JP2669982B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯や脱液を行うドラ
ム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラム内に洗濯物がかたよっていると、
高速回転による脱液時にドラムが異常振動を起こす。そ
こで脱液時の高速回転前に比較的低い回転数で洗濯物を
ほぐして偏芯荷重を解消することが必要で、このような
ドラム式洗濯機は、既に特開昭60−261497号公
報で示されている。
【0003】斯かる従来例は、低速回転のほぐしを行っ
た後に高速回転で起動し、振動検知スイッチが作動した
ら再びほぐしを行い、その後高速回転による脱液を行う
サイクルを行う。この状態は低速回転によるほぐし効果
が所望通りにできず、また、その間の振動検知までの回
転中に行われる脱液で負荷の軽量化ができず、偏芯荷重
が解消されないので高速回転に移行できず、前記サイク
ルを何回も繰り返えす場合がある。このような時は、あ
らかじめ振動検知スイッチが所定回作動した時は、高速
回転による脱液を行わずに次行程に移行させたり、また
はブザ−を鳴らして行程を終了したりしている。(図7
のフロ−チャ−ト参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】脱液行程を開始し低速
回転により洗濯物をほぐした後に振動検知スイッチが作
動したとしても、その後は異常振動を発生させないよう
に駆動制御を行うことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 ドラムを低
速回転させる洗濯行程と、この洗濯行程よりも高速回転
させる脱液行程とを行うドラム式洗濯機において、前記
ドラムを回転駆動するモータと、前記ドラムの異常振動
を検知する振動検知スイッチと、ドラム回転数を検知す
るドラム回転数センサーと、前記洗濯行程及び脱液行程
の進行を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、
脱液行程にて、前記振動検知スイッチが異常振動を検知
した時の、前記回転数センサーで検知した検知回転数
が、所定回転数より低い場合は、ほぐし動作を行うよう
に前記モータを制御し、一方、脱液行程にて、前記振動
検知スイッチが異常振動を検知した時の、前記回転数セ
ンサーで検知した検知回転数が、前記所定回転数よりも
高い場合には、当該検知回転数より所定量低減した設定
回転数で、前記ドラムを回転するように前記モータを制
御することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】振動検知スイッチにより振動を検知し、所定回
転数より振動検知回転数が高い場合に振動検知時の回転
数よりも減速した回転数で脱液を行い、振動を発生させ
ない回転数で脱液行程を行う。
【0007】
【実施例】以下図1から図6に示す一実施例に基づきこ
の発明を詳述する。尚、これによってこの発明が限定さ
れるものではない。
【0008】図1と図2において、1は天板、2は外装
フレ−ムであり、前面には被洗浄物を出し入れできるよ
うに、ドア−3が蝶番4で開閉自在に軸支されている。
5はドア−ロック、6は操作パネルでスタ−トや運転プ
ログラム等のセレクトボタン7及び各内容を表示する表
示部8を備えている。
【0009】9は洗濯外槽であり、外装フレ−ム2に、
吊りスプリング10とショックアブソ−バ11とにより
懸架されている。12は洗濯外槽9の内部に位置させ軸
受け13により軸支した横軸型のドラムである。前記洗
濯外槽9の下部には洗濯モータ14が取り付けられ、イ
ンバ−タ等の可変手段により、プ−リ15、16及びV
ベルト17を介してドラム12を駆動する。18は排水
弁で洗濯外槽9の底部に設けられ、ホ−ス19により機
外に接続されている。21は圧力センサーで、エア−ト
ラップ室20と連通され、洗濯外槽9内の液位(水位)
を圧力で検知している。22は給水(湯)用のバルブ
で、圧力センサ−21からの信号により制御されてい
る。
【0010】25は、ドラム12の回転数を検知する回
転数検知センサ−で、プ−リ16の金属ア−ム16′の
近くに設け、プ−リ16の回転に伴い次の金属ア−ム1
6′が通過して次のア−ムが通過するまでの時間から回
転数を検知する。
【0011】26は、ドラム12の振動を検知する水銀
スイッチからなる振動検知スイッチで、洗濯外槽9に取
り付け、洗濯外槽9を振動検知することによりドラム1
2の振動を検知するものである。
【0012】図3は制御回路を示す回路ブロック図であ
る。31はCPU、ROM、RAMからなるマイクロコ
ンピュ−タ(以下マイコンと略す)で、I/Oポ−ト3
2を介して、表示部8に信号が出力されると共に、洗濯
モ−タ14の駆動信号回路33にドラム12の回転数の
指示信号が入出力される。
【0013】また、マイコン31には、I/Oポ−ト3
2を介して、回転数検知センサー25からの回転数信
号、及び振動検知スイッチ26からの検知信号が入力さ
れる。
【0014】本発明の動作原理を図4から図6に基づき
以下に述べる。まず、ドラム12はモ−タ14の洗濯回
転(約45rpm)によって洗濯行程を終了し、脱液行
程に入る。脱液行程では、ドラム12はモ−タ14の低
速回転(約100rpm)の駆動により洗濯物のほぐし
を所定時間約30秒行い(S−51)、その後高速回転
(約800rpm)による駆動を開始する。S−52で
振動検知スイッチ26が作動しなかった場合、即ちof
fの場合は、振動が設定許容偏荷重内であり高速回転を
所定時間約8分行い脱液行程を終了する(S−53)。
【0015】しかしS−52で 洗濯外槽9が許容外の
振動になって振動検知スイッチ26が作動した場合、そ
の時のドラム12の回転数を回転数検知センサ−25が
検知する(S−54)。その回転数をI/Oポ−ト32
を介してマイコン31で記憶する。そしてその検知回転
数を予め定められた所定回転数(例えば中速回転数約5
50rpm)と比較し(S−55)、検知回転数が大き
い場合にはその検知回転数より3%〜5%を低減した設
定回転数に減速して、3分間ドラム12を回転駆動した
後、残りの脱液行程時間を高速回転数に切り替えて脱液
行程の制御を行い終了する(S−53)。
【0016】一方、検知回転数と所定回転数とを比較し
たとき、偏芯負荷量が大きすぎて検知回転数が小さい場
合には高速回転を停止し、(S−51)にもどして低速
回転によるほぐしを再度行う。そして洗濯行程時の布絡
みを更にほぐした後、高速回転起動を行い、S−52で
再び振動検知スイッチ26にて振動検知をされる。この
ようにこの段階まで制御すると、当初より脱液も進み負
荷が軽くなると共に、またほぐし効果も高まり偏芯負荷
状態も軽減されてくるので、ドラム12の回転数は所定
回転数より高くなった状態ではじめて振動検知スイッチ
26が動作するようになり、その後は振動検知スイッチ
26が作動しないような新たな脱液行程を駆動制御がで
きる。
【0017】即ち、新たな脱液行程の駆動制御は、振動
検知した場合に全て低速回転によるほぐしからやりなお
すのではなく、振動検知時の回転数を所定回転数に到達
していた場合に、その回転数を所定数を低下させて駆動
することにより脱液率を高めることで偏芯負荷量を軽減
できるので、その後高速回転に移行させても振動検知を
させることなく脱液行程の駆動制御が行える。
【0018】図5に示すA〜Dは、振動検知スイッチ2
6が振動を検知するときのドラム12の回転数を200
〜400rpmに異ならしめた負荷の種類を表し、横軸
の1〜7%は、図4のS−54で回転数センサー26に
よる検知回転数に何%減少させてドラム12を回転させ
るかを示したものである。そしてN−20は、それぞれ
のテストを20回ずつ行ったことを示し、○印はある%
低下させた回転数で脱液した場合、振動検知スイッチ2
6が作動しなかった場合を示している。
【0019】また、×印はある%を低下して回転させて
もやはり振動検知スイッチ26が作動したことを示し、
×印の後の数字は、20回のテストの内で何回振動検知
があったことを示している。
【0020】例えば、負荷Aについて説明すると、S−
55の後の回転数を振動検知回転数より1%低下させた
設定回転数で所定時間(例えば3分間)を駆動したが、
20回とも振動検知があったことを示している。次は同
じように、振動検知回転数より2%低下させた設定回転
数の場合は、3回が振動検知をしたことを示し、3%〜
7%低下させた設定回転数では振動検知をしなかったこ
とを示し○印を付している。
【0021】一方、負荷Cに関しては、振動検知回転数
より3%と5%を低下させた設定回転数で駆動した場合
に、20回のテストの内1回の振動検知をしたことを示
している。この1回は20回のテストの内の1回である
ので、無視しても良いと考えられる。従って、図5から
振動検知回転数より3〜5%低下させた設定回転数で脱
液駆動を制御すれば良いことが理解できる。
【0022】図6は脱液性能を示すグラフであり、
(a)は高速回転(800rpm)時、(b)は所定回
転数(中速回転550rpm)時、(c)は負荷Aを用
い、振動検知後にその回転数を3%減速した設定回転数
で脱液行程を駆動した時、(d)は(c)の設定回転数
で3分間駆動後に残りの時間を高速回転に移行した場合
のそれぞれの脱液性能を示すものである。
【0023】即ち、図6のd曲線は脱液行程の終了時に
は、衣類の残液量は高速回転時のa曲線に最も近い値に
なることが理解できる。これは振動検知時の回転数から
3%を減速した設定回転数で駆動し、負荷重量をより脱
液により軽減できる所定時間(グラフのC曲線より脱液
効率が高いのは、約3分までが優れている)を駆動し、
実験例では中速回転数では約40〜45%の脱液率を得
るが、その後に高速回転駆動をしている。このように所
定時間の設定回転数で駆動を行うことにより、負荷重量
を軽減することができ異常振動発生の再発を防止ができ
ると共に、脱液率を大幅に低下させることなく脱液行程
制御を効率よく所定時間内で制御することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、異常振動時のドラム回
転数が、所定回転数より低い場合には、ほぐし動作を行
い、所定回転数より高い場合には、振動検知時の回転数
よりも減速した回転数で脱液を行うので、異常振動の再
発を防止できる。更に、異常振動時のドラム回転数が所
定回転数より高い場合には、ほぐし動作からやり直す必
要がないから、脱液率を大幅に低下させることなく所定
の脱液行程時間内で効率よく脱液を行うことができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドラム式洗濯機の外観図。
【図2】同じく背面図。
【図3】同じく制御回路を示す回路ブロック図。
【図4】実施例の動作を示すフロ−チャ−ト。
【図5】脱液制御の振動実験の結果を示す検知実験デ−
タ。
【図6】脱液性能を示す性能グラフ。
【図7】従来の一般的な動作を示すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
12 ドラム 14 モ−タ 25 回転数検知センサー 26 振動検知スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムを低速回転させる洗濯行程と、
    の洗濯行程よりも高速回転させる脱液行程とを行うド
    ム式洗濯機において、前記ドラムを回転駆動するモータ
    と、前記ドラムの異常振動を検知する振動検知スイッチ
    と、ドラム回転数を検知するドラム回転数センサーと、
    前記洗濯行程及び脱液行程の進行を制御する制御手段と
    を備え、前記制御手段は、脱液行程にて、前記振動検知
    スイッチが異常振動を検知した時の、前記回転数センサ
    ーで検知した検知回転数が、所定回転数より低い場合
    は、ほぐし動作を行うように前記モータを制御し、一
    方、脱液行程にて、前記振動検知スイッチが異常振動を
    検知した時の、前記回転数センサーで検知した検知回転
    数が、前記所定回転数よりも高い場合には、当該検知回
    転数より所定量低減した設定回転数で、前記ドラムを回
    転するように前記モータを制御することを特徴とするド
    ラム式洗濯
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