JP2657635B2 - 底開き型フレキシブルシートコンテナ - Google Patents

底開き型フレキシブルシートコンテナ

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JP2657635B2
JP2657635B2 JP7094176A JP9417695A JP2657635B2 JP 2657635 B2 JP2657635 B2 JP 2657635B2 JP 7094176 A JP7094176 A JP 7094176A JP 9417695 A JP9417695 A JP 9417695A JP 2657635 B2 JP2657635 B2 JP 2657635B2
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弘 小畑
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MORISHITA KAGAKU KOGYO KK
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JEI TEI BUTSURYU KK
MORISHITA KAGAKU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、葉たばこ、その他の農
産物等を袋、箱等に収納した各種貨物の荷役、搬送等に
用い、荷降し作業を簡単に、かつ迅速に行うことができ
るようにした底開き型フレキシブルシートコンテナ関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の底開き型フレキシブルシ
ートコンテナとして、実公昭62−23741号公報に
記載されているような構成が知られている。この従来の
底開き型フレキシブルシートコンテナについて説明する
と、方形に形成された底面部の一方の対向辺に第1の組
の側面部が連設されるとともに、他方の対向辺に第2の
組の側面部が連設され、底面部と第1の組の側面部の中
央部には開放可能な排出用溝が形成されている。底面部
と第1の組の側面部には排出用溝の両側で補強を兼用す
る運搬用吊りベルトが縫着され、底面部と第2の組の側
面部には排出用溝で分離されるように補強を兼用する荷
降し吊りベルトが縫着されている。第1の組の側面部に
は排出用溝の両側に補助紐が縫着され、第1の組の側面
部と第2の組の側面部の外縁部には締付紐が縫着されて
いる。
【0003】このように構成された従来の底開き型フレ
キシブルシートコンテナを使用するには、まず、底面部
および各側面部を展開し、補助紐を結んで排出用溝を閉
じた状態に保持する。次に、貨物を底面部上に積載し、
各側面部を起立させて貨物の四側面を囲み、第1の組の
側面部間と第2の組の側面部間の締付紐を貨物の上面で
結んで梱包作業を完了する。
【0004】そして、フォークリフトのフォーク等を運
搬用吊りベルトに係合して吊り上げ、貨物を梱包した状
態の底開き型フレキシブルシートコンテナを所望箇所へ
運搬することができる。また、補助紐および締付紐を解
き、フォークリフトのフォーク等を荷降し用吊りベルト
に係合して吊り上げることにより、排出用溝を開き、貨
物をその場に残して底開き型フレキシブルシートコンテ
ナのみを除去することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例の構成では、第1の組の側面部と第2の組
の側面部が方形の底面部の一方の対向辺と他方の対向辺
に連設されており、貨物の梱包に際し、各側面部を起立
させ、第1の組の側面部間と第2の組の側面部間を貨物
の上面で締付紐により連結した際、第1の組の側面部と
第2の組の側面部とが分離されるため、整然とした形態
で梱包することができない。仮に、第1の組の側面部と
第2の組の側面部とを連結具により連結するようにして
も、梱包作業工程が増えるだけでなく、整然とした形態
を保持するには限界がある。また、各吊りベルトが補強
を兼用する必要上、底面部まで延長されており、しか
も、各吊りベルトは強度の必要上、剛性が付与されてい
るため、全体の重量が大きくなり、しかも、保管に際
し、折り畳むと嵩張り、取扱いに不便であるばかりでな
く、広い保管スペースを必要とし、しかも、製造コスト
が高くなる。また、全体の重量が大きいと、貨物が軽量
である場合、梱包した状態では貨物の重量を正確に計測
することができない。更に、補助紐を結ぶ作業と締付紐
を結ぶ作業は確実性に要求されるため、その作業が煩わ
しいなどの問題があった。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、簡単な梱包作業により整然とした形態
で梱包することができ、したがって、梱包の作業性を向
上させることができ、また、全体の軽量化を図るととも
に、扁平に折り畳みやすくすることができ、したがっ
て、取扱いの便を図ることができ、保管スペースを狭く
することができ、貨物が軽量であっても梱包した状態で
比較的正確に計測することができるようにした底開き型
フレキシブルシートコンテナを提供し、また、上記目的
に加え、強度に優れて信頼性を向上させることができる
ようにした底開き型フレキシブルシートコンテナを提供
し、また、上記目的に加え、梱包の作業性を向上させる
ことができるようにした底開き型フレキシブルシートコ
ンテナを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、方形の底面部、この底面部の
一方の対向辺に連設された第1の組の側面部、これらの
各側面部における上記底面部との連設辺と直角方向の対
向辺に連設され、上記第1の組の側面部に対して直角方
向の側面を構成する第2、第3の組の側面部を有し、上
記底面部および第1の組の各側面部の中央部に開放可能
な排出用溝が連続して形成されたフレキシブルシートコ
ンテナ本体と、上記第1の組の各側面部に上記排出用溝
の両側で取り付けられ、分離可能に連結されて上記排出
用溝を閉じることができる連結部材と、上記第1の組の
各側面部に上記排出用溝の両側で基部が取り付けられた
運搬用吊り部材と、上記底面部に上記排出用溝の両側で
基部が取り付けられた荷降し用吊り部材と、上記第1の
組の各側面部に取り付けられ、これら側面部間を分離可
能に連結する上面縛り部材と、上記第2、第3の各側面
部に取り付けられ、第2と第3の側面部間を分離可能に
連結する横面縛り部材とを備えたものである。
【0008】そして、上記技術的手段において、フレキ
シブルシートコンテナ本体を織物から構成し、第1の組
の各側面部を、排出用溝の両側で、糸の打込本数が増加
され、若しくは増強糸が織り込まれることにより、上記
排出用溝に沿って増強し、この増強部に運搬用吊り部材
を取り付けるのが好ましい。
【0009】また、第2、第3の組の各側面部を先端に
至るに従い次第に幅狭となる三角形状に形成し、横面縛
り部材を三角形状の頂角部をほぼ二等分するように取り
付けるのが好ましい。
【0010】また、運搬用吊り部材および荷降し用吊り
部材としてベルトを用い、第1の組の側面部および底面
部に縫着により取り付けるのが好ましい。
【0011】また、連結部材として、面ファスナを用
い、また、上面縛り部材および横面縛り部材として、ベ
ルトと、このベルトの先端部に取り付けられた着脱可能
な係止具とから構成するのが好ましい。
【0012】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、底面
部および各側面部を展開し、連結部材を連結して排出用
溝を閉じた状態で底面部上に貨物を積載し、第1の組の
側面部を起立させて貨物の上面に回した上面縛り部材に
より連結し、第2、第3の組の側面部を貨物の側面に沿
わせて貨物の側面で横面縛り部材により連結し、貨物を
梱包する。梱包後、フォークリフトのフォーク等を運搬
用吊りベルトに係合して吊り上げることにより所望箇所
へ運搬することができ、連結部材を分離し、フォークリ
フトのフォーク等を荷降し用吊ベルトに係合して吊り上
げることにより、排出用溝を開き、貨物をその場に残す
ことができる。そして、第2、第3の組の側面部が第1
の組の側面部に連結され、第2、第3の組の側面部同士
を横面縛り部材により連結するようにしているので、簡
単な梱包作業により整然とした形態で梱包することがで
き、また、運搬用吊り部材と荷降し用吊り部材の基部を
第1の組の側面部と底面部に取り付け、短くなるように
構成しているので、全体の軽量化を図るとともに、扁平
に折り畳みやすくすることができる。
【0013】また、フレキシブルシートコンテナ本体を
織物から構成し、第1の組の各側面部を、排出用溝の両
側で、糸の打込本数が増加され、若しくは増強糸が織り
込まれることにより、上記排出用溝に沿って増強し、こ
の増強部に運搬用吊り部材を取り付けることにより、重
量が大きくなるのを防止しながら、第1の組の側面部自
身の強度を向上させるとともに、運搬用吊りベルトの取
付け強度を向上させることができる。
【0014】また、連結部材として、面ファスナを用
い、また、上面縛り部材および横面縛り部材として、ベ
ルトと、このベルトの先端部に取り付けられた着脱可能
な係止具とから構成することにより連結作業が簡単とな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1ないし図6は本発明の一実施例
における底開き型フレキシブルシートコンテナを示し、
図1は展開した状態の底面図、図2は貨物を梱包した状
態の斜視図、図3は連結部材の拡大図、図4は連結部材
の概略断面図、図5は運搬時の説明図、図6は荷降し時
の説明図である。
【0016】図1および図2に示すように、フレキシブ
ルシートコンテナ本体1は、方形の底面部2の一方の対
向辺(底面部2が長方形である場合には、好ましくは短
辺側の対向辺)に方形の第1の組の側面部3a、3bが
連設され、各側面部3a、3bにおける底面部2との連
設片と直角方向の対向辺に第1の組の側面部3a、3b
に対して直角方向の側面を構成する第2の組の側面部4
a、4bと第3の組の側面部5a、5bが連設され、底
面部2と第1の組の各側面部3a、3bの中央部に開放
可能な排出用溝6が連続して側面部に3a、3bの外縁
部付近まで到達するように形成されている。第2の組の
側面部4a、4bと、第3の組の側面部5a、5bは側
面部3aと3bの連設部側から先端側に至るに従い、次
第に幅狭となる三角形状に形成され、側面を形成する際
に第2の組の側面部4a、4bと、第3の組の側面部5
a、5bの頂角部が対向するようになっている。
【0017】このフレキシブルシートコンテナ本体1は
ポリプロピレン、ポリエステル等のポリオレフィン系の
糸により織成され、第1の組の各側面部3a、3bの両
側部には糸の打込本数が増加され、若しくは増強糸が織
込まれることにより、排出用溝6に沿って増強部7が形
成されている。第1の組の各側面部3a、3bにおける
第2と第3の組の側面部4a、4bと5a、5bで挟ま
れた外縁部の外面には強度に優れたポリオレフィン系の
糸により織成された補強ベルト8a、8bが縫着されて
いる。したがって、底面部2と第1の組の側面部3a、
3bは1/2の幅で形成したものを補強ベルト8a、8
bにより連結することにより補強ベルト8a、8bの間
で排出用溝6を形成することができる。
【0018】第1の組の各側面部3a、3bには排出用
溝6の両側で連結部材が取付けられている。本実施例で
は、連結部材として面ファスナ9が用いられ、特に、図
3、図4から明らかなように多数の係止部材を有する支
持体10が排出用溝6の一側に縫着され、多数の係止部
材を有する支持体11を縫着した基布12が排出用溝6
の他側に縫着され、基布12が押圧されることにより互
いに連結され、基布12が強制的に引張られることによ
り、分離されるようになっている。本実施例では、面フ
ァスナ9は各側面部3a、3bの2箇所に配置されてい
る。したがって、面ファスナ9を連結することにより排
出用溝6を閉じることができ、面ファスナを分離するこ
とにより排出用溝6を開放し得るようになっている。
【0019】第1の組の各側面部3a、3bには中間部
において曲げられた運搬用ベルト13a、13bの基部
が排出用溝6の両側で補強ベルト8a、8bおよび増強
部7に対して縫着されて取り付けられ、各運搬用吊りベ
ルト13a、13bにおける二股状の基部間は補強ベル
ト14a、14bが縫着されて連結されている。底面部
2には中間部において曲げられた荷降し用吊りベルト1
5a、15bの基部が排出用溝6の両側で端縁部に縫着
されて取り付けられている。各荷降し用吊りベルト15
a、15bの両側基部は第1の側面部3a、3b側寄り
位置に離隔して取り付けられている。これらの運搬用吊
りベルト13a、13b、補強ベルト14a、14b、
荷降し用吊りベルト15a、15bは強度に優れたポリ
オレフィン系の糸により織成されている。
【0020】第1の組の側面部3a、3bにはこれら側
面部3a、3b間を分離可能に連結する上面縛り部材が
取り付けられている。本実施例においては、上面縛り部
材として、一方の側面部3aの補強ベルト8aの中央部
に上面縛りテープ16aの基部が縫着され、他方の側面
部3bの補強ベルト8bの中央部に上面縛りテープ16
bの基部が縫着され、各上面縛りテープ16a、16b
の先端には互いに圧入によりロック状態に係止され、ロ
ック解除部の操作により分離される係止具17a、17
bが取り付けられている。第2と第3の各側面部4a、
4bと5a、5bには第2と第3の側面部4a、5a
間、4b、5b間を分離可能に連結する横面縛り部材が
取り付けられている。本実施例においては、横面縛り部
材として、一方の側面部4a、4bの外面に三角形状の
頂角部をほぼ二等分するように横面縛りテープ18a、
18bの基部が縫着され、他方の側面部5a、5bの外
面に三角形状の頂角部をほぼ二等分するように横面縛り
テープ19a、19bの基部が縫着され、横面縛りテー
プ18a、19aの先端と横面縛りテープ18b、19
bの先端には互いに圧入によりロック状態に係止され、
ロック解除部の操作により分離される係止具20a、2
0bと21a、21bが取り付けられている。これら上
面縛りテープ16a、16b、横面縛りテープ18a、
18b、19a、19bはポリオレフィン系の糸により
織成されている。
【0021】一方の運搬用吊りベルト13aの先端部ル
ープ状部には結わえテープ22の基部が連結され、一方
の荷降し用吊りベルト16bの先端ループ状部には結わ
えテープ23の基部が連結されている。これら結わえテ
ープ22、23もポリオレフィン系の糸により織成され
ている。
【0022】以上の構成において、以下、その使用要領
について説明する。まず、図1に示すように、底面部2
および各側面部3a、3b、4a、4b、5a、5bを
平面状に展開し、面ファスナ9を連結して排出用溝6を
閉じた状態に保持する。次に、図2に示すように、袋詰
め状態の貨物24を底面部2の内面上に積載する。次
に、第1の組の側面部3a、3bを第2、第3の組の側
面部4a、4b、5a、5bと共に起立させ、上面縛り
テープ16a、16bを貨物24の上面に回し、係止具
17a、17bを圧入により係止し、第1の組の側面部
3a、3b同士を連結する。次に、荷降し用吊りベルト
15a、15bを貨物24の側面から上面へ回し、荷降
し用吊りベルト15a、15bの先端間を貨物24上で
結わえテープ23により結わえる。次に、第2の組の側
面部4a、4bと第3の組の側面部5a、5bを第1の
組の側面部3aと3bに対して直角方向に折り曲げて貨
物24の側面に沿わせ、横面縛りテープ18aと19a
の係止具20aと20bを圧入により係止するととも
に、横面縛りテープ18bと19bの係止具21aと2
1bを圧入により係止し、第2の組の側面部4a、4b
と第3の組の側面部の5a、5bとを連結する。次に、
運搬用吊りベルト13a、13bを貨物24上に回し、
運搬用吊りベルト13a、13bの先端間を結わえテー
プ22により結わえることにより貨物24の梱包作業を
完了する。
【0023】梱包後、図5に示すように、フォークリフ
トのフォーク25を結わえテープ22により連結状態の
運搬用吊りベルト13a、13bに係合して吊り上げる
ことにより、所望箇所に運搬することができる。このと
き、運搬用吊りベルト13a、13bは排出用溝6の両
側で排出用溝6に沿う方向に配設されているので、排出
用溝6にこれを開放しようとする力が加わるおそれがな
く、排出用溝6から貨物24が落下するおそれはない。
【0024】荷降しに際しては結わえテープ22を解い
て、運搬用吊りベルト13a、13bの連結状態を解放
するとともに、面ファスナ9を分離し、図6に示すよう
に、フォークリフトのフォーク25を結わえテープ21
により連結状態の荷降し用吊りベルト15a、15bに
係合して吊り上げる。このとき、荷降し用吊りベルト1
5a、15bは排出用溝6の両側に分かれて取り付けら
れているので、底面部2と第1の組の側面部3a、3b
が中央の排出用溝6により両側に分かれ、底面部2が貨
物24の底面から引き出され、終には底開き型フレキシ
ブルシートコンテナを貨物24から除去し、貨物24を
その場に残すことができる。
【0025】底開き型フレキシブルシートコンテナは使
用後、結わえテープ23を解いて荷降し用吊りベルト1
5a、15bの連結状態を解放するとともに、横面縛り
テープに18a、19aと18b、19bの係止具20
a、20bと21a、21bを分離して第2と第3の組
の側面部4a、5aと4b、5bの連結状態を解放する
ことにより、図1に示すように、底面部2および各側面
部3a、3b、4a、4b、5a、5bを平面状に展開
し、折り畳んで格納することができる。このとき、運搬
用吊りベルト13a、13bと荷降し用吊りベルト15
a、15bはその基部を第1の組の側面部3a、3bと
底面部2の外縁部に縫着し、内方にまで延長されていな
いので、コンパクトに折り畳むことができる。
【0026】なお、上記実施例では、運搬用吊り部材で
ある運搬用吊りベルト13a、13bと荷降し用吊り部
材である荷降し用吊りベルト15a、15bを結わえテ
ープ22、23により結わえるようにしているが、結わ
えなくてもよい。また、運搬用吊りベルト13a、13
b、荷降し用吊りベルト15a、15bは上記実施例の
ように折り曲げてループ状に形成することに限定される
ものではなく、例えば、分離して先端に環状部を形成す
ることもでき、また、ベルトに限らず、ロープ等を用い
ることもできる。また、連結部材も面ファスナ9に限定
されるものではなく、紐状部材を用いてもよく、また、
上面縛り部材、横面縛り部材もテープ16a、16b、
18a、18b、19a、19bと係止具17a、17
b、20a、20b、21a、21bに限定されるもの
ではなく、紐状部材を用いてもよい。このほか、本発明
は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々設計変
更することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、底
面部および各側面部を展開し、連結部材を連結して排出
用溝を閉じた状態で底面部上に貨物を積載し、第1の組
の側面部を起立させて貨物の上面に回した上面縛り部材
により連結し、第2、第3の組の側面部を貨物の側面に
沿わせて貨物の側面で横面縛り部材により連結し、貨物
を梱包し、梱包後、フォークリフトのフォーク等を運搬
用吊りベルトに係合して吊り上げることにより所望箇所
へ運搬することができ、連結部材を分離し、フォークリ
フトのフォーク等を荷降し用吊ベルトに係合して吊り上
げることにより、排出用溝を開き、貨物をその場に残す
ことができる。そして、第2、第3の組の側面部が第1
の組の側面部に連結され、第2、第3の組の側面部同士
を横面縛り部材により連結するようにしているので、簡
単な梱包作業により整然とした形態で梱包することがで
き、したがって、梱包の作業性を向上させることができ
る。また、運搬用吊り部材と荷降し用吊り部材の基部を
第1の組の側面部と底面部に取り付け、短くなるように
構成しているので、全体の軽量化を図るとともに、扁平
に折り畳みやすくすることができる。したがって、取扱
いの便を図ることができ、保管スペースを狭くすること
ができ、貨物が軽量であっても梱包した状態で比較的正
確に計測することができる。
【0028】また、フレキシブルシートコンテナ本体を
織物から構成し、第1の組の各側面部を、排出用溝の両
側で、糸の打込本数が増加され、若しくは増強糸が織り
込まれることにより、上記排出用溝に沿って増強し、こ
の増強部に運搬用吊り部材を取り付けることにより、重
量が大きくなるのを防止しながら、第1の組の側面部自
身の強度を向上させるとともに、運搬用吊りベルトの取
付け強度を向上させることができる。したがって、信頼
性を向上させることができる。
【0029】また、第2、第3の組の各側面部を先端に
至るに従い次第に幅狭となる三角形状に形成し、横面縛
り部材を三角形状の頂角部をほぼ二等分するように取り
付けることにより、一本の横面縛り部材により第2、第
3の組の側面部を整然とした形態で連結することができ
る。
【0030】また、運搬用吊り部材および荷降し用吊り
部材としてベルトを用い、第1の組の側面部および底面
部に縫着により取り付けることにより、取り付け作業が
簡単となる。
【0031】また、連結部材として、面ファスナを用
い、また、上面縛り部材および横面縛り部材として、ベ
ルトと、このベルトの先端部に取り付けられた着脱可能
な係止具とから構成することにより、連結作業が簡単と
なり、梱包の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における底開き型フレキシブ
ルシートコンテナを示し、展開した状態の底面図であ
る。
【図2】同底開き型フレキシブルシートコンテナを示
し、貨物を梱包した状態の斜視図である。
【図3】同底開き型フレキシブルシートコンテナにおけ
る連結部材を示す拡大図である。
【図4】同連結部材を示す概略断面図である。
【図5】同底開き型フレキシブルシートコンテナを示
し、運搬時の説明図である。
【図6】同底開き型フレキシブルシートコンテナを示
し、荷降し時の説明図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルシートコンテナ本体 2 底面部 3a、3b 第1の組の側面部 4a、4b 第2の組の側面部 5a、5b 第3の組の側面部 6 排出用溝 7 増強部 9 面ファスナ 13a、13b 運搬用吊りベルト 15a、15b 荷降し用吊りベルト 16a、16b 上面縛りテープ 17a、17b 係止具 18a、18b 横面縛りテープ 19a、19b 横面縛りテープ 20a、20b 係止具 21a、21b 係止具

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形の底面部、この底面部の一方の対向
    辺に連設された第1の組の側面部、これらの各側面部に
    おける上記底面部との連設辺と直角方向の対向辺に連設
    され、上記第1の組の側面部に対して直角方向の側面を
    構成する第2、第3の組の側面部を有し、上記底面部お
    よび第1の組の各側面部の中央部に開放可能な排出用溝
    が連続して形成されたフレキシブルシートコンテナ本体
    と、上記第1の組の各側面部に上記排出用溝の両側で取
    り付けられ、分離可能に連結されて上記排出用溝を閉じ
    ることができる連結部材と、上記第1の組の各側面部に
    上記排出用溝の両側で基部が取り付けられた運搬用吊り
    部材と、上記底面部に上記排出用溝の両側で基部が取り
    付けられた荷降し用吊り部材と、上記第1の組の各側面
    部に取り付けられ、これら側面部間を分離可能に連結す
    る上面縛り部材と、上記第2、第3の各側面部に取り付
    けられ、第2と第3の側面部間を分離可能に連結する横
    面縛り部材とを備えた底開き型フレキシブルシートコン
    テナ。
  2. 【請求項2】 フレキシブルシートコンテナ本体が織物
    から成り、第1の組の各側面部が、排出用溝の両側で、
    糸の打込本数を増加し、若しくは増強糸を織り込むこと
    により、上記排出用溝に沿って増強され、この増強部に
    運搬用吊り部材が取り付けられた請求項1記載の底開き
    型フレキシブルシートコンテナ。
  3. 【請求項3】 第2、第3の組の各側面部が先端に至る
    に従い次第に幅狭となる三角形状に形成され、横面縛り
    部材が三角形状の頂角部をほぼ二等分するように取り付
    けられた請求項1または2記載の底開き型フレキシブル
    シートコンテナ。
  4. 【請求項4】 運搬用吊り部材および荷降し用吊り部材
    がベルトであり、第1組の側面部および底面部に縫着に
    より取り付けられた請求項1ないし3のいずれかに記載
    の底開き型フレキシブルシートコンテナ。
  5. 【請求項5】 連結部材が面ファスナである請求項1な
    いし4のいずれかに記載の底開き型フレキシブルシート
    コンテナ。
  6. 【請求項6】 上面縛り部材および横面縛り部材がベル
    トと、このベルトの先端部に取り付けられた着脱可能な
    係止具とから成る請求項1ないし5のいずれかに記載の
    底開き型フレキシブルシートコンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109465130A (zh) * 2018-11-19 2019-03-15 镇江华驰电器有限公司 一种线缆桥架喷漆输送线中的吊具结构

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