JP2656027B2 - 無杼織機における緯糸検出方法 - Google Patents

無杼織機における緯糸検出方法

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JP2656027B2
JP2656027B2 JP61240763A JP24076386A JP2656027B2 JP 2656027 B2 JP2656027 B2 JP 2656027B2 JP 61240763 A JP61240763 A JP 61240763A JP 24076386 A JP24076386 A JP 24076386A JP 2656027 B2 JP2656027 B2 JP 2656027B2
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敏治 三輪
明生 荒川
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は無杼織機における緯糸検出方法に関し、さら
に詳しくは経糸開口内へ緯入れされた緯糸の有無を検出
する緯糸検出器からの検出信号の処理方法に関するもの
である。
(従来の技術) 一般に、特開昭50−160555号公報あるいは実開昭60−
156192号公報に開示されるように緯糸検出器から出力さ
れる信号は識別回路において予め設定された基準レベル
信号と比較され、所定の機台回転角度範囲において前記
出力信号値が基準レベル信号値以上のときには識別回路
から機台停止信号が出力されるようになっており、この
信号処理はすべてアナログ回路で実現されている。この
ようなアナログ回路上において比較対象とされる基準レ
ベル信号の設定は各種の条件下における実験データから
得られる実際の緯糸検出信号の値に基づいて最大公約数
的に設定されたり、あるいは実開昭60−156192号公報に
開示されるように緯糸検出器からの出力信号値をオシロ
スコープ上で認識しつつ設定されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような人手による基準レベル信号
の設定方法では実際の緯糸有無状況、すなわち変動する
信号ノイズ比(S/N比)に即した識別能力を高めること
は困難であり、しかも状況に応じて基準レベル信号を変
更するにも人手に頼らなければならないという煩雑さ及
び不確実さが避けられない。このような不都合はアナロ
グ回路構成の採用に起因するものであり、アナログ信号
のままで判断処理を行う限りにおいては解消できない。
又、従来の技術として特開昭57−161144号公報の織機
の緯糸検出処理方法が提案されている。これは、緯糸を
検出しこの緯糸検出信号の最小値を所定の期間毎に求め
て追跡し、この最小値とノイズレベルより判定レベルを
演算し、この判定レベルにて前記検出信号を判定するも
のである。
しかし、上記の従来例では、緯糸の供給を一時的に止
めて、糸無し信号を数回サンプリングしてその最大値B
を最大ノイズ信号として求め、これを固定する。そし
て、糸有り信号を数回検出してそのうちの最小値Aと前
記固定された最大ノイズ信号(糸無し信号)とに基づい
てスレッシュホールドレベルXを、X=[(A−B)/
4]+Bなる演算式で求めている。このため判定レベル
Xを適正に求めることができず、検出精度を向上するこ
とができない。このように糸有の検出信号の最小値Aと
糸無信号のノイズレベル(最大値B)よりスレッシュホ
ールドレベルXを演算すると、該最小値Aが低い場合に
判定レベルXも低くなり、ノイズレベル(最大値B)と
判定レベルXが接近し過ぎて、ノイズレベル(最大値
B)を検出信号と判断する可能性がある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで、本発明では、緯糸検出器から出力されるアナ
ログ信号を検出信号としてのデジタル信号に変換して、
緯糸の有無に対応するデジタル信号識別機能を備えたデ
ジタル信号処理回路に入力し、このデジタル信号を設定
された基準レベル信号と比較して緯入れされた緯糸の有
無を判断する無杼織機における緯糸検出方法において、
前記緯糸検出器からの検出信号を前記デジタル信号処理
回路に入力し、初期基準レベル信号と所定の機台回転角
度範囲に設定された緯糸検出時期の検出信号とを比較し
て緯糸の有無を判断し、機台運転中の所定回転における
前記緯糸検出時期の検出信号の最大点の平均値と、前記
緯糸検出時期以外の時期におけるノイズ検出信号の最大
点の平均値とに基づいて前記初期基準レベル信号を変更
設定し、その後は変更後の基準レベル信号と前記緯糸検
出時期における検出信号とを比較して緯糸の有無を判断
すると共に前記変更設定動作を繰り返して前記変更後の
基準レベル信号を順次変更設定していくようにした。
(作用) すなわち、緯糸検出器から出力されるアナログ信号を
デジタル信号に変換することにより、入力されるデジタ
ル信号に基づいて緯糸有無識別用の基準レベル信号の設
定の設定制御を可能とする前記デジタル信号処理回路が
検出された前記変換デジタル信号を識別する。
又、基準レベル信号と前記緯糸検出時期における検出
信号とが比較されて、緯糸の有無が判断される。さら
に、前記緯糸検出時期の検出信号の最大点の平均値と、
前記緯糸検出時期以外の検出信号の最大点の平均値に基
づいて前記基準レベル信号が変更設定される。このた
め、適正な基準レベル信号が得られ、緯糸の有無の検出
精度が向上する。
(実施例) 以下、本発明をエアジェットルームに具体化した一実
施例を第1,2図に基づいて説明する。
この実施例では緯糸検出器はスレイ1上に立設された
ガイド型緯糸検出体2の案内孔2aを挟んで対向配置され
た投光素子3と受光素子4とからなり、投光素子4から
投射される定常光を受光素子4にて光電変換することに
より図示しない緯入れ用メインノズルからエアとともに
図示しない緯糸ガイド部材の案内孔列内へ緯入れされた
緯糸Yを検出する。受孔素子4から出力される検出信号
は増幅回路5及びアナログ−デジタル変換回路(以下、
A/D変換回路と表す)6を介してデジタル信号処理回路
7に入力される。受光素子4から出力される信号Sa1は
第2図(a)に示すようにアナログ信号であり、第2図
(b)に示すようにアナログ信号Sa1はアナログ状態で
信号Sa2に増幅される。増幅されたアナログ信号Sa2は第
2図(c)に示すようにデジタル信号Sd1に変換され、
デジタル信号処理回路7に入力される。
デジタル信号処理回路7はマイクロプロセッサあるい
はデジタルシグナルプロセッサであり、緯糸有無識別用
の初期基準レベル信号L1値が入力設定されているととも
に、入力されるデジタル信号に対するデジタル信号処理
プログラムが予め入力設定されている。前記初期基準レ
ベル信号L1の設定は従来の項で述べたように、各種の条
件下における実験データから得られる実際の緯糸検出信
号の値に基づいて最大公約数に設定される。
さて、織機運転に伴い、デジタル信号処理回路7は入
力される変換デジタル信号Sd1と初期基準レベル信号L1
値とを緯糸検出時期として設定された所定の機台回転角
度範囲〔α,β〕内で比較し、第2図(c)に示すよう
に初期基準レベル信号L1値を越える信号部Sd(Y)があ
れば緯糸有と判断する。変換デジタル信号Sd値が初期基
準レベル信号L1値を越えなければ緯糸無と判断し、機台
駆動モータMに機台停止信号を発信する。従って、前記
機台回転角度範囲〔α,β〕内の信号部Sd(N)はノイ
ズと判断される。又、デジタル信号処理回路7は、機台
m回転中における信号部Sd(Y)は最大点P(MAX)の
m個からなる母集団の平均値μ及び機台回転角度範囲
〔α,β〕外の信号部sd(n)の最大点p(max)のm
個からなる母集団の平均値νを記憶し、両平均値μ,ν
から初期基準レベル信号L1を変更設定してゆく。この遂
行過程において前記母集団中の両信号部Sd(Y)及びsd
(n)における最先の最大点データに代えて新たな最大
点データが加えられてゆき、新たな平均値が計算設定さ
れてゆく。第2図(d)に示す変換デジタル信号Sd2は
第2図(c)の変換デジタル信号Sd1に比して低レベル
側に移行しており、これに基づいてデジタル信号処理回
路7で変更設定された基準レベル信号L2値が初期基準レ
ベル信号L1値より下がっている。すなわち、基準レベル
信号は実際の信号ノイズ比(S/N比)に応じて適正に変
更設定されてゆき、実際の緯糸存在状況に応じた高い緯
糸検出能力の維持が可能である。もちろん、外乱光ある
いは糸種類に起因するS/N比変移、風綿付着あるいは経
時変化に起因する光電変換性能の変動に対しても同様の
対応が可能である。
さらに、デジタル信号処理回路7は、異常と見なされ
るような基準レベル信号変動が生じた場合には表示装置
8に表示指令を出力し、緯入れ異常を警報する。これに
より検出異常への対処が可能である。
このような緯糸検出能力の向上及び異常警報は、制御
自由度の高いマイクロプロセッサあるいはデジタルシグ
ナルプロセッサへの入力データとして必要とされるデジ
タル信号に緯糸検出器から出力されるアナログ信号を変
換することにより得られるものであり、前記のようなデ
ジタル信号処理プログラム以外にも例えば緯糸有検出信
号部Sd(Y)の波形を基準レベル信号値以上の信号点の
個数から判断する波形判断プログラム等を組み込んだり
することも可能である。従って、緯糸有無識別感度調整
の自動化、検出異常原因の判断表示を行なうといったプ
ログラム変更による機能拡張及び追加等を比較的自由に
行なうことができ、しかも各織機間の緯糸検出性能のば
らつきも少なくなる。
本発明はもちろん前記実施例にのみ限定されるもので
はなく、例えば第3図に示すように変調光を用いた緯糸
検出においても適用可能である。第3図(a)に示すよ
うに変調されたアナログ信号Sa′1は第3図(b)に示
すように増幅され、この増幅されたアナログ信号Sa′2
が第3図(c)に示すように検波処理を受ける。そし
て、検波されたアナログ信号Sa′3が第3図(d)に示
すようにデジタル信号Sd′に変換され、前記実施例と同
様に変換デジタル信号Sd′と基準レベル信号L′とがデ
ジタル信号処理回路において比較される。
又、本発明において検出される緯糸信号は集中管理制
御装置等に入力してそのデータの解析、蓄積を行うこと
も容易にできる。
発明の効果 以上詳述したように本発明では、制御自由度の高いデ
ジタル信号処理回路への入力データとして必要とされる
デジタル信号に緯糸検出器からのアナログ信号を変換し
たので、緯糸有無の検出性能の向上を図り得るという優
れた効果を奏する。
又、本発明では所定の機台回転角度範囲に設定された
緯糸検出時期の検出信号の最大点の平均値と、前記緯糸
検出時期以外の検出信号の最大点の平均値に基づいて適
正な基準レベル信号を得ることができ、緯糸の有無の検
出精度を向上することができる。
さらに、本発明では初期基準レベル信号と所定の機台
回転角度範囲に設定された緯糸検出時期の検出信号とを
比較して緯糸の有無を判断し、機台運転中の所定回転に
おける前記緯糸検出時期の検出信号の最大点の平均値
と、前記緯糸検出時期以外の時期におけるノイズ検出信
号の最大点の平均値とに基づいて前記初期基準レベル信
号を変更設定するようにした。このため、外乱光あるい
は糸種類に起因するS/N比変位、風綿付着あるいは経時
変化に起因する光電変換性能の変動に対しても実際の緯
糸存在状況に応じた高い緯糸検出能力の維持が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を具体化した一実施例を示すブロック回
路図、第2図(a),(b),(c),(d)はいずれ
も検出信号の処理方法を示すグラフ、第3図(a),
(b),(c),(d)はいずれも検出信号の処理方法
の別例を示すグラフである。 緯糸検出器を構成する投光素子3及び受光素子4、A/D
変換回路6、デジタル信号処理回路7、緯糸Y。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−161143(JP,A) 特開 昭58−208446(JP,A) 特開 昭57−161144(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸検出器から出力されるアナログ信号を
    検出信号としてのデジタル信号に変換して、緯糸の有無
    に対応するデジタル信号識別機能を備えたデジタル信号
    処理回路に入力し、このデジタル信号を設定された基準
    レベル信号と比較して緯入れされた緯糸の有無を判断す
    る無杼織機における緯糸検出方法において、前記緯糸検
    出器からの検出信号を前記デジタル信号処理回路に入力
    し、初期基準レベル信号と所定の機台回転角度範囲に設
    定された緯糸検出時期の検出信号とを比較して緯糸の有
    無を判断し、機台運転中の所定回転における前記緯糸検
    出時期の検出信号の最大点の平均値と、前記緯糸検出時
    期以外の時期におけるノイズ検出信号の最大点の平均値
    とに基づいて前記初期基準レベル信号を変更設定し、そ
    の後は変更後の基準レベル信号と前記緯糸検出時期にお
    ける検出信号とを比較して緯糸の有無を判断すると共に
    前記変更設定動作を繰り返して前記変更後の基準レベル
    信号を順次変更設定していく無杼織機における緯糸検出
    方法。
JP61240763A 1986-10-09 1986-10-09 無杼織機における緯糸検出方法 Expired - Lifetime JP2656027B2 (ja)

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