JP2673732B2 - 感圧転写誤字修正材 - Google Patents
感圧転写誤字修正材Info
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- JP2673732B2 JP2673732B2 JP2079745A JP7974590A JP2673732B2 JP 2673732 B2 JP2673732 B2 JP 2673732B2 JP 2079745 A JP2079745 A JP 2079745A JP 7974590 A JP7974590 A JP 7974590A JP 2673732 B2 JP2673732 B2 JP 2673732B2
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- Japan
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- pressure
- sensitive transfer
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- error correction
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は水性ボールペン、油性ボールペン、サインペ
ン、万年筆等による筆記線・文字、コピー、タイプライ
ター印字等の誤字を修正するための隠蔽剤として用いる
白色インキ層を設けた感圧転写誤字修正材に関する。
ン、万年筆等による筆記線・文字、コピー、タイプライ
ター印字等の誤字を修正するための隠蔽剤として用いる
白色インキ層を設けた感圧転写誤字修正材に関する。
（従来の技術） 従来、この種の誤字修正材は、コレクションペーパー
と呼ばれ主として二酸化チタン・炭酸マグネシウム等の
白色顔料、ワックス類の充填剤、および樹脂、ゴム等の
バインダーを揮発性溶剤に溶解又は分散させた白色イン
キ組成物を紙、プラスチック等の可撓性基材上と塗布
し、乾燥後均一な白色インキ層としたものが知られてい
る。（特公昭38−10663）（特公昭63−16729） （発明が解決しようとする課題） 従来の感圧転写誤字修正材では、修正材のインキ成分
である充填剤のワックス類は無極性物質であるため、水
性ボールペン、水性サイペン、万年筆等の水を主成分と
する水性筆記具で修正した面を面筆記した時、修正材白
色インキ層に筆記具のインキが表面に付着湿潤するもの
の、内部へは浸透せず、再筆記文字の乾燥がきわめて遅
いという欠点があった。
と呼ばれ主として二酸化チタン・炭酸マグネシウム等の
白色顔料、ワックス類の充填剤、および樹脂、ゴム等の
バインダーを揮発性溶剤に溶解又は分散させた白色イン
キ組成物を紙、プラスチック等の可撓性基材上と塗布
し、乾燥後均一な白色インキ層としたものが知られてい
る。（特公昭38−10663）（特公昭63−16729） （発明が解決しようとする課題） 従来の感圧転写誤字修正材では、修正材のインキ成分
である充填剤のワックス類は無極性物質であるため、水
性ボールペン、水性サイペン、万年筆等の水を主成分と
する水性筆記具で修正した面を面筆記した時、修正材白
色インキ層に筆記具のインキが表面に付着湿潤するもの
の、内部へは浸透せず、再筆記文字の乾燥がきわめて遅
いという欠点があった。
（課題を解決するための手段） 本発明は、上記欠点を解決すべく種々検討した結果、
誤字を修正・隠蔽するための二酸化チタン・炭酸カルシ
ウム等の不透明白色顔料と充填剤、樹脂・ゴム等のバイ
ンダーと共に、HLB（Hydrophile−Lipophile Balance
以下同）値が10以上の界面活性剤を添加配合する事によ
り、均一な白色インキ層となると共に、そのインキ層
は、一定の溝状粗面となり、それが毛管作用を作り出し
再筆記水性インキが、修正材白色インキ層内へ浸透する
事を見出し本発明を完成したものである。
誤字を修正・隠蔽するための二酸化チタン・炭酸カルシ
ウム等の不透明白色顔料と充填剤、樹脂・ゴム等のバイ
ンダーと共に、HLB（Hydrophile−Lipophile Balance
以下同）値が10以上の界面活性剤を添加配合する事によ
り、均一な白色インキ層となると共に、そのインキ層
は、一定の溝状粗面となり、それが毛管作用を作り出し
再筆記水性インキが、修正材白色インキ層内へ浸透する
事を見出し本発明を完成したものである。
（作 用） すなわち本発明は、誤字を修正・隠蔽するために適し
た二酸化チタン等の白色顔料と、充填剤、樹脂・ゴム等
のバインダーにHLB値が10以上の界面活性剤の一つ又は
二つ以上を配合し、揮発性溶剤に溶解又は分散してなる
白色インキ組成物を可撓性基材上に塗布し、乾燥させ白
色インキ層を設けた感圧転写誤字修正材である。
た二酸化チタン等の白色顔料と、充填剤、樹脂・ゴム等
のバインダーにHLB値が10以上の界面活性剤の一つ又は
二つ以上を配合し、揮発性溶剤に溶解又は分散してなる
白色インキ組成物を可撓性基材上に塗布し、乾燥させ白
色インキ層を設けた感圧転写誤字修正材である。
本発明において使用する界面活性剤はHLB値が10以上
をもつものであればよく、白色顔料、充填剤、バインダ
ーさらに揮発性溶剤を配合し、HLB値が10以上もつ界面
活性剤の一つ又は二つ以上を添加配合する事によって均
一な白色分散インキ組成物となる。この白色分散インキ
組成物を紙あるいはプラスチック等の可撓性基材上に塗
布し、乾燥させるとインキ組成物中の揮発性溶剤が揮発
する過程において、インキ層に溝状粗面を作り出す。
をもつものであればよく、白色顔料、充填剤、バインダ
ーさらに揮発性溶剤を配合し、HLB値が10以上もつ界面
活性剤の一つ又は二つ以上を添加配合する事によって均
一な白色分散インキ組成物となる。この白色分散インキ
組成物を紙あるいはプラスチック等の可撓性基材上に塗
布し、乾燥させるとインキ組成物中の揮発性溶剤が揮発
する過程において、インキ層に溝状粗面を作り出す。
HLB値が９以下の界面活性剤であっても、揮発性溶剤
と白色顔料等のインキ組成物と分散し、均一的な白色分
散インキ組成物となる。しかし、紙あるいはプラスチッ
ク等の可撓性基材上に塗布し、乾燥させると均一な表面
状態をもつものの溝状粗面をもった白色インキ層となら
ない。
と白色顔料等のインキ組成物と分散し、均一的な白色分
散インキ組成物となる。しかし、紙あるいはプラスチッ
ク等の可撓性基材上に塗布し、乾燥させると均一な表面
状態をもつものの溝状粗面をもった白色インキ層となら
ない。
溝状粗面をもった白色インキ層は、白色顔料の表面部
分に界面活性剤が親水基が外側にした吸着膜を形成した
状態にあると考えられ、水性筆記具例えば水性ボールペ
ン、水性サインペン、万年筆インキ等で筆記した時、筆
記したインキ中に含まれる水分が溝状粗面を毛管作用に
よって白色インキ層内部に浸透する。さらに界面活性剤
の親水基部分に吸着されるため、再筆記された筆記線・
文字はすぐに乾燥状態になり、再筆記された筆記線・文
字上をこすっても、筆記線・文字が伸びたりしない。
分に界面活性剤が親水基が外側にした吸着膜を形成した
状態にあると考えられ、水性筆記具例えば水性ボールペ
ン、水性サインペン、万年筆インキ等で筆記した時、筆
記したインキ中に含まれる水分が溝状粗面を毛管作用に
よって白色インキ層内部に浸透する。さらに界面活性剤
の親水基部分に吸着されるため、再筆記された筆記線・
文字はすぐに乾燥状態になり、再筆記された筆記線・文
字上をこすっても、筆記線・文字が伸びたりしない。
均一な白色分散インキ組成物とするためには、HLB値
が10以上の界面活性剤の使用割合は、使用する界面活性
剤の種類あるいはHLB値で異ってくるが、インキ組成分
の0.5〜5.0重量部が好ましい。
が10以上の界面活性剤の使用割合は、使用する界面活性
剤の種類あるいはHLB値で異ってくるが、インキ組成分
の0.5〜5.0重量部が好ましい。
（実施例） 以下に本発明の実施例を示す。
実施例１ 重量部 ポリブテン（出光石油化学） ３ 二酸化チタンＲ−820（石原産業） 45 炭酸カルシウム（白石工業） ５ マイクロクリスタリン ワックス ３ NIKKOL TS−10（HLB＝14.9）（日光ケミカル） ４ トルエン 10 酢酸エチル 30 上記組成物を配合し、ボールミル、アトライター、サ
ンドグライダーなどの分散機にて十分に分散・混合して
白色インキ組成物を作り、それを塗工機で、可撓性基材
上に塗布し、乾燥させて感圧転写誤字修正材とした。
ンドグライダーなどの分散機にて十分に分散・混合して
白色インキ組成物を作り、それを塗工機で、可撓性基材
上に塗布し、乾燥させて感圧転写誤字修正材とした。
実施例２ 重量部 ポリブテン（出光石油化学） ３ 二酸化チタンＲ−820（石原産業） 51 マイクロクリスタリン ワックス ３ NIKKOL TAMDS−10（HLB＝15.5）（日光ケミカル） ３ トルエン 10 酢酸エチル 30 上記組成物を配合し、実施例１と同様にして感圧転写
誤字修正材とした。
誤字修正材とした。
実施例３ 重量部 ポリビニル メチルエーテルLutonal（BASF） ４ 二酸化チタンＲ−820（石原産業） 55 マイクロクリスタン ワックス ２ NIKKOL TS−10（HLB＝14.9）（日光ケミカル） １ NIKKOL R−1020（HLB＝18.0）（日光ケミカル） １ イソプロピルアルコール 17 トルエン 20 上記組成物を配合し、実施例１と同様にして感圧転写
誤字修正材とした。
誤字修正材とした。
次に本発明の実施例と対比する比較例をのべる。
比較例１ 実施例１においてNIKKOL TS−10を使用せず、他は同
実施例１と同様にして感圧転写誤字修正材とした。
実施例１と同様にして感圧転写誤字修正材とした。
比較例２ 実施例２においてNIKKOL TAMDS−10を使用せず、他は
同実施例２と同様にして感圧転写誤字修正材とした。
同実施例２と同様にして感圧転写誤字修正材とした。
比較例３ 実施例１においてNIKKOL TS−10・Ｒ−1020を使用せ
ず、他は同実施例３と同様にして感圧転写誤字修正材と
した。
ず、他は同実施例３と同様にして感圧転写誤字修正材と
した。
比較例４ 実施例２においてNIKKOL TAMDS−10に替えて、NIKKOL
SP−10（HLB＝6.7）（日光ケミカル）を同量添加配合
し、他は同実施例２と同様にして感圧転写誤字修正材と
した。
SP−10（HLB＝6.7）（日光ケミカル）を同量添加配合
し、他は同実施例２と同様にして感圧転写誤字修正材と
した。
各実施例と比較例の修正・隠蔽性能と再筆記線の乾燥
性能を表に示す。
性能を表に示す。
〜試験方法〜 修正・隠蔽性能はJIS K−5400に規定する隠蔽率試験
紙を用い、感圧転写誤字修正材で、修正・隠蔽後隠蔽率
を計算式にしたがって求め比較した。
紙を用い、感圧転写誤字修正材で、修正・隠蔽後隠蔽率
を計算式にしたがって求め比較した。
再筆記乾燥性は、修正・隠蔽した白色インキ層に水性
ボールペン、トンボモノボールを用いて筆記した後、常
温にて１分、３分、５分、10分の各経過後、筆記した線
・文字が完全に乾燥したかをチェックし比較した。
ボールペン、トンボモノボールを用いて筆記した後、常
温にて１分、３分、５分、10分の各経過後、筆記した線
・文字が完全に乾燥したかをチェックし比較した。
（発明の効果） 本発明の感圧転写誤字修正材は、HLB値９以下の界面
活性剤を配合し、白色インキ層とした感圧転写誤字修正
材、あるいは、界面活性剤を配合しないで白色インキ層
とした感圧転写誤字修正材に比べて水性インキを用いて
再筆記された線・文字は、溝状粗面になった白色インキ
層内へ毛管作用によって浸透し、さらには界面活性剤の
親水基部分に吸着されるため乾燥性がきわめて早い。
活性剤を配合し、白色インキ層とした感圧転写誤字修正
材、あるいは、界面活性剤を配合しないで白色インキ層
とした感圧転写誤字修正材に比べて水性インキを用いて
再筆記された線・文字は、溝状粗面になった白色インキ
層内へ毛管作用によって浸透し、さらには界面活性剤の
親水基部分に吸着されるため乾燥性がきわめて早い。
Claims (1)
- 【請求項１】白色顔料、充填剤およびバインダー、又は
それらを主成分として揮発性溶剤に溶解又は分散してな
る白色インキ組成物を可撓性支持体に塗布し、乾燥して
白色インキ層を設けた感圧転写誤字修正材において、白
色インキ層組成物にHLB（Hydrophile−Lipophile Balan
ce）10以上の界面活性剤の一つ又は二つ以上を配合した
ことを特徴とする感圧転写誤字修正材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2079745A JP2673732B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 感圧転写誤字修正材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2079745A JP2673732B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 感圧転写誤字修正材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03278986A JPH03278986A (ja) | 1991-12-10 |
| JP2673732B2 true JP2673732B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=13698764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2079745A Expired - Fee Related JP2673732B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 感圧転写誤字修正材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2673732B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP2079745A patent/JP2673732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03278986A (ja) | 1991-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |