JP2666019B2 - 易開封テープ貼り密封袋 - Google Patents

易開封テープ貼り密封袋

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JP2666019B2
JP2666019B2 JP4075782A JP7578292A JP2666019B2 JP 2666019 B2 JP2666019 B2 JP 2666019B2 JP 4075782 A JP4075782 A JP 4075782A JP 7578292 A JP7578292 A JP 7578292A JP 2666019 B2 JP2666019 B2 JP 2666019B2
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功 豊嶋
文男 石井
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株式会社豊石プランニング
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋の中央部にタテ融着
部を有し、タテ融着部と直交する両端にそれぞれヨコ融
着部を有する、いわゆるピロー型の密封袋において、破
袋を防止するためにタテ融着にテープを使用するテープ
貼り袋を、より製造容易にし、且つ開封容易にした易開
封テープ貼り密封袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、密封袋は1本ないし2本のタテ融
着部を設け、次いで両端をヨコ融着したものが使用され
ている。一般に融着部が少ない方が破袋のおそれがな
く、外観も優れ、タテ融着部が1本の3方シールと呼ば
れる密封袋が多用されている。3方シールの中でも、タ
テ融着部を袋の中央部に設けたものをピロー型の袋と呼
び、タテ融着方法としてはフィルムの内面と内面を貼り
合わせる合掌貼り、一方の端縁部の上に他方の端縁部を
重ねる封筒貼りなどが多用されていた。
【0003】合掌貼り袋はヨコ融着部において、融着部
の隙間から液体、気体などの流動性成分が漏洩する、い
わゆるトンネル現象があり、密封性において問題があっ
た。一方、封筒貼り袋はフィルムの内面と外面の両方が
融着するため、フィルムの両面に熱融着性層を設けねば
ならず、フィルムが高価になりがちであった。また、作
業上もフィルムが機械の高温部に付着しがちで問題があ
った。
【0004】テープ貼り袋はタテ融着部としてフィルム
の両端縁部を接触させ、裏面から、両面に熱融着性層を
有するテープを熱融着した後、タテ融着部と直交する両
端をヨコ融着した袋である。ヨコ融着部に挟まれたテー
プはタテ融着とヨコ融着の両機能を必要とするため、両
面に熱融着性層を設ける必要がある。
【0005】テープ貼り袋においては破袋の応力は、合
掌貼り袋のように直接融着部位を剥がす力ではなく、テ
ープとフィルムとの間のズレ応力であるため、融着力が
余り大きくなくとも破袋の恐れがないという長所を有す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テープ
貼り袋は液漏れがなく好ましい袋であるが、開封が困難
であった。更にテープとして両面に熱融着性層を設けね
ばならなず煩雑であった。そこで、テープ貼り袋であり
ながら、一方の面のみに熱融着性層を有するテープを用
い、液漏れがなく、且つ開封が容易で、場合によっては
再密封も可能な密封袋が求められていた。
【0007】
【課題解決の手段】本発明は上記課題を解決することを
目的とし、その構成は、内側が熱融着性層であるフィル
ムからなり、袋の一方の面にタテ融着部が存在する密封
袋であって、フィルムの両端が外側に折曲げられて2列
の折返し面を形成し、該2列の折返し面を覆って内面に
熱融着性層を有する融着テープが融着され、フィルムの
タテ融着部と直交する両端部がヨコ融着されていると共
に、ヨコ融着部とフィルムのヨコ切断線との間に指でつ
まめる長さ、好ましくは4〜15mmの非融着部を残
し、テープの長さ方向端部の非融着部を引張って開封で
きることを特徴とする。
【0008】本発明における密封袋の素材は、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロンなどの
各種プラスチックフィルム及びこれらの積層体或いはこ
れらと他の素材との積層体からなる基材フィルムの内面
に、低融点を有する低密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体などの熱融着性層を設けたものであ
る。或いは、基材がポリエチレンフィルム、ポリプロピ
レンフィルムなど、それ自体熱融着性のフィルムであれ
ば特に熱融着性層を設けず、単層のフィルムであっても
差支えない。
【0009】袋の形態は1本のタテ融着線を袋の一方の
面の中央部に設けたいわゆるピロー型であり、タテ融着
線が袋の一方の面に端部に偏っていても、折れ目線と一
致していなければ差支えない。また、両端部にガセット
折込みを設けたガセット型の袋も使用できる。この場合
は大量の内容物を充填できて好ましい。本発明における
タテ融着部とは袋を形成するフィルムの長さ方向に設け
られた融着部であり、ヨコ融着部とは袋を形成するフィ
ルムの横断方向に設けられた融着部であり、完成した袋
の長さの比率と無関係である。
【0010】本発明の密封袋は製袋に先立ち、原料フィ
ルムの長さ方向両端縁部を接近させて筒状とし、両端縁
部を外側に折返して折返し面を形成する。折返し面の両
端は、折れ目線である折返し線と、フィルムの切断線で
ある折返し面端縁線であり、折返し面の幅は15mm〜
30mmが好ましい。2本の折返し線は接触しているこ
とが好ましいが、必ずしも接触している必要はなく、多
少の隙間があっても差支えない。しかし、テープとして
粘着テープを用い、再密封可能な密封袋を製造する場合
には間隙の存在は好ましくなく、むしろ折返し線が重な
り合った状態の方が内容物に粘着剤が接触するおそれが
なく好ましい。
【0011】融着テープ或いは粘着テープは2本の折返
し面の和より幅の狭いテープを用いる。熱融着性層は一
方の面、すなわち、折返し面と接触する内面に設ければ
充分であるが、両面に設けても差支えない。テープの貼
着にあたってはテープ幅の中央部が折返し線を覆うよう
にして貼着する。
【0012】ヨコ融着にあたっては、ヨコ融着部とフィ
ルムの切断線との間に指でつまめる長さ、すなわち、4
〜15mm、好ましくは8〜15mm残して内側を融着
することが好ましい。このように融着するとヨコ融着部
の外側のテープの非融着部をつまむことが容易であり、
テープを端部から容易に剥がすことができ、この剥がれ
は容易に伝播し、図3に示すように、一方のヨコ融着部
から他方のヨコ融着部に向かってタテ融着部が一挙に開
封していく。
【0013】
【作用】密封袋においては、破袋は主としてタテ融着部
から始まる。本発明のテープ貼り密封袋においては破袋
の応力がズレ応力として作用するため、比較的剥離強度
の小さいテープを用いてタテ融着部を貼着しても破袋の
おそれがないことに着目して完成したものである。
【0014】すなわち、フィルムのタテ方向両端縁部を
外側に折返して2本の折返し面を設け、この折返し面を
覆ってテープを貼着することにより、テープを袋の外側
に設けることに成功した。更に開封を容易にするために
テープの長さ方向両端部を貼着せずに残した。その結
果、テープを外側の長さ方向端部から剥がすことが可能
になり、密封袋の一方の面、特に中央部をタテ方向にヨ
コ融着部とヨコ融着部の全幅にわたって開封することが
できる。
【0015】
【実施例】図1は本発明密封袋の1実施例のタテ融着部
を設けた側の平面図であり、図2は図1のII−II線
端面図であり、図3は開封途中の状態を示す斜視図であ
る。
【0016】1は密封袋、2はフィルムの長さ方向の両
端縁線を外側に折返してなる折返し面である。折返し面
2は一端が折返し面端縁線3であり、他端が折返し線4
である。折返し線4は図1においては正確に接触して1
本の線を形成しているが、場合によっては多少開いてい
ても差支えない。折返し面2の幅は20mmであり、両
折返し面の和は40mmであった。
【0017】両折返し面2上の中央部には融着テープ5
を融着した。融着テープ5の幅は30mmであり、両端
縁部に各7mm残して中央部の16mmを熱融着した。
13は融着部、6は融着されずに残った浮き部分であ
る。7はヨコ融着部であり、本実施例においてはフィル
ム端縁線とヨコ融着部との間に8mmの非融着部8を残
した。本実施例の密封袋は600g〜1kgの剥離強度
であり、破袋のおそれなく、かつ容易に開封することが
できた。10は熱融着性層であり、11は基材層であ
る。
【0018】開封するにあたっては、一方のヨコ融着部
7の外側の非融着部8で融着されずに残ったテープの長
さ方向端部をつまんで引張ると比較的剥離強度が小さい
ため、図3に示すように手指の力で融着テープが長さ方
向端部から剥離し、剥離はそのまま密封袋1の他方のヨ
コ融着部7まで伝播した。このようにして、袋の中央部
を広く開封することができた。12は内容物であり、図
3においてはしゅうまいを収納した袋を示した。
【0019】他の実施例として中央部のみに粘着剤を塗
布した粘着剤テープを用いて図1及び図2に示したと同
様のテープ貼りフィルムを製造した。この場合は折返し
線4は多少重なり合うようにして粘着テープを貼着し
た。本実施例においてはテープの剥離、開封が容易であ
るのみならず、すでに開封した密封袋を内容物が残った
状態で再度密封することが可能であり、小出し袋として
も利用できた。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、比較的小さい剥離強度
で破袋のおそれのない密封袋を製造することができ、し
かも密封袋の長さ方向中央部をタテに開封することがで
きるため、密封袋の機能性が高まり、菓子類、トレイ包
装品、トレイ代用パック、その他種々の内容物を密封す
る袋として利用できる。更に、電子レンジにより加熱し
て食する内容物の場合には、上部の一部を開封して加熱
することが可能なため、他の密封袋と異なり広い用途を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明密封袋の1実施例のタテ融着部を
設けた側の平面図である。
【図2】図2は図1のII−II線端面図である。
【図3】図3は開封途中の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 密封袋 2 折返し面 3 折返し面端縁線 4 折返し線 5 融着テープ 6 浮き部分 7 ヨコ融着部 8 非融着部 9 テープ端縁線 10 熱融着性層 11 基材層 12 内容物 13 融着部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側が熱融着性層であるフィルムからな
    り、袋の一方の面にタテ融着部が存在する密封袋であっ
    て、フィルムの両端が外側に折曲げられて2列の折返し
    面を形成し、該2列の折返し面を覆って内面に熱融着性
    層を有する融着テープが融着され、フィルムのタテ融着
    部と直交する両端部がヨコ融着されていると共に、ヨコ
    融着部とフィルムのヨコ切断線との間に指でつまめる長
    さの非融着部を残し、テープの長さ方向端部の非融着部
    を引張って開封できることを特徴とする易開封テープ貼
    り密封袋。
  2. 【請求項2】 指でつまめる長さが4〜15mmである
    請求項1記載の易開封テープ貼り密封袋。
  3. 【請求項3】 指でつまめる長さが8〜15mmである
    請求項1記載の易開封テープ貼り密封袋。
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