JP2658989B2 - チャッキング装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク回転操作
機構のディスクテーブル上に光ディスクの如きディスク
をディスクテーブルとともに挟持し、ディスクがディス
クテーブルと一体に回転するようになすチャッキング装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、直径を１２ｃｍとなす光ディスク
を記録媒体に用いるディスクプレーヤにおいて、図８に
示すように、ディスク７１が水平に載置され、プレーヤ
本体７０の内外に亘って移動操作されるディスクトレイ
７２を備えたものが知られている。このディスクプレー
ヤは、ディスクトレイ７２がプレーヤ本体７０の内外に
移動操作されることにより、ディスクトレイ７２上に載
置されたディスク７１をローディングし、あるいはロー
ディングされたディスク７１をイジェクトする。

【０００３】ところで、このディスクプレーヤは、ディ
スクトレイ７２がプレーヤ本体７０の内方に移動される
と、プレーヤ本体７０内に配設したディスクテーブル７
３を備えたディスク回転操作機構及びディスクテーブル
７３上に装着されたディスク７１を走査してこのディス
ク７１に記録された情報信号の読み出しを行う光ピック
アップ７４がディスクトレイ７２側に上昇する。ディス
ク回転操作機構及び光ピックアップ７４が上昇すると、
ディスクトレイ７２上に載置されたディスク７１がディ
スクテーブル７３によってディスクトレイ７２から浮上
され、このディスクテーブル７３上に載置される。この
ディスクテーブル７３は、鉄等の磁性材料により形成さ
れている。

【０００４】そして、ディスク回転操作機構が上昇され
ると、ホルダ７５を介してディスクテーブル７２に対向
するようにプレーヤ本体７０内に回転自在に配設された
チャッキング装置を構成する磁石８２を備えたチャッキ
ング部材７６がディスクテーブル７２に磁気吸引され
る。チャッキング部材７６がディスクテーブル７２に磁
気吸引することにより、ディスクテーブル７２上に載置
されたディスク７１は、ディスクテーブル７２とチャッ
キング部材７６によって挟持され、ディスクテーブル７
２と一体に回転可能な状態となる。

【０００５】ここで、ディスク回転操作機構を構成する
スピンドルモータが回転することにより、ディスク７１
はディスクテーブル７２と一体に回転操作される。この
とき、光ピックアップ７４がディスク７１の径方向に移
動操作されることにより、ディスク７１に記録された情
報信号の再生が行われる。

【０００６】ここで、ディスクテーブル７３と共動して
ディスク７１を挟持するチャッキング装置を更に具体的
説明すると、このチャッキング装置は、図９に示すよう
に、リング状をなす磁石８２と、この磁石８２の下端側
及び上端側に配設される第１及び第２の円板８３，８１
とを備えるチャッキング部材７６を備えている。このチ
ャッキング部材７６を構成する磁石８２の下端側に配設
される第１の円板８３は、合成樹脂によって形成され、
磁石８２の上端側に配設される第２の円板８１は、鉄等
の磁性材料によって形成されている。そして、第１及び
第２の円板８３，８１は、このチャッキング部材７６が
取り付けられるホルダ７５に形成された開口部７５ａの
内径より小さく、この開口部７５ａ内に突設されたリン
グ状の突出部７５ｂの内径より大きく形成されている。
また、磁石８２は、突出部７５ｂの内径より小径のリン
グ状に形成されている。

【０００７】このように構成されたチャッキング部材７
６をプレーヤ本体７０に配設されたホルダ７５に取り付
けるには、ホルダ７５の開口部７５ａ内に突設した突出
部７５ｂ上に第２の円板８３を配設するとともに、磁石
８２を開口部７５ａに挿通して第２の円板８３に吸着さ
せる。そして、磁石８２を挟んで突出部７５ｂの下面側
に第１の円板８３を配設し、この第１の円板８３を第２
の円板８１に取り付ける。第２の円板８３の第１の円板
８１への取り付けは、第１の円板８３の一方の主面に突
設した複数の係合爪８３ａをリング状の磁石８２の内周
側に挿通させ、第１の円板８１に穿設した係合孔８１ａ
に挿通係合させることによって取り付けられる。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
た従来のチャッキング装置は、ホルダ７５を挟んで第１
及び第２の円板８３，８１の組み立てを行う必要があ
り、チャッキング部材７６は、ホルダ７５に取り付けら
れるまで各部品が独立した状態にあるため、組み立て工
程が繁雑化している。また、ディスクプレーヤに取り付
ける状態で多数の部品を取り扱う必要があるため、部品
の供給及び管理が大変である。

【０００９】そこで、チャッキング部材のディスクプレ
ーヤへの取り付けを簡素化するとともに、部品管理を容
易となすため、複数の部品からなるチャッキング部材を
予め組み立てた状態でディスクプレーヤに取り付けるよ
うにしたチャッキング装置が提案されている。

【００１０】このチャッキング装置は、図１０に示すよ
うに、ホルダ９１に設けられたチャッキング部材７６が
取り付けられる開口部９１ａを開放している。すなわ
ち、ホルダ９１に開口部９１ａに連通する切り欠き部９
１ｂを設ける。このように切り欠き部９１ｂを設け、開
放された開口部９１ａとなすことによって、リング状の
磁石８２の上下両端側に大径をなす第１及び第２の円板
８３，８１を取り付けて予め組み立てたチャッキング部
材７６のホルダ７６への取り付けが可能となる。すなわ
ち、チャッキング部材７６は、リング状の磁石８２の部
分を切り欠き部９１ｂを介して挿通させることによって
ホルダ９１への取り付けが行われる。

【００１１】このように構成されたチャッキング装置
は、予め組み立てたチャッキング部材７６の取り付けを
行うため、切り欠き部９１ｂは、リング状の磁石８２の
外径と同等かやや大きな幅をもって形成する必要があ
る。そのため、チャッキング部材７６のホルダ７５への
嵌め込み方向である図１０中矢印Ｃ方向とは逆の方向で
ある図１０中矢印Ｄ方向に衝撃が加わった場合に、チャ
ッキング部材７６がホルダ９１から容易に外れてしまう
等の問題がある。また、開口部９１ａを開放するために
設けられた切り欠き部９１ｂの両側の自由片９１ｃの強
度が劣化し、衝撃が加わったような場合に、チャッキン
グ部材７６が容易に外れてしまうような事故が発生す
る。

【００１２】そこで、本発明は、上述したような先に提
案されているチャッキング装置が有する問題点を解決
し、組み立てが容易で、耐久性に優れたチャッキング装
置を提供することを目的に提案されたものである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】上述したような目的を達
成するために提案される本発明に係るチャッキング装置
は、円柱部と、この円柱部の上端側と下端側にそれぞれ
設けられた円柱部の外径より大きな外径を有する一対の
円板部を有し、ディスクテーブルとともにディスクを挟
持するチャッキング部材と、円柱部が挿通される開口部
が形成されこの開口部に円柱部を挿通させてチャッキン
グ部材が回転自在に取り付けられるホルダと、円柱部の
下端側に位置する一方の円板部に設けられた傾斜面を有
する複数の舌片部と、開口部の内周側に設けられ、円柱
部の径より大きな口径を有するように開口部の内方に向
かって突出する複数の突出部と、舌片部の傾斜面と相対
係合して一方の円板部をホルダの下面側に導くように複
数の突出部に設けられた導入部とを備える。そして、一
方の円板部を複数の突出部上に略水平に載置した状態で
チャッキング部材をホルダに対して回動させることによ
って舌片部の傾斜面と導入部が相対係合し、この状態で
更にチャッキング部材を回動して傾斜面を導入部に沿っ
て突出部の下側に移動し、更なるチャッキング部材の回
動により舌片部と突出部との係合が解除され、チャッキ
ング部材がホルダに回転自在に取り付けられ留ように構
成したものである。

【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチャッキング
装置を図面を参照しながら説明する。本発明に係るチャ
ッキング装置は、前述した従来のチャッキング装置と同
様に、ディスクプレーヤを構成するディスク回転操作機
構のディスクテーブルとともに磁気吸引力をもってディ
スクを挟持するものであり、予め組み立てられたチャッ
キング部材５を、図１に示すように、プレーヤ本体内に
配設されたホルダ４に形成された開口部４ａに回転自在
に取り付けて構成されるものである。

【００１７】このチャッキング装置を構成するチャッキ
ング部材５は、図２に示すように、ホルダ４に設けられ
た開口部４ａに挿通され、この開口部４ａ内で回転する
円柱部を構成するリング状の磁石３と、この磁石３の下
端側及び上端側にそれぞれ配設される一対の円板部を構
成する第１及び第２の円板２，１とを備える。このチャ
ッキング部材５を構成する磁石３の下端側に配設される
一方の円板部である第１の円板２は、合成樹脂によって
形成され、磁石３の上端側に配設される他方の円板部で
ある第２の円板２は、鉄等の磁性材料によって形成され
ている。

【００１８】そして、磁石３の下端側に配設される第１
の円板２の外周側の周回り方向には、図２及び図３に示
すように、等間隔で例えば３つの切り欠きが形成される
ことによって３つの扇型の舌片２ｂが等間隔が設けられ
ている。これら舌片２ｂの第１の円板２の径方向と略平
行な一側には、傾斜面２ａが形成されている。

【００１９】また、ホルダ４に設けた開口部４ａの内周
側には、複数例えば３つの等間隔で扇型をなす突出部４
ｃが突設されている。すなわち、これら突出部４ｃは、
全体をもってリング状に配列される。そして、これら３
つの突出部４ｃの一側には、図３に示すように、第１の
円板２に設けられた傾斜面２ａと相対係合して第１の円
板２をホルダ４の下面側に導く、図２中矢印Ａ方向の回
転軸方向に立ち上がった導入部４ｂがそれぞれ形成され
ている。これら導入部４ｂの下面側には、それぞれ導入
部傾斜面４ｄが設けられており、第１の円板２の傾斜面
２ａと係合してこの第１の円板２をホルダ４の下面側に
導く際のガイドを行う。

【００２０】ここで、第１の円板２、第２の円板１、リ
ング状をなす磁石３及びホルダ４に形成された開口部４
の大きさの関係を図４を参照して説明する。第２の円板
１の外周径ｄ₃ は、開口部４ａの突出部４ｃの最内周の
内径ｄ₂ よりも大きく、この突出部４ｃの付け根部の径
ｄ₅ よりも小さい。また、第１の円板２の外周径ｄ
₄ は、第２の円板１の外周径ｄ₃ より大きく、突出部４
ｃの外径ｄ₅ より小さい。そして、リング状の磁石３の
外周径ｄ₁ は、突出部４ｃの内径ｄ₂ よりも小さく形成
されている。

【００２１】上述のような構成を備えたチャッキング部
材５を、ディスクプレーヤ内に配設されるホルダの開口
部４ａに取り付ける状態を図５の（ａ），（ｂ）及び図
６の（ａ），（ｂ），（ｃ）を用いて説明する。なお、
本発明に係るチャッキング装置のチャッキング部材５
は、ホルダ４に取り付けるに先立って、リング状の磁石
３と、この磁石３の上下両端側に配設される第１及び第
２の円板２，１が予め組み付けられ一体化されてなる。

【００２２】このチャッキング部材５をホルダ４の開口
部４ａに取り付けるには、まず、図５の（ａ）に示すよ
うに、チャッキング部材５をホルダ４の開口部４ａに設
けられている突出部４ｃ上に第１の円板２を載置し、図
５の（ｂ）に示すように、第１の円板２の下面を突出部
４ｃの上面に接触させ図５の（ｂ）中矢印Ｂ方向に回転
する。すると、ホルダ４の開口部４ａの下面側を示す図
６の（ａ）に示すように、チャッキング部材５の舌片２
ｂに設けられている傾斜面２ａが、開口部４ａの突出部
４ｃに設けられている導入部４ｂの導入部傾斜面４ｄに
当接する。さらにチャッキング部材５を図６の（ａ）中
矢印Ｂ方向に回すと、第１の円板２は、合成樹脂等の弾
性材料を用いて形成されているため弾性変形し、図６の
（ｂ）に示すように傾斜面２ａが導入部４ｂの導入部傾
斜面４ｄに案内され、舌片２ｂが突出部４ｃの下面側に
もぐり込むようになる。そして、さらにチャッキング部
材５を図６の（ｂ）中矢印Ｂ方向に回すと、第１の円板
２の各舌片２ｂは完全に開口部４ａを介してホルダ４の
下面側に案内され、チャッキング部材５をホルダ４に回
転自在に取り付けることができ、チャッキング部材５の
抜けが防止される。

【００２３】上述した例は、主として自動組立機を用い
てチャッキング部材５をホルダ４に取り付ける状態を示
すものであるが、このチャッキング部材５のホルダ４へ
の取り付けは、手作業で行うことも可能である。次に、
チャッキング部材５をホルダ４の開口部４ａへ、主とし
て手作業で取り付ける状態を図７の（ａ），（ｂ）及び
（ｃ）を用いて説明する。この図７もホルダ４を下面側
から見たものである。

【００２４】この図７において、チャッキング部材５の
第２の円板２に設けられている３つの舌片を、それぞれ
２ｂ_1,２ｂ_2,２ｂ₃ 、この各舌片２ｂ_1,２ｂ_2,２ｂ₃ に
設けられている傾斜面をそれぞれ２ａ_1,２ａ_2,２ａ₃ と
し、また、ホルダ４の開口部４ａに設けられている３つ
の突出部をそれぞれ４ｃ_1,４ｃ_2,４ｃ₃ 、この各突出部
４ｃ_1,４ｃ_2,４ｃ₃ に設けられている導入部をそれぞれ
４ｂ_1,４ｂ_2,４ｂ₃ 、該各導入部に設けられている導入
部傾斜面を４ｄ_1,４ｄ_2,４ｄ₃ とする。

【００２５】チャッキング部材５をホルダ４の開口部４
ａに手作業により取り付けるには、まず、図７の（ａ）
に示すように、チャッキング部材５の第１の円板２に設
けられている３つの舌片のうちの１つ、例えば２ｂ₁ を
開口部４ａに斜めに差し込み突出部４ｃ₁ の下面側に臨
ませる。この状態でチャッキング部材５を図７の（ａ）
に示す矢印方向に回転すると、突出部４ｃ₁ の導入部４
ｂ₁ に設けられている導入部傾斜面４ｄ₁ が舌片２ｂ₂
の傾斜面２ａ₂ と相対係合し、図７の（ｂ）に示すよう
に舌片２ｂ₂ が開口部４ａ内に案内導入される。さら
に、チャッキング部材５を図７の（ｂ）に示す矢印方向
に回すと、導入部傾斜面４ｄ₁ は舌片２ｂ₃ の傾斜面２
ａ₃ と相対係合し、図７の（ｃ）に示すように舌片２ｂ
₃ が開口部４ａ内に案内導入される。これにより、第１
の円板２に設けられた３つの舌片を全て開口部４ａ内に
案内導入することができ、チャッキング部材５を回転自
在に取り付けることができ、チャッキング部材５の抜け
を防止することができる。

【００２６】以上の説明から明らかなように、チャッキ
ング部材５を構成する第１の円板２に、例えば外方に向
かって突出し第１の円板２の周回り方向の一側に傾斜面
２ａが形成された例えば３つの舌片２ｂを設け、また、
ホルダ４の開口部４ａ内に、開口部４ａの内方に向かっ
て突出し、且つ、傾斜面２ａと相対係合して第１の円板
２をホルダ４の下面側に導く導入部４ｂが形成された突
出部４ｃを設けることにより、簡単な操作でホルダ４に
チャッキング部材５を取り付けることができる。

【００２７】ここで、チャッキング部材５をホルダ４に
取り付ける際には、チャッキング部材５を斜めに挿入す
る必要がなく、ホルダ４に対してチャッキング部材５を
回転軸方向に押さえた状態で回すだけで組み立てられ、
組立工程が簡略化でき、自動化に適したものとなってい
る。

【００２８】また、一旦、開口部４ａにチャッキング部
材５が導入されると、上述のように第２の円板１の最外
周の径ｄ₃ 及び円板２の最外周の径ｄ₄ は、開口部４ａ
に設けられている突出部４ｃの内径ｄ₂ よりも大きいた
め、チャッキング部材５がホルダ４から外れることはな
い。そして、チャッキング部材５を開口部４ａに組み込
む方向が回転軸方向（図２中矢印Ａ方向）であり、従来
のようにホルダの開口部に径方向からチャッキング部材
を嵌め込むための切り欠き等を設ける必要がないため、
ホルダ４の強度を保つことができる。

【００２９】なお、第１の円板２及び開口部４ａに設け
た舌片２ｂや、突出部４ｃ等の数は、上述の例に限定さ
れるものではなく、例えば２つ又は４つ以上としてもよ
い。本発明に係るチャッキング装置も、前述した従来の
チャッキング装置と同様に、プレーヤ本体に配設したデ
ィスク回転操作機構が上昇されると、チャッキング部材
５がディスクテーブルに磁気吸引され、ディスクテーブ
ル７２上に載置されたディスク７１をディスクテーブル
７２とともに挟持してディスクテーブル７２と一体に回
転可能な状態となす。

【００３０】

【発明の効果】本発明に係るチャッキング装置は、上述
したように、チャッキング部材を構成する円柱部の下端
側に位置する一方の円板部に、傾斜面を有する複数の舌
片部を設け、このチャッキング部材が取り付けられるホ
ルダの開口部内に、この開口部の内方に向かって突出し
一方の円板部の傾斜面と相対係合して一方の円板部をホ
ルダの下面側に導く導入部を有する複数の突出部を設け
てなるので、チャッキング部材をホルダに取り付ける
際、チャッキング部材の下端側に配設された一方の円板
部を開口部内の突出部上に載置し回転操作するのみで取
り付けが行われるので、取り付け操作が極めて容易とな
る。そして、チャッキング部材のホルダへの自動取り付
けも可能となる。

【００３１】さらに、チャッキング部材が取り付けられ
る開口部は、閉塞されたものであるので、チャッキング
部材のホルダへの確実な取り付けが保証され、ホルダの
強度も十分に維持でき、耐久性のあるチャッキング装置
を構成できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るチャッキング装置の断面図であ
る。

【図２】上記チャッキング装置の分解斜視図である。

【図３】上記チャッキング装置の要部を示す拡大断面図
である。

【図４】本発明を構成するチャッキング部材及びホルダ
の開口部の径の大小関係を説明するための概略平面図で
ある。

【図５】ホルダにチャッキング部材を取り付ける状態を
示す斜視図である。

【図６】ホルダにチャッキング部材を取り付ける状態を
工程順に示す底面図である。

【図７】ホルダにチャッキング部材を取り付ける状態の
他の例を示す底面図である。

【図８】従来のチャッキング装置の取り付け状態を示す
一部切り欠き斜視図である。

【図９】従来のチャッキング装置を示す分解斜視図であ
る。

【図１０】他の従来のチャッキング装置の要部を示す概
略斜視図である。

【符号の説明】

１ 第２の円板、 ２ 第１の円板、 ２ａ 傾斜面、
２ｂ 舌片、３ リング状の磁石、 ４ ホルダ、
４ａ 開口部、 ４ｂ 導入部、４ｃ 突出部、 ４ｄ
導入部傾斜面、 ５ チャッキング部材、

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 円柱部と、上記円柱部の上端側と下端側
   にそれぞれ設けられた上記円柱部の外径より大きな外径
   を有する一対の円板部を有し、ディスクテーブルととも
   にディスクを挟持するチャッキング部材と、上記円柱部が挿通される開口部が形成され、上記開口部
   に上記円柱部を挿通させて 上記チャッキング部材が回転
   自在に取り付けられるホルダと、上記円柱部の下端側に位置する一方の円板部に設けられ
   た傾斜面を有する複数の舌片部と、 上記開口部の内周側に設けられ、上記円柱部の径より大
   きな口径を有するように上記開口部の内方に向かって突
   出する複数の突出部と、 上記舌片部の傾斜面と相対係合して上記一方の円板部を
   上記ホルダの下面側に導くように上記複数の突出部に設
   けられた導入部とを備え、 上記一方の円板部を 上記複数の突出部上に略水平に載置
   した状態で上記チャッキング部材を上記ホルダに対して
   回動させることによって上記舌片部の傾斜面と上記導入
   部が相対係合し、この状態で更に上記チャッキング部材
   を回動して上記傾斜面を上記導入部に沿って上記突出部
   の下側に移動し、更なる上記チャッキング部材の回動に
   より上記舌片部と上記突出部との係合が解除され、上記
   チャッキング部材が上記ホルダに回転自在に取り付けら
   れてなるチャッキング装置。