JP2659960B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2659960B2
JP2659960B2 JP62197964A JP19796487A JP2659960B2 JP 2659960 B2 JP2659960 B2 JP 2659960B2 JP 62197964 A JP62197964 A JP 62197964A JP 19796487 A JP19796487 A JP 19796487A JP 2659960 B2 JP2659960 B2 JP 2659960B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、複数の濃度補正モードで濃度補正可能な画
像処理装置に関する。
〔従来技術〕
従来より、多階調画像を読取り処理及び出力をする装
置において読取り画像の濃度を検知し、検知された濃度
値に従い、出力画像の濃度を制御する機能を有する装置
が提案されている。
しかるに、読取られる原稿が、例えば文字、写真の混
在原稿のように全く異なった濃度分布をもつ原稿の場合
には、文字部と写真部に対し同じモードで制御を行うと
不適切な濃度出力となってしまう。
又、多階調画像データの場合には、読取り画像のうち
の一部分の領域の濃度に重要な意味を持っている場合が
ある。その様な場合には、重要な領域部分の画像を強調
して画像出力をする様な要求が生ずる。従来において
は、この様な要求を充分に満足するような装置の実現が
望まれていた。
更に、原稿画像の読み取りに対して複数の濃度補正モ
ードによる濃度補正を効率良く行うことが必要であっ
た。
[目 的] 本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり,濃
度分布の異なる領域が複数混在している原稿に対しても
適正な濃度補正モードによる補正処理を、原稿の読み取
りに対して効率良く行うことができる画像処理装置を提
供することを目的とする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図を参照しながら説明
する。
第2図(a),(b)はそれぞれ本実施例における画
像読取装置の側面図及び平面図である。
1は読取られる原稿、2は透明原稿台、3−1,3−2
は原稿を照明するランプ、4−1,4−2,4−3はミラー、
5はレンズ、6はCCDである。
ランプ3−1,3−2で照明された原稿1の像はミラー
4−1,4−2,4−3,レンズ5を通じ、CCD6上に結像され
る。
原稿面上、CCDにおける電気走査(以下主走査、図中
X)を行うと同時に、ランプ3−1,3−2,ミラー4−1,4
−2,4−3は機械的に走査(以下副走査、図中Y)を行
い、原稿の読取走査を行う。
第3図に、本実施例における画像読取りの手順を示
す。まずステツプ17により、後述する如く原稿の領域指
定を行う。ステツプ18は前走査であり、画像を出力する
本走査の前に一度走査を行い、原稿の特徴パラメータを
取り込む。
ステツプ19は、ステツプ18により取り込まれた特徴パ
ラメータにより濃度変換テーブルを作成する。
次にステツプ19で作成された濃度変換テーブルに従
い、ステツプ20で本走査を行い、原稿を読取ると同時に
画像を出力する。
第4図に本実施例における原稿の特徴パラメータにつ
いて述べる。第2図(a)1のような原稿があった場
合、ある主走査1ラインについて白を0、黒を255とし
たときのA/D変換後の出力、及び特徴パラメータについ
て示す。
AVは予め定められた主走査位置APに対し、AP−3から
AP+4までの8ポイントにおける濃度平均値であり、 WP,BPはそれぞれ予め指定された主走査区間[PS,PE]
中において最大白レベル,最大黒レベルを示す。
すなわち、主走査位置i(=0,1,2,3,…)におけるCC
DのA/D変換後の出力をd(i)とするならば、次式の関
係になる。
本実施例においては、AVは原稿の階調情報を知るとき
に用いられ、写真原稿等、階調情報が重要であると思わ
れる部分にAPを指定すればよい。
また、WP,BPは、原稿の最大黒レベルと最大白レベル
を知るときに用いられ文字原稿等文字の部分と地肌の部
分の濃度情報が重要であると思われる部分にPS,PEを指
定すればよい。
更に主走査一ライン毎に検出されたWP,BP,AVの値はカ
ウントされ、第5図(a),(b),(c)に示すよう
に、ヒストグラムが形成され、濃度変換テーブルの算出
に用いられる。
次に、本実施例における領域指定の手順について説明
する。第7図は画像読取装置の操作表示部を示す平面図
である。
101はコピー動作を行うための表示部及びキー操作部
であるが、本発明の説明においてはあまり重要でないも
のについては、説明は省略する。
105は文字原稿キー、106は写真原稿キーで、それぞれ
エリア指定されていない領域の原稿のタイプを指定する
ものである。又、107,108はそれぞれキー105,106に対す
るインジケータLEDであり、常に文字,写真の一方の選
択されている方が点灯する。
201,202,203,204はそれぞれデイジタイザ,原稿,タ
ツチペン,ワイヤである。
102はデイジタイザ中にある操作入力エリアであり、
タツチペン203において各内容をタツチすることにより
入力を行う。
操作入力エリア102の内部には、各操作を行うため
に、文字エリア指定キー103、写真エリア指定キー104が
存在する。
更には、110は原稿を置いて領域を指定する原稿エリ
アである。
第8図はエリア指定の手順を示すフローチヤートであ
る。このフローチヤートのプログラムは後述するROMに
格納されている。
ステツプ501で電源がONされた後、ステツプ502でキー
105が押下されれば、ステツプ503でエリア外は文字モー
ドとして後述する編集RAM19の所定領域にデータが格納
され、又LED107がONし、LED108はOFFする。
一方、ステツプ504でキー106が押下されれば、ステツ
プ505でエリア外は写真モードとして後述する編集RAM19
の所定領域にデータが格納され又、LED108がONし、LED1
07はOFFする。
ステツプ506でタツチペンにより矩形の対角2点の入
力がされなければステツプ502に戻り、2点の入力がさ
れれば編集RAM19に指定領域の位置データを格納し、ス
テツプ507に移る。ステツプ507でキー103が押下されれ
ば、ステツプ508でエリア内が文字モードとして編集RAM
19にデータを格納し、ステツプ509でキー104が押下され
れば、ステツプ510でエリア内は写真モードとして編集R
AM19にデータを格納する。そしてステツプ511で編集RAM
19のエリアデータ領域を外してステツプ502に戻る。以
下これをくり返す。これにより複数領域の指定及び文字
/写真モードの設定が可能になる。
以上のフローチヤートで複数の矩形エリアとエリア外
の文字/写真のグループ分けが完了する。
第1図は、本実施例における電気的構成を示すブロツ
ク図である。
6は前述のCCD、7は反転増幅器(以下アンプ)、8
はA/D変換器(以下A,D,C)、9は濃度変換用RAM(以下
変換RAM)、10は白ピーク/黒ピーク検出器(以下WP/BP
検出器)、11は区間平均値検出器(以下AV検出器)、12
はMPU,13,14,15はセレクタ、16は出力側インターフエー
ス、17はラツチである。又、18はROMであり、第3図及
び第8図のフローチヤートのプログラムが格納されてい
る。又、19は編集RAMであり、後述するエリアデータが
格納される。
CCD6で読取られた画像信号はアンプ7で反転増幅され
た後に、A,D,C8により8ビツトに量子化されセレクタ13
に送られる。
先ず、前走査においては、予めMPU12は操作者の指示
に従い、WP/BP検出器にピーク検出区間PS,PEを指定し、
AV検出器11に平均値検出点APを指定しておく。更にセレ
クタ13を図中下側に切替えておくことにより、A,D,C8か
らデータはWP/BP検出器11に送られ、主走査1ライン毎
に特徴パラメータWP,BP,AVの値が算出されMPU12に送ら
れる。
MPU12は送られてきた特徴パラメータWP,BP,AVの値を
指定された領域に応じて必要な副走査区間のみカウント
し、第5図に示すヒストグラムを作成する。また、場合
に応じてはPS,PE,APの値を副走査の途中で切り替え、非
矩形領域あるいは複数の領域の特徴パラメータのヒスト
グラムを作成する。
本走査終了後には、セレクタ14,15を下側に切換え、
変換RAM9をMPU12側に切換える。更には得られたWP,BP,A
Vの各ヒストグラムにより濃度変換テーブルを作成しRAM
9に書込む。
変換RAM9は、濃度変換前のデータの下位アドレス8ビ
ツト(A0〜A7)に対して、濃度変換後のデータ8ビツト
(D0〜D7)が対応して書込まれるが、上位アドレス3ビ
ツト(A8〜A10)はラツチ17を経てMPU12によって変えら
れるため、ひとつのデータに対して最大8種類の変換テ
ーブルが切換えられるようになっている。
濃度変換テーブルが変換RAMに書込まれた後は、MPU12
はセレクタ13,14,15を全て上側に切換えた後に本走査動
作に移る。
本走査時においては、MPU12は変換RAM9に書込まれて
いる8種類の濃度変換テーブルのうちひとつを選択し、
最も適切と思われるテーブルに切換えながら読み取る。
第6図には、4つの領域における具体的なWP,BP,AVの
ヒストグラムの形状とそれぞれの領域を強調するのに適
当と思われる濃度変換テーブルの形状を示す。
例えば、第6図(a)に示すような4つの領域より成
り立つ原稿においては、先ず操作者は予めこれら4つの
領域を装置に入力しておく。すなわち領域(I)はエリ
ア外であり、領域(II)(III)(IV)はエリア内とし
て、それぞれ文字/写真のいずれかを前述の如き手順で
指定する。そこで文字領域(I)(II)においてのWP,B
Pのヒストグラム例を(b)(d)に示す。(I)は比
較的薄字領域であり、(II)は比較的地肌の濃度の高い
領域である。このとき(I)(II)領域に対応して温度
変換テーブルをそれぞれ(c)(e)のような形状を選
ぶことにすれば、(I)(II)の領域それぞれについて
地肌部分に対して文字部分を強調して出力することがで
きる。
また、写真領域(III)(IV)においてのAVのヒスト
グラム例を(f)(h)に示す。(III)は比較的低濃
度域に濃度分布の集中した領域、(IV)は比較的高濃度
域に濃度分布の集中した領域である。このとき(III)
(IV)の領域に対しては、濃度変換テーブルをそれぞれ
(g)(i)のように選ぶことで、高い頻度をもつ濃度
に対して多くの階調を与えるような画像強調を行うこと
ができる。
これら(c)(e)(g)(i)の4つのタイプの濃
度変換テーブルは、変換RAM9に書込まれ、MPU12がA8〜A
10を切換えることにより各テーブルが読出される。
本走査時には、それぞれ対応するエリア内で濃度補正
を行うべく主走査、副走査中にRAM9のA8〜A10を切換え
る。
例えば、4つの領域(I),(II),(III),(I
V)に対し、それぞれ(c),(e),(g),(i)
に示す濃度変換テーブルをもって濃度補正を行えば、各
領域においてそれぞれ強調された画像を出力することが
できる。
また、文字領域(I)の部分と写真領域(IV)の部分
に特に重要な情報があり、これらの部分を強調したい場
合には、文字領域(I)及び(II)の部分においては
(c)に示す濃度変換テーブルをもって濃度補正を行
い、写真領域(III)及び(IV)の部分においては、
(f)に示す濃度変換テーブルをもって濃度補正を行
う。
次に濃度変換曲線のつくり方について述べる。まず、
写真モードの場合には、濃度変換曲線として、AVのヒス
トグラム曲線を積分したものに相似なる曲線を用いる。
その結果としては、比較的頻度の低い部分は階調が圧縮
され、比較的頻度の高い部分は階調が伸縮され多くの階
調を割当てることができる。
例えば、濃度変換の前後でそれぞれ0〜255の256階調
の場合には、次式をもって濃度変換曲線を表す濃度変換
テーブルとすることで、第6図(g)及び(i)に相当
する曲線が得られる。
一方、文字領域の部分の濃度変換曲線については、た
とえば次の様な式を導入し、MPUがこれを計算すること
で第6図(c)及び(e)の様なカーブを得ることがで
きる。
すなわち、前述のiとjを用いれば、4点(i,j)=
(O,0),(i,j)=(WP,32),(i,j)=(BP,22
3),(i,j)=(255,255)を折れ線で結ぶ。(ただ
し、WP,BPはそれぞれWP,BPのヒストグラムの最大値
を示す点のWP,BPである。式で表現すれば、 文字モード/写真モードのいずれの場合もMPUは前ス
キヤン終了の後、得られたヒストグラムにより前記濃度
変換テーブルの値を計算し、セレクタ14及び15をMPU側
に切り替えた後に、これを濃度変換RAM9に書き込む。
すなわち、前述i(i=0〜63)に相当するA0〜A7
びMPUが指定する。A8〜A10に相当するアドレスに前述j
(j=0〜63)に相当するデータが書き込まれる。
次に、本発明の他の例について説明する。
先の例では、文字領域においてはその全領域のパラメ
ータを、又、写真領域における特徴パラメータとして主
走査位置APに対し(AP−3)から(AP+4)迄の8ポイ
ントにおける濃度平均値を用いたが、この例では文字領
域では各指定領域に対して主走査数ライン毎にデータを
サンプリングし、更に写真領域に対しては主走査数ライ
ン毎で数画数おきにデータをサンプリングする様にする
ものである。
以下この例について述べる。
第9図はこの実施例の電気的構成を示すブロツク回路
図である。
101はCCD、102は反転増幅器(以下アンプ)、103はA/
D変換器、104は濃度変換用RAM(以下変換RAM)、105は
出力側インターフエース、106は濃度情報抽出回路、10
7,108はエリアは指定用の編集RAM、109−1はCCD主走査
カウンタ、109−2は副走査カウンタ、110はDタイプの
フリツプフロツプ(以下DFF)、111,112,113,114,115,1
16はセレクタ、117はマイクロコンピユータ(以下MPU)
である。
CCD101で読取られた画信号はアンプ102で反転増幅さ
れた後にセレクタ111に送られる。
ここで、VCLKはビデオクロツク、HSYNCは主走査同期
信号、VSYNCは副走査同期信号である。
次に編集RAMについて説明する。
編集RAM107,108は、前述の如く指定入力された領域デ
ータ(すなわち、画像処理を行う領域)を蓄積するRAM
である。BSEL(バンクセレクト信号)を「H」レベルに
すると、セレクタ113,114がa側に選択され、編集RAM10
7はカウンタ109−1よりのCCDアドレス(主走査アドレ
ス)によって制御される。このときに、セレクタ115,11
6はb側が選択され、編集RAM108はマイコンアドレスに
よって制御される。この状態で編集メモリ108はマイコ
ンのアドレスバスとデータバスとに接続され、マイコン
が自由にリード,ライトすることができる。
ところで、編集RAM107,108がCCDアドレスに接続され
ると、編集RAM107,108のアドレスとCCDの画素番地とが
対応する。つまり、メモリアドレス1番地には、CCDの
1番目の画素が対応し、n番地にはn番目の画素が対応
し、全部で5000画素のCCDを使う編集メモリとして、8K
バイト(8KビツトX8)を使用している。したがって、m
番目の画素を加工する加工データは画像メモリのm番地
に書込まれるようにする。
また、第10図に示す様に編集RAM107,108は、4ビツト
構成となっており、bit3は文字/写真の領域の区別を示
すビツトであり、0の場合には文字領域であることを示
し、1の場合には写真領域であることを示す。
又、bit2〜bit0は領域の番号0〜7を示すデータであ
る。本実施例においては、文字/写真とも各8コ合計16
コの領域を指定することができる。
尚、領域の指定方法は先の例の場合と同様である。こ
の領域データはRAM107,108に格納される。
さらに、編集RAM107,108というようにメモリが2系統
存在するのは、1ライン毎にBSL(バンクセレクト信
号)を「H」,「L」にしてマイコンアクセスのRAMとC
CDアドレスアクセスのRAMとを切換えるようにするため
である。つまり、マイコンアクセスにしておき、次の情
報を一方のメモリに書込んでいるときに、既に書込まれ
た他方のメモリをCCD画像編集用として使用している。
画像編集データを新しいデータに切換えるには、BSEL
を切換えることによって、CCDアドレスアクセスのメモ
リをマイコンが書換えたメモリに切換えればよい。すな
わち、最大1ライン毎に編集データを変更できる。画像
編集データを変更しない場合、つまりBSELを変化させな
い場合、常に同じ画像編集データが使用される。
次に第3図のフローチヤートの各ステツプにおける具
体的な動作について説明する。
〔前走査〕
先ず、前走査においてはMPU117は濃度領域指定の結果
に従い、走査に同期してセレクタ113〜116を切換えなが
ら編集RAM107及び108に領域の番号と写真/文字の区別
を書き込む。
このときMPU117に接続されていない方の編集RAMはCCD
主走査アドレスに制御され、走査中の領域の番号(0〜
7)と種別(文字/写真)の情報が濃度情報抽出回路10
6に送られる。濃度情報抽出回路106ではVSYNC,MSYNCと
共に、副走査カウンタ109−2の出力より副走査カウン
タのカウント値の下3ビツト(Y0〜Y2)をとり込む。
第11図に濃度情報抽出回路を示す。1001は3ビツトの
コンパレータ、1002は1/8分周器、1003,1004はANDゲー
ト、1005はインバータ、1006,1007,1008,1009はDFF、10
10は最大値検出器、1011は最小値検出器、1012,1013,10
14はヒストグラム算出器である。
主走査1ラインについて、全ての領域(最大16コ)に
ついて前述のヒトストグラムを計算していたのではハー
ドウエア構成が非常に大規模なものとなってしまう。そ
こで本実施例においては、一主走査中には文字、写真各
1つの領域のみのヒストグラムをとり、8主走査を1周
期とし、時分割に各々の領域のヒストグラムをとる。つ
まり、主走査0〜7ラインにおいて、0ライン目は文字
領域(1)、写真領域(1)について、1ライン目は文
字領域(2)、写真領域(2)について、…、7ライン
目は文字領域(7)、写真領域(7)についてのヒスト
グラムをとる。尚、指定領域のないラインは読みとばさ
れる。
そのための判定がコンパレータ1001において行われ
る。1001において、副走査カウント値下3ビツトY0〜Y2
と編集RAMの出力bit0〜bit2の値が等しくないときには
ゲート1003と1004は閉じられる(“L"のままである)。
更に文字領域においては1主走査中で領域中の全ての
画素の最大/最小値をとり、WP,BPとする。
また、写真領域については全ての画素のヒストグラム
をとることは処理速度の点で非常に困難であるため、8
画素おきにサンプリングする。その為に1/8分周器1002
でVCLKを1/8に分周する。
まず、画像データV0〜V7が写真領域である場合には、
すなわちbit3が“H"の場合ゲート1004の出力は主走査,
副走査とも8画素おきにホジテイブエツジが出力されDF
F1009を通じてヒストグラム算出部1014に送られ、ヒス
トグラムが算出される。
画像データV0〜V7が文字データである場合には、すな
わちbit3が“L"の場合、ゲート1003の出力は主走査8ラ
インおきにVCLKが送出され、DFF1007を通じて1ライン
中の最大/最小値が計算される。
1010は最大値回路で入力aとbの大きい方を出力す
る。1006はDFFで主走査同期信号▲▼が“L"
すなわち主走査が始まるタイミングでクリアされ出力が
0となるので結果として1%の出力は一主走査中の最大
値がヒストグラム算出器1012に送られる。
同様にして1011は最小値回路で入力a,bの小さい方を
出力する。1008はDFFで主走査同期信号▲▼
が“L"すなわち、主走査が始まるタイミングでセットさ
れ“FF"=255となるので結果として、1011の出力は一主
走査中の最小値がヒストグラム算出器1013に送られる。
第12図にヒストグラム算出器1012,1013,1014のブロツ
ク図、第13図にタイミング図を示す。1101,1109はDFF、
1102,1103,1106,1107はセレクタ、1104,1105はRAM、110
8は加算器、1110はトライステートゲートである。
先ず、前走査の前はセレクタ1102,1103,1105,1106は
aの側に接続され、MPUにより制御されデータに全て0
が書込まれる。
前走査中はセレクタ1102,1103,1106,1107はいずれも
b側に接続され、CKと共に送られてきたデータ(V0〜V
7)bit0〜bit3の値がRAM1105,1104のアドレスに入力さ
れ、この入力されたアドレスデータに応じてデータが読
み出され16ビツトの値(H0〜H15)が加算器1108に送ら
れ、出力としてxiを+1した値、xi+1(H0′〜H1
5′)として出力され、CKの立上りのタイミングでトラ
イステートゲート1110を通して再びH0〜H15に送られ、R
AM1104,1105に書込まれ、結果としてRAM1104,1105にヒ
ストグラムが作成される。作成されたヒストグラムは前
走査終了後セレクタ1102,1103,1105,1106を通じてMPUに
送られる。
例えば、第16図(a)に示すような4つの領域より成
り立つ原稿においては、先ず操作者は予めこれら4つの
領域を装置に入力しておく。そこで文字領域(1)
(2)においてWP,BPのヒストグラム例を(b)(d)
に示す。(1)は比較的薄字領域であり、(2)は比較
的地肌の濃度の高い領域である。このとき、(1)
(2)領域に対応して温度変換テーブルをそれぞれ
(c)(e)のような形状を選ぶことにすれば、(1)
(2)の領域それぞれについて地肌部分に対して文字部
分を強調して出力することができる。
また、写真領域(1)(2)においてのAVのヒストグ
ラム例を(f)(h)に示す。(1)は比較的低濃度域
に濃度分布の集中した領域、(2)は比較的高濃度域に
濃度分布の集中した領域である。このとき、(1)
(2)の領域に対しては、濃度変換テーブルをそれぞれ
(g)(i)のように選ぶことで、高い頻度をもつ濃度
に対して多くの階調を与えるような画像強調を行うこと
ができる。
これら(c)(e)(g)(i)の4つのタイプの濃
度変換テーブルは、変換RAM104に書込まれる。
〔本走査〕 本走査時には、前走査と同様領域の番号(0〜7)と
区別(文字/写真)が同期して読出され、RAM104の上位
アドレスに入力されることで、それぞれ対応するエリア
内で濃度補正を行うべく主走査、副走査中にRAM9のA8
A10を切換えられる。
例えば4つの領域文字(1),文字(2),写真
(1),写真(2)に対し、それぞれ(c),(e),
(g),(i)に示す濃度変換テーブルをもって濃度補
正を行えば、各領域においてそれぞれ強調された画像を
出力することができる。
〔濃度変換テーブル作成〕
前走査終了後はMPU117はRAM1104,1105に蓄えられたヒ
ストグラムを読出し、濃度変換テーブルを作成する。
(第3図19) 以下、濃度変換曲線の作り方について述べる。まず写
真モードの場合には、濃度変換曲線としてAVのヒストグ
ラム曲線を積分したものに相似なる曲線を用いる。その
結果としては比較的頻度の低い部分は階調が圧縮され、
比較的頻度の高い部分は階調が伸縮され多くの階調を割
り当てる事ができる。
例えば第13図に示すように濃度変換の前後でそれぞれ
0〜255の256階調の場合には、次式をもって濃度変換曲
線を表す濃度変換テーブルとすることで、第6図(g)
及び(i)に相当する曲線が得られる。
このフローを第14図に示す。
一方、文字領域の部分の濃度変換曲線については、た
とえば次の様な式を導入し、MPUがこれを計算すること
で第16図(c)及び(e)の様なカーブを得ることがで
きる。
即ち、第15図に示すように前述のiとjを用いれば4
点(i,j)=(0,0),(i,j)=(WP,32),(i,j)
=(BP,223),(i,j)=(255,255)を折れ線で結
ぶ。
(ただし、WP,BPはそれぞれWP,BPのヒストグラムの
最大値を示す点のWP,BPである。) 式で表現すれば 文字モード/写真モードのいずれの場合もMPUは前ス
キヤン終了の後、得られたヒストグラムにより前記濃度
変換テーブルの値を計算し、セレクタ14及び15をMPU側
に切り替えた後に、これを濃度変換RAM9に書き込む。
すなわち、前述i(i=0〜255)に相当するA0〜A7
及びエリア種別に相当するA8〜A10に相当するアドレス
に前述j(j=0〜63)に相当するデータが書き込まれ
る。
〔効 果〕
以上説明した様に本発明によれば、原画像の画像デー
タに対し、複数の濃度補正モードで濃度補正を行う際
に、指定された任意の領域の情報を該領域の属性と対応
させて記憶手段に保持し、読取手段から出力される画像
データに同期して、記憶手段に保持された領域情報及び
前記属性を読み出し、これに従って濃度補正モードを選
択することにより、濃度分布の異なる領域が複数混在し
ている原稿に対しても適正な濃度補正モードによる補正
処理を、原稿の読み取りに対して効率良く行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による画質制御装置の電気的構成を示す
ブロツク図、 第2図は画像読取装置の側面図及び平面図、 第3図は画像読取りにおける手順を示す図、 第4図は、主走査1ライにおける画信号と各特徴パラメ
ータを示す図、 第5図は各特徴パラメータのヒストグラム例を示す図、 第6図は画像領域とヒストグラム濃度変換テーブルの関
係を示す図、 第7図は操作部を示す平面図、 第8図は領域指定の手順を示すフローチヤート、 第9図は本発明の他の実施例である画質制御装置の電気
的構成を示すブロツク図、 第10図は編集RAMの構成を示す図、 第11図は濃度、情報抽出回路を示す図、 第12図はヒストグラム算出器を示す図、 第13図はヒストグラム算出器のタイミング図、 第14図は写真領域のテーブル計算のフローチヤート、 第15図は文字領域のテーブル計算のフローチヤート、 第16図は画像領域とヒストグラム濃度変換テーブルの関
係を示す図である。 6……CCD、9,19……RAM 10……WD/BP検出器、11……AV検出器 12……MPU、18……ROM

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像の画像データを発生する読取手段、 前記読取手段から出力される画像データに対し、複数の
    濃度補正モードで濃度補正可能な補正手段、 原画像の任意の領域を複数指定可能な指定手段、 前記指定手段により指定された領域の情報を該領域の属
    性と対応させて保持する記憶手段、 前記読取手段から出力される画像データに同期して、前
    記記憶手段に保持された領域情報及び前記属性を読み出
    す制御手段、 前記制御手段により読み出された領域情報及び属性に従
    い、濃度補正モードを選択する選択手段、を有すること
    を特徴とする画像処理装置。
JP62197964A 1987-08-07 1987-08-07 画像処理装置 Expired - Lifetime JP2659960B2 (ja)

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JPS6135069A (ja) * 1984-07-26 1986-02-19 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像情報再生方法

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