を制御するための
制御機構について図2を参照して説明する。この制御機
構は計数処理制御部100を有し、この計数処理制御部
100に対して信号の入出力を行う、判別部6、操作部
10、表示部11、アラーム部12、判別情報記憶部1
3、計数枚数算出手段14、計数枚数記憶部15、スタ
ッカ部紙幣検出手段16、繰出・搬送駆動部17とを有
するものである。これら各構成要素について説明する。
【0012】操作部10は、テンキー10Aと、金額計
数モード指定キー10Bと、プリセットモード指定キー
10Cとを有するものであって、前記金額計数モード指
定キー10Bにより、図1の紙幣計数機に対して紙幣の
計数を行わせる金額計数モードが指定され、また、前記
プリセットモード指定キー10Cにより、図1の紙幣計
数機に対して予め指定した(すなわち、プリセットし
た)希望金額の紙幣を払い出させるプリセットモードが
指定されるようになっている。なお、プリセットモード
指定時における払い出し希望金額(すなわちプリセット
値)の設定は前記テンキー10Aにより行われる。ま
た、これらのキー10A〜10Cは操作者により操作さ
れるものである。
【0013】判別情報記憶部13は、判別部6によって
判別された紙幣の「判別枚数」を、紙幣の判別がある毎
に1ずつアップさせて記憶する判別枚数記憶部13A
と、判別部6により判別された紙幣の中で、判別開始
後、第一枚目の紙幣の金種を基準となるデータ、すなわ
ち「判別金種」として記憶する判別金種記憶部13Bと
を有するものである。なお、この判別金種記憶部13B
に記憶するデータとしては、例えば一枚目の紙幣を光学
的に読み取ったパターンをそのまま記憶しても良く、ま
た、1万円、五千円、千円といった金種を記憶して良
い。計数枚数算出手段14は、紙幣が前記判別部6によ
り一枚判別された時点で、操作部10において設定され
た希望金額を、前記判別金種記憶部13Bにおいて記憶
される金種で割り、これによって判別部6に対して判別
させるべき紙幣の枚数を「計数枚数」として算出するも
のである。また、計数枚数記憶部15は、前記計数枚数
算出手段14において算出された、判別すべき紙幣の枚
数である「計数枚数」を記憶するものである。
【0014】スタッカ部紙幣検出手段16は検出センサ
9から出力された検出信号に基づいてスタッカ部1内の
紙幣の有無を検出するものである。繰出・搬送駆動部1
7は、蹴り出しローラ2、繰り出しローラ3、分離ベル
ト4を駆動するとともに、搬送路5を構成する搬送ベル
ト(図示略)を駆動するものであり、これらの駆動によ
り、スタッカ部1から紙幣を一枚ずつ繰り出し、該紙幣
を搬送路5を通じて集積部8に搬送させるようにしてい
る。一方、表示部11は判別部6において判別された紙
幣の合計金額、及び計数判別処理の際にエラーが生じた
場合に該エラーの内容を表示させるものである。アラー
ム部12は、エラーが発生したことをアラームにより操
作者に報知させるものである。
【0015】次に、判別部6、操作部10、表示部1
1、アラーム部12、判別情報記憶部13、計数枚数算
出手段14、計数枚数記憶部15、スタッカ部紙幣検出
手段16、繰出・搬送駆動部17を制御するための計数
処理制御部100の制御内容について図3のフローチャ
ートを参照してステップ(SP)毎に説明する。なお、
図3に示すフローチャートはプリセットモード指定キー
10Cによりプリセットモードが指定されたときに実行
されるものである。
【0016】《ステップ1》繰出・搬送駆動部17に対
して、蹴り出しローラ2、繰り出しローラ3、分離ベル
ト4、及び搬送路5の搬送ベルト(図示略)を駆動する
ための駆動信号を出力する。 《ステップ2》判別部6において判別された紙幣の判別
データを取り込む。 《ステップ3》ステップ2において取り込んだ判別デー
タが一枚目の紙幣のものであるか、二枚目以降の紙幣の
ものであるかを判別し、YES(一枚目)である場合に
ステップ4に進み、また、NO(二枚目以上)である場
合にステップ10に進む。
【0017】《ステップ4》前記ステップ1で出力し
た、繰出・搬送駆動部17に対して蹴り出しローラ2、
繰り出しローラ3、分離ベルト4、搬送路5を駆動する
ための駆動信号の出力を停止する。このとき、蹴り出し
ローラ2、繰り出しローラ3、分離ベルト4が、搬送路
5の搬送ベルトに対して先に停止するようになっている
ので、駆動信号の出力が停止された後にスタッカ部1内
の紙幣が搬送路5に繰り出されることはない。このこと
は、ステップ12についても同様である。 《ステップ5》ステップ2で取り込んだ判別データから
紙幣の金種を判別する。なお、このステップ5において
は、該判別データを、予め記憶させておいた千券、五千
券、万券の表裏についての基準データと比較させ、これ
により一枚目の金種(「判別金種」)を確定するもので
ある。更に、計数枚数算出手段14に対して判別部6に
おいて判別される紙幣の枚数を計算させる。すなわち、
「プリセット金額÷判別金種」を計算することにより、
スタッカ部1から払い出すべき紙幣の枚数(「計数枚
数」)を計算する。また、このとき計算した計数枚数は
計数枚数記憶部15に記憶させる。
【0018】《ステップ6》前記ステップ5の「プリセ
ット金額÷判別金種」の計算において、「余り」がでた
か否か、すなわち自然数でないか否かを判断し、YES
(自然数でない)の場合に、これを異常なものとしてス
テップ7に進み、また、NO(自然数である)の場合に
これを正常なものとして次のステップ8に進む。 《ステップ7》表示部11、アラーム部12に対して異
常が発生したことを示すアラーム信号を出力する。 《ステップ8》前記ステップ5の算出結果である「計数
枚数」に基づき、この計数枚数が1であるか否かを判断
し、YESの場合に、プリセットした希望金額の紙幣が
払い出されたとして本フローチャートを終了し、また、
NOの場合に、未だ希望金額に達していないとして次の
ステップ9に進む。
【0019】《ステップ9》判別金種記憶部13Bに対
して、ステップ5で判別された一枚目の紙幣についての
金種を判別金種として記憶させ、この後、元のステップ
2に戻る。 《ステップ10》ステップ2で取り込んだ判別データ
が、判別金種記憶部13Bに記憶させた一枚目の紙幣の
金種(ステップ9参照)と同一であるか否かを判断し、
その結果、YESの場合に次のステップ11に進み、ま
た、NOの場合にステップ7に進んで、表示部11、ア
ラーム部12に対して異常が発生したことを示すアラー
ム信号を出力するとともに、繰出・搬送駆動部17に対
して蹴り出しローラ2、繰り出しローラ3、分離ベルト
4、搬送路5を駆動するための駆動信号の出力を停止す
る。 《ステップ11》前記ステップ2において取り込んだ判
別データの数から紙幣の判別枚数を検出し、この判別枚
数を判別枚数記憶部13Aに記憶させる。すなわち、こ
のステップ11を経る度に、判別枚数記憶部13Aに記
憶した「判別枚数」を一ずつアップさせる。一方、前記
「判別枚数」が、計数枚数記憶部15に記憶した「計数
枚数」(ステップ5参照)に一致しているか否かを判断
し、YESの場合に次のステップ12に進み、また、N
Oの場合にステップ13に進む。
【0020】《ステップ12》前記ステップ1で出力し
た、繰出・搬送駆動部17に対して蹴り出しローラ2、
繰り出しローラ3、分離ベルト4、搬送路5を駆動する
ための駆動信号の出力を停止する。 《ステップ13》スタッカ部紙幣検出手段16の出力に
基づいてスタッカ部1内に紙幣が存在しているか否かを
判断し、YESの場合に元のステップ1に戻り、また、
NOの場合に次のステップ14に進む。
【0021】《ステップ14》前記ステップ1で出力し
た、繰出・搬送駆動部17に対して蹴り出しローラ2、
繰り出しローラ3、分離ベルト4、搬送路5を駆動する
ための駆動信号の出力を停止する。 《ステップ15》空になったスタッカ部1内に紙幣の投
入させるための表示を表示部11に対して行わせ、操作
者により、スタッカ部1内に対して新たな紙幣が投入さ
れるのを待つ。 《ステップ16》スタッカ部紙幣検出手段16の出力に
基づいてスタッカ部1内に紙幣が投入されたか否かを判
断し、NOの場合に紙幣の投入を待ち、またYESの場
合に元のステップ1に戻る。
【0022】以上詳細に説明したように、本実施例に示
す紙幣計数機によれば、一枚目の金種について、紙幣の
計数値がプリセット値に一致しているか否かを比較する
処理(ステップ5〜8を参照)は、繰出・搬送駆動部を
停止させて行う(ステップ4参照)ものであるので、ス
タッカ部1から繰り出されたこの紙幣がこの一枚でプリ
セット値となった場合に、これ以上の紙幣が搬送路内に
繰り出されず、これによってプリセットした希望金額の
紙幣を確実に集積部8に取り出すことができるものであ
る。
【0023】なお、本実施例においては、図3のフロー
チャートのステップ1〜9が特許請求の範囲に示す「計
数処理制御部の第1の計数判別処理機能」に相当してい
る。また、ステップ1〜3、ステップ7、ステップ10
〜16が特許請求の範囲に示す「計数処理制御部の第2
の計数判別処理機能」に相当している。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の紙幣計数機によれば、一枚目の金種について、
紙幣の計数値がプリセット値に一致しているか否かを比
較する処理は、繰出・搬送駆動部を停止させて行うもの
であるので、スタッカ部から繰り出されたこの紙幣が一
枚でプリセット値となった場合に、これ以上の紙幣が搬
送路内に繰り出されず、これによってプリセットした希
望金額の紙幣を確実に集積部に取り出すことができるも
のである。一方、本発明の紙幣計数機は、プリセット値
の入力のみで、プリセットした希望金額の紙幣を確実に
集積部に取り出すことができるようになっている、すな
わちプリセット値とともに、払い出すべき紙幣の金種及
び枚数を入力する必要がなく、この点において高い操作
性を得ているものである。また、請求項2記載の紙幣計
数機によれば、プリセット値を前記判別金種で割って算
出した計数枚数が自然数でない場合、つまり、プリセッ
ト金額に誤りがある等の場合には、アラーム信号を発す
るため、異常が発生したことを容易に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣計数機の概略構成を示す図。
【図2】紙幣計数機の制御機構を示すブロック図。
【図3】図2に示す制御機構の計数処理制御部の制御内
容を示すフローチャート。
【符号の説明】
6 判別部 10 操作部 10A テンキー 10B プリセットモード指定キー 13 判別情報記憶部 13A 判別枚数記憶部 13B 判別金種記憶部 14 計数枚数算出手段 15 計数枚数記憶部 17 繰出・搬送駆動部 100 計数処理制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッカ部から紙幣を一枚ずつ繰り出し
    該紙幣を搬送路を経由して集積部に搬送させるための繰
    出・搬送駆動部と、搬送路に繰り出された紙幣を判別
    し、その判別結果を判別データとして出力する判別部と
    を有する紙幣計数機において、 プリセットモードを指定するためのプリセットモード指
    定キーと、プリセットモードが指定されたときに、払い
    出し希望金額であるプリセット値を入力するためのテン
    キーとを有する操作部と、 スタッカ部から繰り出された一枚目の紙幣の金種を判別
    金種として記憶する判別金種記憶部と、 該判別部で判別した紙幣の枚数を、紙幣の判別を行う毎
    に判別枚数として記憶する判別枚数記憶部と、 プリセット値を、前記一枚目の紙幣の金種で割ることに
    より、判別すべき紙幣の計数枚数を算出する計数枚数算
    出手段と、 該計数枚数算出手段で算出した計数枚数を記憶する計数
    枚数記憶部と、 前記操作部によりプリセットモードが指定されたことを
    条件として、前記繰出・搬送駆動部、判別部、判別金種
    記憶部、判別枚数記憶部 、計数枚数算出手段、計数枚
    数記憶部を制御する計数処理制御部とから構成されてな
    り、 前記計数処理制御部は、 判別部からの判別データに基づき、スタッカ部から繰り
    出された紙幣が一枚目であるか否かを判断し、該紙幣が
    一枚目である場合に、繰出・搬送駆動部を一旦停止させ
    て、計数枚数算出手段に対して、プリセット値を該紙幣
    の金種で割ることにより判別すべき紙幣の計数枚数を算
    出させ、かつ計数枚数記憶部に対して、該計数枚数を記
    憶させる第1の計数判別処理機能と、 スタッカ部から出力された紙幣の枚数が二枚目以降であ
    る場合に、判別データが入力される毎に判別枚数記憶部
    に対して紙幣の枚数を判別枚数として記憶させるととも
    に、前記判別部の判別データが、該紙幣が判別金種記憶
    部に記憶されている判別金種と一致しているか否かを判
    断し、かつ前記判別枚数が計数枚数記憶部に記憶されて
    いる計数枚数に一致しているか否かを判断する第2の計
    数判別処理機能とを有し、 前記第1の計数判別処理機能は、プリセット値を前記判
    別金種で割って算出した計数枚数が1である場合に紙幣
    の計数判別処理を終了し、1以外の自然数である場合
    に、判別金種記憶部に対して一枚目の紙幣の金種を判別
    金種として判別金種記憶部に記憶させるとともに、繰出
    ・搬送駆動部を再び駆動させて二枚目以降の紙幣の繰
    出、搬送を行わせ、 前記第2の計数判別処理機能は、判別データが判別金種
    と一致し、かつ判別枚数が計数枚数に不一致である場合
    に、繰出・搬送駆動部に対して紙幣の繰出、搬送を続行
    させ、一方、判別データが判別金種と不一致である、あ
    るいは判別枚数が計数枚数に一致した場合に繰出・搬送
    駆動部に対して紙幣の繰出、搬送を停止させることを特
    徴とする紙幣計数機。
  2. 【請求項2】 前記第1の計数判別処理機能は、プリセ
    ット値を前記判別金種で割って算出した計数枚数が1で
    ある場合に紙幣の計数判別処理を終了し、1以外の自然
    数である場合に、判別金種記憶部に対して一枚目の紙幣
    の金種を判別金種として判別金種記憶部に記憶させると
    ともに、繰出・搬送駆動部を再び駆動させて紙幣の繰
    出、搬送を行わせ、さらに、自然数でない場合に、アラ
    ーム信号を発することを特徴とする請求項1記載の紙幣
    計数機。
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