JP2676293B2 - 層流射出成形機及び層流射出成形方法 - Google Patents

層流射出成形機及び層流射出成形方法

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JP2676293B2
JP2676293B2 JP4089651A JP8965192A JP2676293B2 JP 2676293 B2 JP2676293 B2 JP 2676293B2 JP 4089651 A JP4089651 A JP 4089651A JP 8965192 A JP8965192 A JP 8965192A JP 2676293 B2 JP2676293 B2 JP 2676293B2
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/14Machines with evacuated die cavity
    • B22D17/145Venting means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
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    • B22D17/32Controlling equipment

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、層流射出成形機及び層
流射出成形方法に関し、特に、溶湯が層流状態で射出さ
れているときは鋳込み動作を続行させ、乱流状態で射出
されているときは直ちに層流状態をもたらすことが可能
な層流射出成形機並びに層流射出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機特にダイカスト機の鋳造品の
良否は被射出物である溶湯の流動態様に大きく依存す
る。例えば、溶湯が乱流状態でキャビティに流入するよ
うな場合には、溶湯の流れは断続的となり、キャビティ
内に連続的に溶湯が充填されず、湯廻り不良や空気の巻
き込みを生じ、1つの鋳造品の機械的強度が部分的にば
らついたり耐圧不良が生じる。
【0003】そのため溶湯を層流状態にて連続的にキャ
ビティに流入させる必要がある。層流を得るためには、
射出速度、射出圧力、射出速度変化時期等を考慮する必
要があるが、キャビティ内へ流入する溶湯の流動態様を
確認することは一般に困難である。
【0004】湯廻り改善のための鋳造条件を決定可能に
するため、特開昭56−109154号公報はダイカス
ト機の射出装置について記載している。この発明による
と、射出途中で射出プランジャを停止させ、射出された
溶湯の冷却固化を待って型開きする。そして射出プラン
ジャの停止位置を種々変更させたテストを行い鋳造品の
態様を調べることで湯流れ状態を推察し、最適の射出条
件を決定している。
【0005】特開昭59−215259号公報は、溶湯
の温度低下を防止するために射出を高速で行うことの必
要性と、高速射出に付随する溶湯の飛散や挙動の乱れに
よる気泡の巻き込みを防止するため、溶湯がキャビティ
に入る直前で射出速度を高速から低速に切り換える技術
を記載している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭56−1091
54号公報記載の発明では、射出速度に応じて当然に溶
湯に慣性力が生じており、射出途中で射出プランジャを
停止させても、溶湯がその位置で停止することは考えに
くく、正確な判断がなし得ない。また、種々のテストは
鋳造後の製品態様を検査することでなされる、という間
接的な湯流れの確認にすぎず、溶湯の流れが層流なの
か、乱流なのかの実際の直接的判断はなし得ない。
【0007】また特開昭59−215259号公報記載
の発明では、低速射出により、溶湯面の乱れを防止する
ことに重点が置かれているが、溶湯の流動態様が低速射
出時においてどのようになっているのか、換言すれば、
層流か、乱流かの直接的な判断はなし得ない。
【0008】そこで本発明は、射出された溶湯の流動態
様を直接的に判断可能であり、溶湯が層流状態で射出さ
れているときは鋳込み動作を続行し、溶湯が乱流状態で
射出されているときは、直ちに層流状態での射出へ移行
可能な層流射出成形機及び層流射出成形方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は(a)鋳込みスリーブに連通するランナー
部、キャビティ、ガス抜き路を形成した1対の金型と、
(b)該鋳込みスリーブ内を摺動可能な射出プランジャ
に接続された射出シリンダの駆動を制御するシリンダ駆
動手段と、(c)該ランナー部、該キャビティ、該ガス
抜き路の少なくともいずれか1に臨んで設けられ、1回
の射出において溶湯が接触する度に溶湯検知信号を発生
可能な溶湯検知手段と、(d)該溶湯検知手段に電気的
に接続され、該溶湯検知信号の数を計数値として計数し
記憶する計数手段と、(e)該計数手段と電気的に接続
され、設定値の入力が可能であり該計数値との比較を実
行する判定手段と、(f)該計数手段、該判定手段、該
シリンダ駆動手段と電気的に接続され、該計数値が該設
定値以上の場合には該シリンダ駆動手段の駆動制御を行
い、また射出開始に応答して該計数手段のリセットが可
能な制御手段とを有する層流射出成形機を提供してい
る。
【0010】本発明は更に(a)判定手段に溶湯の乱流
を意味する設定値を入力する工程と、(b)射出開始に
応答して計数手段をリセットする工程と、(c)1回の
射出において該溶湯と接触する度に該溶湯を検知し、溶
湯検知信号を発生する工程と、(d)該溶湯検知信号の
数を計数値として、該計数手段に記憶する工程と、
(e)該判定手段において該計数値と該設定値とを比較
し、該計数値が該設定値以上の場合に該溶湯を乱流と判
断する工程とを有する層流射出成形方法を提供してい
る。
【0011】
【作用】判定手段に予め設定値を入力する。例えば設定
値を2とすると、計数値が2以上の場合は断続的な溶湯
の流れ即ち乱流を意味することになる。射出を開始する
と、計数手段がリセットされ、計数可能な状態となる。
溶湯検知手段は射出された溶湯を検知し、1回の射出で
溶湯が溶湯検知手段に接触する度に検知信号が発生す
る。この検知信号の数が計数手段により計数され記憶さ
れる。判定手段において計数値と設定値との比較がなさ
れ、いずれが大きいか判断される。計数値が3とすれ
ば、3度の断続的な流れがあったことになり、設定値よ
り大きいので乱流と判断される。
【0012】
【実施例】本発明による層流充填ダイカスト機及び層流
充填方法の1実施例について図1に基づき説明する。固
定金型1及び可動金型3との間には、ランナー5が形成
されており、このランナー5の図中上方には、ゲート7
を介して、キャビティ9が形成されている。前記キャビ
ティ9の上端部には前記キャビティ9に導通するガス抜
き路29が形成されている。そしてガス抜き路29の端
部は大気に開口している。
【0013】上記固定金型1の図中下部には、鋳込みス
リーブ11が挿入配置されていて、上記ランナー5に連
通している。上記鋳込みスリーブ11の図中右側端部の
側面には、注湯口13が形成されていて、この注湯口1
3を介して被射出溶融物が注湯される。
【0014】上記鋳込みスリーブ11内には、射出プラ
ンジャ15が図中左右方向に摺動可能に収容されてい
る。この射出プランジャ15はプランジャロッド17を
介して射出シリンダ19に連結されており、この射出シ
リンダ19を適宜駆動することにより、射出プランジャ
15は鋳込みスリーブ11内を摺動する。射出シリンダ
19は油圧回路600により動作される。なお油圧回路
600はその弁開度を変更することで射出プランジャ1
5の移動速度の調整が可能である。
【0015】上記ガス抜き路29には、開閉弁43が介
挿されている。この開閉弁43は、弁駆動機構45によ
って開閉されるようになっている。すなわち、開閉弁4
3は、弁体47とシャフト49とから構成されていて、
上記シャフト49は、シリンダ51内に摺動可能に収容
されたピストン53に連結されている。
【0016】弁駆動機構45は、コンプレッサ55が設
置されており、コンプレッサ55からの圧縮空気が、電
磁切換弁57、配管59、61を介してそれぞれシリン
ダ51の前部室63又は後部室65内に供給される。そ
れによって、ピストン53を図中左右何れかに摺動させ
て、弁体47をシート部67に対して離接させ、弁の開
閉が行われる。上記電磁切換弁57は切換位置57a、
57bを備えており、何れかに切換わることで、圧縮空
気を前部室63又は後部室65に供給する。
【0017】上記ガス抜き路29には第1検知部材69
が設置されている。この第1検知部材69によってプラ
ンジャ15により押し上げられてくる溶湯を検出し、リ
レー回路、スイッチ回路、またはフリップフロップ回
路、単安定マルチバイブレータからなる電子回路により
構成される制御回路103を介して電磁切換弁57のオ
ン・オフひいては開閉弁43の開閉を制御する。ここ
で、第1検知部材69は弁駆動機構45に接続されてい
る制御回路103に接続されており、第1検知部材69
は最初の溶湯検知信号を制御回路103に出力して弁駆
動機構45を動作させ、ガス抜き弁43を閉弁させるた
めに設けられている。
【0018】第2検知部材69Aがキャビティ9内に設
けられており、第2検知部材69Aは後述する計数回路
200に接続されている。そして、溶湯が第2検知部材
69Aに到達したとき、これを検出して計数回路200
に検出信号を出力するとともに、その後に断続的にキャ
ビティ9内に進入してきた溶湯を検知する。そして、検
知回数が計数回路200に記憶される。
【0019】詳細には、計数回路200はフィルタ回路
201とカウンタ回路202により構成され、第2検知
部材69Aで溶湯を検知した回数(パルス数)が計数さ
れる。フィルタ回路201は第2検知部材69Aと電気
的に接続され、溶湯検知信号以外のノイズ成分をカット
するために設けられている。またカウンタ回路202は
フィルタ回路201に接続され、フィルタ回路201を
通過したパルスを計数し記憶する。
【0020】計数回路200は判定回路300に接続さ
れている。判定回路300はカウンタ回路202と接続
している比較回路301と、比較回路301に接続して
いる設定回路302とにより構成されている。設定回路
302には溶湯の乱流を意味する所定のパルス数(例え
ばN=2)が設定される。即ち、溶湯が層流状態でキャ
ビティ9内に流入すると仮定すれば、溶湯は、連続して
キャビティ内に供給されるので、第2検知部材69Aは
溶湯を1回のみ検知する。しかし、溶湯が乱流状態で流
入するときは、溶湯は断続的に供給されるので第2検知
部材69Aとの接離を繰り返すこととなり、そのたびに
パルスが発生してカウンタ回路202に計数される。そ
こで異常限界と思われる回数を設定回路302に予め記
憶させておくのである。そして比較回路301に設定回
路302からの設定値と、カウンタ回路202からの計
数値が入力され、両者を比較して乱流か否かの判断がな
されるのである。
【0021】カウンタ回路202は、鋳造機の制御器4
00に接続されている。そして射出開始時に、制御器4
00からカウンタ回路202にカウンタリセット信号が
出力されるように構成されると共に、制御器400から
カウント開始信号がカウンタ回路202に出力されてい
る。カウンタリセット信号は、例えば射出終了後の型開
き信号用いることができる。
【0022】また比較回路301も制御器400に接続
されている。比較回路301の比較結果により乱流と判
断された場合には、警報信号が制御器400に出力さ
れ、該制御器400に接続される警報器500が警報を
発するよう構成されている。更に射出シリンダ19が油
圧回路600を介して制御器400と接続されている。
該警報により作業者は射出が乱流状態で行われているこ
とを知り、層流状態で射出が実行されるよう射出プラン
ジャ15の速度を低下させるために、油圧回路600の
弁開度を設定し直すことができる。また制御回路103
が制御器400に接続され、射出開始時に制御器400
から制御回路103に対してガス抜き弁開閉制御開始信
号が出力される。
【0023】以上の構成による動作を図2のフローチャ
ートに基づき説明する。まず、制御器400の動作を開
始するために電源を投入すると、ステップS1で初期設
定がなされる。初期設定において、設定回路302に設
定値(例えばN=2)が入力され、カウンタ回路202
にカウント開始信号が出力されるとともに、制御回路1
03が動作可能な状態とされる。 なお初期設定時に層
流射出が実行可能なように油圧回路600の弁開度の調
整が行われる。次にステップS2でカウンタ回路202
をリセットするためのカウンタリセット信号を出力し、
カウンタ回路の計数値を0にする。
【0024】次に、ステップS3で射出開始信号が入力
されたか否かが判断される。即ち、開閉弁43を開弁さ
せた状態で、注湯口13より被射出溶融物を鋳込みスリ
ーブ11に注入した後、該射出開始信号により、ステッ
プS4にて油圧回路600を作動させ、射出シリンダ1
9を駆動して、プランジャ15を図中左側に摺動させ
る。上記プランジャ15の摺動により、注湯口13が閉
塞され、溶湯はランナー5、ゲート7を介してキャビテ
ィ9内に鋳込まれることになる。
【0025】溶湯がキャビティ9内に達して、第2検知
部材69Aに接触すると、第2検知部材69Aは検知信
号を発生し、フィルタ回路200を介してカウンタ回路
202に検知信号が計数され記憶される。即ち、溶湯が
層流をなしている場合には溶湯は連続的にキャビティ9
内に流入するため、1個の検知信号のみが発生するが、
乱流の場合には断続的な流れのため第2検知部材69A
は溶湯と接触する度に検知信号を発生し、その検知回数
がカウンタ回路202に計数値として記憶される。そし
てステップS5において、カウンタ回路202に記憶さ
れた計数値と設定回路302に設定された設定値とが比
較される。
【0026】ステップS5において、計数値が設定値以
上であるときは(S5:Yes)、ステップS6に移行
し、警報器500から警報が発せられ、次の鋳造動作が
継続される。そのことにより、作業者は溶湯が乱流状態
で射出されていたことを知り、図示せぬ鋳造終了スイッ
チを操作し鋳造動作を中止させて、油圧回路600の弁
開度の設定をやり直す。一方、計数値が設定値未満であ
るときは(S5:No)鋳造動作が継続される。なお射
出プランジャの15の前進により、溶湯がキャビティ9
を越えてガス抜き路69に達し、第1検知部材69と接
触すると、第1検知部材69は溶湯検知信号を制御回路
103に出力し、制御回路103は電磁切換弁駆動信号
を電磁切換弁57に出力し、電磁切換弁57は切換位置
57bに切換えられる。上記電磁切換弁57の切り換え
動作によって、コンプレッサ55からの圧縮空気が、シ
リンダ51の前部室63内に供給され、ピストン53は
図中右側に後退する。ピストン53が所定位置まで後退
すると、弁体47がシート部67に着座して閉弁状態と
なる。この開閉弁43の閉弁によって、ガス抜き路29
は遮断され、溶湯がガス抜き弁43の下流側にまで漏出
することが防止される。
【0027】次にステップS7にて所定時間が経過した
か否かが判断される。なお所定時間は、キャビティ9、
ガス抜き路29を溶湯が充満するに要する時間と溶湯冷
却時間を考慮して予め決定されている。所定時間が経過
したときは(S7:Yes)、ステップS8において型
開きが行われて鋳造品を取り出すとともに、射出プラン
ジャ15を後退させる。そしてステップS9で図示せぬ
鋳造終了スイッチが操作されたか否かが判断され、操作
されていないときは(S9:No)次回の鋳造のためス
テップS2に戻り、カウンタ回路200がリセットさ
れ、操作されているときは(S9:Yes)鋳造動作が
中止される。なお図2のフローチャートから明らかなよ
うに、上述したステップS6の警報動作を経た場合にも
とりあえず当該鋳造は実行され、ステップS7,S8を
経た後に、鋳造終了スイッチ操作による鋳造動作の終了
がステップS9にて判断される。
【0028】以上説明した実施例において種々の変更が
可能である。例えば上記実施例では、第1、第2検知部
材69,69Aが設けられているが、第2検知部材69
Aを設けずに、制御回路103と接続している第1検知
部材69を、フィルタ回路201にも接続させて、同様
の動作を行うことができる。逆に、第1検知部材69を
設けずに、第2検知部材69Aを制御回路103にも接
続しても良い。また第3、第4検知部材69B,69C
をキャビティ9内やランナー部5に設け、それらに対応
する計数回路200と判定回路300を追加して溶湯の
流れ状態の判断の正確を期すことができる。更に、カウ
ンタ回路202に表示器を設け、計数値を表示させるこ
とで目視による層流、乱流の判別を行うことも可能であ
る。加えて、上記実施例のガス抜き弁下流端は大気に開
放されているが、当該箇所に実公平2−4430号に記
載されている真空吸引装置を接続して、ガス抜き路2
9、キャビティ9内を積極的に脱気するようにしても良
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による層流
射出成形機並びに層流射出成形方法によれば、直接溶湯
の流動態様が検出できるので、層流か乱流かの判断を正
確かつ容易に行うことができる。そして溶湯が層流状態
で射出されているときは鋳込み動作を続行し、溶湯が乱
流状態で射出されているときは層流状態で射出されるよ
うに油圧回路の弁開度を容易に設定し直すことが可能で
ある。かかる判断を鋳造過程で直接なし得るので、層流
状態で溶湯が射出されている場合に、製品検査のため鋳
造を中止する必要がなく、量産稼働性が損なわれること
はない。更に、層流、乱流の判別が容易なため、射出条
件の設定の良否を容易に決定可能となり、この観点から
も鋳造効率を高めることが可能となる。加えて、鋳造の
開始時期など金型温度が低く溶湯の所望の流動態様が得
られにくい場合でも、鋳造が安定域に入ったか否かを該
溶湯流れ判断に基づき容易に行うことができる、という
副次的効果をもたらすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による層流射出成形機の全体
構成を示す概略図である。
【図2】該実施例による層流射出成形機の制御器の動作
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1、2: 金型 5: ランナー部 9: キャビティ 15: 射出プランジャ 19: 射出シリンダ 29: ガス抜き路 69,69A,69B,69C: 溶湯検知手段たる溶
湯検知部材 200: 計数手段たる計数回路 300: 判定手段たる判定回路 400: 制御手段たる鋳造機の制御器 600: シリンダ駆動手段たる油圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江越義明 広島県府中市目崎町762番地リョービ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−72469(JP,A) 特開 昭62−34659(JP,A) 特公 平3−5901(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳込みスリーブに連通するランナー部、
    キャビティ、ガス抜き路を形成した1対の金型と、 該鋳込みスリーブ内を摺動可能な射出プランジャに接続
    された射出シリンダの駆動を制御するシリンダ駆動手段
    と、 該ランナー部、該キャビティ、該ガス抜き路の少なくと
    もいずれか1に臨んで設けられ、1回の射出において溶
    湯が接触する度に溶湯検知信号を発生可能な溶湯検知手
    段と、 該溶湯検知手段に電気的に接続され、該溶湯検知信号の
    数を計数値として計数し記憶する計数手段と、 該計数手段と電気的に接続され、設定値の入力が可能で
    あり該計数値との比較を実行する判定手段と、 該計数手段、該判定手段、該シリンダ駆動手段と電気的
    に接続され、該計数値が該設定値以上の場合には該シリ
    ンダ駆動手段を介して該射出プランジャの速度を低下さ
    せ、また射出開始に応答して該計数手段のリセットが可
    能な制御手段とを有することを特徴とする層流射出成形
    機。
  2. 【請求項2】 判定手段に溶湯の乱流を意味する設定値
    を入力する工程と、射出開始に応答して計数手段をリセ
    ットする工程と、 1回の射出において該溶湯と接触する度に該溶湯を検知
    し、溶湯検知信号を発生する工程と、 該溶湯検知信号の数を計数値として、該計数手段に記憶
    する工程と、 該判定手段において該計数値と該設定値とを比較し、該
    計数値が該設定値以上の場合に該溶湯が乱流と判断する
    工程とを有することを特徴とする層流射出成形方法。
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