JP2653166B2 - アレーアンテナ - Google Patents

アレーアンテナ

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JP2653166B2
JP2653166B2 JP9483589A JP9483589A JP2653166B2 JP 2653166 B2 JP2653166 B2 JP 2653166B2 JP 9483589 A JP9483589 A JP 9483589A JP 9483589 A JP9483589 A JP 9483589A JP 2653166 B2 JP2653166 B2 JP 2653166B2
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健一 針生
勇 千葉
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は,直線偏波の電波を送信あるいは受信する
ためのアレーアンテナに関するものである。
[従来の技術] 第7図は,例えば電子通信学会論文誌,堀口,石曽
根,虫明:「広角走査を目的とした球面配列アンテナの
走査特性」,1982/2,vol.J65−B,no.2,pp.245〜252に開
示されたアレーアンテナの構成を示す図である。図にお
いて,(1)は素子アンテナ,(2)は直線偏波であ
る。第7図に示す従来のアレーアンテナにおいては,素
子アンテナ(1)は球面上に配列された構成をしてい
る。ところで,各素子アンテナ(1)に対し,特性の方
向で直線偏波(2)の方向が合うように各素子アンテナ
を設定したとしても,他の方向では直線偏波(2)は合
わない。
[発明が解決しようとする課題] 従来のアレーアンテナでは,各素子アンテナ(1)の
直線偏波(2)の方向は固定されているので,ビーム走
査により各素子アンテナ(1)から放射される直線偏波
(2)の方向が合わないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので,主ビームがどのような方向にあっても各素
子アンテナから放射される直線偏波の方向が合うように
したアレーアンテナを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係るアレーアンテナは,各素子アンテナか
ら放射される直線偏波の方向をディジタル化,すなわ
ち,その方向を360゜/2n(nは正の整数)でディジタル
化し制御する偏波制御回路を備えたものである。
[作用] この発明におけるアレーアンテナの偏波制御回路は,
各素子アンテナから放射される直線偏波の方向を360゜/
2n(nは正の整数)の刻みで制御することにより,所望
の方向に直線偏波の方向を合わせることができる。
[発明の実施例] 以下,この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の一実施例の構成図である。図にお
いて,(1),(2)は上記従来のものと同一である。
素子アンテナ(1)は球面上に配列された構成をしてお
り,さらに,各素子アンテナ(1)から放射される直線
偏波(2)の方向は空間で合っている。そして,ビーム
走査に対応して,各素子アンテナ(1)から放射される
直線偏波(2)の方向を360゜/2n(nは正の整数)の刻
みで変えることができるようになっている。
第2図は第1図のアレーアンテナにおいて,直線偏波
の方向を可変するために可変電力分配器を用いた偏波制
御回路の一実施例を示す図である。図において,(3)
は2分配器,(4a),(4b)は移相器,(5)は90゜ハ
イブリッド,(6)は可変電力分配器である。
第2図において,端子Aから矢印で示す方向へ入射し
た振幅1の電力は2分配器(3)で等分され、移相器
(4a),(4b)に至る。移相器(4a)の位相量をφ,移
相器(4b)の位相量を90゜−φとする時,90゜ハイブリ
ッド(5)を通った後の端子B,Cに至る電力はそれぞれs
in2φ,cos2φとなる。従って,可変電力分配器(6)で
の損失はなく,また,端子B,Cでの位相は同相である。
第3図は第2図の可変電力分配器(6)を用いた素子
アンテナ(方形パッチアンテナ)の構成を示す斜視図で
ある。図において,(6)は可変電力分配器,(7)は
放射導体,(8)は誘導体,(9)は地導体,(10)は
給電線である。第3図に示すような素子アンテナにおい
て,端子Aから入射した電力は可変電力分配器(6)を
通り,端子B,Cに至る。端子B,Cの位置を直交する二つの
直線偏波の電波を放射する位置に設置することにより,
直線偏波の方向を可変にできる。第2図において,移相
器(4a),(4b)の位相量を360゜/2n(nは正の整数)
の刻みで変化させることにより,直線偏波の方向はその
刻みで変化させる。
第4図は各素子アンテナの直線偏波の方向をビット化
した時の利得の変化を示す。ビット化する前の状態は次
の通りである。すなわち,第7図の従来のアレーアンテ
ナで,ブロードサイド方向で放射電力が零になるよう
に,すなわち,天頂の素子アンテナ(1)を通るように
スイカの輪切りを行った時にできる曲線に沿って各素子
アンテナの直線偏波(2)を配列した状態である。図よ
り,4ビット以上にすると利得の低下はほとんどないが,3
ビット以下でも偏波制御しない初期の状態(上記のよう
に,放射電力が零)に比べると偏波の方向はほぼ合って
いると言える。第5図,第6図は,それぞれ,1ビット,2
ビットで偏波制御した場合の放射パターンを示す。図
中,破線はビット化しないでアナログで直線偏波の方向
を合わせた場合の放射パターンである。放射パターンに
関しては,2ビット以上で制御すれば,アナログ制御の場
合とあまり変わらない放射パターンが得られることがわ
かる。なお,第4図〜第6図は半球面アレーの場合の結
果であり,部分球面アレーあるいは曲率の大きい曲面ア
レーの場合には3ビット以下でも偏波制御の効果は大き
い。
実施例では,素子アンテナの直線偏波の方向を制御す
る偏波制御回路としては可変電力分配器を用いた場合に
ついて説明したが,スイッチを用いて偏波の方向を切り
替えてもよい。また,素子アンテナは円形ではなく,方
形のパッチアンテナでもよい。
[発明の効果] 以上のように,この発明のアレーアンテナでは,素子
アンテナの直線偏波の方向をディジタルに変化させるこ
とにより,偏波の方向を合わせることができ,これをレ
ーダ用のアンテナとして用いる時,その効果は著しく大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例であるアレーアンテナの構
成を示す図,第2図は素子アンテナの直線偏波の方向を
制御するための偏波制御回路の実施例を示す図,第3図
は素子アンテナの給電を示す図,第4図は直線偏波の方
向をビット化した時の利得の変化を示す図,第5図,第
6図は.それぞれ1ビット,2ビットで直線偏波の方向を
制御した場合の放射パターンを示す図,第7図は従来の
アレーアンテナを示す図である。 図において,(1)は素子アンテナ,(2)は直線偏
波,(3)は2分配器,(4a),(4b)は移相器,
(5)は90゜ハイブリッド,(6)は可変電力分配器,
(7)は放射導体,(8)は誘電体,(9)は地導体,
(10)は給電線である。 なお,図中,同一符号は同一,又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真野 清司 神奈川県鎌倉市大船5丁目1番1号 三 菱電機株式会社情報電子研究所内 (56)参考文献 特開 昭49−84153(JP,A) 特開 昭62−203401(JP,A) 特開 昭62−203403(JP,A) IEE Conf.Publ.(In st.Electro.Eng.)N o.219P.154−157 1983

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲面上に配列した直線偏波の電波を送信あ
    るいは受信する複数個の素子アンテナと,各素子アンテ
    ナにつながれた移相器と,電力を分配する電力分配器と
    からなるアレーアンテナにおいて,各素子アンテナの直
    線偏波の方向が360゜/2n(nは正の整数)の刻みで変化
    するように制御する偏波制御回路を設けたことを特徴と
    するアレーアンテナ。
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