JP2647450B2 - ピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンの製法 - Google Patents
ピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンの製法Info
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- JP2647450B2 JP2647450B2 JP63222577A JP22257788A JP2647450B2 JP 2647450 B2 JP2647450 B2 JP 2647450B2 JP 63222577 A JP63222577 A JP 63222577A JP 22257788 A JP22257788 A JP 22257788A JP 2647450 B2 JP2647450 B2 JP 2647450B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、イサト酸無水物をピラゾロンと反応させる
ことによるピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンの新規な製
法に関する。
ことによるピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンの新規な製
法に関する。
イサト酸無水物を3−メチルピラゾール−5−オンと
溶融状で又は高沸点溶剤中で200〜250℃の温度で反応さ
せることによる、2−メチルピラゾロ〔5.1−b〕キナ
ゾロンの製法は既知である(アンゲヴアンテ・ヘミー74
巻839頁1962年参照)。J.Heterocyol.Chem.18巻117頁19
81年及びJ.Med.Chem.24巻735頁1981年によれば、他のピ
ラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンの製造が知られている。
出発物質としては同様にイサト酸無水物とピラゾロンが
用いられる。この場合反応は溶剤としてのN,N−ジメチ
ルホルムアミド中で、塩基としての水素化ナトリウムの
存在下に−10〜0℃の温度で行われる。
溶融状で又は高沸点溶剤中で200〜250℃の温度で反応さ
せることによる、2−メチルピラゾロ〔5.1−b〕キナ
ゾロンの製法は既知である(アンゲヴアンテ・ヘミー74
巻839頁1962年参照)。J.Heterocyol.Chem.18巻117頁19
81年及びJ.Med.Chem.24巻735頁1981年によれば、他のピ
ラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンの製造が知られている。
出発物質としては同様にイサト酸無水物とピラゾロンが
用いられる。この場合反応は溶剤としてのN,N−ジメチ
ルホルムアミド中で、塩基としての水素化ナトリウムの
存在下に−10〜0℃の温度で行われる。
この両方法とも工業的規模の生産には適しない。反応
を溶融物中又は高沸点溶剤中できわめて高い温度で行い
うるようにするために、特別の条件が必要である。その
ほか塩基としての水素化ナトリウムの使用には安全性そ
の他の問題がある。
を溶融物中又は高沸点溶剤中できわめて高い温度で行い
うるようにするために、特別の条件が必要である。その
ほか塩基としての水素化ナトリウムの使用には安全性そ
の他の問題がある。
本発明の課題は、工業的に容易に入手しうる原料物質
から出発して、目的物質を大きい工業的費用なしに良好
な収率で提供しうるピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンの
製法を開発することであつた。
から出発して、目的物質を大きい工業的費用なしに良好
な収率で提供しうるピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンの
製法を開発することであつた。
本発明は、次式 (R1、R2及びR3は後記の意味を有する)のイサト酸無水
物を次式 (Xは後記の意味を有する)のピラゾロンと、不活性有
機溶剤中で100〜180℃の温度で反応させ、同時に反応に
より生成した水を共沸蒸留することを特徴とする、次式 (R1、R2及びR3は同一でも異なつてもよく、互いに無関
係に水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4−アルコキシ基、
ニトロ基、C1〜C4−アルキル基、トリフルオルメチル
基、カルボキシ基、シアノ基、カルバモイル基、C1〜C4
−モノ−もしくはジアルキルカルバモイル基、フエニル
カルバモイル基、スルフアモイル基、C1〜C4−モノ−も
しくはジアルキルスルフアモイル基、フエニルスルフア
モイル基、ヒドロキシスルホニル基又はC1〜C4−アルカ
ノイルアミノ基、XはC1〜C4−アルキル基又は置換され
ていてもよいフエニル基を意味する)のピラゾロ〔5.1
−b〕キナゾロンの製法である。
物を次式 (Xは後記の意味を有する)のピラゾロンと、不活性有
機溶剤中で100〜180℃の温度で反応させ、同時に反応に
より生成した水を共沸蒸留することを特徴とする、次式 (R1、R2及びR3は同一でも異なつてもよく、互いに無関
係に水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4−アルコキシ基、
ニトロ基、C1〜C4−アルキル基、トリフルオルメチル
基、カルボキシ基、シアノ基、カルバモイル基、C1〜C4
−モノ−もしくはジアルキルカルバモイル基、フエニル
カルバモイル基、スルフアモイル基、C1〜C4−モノ−も
しくはジアルキルスルフアモイル基、フエニルスルフア
モイル基、ヒドロキシスルホニル基又はC1〜C4−アルカ
ノイルアミノ基、XはC1〜C4−アルキル基又は置換され
ていてもよいフエニル基を意味する)のピラゾロ〔5.1
−b〕キナゾロンの製法である。
これら式中のアルキル基は直鎖状でも分岐状でもよ
い。
い。
式I及びIIIの置換フエニル基の置換基は、例えばC1
〜C4−アルキル基、C1〜C4−アルコキシ基、ハロゲン原
子特に弗素原子、塩素原子又は臭素原子、ニトロ基又は
シアノ基である。
〜C4−アルキル基、C1〜C4−アルコキシ基、ハロゲン原
子特に弗素原子、塩素原子又は臭素原子、ニトロ基又は
シアノ基である。
R1、R2、R3及びXは例えば次の基である。メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル又
は二級ブチル。
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル又
は二級ブチル。
Xはさらに例えば次の基を意味する。フエニル、2−
メチルフエニル、4−メチルフエニル、4−エチルフエ
ニル、4−プロピルフエニル、4−イソプロピルフエニ
ル、2,4−ジメチルフエニル、2−メトキシフエニル、
4−エトキシフエニル、4−イソプロポキシフエニル、
4−ブトキシフエニル、2,6−ジメトキシフエニル、4
−フルオルフエニル、4−クロルフエニル、4−ブロム
フエニル、2,4−ジクロルフエニル、2−又は3−ニト
ロフエニル又は3−又は4−シアノフエニル。
メチルフエニル、4−メチルフエニル、4−エチルフエ
ニル、4−プロピルフエニル、4−イソプロピルフエニ
ル、2,4−ジメチルフエニル、2−メトキシフエニル、
4−エトキシフエニル、4−イソプロポキシフエニル、
4−ブトキシフエニル、2,6−ジメトキシフエニル、4
−フルオルフエニル、4−クロルフエニル、4−ブロム
フエニル、2,4−ジクロルフエニル、2−又は3−ニト
ロフエニル又は3−又は4−シアノフエニル。
R1、R2及びR3はそのほか例えば次の原子及び基を意味
する。F、Cl、Br、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、二級ブトキ
シ、モノ−又はジメチルカルバモイル、モノ−又はジエ
チルカルバモイル、モノ−又はジプロピルカルバモイ
ル、モノ−又はジイソプロピルカルバモイル、モノ−又
はジブチルカルバモイル、N−メチル−N−エチルカル
バモイル、モノ−又はジメチルスルフアモイル、モノ−
又はジエチルスルフアモイル、モノ−又はジプロピルス
ルフアモイル、モノ−又はジイソプロピルスルフアモイ
ル、モノ−又はジブチルスルフアモイル、N−メチル−
N−エチルスルフアモイル、ホルミルアミノ、アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ又はイソ
ブチリルアミノ。
する。F、Cl、Br、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、二級ブトキ
シ、モノ−又はジメチルカルバモイル、モノ−又はジエ
チルカルバモイル、モノ−又はジプロピルカルバモイ
ル、モノ−又はジイソプロピルカルバモイル、モノ−又
はジブチルカルバモイル、N−メチル−N−エチルカル
バモイル、モノ−又はジメチルスルフアモイル、モノ−
又はジエチルスルフアモイル、モノ−又はジプロピルス
ルフアモイル、モノ−又はジイソプロピルスルフアモイ
ル、モノ−又はジブチルスルフアモイル、N−メチル−
N−エチルスルフアモイル、ホルミルアミノ、アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ又はイソ
ブチリルアミノ。
Xがメチル基又はフエニル基、R1、R2及びR3が水素原
子、ニトロ基、メトキシ基、フエニルスルフアモイル
基、塩素原子又は臭素原子を意味する式Iの化合物を製
造することが特に好ましい。
子、ニトロ基、メトキシ基、フエニルスルフアモイル
基、塩素原子又は臭素原子を意味する式Iの化合物を製
造することが特に好ましい。
本発明の方法は、不活性有機溶剤中で、100〜180℃特
に120〜160℃の温度で行われる。一般に常圧で操作する
が、場合によつては5バールまでの加圧で反応を行うこ
とも有利である。
に120〜160℃の温度で行われる。一般に常圧で操作する
が、場合によつては5バールまでの加圧で反応を行うこ
とも有利である。
不活性溶剤としては、特にキシロール、ジクロルベン
ゾール、ニトロベンゾール又は安息香酸メチルエステル
が役立つ。普通はイサト酸無水物IIの1重量部に対し、
3〜10重量部の溶剤が用いられる。
ゾール、ニトロベンゾール又は安息香酸メチルエステル
が役立つ。普通はイサト酸無水物IIの1重量部に対し、
3〜10重量部の溶剤が用いられる。
イサト酸無水物IIとピラゾロンIIIは、普通は1.2:1な
いし0.8:1のモル比で使用する。本発明方法は式IIIのピ
ラゾロンに対し1〜50重量%好ましくは5〜30重量%特
に10〜20重量%の無水の炭酸ナトリウム又は炭酸カリウ
ムの存在下で行うこともできる。
いし0.8:1のモル比で使用する。本発明方法は式IIIのピ
ラゾロンに対し1〜50重量%好ましくは5〜30重量%特
に10〜20重量%の無水の炭酸ナトリウム又は炭酸カリウ
ムの存在下で行うこともできる。
新規方法は好ましくは次のように実施する。不活性溶
剤及びピラゾロンIIIを用意し、撹拌しながら前記の必
要温度に加熱し、イサト酸無水物IIを添加する。炭酸ガ
ス発生の終了後、反応混合物を場合により触媒を添加し
たのち、必要温度で普通は1〜10時間撹拌する。その際
同時に反応により生成した水を、共沸蒸留により反応混
合物から除去する。牽引剤としては不活性溶剤が役立
つ。イサト酸無水物IIとピラゾロンIIIは水性ペースト
として使用することもでき、その水は反応と共に共沸に
より反応混合物から留去される。反応中に留出した溶剤
は、場合により新溶剤又は再生溶剤の形で、反応に使用
できる。
剤及びピラゾロンIIIを用意し、撹拌しながら前記の必
要温度に加熱し、イサト酸無水物IIを添加する。炭酸ガ
ス発生の終了後、反応混合物を場合により触媒を添加し
たのち、必要温度で普通は1〜10時間撹拌する。その際
同時に反応により生成した水を、共沸蒸留により反応混
合物から除去する。牽引剤としては不活性溶剤が役立
つ。イサト酸無水物IIとピラゾロンIIIは水性ペースト
として使用することもでき、その水は反応と共に共沸に
より反応混合物から留去される。反応中に留出した溶剤
は、場合により新溶剤又は再生溶剤の形で、反応に使用
できる。
次式 (式中の記号は前記の意味を有する)の開環した中間生
成物を経由する反応の終了後、生成したピラゾロ〔5.1
−b〕キナゾロン(I)を分離し、溶剤、メタノール及
び温水で順次洗浄したのち乾燥する。
成物を経由する反応の終了後、生成したピラゾロ〔5.1
−b〕キナゾロン(I)を分離し、溶剤、メタノール及
び温水で順次洗浄したのち乾燥する。
溶剤を水蒸気蒸留により除去することも可能で、その
場合目的物質は水性懸濁液から分離する。夾雑物は7以
上のpHで溶液中に移行し、過では除去できない。
場合目的物質は水性懸濁液から分離する。夾雑物は7以
上のpHで溶液中に移行し、過では除去できない。
連続法でも非連続法でも行われる本発明の方法によつ
て、目的のピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンが、大きい
技術的費用を要しないで良好な収率で得られる。合成に
用いられた溶剤は、一般に再生(蒸留)したのち再使用
できる。
て、目的のピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンが、大きい
技術的費用を要しないで良好な収率で得られる。合成に
用いられた溶剤は、一般に再生(蒸留)したのち再使用
できる。
ピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンは、染料及び顔料を
合成するための価値の高い中間体である。
合成するための価値の高い中間体である。
実施例1 3−メチルピラゾール−5−オン100gをキシロール10
00gに添加し、115℃に加熱したのち、5−クロルイサト
酸無水物200gを徐々に添加する。炭酸ガス発生の終了
後、20分間撹拌し、次いで140℃に加熱し、この温度を
反応水が留出しなくなるまで保持する。次いで70℃に冷
却し、過し、まずメタノール550gで、続いて温水で洗
浄したのち乾燥すると、次式の無色粉末が200g得られ
る。
00gに添加し、115℃に加熱したのち、5−クロルイサト
酸無水物200gを徐々に添加する。炭酸ガス発生の終了
後、20分間撹拌し、次いで140℃に加熱し、この温度を
反応水が留出しなくなるまで保持する。次いで70℃に冷
却し、過し、まずメタノール550gで、続いて温水で洗
浄したのち乾燥すると、次式の無色粉末が200g得られ
る。
実施例2 3−フエニルピラゾール−5−オン160gをキシロール
750gに添加し、115℃に加熱したのち、イサト酸無水物1
60gを徐々に添加する。炭酸ガス発生の終了後20分間撹
拌し、次いで140℃に加熱し、この温度を6時間保持す
る。次いで95℃に冷却し、水1000mlで希釈し、溶剤を水
蒸気蒸留により留去する。残留物を水2000mlで希釈し、
50%苛性ソーダ液40gを添加して1時間撹拌する。次い
で過し、水で中性になるまで洗浄したのち乾燥する
と、次式の帯黄色粉末が220g得られる。
750gに添加し、115℃に加熱したのち、イサト酸無水物1
60gを徐々に添加する。炭酸ガス発生の終了後20分間撹
拌し、次いで140℃に加熱し、この温度を6時間保持す
る。次いで95℃に冷却し、水1000mlで希釈し、溶剤を水
蒸気蒸留により留去する。残留物を水2000mlで希釈し、
50%苛性ソーダ液40gを添加して1時間撹拌する。次い
で過し、水で中性になるまで洗浄したのち乾燥する
と、次式の帯黄色粉末が220g得られる。
実施例3 3−メチルピラゾール−5−オン100g及び6−クロル
イサト酸無水物200gを、ニトロベンゾール700g中で150
℃に4時間加熱する。次いで80℃に冷却し、過し、残
留物をメタノール500g及び温水3000mlで順次洗浄したの
ち乾燥すると、次式の無色粉末が195g得られる。
イサト酸無水物200gを、ニトロベンゾール700g中で150
℃に4時間加熱する。次いで80℃に冷却し、過し、残
留物をメタノール500g及び温水3000mlで順次洗浄したの
ち乾燥すると、次式の無色粉末が195g得られる。
実施例4 3−メチルピラゾール−5−オン50gをキシロール350
gに添加し、115℃に加熱し、イサト酸無水物80gを徐々
に添加し、炭酸ガス発生が終了するまで撹拌する。次い
で無水炭酸ナトリウム10gを添加し、135℃に加熱し、反
応水が移行しなくなるまで撹拌する。次いで100℃に冷
却し、水200mlを添加し、キシロールを水蒸気により除
去する。水性懸濁液を70℃に冷却し、96%硫酸5gを加え
てpHを7〜7.5となし、過し、流出液が無色になるま
で温水で洗浄したのち乾燥すると、次式の物質が85g得
られる。
gに添加し、115℃に加熱し、イサト酸無水物80gを徐々
に添加し、炭酸ガス発生が終了するまで撹拌する。次い
で無水炭酸ナトリウム10gを添加し、135℃に加熱し、反
応水が移行しなくなるまで撹拌する。次いで100℃に冷
却し、水200mlを添加し、キシロールを水蒸気により除
去する。水性懸濁液を70℃に冷却し、96%硫酸5gを加え
てpHを7〜7.5となし、過し、流出液が無色になるま
で温水で洗浄したのち乾燥すると、次式の物質が85g得
られる。
実施例5 3−メチルピラゾール−5−オン100g及び4−クロル
イサト酸無水物200gを、ジクロルベンゾール800g中で15
5℃に3時間加熱する。80℃に冷却したのち過し、メ
タノール500g及び温水3000mlで順次洗浄したのち乾燥す
ると、次式の無色粉末が180g得られる。
イサト酸無水物200gを、ジクロルベンゾール800g中で15
5℃に3時間加熱する。80℃に冷却したのち過し、メ
タノール500g及び温水3000mlで順次洗浄したのち乾燥す
ると、次式の無色粉末が180g得られる。
実施例6 3−メチルピラゾール−5−オン200gを安息香酸メチ
ルエステル1500gに添加し、撹拌しながら115℃に加熱
し、3,5−ジクロルイサト酸無水物300gを徐々に添加す
る。反応水を留去しながら170℃で3時間撹拌したの
ち、90℃に冷却し、過し、メタノール1000g及び温水3
000mlで順次洗浄したのち乾燥すると、次式の淡色粉末
が250g得られる。
ルエステル1500gに添加し、撹拌しながら115℃に加熱
し、3,5−ジクロルイサト酸無水物300gを徐々に添加す
る。反応水を留去しながら170℃で3時間撹拌したの
ち、90℃に冷却し、過し、メタノール1000g及び温水3
000mlで順次洗浄したのち乾燥すると、次式の淡色粉末
が250g得られる。
同様に得られる化合物を、反応条件及び収率と共に下
記表に示す。
記表に示す。
Claims (3)
- 【請求項1】次式 (R1、R2及びR3は後記の意味を有する)のイサト酸無水
物を次式 (Xは後記の意味を有する)のピラゾロンと、不活性有
機溶剤中で100〜180℃の温度で反応させ、同時に反応に
より生成した水を共沸蒸留することを特徴とする、次式 (R1、R2及びR3は同一でも異なつてもよく、互いに無関
係に水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4−アルコキシ基、
ニトロ基、C1〜C4−アルキル基、トリフルオルメチル
基、カルボキシ基、シアノ基、カルバモイル基、C1〜C4
−モノ−もしくはジアルキルカルバモイル基、フエニル
カルバモイル基、スルフアモイル基、C1〜C4−モノ−も
しくはジアルキルスルフアモイル基、フエニルスルフア
モイル基、ヒドロキシスルホニル基又はC1〜C4−アルカ
ノイルアミノ基、XはC1〜C4−アルキル基又は置換され
ていてもよいフエニル基を意味する)のピラゾロ〔5.1
−b〕キナゾロンの製法。 - 【請求項2】触媒量の無水の炭酸ナトリウム又は炭酸カ
リウムの存在下に反応を行うことを特徴とする、第1請
求項に記載の方法。 - 【請求項3】溶剤としてのキシロール、ジクロルベンゾ
ール、ニトロベンゾール又は安息香酸メチルエステルの
中で反応を行うことを特徴とする、第1請求項に記載の
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3730536.0 | 1987-09-11 | ||
DE3730536 | 1987-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6471879A JPS6471879A (en) | 1989-03-16 |
JP2647450B2 true JP2647450B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=6335786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63222577A Expired - Fee Related JP2647450B2 (ja) | 1987-09-11 | 1988-09-07 | ピラゾロ〔5.1−b〕キナゾロンの製法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5028705A (ja) |
EP (1) | EP0306876B1 (ja) |
JP (1) | JP2647450B2 (ja) |
DE (1) | DE3854027D1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6011052A (en) * | 1996-04-30 | 2000-01-04 | Warner-Lambert Company | Pyrazolone derivatives as MCP-1 antagonists |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1242863A (en) * | 1968-05-10 | 1971-08-18 | Pharmacia As | 2,3-DIHYDRO-5H-THIAZOLO[2,3-b]QUINAZOLINES AND PROCESSES FOR THE PREPARATION THEREOF |
US3883524A (en) * | 1972-06-08 | 1975-05-13 | Hoechst Co American | Quinazoline derivatives |
US4261997A (en) * | 1980-01-11 | 1981-04-14 | Warner-Lambert Company | 4-Alkyl-pyrazolo[5,1-b]-quinazolin-9(4H)-ones and anti-allergic compositions containing them |
US4247555A (en) * | 1980-01-11 | 1981-01-27 | Warner-Lambert Company | 4,9-Dihydro-9-oxo-N-1H-tetrazol-5-yl-pyrazolo[5,1-b]-quinazoline-2-carboxamides and antiallergic compositions and methods using them |
US4261996A (en) * | 1980-01-11 | 1981-04-14 | Warner-Lambert Company | Pyrazolo[5,1-b]quinazolin-9-(4H)-ones and anti-allergic pharmaceutical compositions containing them |
DE3065963D1 (en) * | 1979-01-24 | 1984-02-02 | Warner Lambert Co | Pyrazolo (5,1-b) quinazolin-9(4h)-one derivatives, process for their preparation and pharmaceutical compositions containing them |
US4303795A (en) * | 1979-07-11 | 1981-12-01 | E. R. Squibb & Sons, Inc. | Substituted β-anilino-γ-methoxy-crotonates |
EP0306866B1 (de) * | 1987-09-11 | 1993-03-03 | BASF Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung von Pyrazolo [5,1-b] chinazolonen |
-
1988
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