JP2663318B2 - 速度検出器 - Google Patents
速度検出器Info
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- JP2663318B2 JP2663318B2 JP4083159A JP8315992A JP2663318B2 JP 2663318 B2 JP2663318 B2 JP 2663318B2 JP 4083159 A JP4083159 A JP 4083159A JP 8315992 A JP8315992 A JP 8315992A JP 2663318 B2 JP2663318 B2 JP 2663318B2
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- Japan
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- vehicle
- distance
- signal
- speed
- loop antenna
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は浮上式車両の車上にお
いて速度を検出する速度検出器に関するものである。
いて速度を検出する速度検出器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】浮上式車両の車両速度を車上で検出する
ために、地上に一定間隔で設置されたル−プコイルから
の磁気や、光源からの光による位置信号を車上子で検出
して速度を算出している。しかしながら浮上式車両の車
上子と地上のル−プコイル等の位置信号の発生源とは距
離が離れているため応答性が悪い。このため、従来は例
えば一定間隔を置いたル−プコイルのパタ−ンを微小距
離毎に位置をずらして複数個配列し、各パタ−ンから異
なる周波数の位置信号を送り出し、車上子の１個の受信
コイルで各パタ−ンからの位置信号を検出している。こ
のようにして地上に配置された信号源の位置を細かく配
列して速度の検出精度を高めている。
ために、地上に一定間隔で設置されたル−プコイルから
の磁気や、光源からの光による位置信号を車上子で検出
して速度を算出している。しかしながら浮上式車両の車
上子と地上のル−プコイル等の位置信号の発生源とは距
離が離れているため応答性が悪い。このため、従来は例
えば一定間隔を置いたル−プコイルのパタ−ンを微小距
離毎に位置をずらして複数個配列し、各パタ−ンから異
なる周波数の位置信号を送り出し、車上子の１個の受信
コイルで各パタ−ンからの位置信号を検出している。こ
のようにして地上に配置された信号源の位置を細かく配
列して速度の検出精度を高めている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来は
車両の走行路に添ってル−プコイルの複数のパタ−ンを
配置しているため、パタ−ンの設置が容易でなかった。
また、各パタ−ンからそれぞれ異なる周波数の位置信号
を送り出しているため、地上設備が複雑になり、かつ大
きくなってしまい、高価格になるという短所があった。
車両の走行路に添ってル−プコイルの複数のパタ−ンを
配置しているため、パタ−ンの設置が容易でなかった。
また、各パタ−ンからそれぞれ異なる周波数の位置信号
を送り出しているため、地上設備が複雑になり、かつ大
きくなってしまい、高価格になるという短所があった。
【０００４】この発明はかかる短所を解決するためにな
されたものであり、車両の速度を簡単な地上設備で精度
良く検出することができる速度検出器を得ることを目的
とするものである。
されたものであり、車両の速度を簡単な地上設備で精度
良く検出することができる速度検出器を得ることを目的
とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明に係る速度検出
器は、地上装置（１）として送信手段（３）とループア
ンテナ（４）とを有し、車上装置（２）として車上子
（８）と信号処理手段（９）と速度演算手段（１０）と
速度計（１１）を有する速度検出器であって、送信手段
（３）は一定発振周波数の電流をループアンテナ（４）
に送るものであり、一定発振周波数の信号を発生する発
振器（５）と、発振器（５）で発生した信号を増幅して
出力する増幅器（６）とを有し、ループアンテナ（４）
は車上に一定距離Ｄ毎に位置信号を送信するものであ
り、距離Ｄ毎に位置信号を送信する送信部（４ａ）と位
置信号の送信を停止する打消部（４ｂ）が繰返し設けら
れ、パターンベルト（７）に収納されて車両の走行路に
添って配置され、車上子（８）はループアンテナ（４）
からの位置信号を受信するものであり、距離ｄ＝２Ｄ／
ｎ置きに配列された複数ｎの受信コイル（１２ａ）〜
（１２ｃ）を有し、信号処理手段（９）は各受信コイル
（１２ａ）〜（１２ｃ）から送られた受信電圧を増幅，
検波し、検波した信号があらかじめ定められたしきい値
以上になる期間だけ方形波電圧の受信情報を速度演算手
段（１０）に送り、速度演算手段（１０）は信号処理手
段（９）から各受信コイル（１２ａ）〜（１２ｃ）の配
列順序と距離ｄに応じて送られる各受信情報の立上りと
立ち下がりを検出し、距離Ｄ／ｎ毎のパルス信号を速度
計（１１）に送り、各受信コイル（１２ａ）〜（１２
ｃ）からの受信情報の入力順序を検出して車両の進行方
向を確認し、確認した進行方向を速度計（１１）に送
り、速度計（１１）は送られたパルス信号を単位時間ご
とに計数して車両の走行速度を算出して車両の進行方向
とともに表示することを特徴とする。
器は、地上装置（１）として送信手段（３）とループア
ンテナ（４）とを有し、車上装置（２）として車上子
（８）と信号処理手段（９）と速度演算手段（１０）と
速度計（１１）を有する速度検出器であって、送信手段
（３）は一定発振周波数の電流をループアンテナ（４）
に送るものであり、一定発振周波数の信号を発生する発
振器（５）と、発振器（５）で発生した信号を増幅して
出力する増幅器（６）とを有し、ループアンテナ（４）
は車上に一定距離Ｄ毎に位置信号を送信するものであ
り、距離Ｄ毎に位置信号を送信する送信部（４ａ）と位
置信号の送信を停止する打消部（４ｂ）が繰返し設けら
れ、パターンベルト（７）に収納されて車両の走行路に
添って配置され、車上子（８）はループアンテナ（４）
からの位置信号を受信するものであり、距離ｄ＝２Ｄ／
ｎ置きに配列された複数ｎの受信コイル（１２ａ）〜
（１２ｃ）を有し、信号処理手段（９）は各受信コイル
（１２ａ）〜（１２ｃ）から送られた受信電圧を増幅，
検波し、検波した信号があらかじめ定められたしきい値
以上になる期間だけ方形波電圧の受信情報を速度演算手
段（１０）に送り、速度演算手段（１０）は信号処理手
段（９）から各受信コイル（１２ａ）〜（１２ｃ）の配
列順序と距離ｄに応じて送られる各受信情報の立上りと
立ち下がりを検出し、距離Ｄ／ｎ毎のパルス信号を速度
計（１１）に送り、各受信コイル（１２ａ）〜（１２
ｃ）からの受信情報の入力順序を検出して車両の進行方
向を確認し、確認した進行方向を速度計（１１）に送
り、速度計（１１）は送られたパルス信号を単位時間ご
とに計数して車両の走行速度を算出して車両の進行方向
とともに表示することを特徴とする。
【０００６】
【作用】この発明においては、一定距離Ｄ毎に位置信号
の送信部と打消部が繰返し設けられたループアンテナか
ら一定周波数の位置信号を送り出す。この位置信号を距
離２Ｄ／ｎ置きに配列された複数ｎの受信コイルでそれ
ぞれ検出し、検出した複数の受信情報を距離２Ｄ／ｎ毎
に速度演算手段に送る。速度演算手段は送られた各受信
情報の立上りと立ち下がりにより距離Ｄ／ｎ毎に速度パ
ルスを算出して出力する。また、距離２Ｄ／ｎ置きに配
列された複数ｎの受信コイルからの受信情報の入力順序
は各受信コイルの配列により定まるから、速度演算手段
は各受信コイルからの受信情報の入力順序を検出するこ
とにより車両の進行方向を確認することができる。
の送信部と打消部が繰返し設けられたループアンテナか
ら一定周波数の位置信号を送り出す。この位置信号を距
離２Ｄ／ｎ置きに配列された複数ｎの受信コイルでそれ
ぞれ検出し、検出した複数の受信情報を距離２Ｄ／ｎ毎
に速度演算手段に送る。速度演算手段は送られた各受信
情報の立上りと立ち下がりにより距離Ｄ／ｎ毎に速度パ
ルスを算出して出力する。また、距離２Ｄ／ｎ置きに配
列された複数ｎの受信コイルからの受信情報の入力順序
は各受信コイルの配列により定まるから、速度演算手段
は各受信コイルからの受信情報の入力順序を検出するこ
とにより車両の進行方向を確認することができる。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の一実施例を示すブロック図
である。図に示すように、浮上式車両の車上において車
両速度を検出する速度検出器は、地上装置１と車上装置
２とを有する。地上装置１は送信手段３とル−プアンテ
ナ４とを有する。送信手段３は一定周波数の信号を所定
のレベルまで増幅してル−プアンテナ４に送るものであ
り、例えば30ＫＨｚの発振周波数の信号を出力する発振
器５と増幅器６とを有する。ル−プアンテナ４は車上装
置２に位置信号を送信するものであり、位置信号を送信
するル−プコイル４ａと位置信号を送信しない打消部４
ｂが、図２の配置図に示すように一定距離Ｄ毎に繰返し
て設けられている。このル−プアンテナ４はパタ−ンベ
ルト７内に収納され、浮上式車両の走行路に添って配置
されている。
である。図に示すように、浮上式車両の車上において車
両速度を検出する速度検出器は、地上装置１と車上装置
２とを有する。地上装置１は送信手段３とル−プアンテ
ナ４とを有する。送信手段３は一定周波数の信号を所定
のレベルまで増幅してル−プアンテナ４に送るものであ
り、例えば30ＫＨｚの発振周波数の信号を出力する発振
器５と増幅器６とを有する。ル−プアンテナ４は車上装
置２に位置信号を送信するものであり、位置信号を送信
するル−プコイル４ａと位置信号を送信しない打消部４
ｂが、図２の配置図に示すように一定距離Ｄ毎に繰返し
て設けられている。このル−プアンテナ４はパタ−ンベ
ルト７内に収納され、浮上式車両の走行路に添って配置
されている。
【０００８】車上装置２は車上子８と信号処理手段９と
速度演算手段１０と速度計１１とを有する。車上子８は
ル−プアンテナ４から送られた位置信号を検出するもの
であり、例えば３個の受信コイル１２ａ〜１２ｃを有す
る。受信コイル１２ａ〜１２ｃは、図２に示すように一
定間隔ｄを隔てて配置されている。この受信コイル１２
ａ〜１２ｃの間隔ｄは、受信コイルの数をｎとするとル
−プアンテナ４のル−プコイル４ａと打消部４ｂの距離
Ｄよりｄ＝２Ｄ／ｎで定められる。例えば距離Ｄを30ｍ
ｍとし、３個の受信コイル１２ａ〜１２ｃを使用した場
合に、受信コイル１２ａ〜１２ｃの間隔ｄは20ｍｍにな
る。信号処理手段９は受信コイル１２ａ〜１２ｃで受信
した位置信号を増幅，検波したのちシュミット回路を通
して受信情報を出力する。速度演算手段１０は信号処理
手段９から送られる各受信コイル１２ａ〜１２ｃの受信
情報から速度を算出し、速度計１１や他の機器に送る。
速度演算手段１０と速度計１１とを有する。車上子８は
ル−プアンテナ４から送られた位置信号を検出するもの
であり、例えば３個の受信コイル１２ａ〜１２ｃを有す
る。受信コイル１２ａ〜１２ｃは、図２に示すように一
定間隔ｄを隔てて配置されている。この受信コイル１２
ａ〜１２ｃの間隔ｄは、受信コイルの数をｎとするとル
−プアンテナ４のル−プコイル４ａと打消部４ｂの距離
Ｄよりｄ＝２Ｄ／ｎで定められる。例えば距離Ｄを30ｍ
ｍとし、３個の受信コイル１２ａ〜１２ｃを使用した場
合に、受信コイル１２ａ〜１２ｃの間隔ｄは20ｍｍにな
る。信号処理手段９は受信コイル１２ａ〜１２ｃで受信
した位置信号を増幅，検波したのちシュミット回路を通
して受信情報を出力する。速度演算手段１０は信号処理
手段９から送られる各受信コイル１２ａ〜１２ｃの受信
情報から速度を算出し、速度計１１や他の機器に送る。
【０００９】上記のように構成された速度計においてル
−プアンテナ４のル−プコイル４ａと打消部４ｂの距離
Ｄを30ｍｍ，受信コイル１２ａ〜１２ｃの間隔ｄを20ｍ
ｍとしたときの動作を図３の波形図を参照して説明す
る。
−プアンテナ４のル−プコイル４ａと打消部４ｂの距離
Ｄを30ｍｍ，受信コイル１２ａ〜１２ｃの間隔ｄを20ｍ
ｍとしたときの動作を図３の波形図を参照して説明す
る。
【００１０】地上装置１の送信手段３から例えば30ＫＨ
ｚの周波数の電流を常時ル−プアンテナ４に送る。ル−
プアンテナ４のル−プコイル４ａは送信手段３から送ら
れた電流により磁束を発生し、図３（ａ）に示ように距
離Ｄ＝30ｍｍ毎の位置信号１３を送り出している。車上
装置２を搭載した浮上式車両が走行して進行方向の先端
にある受信コイル１２ａがル−プコイル４ａの位置を通
過するときに、ル−プコイル４ａからの位置信号１３に
より、図４に示す受信電圧Ａを発生し信号処理手段９に
送る。受信コイル１２ｂ，１２ｃがル−プコイル４ａの
位置を通過するときにも同様にしてル−プコイル４ａか
らの位置信号１３により受信電圧Ａを発生して信号処理
手段９に送る。
ｚの周波数の電流を常時ル−プアンテナ４に送る。ル−
プアンテナ４のル−プコイル４ａは送信手段３から送ら
れた電流により磁束を発生し、図３（ａ）に示ように距
離Ｄ＝30ｍｍ毎の位置信号１３を送り出している。車上
装置２を搭載した浮上式車両が走行して進行方向の先端
にある受信コイル１２ａがル−プコイル４ａの位置を通
過するときに、ル−プコイル４ａからの位置信号１３に
より、図４に示す受信電圧Ａを発生し信号処理手段９に
送る。受信コイル１２ｂ，１２ｃがル−プコイル４ａの
位置を通過するときにも同様にしてル−プコイル４ａか
らの位置信号１３により受信電圧Ａを発生して信号処理
手段９に送る。
【００１１】信号処理手段９は各受信コイル１２ａ〜１
２ｃから送られた受信電圧Ａを増幅，検波した後、地上
のル−プアンテナ４と車上子８との距離変動や耐雑音性
を考慮してあらかじめ定められたしきい値Ｔ以上となる
期間中だけ方形波電圧の受信情報を速度演算手段１０に
送る。したがって速度演算手段１０には各受信コイル１
２ａ〜１２ｃがル−プコイル４ａの位置を通過するたび
に、図３（ｂ），（ｃ），（ｄ）に示すように間隔ｄ＝
20ｍｍに相当する位相が異なった方形波電圧の受信情報
１４ａ，１４ｂ，１４ｃが送られる。
２ｃから送られた受信電圧Ａを増幅，検波した後、地上
のル−プアンテナ４と車上子８との距離変動や耐雑音性
を考慮してあらかじめ定められたしきい値Ｔ以上となる
期間中だけ方形波電圧の受信情報を速度演算手段１０に
送る。したがって速度演算手段１０には各受信コイル１
２ａ〜１２ｃがル−プコイル４ａの位置を通過するたび
に、図３（ｂ），（ｃ），（ｄ）に示すように間隔ｄ＝
20ｍｍに相当する位相が異なった方形波電圧の受信情報
１４ａ，１４ｂ，１４ｃが送られる。
【００１２】速度演算手段１０は送られた受信情報１４
ａ，１４ｂ，１４ｃの立上りと立ち下がりを検出しｄ／
２＝10ｃｍ毎のパルスを得る。そして10ｃｍ毎のパルス
を得るたびにデュ−ティ50％の速度パルスを速度計１１
に送る。速度計１１は送られた速度パルスを単位時間毎
に計数して速度を算出し表示する。
ａ，１４ｂ，１４ｃの立上りと立ち下がりを検出しｄ／
２＝10ｃｍ毎のパルスを得る。そして10ｃｍ毎のパルス
を得るたびにデュ−ティ50％の速度パルスを速度計１１
に送る。速度計１１は送られた速度パルスを単位時間毎
に計数して速度を算出し表示する。
【００１３】このようにしてル−プコイル４ａと打消部
４ｂの距離Ｄを30ｍｍ，受信コイル１２ａ〜１２ｃの間
隔ｄを20ｍｍとすると、10ｃｍごとに速度パルスを得る
ことができるから、１組のル−プアンテナ４を使用して
車両の速度を高精度に検出することができる。
４ｂの距離Ｄを30ｍｍ，受信コイル１２ａ〜１２ｃの間
隔ｄを20ｍｍとすると、10ｃｍごとに速度パルスを得る
ことができるから、１組のル−プアンテナ４を使用して
車両の速度を高精度に検出することができる。
【００１４】また、受信情報１４ａ，１４ｂ，１４ｃの
入力順序は各受信コイル１２ａ〜１２ｃの配列により定
まるから、速度演算手段１０は受信情報１４ａ，１４
ｂ，１４ｃの入力順序を検出することにより車両の進行
方向を確認することができる。すなわち、各受信コイル
１２ａ〜１２ｃのうち受信コイル１２ａを先頭にして車
両が走行するときは、各受信コイル１２ａ〜１２ｃから
出力される受信情報１４ａ，１４ｂ，１４ｃの入力順序
は、図３に示すように、ｄ／２＝１０ｃｍ毎に（１，
０，１），（１，０，０），（１，１，０），（０，
１，０），（０，１，１），（０，０，１），（１，
０，１），（１，０，０），（１，１，０）と変化す
る。また、各受信コイル１２ａ〜１２ｃのうち受信コイ
ル１２ａを最後尾にして車両が走行するときは、各受信
コイル１２ａ〜１２ｃから出力される受信情報１４ａ，
１４ｂ，１４ｃの入力順序は上記と逆に変化する。この
入力順序の変化を確認することにより、車両の進行方向
も検出することができる。この検出した車両の進行方向
も速度計１１に送る。速度計１１は送られた車両の進行
方向も速度とともに表示する。
入力順序は各受信コイル１２ａ〜１２ｃの配列により定
まるから、速度演算手段１０は受信情報１４ａ，１４
ｂ，１４ｃの入力順序を検出することにより車両の進行
方向を確認することができる。すなわち、各受信コイル
１２ａ〜１２ｃのうち受信コイル１２ａを先頭にして車
両が走行するときは、各受信コイル１２ａ〜１２ｃから
出力される受信情報１４ａ，１４ｂ，１４ｃの入力順序
は、図３に示すように、ｄ／２＝１０ｃｍ毎に（１，
０，１），（１，０，０），（１，１，０），（０，
１，０），（０，１，１），（０，０，１），（１，
０，１），（１，０，０），（１，１，０）と変化す
る。また、各受信コイル１２ａ〜１２ｃのうち受信コイ
ル１２ａを最後尾にして車両が走行するときは、各受信
コイル１２ａ〜１２ｃから出力される受信情報１４ａ，
１４ｂ，１４ｃの入力順序は上記と逆に変化する。この
入力順序の変化を確認することにより、車両の進行方向
も検出することができる。この検出した車両の進行方向
も速度計１１に送る。速度計１１は送られた車両の進行
方向も速度とともに表示する。
【００１５】また、ル−プコイル４ａと打消部４ｂの距
離Ｄ＝30ｍｍに対して受信コイル１２ａ〜１２ｃの間隔
ｄを20ｍｍにしておくことにより、受信情報１４ａ，１
４ｂ，１４ｃのいずれかは常に受信できる状態になって
いるから、受信情報１４ａ，１４ｂ，１４ｃのいずれか
が受信できないときは、その受信情報に対応する受信コ
イルや信号処理系に故障が生じたことを直ちに検知する
ことができる。
離Ｄ＝30ｍｍに対して受信コイル１２ａ〜１２ｃの間隔
ｄを20ｍｍにしておくことにより、受信情報１４ａ，１
４ｂ，１４ｃのいずれかは常に受信できる状態になって
いるから、受信情報１４ａ，１４ｂ，１４ｃのいずれか
が受信できないときは、その受信情報に対応する受信コ
イルや信号処理系に故障が生じたことを直ちに検知する
ことができる。
【００１６】さらに、地上装置１の送信手段３やル−プ
アンテナ４に故障が生じたときは、受信情報１４ａ，１
４ｂ，１４ｃの全てが受信できなくなるから、送信手段
３やル−プアンテナ４の故障も直ちに検知することがで
きる。
アンテナ４に故障が生じたときは、受信情報１４ａ，１
４ｂ，１４ｃの全てが受信できなくなるから、送信手段
３やル−プアンテナ４の故障も直ちに検知することがで
きる。
【００１７】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、一定距
離Ｄ毎に位置信号の送信部と打消部が繰返し設けられた
ル−プアンテナから一定周波数の位置信号を送り出し、
この位置信号を距離２Ｄ／ｎ置きに配列された複数ｎの
受信コイルでそれぞれ検出して距離Ｄ／ｎ毎に速度パル
スを得るようにしたから、１組のル−プアンテナを使用
して速度パルスを得ることができ、地上装置を簡単にす
ることができる。
離Ｄ毎に位置信号の送信部と打消部が繰返し設けられた
ル−プアンテナから一定周波数の位置信号を送り出し、
この位置信号を距離２Ｄ／ｎ置きに配列された複数ｎの
受信コイルでそれぞれ検出して距離Ｄ／ｎ毎に速度パル
スを得るようにしたから、１組のル−プアンテナを使用
して速度パルスを得ることができ、地上装置を簡単にす
ることができる。
【００１８】また、速度パルスを距離Ｄ／ｎ毎に決め細
かく得ることができるから、速度を高精度で検出するこ
とができる。
かく得ることができるから、速度を高精度で検出するこ
とができる。
【００１９】さらに、複数の受信コイルで得た受信情報
の入力順序や受信情報の有無を確認することにより、車
両の進行方向と動作異常や各装置の故障を簡単に確認す
ることができる。
の入力順序や受信情報の有無を確認することにより、車
両の進行方向と動作異常や各装置の故障を簡単に確認す
ることができる。
【図１】この発明の実施例を示すブロック図である。
【図２】ル−プアンテナと受信コイルの配置図である。
【図３】上記実施例の動作を示す波形図である。
【図４】受信コイルの出力電圧を示す波形図である。
１ 地上装置 ２ 車上装置 ３ 送信手段 ４ ル−プアンテナ ４ａ ル−プコイル ５ 発振器 ６ 増幅器 ７ パタ−ンベルト ８ 車上子 ９ 信号処理手段 １０ 速度演算手段 １１ 速度計 １２ａ〜１２ｃ 受信コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−320513（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−1286（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−137514（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 地上装置（１）として送信手段（３）と
ループアンテナ（４）とを有し、車上装置（２）として
車上子（８）と信号処理手段（９）と速度演算手段（１
０）と速度計（１１）を有する速度検出器であって、 送信手段（３）は一定発振周波数の電流をループアンテ
ナ（４）に送るものであり、一定発振周波数の信号を発
生する発振器（５）と、発振器（５）で発生した信号を
増幅して出力する増幅器（６）とを有し、ループアンテ
ナ（４）は車上に一定距離Ｄ毎に位置信号を送信するも
のであり、距離Ｄ毎に位置信号を送信する送信部（４
ａ）と位置信号の送信を停止する打消部（４ｂ）が繰返
し設けられ、パターンベルト（７）に収納されて車両の
走行路に添って配置され、 車上子（８）はループアンテナ（４）からの位置信号を
受信するものであり、距離ｄ＝２Ｄ／ｎ置きに配列され
た複数ｎの受信コイル（１２ａ）〜（１２ｃ）を有し、
信号処理手段（９）は各受信コイル（１２ａ）〜（１２
ｃ）から送られた受信電圧を増幅，検波し、検波した信
号があらかじめ定められたしきい値以上になる期間だけ
方形波電圧の受信情報を速度演算手段（１０）に送り、
速度演算手段（１０）は信号処理手段（９）から各受信
コイル（１２ａ）〜（１２ｃ）の配列順序と距離ｄに応
じて送られる各受信情報の立上りと立ち下がりを検出
し、距離Ｄ／ｎ毎のパルス信号を速度計（１１）に送
り、各受信コイル（１２ａ）〜（１２ｃ）からの受信情
報の入力順序を検出して車両の進行方向を確認し、確認
した進行方向を速度計（１１）に送り、速度計（１１）
は送られたパルス信号を単位時間ごとに計数して車両の
走行速度を算出して車両の進行方向とともに表示するこ
とを特徴とする速度検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4083159A JP2663318B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 速度検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4083159A JP2663318B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 速度検出器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05252614A JPH05252614A (ja) | 1993-09-28 |
| JP2663318B2 true JP2663318B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=13794473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4083159A Expired - Lifetime JP2663318B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 速度検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2663318B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1048545A1 (fr) * | 1999-04-30 | 2000-11-02 | Alstom Belgium S.A. | Procédé de mesure de la vitesse d'un véhicule sur rails et installation destinée à cet effet |
| JP4913173B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2012-04-11 | 株式会社京三製作所 | 列車位置検出システム |
| JP5216667B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2013-06-19 | 株式会社京三製作所 | 速度検出装置、速度検出方法及び列車速度検出システム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH087075B2 (ja) * | 1989-10-23 | 1996-01-29 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 移動体における自己位置検知方法及びその装置 |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP4083159A patent/JP2663318B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05252614A (ja) | 1993-09-28 |
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