JP2664574B2 - テープ送出装置 - Google Patents

テープ送出装置

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JP2664574B2
JP2664574B2 JP3302015A JP30201591A JP2664574B2 JP 2664574 B2 JP2664574 B2 JP 2664574B2 JP 3302015 A JP3302015 A JP 3302015A JP 30201591 A JP30201591 A JP 30201591A JP 2664574 B2 JP2664574 B2 JP 2664574B2
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正夫 栗原
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ部品を封入する
テープを浮き上らないように押圧部材が下方に押えなが
ら、揺動レバーの揺動によりリンク部材を介してスプロ
ケットが回動することにより部品取出し位置に送出する
テープ送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種テープ送出装置の従来技術が、特
開平3−133866号公報に開示されている。該従来
技術によれば、テープの押圧部材であるサプレッサ及び
フロントカバーは、テープのセット時に持ち上げられ、
その状態を保持するためにストッパーがフロントカバー
の軸を介して軸支されていて、スイングプレートの外周
面に直立することによりサプレッサ及びフロントカバー
を持ち上げた状態に保持される。
【0003】また、サプレッサを下降させるためにはス
イングアームを揺動させてストッパーを倒す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、押圧部材としてのサプレッサ及びフロントカバー
を上昇した状態に保持するのみのためにストッパーを軸
支して設けなければならず、構造が複雑でコストが掛か
るという欠点がある。
【0005】また、押圧部材を下降させるためスイング
アームを揺動させなければならず、慣れない作業者には
面倒であるという欠点がある。
【0006】そこで本発明は、テープの押圧部材をテー
プ装着のために上昇した状態に保持する構造を簡単に
し、下降させるのにも手間が掛らないようにすることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、チッ
プ部品を封入するテープを浮き上らないように押圧部材
が下方に押えながら、揺動レバーの揺動によりリンク部
材を介してスプロケットが回動することにより部品取出
し位置に送出するテープ送出装置において、前記押圧部
材には被係止部を形成し、前記揺動レバーには前記テー
プをセットするため該押圧部材を所定位置に上昇させた
場合に該被係止部に係止して上昇状態を維持し所定以上
の力を上昇状態の前記押圧部材に対し下降させる方向に
加えると該被係止部への係止を止め該押圧部材を下降可
能とする係止部を設けたものである。
【0008】
【作用】押圧部材を所定位置に上昇させた場合に、押圧
部材に形成された被係止部に揺動レバーに設けられた係
止部が係止して押圧部材の上昇状態が維持され、テープ
のセットが行なわれた後押圧部材を所定以上の力で下降
させると、係止部は被係止部への係止を停止し、押圧部
材は下降する。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づき説明する。
【0010】図2に於て、(1)はX軸モータ(2)及
びY軸モータ(3)の回動によりXY方向に移動するX
Yテーブルであり、チップ状電子部品(4)(以下、チ
ップ部品あるいは部品という。)が装着されるプリント
基板(5)が載置される。
【0011】(6)は供給台であり、チップ部品(4)
を供給する部品供給装置(7)が多数台配設されてい
る。(8)は供給台駆動モータであり、ボールネジ
(9)を回動させることにより、該ボールネジ(9)に
嵌合し供給台(6)に固定された図示しないナットを介
して、供給台(6)がリニアガイド(10)に案内され
て移動する。
【0012】(11)は間欠回動するターンテーブルで
あり、該テーブル(11)の外縁部には吸着ノズル(1
2)を4本有する装着ヘッド(13)が間欠ピッチに合
わせて等間隔に配設されている。
【0013】吸着ノズル(12)が供給装置(7)より
部品(4)を吸着し取出す装着ヘッド(13)の停止位
置が吸着ステーションであり、該吸着ステーションにて
ターンテーブル(11)の一番外側に位置する吸着ノズ
ル(12)が部品(4)を吸着する。
【0014】装着ヘッド(13)が次に停止する位置が
認識ステーションであり、該ステーションにて部品認識
装置(14)により吸着ノズル(12)が吸着する部品
(4)の位置ずれが認識される。
【0015】認識ステーションの次の装着ヘッド(1
3)の停止する位置が角度補正ステーションであり、認
識装置(14)による認識結果に基づき吸着ノズル(1
2)がノズル回動ローラ(15)によりθ方向に回動さ
れ部品(4)の回転角度の位置ずれが補正される。
【0016】角度補正ステーションの次の停止位置が、
装着ステーションであり、前記基板(5)に該ステーシ
ョンの吸着ノズル(12)の吸着する部品(4)が装着
される。
【0017】次に以下部品供給装置(7)について説明
する。
【0018】図1及び図3において、(18)はチップ
部品(4)を一定間隔に封入するテープであり、チップ
部品(4)が飛び出さないようにカバーテープ(19)
が上方から覆って貼付けられている。
【0019】供給装置(7)は該テープ(18)を封入
された部品(4)の間隔に合わせて間欠送りして、吸着
ノズル(12)の吸着位置に部品(4)を供給するもの
である。(20)はこのテープ送り動作を駆動する昇降
棒であり、部品(4)の吸着位置に供給台(6)の移動
により停止している部品供給装置(7)の上方に取付け
られ、図示しない駆動源により上下動する。
【0020】(22)はカセット本体(23)より上方
に延びているカセット側壁(24)に支軸(25)で支
点(25A)を中心に揺動可能に軸支された揺動レバー
であり、下降する昇降棒(20)が該レバー(22)に
形成された係合片(26)に当接し下方に押圧すること
により、図1の位置より反時計方向に揺動し、昇降棒
(20)が上昇すると、前記係合片(26)とカセット
側壁(24)との間に張架された引張バネ(27)の付
勢力によりストッパピン(28)に規制される図3に示
される位置まで揺動する。
【0021】該揺動レバー(22)の下端部には伝達レ
バー(30)が回動自在に枢支されており、該レバー
(30)の他端に枢支されている送りレバー(31)に
揺動レバー(22)の動きが伝えられる。該送りレバー
(31)は送りレバー支軸(32)を支点に揺動可能に
カセット本体(23)に取付けられており、揺動レバー
(22)の反時計方向への揺動により反時計方向に揺動
し、その一端に枢支されている送り爪(33)が支軸
(32)に軸支されている送り歯車(34)に噛合い図
3の反時計方向に送りストッパ(35)で規制される位
置まで所定角度回動させる。送り歯車(34)にはスプ
ロケット(36)が一体に取付けられており、カセット
本体(23)上に形成された平らなシュート面(37)
上に載置され図示しない図3の右側にあるリールカセッ
トより引延ばされてきているテープ(18)に穿設され
た図示しない送り孔にスプロケット(36)の外周に一
定間隔で植設されている送りピン(39)が嵌合し、送
り歯車(34)の回動により該テープ(18)が所定ピ
ッチ、図3の左側に送られ、テープ(18)に収納され
ている先頭の部品(4)は送りピン(39)が嵌合して
いる部分の直前の部品吸着位置に位置する。
【0022】(40)は送り歯車(34)にバネ(4
1)の付勢力により嵌合して該歯車(34)の時計方向
への回転を防止する逆転防止爪である。
【0023】(43)は支軸(44)によりカセット側
壁(24)に枢支されるサプレッサであり、一端がカセ
ット側壁(24)に設けられた突部(42)に係合し、
他端が該サプレッサ(43)に係合し、支軸(44)の
まわりに巻かれたねじりコイルバネ(45)の付勢力に
より図1及び図3の反時計方向に回動するように付勢さ
れ、シュート面(37)上を送られるテープ(18)を
上方から押えて浮き上りを規制すると共に、部品(4)
の吸着位置より手前(図3の右側)にてテープ(18)
よりカバーテープ(19)を剥取るための開口(46)
を有している。該サプレッサ(43)の図3の左側の先
端部にはピン(48)が植設されており、カセット本体
(23)より延出して取付けられたバネ(50)により
図3の反時計方向へ付勢されて枢支されるサプレッサ押
え片(51)がピン(48)に係合し、該サプレッサ
(43)の下方への押圧が該サプレッサ(43)が長い
ためにバネ(45)だけでは押圧力が不足するので補強
される。また、該サプレッサ(43)は強度を強めるた
めもあり下方が開いた断面コの字状に折曲げられてお
り、シュート面(37)上を覆うと共に、シュート面
(37)の側方からもテープ(18)をおおまかに規制
している。
【0024】テープ(18)より剥取られたカバーテー
プ(19)はリール支軸(53)により側壁(24)に
枢支されたカバーテープリール(54)に該リール(5
4)の下側より巻取られる。
【0025】該リール(54)の巻取りの機構について
説明する。
【0026】前記リール支軸(53)にはラチェットレ
バー(55)が軸支されており、その端部にはローラ
(56)が枢支され、該レバー(55)と前記揺動レバ
ー(22)の間に張架された引張バネ(57)の付勢力
により該ローラ(56)は揺動レバー(22)に押圧さ
れている。該ラチェットレバー(55)には、リール
(54)に一体に形成されたラチェット歯車(58)に
噛合い可能に為されたラチェット爪(59)が枢支され
ており、前記揺動レバー(22)が昇降棒(20)の下
降により反時計方向に揺動するとラチェットレバー(5
5)の揺動によりリール(54)は反時計方向に回動し
てカバーテープ(19)を巻取る。(60)はリール
(54)の逆転を防止するためラチェット歯車(58)
に噛合う逆転防止爪である。
【0027】また、図1,図3及び図4に示されるよう
に前記サプレッサ(43)の右端には突片(62)が形
成されており、揺動レバー(22)の下方には該突片
(62)が係合するサプレッサ係合突部(63)が形成
されている。サプレッサ係合突部(63)の下方には下
係合斜面(63A)が、上方には上係合斜面(63B)
が形成され、サプレッサ(43)が図3の如くテープ
(18)を押える位置にあり、揺動レバー(22)が昇
降棒(20)に押圧されておらずバネ(27)の付勢力
によりストッパー(28)に規制された位置の場合、小
さな隙間を空けて前記突片(62)は上係合斜面(63
B)上に位置している。
【0028】従って、揺動レバー(22)の昇降棒(2
0)の押圧による揺動の際に突部(63)が突片(6
2)に衝突することはない。
【0029】そして、作業者がサプレッサ(43)を持
ち上げると突片(62)は図4の時計方向に回動し、該
上係合斜面(63B)に当接するように為されている。
サプレッサ(43)が作業者に持上げられると、突片
(62)が上係合斜面(63B)を押圧することにより
揺動レバー(22)は図4の反時計方向に支点(25
A)を中心に回動し、図5の位置を経ると該レバー(2
2)は図5の時計方向に回動し、突片(62)は前記下
係合斜面(63A)に係合し、該レバー(22)が図1
のようにストッパー(28)に係合する位置まで揺動す
る。サプレッサ(43)はこの図1の位置まで上昇して
この状態が維持される。
【0030】下係合斜面(63A)は図1のように突片
(62)と係合しており、その接点にて斜面(63A)
の接線(L)(突片(62)の該接点における接線と同
一)に対して直角方向に、突片(62)が「F」の力を
揺動レバー(22)に与えている。「F」の力の方向は
揺動レバー(22)が反時計方向に回動する向きであ
る。
【0031】しかし、揺動レバー(22)を時計方向に
回動させようとするバネ(27)の付勢力の方が大きい
ため、揺動レバー(22)はストッパー(28)に規制
された状態を保ちサプレッサ(43)は図1の状態を保
つことになる。
【0032】従い、このような下係合斜面(63A)の
形状によりサプレッサ(43)を支軸(44)のまわり
に反時計方向(即ちサプレッサ(43)を下げる方向)
に回動させようとすると、揺動レバー(22)を反時計
方向に回動させる力が働くことになり、作業者がバネ
(27)の付勢力及び突片(62)と下係合斜面(63
A)との摩擦力等、図1の状態より揺動レバー(22)
を反時計方向に回動させるのに抗した力より大きな力を
サプレッサ(43)を下げる方向に加えると、揺動レバ
ー(22)は反時計方向に揺動し、サプレッサ(43)
は下降することができる。
【0033】本実施例では下係合斜面(63A)は直線
形状であり、図1の状態よりサプレッサ(43)が下が
ると、突片(62)との接点における該斜面(63A)
に加えられる力の方向が支点(25A)に近づくが、支
点(25A)と該接点を結ぶ直線よりも左側を向くこと
はないように為されている。
【0034】また、サプレッサ係合突部(63)の形状
は図1及び図4に示されるように斜面(63A)と斜面
(63B)の間は丸められており、サプレッサ(43)
の下降により突部(63)と突片(62)の接点が斜面
(63A)と斜面(63B)との間の位置に移っても、
該接点の接線方向に対する直角方向である突片(62)
が揺動レバー(22)に加える力の方向は、該レバー
(22)を反時計方向に回動させる方向であるように為
されている。
【0035】サプレッサ(43)の下降による揺動レバ
ー(22)の反時計方向への揺動は図5の位置までであ
り、この位置よりも下降した場合はレバー(22)は時
計方向へ揺動する。また、図5の位置より少しでもサプ
レッサ(43)が下降すれば、作業者が力を加えなくと
もサプレッサ(43)はバネ(45)及びバネ(27)
の付勢力により下降することになる。
【0036】尚、揺動レバー(22)は、支軸(25)
の下方位置に図1における奥行方向に凹所を形成するよ
うに折曲げられ突部(63)が突片(62)に係合する
ようになっている。
【0037】また、作業者が手等で揺動レバー(22)
の係合片(26)を押下げても突部(63)が図3の右
側に逃げるので、サプレッサ(43)は下降する。
【0038】(64)はサプレッサ(43)に摺動可能
に取付けられたシャッタであり、カセット本体(23)
にシャッタ支軸(65)のまわりに回動可能に軸支され
たシャッタレバー(66)の揺動によりテープ(18)
上を摺動移動する。シャッタレバー(66)はその下方
に係合するシャッタ駆動レバー(67)の往復動及びバ
ネ(68)の付勢力により揺動するが、テープ(18)
を送るとき及び供給台(6)の移動中等はシャッタ(6
4)で覆われ、ノズル(12)が下降して部品(4)の
吸着が行なわれるときのみレバー(67)が図1の左側
に引かれシャッタ(64)が移動し吸着位置の部品
(4)の上面を解放するように為されている。
【0039】(69)はバネ(68)の付勢力により揺
動するシャッタレバー(66)に係止するシャッタレバ
ーストッパーであり、シャッタ(64)が部品吸着位置
の部品(4)を覆う位置にある場合の該シャッタ(6
4)の位置決めをしていると共に、そのときのシャッタ
駆動レバー(67)とシャッタレバー(66)との隙間
の距離を決めている。
【0040】次に、部品供給装置(7)を供給台(6)
に取付ける機構について図3に基づき説明する。
【0041】(73)は供給装置(7)のカセット本体
(23)の下部の前後に1個ずつ取付けられた取付けピ
ンであり、供給台(6)の前後の取付プレート(74)
(75)に穿設された取付孔(76)(77)に嵌合す
ることにより、供給装置(7)の位置決めが為される。
(78)は支軸(79)に枢支されるロックレバーであ
り、該レバー(78)の先端部のロック爪(80)が供
給台(6)上に設けられたロックプレート(81)の爪
係合突部(81A)の下面に圧接され、供給装置(7)
を供給台(6)に取付ける。
【0042】以上のような構成により以下動作について
説明する。
【0043】先ず、チップ部品(4)を装着すべきプリ
ント基板(5)の種類に応じ、作業者は部品供給装置
(7)を供給台(6)上に配設する。即ち、供給装置
(7)の前後の取付ピン(73)が取付孔(76)及び
(77)に挿入されることにより、該供給装置(7)は
位置決めされ、反時計方向に回動したロックレバー(7
8)を時計方向に回動させることによりロック爪(8
0)がロックプレート(81)の爪係合突部(81A)
の下面に係合して固定される。(図3参照)。
【0044】このようにして、供給台(6)上に供給装
置(7)が配設されると、該供給装置(7)より吸着ノ
ズル(12)が部品(4)を吸着してプリント基板
(5)へ装着する動作が行なわれる。
【0045】次に、図示しない操作部が操作され自動運
転が開始されると、モータ(3)が回動されボールネジ
(9)を介して所望の部品(4)を供給する供給装置
(7)を吸着ステーションで待機する吸着ノズル(1
2)の吸着位置に移動させるよう供給台(6)がリニア
ガイド(10)に案内され移動する。
【0046】この移動中シャッタレバー(66)は、バ
ネ(68)によりシャッタ支軸(65)のまわりに図1
の反時計方向に回動するよう付勢されており、シャッタ
(64)はテープ送り方向に移動した状態となって上の
カバーテープ(19)が剥がされた状態でテープ(1
8)内に封入されている部品(4)の上を覆い移動中も
部品(4)の飛び出しを防止している。
【0047】供給装置(7)が停止すると、昇降棒(2
0)が下降して揺動レバー(22)の係合片(26)に
当接し押下げるので該揺動レバー(22)は図3の反時
計方向に揺動し、伝達レバー(30)を介して、送りレ
バー(31)が反時計方向に揺動し、送り爪(33)が
送り歯車(34)を回動させスプロケット(36)を回
動させる。スプロケット(36)の回動により送りピン
(39)はテープ(18)を所定ピッチ送る。
【0048】また、テープ(18)の送り動作中、サプ
レッサ(43)はテープ(18)が上方に浮き上がらな
いように押さえている。
【0049】一方、揺動レバー(22)の反時計方向へ
の揺動により、引張バネ(57)を介してラチェットレ
バー(55)が反時計方向に揺動し、ラチェット爪(5
9)はラチェット歯車(58)に噛合いカバーテープリ
ール(54)を所定角度反時計方向に回動させる。リー
ル(54)の回動によりサプレッサ(43)の開口(4
6)の位置でテープ(18)より剥がされながらカバー
テープ(19)はリール(54)に巻取られる。また、
このとき、上面のカバーテープ(19)が剥がされた部
品(4)の上部はシャッタ(64)が覆っており、チッ
プ部品(4)が飛び出さないようにしている。
【0050】次に、昇降棒(20)が上動すると、図3
に示されるように揺動レバー(22)は引張バネ(2
7)の付勢力により時計方向に戻り、テープ(18)の
送り動作及びカバーテープ(19)の剥離動作は停止
し、次に吸着されるべきチップ部品(4)は吸着ノズル
(12)による部品吸着位置に位置する。
【0051】次に、シャッタ駆動レバー(67)が図3
の左方向に引かれると、シャッタレバー(66)に係合
し、該レバー(66)を時計方向に揺動させ、シャッタ
(64)は右側に移動する。こうして、部品吸着位置の
チップ部品(4)上方は開放される。
【0052】次に、吸着ノズル(12)が下降して、部
品吸着位置にある部品(4)を吸着して上昇する。この
吸着ノズル(12)の部品吸着動作が終了すると、シャ
ッタ駆動レバー(67)は右側に戻り、バネ(68)の
付勢力によりシャッタレバー(66)が反時計方向に揺
動し、シャッタ(64)は左方に戻り、部品吸着位置上
を覆う。
【0053】次に、前記ノズル(12)が部品(4)を
吸着するとターンテーブル(11)が間欠回動し、次の
ノズル(12)が吸着ステーションに移動し次に取出さ
れるべき部品(4)を供給する供給装置(7)がモータ
(8)の回動によりノズル(12)の吸着位置に移動す
る。該ノズル(12)が部品(4)を吸着するとターン
テーブル(11)が間欠回動し、最初に部品(4)を吸
着したノズル(12)は認識ステーションに移動する。
【0054】そして、該ステーションにて、ノズル(1
2)の吸着している部品(4)が部品認識装置(14)
に認識される。
【0055】次のターンテーブル(11)の間欠回動に
より認識ステーションに停止していたノズル(12)は
角度補正ステーションに移動し、ノズル回動ローラ(1
5)により認識装置(14)の認識結果に基づき部品
(4)のθ方向の回転角度の位置ずれが補正される。
【0056】次のターンテーブル(11)の間欠回動に
より角度補正ステーションに停止していたノズル(1
2)は装着ステーションに移動し、X軸モータ(2)及
びY軸モータ(3)の回動により認識装置(14)の認
識結果に基づき補正を加えてXYテーブル(1)がXY
方向に移動し、プリント基板(5)の装着すべき位置に
ノズル(12)に吸着された部品(4)が装着される。
【0057】以上の動作が繰返されて夫々の部品供給装
置(7)から、順次部品(4)の吸着が行なわれる。
【0058】こうして、図示しないリールに巻回された
テープ(18)は徐々に短くなり、ついには材料切れと
なると、該材料切れが部品(4)の連続吸着ミスの検出
等により検出され、作業者にその旨が図示しない報知装
置により報知される。
【0059】次に、作業者は図示しない操作キーにより
部品装着動作を停止させ、材料切れの部品供給装置
(7)の交換を行なう。
【0060】即ち、ロックレバー(78)によりロック
を外した後、供給装置(7)を供給台(6)より取外
す。
【0061】次に、作業者がピン(48)よりサプレッ
サ押え片(51)を外し、バネ(45)に抗してサプレ
ッサ(43)を持上げると、突片(62)が揺動レバー
(22)の上係合斜面(63B)を押圧し、該レバー
(22)を図6の反時計方向に揺動させる。
【0062】そして、図5の位置を経るまで持上げる
と、バネ(27)の付勢力により揺動レバー(22)は
反時計方向に揺動し、突片(62)を押圧してサプレッ
サ(43)をバネ(45)の付勢力に抗してさらに持上
げ、ストッパー(28)に係止される図1の状態に保持
される。但し、摩擦がありバネ(27)の付勢力が弱い
と手を離した位置で停止してしまうのでさらに手で持上
げる。この状態にて残っているテープ(18)を外すと
共に、リール(54)より巻取られているカバーテープ
(19)を取外す。
【0063】次に、新しいテープ(18)をシュート面
(37)上に取付け送りピン(39)を送り孔に係合さ
せ、カバーテープ(19)の先端を開口(46)を介し
てリール(54)に巻付けた後、サプレッサ(43)を
下降させるよう力を加えると、突片(62)は下係合斜
面(63A)を押圧しバネ(27)の付勢力や摩擦力等
の力に抗して揺動レバー(22)を反時計方向に揺動さ
せながら、サプレッサ(43)は支軸(44)のまわり
に反時計方向に回動する。
【0064】そして、図5の状態を超えて反時計方向に
回動すると、突片(62)は上係合斜面(63B)に係
合し、作業者が力を加えなくとも、バネ(27)による
揺動レバー(22)の時計方向への回動による力とバネ
(45)の付勢力によりテープ(18)を押える図6の
位置まで下降する。
【0065】この位置では突片(62)は上係合斜面
(63B)との間に隙間を有している。
【0066】この後、ピン(48)に押え片(51)を
係合させ、バネ(50)によりサプレッサ(43)のテ
ープ(18)を押える力を増加させる。
【0067】次に、前述と同様にして、当該部品供給装
置(7)を供給台(6)の所定位置に取付ピン(73)
(73)を取付孔(76)(77)に挿入し、ロックレ
バー(78)によりロック爪(80)をロックプレート
(81)にロックすることにより取付ける。
【0068】そして、前述と同様にしてチップ部品
(4)のプリント基板(5)への装着動作が続行され
る。
【0069】尚、本実施例のサプレッサ係合突部(6
3)における下係合斜面(63A)の形状は、その斜面
上の各点の接線(L)が該点と支点(25A)を結ぶ直
線に対して図7のように立っている場合の方が図8のよ
うに寝ている場合よりも突片(62)より加えられる力
「F」が同じであるならば距離L1の方が距離L2より
も大きいためレバー(22)を回動させるモーメントが
大きい。
【0070】即ち、図7の場合の方が小さな力でサプレ
ッサ(43)を持上げることができる。しかし、図8の
場合の方がバネ(45)の付勢力が強くてもサプレッサ
(43)を上昇した状態に保持しておくことができる。
また、図7の状態以上に斜面(63A)を立てても突片
(62)との摩擦力が大きければ、サプレッサ(43)
を上昇した状態に保持しておくことができる。
【0071】また、図9のように支点(25A)と接点
を結ぶ直線よりも左側に突片(62)より力「F」が加
えられることになると、揺動レバー(22)がストッパ
ー(28)に規制される時計方向に回動するよう力が加
えられているのでサプレッサ(43)を押し下げようと
しても下降させることはできないことになる。
【0072】また、本実施例では突片(62)に係合す
る突部(63)はテープ(18)の送り及びカバーテー
プ(19)の巻き取りのための揺動レバー(22)に設
けたが、これとは別の揺動レバーを独立して設けて、そ
こに突片(62)に係合する突部を設けてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明は、押圧部材の上昇
状態を維持するのに押圧部材に被係止部を形成しテープ
を送出するための揺動レバーに係止部材を設けたのみで
あり、構造を簡単にできると共に、押圧部材自身を作業
者が手で下降できるので手間が掛らないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部品供給装置の側面図である。
【図2】部品装着装置の平面図である。
【図3】部品供給装置の側面図である。
【図4】部品供給装置の要部拡大側面図である。
【図5】部品供給装置の側面図である。
【図6】部品供給装置の側面図である。
【図7】突片とサプレッサ係合突部の係合状態を示す側
面図である。
【図8】突片とサプレッサ係合突部の係合状態を示す側
面図である。
【図9】突片とサプレッサ係合突部の係合状態を示す側
面図である。
【符号の説明】
(4) チップ状電子部品(チップ部品) (7) 部品供給装置(テープ送出装置) (18) テープ (22) 揺動レバー (30) 伝達レバー(リンク部材) (31) 送りレバー(リンク部材) (33) 送り爪(リンク部材) (34) 送り歯車(リンク部材) (36) スプロケット (43) サプレッサ(押圧部材) (62) 突片(被係止部) (63) サプレッサ係合突部(係止部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品を封入するテープを浮き上ら
    ないように押圧部材が下方に押えながら、揺動レバーの
    揺動によりリンク部材を介してスプロケットが回動する
    ことにより部品取出し位置に送出するテープ送出装置に
    おいて、前記押圧部材には被係止部を形成し、前記揺動
    レバーには前記テープをセットするため該押圧部材を所
    定位置に上昇させた場合に該被係止部に係止して上昇状
    態を維持し所定以上の力を上昇状態の前記押圧部材に対
    し下降させる方向に加えると該被係止部への係止を止め
    該押圧部材を下降可能とする係止部を設けたことを特徴
    とするテープ送出装置。
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