JP2679519B2 - 自動倉庫における荷受台侵入検出装置 - Google Patents

自動倉庫における荷受台侵入検出装置

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JP2679519B2
JP2679519B2 JP7783892A JP7783892A JP2679519B2 JP 2679519 B2 JP2679519 B2 JP 2679519B2 JP 7783892 A JP7783892 A JP 7783892A JP 7783892 A JP7783892 A JP 7783892A JP 2679519 B2 JP2679519 B2 JP 2679519B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動倉庫における荷受台
侵入検出装置に係わり、詳しくは荷受台に配設された侵
入センサの作動切換え制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このタイプの自動倉庫41は例え
ば次のように構成されている。即ち、図7に示すよう
に、自動倉庫41は前後に立設され、長さ方向(同図左
右方向)及び高さ方向に複数の収納部42を有する一対
の棚43a,43bを備えている。前記一対の棚43
a,43bのうち後部の棚43aの収納部42のうち、
最下段の一端側には収納箱44の入出庫を行うための荷
受台45が設置されている。
【0003】また、これら前後一対の棚43a,43b
の間には、スタッカクレーン46が設けられている。こ
のスタッカクレーン46は、地面に敷設されたレール4
7上を走行する走行台48と、同走行台48の両端部か
ら立設された一対のマスト49と、同マスト49間に上
下動可能に配設されたキャリッジ50を備えている。さ
らに、このキャリッジ50には前後方向に移動可能なフ
ォーク51が設けられている。
【0004】前記荷受台45には作業者が荷役作業をす
るために出入りする作業出入口52とスタッカクレーン
46が収納箱44を搬送するために出入りするクレーン
搬送口53が設けられている。
【0005】図8に示すように、前記作業出入口52の
両側支柱には作業者の侵入を検知する一対の侵入センサ
(以下、作業者側侵入センサという)54が相対向して
配設されている。一方、前記クレーン搬送口53の両側
支柱には作業者及びスタッカクレーン46の侵入を検知
する一対の侵入センサ(以下、クレーン側侵入センサと
いう)55が相対向して配設されている。そして、作業
者側侵入センサ54とクレーン側侵入センサ55は相補
的作動するように制御されるようになっていて、一方の
侵入センサ54(55)が作動しているときには他方の
侵入センサ55(54)は不作動状態になっている。そ
して、これらの侵入センサ54,55が作動中に異物が
各侵入センサ54,55の検知領域を通過すると、その
通過(侵入)を検知して検知信号を出力して自動倉庫4
1の運転が停止されるようになっている。
【0006】前記棚43a,43bから離間した位置に
は地上制御盤56が設けられ、前記各侵入センサ54,
55を作動制御するとともに、各侵入センサ54,55
からの検出信号を入力するようになっている。また、こ
の地上制御盤56は通信装置57a,57bを介してス
タッカクレーン46のクレーン制御盤58とデータ交信
するようになっていて、出庫、入庫等の作業を行うべく
スタッカクレーン46を公知の方法で駆動制御するよう
になっている。また、地上制御盤56にはフォーク51
によって、即ち、出庫によって荷受台45に載置された
収納箱44内の品物の補充作業又はピッキング作業を完
了したときに操作する作業完了ボタン59が設けられて
いる。
【0007】出庫の際には、スタッカクレーン46によ
り収納箱44が荷受台45に載置されると、この時のス
タッカクレーン46の運行情報が通信装置57a,57
bを介してクレーン制御盤58から地上制御盤56へ送
信される。この運行情報を受信した地上制御盤56に内
蔵されたコントローラは収納箱44が荷受台45に載置
されたことを認知して作業者側侵入センサ54を不作動
状態に、クレーン側侵入センサ55を作動状態に切換え
ていた。この結果、作業者は作業者側侵入センサ54に
検知されることなく作業出入口52から荷受台45内に
侵入して収納箱44に収められた品物の補充作業やピッ
キング作業を行っていた。
【0008】入庫の際には、作業者は前記荷受台45か
ら外に出て地上制御盤56にある作業完了ボタン59を
押す。この作業完了ボタン59の押下信号に基づいて地
上制御盤56のコントローラは作業者側侵入センサ54
を作動状態に、クレーン側侵入センサ55を不作動状態
に切換えていた。この結果、スタッカクレーン46の運
行中に作業者が誤って作業出入口52から荷受台45内
に侵入したとしても、作業者側侵入センサ54が作業者
を検知するのでスタッカクレーン46の運行は停止し、
作業者の安全は確保されるようになっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に出庫の際には、作業者側侵入センサ54とクレーン側
侵入センサ55の作動の切り換えは、通信装置57a,
57bを介してクレーン制御盤58から地上制御盤56
へ送信されてくるスタッカクレーン46の運行情報に基
づいて行われていた。従って、通信手段によって送信さ
れてくる信号を地上制御盤56に一時記憶する記憶制御
を伴うため、侵入センサ54,55の作動の切換えは複
雑な制御となっていた。
【0010】そして、一度トラブルが発生したときに
は、地上制御盤56は受信した情報を一時記憶する記憶
制御であるため、復帰方法がたいへん煩雑であった。本
発明は上記問題点を解決するためになされたものであっ
て、その目的は制御が非常に煩雑である通信手段を介さ
ずに作業者側侵入センサとクレーン側侵入センサの作動
切換え制御をすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、に配列された複数の収納部との間で受渡し
を行うクレーンに備えたフォークにて物品が載置又は取
り出される荷受台と、前記荷受台に物品が載置されるの
を検知する荷検知センサと、荷受台の作業出入口から作
業者が前記荷受台に侵入するのを検知する作業者側侵入
センサと、荷受台のクレーン搬送口を通って作業者が前
記荷受台側からクレーン走行路内に侵入するのを検知す
るとともに、その検知領域が前記荷検知センサが物品を
検知しているとき荷受台に載置された物品の下方に延び
る前記フォークを検知しないように設定されたクレーン
側侵入センサと、前記荷受台に載置された物品をクレー
ンを介して所定の収納部に収納させるための作業操作ス
イッチと、荷検知センサが物品を検知したとき、クレー
ン側侵入センサを作動状態に、作業者側侵入センサを不
作動状態にする第1の切換制御手段と、前記荷受台に物
品が載置されている状態において、前記作業操作スイッ
チが操作されて前記荷検知センサが物品を検知しなくな
ったとき、作動状態にあるクレーン側侵入センサを不作
動状態に、不作動状態の作業者側侵入センサを作動状態
に切換える第2の切換制御手段とからなることをその要
旨とするものである。
【0012】
【作用】従って、本発明によれば、第1の切換制御手段
は荷検知センサが物品を検知したとき、クレーン側侵入
センサを作動状態に、作業者側侵入センサを不作動状態
にする。
【0013】第2の切換制御手段は荷受台に物品が載置
されている状態において、作業操作スイッチが操作され
た後に荷検知センサが物品を検知しなくなったとき、作
動状態にあるクレーン側侵入センサを不作動状態に、不
作動状態の作業者側侵入センサを作動状態に切換える。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図6に従って説明する。本実施例の自動倉庫1は次のよ
うに構成されている。即ち、図1に示すように、自動倉
庫1は前後に立設され、長さ方向(同図左右方向)及び
高さ方向に複数の収納部2を有する一対の棚3a,3b
(但し、前部の棚3bは最下段のみ図示)を備えてい
る。前記一対の棚3a,3bのうち後部の棚3aの収納
部2のうち、最下段の一端側には収納箱4(1個のみ図
示)の入出庫を行うための荷受台5が設置されている。
【0015】また、これら前後一対の棚3a,3bの間
には、クレーンとしてのスタッカクレーン6が設けられ
ている。このスタッカクレーン6は、地面に敷設された
レール7上を走行する走行台8と、同走行台8の両端部
から立設された一対のマスト9と、同マスト9間に上下
動可能に配設されたキャリッジ10を備えている。さら
に、このキャリッジ10には前後方向に移動可能なフォ
ーク11が設けられている。尚、前記スタッカクレーン
6は運行していないときには荷受台5に隣接してキャリ
ッジ10を下降した復帰位置に待機するようになってい
る。
【0016】前記荷受台5には作業者が荷役作業をする
ために出入りする作業出入口12とスタッカクレーン6
のフォーク11が収納箱4を搬送するために出入りする
クレーン搬送口13が設けられている。
【0017】図2に示すように、作業出入口12の両側
支柱には、作業者が作業出入口12から荷受台5に侵入
するのを検知する一対の侵入センサ(以下、作業者側侵
入センサという)14が相対向して配設されている。一
対の作業者側侵入センサ14は支柱に沿って配設され、
図3に示すようにその下端が荷受台5の高さH2と同じ
位置まで延び、下側の検知領域を荷受台5の上端まで広
げている。
【0018】一方、クレーン搬送口13の両側支柱に
は、作業者が荷受台5からスタッカクレーン6の走行路
内に侵入するのを検知する一対の侵入センサ(以下、ク
レーン側侵入センサという)15が相対向して配設され
ている。一対のクレーン側侵入センサ15は支柱に沿っ
て配設され、図3に示すようにその下端が荷受台5の高
さH2よりも高い上方位置H1となるように配置されて
いる。即ち、一対のクレーン側侵入センサ15の下端は
スタッカクレーン6のフォーク11が荷受台5に収納箱
4を載置したときにおける同フォーク11の位置より高
い位置であって、荷受台5に収納箱4を載置した後に荷
受台5の高さ近くをスタッカクレーン6側に移動するフ
ォーク11については検知しないようにしている。
【0019】このクレーン側侵入センサ15と前記作業
者側侵入センサ14は相補的作動するように制御され、
一方の侵入センサ14(15)が作動しているときには
他方の侵入センサ15(14)は不作動状態になってい
る。そして、侵入センサ14,15の作動中に異物が侵
入センサ14,15の検知領域を通過すると、その通過
(侵入)を検知して出力されるHレベルの検知信号によ
り自動倉庫1の運転が停止されるようになっている。
【0020】また、荷受台5には同荷受台5に載置され
た収納箱4を検知する一対の荷検知センサ16が相対向
するように配設されている。一対の荷検知センサ16の
うち、一方は作業出入口12と対向する側の荷受台5の
上部に設けられ、他方はクレーン搬送口13と対向する
側の荷受台5の上部に設けられている。この一対の荷検
知センサ16の取付位置は荷受台5より高く、その上端
が前記クレーン側侵入センサ15の下端と同じ又はそれ
以下となっている。従って、フォーク11により荷受台
5に載置される収納箱4を荷検知センサ16が検知する
とき、該フォーク11はクレーン側侵入センサ15の検
知領域から外れた下方に位置することになる。
【0021】前記棚3a,3bから離間した位置には地
上制御盤17が設けられ、前記各侵入センサ14,15
を作動制御するとともに、各センサ14,15,16か
らの検出信号を入力するようになっている。また、この
地上制御盤17は通信装置18a,18bを介してスタ
ッカクレーン6のクレーン制御盤19とデータ交信する
ようになっていて、出庫、入庫等の作業を行うべくスタ
ッカクレーン6を公知の方法で駆動制御するようになっ
ている。また、地上制御盤17には作業操作スイッチと
しての作業完了ボタン20が設けられ、出庫によって荷
受台5に載置された収納箱4内の品物の補充作業又はピ
ッキング作業を完了したときに操作される。
【0022】次に、地上制御盤17に内蔵されたメイン
コントローラ及び前記各センサ14〜16の電気的構成
を図4に従って説明する。図4において、地上制御盤1
7に内蔵されたメインコントローラ21は通信装置18
aと接続されている。通信装置18aはスタッカクレー
ン6側の通信装置18bとは光通信でデータ交信をおこ
なうようになっていて、メインコントローラ21からの
運行指令データをクレーン制御盤19に内蔵されたクレ
ーン駆動コントローラ22に出力するとともに、クレー
ン駆動コントローラ22からの運行情報をメインコント
ローラ21に出力する。
【0023】メインコントローラ21はセンサ駆動回路
23に接続され、センサ駆動回路23を介して前記各セ
ンサ14〜16を作動させたり、不作動にさせたりす
る。そして、メインコントローラ21は荷検知センサ1
6に対しては常に作動状態に保持し、常に荷検出が可能
な状態に制御するようになっている。メインコントロー
ラ21は作業者側侵入センサ14とクレーン側侵入セン
サ15を相補的に作動させて制御するようになってい
る。即ち、一方の侵入センサを作動させているときには
他方の侵入センサを不作動状態にさせる。
【0024】各センサ14〜16の検出信号は直接メイ
ンコントローラ21に出力されるとともに、異常判定回
路24に出力される。異常判定回路24は図5に示すよ
うにアンド回路25,26、オア回路27及びノット回
路28とから構成さている。そして、アンド回路25に
は前記作業者側侵入センサ14と荷検知センサ16から
の検出信号が入力される。アンド回路26には前記クレ
ーン側侵入センサ15の検出信号を入力するとともに、
荷検知センサ16からの検出信号をノット回路28を介
して入力する。そして、アンド回路25,26の出力は
オア回路27に出力され、オア回路27の出力はメイン
コントローラ21に出力される。
【0025】そして、荷受台5に収納箱4があるとき
(荷検知センサ16が収納箱4を検知し、Hレベルの検
知信号を出力しているとき)、作動中のクレーン側侵入
センサ15が異物を検知してHレベルの検知信号を出力
すると、オア回路26からHレベルの異常信号をメイン
コントローラ21に出力する。また、荷受台5に収納箱
4がないとき(荷検知センサ16がLレベルの検知信号
を出力しているとき)、作動中の作業者側侵入センサ1
4が異物を検知してHレベルの検知信号を出力すると、
オア回路27からHレベルの異常信号をメインコントロ
ーラ21に出力するようになっている。
【0026】メインコントローラ21は異常判定回路2
4からの異常信号を入力すると、クレーン制御盤19の
クレーン駆動コントローラ22にスタッカクレーン6の
全ての運転を停止させるための運行指令信号を出力す
る。また、メインコントローラ21は作業完了ボタン2
0と接続され、同ボタン20が押されることに基づくオ
ン信号を入力するようになっている。
【0027】次に、上記のように構成した自動倉庫1に
おける荷受台侵入検出装置の作用をメインコントローラ
21の処理動作を示す図6のフローチャート図に基づい
て説明する。
【0028】出庫の際には、メインコントローラ21は
クレーン駆動コントローラ22を介してスタッカクレー
ン6に出庫動作を行わせる。即ち、予め定めた出庫情報
に基づいてスタッカクレーン6を運行させてキャリッジ
10を所定の収納部2まで移動させ、フォーク11にて
収納箱4をキャリッジ10に載せる。そして、収納箱4
を載せたキャリッジ10を荷受台5まで移動させる。こ
の出庫の際、メインコントローラ21は作業者側侵入セ
ンサ14を作動状態にし、クレーン側侵入センサ15を
不作動状態に作動制御している。
【0029】従って、作業出入口12から荷受台5に作
業者が侵入すると、作業者側侵入センサ14がその侵入
を検知し、異常判定回路24を介してメインコントロー
ラ21に異常信号を出力する。また、クレーン側侵入セ
ンサ15は不作動状態なので、キャリッジ10に載置さ
れた収納箱4をフォーク11にて荷受台5に移動案内さ
せることができる。
【0030】そして、キャリッジ10に載置された収納
箱4をフォーク11にて荷受台5の上方位置まで案内さ
れた後に下降して同荷受台5に載置されると、荷検知セ
ンサ16は収納箱4を検知する。荷検知センサ16の検
知信号はメインコントローラ21及び異常判定回路24
に出力される。
【0031】メインコントローラ21は荷検知センサ1
6のHレベルの検知信号に応答して(ステップ10
1)、作業者側侵入センサ14を不作動状態にし、クレ
ーン側侵入センサ15を作動状態に作動切換えを行う
(ステップ102)。このとき、荷受台5内に侵入して
いるフォーク11はクレーン側侵入センサ15の検知領
域より外れた下方位置にあるので、クレーン側侵入セン
サ15によっては検知されない。従って、フォーク11
そのままキャリッジ10側に移動しても検知されるこ
となく出庫作業は完了する。
【0032】こうして作業者側侵入センサ14は不作動
状態になるので、荷受台5内に作業者が侵入することが
できる。従って、作業者は荷受台5内に入って収納箱4
に収められた品物の補充作業やピッキング作業を行うこ
とができる。また、荷受台5で作業をする作業者が例え
ば誤って荷受台5側からスタッカクレーン6の走行路側
にクレーン搬送口13を通って侵入すると、クレーン側
侵入センサ15が作業者を検知し、異常判定回路24を
介してメインコントローラ21に異常信号を出力する。
この結果、作業者が誤ってスタッカクレーン6の走行路
内に入ったときにはスタッカクレーン6の運転が停止さ
れる。そして、これらの作業が終了すると、作業者が荷
受台5から離れて地上制御盤17の作業完了ボタン20
を押す。
【0033】この作業完了ボタン20の押下に基づくオ
ン信号に応答して(ステップ103)、メインコントロ
ーラ21は荷検知センサ16の検知信号がLレベル、即
ち、収納箱4が荷受台5にないかどうかを判断する。ま
た、作業完了ボタン20の押下に基づくオン信号に応答
して、メインコントローラ21は荷受台5に載置された
収納箱4を所定の収納部2へ入庫する。
【0034】入庫の際、メインコントローラ21はクレ
ーン駆動コントローラ22を介してスタッカクレーン6
に入庫動作を行わせる。即ち、予め定めた入庫情報に基
づいてスタッカクレーン6を荷受台5に対向する位置ま
で移動させ、フォーク11を荷受台5まで移動させる。
このとき、フォーク11は荷受台5内に侵入するが、作
動中のクレーン側侵入センサ15の検知領域より外れた
下方位置を通って侵入するので、クレーン側侵入センサ
15はこのフォーク11の侵入を検知しない。従って、
フォーク11をそのまま荷受台5に載置された収納箱4
の下側まで移動する。そして、収納箱4の下側まできた
フォーク11は収納箱4を荷受台5から持ち上げるべく
上昇する。この上昇に基づいて収納箱4は荷受台5から
離れる。その結果、荷検知センサ16はHレベルからL
レベルとなる。
【0035】メインコントローラ21は荷検知センサ1
6のLレベルの検知信号に応答して(ステップ10
4)、作業者側侵入センサ14を作動状態にし、クレー
ン側侵入センサ15を不作動状態に作動切換えを行う
(ステップ105)。従って、クレーン側侵入センサ1
5が不作動状態になるため、荷受台5上において収納箱
4を持ち上げているフォーク11をキャリッジ10側に
移動してその収納箱4をキャリッジ10に載置すること
ができる。一方、作業者側侵入センサ14は作動状態に
なるので、作業出入口12から荷受台5に作業者が侵入
すると、作業者側侵入センサ14がその侵入を検知し、
異常判定回路24を介してメインコントローラ21に異
常信号を出力する。そして、キャリッジ10に載置され
た収納箱4は所定の収納部2に収納され、次の出庫作業
を待つ。
【0036】以上詳述したように、本実施例の自動倉庫
によれば、各侵入センサ14,15の作動の切換えは荷
検知センサ16が収納箱4を検知したときに、その検出
信号に基づいて地上制御盤17に内蔵されたメインコン
トローラ21により行われる。従って、侵入センサ1
4,15の作動の切換えはスタッカクレーン6から送信
される通信情報に基づいて行われる通信手段によらない
ので、侵入センサ14,15の作動の切換え制御は簡単
なものとなる。よって、トラブルが発生したときにも、
復帰方法を簡単にすることができる。
【0037】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を
適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1) 上記実施例においては、一対の荷検知センサ1
6を荷受台5に配設したが、その数は一対に限定される
ことなく複数対としてもよい。この場合、複数対の荷検
知センサ16のうち少なくとも一対が異物を検知したと
きに侵入センサ14,15の作動切換えを行うようにす
れば、より確実に収納箱4を検知できる。また、サイズ
の異なる収納箱4が混在するときにも収納箱4のサイズ
に影響されず確実に検知できる。
【0038】(2) 上記実施例においては、検知領域
を異物が遮断すると検知する一対の荷検知センサ16を
荷受台5上における作業出入口12に対向する側とクレ
ーン搬送口13に対向する側にそれぞれ設けたが、例え
ば異物が所定距離内に侵入すると検知する近接センサを
設置してもよい。この場合、複数個の近接センサを配設
してもよいが、収納箱4の側面を検知できるように検知
領域を設定した近接センサを1個だけ設置することもで
きる。また、収納箱4が荷受台5に載置されるとき、下
方から収納箱4の下面を検知できる荷受台5上の位置に
近接センサをに設置してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、制
御が非常に煩雑である通信手段を介さずに作業者側侵入
センサとクレーン側侵入センサの作動切換え制御をする
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施例の自動倉庫の斜視図
である。
【図2】自動倉庫の要部上面図である。
【図3】自動倉庫の要部側面図である。
【図4】自動倉庫の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図5】異常判定回路の論理回路図である。
【図6】メインコントローラの処理動作を示すフローチ
ャート図である。
【図7】従来の自動倉庫の斜視図である。
【図8】従来の自動倉庫の要部上面図である。
【符号の説明】
2…収納部、3a,3b…棚、4…物品としての収納
箱、5…荷受台、6…クレーンとしてのスタッカクレー
ン、11…フォーク、12…作業出入口、13…クレー
ン搬送口、14…作業者側侵入センサ、15…クレーン
側侵入センサ、16…荷検知センサ、20…作業操作ス
イッチとしての作業完了ボタン、21…第1の切換制御
手段及び第2の切換制御手段としてのメインコントロー
ラ、23…第1の切換制御手段及び第2の切換制御手段
としてのセンサ駆動回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 に配列された複数の収納部との間で受
    渡しを行うクレーンに備えたフォークにて物品が載置又
    は取り出される荷受台と、 前記荷受台に物品が載置されるのを検知する荷検知セン
    サと、 前記荷受台の作業出入口から作業者が前記荷受台に侵入
    するのを検知する作業者側侵入センサと、 前記荷受台のクレーン搬送口を通って作業者が前記荷受
    台側からクレーン走行路内に侵入するのを検知するとと
    もに、その検知領域が前記荷検知センサが物品を検知し
    ているとき荷受台に載置された物品の下方に延びる前記
    フォークを検知しないように設定されたクレーン側侵入
    センサと、 前記荷受台に載置された物品をクレーンを介して所定の
    収納部に収納させるための作業操作スイッチと、 前記荷検知センサが物品を検知したとき、クレーン側侵
    入センサを作動状態に、作業者側侵入センサを不作動状
    態にする第1の切換制御手段と、 前記荷受台に物品が載置されている状態において、前記
    作業操作スイッチが操作されて前記荷検知センサが物品
    を検知しなくなったとき、作動状態にあるクレーン側侵
    入センサを不作動状態に、不作動状態の作業者側侵入セ
    ンサを作動状態に切換える第2の切換制御手段とからな
    る自動倉庫における荷受台侵入検出装置。
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