JP2670966B2 - 筒体の継ぎ手 - Google Patents

筒体の継ぎ手

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JP2670966B2
JP2670966B2 JP5167944A JP16794493A JP2670966B2 JP 2670966 B2 JP2670966 B2 JP 2670966B2 JP 5167944 A JP5167944 A JP 5167944A JP 16794493 A JP16794493 A JP 16794493A JP 2670966 B2 JP2670966 B2 JP 2670966B2
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二朗 佐々木
博 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】板材にプレス加工と溶接を施して
作った筒体の端部に、フランジ部材又は他の筒体を結合
するための手段に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の排気管や触媒ケースは、軽量に
するために、鋳造品に代えて板材を成形、溶接して作っ
た溶接品が多用されている。この溶接品においては、筒
体部分の端部にフランジ部材又は他の筒体を正しい位置
にガス洩れのないように溶接する必要があるが、この溶
接にはかなりの不都合や困難性を伴う。
【0003】例えば、筒体先端をフランジ部材に突き当
てて溶接するものにおいては、プレス成形した筒体の長
さに若干の寸法差があるため、フランジ位置に誤差が生
じ易い。
【0004】この誤差が生じるのを防止する手段として
は、フランジ部材の接続穴に、筒体の先端を挿入量調節
自在に嵌合させて溶接する手段があり、特開平4−23
4517号には、触媒ケースの端部の円筒部に用いられ
るいくつかの技術が開示されており、該技術には図6〜
8に示すものがある。
【0005】そのうち、図6に示すものは、円筒部a
が、上下の半円筒部a1、a2からなり、両半円筒部
1、a2は、サイドフランジを溶接した側部接続部bで
接続されている。そして、円筒面がフランジ部材fの接
続穴f1に密着できるように、該サイドフランジbを含
めて円筒部の一部を予め切除した切欠きcを設けてい
る。しかし、この手段においては、切欠きcの切除工程
が必要であるばかりでなく、切欠きcの後端がフランジ
部材fの端面から露出することがあるから、穴埋めの溶
接も行わなければならない。
【0006】また、図7に示す手段は、半円筒部a1
2のサイドフランジを溶接後に切除して円筒部aを形
成するものであるが、切除の際に硬い溶接部dの一部も
切断しなければならないから、加工が困難であると共に
工程が複雑になる不都合がある。
【0007】更に、図8に示すものは、円筒部aの内部
に短円筒eの後半部を挿入して溶接し、該短円筒eの前
半部を接続穴f1に挿入して溶接するものである。この
手段は、図6、7における前記の不都合はないが、部品
数と溶接工数が多くなり、高価になると解される。とこ
ろで、フランジ部材の筒体接続穴に、ボルト穴と同位相
で凹部を設け、筒体側に該凹部に嵌入するリブを突設し
て筒体の結合力を増大させた継手は、実開 昭56−12
2884号公報に示されているが、該継手においては、
ボルト穴を通るボルトの頭又はナットと前記リブの干渉
を避けるために、前記凹部の深さだけボルト穴を半径方
向外方位置に設けなければならないため、フランジ部材
が大型化する難点がある。
【0008】また、側面に長手方向の接続部を突出させ
た筒体を他の筒体に接続するときも、一方の筒体に図
7、8の円筒部aと同様の円筒状部分を設けて他の筒体
と接続する手段が用いられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特別の工程
又は部品を用いることなく、筒体の先端部に、フランジ
部材又は他の筒体を所要の位置まで嵌合して容易に溶接
結合できるようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の筒体とフランジ
部材を結合するための手段は、請求項1に記載したとお
り、該手段によれば、筒体(2)の周面及び側部接続部
(4、17)はフランジ部材(3)の接続穴(5)及び
凹部(7)に密嵌し、隙間のない状態で溶接される。そ
して、フランジ部材(3)におけるボルト穴(6)と異
なる位相で凹部(7)が設けられるから、ボルト穴
(6)を通るボルトの頭又はナットと凹部(7)と同位
相の側部接続部(4、17)の干渉が避けられる。
【0011】また、本発明の筒体と他の筒体を結合する
ための手段は、請求項2に記載したとおり、板材を湾曲
して該板材の側端を長手方向の側部接続部で結合した筒
体と、該筒体の先端部が挿入される接続穴をもつ接続筒
と、両部材を結合する溶接部と、をもつ筒体の継ぎ手に
おいて、前記側部接続部(4、17)を周面から突出さ
せて設けた筒体(2′)と、該筒体(2′)の先端部の
外周形状と略同一形状の内面をもつ継ぎ手部(12)
設けた接続筒(11)と、を備えることを特徴とする。
該手段によれば、筒体(2′)の周面及び側部接続部
(4、17)は接続筒(11)の継ぎ手部(12)に密
嵌し、隙間のない状態で溶接される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1、2は本発明の第1実施例であり、触媒ケース1の端
部の筒体部2にフランジ部材3を結合する例を示す。触
媒ケース1は、上半部1aと下半部1bとを合体したも
ので、縦断面長円形又は円形で大容積の触媒室Aを備
え、該触媒室Aから伸びる筒体部2も上半部2aと下半
部2bからなり、図2(a)に示すように、上下の半部
は、外側へ突出する重合部4aと溶接部4bで形成され
る側部接続部4によって結合されている。
【0013】フランジ部材3は、厚板から作られ、図2
(b)に示すように接続穴5と3個のボルト穴6が設け
られ、接続穴5は、筒体部2の円弧部の外周面と略同形
の円弧面5a、5bと、側部接続部4の外面と略同形の
凹部7とが連続して設けられ、且つ該凹部7は、ボルト
穴6と位相を異ならせて二つのボルト穴6、6の中間位
置に設けられており、この接続穴5は、プレス機による
打抜きで作られる。
【0014】したがって、筒体部2は、その外面を接続
穴5の面に密接させた状態で挿入することが可能であ
り、図1(a)に示すように挿入したのち、先端を接続
穴5に溶接部8で結合することにより一体化される。
部7を前記の位置に設けることにより、円筒部2の円周
面から突出する側部接続部4がボルト穴6から離れるか
ら、該ボルト穴6を通るボルトの頭部又は該ボルトに螺
合するナットに対して前記側部接続部4が干渉すること
は避けられる。
【0015】次に、図3に示す第2実施例では、図1の
接続穴5と同形の接続穴5がフランジ部材3の途中まで
設けられ、外端側には円形穴9が連設されている。これ
もプレス成形及び打抜きによって作られる。筒体部2
は、接続穴5の深さの範囲で適宜の深さまで挿入され、
溶接部10によって結合される。
【0016】図4に示す第3実施例は、本発明を筒体同
士の継ぎ手に実施した例を示し、前記筒体部2と同一構
造の筒体2′に接続する接続筒11に継ぎ手部12を設
けたもので、該継ぎ手部12は、上下の円弧面12a、
12bと両側部の凹部12cが連続的に成形されてお
り、筒体2′を継ぎ手部12に挿入して溶接部13で結
合される。
【0017】図5に示す第4実施例は、触媒ケース15
が上半部15aと下半部15bからなり、その筒体16
も上下に2分割された構造であるが、各半部の両端に
は、サイドフランジ17a、17bが突設され、触媒坦
体を収容したのち、サイドフランジ17aと17bは溶
接により結合されて側部接続部17を構成する。
【0018】フランジ部材18は、板材を打抜き及びプ
レス成形して作られたもので、外周に突縁18aを有
し、中央に接続穴19が開けられ、該接続穴19の直径
線上に前記側部接続部17が入る部19aが設けられ
る。20はボルト穴であり、凹部19aはボルト穴20
と位相が異なっている。
【0019】このフランジ部材18の接続穴19に筒体
16を挿入し、挿入深さを調節したのちフランジ部材1
8の内側すなわち筒体先端部側又は外側から溶接するこ
とにより両部分16、18は結合される。この実施例
は、全体が薄い板材から作られるからプレス加工が容易
に行われる。したがって前記接続穴19をバーリング穴
として形成することもできる。
【0020】なお、図1〜3の厚いフランジ部材3に代
えて、図5に示すフランジ部材18のように、薄板を曲
げたフランジ部材を筒体2に用いることができ、また、
図5のフランジ部材18に代えて、筒体16に図1〜3
に示す厚板を加工したフランジ部材3を用いることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上のとおり、請求項1の手段によれ
、筒体の長手方向の側部接続部を筒体の周面から突出
した形状としたので、筒体を作るときの工程数が少な
く、むずかしい工程もないので、筒体の成形加工及び溶
接が容易である。そして、筒体の側部接続部とフランジ
部材のボルト穴は異なる位相に設けられるから、該ボル
ト穴を通るボルトの頭又はナットと前記側部接続部との
干渉が避けられ、フランジ部材を大型にしないですむ利
点がある。
【0022】また、請求項2の手段によれば、筒体の長
手方向の接続部を筒体の周面から突出した形状としたの
で、筒体を作るときの工程数が少なくてすみ、該筒体を
受入れる他の筒体に設けた継ぎ手部の内面は、前記筒体
の外面形状と略同形にされているから、該筒体を密接し
て挿入することができ、両部材の挿入方向の位置決めも
容易に行うことができる。
【0023】そして、両部材の境界部に沿って溶接すれ
ばよいから、洩れのない溶接が簡単にでき、全体の工程
数も少ないから継ぎ手のコストを低下できる利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例を示し(a)は側面図、(b)は
正面図
【図2】 同実施例の部分図で(a)は筒体端面、
(b)はフランジ部材を示す。
【図3】 第2実施例を示し、(a)は側面図、(b)
は正面図
【図4】 第3実施例を示し、(a)は側面図、(b)
は正面図
【図5】 第4実施例を示し、(a)は側面図、(b)
は正面図
【図6】 第1の従来例の分解斜視図
【図7】 第2の従来例の分解斜視図
【図8】 第3の従来例の分解斜視図
【符号の説明】
2、2′、16 筒体 3、18
フランジ部材 4、17 側部接続部 5、19 接続
6、20 ボルト穴 7、12c、19a 凹部12 継ぎ手部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を湾曲して該板材の側端を長手方向
    の側部接続部で結合した筒体と、該筒体の先端部が挿入
    される接続穴と他部材に連結するための複数のボルト穴
    をもつフランジ部材と、両部材を結合する溶接部と、を
    もつ筒体の継ぎ手において、前記側部接続部(4、1
    7)を周面から突出させて設けた筒体(2)と、該筒体
    (2)の先端部の外周形状と略同一形状の接続穴(5)
    もち、前記側部接続部(4、17)が入る凹部(7、
    19a)をボルト穴(6、20)と位相を異ならせて設
    けたフランジ部材(3、18)と、を備えることを特徴
    とする筒体の継ぎ手。
  2. 【請求項2】 板材を湾曲して該板材の側端を長手方向
    の側部接続部で結合した筒体と、該筒体の先端部が挿入
    される接続穴をもつ接続筒と、両部材を結合する溶接部
    と、をもつ筒体の継ぎ手において、前記側部接続部
    (4、17)を周面から突出させて設けた筒体(2′)
    と、該筒体(2′)の先端部の外周形状と略同一形状の
    内面をもつ継ぎ手部(12)を設けた接続筒(11)
    と、を備えることを特徴とする筒体の継ぎ手。
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