JP2661585B2 - 移動観覧席 - Google Patents

移動観覧席

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JP2661585B2
JP2661585B2 JP9227395A JP9227395A JP2661585B2 JP 2661585 B2 JP2661585 B2 JP 2661585B2 JP 9227395 A JP9227395 A JP 9227395A JP 9227395 A JP9227395 A JP 9227395A JP 2661585 B2 JP2661585 B2 JP 2661585B2
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floor
auxiliary step
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seat
drive shaft
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晃之 木村
浩一 永良
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体育館や多目的ホール
等に設置して使用される移動観覧席に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近時、体育館等の館内を多目的に使用す
るための移動観覧席が種々開発されている。この種の移
動観覧席は、例えば、高さの異なる段床の左右両端部を
移動可能な走行フレームにより支持しておき、その走行
フレームの進退動作によって、各段床を雛段状に展開し
て各段床上に設置した座席を使用可能な状態にしたり、
各段床をそれら各前端にそれぞれ設けたフロントパネル
が略面一になる位置まで退避させて、コンパクトに収納
することができるようになっている。
【0003】なお、この種の移動観覧席には、各段床上
への移動を可能にするために、各段床のフロントパネル
に切欠部を設け、この切欠部に沿って昇降用通路を形成
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フロントパ
ネルに切欠部が存在すると、各段床を上下に重合するま
で後退させて収納した際に、鉛直に配列したフロントパ
ネルにより形成される壁状体の外観が切欠部の存在によ
り大きく損なわれることになる。また、このような切欠
部が存在すると、その切欠部から異物が侵入して故障の
原因になり易いという不具合もある。
【0005】このような不都合に対処するために、例え
ば、実公昭63−16785号公報に開示されるよう
に、切欠部と略同一前面形状をなす補助ステップを各段
床に移動可能に配設し、この補助ステップを、使用状態
では段床の後半部に、収納状態では段床の前半部に、そ
れぞれ位置づけるように構成して、収納状態で切欠部を
補助ステップにより塞ぐことができるようにしたものも
開発されている。
【0006】しかしながら、かかる従来のものは、補助
ステップを駆動するために、下段側の段床と補助ステッ
プの間、及び、上段側の段床と補助ステップの間に、そ
れぞれ前後方向へ一定の相対進退動作を許容するストッ
パ機構を構成している。このため、補助ステップの奥行
きを各段床の奥行きの略1/2にしなければならないと
いう制約がある。仮に、このような構成を大きさの異な
る補助ステップに適用しようとする場合には、補助ステ
ップの大きさに応じて各ストッパ機構における進退スト
ロークも異なったものにしなければならないため、任意
形状の補助ステップに簡単に対応することは困難であ
る。
【0007】本発明は、このような不具合を解消するこ
とができる移動観覧席を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る移動観覧席は、前縁にそれぞれ
フロントパネルを有してなる複数の段床を具備し、それ
ら段床をフロントパネルが略面一となる収納位置と雛段
状に展開される使用位置との間で伸縮動作させるととも
に、駆動軸の回動によって段床上の座席を使用位置と収
納位置との間で選択的に起倒させるように構成してなる
移動観覧席において、各段床が、前記フロントパネルの
所定箇所を上縁から段床の床面と面一となる位置にまで
切り欠いた切欠部と、床面上に前後に可動に配設される
前記切欠部と前面形状が略同一な補助ステップと、前記
駆動軸と前記補助ステップとを連結する動作変換機構を
具備してなり、前記駆動軸の回動による前記座席の起倒
に連動して、前記補助ステップが、前面をフロントパネ
ルの前面に略合致させる収納位置と、後縁を上段側の段
床のフロントパネルに接近させる使用位置との間を前後
移動するように構成されてなることを特徴とする。
【0009】動作変換機構の具体的な実施の一態様とし
ては、パンタグラフであるものが挙げられる。
【0010】
【作用】このような構成のものであれば、駆動軸の回動
により座席と同時に補助ステップが収納位置及び使用位
置に選択的に移動するため、迅速に補助ステップを移動
することができる。そして、使用時には段床と段床の間
に存在して補助ステップとしての機能を発揮するのに対
して、収納時には補助ステップの前面が切欠部に進出し
てフロントパネルの開口を好適に閉塞するものとなる。
【0011】そして、このものは動作変換機構によって
補助ステップを前後に駆動するものであるため、任意の
大きさ及び形状の補助ステップに対して、動作変換機構
の設計変更のみで対応することができ、段床等との相対
的な位置関係によって補助ステップの大きさや形状に制
約が課せられることがない。
【0012】特に、動作変換機構に、パンタグラフ方式
のものを採用した場合には、簡潔な機構で駆動軸の回動
を補助ステップの前後移動に有効に変換することができ
る上に、パンタグラフを構成するリンクメンバへの枢着
位置などを変えるだけで伸縮ストロークを自在に設定す
ることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0014】この移動観覧席は、図1及び図2に示すよ
うに、前縁2aにそれぞれフロントパネル1を有してな
る複数の段床2を具備し、それら段床2をフロントパネ
ル1が略面一となる収納位置(図2参照)と雛段状に展
開される使用位置(図1参照)との間で伸縮動作させ得
るように構成したもので、各段床2を支持する走行フレ
ーム3の構造や、これら各走行フレーム3を進退させる
駆動機構4等は従来のものと同様であるため説明を省略
する。
【0015】段床2は、上面に床板21を有し、その床
板21の後半部分に座席ユニット22を備えている。座
席ユニット22は、ユニットフレーム23に支柱24を
起倒可能に保持させておき、その支柱24により座席2
5を支持してなる通常のもので、座席25が偏平に折畳
まれて床面2b上に倒れ込む図4に示す収納位置Aから
支柱24を後方に回動して起立させると、座席25が起
立して図3に示す使用位置Bに停止するようになってい
る。各支柱24の起倒動作は、ユニットフレーム23内
に挿通させた駆動軸26の正逆回動動作に伴って一斉に
行われ得るように構成されている。この駆動軸26は、
段床2の一端から他端に亘って挿通させてあり、段床2
の一端に設けた図示しないモータ等の駆動源により、例
えば、90度の角度範囲内で正逆回動動作を行うように
なっている。フロントパネル1は、段床2の前縁2aに
固設されたもので、その上縁1aは、床面2bよりも上
位に位置させて上段側の段床2の下面に接近させてあ
る。
【0016】このようにしてなる移動観覧席において、
本実施例では、図3及び図4に示すように、各段床2
に、フロントパネル1に上縁1aの所定箇所を切り欠い
た切欠部5を設けるとともに、段床2の床面2b上に前
後に可動となるよう補助ステップ6を配設している。そ
して、この補助ステップ6を、駆動軸26との間に介在
させた動作変換機構たるパンタグラフ7によって駆動
し、補助ステップ6の前面6aがフロントパネル1の前
面1bと略面一となる収納位置a(図4参照)と、補助
ステップ6の後縁6bが上段の段床2のフロントパネル
1に近接する使用位置b(図3参照)との間を前後に移
動させるようにしている。
【0017】切欠部5は、フロントパネル1の所定箇所
を上縁1aから切り欠いて床面2bと面一となるよう構
成したものである。
【0018】補助ステップ6は、図5に示すように、扁
平な箱型のもので、下面の左右両端近傍には、前方に二
つのメインキャスター61、後方に二つの補助ローラー
62をそれぞれ回転可能に軸着して、段床2の床面2b
上に前後に移動可能に配設されている。
【0019】パンタグラフ7は、前後のメインリンク7
1、72と前後のサブリンク73、74とを連結した既
知の構成のもので、図5に示すように、後端7aを駆動
軸26の近傍で床面2bに、先端7bを補助ステップ6
の左右両端近傍の下面に、それぞれ回動可能に枢着され
るとともに、そのうちのメインリンク72が座席25を
起倒する駆動軸26とパワーリンク75及びドライブリ
ンク76を介して連結され、駆動軸26の回動動作を前
後方向の拡縮動作に変換するものである。具体的には、
パワーリンク75は、前端75aを後側メインリンク7
2の中途に枢着するとともに、後端75bを駆動軸26
に固設したドライブリンク76に枢着してなり、後端7
5bが駆動軸26の回動に伴って前後するに従い後側メ
インリンク72を回動させてパンタグラフ7全体を拡縮
するように構成されている。
【0020】次いで、この実施例の作動を説明する。
【0021】この移動観覧席を展開する際には、先ず段
床2を雛段状に展開した後、駆動軸26を略90°回転
させることによって、転倒状態にある支柱24を起立さ
せて、座席25を使用可能な状態にする。このとき、パ
ンタグラフ7が収縮して各補助ステップ6が図3に示す
使用位置bに後退し、段床2の床面2bと、補助ステッ
プ6の上面6cと、上段の段床2の床面2bとが順次階
段状に配列されることになり、円滑な昇降歩行が可能と
なる。また、収納する際には、先ず駆動軸26を支柱2
4が前方に回動する方向に略90度回動させて、座席2
5を床面2b上に倒すとともに、パンタグラフ7を拡張
して各補助ステップ6を図4に示す収納位置aにまで前
進させ、しかる後に各段床2を後退させる。このとき、
補助ステップ6が切欠部5に進出して、フロントパネル
1の前面1bの開口が閉塞される。
【0022】このような構成の移動観覧席であると、補
助ステップ6は駆動軸26の回動によって、座席25に
連動して収納位置a及び使用位置bに選択的に移動する
ため、迅速に駆動を行うことができる。そして、使用時
には段床2と段床2の間に介在して補助ステップとして
の適正な機能を発揮し、収納時には補助ステップ6の前
面6aが切欠部5に進出してフロントパネル1の前面1
bと略面一となるため、フロントパネル1により形成さ
れる壁状体の外観の改善と切欠部5からの異物の進入防
止とを同時に図ることができる。
【0023】そして、このものはパンタグラフ7によっ
て駆動軸26の回転動力を補助ステップ6の進退動作に
変換するようにしているため、簡素な機構で補助ステッ
プ6を駆動することができる上に、パンタグラフ7の構
成要素であるリンクメンバ72とドライブリンク76と
を連結するパワーリンク75の枢着位置を変えるだけ
で、伸縮ストロークを自在に設定することができる。こ
のため、任意の大きさ及び形状の補助ステップ6に極め
て容易に対応することが可能となる。
【0024】なお、本発明における構成は、以上説明し
たものに限定されないのは勿論である。例えば、動作変
換機構の構成は本実施例に限定されるものではなく、油
圧シリンダその他により補助ステップを前後移動させる
ようなものでもよい。また、補助ステップは、必ずしも
後方に開放された箱状のものに限られない。しかし、こ
のようにしておけばその補助ステップ内に動作変換機構
を配設することができ、スペースの有効利用を図ること
ができる。さらに、段床の段数や構造等も本実施例のも
のに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明にかかる移動観覧席は、以上詳述
したように、駆動軸の回動により、座席と同時に補助ス
テップを迅速に収納位置及び使用位置に移動させること
が可能となる。そして、使用時に補助ステップとしての
適正な機能を担保すると同時に、収納時に補助ステップ
を切欠部内に進出させて補助ステップの前面とフロント
パネルの前面とを略面一に配列し、フロントパネルによ
り形成される壁状体に外観を損ね故障の原因となる切欠
部を存在させないようにしておくことができる。さら
に、動作変換機構によって補助ステップを前後に駆動す
るため、動作変換機構の設計変更のみで任意の大きさ及
び形状の補助ステップに極めて簡単に対応することがで
きる。このため、補助ステップの奥行き寸法を小さくす
ることも容易であり、昇降方向に対して直角な方向への
通路を確保したいという近時の要望に的確に応えること
が可能となる。
【0026】以上述べたように、本発明は、任意形状の
補助ステップに対してこれを適正に駆動するための駆動
機構を容易に実現可能とし、これにより収納時に切欠部
を閉塞して外観の改善等を図るとともに、目的・用途に
応じて補助ステップの大きさや形状を適切に選択するこ
とができる、という格別な効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、使用状態の概略側断
面図。
【図2】図1に対応した収納状態の概略側断面図。
【図3】同実施例の要部を示す斜視図。
【図4】同実施例の要部を示す斜視図。
【図5】同実施例の補助ステップを示す平断面図。
【符号の説明】
1…フロントパネル 1a…上縁 2…段床 2a…前縁 2b…床面 5…切欠部 6…補助ステップ 6a…前面 6b…後縁 7…動作変換機構(パンタグラフ) 25…座席 26…駆動軸 A、a…収納位置 B、b…使用位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前縁にそれぞれフロントパネルを有してな
    る複数の段床を具備し、それら段床をフロントパネルが
    略面一となる収納位置と雛段状に展開される使用位置と
    の間で伸縮動作させるとともに、駆動軸の回動によって
    段床上の座席を使用位置と収納位置との間で選択的に起
    倒させるように構成してなる移動観覧席であって、 各段床が、前記フロントパネルの所定箇所を上縁から段
    床の床面と面一となる位置にまで切り欠いた切欠部と、
    床面上に前後に可動に配設される前記切欠部と前面形状
    が略同一な補助ステップと、前記駆動軸と前記補助ステ
    ップとを連結する動作変換機構を具備してなり、前記駆
    動軸の回動による前記座席の起倒に連動して、前記補助
    ステップが、前面をフロントパネルの前面に略合致させ
    る収納位置と、後縁を上段側の段床のフロントパネルに
    接近させる使用位置との間を前後移動するように構成さ
    れてなることを特徴とする移動観覧席。
  2. 【請求項2】前記動作変換機構が、パンタグラフである
    ことを特徴とする請求項1記載の移動観覧席。
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