JP2668343B2 - 競争ゲーム装置 - Google Patents

競争ゲーム装置

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JP2668343B2
JP2668343B2 JP7055226A JP5522695A JP2668343B2 JP 2668343 B2 JP2668343 B2 JP 2668343B2 JP 7055226 A JP7055226 A JP 7055226A JP 5522695 A JP5522695 A JP 5522695A JP 2668343 B2 JP2668343 B2 JP 2668343B2
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宏一 林田
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/14Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players
    • A63F9/143Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players electric

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車や競走馬
等を模した移動体を走行路上で複数個移動させ、その順
位を競うことによりレースを実行する競争ゲーム装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の競争ゲーム装置は周知である
(一例として特開平1−94884号公報参照)。特開
平1−94884号公報に開示された競争ゲーム装置を
例にとって説明すると、この競争ゲーム装置は競走馬を
模した模型馬をフィールド上で複数頭走行させ、その順
位をプレーヤーが予想して手持ちのメダルを賭けること
によりゲームを楽しむ形式のものである。特開平1−9
4884号公報に開示された競争ゲーム装置では各模型
馬がフィールド上を自由に走行できるように構成されて
いるが、それ以外に、各移動体が走行するトラックが固
定されている形式の競争ゲームもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の競争ゲーム装置では、レース展開、すなわち各
移動体をどのように移動制御して順位を決するかという
過程を複数記憶しておき、レース開始前にいずれかのレ
ース展開を選択して選択されたレース展開に基づいて各
移動体を移動制御していたので、プレーヤーが複数回ゲ
ームを行うと各移動体の順位がレース終了前にプレーヤ
ーに知れてしまうおそれがあり、ゲームの興趣を損なう
可能性があった。このような事態を改善するためにはレ
ース展開の記憶数を増加させればよいが、記憶数の増加
により記憶媒体の容量も増加せねばならず、コスト高を
招く要因となりうる。
【0004】加えて、機械的・電気的トラブルにより特
定の移動体が一時的に制御不能となった場合、程度によ
ってはそれ以降のレース展開が実行困難、あるいは実行
不能になるおそれもあった。
【0005】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、コスト高を招くこ
となくプレーヤーに興趣に富んだゲームを提供すること
ができ、さらにトラブル発生に対する復帰性に優れた競
争ゲーム装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
発明は、走行路上を複数の移動体が順位を競って移動す
ることによりレースを実行する競争ゲーム装置に適用さ
れる。そして、上述の目的は、移動体の移動制御に用い
られるパラメータが格納されたパラメータ記憶手段と、
パラメータ記憶手段内に格納されたパラメータに基づい
て所定時間毎に各々の移動体の目標位置を算出する目標
位置算出手段と、目標位置算出手段により算出された各
々の移動体の目標位置に向けて各々の移動体を移動制御
する移動制御手段とを設けることにより達成される。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の競争
ゲーム装置において、各々の移動体の走行路上における
位置を検出する位置検出手段を設け、位置検出手段によ
り検出された各々の移動体の位置及びパラメータ記憶手
段内に格納されたパラメータに基づいて、目標位置算出
手段が所定時間毎に各々の移動体の目標位置を算出する
ものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載の競争
ゲーム装置において、目標位置算出手段が特定の移動体
の目標位置を算出する際に、この特定の移動体の周囲に
位置する複数の移動体の位置に基づいて目標位置の算出
を行うものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項2又は3に記載
の競争ゲーム装置において、目標位置算出手段により算
出された各々の移動体の目標位置と位置検出手段により
検出された各々の移動体の位置との偏差を算出する偏差
算出手段を移動制御手段に設け、偏差算出手段により算
出された偏差を小さくする方向に各々の移動体を移動制
御するようなものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項1〜4に記載の
競争ゲーム装置において、パラメータ記憶手段に複数の
パラメータを記憶させたものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項5に記載の競争
ゲーム装置において、レースが行われる毎に複数のパラ
メータのうち少なくとも1つのパラメータの値を決定す
る第1のパラメータ値決定手段を設けたものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項5に記載の競争
ゲーム装置において、所定時間毎に複数のパラメータの
うち少なくとも1つのパラメータの値を決定する第2の
パラメータ値決定手段を設けたものである。
【0013】請求項8の発明は、請求項1〜7に記載の
競争ゲーム装置において、移動体を移動制御するための
制御信号を各々の移動体に向けて送信する送信手段を移
動制御手段に設け、さらに、送信手段から送信された制
御信号を受信する受信手段と、受信手段により受信され
た制御信号に基づいて移動体自身を目標位置に向けて駆
動する駆動手段とを移動体に設けたものである。
【0014】
【作用】
−請求項1− 目標位置算出手段は、パラメータ記憶手段内に格納され
たパラメータに基づいて所定時間毎に各々の移動体の目
標位置を算出し、移動制御手段は、目標位置算出手段に
より算出された各々の移動体の目標位置に向けて各々の
移動体を移動制御する。従って、各々の移動体の目標位
置は所定時間毎にその時点のパラメータに基づいてリア
ルタイムに算出され、移動体はリアルタイムに算出、決
定された目標位置に向けて走行制御される。
【0015】−請求項2− 位置検出手段は各々の移動体の走行路上における位置を
検出し、目標位置算出手段は、位置検出手段により検出
された各々の移動体の位置及びパラメータ記憶手段内に
格納されたパラメータに基づいて、所定時間毎に各々の
移動体の目標位置を算出する。従って、移動体の目標位
置は、その時点のパラメータのみならず移動体の位置に
も影響されて決定される。
【0016】−請求項3− 目標位置算出手段は、特定の移動体の目標位置を算出す
る際に、この特定の移動体の周囲に位置する複数の移動
体の位置に基づいて目標位置の算出を行う。従って、移
動体の目標位置は、その時点のパラメータのみならずそ
の周囲の移動体の位置にも影響されて決定される。
【0017】−請求項4− 偏差算出手段は、目標位置算出手段により算出された各
々の移動体の目標位置と位置検出手段により検出された
各々の移動体の位置との偏差を算出し、移動制御手段
は、偏差算出手段により算出された偏差を小さくする方
向に各々の移動体を移動制御する。従って、各々の移動
体は目標位置に近づくように移動制御される。
【0018】−請求項5− 目標位置算出手段は、パラメータ記憶手段内に格納され
た複数のパラメータに基づいて所定時間毎に各々の移動
体の目標位置を算出する。
【0019】−請求項6− 第1のパラメータ値決定手段は、レースが行われる毎に
複数のパラメータのうち少なくとも1つのパラメータの
値を決定する。これにより、各レース毎に用いられるパ
ラメータの値がその都度決定され、レース展開が変化し
得る。
【0020】−請求項7− 第2のパラメータ値決定手段は、所定時間毎に複数のパ
ラメータのうち少なくとも1つのパラメータの値を決定
する。これにより、実際にレースを行っている最中にパ
ラメータの値が逐次決定され、レース展開が変化し得
る。
【0021】−請求項8− 送信手段は、移動体を移動制御するための制御信号を各
々の移動体に向けて送信し、受信手段は、送信手段から
送信された制御信号を受信し、駆動手段は、受信手段に
より受信された制御信号に基づいて移動体自身を目標位
置に向けて駆動する。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である競
争ゲーム装置を示す全体斜視図である。本実施例のゲー
ム装置は、移動体としての複数台(図中には2台のみ図
示)の自走車1、エリアセンサとしてのCCDカメラ
2、送信手段としての送信LED3、及びゲーム装置本
体4を備えている。自走車1の前後には車輪が設けられ
ており、上面にレーストラック5が表記されたサーキッ
トをイメージした基台6上を走行可能になされている。
【0023】装置本体4は、コントローラ7を備えると
ともに、CCDカメラ2とコントローラ7との間には位
置検出回路10が、コントローラ7と送信LED3との
間には赤外線LEDドライバ11がそれぞれ介装されて
いる。
【0024】コントローラ7は本実施例のゲーム装置の
全体動作を統括制御するものであり、内部にコンピュー
タ(マイコン)を内蔵するとともに、ゲームプログラ
ム、コースデータや所要のパラメータ等が予め記憶され
たROM、及び位置検出回路10からの位置検出データ
を一時的に格納したり、演算途中のデータを一時的に格
納したり、所要のパラメータを記憶するRAMを備えて
いる。また、所要のタイマを備えている。コントローラ
7の構成については図3を用いて後述する。
【0025】コースデータは、基台6上に表記されたレ
ーストラック5上の任意の周回軌道としての位置データ
が所定間隔毎に逐一記憶されているもので、本実施例の
ように自走車1が複数台の場合には、それぞれに対応し
て周回用の位置データが形成されている。コントローラ
7は、後述するように各自走車1について設定されたパ
ラメータを把握し、このパラメータ及び各自走車の現在
位置に基づいて各自走車に設定されたコースデータに沿
った走行制御信号を各自走車1に送信する。なお、本実
施例では後述するようにパラメータの状態によってレー
ス展開はリアルタイムに変化するため、定まったレース
展開を予めROM内に格納することはしていない。
【0026】ゲーム装置本体4にはモニタ8及びスイッ
チ類9が接続されている。モニタ8及びスイッチ類9は
図中では1組しか図示していないが、実際には本実施例
のゲーム装置において同時にプレー可能なプレーヤーの
人数分だけ用意されている。これらモニタ8及びスイッ
チ類9は、いわゆるコントロールパネルと呼ばれる操作
盤上に1台ずつ組になって配置されており、1人のプレ
ーヤーが視認及び操作可能な状態で提示される。モニタ
8には配当(オッズ)やレース結果等、プレーヤーのゲ
ーム進行に必要な情報が表示される。スイッチ類9は、
プレーヤーによる入賞予想車への賭け(ベット)入力等
のためのものである。
【0027】なお、図には示していないが、本ゲーム装
置ではメダルゲームとして一般的に要求される、例えば
配当(オッズ)の計算装置、メダル投入口、メダル検出
手段、プレーヤーによる入賞予想車の入力検出手段、入
賞の有無判断手段、変換メダル個数の計算部とその変換
手段等、一般的な公知の構成を備えている。
【0028】CCDカメラ2は1台の場合には、基台6
のほぼ中央であって、その下方所定高さ位置に撮像方向
を上方に向けられて配設されており、基台6下面のほぼ
全体を視野に含むように設定されている。このため、基
台6はガラス等透明な板材から構成されており、基台6
を通して自走車1がCCDカメラ2により撮像される。
CCDカメラ2の視野枠を考慮すれば、基台6の形状は
正方形あるいは円形状が好ましいが、レーストラック5
の形状やゲームの種類によっては、上記形状以外の種々
の形状が採用可能である。
【0029】CCDカメラ2は、公知のように固体撮像
素子である受光素子がマトリクス状に多数配列されて構
成されており、所定時間、例えば1フィールド1/60
秒走査周期と1フレーム1/30秒走査周期の選択可能
な仕様において、1フィールドを走査周期として画像の
撮像を行うものである。そして、各受光素子からの受光
光量に応じたレベルに変換された電気(画像)信号が転
送出力されるようになっている。
【0030】本実施例に適用されるCCDカメラ2はそ
の受光面に赤外線透過フィルタが対面配置されており、
所定周波帯の赤外光のみを受光するようにして、外光に
よる誤動作の防止を図っている。なお、CCDカメラ2
に代って複数のCCDカメラを使用し、基台6の上面を
複数に分割してそれぞれの面を各CCDが担当するよう
にしてもよく、このようにすることで撮像分解能、すな
わち位置検出精度を向上させることができる。
【0031】位置検出回路10は、CCDカメラ2から
の画像信号が書き込まれるフレームメモリと、このフレ
ームメモリの内容を読み出して自走車1の位置を検出し
てその座標値を検出信号として出力する画像処理部とを
備える。
【0032】本実施例では位置検出動作をリアルタイ
ム、正確には微少時間間隔毎に連続して行っているの
で、CCDカメラ2からの画像信号書込動作及び画像処
理部による画像信号読出動作を並行して行うために1フ
レーム分の記憶容量を有するフレームメモリが2組用意
され、画像処理部からの切換信号により書込専用/読出
専用のフレームメモリが切り換えられる。
【0033】画像処理部による自走車1の位置検出手法
は公知の画像処理手法から適宜選択されればよく、一例
として、本実施例では後述するように自走車1に2つの
LED118、119が搭載されている(図2参照)の
で、画像信号の信号レベルに適当な閾値(スレッショル
ド)を設定して画像を2値化処理し、その後画像中の輝
点の位置をパターンマッチング、ラベリング等により検
出すればよい。
【0034】送信LED3は例えば赤外光を発光する発
光素子であり、上記CCDカメラ2と同様、基台6下面
の所定高さ位置に送信方向を上方に向けられて配設され
ているものである。この送信LED3からの赤外光信号
はレーストラック5上を走行する自走車1に向けて所要
の広がり角度を有して送信されるもので、その個数は中
央位置に1個でもよいが、信号伝達の確実性を期する点
から基台6を2分した各エリアをカバーするように2個
配設してもよい。本実施例では、基台6を4分した各エ
リアをカバーするように4個が配設されている。
【0035】各送信LED3は赤外線LEDドライバ1
1にパラレルに接続されている。この赤外線LEDドラ
イバ11は、コントローラ7側からの各送信LED3の
点灯指令信号に基づいて各送信LED3を駆動(点灯、
消灯)制御し、送信LED3から所定の赤外光パルス信
号を送出させる。本実施例のように送信LED3が複数
個配設されている構成では、LEDドライバ11は、パ
ラレルに接続されている各送信LED3から同期した光
パルス信号が送信されるようにこれら送信LED3を駆
動制御している。これにより、各送信LED3がカバー
するエリアが一部重複していても混信することはなく、
誤動作の発生を防止している。
【0036】なお、送信LED3の接続方法としては、
上述したものに代えて、構造的に簡単なシリアルに接続
する方法や、インピーダンスの影響を抑制するとともに
ノイズ発生を防止するべく、シリアル接続で、かつそれ
ぞれにドライバを介してなる(シールド線を用いた)方
法を採用してもよい。パラレル接続は、シリアル接続の
場合に比してインピーダンスの影響が小さいという利点
がある。
【0037】図2は、自走車を構成面から平面的に見た
状態のブロック構成図である。この自走車1は、不図示
の車体を有し、その前部左右側には車輪111、112
が回転可能に取り付けられ、後部側(あるいは前部側)
には、その中央部に不図示の球体(ボール・キャスタ)
が設けられている。これにより、自走車1はいわゆる3
点支持される。球体は、車体の下面側に形成されて少な
くとも球体11の体積の半分以上が嵌入可能な部分球形
状の穴へ嵌め込まれており、360°方向に回転可能に
されている。3点支持構造とすることで、車体スリップ
感を効果的に醸し出すことが可能となる。なお、この球
体に代えて回転可能な車輪を左右に設けたものでもよ
い。
【0038】自走車1は、樹脂等から構成された車輪1
11、112を回転駆動するモータ113、114を有
する。本実施例ではモータ113、114としてDCモ
ータが用いられ、デューティ制御で速度調整及び必要に
応じてバック走行(供給電流の極性反転による)を行う
ようにしている。また、パルス周波数で速度制御可能な
パルスモータを用いてもよい。モータ113、114の
回転軸と車輪111、112の回動軸との間は減速ギア
を複数段だけ介在させて所要の速度範囲が得られるよう
にしてある。
【0039】117は自走車1側の制御部としてのワン
・チップ・マイコンで、装置本体2側の送信LED3か
らの送信信号を解析して、自走車1の走行制御信号を生
成したり、赤外光を発光する前後LED118、119
の発光動作を行わせるものである。ROM120はその
ための動作プログラムが格納されているものである。な
お、113a、114aはマイコン117から出力され
る速度制御信号をモータ駆動用に電力増幅してモータ1
13、114に供給する増幅器である。
【0040】前LED118は自走車1の前部中央に、
後LED119は後部中央に、いずれも真下に向けられ
て配設されている。そして、この前後LED118、1
19の点灯による赤外光の周波帯はCCDカメラ2前面
の赤外線透過フィルタの透過周波帯に一致しており、上
方に配設されているCCDカメラ2で撮像されるように
なっている。前後LED118、119は発光方向が広
い角度を有するように構成されており、基台3上の任意
の位置でもCCDカメラ2で撮像し得るようにしてい
る。
【0041】121は赤外線受信ユニットであり、送信
LED3から送信された光パルス信号を受光するフォト
ダイオード等からなり、自走車1の、例えば中央下部に
下向けに配設されている。このフォトダイオードも広い
方向からの光を受光し得るように、例えば露出されてい
る。123は外部から供給される電源電圧からマイコン
119の動作に必要なレベル5vや必要に応じてモータ
113、114の動作に必要な6vの電圧を生成する安
定化電源回路である。
【0042】図3は、コントローラ7の構成を機能毎に
ブロック化した機能ブロック図である。この図において
71はメモリ部であり、位置検出回路7から出力される
輝点(自走車1の前後LED118、119に対応)の
座標値信号が一時的に格納される。本実施例のように自
走車1が複数台走行している場合、各自走車1の輝点の
座標値が格納されるアドレスは予め定められており、位
置検出回路7から該当する輝点の座標値が入力される度
に新しい座標値に更新される。
【0043】72はパラメータ記憶部であり、自走車1
の目標位置決定のために用いられるパラメータ、及び上
述したコースデータが記憶されている。パラメータの詳
細については後述する。73は目標位置決定部であり、
メモリ部71に格納されている各自走車1の輝点座標値
及びパラメータ記憶部72に記憶されているパラメー
タ、コースデータに基づいて各自走車1の目標位置を決
定する。目標位置の決定動作の詳細についても後述す
る。
【0044】74は偏差演算部であり、メモリ部71に
格納されている各自走車1の輝点座標値及び目標位置決
定部73により決定された各自走車1の目標位置との偏
差を算出する。75は指令値演算部であり、偏差演算部
74で演算された各自走車1の偏差に基づいて、この偏
差を0にする方向に各自走車1を駆動、つまり各自走車
1を目標位置に向けて駆動するための指令値を算出す
る。ここにいう指令値は、各自走車1の目標速度値及び
操舵角を含む。
【0045】76は駆動電圧生成部であり、指令値を光
パルス信号の組み合わせからなる所定のコマンドに変換
し、電圧パルス信号として出力する。この電圧パルス信
号は赤外線LEDドライバ11に入力され、この電圧パ
ルス信号に基づいて赤外線LEDドライバ11が各送信
LED3を駆動する。
【0046】図7及び図8は、コントローラ7のパラメ
ータ記憶部72に記憶されているパラメータの詳細を示
す図である。本実施例では、自走車1そのもののパラメ
ータとその自走車1に搭乗している仮想的なドライバー
のパラメータとが用意されており、自走車1側のパラメ
ータは仮想的なドライバーのパラメータの影響を受けて
その値が変化する。自走車1側パラメータとドライバー
側パラメータはレース前にその値が決定されるもの(図
中では「レース前」として図示してある)とレース中に
変化しうるもの(図中では「レース中」として図示して
ある)とに大別される。「レース前」パラメータと「レ
ース中」パラメータとはさらに制御用パラメータと基準
パラメータとに大別され、図7及び図8に示す各制御用
パラメータは、その右側に記載されている基準パラメー
タによりその値が変化する。
【0047】図7は自走車1側のパラメータを示す図で
ある。各パラメータの内容を簡単に説明すると、まず、
第1行の制御用パラメータ「標準スピード」はその自走
車1がレース中に走行する標準的なスピードを示し、基
準パラメータ「馬力」「トルク」の値によりレース開始
前に決定される。これら基準パラメータ「馬力」「トル
ク」は各自走車1に固有の値を持っている。
【0048】第2行目の制御用パラメータ「瞬発力」は
その自走車1に対して加速命令が出されたときにどの程
度の加速度をもって加速するかを定めるものであり、同
様に基準パラメータ「馬力」「トルク」の値によりレー
ス開始前に決定される。
【0049】第3行目の制御用パラメータ「初期車重」
はその自走車1のレース前における車重を示し、基準パ
ラメータ「初期搭載ガソリン量」の値によりレース開始
前に決定される。この基準パラメータ「初期搭載ガソリ
ン量」も各自走車1に固有の値を持っている。
【0050】第4行目の制御用パラメータ「スピード」
はレース中における各自走車1の速度指示値であり、基
準パラメータ「標準スピード」「瞬発力」「速度指示」
「初期車重」「燃費」により決定される。一例として、
「スピード」は「標準スピード」に速度増減分を足しあ
わせることにより与えられ、速度増減分は基準パラメー
タ「速度指示」「瞬発力」から算出される。さらに、
「瞬発力」は基準パラメータ「燃費」にレース経過時間
を乗じたもの及び「初期車重」の値により変動する。
【0051】図8はドライバー側のパラメータを示す図
である。まず、第1行目の制御用パラメータ「指示伝達
度」はドライバーからの指示が自走車1側にどの程度伝
達されるかを示す確率変数であり、0〜1の値を取る。
ドライバーからの指示はこの指示伝達度により規定され
る一定の確率に基づいて自走車1側に伝達され、加減
速、操舵が制御される。この制御用パラメータ「指示伝
達度」は基準パラメータ「熟練度」「路面条件」「レー
スパターン」「コースレイアウト」「調子」により決定
される。
【0052】基準パラメータ「熟練度」「レースパター
ン」は各自走車1(正確には自走車1に搭乗するドライ
バー)に固有の値を持っている。より詳細には「レース
パターン」はそのドライバーがどのようなレース展開を
しようとするかを示し、一例として「先行逃げ切り」
「後半勝負」を示す特定の値を有する。基準パラメータ
「路面条件」は後述するそのレースに固有の値を持って
おり、「路面条件」は「晴」「曇」「雨」「昼」「夜」
を示す特有の値を有する。基準パラメータ「調子」は各
ドライバーの現在の体調を示し、レース開始毎に「絶好
調」「好調」「不調」の3段階に分類される。
【0053】第2行目の制御用パラメータ「指示伝達
度」は第1行目の制御用パラメータ「指示伝達度」とほ
ぼ同様のものであるが、基準パラメータに「疲労度」が
加わっている。この基準パラメータ「疲労度」はレース
経過時間とともに増加し、かつ、その増加率は各ドライ
バー固有の値を持っている。
【0054】第3行目の制御用パラメータ「速度指示」
は各自走車1に対する加減速指示を示し、基準パラメー
タ「レースパターン」「周囲自走車位置」により決定さ
れる。基準パラメータ「周囲自走車位置」は当該自走車
1の周囲(前後左右4方向)に他の自走車が存在するか
否かを示し、位置検出回路7からの出力に基づいてレー
ス中にリアルタイムに算出、決定される。一例として、
「レースパターン」が現時点において強気(例えばレー
ス開始直後において「先行逃げ切り」のレースパターン
であったら)の傾向にあるときに前方に自走車1が通れ
るだけの隙間があるときはパラメータ「速度指示」が加
速を示す値を取り、逆に、「レースパターン」が弱気
(例えばレース開始直後において「後半勝負」のレース
パターンであったら)の傾向にあるときに前方に自走車
がいるときはパラメータ「速度指示」が減速を示す値を
取るように決定される。
【0055】第3行目の制御用パラメータ「方向指示」
は各自走車1に対する進行方向指示(直進、左に進路変
更、右に進路変更)を示し、基準パラメータ「レースパ
ターン」「周囲自走車位置」により決定される。一例と
して、「レースパターン」が現時点において強気の傾向
にあるときに前方の車の左右に自走車1が通れるだけの
隙間があるときはパラメータ「方向指示」が隙間のある
側へ操舵する値を取るように決定される。
【0056】次に、図4のフローチャートを参照して、
本実施例の競争ゲーム装置の動作について説明する。な
お、本実施例のゲーム装置では、例えば8台の自走車1
が用いられており、各自走車1にはそれぞれ固有番号と
してIDNo.i(i=0〜7)が自走車1に設けられた
ディップ・スイッチを設定することにより予め付されて
いる。
【0057】図4のフローチャートに示すプログラム
は、図示しないゲーム装置本体2の電源スイッチがオン
されることにより開始する。まず、ステップS1では、
システム全体に対して初期設定が施されて各種パラメー
タの値がリセットされ、さらにコントローラ7の通信ポ
ートの初期化が行われる。
【0058】次に、ステップS2では1つのレースをス
タートさせるための処理が行われる。具体的には、各自
走車1に搭乗する仮想的なドライバーが決定された後、
各プレーヤーのモニタ8によりゲームスタート画面、オ
ッズ表示画面等が表示され、スイッチ類9により各プレ
ーヤーがベットするまで所定時間待機し、待機後にレー
ストラック5の所定位置に設けられたスタートラインま
で各自走車1を移動させ、さらにスタートラインに位置
した各自走車1の初期位置を検出する等の動作が実行さ
れる。
【0059】そして、パラメータ記憶部72に格納され
た複数のコースデータのうち特定のコースデータを選択
し、さらに、各レース毎にその値を定めるべきパラメー
タ(路面条件、調子など)を決定する。この後、決定さ
れたパラメータ及び検出された各自走車1の初期位置に
基づいて、レーススタート直後の各自走車1の目標位置
を目標位置決定部73により決定する。目標位置は、一
例として自走車1がスタートから1秒後に到達すべき位
置とされる。
【0060】目標位置が決定されると、偏差演算部74
により偏差が算出され、この偏差に基づいて各自動車1
に対する指令値が出力され、この指令値は駆動電圧生成
部76及び赤外線LEDドライバ11により送信LED
3駆動用の信号に変換される。これにより、指令値を示
すコマンドに対応した赤外光パルス信号が送信LED3
から各自走車1に向けて送信される。
【0061】自走車1に対する速度及び方向指示は以下
のように、目標速度データのみで行われる。すなわち、
速度指示は特定の一方の車輪、例えば車輪111を駆動
するモータ113に対して与えられ、方向指示は特定の
側であるモータ113の回転速度に対する速度差として
与えられる。なお、各モータ113、114にぞれぞれ
独立した回転速度を指示するようにしても同様に方向制
御が可能である。
【0062】自走車1の赤外線受信ユニット121が送
信LED3からの赤外光パルス信号を受信すると、マイ
コン117はこの赤外光パルス信号3を解析して指令値
を算出し、各モータ113、114を指令値に基づいた
所定回転数で回転駆動させるための信号をモータ11
3、114に向けて送出する。
【0063】ステップS3では、自走車のIDNo.を示
すカウンタiがリセットされ、次いでステップS4では
カウンタiの値が1つインクリメントされる。
【0064】ステップS5ではカウンタiの値に対応す
るIDNo.を有する自走車1の現在位置がメモリ部71
から読み出される。上述のように、位置検出回路7は微
少時間間隔毎に(つまりほぼリアルタイムとみなされる
程度に)各自走車1の現在位置を検出しており、メモリ
部71には常に最新の自走車1の現在位置が格納されて
いる。そして、読み出されたIDNo.iの自走車1の現
在位置に基づいて、この自走車1が設定された目標位置
に到達しているか否かが判定され、判定が肯定されると
ステップS6に進み、判定が否定されるとステップS8
にスキップする。
【0065】ステップS6ではパラメータ記憶部72か
ら所要のパラメータが読み出されるとともに、IDNo.
iの自走車1の周辺に位置する他の自走車1の現在位置
がメモリ部71から読み出される。そして、ステップS
7では、このパラメータ及びIDNo.iの自走車1の周
辺に位置する他の自走車1の現在位置に基づいてIDN
o.iの自走車1の目標位置が目標位置決定部73により
決定される。ステップS7の詳細な内容については後述
する。
【0066】次いでステップS8では、ステップS7に
おいて決定された目標位置とステップS5で読み込まれ
たIDNo.iの自走車1の現在位置との偏差が偏差演算
部74により演算される。さらにステップS9ではID
No.iの自走車に対してステップS10で決定された目
標位置へ駆動するための指令値が指令値演算部75によ
り算出される。この後、指令値は駆動電圧生成部76に
転送されて赤外線LEDドライバ11により赤外光パル
ス信号として自走車1に向けて出力され、この赤外光パ
ルス信号によりIDNo.iの自走車の走行制御が行われ
る。
【0067】ステップS10ではカウンタiの値が7に
至ったか否か、すなわち、8台の自走車1についてそれ
ぞれ目標位置を算出して指令値を送信したか否かが判定
され、まだであればステップS4に戻って次の自走車1
について上述の作業を継続し、既に全ての自走車1につ
いて終了していればステップS11に進む。
【0068】ステップS11ではレースが終了したか否
かが判定され、判定が肯定されるとステップS12に進
み、判定が否定されるとステップS3に戻って再度ID
No.0の自走車1についての走行制御を行う。ステップ
S12ではレース後の処理を行う。具体的には、入賞自
走車の決定及び表示、プレーヤーへの払い戻しなどが行
われる。
【0069】図5及び図6は、図4のフローチャートの
ステップS10における目標位置算出動作の詳細を示す
サブルーチンのフローチャートである。
【0070】まず、ステップS100では、IDNo.i
の自走車のレースパターンパラメータをチェックし、そ
の自走車のレースパターンが先行逃げ切りであるか否か
が判定される。その結果、先行逃げ切りであればステッ
プS101に進み、そうでなければステップS110に
スキップする。ステップS101では現在のレース経過
がレース前半に属するか否かが判定され、レース前半で
あればステップS102に進み、そうでなければステッ
プS104にスキップする。
【0071】ステップS102ではIDNo.iの自走車
の前方に自走車が1台分通過可能な隙間があるか否かが
判定され、隙間があればレース前半のうちに先行逃げ切
りを図るために前方の自走車を抜き去っておこうと判断
し、ステップS103において速度指示パラメータの値
を「加速」に設定する。また、ステップS102におい
て隙間がないと判定されれば前方の自走車を抜き去るこ
とはできないと判断し、そのままステップS106にス
キップする。
【0072】一方、ステップS104ではIDNo.iの
自走車の前方に自走車が1台分通過可能な隙間があるか
否かが判定され、隙間がなければレース後半であるから
ペースを抑えようと判断してステップS105において
速度指示パラメータの値を「減速」に設定する。また、
ステップS104において隙間があると判定された場合
はそのままステップS106にスキップする。
【0073】ステップS106では、IDNo.iの自走
車の左方に自走車が1台分通過可能な隙間があるか否か
が判定され、隙間があればレース前半のうちに先行逃げ
切りを図るために前方の自走車を抜き去っておこうと判
断し、ステップS107において方向指示パラメータの
値を「左に進路変更」に設定する。また、ステップS1
06において隙間がないと判定された場合はステップS
108に進む。
【0074】ステップS108では、IDNo.iの自走
車の右方に自走車が1台分通過可能な隙間があるか否か
が判定され、隙間があればレース前半のうちに先行逃げ
切りを図るために前方の自走車を抜き去っておこうと判
断し、ステップS109において方向指示パラメータの
値を「右に進路変更」に設定する。また、ステップS1
08において隙間がない(この場合は左右いずれにも進
路変更できるだけの隙間がないことになる)場合はその
まま図6のステップS110に進む。
【0075】図6に進んで、ステップS110では、I
DNo.iの自走車のレースパターンパラメータをチェッ
クし、その自走車のレースパターンが後半勝負であるか
否かが判定される。その結果、後半勝負であればステッ
プS111に進み、そうでなければステップS120に
スキップする。ステップS111では現在のレース経過
がレース後半に属するか否かが判定され、レース後半で
あればステップS112に進み、そうでなければステッ
プS114にスキップする。
【0076】ステップS112ではIDNo.iの自走車
の前方に自走車が1台分通過可能な隙間があるか否かが
判定され、隙間があればレース後半であるから後半勝負
を図るために前方の自走車を抜き去っておこうと判断
し、ステップS113において速度指示パラメータの値
を「加速」に設定する。また、ステップS112におい
て隙間がないと判定されれば前方の自走車を抜き去るこ
とはできないと判断し、そのままステップS116にス
キップする。
【0077】一方、ステップS114ではIDNo.iの
自走車の前方に自走車が1台分通過可能な隙間があるか
否かが判定され、隙間がなければレース前半であるから
ペースを抑えようと判断してステップS115において
速度指示パラメータの値を「減速」に設定する。また、
ステップS114において隙間があると判定された場合
はそのままステップS116にスキップする。
【0078】ステップS116では、IDNo.iの自走
車の左方に自走車が1台分通過可能な隙間があるか否か
が判定され、隙間があればレース後半であるから後半勝
負を図るために前方の自走車を抜き去っておこうと判断
し、ステップS117において方向指示パラメータの値
を「左に進路変更」に設定する。また、ステップS11
6において隙間がないと判定された場合はステップS1
18に進む。
【0079】ステップS118では、IDNo.iの自走
車の右方に自走車が1台分通過可能な隙間があるか否か
が判定され、隙間があればレース後半であるから後半勝
負を図るために前方の自走車を抜き去っておこうと判断
し、ステップS119において方向指示パラメータの値
を「右に進路変更」に設定する。また、ステップS11
8において隙間がない(この場合は左右いずれにも進路
変更できるだけの隙間がないことになる)場合はそのま
まステップS120に進む。
【0080】ステップS120では、IDNo.iの自走
車のパラメータ「熟練度」「路面条件」「レースパター
ン」「調子」「疲労度」の値に基づいてパラメータ「指
示伝達度」の値を算出する。一例として、上述のパラメ
ータが次のような値
【数1】 ・熟練度:0.5〜1(各自走車に固有の値) ・路面条件:晴=1、曇=0.9、雨=0.6、昼=1、夜=0.7 ・レースパターン:先行逃げ切り(レース前半=1、レース後半=0.8) 後半勝負(レース前半=0.8、レース後半=1) ・調子:絶好調=1、好調=0.9、不調=0.6 ・疲労度:各自走車に固有の値×レース経過割合 を取るとすると、指示伝達度の値は次の式で算出され
る。
【数2】 指示伝達度=熟練度×路面条件×レースパターン×調子×(1-疲労度)
【0081】次に、ステップS121ではIDNo.iの
自走車のパラメータ「標準スピード」「瞬発力」「初期
車重」「燃費」「速度指示」の値に基づいてパラメータ
「スピード」の値を算出する。一例として、上述のパラ
メータが次のような値
【数3】 ・瞬発力:0.4〜1(各自走車に固有の値) ・初期車重:0.8〜1.2(各自走車に固有の値) ・燃費:0.7〜1.3(各自走車に固有の値) ・速度指示:加速=1、減速=−1 を取るとすると、スピードの値は次の式で算出される。
【数4】 スピード=標準スピード +速度指示×定数×(瞬発力×(1-(初期車重−定数×燃費)))
【0082】そして、ステップS122ではIDNo.i
の自走車の目標位置を算出する。目標位置は、所定時間
後(一例として1秒後)にステップS121で算出され
たスピードにより自走車が走行する距離だけ現在位置か
ら走行したときの位置が基本として設定され、パラメー
タ「方向指示」の値が「左に進路変更」又は「右に進路
変更」を取っている場合は所定値だけそれぞれ左右にそ
れた位置が設定される。
【0083】このようにして、各自走車1が目標位置に
到達する毎に各自走車1についてパラメータが変更さ
れ、このパラメータに基づいて各々の自走車1の目標位
置が決定され、走行制御がなされる。従って、本実施例
の競争ゲーム装置で実施されるレース展開数は事実上無
限大に近くなり、プレーヤーが繰り返しゲームを行って
もそのレース展開を事前に完璧に予想することができ
ず、興趣に富んだゲームを長時間にわたって継続するこ
とができる。加えて、いずれかの自走車1に機械的・電
気的トラブルが生じて一時的に制御不能になった場合で
も、その後制御可能になった段階でその自走車1につい
て再度パラメータが決定されてレースに復帰することが
できる。従って、本実施例によれば、トラブル発生に対
して復帰性に優れたシステムを構築することができる。
【0084】なお、本発明の競争ゲーム装置は、その細
部が上述の一実施例に限定されず、種々の変形が可能で
ある。一例として、上述の競争ゲーム装置では自走車そ
のものがレーストラック5上を走行していたが、自動車
や競走馬を模した模擬走行体をレーストラック5上に配
置し、レーストラック5下方で走行可能にされた自走車
に連れて上述の模擬走行体を走行されるような競争ゲー
ム装置へも適用可能である。
【0085】また、上述の一実施例で使用したパラメー
タは単なる例示であり、例示したパラメータ数以下のパ
ラメータによってゲームを進行させても良く、さらには
他のパラメータを考慮してゲームを進行させても良い。
さらに、ゲームの種類によって使用すべきパラメータが
変化することは言うまでもない。
【0086】さらに、本発明が適用される競争ゲーム装
置は一実施例のものに限定されず、ゲーム装置本体側か
らの指示により走行制御される移動体を有する競争ゲー
ム装置であれば適用可能である。一例として、上述の一
実施例では自走体がレーストラック上を自由に走行可能
に構成されていたが、決められたトラック上を走行可能
な移動体を有する競争ゲーム装置にも適用可能である。
この場合、ゲーム装置本体は移動体の速度のみを制御す
ればよい。
【0087】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、パラメータ記憶手段内に記憶されている
パラメータに基づいて所定時間毎に各々の移動体の目標
位置が算出され、この目標位置に向けて各々の移動体が
移動制御されるので、パラメータの値を変化させればレ
ース展開が逐次変化しうる。従って、本発明の競争ゲー
ム装置で実施されるレース展開数は事実上無限大に近く
なり、プレーヤーが繰り返しゲームを行ってもそのレー
ス展開を事前に完璧に予想することができず、興趣に富
んだゲームを長時間にわたって継続することができる。
加えて、いずれかの移動体に機械的・電気的トラブルが
生じて一時的に制御不能になった場合でも、その後制御
可能になった段階でその移動体について再度パラメータ
が決定されてレースに復帰することができる。従って、
本発明によれば、トラブル発生に対して復帰性に優れた
システムを構築することができる。
【0088】また、請求項2の発明によれば、各々の移
動体の位置にも基づいて移動体の目標位置が算出される
ので、本発明の競争ゲーム装置で実施されるレース展開
数をさらに数多いものにすることができる。
【0089】さらに、請求項3の発明によれば、特定の
移動体の目標位置が、その移動体の周囲に位置する複数
の移動体の位置にも基づいて算出されるので、例えば特
定の移動体前方に移動体が通り抜けられる程度の隙間が
あるときはこの隙間を通り抜ける、といった走行制御が
実現でき、レース展開数がさらに数多いものになるとと
もに、実際のレースに類似したリアルなレース展開を実
施できる。
【0090】さらに、請求項6の発明によれば、レース
が行われる毎にパラメータの値が決定されるので、決定
されたパラメータの値に応じてレース展開が定まり、各
レース毎にレース展開が変化し得て興趣に富んだゲーム
を提供することができる。
【0091】さらに、請求項7の発明によれば、所定時
間毎にパラメータの値が決定されるので、実際にレース
を行っている最中にパラメータの値が逐次決定され、レ
ース中にレース展開が逐次変化し得て興趣に富んだゲー
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である競争ゲーム装置を示す
全体斜視図である。
【図2】自走車を構成面から平面的に見た自他のブロッ
ク構成図である。
【図3】コントローラの構成を機能毎にブロック化した
機能ブロック図である。
【図4】一実施例の競争ゲーム装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】目標位置算出動作のサブルーチンを説明するた
めのフローチャートである。
【図6】図5に続くフローチャートである。
【図7】コントローラのパラメータ記憶部に記憶されて
いるパラメータの詳細を示す図であって、自走車側のパ
ラメータを示す図である。
【図8】コントローラのパラメータ記憶部に記憶されて
いるパラメータの詳細を示す図であって、ドライバー側
のパラメータを示す図である。
【符号の説明】
1 自走車 2 CCDカメラ 3 送信LED 4 ゲーム装置本体 5 レーストラック 7 コントローラ 10 位置検出回路 11 赤外線LEDドライバ 72 パラメータ記憶部 73 目標位置決定部 74 偏差演算部 75 指令値演算部 113、114 モータ 118 前LED 119 後LED 121 赤外線受信ユニット

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路上を複数の移動体が順位を競って
    移動することによりレースを実行する競争ゲーム装置に
    おいて:前記移動体の移動制御に用いられるパラメータ
    が格納されたパラメータ記憶手段と;前記パラメータ記
    憶手段内に格納されたパラメータに基づいて所定時間毎
    に各々の前記移動体の目標位置を算出する目標位置算出
    手段と;前記目標位置算出手段により算出された各々の
    前記移動体の目標位置に向けて各々の前記移動体を移動
    制御する移動制御手段と;を備えたことを特徴とする競
    争ゲーム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の競争ゲーム装置におい
    て:各々の前記移動体の前記走行路上における位置を検
    出する位置検出手段を備え、 前記目標位置算出手段は、前記位置検出手段により検出
    された各々の前記移動体の位置及び前記パラメータ記憶
    手段内に格納されたパラメータに基づいて、所定時間毎
    に各々の前記移動体の目標位置を算出することを特徴と
    する競争ゲーム装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の競争ゲーム装置におい
    て:前記目標位置算出手段は、特定の前記移動体の目標
    位置を算出する際に、この特定の前記移動体の周囲に位
    置する複数の前記移動体の位置に基づいて目標位置の算
    出を行うことを特徴とする競争ゲーム装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の競争ゲーム装置
    において:前記移動制御手段は、前記目標位置算出手段
    により算出された各々の前記移動体の目標位置と前記位
    置検出手段により検出された各々の前記移動体の位置と
    の偏差を算出する偏差算出手段を備え、 前記偏差算出手段により算出された偏差を小さくする方
    向に各々の前記移動体を移動制御することを特徴とする
    競争ゲーム装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の競争ゲ
    ーム装置において:前記パラメータ記憶手段には複数の
    パラメータが記憶されていることを特徴とする競争ゲー
    ム装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の競争ゲーム装置におい
    て:前記レースが行われる毎に前記複数のパラメータの
    うち少なくとも1つのパラメータの値を決定する第1の
    パラメータ値決定手段を備えることを特徴とする競争ゲ
    ーム装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の競争ゲーム装置におい
    て:所定時間毎に前記複数のパラメータのうち少なくと
    も1つのパラメータの値を決定する第2のパラメータ値
    決定手段を備えることを特徴とする競争ゲーム装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の競争ゲ
    ーム装置において:前記移動制御手段は、前記移動体を
    移動制御するための制御信号を各々の前記移動体に向け
    て送信する送信手段を備え、 前記移動体は、 前記送信手段から送信された制御信号を受信する受信手
    段と;前記受信手段により受信された制御信号に基づい
    て移動体自身を前記目標位置に向けて駆動する駆動手段
    とを備えることを特徴とする競争ゲーム装置。
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