JP2006347615A - 滅菌用袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 滅菌処理する際、減圧あるいは加圧による袋体の膨張、収縮によって、滅菌用袋のシール部から剥離をすることなく、滅菌処理後、収納物を保持した状態で、包装体を容易に開封可能であり、収納物を落下させずに取り出しやすく、ガスバリア性、衛生性にも優れる滅菌用袋を提供する。
【解決手段】 本発明に係る滅菌用袋10は、外側から、外層であるヒートシール性層12と、支持基材層11と、内層であるヒートシール性層12とを順次積層する非通気性フィルム1を、当該内層のヒートシール性層12が対向するようにして所定箇所をヒートシールして密封する袋体において、当該袋体の片側胴板5の外層側に、菌を通さない通気性材料よりなる滅菌紙2をあてがい、当該滅菌紙の側縁部と非通気性フィルムを構成する外層との重ね合わせ部を弱シール4して筒状とし、開口部8を残して袋の周辺部を弱シールまたは強シール3して構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療用器具、医療品、飲食品、化粧品等の固形物用の滅菌用袋に関する。更に詳しくは、滅菌処理する際、減圧あるいは加圧による袋体の膨張、収縮によって、滅菌用袋のシール部から剥離をすることなく、滅菌処理後、収納物を保持した状態で、包装体を容易に開封可能であり、収納物を落下させずに取り出しやすく、衛生性にも優れる滅菌用袋に関する。
従来の滅菌用袋10´は、図5に示すように、内面が熱接着性の非通気性材料1からなる筒状体の一方の開放縁部の少なくとも一部に通気性シート2を挾着し、該シートの通気性を保持した状態で前記開放縁部を熱接着してなるガス滅菌用包装袋が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の滅菌用袋10´は、図6に示すように、非通気性シートもしくはフイルムよりなる袋体の片側胴板に、開封口縁の方向に、相互に間隔をおいて、且つ相互に平行もしくは略平行に並ぶ複数の切れ目15を刻設し、且つ、前記複数の切れ目を覆うように、菌を通さない通気性材料よりなるテープを胴板の袋内側面側にあてがい、前記テープの左右両端は袋左右シール部に挟んだ状態で、非通気性シートもしくはフイルムにヒートシールすると共に、前記テープの両長手方向周辺部を、前記片側胴板を構成する非通気性シートもしくはフイルムにヒートシールしてなる滅菌用袋が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
そして、上記のような滅菌用袋にカテーテル、注射器等の医療器具等の内容物を収納した状態で、開口部をヒートシールして密封し、オートクレーブ内で、エチレンオキサイドガス(以下「EOG」という。)滅菌や水蒸気滅菌処理を行うことができる。
そして、滅菌用袋を構成する滅菌紙としては、例えば、不織布、和紙等を使用するものであり、滅菌用袋を構成する非通気性シートもしくはフイルムとしては、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂等のフィルムを使用することが知られている。
特開昭51−72593号公報 実開昭63−88338号公報
しかしながら、従来の滅菌用袋10´では、医療器具等の内容物を収納して滅菌処理を行った製品を消費者が袋内の内容物を取り出すために袋体を開封する際、非通気性シートもしくはフイルムを手で容易に引裂くことができず、袋体にノッチ(開封用切欠き)14を設けたとしても、通気性シート(滅菌紙、不織布等)と非通気性シートとを重ねてヒートシールしたヒートシール部において、当該ヒートシール部を強い力で引き剥がす必要があるため、開封しにくく、この結果、股裂き状態で引き裂かれて内容物を袋外に取り出しにくい場合や、袋内の内容物が袋外にこぼれたり、飛び散る場合があるという問題点があった。
また、包装体を開封する際、ノッチを起点として引き裂く場合、両手でノッチを摘んで引き裂くことが必要であるため、両手が塞がってしまうので、内容物が落ちないように内容物を保持した状態で袋を開封しにくいという問題点があった。
更に、ノッチの切りカスや切断面の切屑が誤って、袋内に混入すると、異物の原因となり、衛生面に問題点があった。
また、包装体を開封する際、鋏を使用して開封することもできるが、鋏の衛生性を保って管理することが必要となり、誤って、内容物まで切断するおそれがあるという問題点があった。
また、滅菌用袋を構成する滅菌紙と非通気性フィルムとは、通常、互いに異なる種類の材料から構成されているため、滅菌紙と非通気性フィルムとの間のシール部は、同じ種類の材料から構成される層同士のシール部は、ヒートシール強度が弱いものである。このため、図6に示すように、滅菌用袋を構成する滅菌紙と非通気性フィルムとをヒートシールした弱シール部が、袋体の周辺縁部の位置に形成されると、滅菌処理の際、減圧および加圧によって、袋体が収縮、膨張を数回繰り返すと、弱シール部から剥離してしまうおそれがあるという問題点があった。
本発明の課題は、滅菌処理する際、減圧あるいは加圧による袋体の膨張、収縮によって、滅菌用袋のシール部から剥離をすることなく、滅菌処理後、収納物を保持した状態で、包装体を容易に開封可能であり、収納物を落下させずに取り出しやすく、ガスバリア性、衛生性にも優れる滅菌用袋を提供する事である。
そこで、上記課題を解決すべく、本発明に係る滅菌用袋は、外側から、外層であるヒートシール性層と、支持基材層と、内層であるヒートシール性層とを順次積層する非通気性フィルムを、当該内層のヒートシール性層が対向するようにして所定箇所をヒートシールして密封する袋体において、当該袋体の片側胴板の外層側に、菌を通さない通気性材料よりなる滅菌紙をあてがい、当該滅菌紙の側縁部と非通気性フィルムを構成する外層との重ね合わせ部を弱シールして筒状とし、開口部を残して袋の周辺部を弱シールまたは強シールして構成される。
また、本発明の滅菌用袋は、前記の袋本体の中心部から前記の滅菌紙と前記の非通気性シートまたはフイルムとの重ね合わせ部における上下端の弱シール部までの距離が、前記の袋本体の中心部から最短の袋の周辺縁部までの距離より長くなる位置に、前記の上下端の弱シール部を形成することを特徴とする。
また、本発明の滅菌用袋は、更に上記構成において、前記の片側胴板を構成する非通気性シートまたはフイルムの左右両端の上に重ね合わせた滅菌紙が、その長手方向の周辺部のうち、少なくとも一方に非シール部を残した状態で弱シールされたシール部を有することを特徴とする。
また、本発明の滅菌用袋は、前記の片側胴板を構成する非通気性シートまたはフイルムの左右両端の上に重ね合わせた滅菌紙が、その長手方向と直交する方向の周辺部のうち、少なくとも一方に非シール部を残した状態で弱シールされたシール部を有することを特徴とする。
また、前記の片側胴板を構成する非通気性シートまたはフイルムの左右両端の上に重ね合わせた滅菌紙が、その長手方向またはその長手方向と直交する方向の周辺部であって、非シール部を残した状態で弱シールされたシール部を有し、かつ、当該弱シール部の形状が、当該滅菌紙を剥離するための起点部を頂点とする凸型形状であることを特徴とする。
本発明の滅菌用袋は、袋体に内容物を収納した状態で滅菌処理する際、オートクレーブ等の加圧及び減圧によって当該袋が膨張あるいは伸縮して袋が膨張、伸縮する際、内圧のかかりやすい袋体の中心部から最も近い周辺縁部においてもシール剥離することなく、滅菌処理後、包装体を開封する際、滅菌紙と片側胴板を構成する非通気性シート若しくはフイルム重ね合わせ、滅菌紙の長手方向の全幅に渡って弱シール(イージーピールシール)されているため、手で容易に開封しやすく、更に、片手で収納物を保持した状態で開封することが可能であるため、収納物を誤って落下させることを防止可能であるという利点を有する。
また、本発明の滅菌用袋は、滅菌紙の長手方向の全幅に渡って開封することができるので、ノッチを起点として開封するより、開封口を広くとることができるため、内容物を取り出しやすいという利点を有する。
また、本発明の滅菌用袋は、鋏等を使用せずに開封可能であるため、切屑等が袋内に異物として混入することなく、衛生性にも優れるという利点を有する。
また、本発明の滅菌用袋は、滅菌紙と重ね合わせた片側胴板を構成する非通気性シートの端部の非シール部を有することによって、当該非シール部を手で摘んで開封しやすくすることができるという利点を有する。
また、本発明の滅菌用袋は、更に、起点部を頂点とする凸型のシール形状であるため、手で容易に剥離可能であるという利点を有する。
また、本発明の滅菌用袋は、袋体を構成する非通気性シートまたはフイルムの中間層にバリア層を形成することによって、包装体を滅菌処理後、通気性シートの狭着部分より袋内部側でヒートシール等して滅菌効果を保持し、外部からの酸素ガス等の遮断性を充分保持した状態で、滅菌処理済の製品を流通させることができるという利点を有する。
以下、図面を参照しながら本発明について、実施の形態を詳述する。
図1は、本発明に係る滅菌用袋10の第1実施例を示す概略図であり、(a)は平面図であり、(b)は図1(a)のA−A線における断面図であり、(c)は本発明に係る滅菌用袋を構成する非通気性シートまたはフィルムの一実施例を示す積層体1の断面図であり、(d)、(e)は本発明に係る滅菌用袋を構成する非通気性シートまたはフィルムの別態様の積層体の断面図であり、図2は、本発明に係る滅菌用包装体の一実施例を示す断面図であり、図3は、本発明に係る滅菌用包装袋の第2実施例を示す平面図であり、図4は、本発明に係る滅菌用包装袋の使用例を示す概略斜視図であり、(a)は図1(a)に示す滅菌用袋の使用例、(b)は図3に示す滅菌用袋の使用例についての説明図である。
本発明に係る滅菌用袋は、図1(a)に示すように、非通気性シートまたはフイルム1と、菌を通さない通気性材料よりなる滅菌紙2とから構成される。
本発明に係る滅菌用袋を構成する非通気性シートまたはフイルム1は、図1(c)に示すように、外側から支持基材層11と、ヒートシール性層12とを順次に積層する積層シートまたはフィルムを基本構成とするものである。
また、本発明に係る滅菌用袋を構成する非通気性シートまたはフイルム1の他の実施例としては、図1(d)に示すように、外側からヒートシール性層12と、支持基材層11と、ヒートシール性層12とを順次に積層する積層シートまたはフィルムを基本構成とするものである。
また本発明に係る滅菌用袋を構成する非通気性シートまたはフイルム1は、図1(e)に示すように、必要に応じて、支持基材層11とヒートシール性層12との層間に中間層13を設けることができる。また、図示しないが、外側から、ヒートシール性層12、支持基材層11と、中間層13と、ヒートシール性層12とを順次積層した積層シートまたはフィルムとすることもできる。
なお、本発明に係る非通気性シートまたはフイルム1は、上記の層構成に限定されず、図示しないが、例えば、支持基材層11の片面に印刷層を形成してもよく、また、支持基材層11と、ヒートシール性層12との層間に接着層を形成することができ、更に、中間層として耐ピンホール性層等を必要に応じて設けることができる。
本発明に係る滅菌用袋10は、図1(a)および(b)に示すように、前記の非通気性フイルム1を構成するヒートシール性層12を内面にして折り曲げ、左右両端部の上に前記の短冊状の滅菌紙2を前記の非通気性フイルム1の外側から当てがい、袋周辺部をヒートシールして袋状にして、前記の滅菌紙2と非通気性フイルム1との重ね合わせ部分を当該滅菌紙の両長手方向にイージーピールシールして、密封して袋体を構成するものである。
上記の袋体は、前記の滅菌紙2の左右両端部に重ね合わせた当該非通気性フイルム1の左右両端縁部のうち、少なくとも一方の先端部に非シール部6を残した状態でイージーピールシールすることが、袋体を開封する際、当該非通気性フイルム1の先端部の非シール部6を手で摘んで開封しやすくすることができる点でより好ましい。
次に、図3は、本発明に係る滅菌用包装袋の第2実施例を示す平面図である。
本発明に係る滅菌用袋10は、図3に示すように、袋体の上端または下端に非シール部6を残した状態でイージーピールシールしてもよい。
そして、袋体を開封する際、当該非通気性フイルム1の上端部または下端部の非シール部6を手で摘んで開封しやすくすることができる点で好ましい。
更に、本発明に係る滅菌用袋10において、当該非シール部の形状が、当該滅菌紙を剥離する起点部を頂点とする凸型の形状であると、滅菌紙2と非通気性フイルム1とが凸型のシール部において点接触しているため、滅菌紙2を非通気性フイルム1から容易に剥離することできるので、より好ましい。
次に、本発明に係る滅菌用袋10の弱シール部4を形成する位置は、図3(b)に示すように、袋体の中心部を中心とした円を描いたとき、前記の袋本体の中心部から前記の滅菌紙と前記の非通気性フイルムとの重ね合わせ部における右端もしくは左端の弱シール部までの距離r1が、前記の袋本体の中心部から最短の袋の周辺縁部r2までの距離より長くなるような位置に弱シール部を形成することが好ましい。
前記の半径r2が半径r1よりも短いと、滅菌処理の際、加圧もしくは減圧で袋体が膨張もしくは収縮することにより、上端もしくは下端の弱シール部から剥離後退することとなり、包装袋の破袋により、内容物が漏れる場合があるので好ましくない。
次に、本発明において、上記のような本発明にかかる包装材料、包装用袋等を構成する材料、その製造法等について説明すると、まず、上記の非通気性フイルム1は、オートクレーブ滅菌、エチレンオキサイドガス滅菌できるものであることが必要であり、非通気性フイルム1を構成する支持基材層11は、例えば、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、セロハン等のフィルムないしシ−トを単体の支持基材でもよく、あるいは二種以上の支持基材を組み合わせてなる複合支持基材等であってもよい。
また、必要に応じてこれらの支持基材層11には、例えば、酸化アルミニウム、アルミニウムの酸化物、珪素酸化物等の透明な無機物を一種または二種以上の複合材料として蒸着して使用してもよく、ポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂をコーティングして使用してもよい。更に、上記の無機物からなる蒸着層と上記樹脂のコーティング層を組み合わせて使用してもよい。
なお、本発明においては、上記の基材フィルム層には、例えば、文字、図形、記号、絵柄、模様等の所望の印刷絵柄を通常のインキ組成物を使用してオフセット印刷あるいはグラビア印刷、フレキソ印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷、その他等の通常の印刷法で必要に応じて支持基材層11の片面に印刷が施されていてもよい。
そのフィルムの厚さとしては、5〜100μm位、好ましくは、7〜50μm位が望ましい。
次に、本発明において、上記の非通気性フイルム1を構成するヒートシール性層12は、オートクレーブ滅菌、エチレンオキサイドガス滅菌できるものであって、滅菌用袋の開口部を確実に密封すると共に、滅菌用袋を開封する際、容易に引き剥がしが可能な程度に非通気性フイルム1と滅菌紙2とを熱接着するものであればよい。
上記の滅菌紙と上記の非通気性フイルムとを弱シールする方法としては、弱シール部分を他の強シール部分より、低温でヒートシールして弱い接着としたり、接着圧力、接着時間等の接着条件を変更して弱い接着としたり、また、シール幅を狭くすることで弱い接着としたり、ヒートシール性層12の材質をイージーピール性の材質のものを使用し、ヒートシール性層12を支持基材層11の所望の位置に一部または全体に形成する等の方法がある。
上記のイージーピール性ヒートシール層12は、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプリピレン樹脂等の樹脂層を積層するか、または、変性ポリオレフィン系ヒートシール性接着剤、アクリル系ヒートシール性接着剤、ポリエステル系ヒートシール性接着剤、変性ポリエステル系ヒートシール性接着剤、エチルビニールアルコール系ヒートシール性接着剤、ポリビニルアルコール系ヒートシール性接着剤、酢酸ビニル系ヒートシール性接着剤、塩酸・酢酸ビニル共重合体系ヒートシール性接着剤、塩化ビニル系ヒートシール性接着剤、または、ポリエーテル系ヒートシール性接着剤等のコーティング材を形成することができる。
上記の樹脂層の厚さとしては、10〜30μm位が好ましく、上記のコーティング材の膜厚は、1μm〜10μm程度形成することが好ましい。
上記のコーティング材の形成方法としては、特に限定されないが、例えば、グラビアコート法、リバースコート法、キスコート法、ダイコート法、メタリングバーコート法等の形成方法を使用できる。
本発明において、非通気性フイルム1を構成する中間層13であるバリア層は、水蒸気、水、ガス、光等を透過しない性質等を有する材料を必要に応じて使用することができ、例えば、アルミニウム箔、ポリ塩化ビニリデンコートフィルム、アルミニウム等の金属蒸着フィルム、無機酸化物蒸着フィルム、ポリアクリル酸架橋物コートフィルム、ポリビニルアルコールコートフィルム、ポリビニルアルコール又はエチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム等を単体の基材でもよく、あるいは二種以上の基材を組み合わせてなる複合基材等で使用することができる。
非通気性フイルム1にバリア性を付与することにより、包装体を滅菌処理後、通気性シートの狭着部分より袋内部側でヒートシール等して滅菌効果を保持し、外部からの酸素ガス等の遮断性を充分保持した状態で、滅菌処理済の製品を流通させることができるという利点を有する。
本発明に係る非通気性フイルム1の各層を形成する樹脂には、本発明の目的の達成を阻害しない範囲で、滑剤、酸化防止剤、帯電防止剤等の添加剤を随時添加することができる。
本発明において、菌を通さない通気性材料よりなる滅菌紙2は、例えば、アンコート紙、不織布、和紙等からなるものを使用することができる。
前記の不織布としては、例えば、タイベック(デュポンジャパンリミテッド社製)、ルクサー(旭化成工業株社製)等を使用することができる。
また、不織布、和紙等の片面に穴開きポリエチレン、または日本石油(株)製日石ワリフ、倉敷紡績(株)製クレネット、新日本ソフ(株)製ソフネット、及びソフクロス等のポリエチレン、ポリプロピレン等からなるネット状強化材を積層したものを使用することができる。
上記の滅菌紙2は、中でも、表面にヒートシール性を有するものを使用する場合、前記の非通気性フイルム1の外面にヒートシール性層を持たせる必要がなくなるため、より好ましい。
上記の滅菌紙2の厚みは、通気速度を変えることができるので、滅菌条件(50〜60℃、2.5気圧、5時間)を考慮して適宜選定すればよい。
袋の形態としては、三方シール袋、四方シール袋等の平袋、ピロー袋、ガゼット袋、片ガゼット袋、底ガゼット袋、底部に二つ折の底板がとりつけられ、且つ、二つ折の底板の内面の左右両端が開かないように相互に固定された自立性袋等が挙げられる。
次に、本発明において、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の方法で行うことができる。
また、本発明に係る滅菌用袋は、非通気性フイルム1(ヒートシール面)と滅菌紙2とのヒートシール強度が10N/15mm〜20N/15mmの範囲にあることが、手で簡単に開封しやすいので好ましい。
本発明にかかる滅菌用袋の製造方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、非通気性フイルム1の左右の側縁部との間に、滅菌紙2を内側からあてがい、当該滅菌紙の左右両端を非通気性フイルム1の左右シール部に挟んだ状態で、非通気性フイルム1のシール部と滅菌紙2の両端が重なり合うように弱シールして筒状にし、底シール部のみを強シールして上端に充填用の開口部を有し、非通気性フイルム1の側端部を容易に剥離可能な袋体を製造することができる。
なお、上記において、本発明にかかる滅菌用袋は、例えば、衛生性を保持するため、上端のヒートシール部を強シールして密封状態にしておき、内容物充填直前に袋の端部をカットして内容物を充填後、再度強シールをして密封後、滅菌することができる。
本発明において、上記のようにして製造した滅菌用袋は、内容物を上端の開口部から収納し、上端部を強シールして密封後、オートクレーブ内で、EOG滅菌や水蒸気滅菌処理を行い、しかる後、市場に流通させることができるものである。
上記の滅菌用袋は、開封して内容物を取り出す際、片手で内容物を保持した状態で、もう一方の手で、非通気性シートの非シール部を手で摘んで容易に開封することが可能であるため、内容物の落下を防止可能であり、また、本発明の滅菌用袋は、滅菌紙と重ね合わせた片側胴板を構成する非通気性シートの端部の非シール部を有することによって、当該非シール部を手で摘んで開封しやすくすることが可能であり、更に、本発明の滅菌用袋は、更に、起点部を頂点とする凸型のシール形状であるため、手で容易に剥離可能であるので、医療用器具、医療品、食品、化粧品等の固形物用の包装に使用可能であり、中でも、カテーテル、人工心臓用ディスポーザブルセット、注射器等の医療用器具、器材等の滅菌用に特に有効であり、それ以外に、香辛料、椎茸菌育成用の駒木等の滅菌処理を有する食品類、菌培養容器等にも非常に有用である。
更に、滅菌用袋を構成する非通気性シートの材料にガスバリア性層を形成することによって、包装体を滅菌処理後、通気性シートの狭着部分より袋内部側で強シール等して滅菌効果を保持し、外部からの酸素ガス等の遮断性を充分保持した状態で、滅菌処理済の製品を流通させることができるという利点を有する。
次に、実施例により本発明を更に詳述する。
(1)非通気性フイルム1の作製
支持基材層11用の樹脂フィルムとして、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(品名「E5202」東洋紡績株式会社製)を用い、ヒートシール性層12として、厚さ60μmのポリエチレンフィルム(品名「9501」東レフィルム加工株式会社製)を準備し、接着剤として、ウレタン樹脂系の2液混合型ラミネート接着剤(塗布量は3g/m2)を介して積層し、層構成、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)/2液混合型ラミネート接着剤層/ポリエチレンフィルム(60μm)の非通気性フイルム1を製造した。
(2)滅菌紙(通気性シート)の作製
また、滅菌紙(通気性シート)2として、坪量73g/m2のポリエチレン樹脂を主成分とする滅菌紙、タイベック1073B(デュポンジャパンリミテッド社製)を長さ170mm×幅80mmの大きさにカットして短冊状の滅菌紙を準備した。
(3)滅菌用袋の作製
そして、上記で得られた非通気性シート1のヒートシール性層12が対向するようにして折り返し、前記の非通気性シート1の両端部の上に、不織布2の側縁部を重ね合わせ、シール幅7mmで不織布2の長手方向にそれぞれインパルスシールして、弱シール部4を形成して筒状体とした。
次に、上記において、不織布2の長手方向の弱シール部のうち、筒状体の片端部に非シール部を15mm残した状態で、不織布2の長手方向と直交する方向にシール幅10mmでインパルスシールにより強シールまたは弱シール3して、図1に示すように、他方の端部に充填口を有する、本発明に係る滅菌用袋10を製造した。
なお、不織布2の長手方向に形成された2本の弱シール部とを繋ぐ弱シール部の形状が、当該滅菌紙を剥離するための起点部を頂点とする凸型形状とした。
そして、本発明に係る滅菌用袋の充填口から、内容物として輪ゴム100個を収納し、充填口8をインパルスシールにより弱シールまたは強シールして密封し、本発明に係る滅菌用包装体20を製造した。
(4)滅菌用包装体の滅菌処理
上記で得られた本発明に係る滅菌用包装体20をEOGインジケータ−(ATI社製)に入れてから、EOG湿度、20%、温度、30℃、気圧、常圧の条件下において滅菌処理後、袋内のEOGを真空下で強制的に滅菌紙(通気性シート)2を通して放出させた。
この結果、本発明に係る滅菌用包装体は、滅菌処理する際、減圧あるいは加圧による袋体の膨張および収縮で、滅菌用袋のシール部から剥離することなく、滅菌処理に耐えうるものであった。
また、図4(a)に示すように、このようにして得られた滅菌処理済みの滅菌用包装体20は、開封する際、短冊状の滅菌紙の非シール部を手で摘んで、短冊状の滅菌紙を容易に引き裂くことが可能であり、更に、起点部を頂点とする凸型のシール形状であるため、手で容易に剥離可能であり、開封後も袋体の周端部は強シールされているため、包装体を机上に安定した状態で置いて内容物を取り出すことが可能であり、内容物を必要な分だけ取り出することができるので、衛生性にも優れるものであった。
滅菌紙(通気性シート)2として、坪量70g/m2の紙基材からなる滅菌紙MEP70P(興人株式会社製)を使用し、また、非通気性フイルム1として、外側から、厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンフィルム(品名「P1147」東洋紡績株式会社製)と、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(品名「E5202」東洋紡績株式会社製)と、厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンフィルム(品名「P1147」東洋紡績株式会社製)とをウレタン樹脂系の2液混合型ラミネート接着剤(塗布量は3g/m2)を介して積層した非通気性フイルム1を使用する以外は、全て、実施例1と同様の材料、製造方法にて、図1に示すような実施例2に係る滅菌用袋を製造した。
上記で得られた本発明に係る滅菌用包装体20をEOGインジケータ−(ATI社製)に入れてから、EOG湿度、20%、温度、30℃、気圧、常圧の条件下において滅菌処理後、袋内のEOGを真空下で強制的に滅菌紙(通気性シート)2を通して放出させた。
この結果、本発明に係る滅菌用包装体は、滅菌処理する際、減圧あるいは加圧による袋体の膨張および収縮で、滅菌用袋のシール部から剥離をすることなく、滅菌処理に耐えうるものであった。
また、図4(a)に示すように、このようにして得られた滅菌処理済みの滅菌用包装体20は、開封する際、短冊状の滅菌紙の非シール部を手で摘んで、短冊状の滅菌紙を容易に引き裂くことが可能であり、更に、起点部を頂点とする凸型のシール形状であるため、手で容易に剥離可能であり、開封後も袋体の周端部は強シールされているため、包装体を机上に安定した状態で置いて内容物を取り出すことが可能であり、内容物を必要な分だけ取り出すことができるので、衛生性にも優れるものであった。
非通気性フイルム1として、外側から、厚さ30μmの未延伸直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(品名「L4102」東洋紡績株式会社製)と、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(品名「E5202」東洋紡績株式会社製)と、厚さ50μmの未延伸ポリプロピレンフィルム(品名「P1147」東洋紡績株式会社製)とをウレタン樹脂系の2液混合型ラミネート接着剤(塗布量は3g/m2)を介して積層した非通気性フイルム1を使用する以外は、全て、実施例1と同様の材料、製造方法にて、図1に示すような実施例3に係る滅菌用袋を製造した。
また、滅菌紙(通気性シート)2として、実施例1で使用したものと同じく、坪量73g/m2のポリエチレン樹脂を主成分とする滅菌紙、タイベック1073B(デュポンジャパンリミテッド社製)を長さ170mm×幅80mmの大きさにカットして短冊状の滅菌紙を準備した。
上記で得られた本発明に係る滅菌用包装体20をEOGインジケータ−(ATI社製)に入れてから、EOG湿度、20%、温度、30℃、気圧、常圧の条件下において滅菌処理後、袋内のEOGを真空下で強制的に滅菌紙(通気性シート)2を通して放出させた。
この結果、本発明に係る滅菌用包装体は、滅菌処理する際、減圧あるいは加圧による袋体の膨張および収縮で、滅菌用袋のシール部から剥離をすることなく、滅菌処理に耐えうるものであった。
また、図4(a)に示すように、、このようにして得られた滅菌処理済みの滅菌用包装体20は、開封する際、短冊状の滅菌紙の非シール部を手で摘んで、短冊状の滅菌紙を容易に引き裂くことが可能であり、更に、起点部を頂点とする凸型のシール形状であるため、手で容易に剥離可能であり、開封後も袋体の周端部は強シールされているため、包装体を机上に安定した状態で置いて内容物を取り出すことが可能であり、内容物を必要な分だけ取り出することができるので、衛生性にも優れるものであった。
(1)非通気性フイルム1の作製
外側から、厚さ50μmのポリエチレン樹脂用イージーピール性シーラントフィルム(品名「IMX」ジェイフィルム株式会社製)と、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(品名「E5202」東洋紡績株式会社製)と、片面に酸化アルミニウム蒸着膜を形成する12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(品名「東メタ1031HGCR」東洋メタライジング株式会社製)と、厚さ30μmの未延伸ポリエチレンフィルムとをウレタン樹脂系の2液混合型ラミネート接着剤(塗布量は3g/m2)を介して積層して、層構成、ポリエチレン樹脂用イージーピール性シーラントフィルム(50μm)/接着剤層/2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)/接着剤層/2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)/酸化アルミニウム蒸着膜/接着剤層/未延伸ポリエチレンフィルム(30μm)からなる非通気性フイルム1を作製した。
(2)滅菌紙(通気性シート)の作製
また、滅菌紙(通気性シート)2として、実施例1で使用したものと同じく、坪量73g/m2のポリエチレン樹脂を主成分とする滅菌紙、タイベック1073B(デュポンジャパンリミテッド社製)を長さ190mm×幅60mmの大きさにカットして短冊状の滅菌紙を準備した。
(3)滅菌用袋の作製
次に、上記で得られた非通気性シート1のヒートシール性層12が対向するようにして折り返し、前記の非通気性シート1の両端部の上に、不織布2の側縁部を重ね合わせ、シール幅7mmで不織布2の長手方向にそれぞれインパルスシールして、弱シール部4を形成して筒状体と
なお、不織布2の長手方向に形成された2本の弱シール部のうち一方の弱シール部の形状が、当該滅菌紙を剥離するための起点部を頂点とする凸型の形状とした。
次に、上記の筒状体の片端部を、不織布2の長手方向と直交する方向にシール幅10mmでインパルスシールにより弱シール若しくは強シール3して、図3に示すように、他方の端部に充填口8を有する、本発明に係る滅菌用袋を製造した。
(4)滅菌用包装体の作製
次に、本発明に係る滅菌用袋の充填口8から、内容物としてポリエチレンチューブ(内径φ2mm、外径φ3mm、長さ1m)を収納し、しかる後、充填口8をインパルスシールにより強シールして密封し、本発明に係る実施例3の滅菌用包装体20を製造した。
(5)滅菌用包装体の滅菌処理
上記で得られた本発明に係る滅菌用包装体20をEOGインジケータ−(ATI社製)に入れてから、EOG湿度、20%、温度、30℃、気圧、常圧の条件下において滅菌処理後、袋内のEOGを真空下で強制的に滅菌紙(通気性シート)2を通して放出させた。
その結果、本発明に係る滅菌用包装体は、滅菌処理する際、減圧あるいは加圧による袋体の膨張および収縮で、滅菌用袋のシール部から剥離をすることなく、滅菌処理に耐えうるものであった。
また、このようにして得られた滅菌処理済みの滅菌用包装体20は、図4(b)に示すように、開封する際、短冊状の滅菌紙の非シール部を手で摘んで、短冊状の滅菌紙を容易に引き裂くことが可能であり、更に、起点部を頂点とする凸型のシール形状であるため、手で容易に剥離可能であり、開封口が広いため、内容物を取り出しやすく、衛生性にも優れるものであった。
本発明に係る滅菌用袋の第1実施例を示す概略図であり、(a)は平面図であり、(b)は図1(a)のA−A線における断面図であり、(c)は本発明に係る滅菌用袋を構成する非通気性シートまたはフィルムの一実施例を示す積層体の断面図であり、(d)、(e)は本発明に係る滅菌用袋を構成する非通気性シートまたはフィルムの別態様の積層体の断面図である。 本発明に係る滅菌用包装体の一実施例を示す断面図である。 本発明に係る滅菌用包装袋の第2実施例を示す平面図である。 本発明に係る滅菌用包装袋の使用例を示す概略斜視図であり、(a)は図1(a)に示す滅菌用袋の使用例、(b)は図3に示す滅菌用袋の使用例についての説明図である。 従来の滅菌用袋の形態を例示する概略図である。 従来の滅菌用袋の別形態を例示する概略図である。
符号の説明
1 非通気性シートもしくはフィルム
2 滅菌紙
3 袋周辺の強シール部
4 滅菌紙の長手方向周辺部と非通気性シートもしくはフィルム間の弱シール部
5 片側胴部
6 非シール部(摘み部)
7 重ね合わせ部
8 開口部
9 密封部(強シール部)
10 本発明の滅菌用袋
10´従来の滅菌用袋
11 支持基材層
12 ヒートシール性層
13 中間層
14 ノッチ
15 切れ目(スリット)
16 起点部
20 本発明の滅菌用包装体
M 内容物

Claims (5)

  1. 外側から、外層であるヒートシール性層と、支持基材層と、内層であるヒートシール性層とを順次積層する非通気性フィルムを、当該内層のヒートシール性層が対向するようにして所定箇所をヒートシールして密封する袋体において、
    当該袋体の片側胴板の外層側に、菌を通さない通気性材料よりなる滅菌紙をあてがい、当該滅菌紙の側縁部と非通気性フィルムを構成する外層との重ね合わせ部を弱シールして筒状とし、開口部を残して袋の周辺部を弱シールまたは強シールしてなる滅菌用袋。
  2. 前記の袋本体の中心部から前記の滅菌紙と前記の非通気性シートまたはフイルムとの重ね合わせ部における上下端の弱シール部までの距離が、前記の袋本体の中心部から最短の袋の周辺縁部までの距離より長くなる位置に、前記の上下端の弱シール部を形成することを特徴とする請求項1記載の滅菌用袋。
  3. 前記の片側胴板を構成する非通気性シートまたはフイルムの左右両端の上に重ね合わせた滅菌紙が、その長手方向の周辺部のうち、少なくとも一方に非シール部を残した状態で弱シールされたシール部を有することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の滅菌用袋。
  4. 前記の片側胴板を構成する非通気性シートまたはフイルムの左右両端の上に重ね合わせた滅菌紙が、その長手方向と直交する方向の周辺部のうち、少なくとも一方に非シール部を残した状態で弱シールされたシール部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の滅菌用袋。
  5. 前記の片側胴板を構成する非通気性シートまたはフイルムの左右両端の上に重ね合わせた滅菌紙が、その長手方向またはその長手方向と直交する方向の周辺部であって、非シール部を残した状態で弱シールされたシール部を有し、かつ、当該弱シール部の形状が、当該滅菌紙を剥離するための起点部を頂点とする凸型形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の滅菌用袋。
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