JP2647010B2 - 無線選択呼出受信機の間欠受信回路 - Google Patents

無線選択呼出受信機の間欠受信回路

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JP2647010B2
JP2647010B2 JP6185574A JP18557494A JP2647010B2 JP 2647010 B2 JP2647010 B2 JP 2647010B2 JP 6185574 A JP6185574 A JP 6185574A JP 18557494 A JP18557494 A JP 18557494A JP 2647010 B2 JP2647010 B2 JP 2647010B2
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線選択呼出受信機に
関し、特に、間欠受信動作の周期が長い無線選択呼出受
信機の間欠受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無線選択呼出受信機は、
間欠受信動作の周期が長いため、基準発振器の精度に関
係して、ワードカウンタのカウント値と、送信ワード値
がズレてしまうという問題があった。すなわち、ワード
カウンタは、基準発信器の出力するクロックによりカウ
ントされるため、ワード同期を確立したとしても、次回
の受信部の立ち上げまでの間に両者の同期にズレが生
じ、特に、基準発振器の精度が良好でないときにはこの
種の問題が顕著になるというものである。
【0003】そこで、ワードカウンタのカウント値と送
信ワード値とがズレ、無線選択呼出受信機が送信ワード
値を正確に把握できなかったとしても、送信信号を確実
に受信するために、従来の無線選択呼出受信機では、受
信部を、本来立ち上げるべきワードカウンタのカウント
値に対し、余裕をもたせて、立ち上げるという技術が採
用されていた。
【0004】しかしながら、この種の技術では、受信部
が動作する時間が長いため、バッテリーセイビング効率
が悪いという課題を有していた。
【0005】上述した課題を解決するために、例えば、
特開平4−213269号公報には、間欠受信動作の周
期が長くとも、間欠受信動作を正確に行い、送信ワード
値とワードカウンタのカウント値とのズレを生じさせ
ず、さらにバッテリーセイビング効率を劣化させないこ
とを目的とした無線選択呼出受信機の間欠受信回路が提
案されている。
【0006】図10は、上記公報記載の間欠受信回路を
示すブロック図である。
【0007】図10において、アンテナ1は、図示しな
い基地局からの送信信号を受信し、受信信号を受信部4
に供給する。
【0008】受信部4は、受信信号を増幅、復調、さら
に波形整形し、復調信号S13を同期信号検出回路20
に供給する。
【0009】同期信号検出回路20は、復調信号S13
から同期信号を検出し、同期信号検出信号S14をレジ
スタ22およびカウンタ23にそれぞれ供給する。
【0010】レジスタ22は、カウンタ23に設定され
るカウント値、すなわち受信部4の間欠受信動作時間を
カウント時間として記憶している。レジスタ22は、同
期信号検出信号S14が入力されると、後述する減算回
路21からの減算結果S17を取り込み、記憶内容を書
き換える。記憶内容が書き換えられると、レジスタ22
は、書き換えられた記憶内容をカウンタ初期値設定信号
S15としてカウンタ23に出力し、初期設定を行う。
【0011】プリセッタブルダウンカウンタ23は、レ
ジスタ22により設定された初期値を、基準発信器9の
出力するクロック信号によりダウンカウントし、ダウン
カウントしたカウント値S16をデコーダ23および減
算回路21に出力する。
【0012】デコーダ23は、カウント値S16をデコ
ードし、カウント値が0になったとき、このカウント値
0のデコーダ出力を受信部4に受信部のオン制御信号S
18として出力する。
【0013】減算回路21は、レジスタ22が記憶して
いるカウンタ23の初期設定値と、カウンタ23の出力
するクロック信号によりダウンカウントされたカウント
値との間の減算を行う。この減算結果S17はレジスタ
22に出力される。
【0014】次に、図10に示したブロック図の動作に
ついて、図11の受信部の立ち上げタイミングを説明す
るタイミング図を用い、説明する。なお、図11におい
て、(b)図が示す送信フレーム値は、基地局から送信
される送信信号を構成するフレームを示し、8フレーム
で1シーケンスを構成する。また、1フレームは、
(a)図の示すとおり、100ワードから構成される。
(c)図は受信部4の立ち上げタイミングを示し、
(d)図は、同期信号検出回路20が出力する同期信号
検出信号S14のタイミングを説明するタイミング図で
ある。
【0015】まず、無線選択呼出受信機は、図示しない
電源がオンされると、直ちにCPUが受信部4を時刻T
1で立ち上げ、アンテナ1を介し、基地局からの送信信
号の受信を開始する。なお、受信部4の立ち上げ時にお
いて、受信機自身は、同期信号を検出していないため、
現在受信しているフレーム値、およびワード値を認識し
ていない。
【0016】次に、時刻T2において、受信機は、同期
信号検出部20で同期信号が検出され、この時点で初め
てビット同期、フレーム同期が取られるとともに、現
在、フレーム0を受信していることを認識する。また、
同期フレーム情報よりフレーム3、6が受信機自身の受
信すべきフレームであることを検出する。さらに、同期
信号検出部20は、同期信号を検出すると、同期信号検
出信号S14をレジスタ22、およびカウンタ23に出
力する。この同期信号の検出は、電源オン後、1回目の
検出であるため、減算回路21の減算結果は不定であ
り、したがって、図示しないCPUが、レジスタ22に
カウンタ23の初期値、すなわち、次回受信機が受信す
べきフレーム3に含まれる同期信号を有するワード値を
受信するまでの時間に相当するカウンタ値を設定する。
これは、CPUが次回フレーム3を受信すべきことと、
さらに、フレーム3を構成する送信ワードのうち、同期
信号含むワード値を認識しているため(基地局からの送
信信号は、所定のフォーマットを有しているため)であ
る。なお、このとき、初期設定されるカウント値は、時
刻T2〜T4に相当するカウンタ値であり、本来時刻T
4でフレーム3を受信するはずであるが、カウンタ23
をカウントする基準発振器9の周囲温度の変化によるズ
レを考慮して、時刻T4〜T5に相当する受信部立ち上
げ余裕を見越して、確実に同期信号を検出できるよう早
めに受信部4を立ち上げる。レジスタ22に設定された
カウンタ23の初期値は、直ちにカウンタ23にもセッ
トされ、時刻T2より、カウンタ23はカウントダウン
を開始する。
【0017】同期信号が同期信号検出回路20において
時刻T2で検出されると、同期信号に引き続き基地局か
ら送信される呼出し番号の照合が行われるが、本来、フ
レーム0は受信機自身が受信すべきフレームでないた
め、自己の呼出番号は検出されず、呼出番号の照合が終
了した時刻T3でCPUが受信部4をオフにする。
【0018】受信部4がオフの間、カウンタ23はダウ
ンカウントを行うとともに、減算回路21は、レジスタ
22に記憶されているカウンタ23の初期値、すなわ
ち、現在の間欠受信動作時間に相当するカウンタ23の
設定値とカウンタ23の出力信号S16とを減算し、減
算結果を信号S17としてレジスタ22に出力する。し
かし、レジスタ22は、同期信号検出信号S14が入力
されたときのみ減算結果S17を取り込むため、受信部
4がオフの間は、現在の間欠受信動作時間に相当するカ
ウンタ23のカウント設定値を保持している。
【0019】次に、時刻T4でカウンタ23の出力信号
S16をデコードしたデコーダ19の出力信号S18
は、000を示し、この信号を受けて受信部4は立ち上
げられ、アンテナ1を介して基地局からの送信信号の受
信を開始する。なお、カウンタ23は、受信部4が動作
を開始した後も同期信号の検出により初期値がセットさ
れるまで基準発振器9の出力するクロックを計数するた
め、その値は負の値となっている。
【0020】そして、時刻T6で同期信号が検出される
と、同期信号検出回路20は、同期信号検出信号S14
をカウンタ23およびレジスタに供給し(d図)、レジ
スタ22には減算回路21のそのときの減算結果S17
がセットさせるとともに、カウンタ23には、上記セッ
トされた減算結果が初期値として設定される。
【0021】ここで、上記減算について説明する。減算
回路は、レジスタ22の出力する前回の間欠受信動作時
間に相当するカウンタ23のカウント値(時刻点T4−
T2に相当)と、同期信号が検出された時刻T6におけ
るカウンタ23の出力信号S16(時刻T4−T6)と
を減算し、減算結果を次回の間欠受信動作時間に相当す
るカウンタ23のカウント値としてレジスタ22に記憶
させる。すなわち、減算結果は(T4−T2)−(T4
−T6)=T6−T2となり、同期信号の検出時刻間に
相当する。
【0022】したがって、上記演算に基づき、同期信号
が検出される毎に同期信号検出時刻間に相当するカウン
ト値が初期設定値としてカウンタ23に設定され、受信
部4が立ち上げられるので、同期信号を確実に受信で
き、間欠受信動作の精度を向上することができる。した
がって、受信部立ち上げ余裕の考慮を必要とせず、バッ
テリーセイビング効率を向上できる。
【0023】なお、c図において、フレーム3の受信で
は、同期信号検出回路29が同期信号を検出した後、同
期信号に引き続いて受信部4が受信する自己の呼出番号
が一致し、その後に続くメッセージ信号を受信後にCP
Uは受信部4を時刻T7でオフにし、フレーム6の受信
では、自己の呼出番号が一致しないため、メッセージ信
号を受信することなく、CPUは受信部4を時刻T10
でオフにしている。以降、この種の動作は繰り返され、
間欠受信動作の周期が長くとも、受信部4の間欠受信動
作の1周期の補正が可能であり、間欠受信動作の周期の
長さ、および基準発振器の精度によらず、上記効果を得
ることができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、基準発振器の精度による間欠受信動作
の一周期のズレを前回の間欠受信動作の周期、すなわ
ち、レジスタに記憶された前回のカウンタの初期値のみ
に基づいて補正しており、さらに、この補正値は基準発
振器の温度による影響を考慮していないため、突発的な
温度変化が起こると、基準発振器の出力周波数が大きく
変動し、いったん同期信号を検出できなくなると、その
後、半永久的に誤った補正をし続け、同期信号を二度と
検出できなくなという問題を有する。
【0025】また、同期信号が検出される度に補正を行
っているため、消費電流が増加し、受信機の電池寿命が
短くなるという問題がある。
【0026】そこで、本発明は、上述した課題を解決
し、基準発振器の温度による影響を考慮した上で、一周
期のズレの確実な検出を可能にし、さらにバッテリーセ
イビング効率を良好にすることを課題としている。
【0027】すなわち、本発明の目的は、受信部立ち上
げ余裕を最小限に抑えることを可能とする無線選択呼出
受信機の間欠受信回路を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、送信局からの送信信号を受信し受信
信号を出力するアンテナと、受信信号を増幅、復調、お
よび波形整形し、復調信号を出力する受信部と、前記復
調信号から自己の呼出番号の検出を行い、デジタル信号
を出力するデコーダ部と、クロック信号を出力する基準
発振器と、クロック信号をカウントとするフレームカウ
ンタとワードカウンタからなるカウンタ部と、復調信号
から同期信号を検出し、ワードカウンタのワード同期を
確立するとともに、割り込み信号を出力するする同期信
号検出回路と、割り込み信号を入力し、フレームカウン
タのフレーム同期を確立するとともにカウンタ部のカウ
ント値を読み込み、受信部の立ち上げを行うCPUとを
含む構成を採用している。
【0029】また、本発明は、CPUが、送信ワード値
と、ワードカウンタのカウント値とのズレを検出する機
能を有するように構成する。
【0030】さらに、本発明は、CPUが検出したズレ
を記憶する第1の記憶部と、ズレの連続回数を予め設定
する第2の記憶部と、第1の記憶部に記憶されたズレ
が、第2の記憶部に記憶された回数連続して検出された
ときに、第1の記憶部に記憶されたズレを記憶する第3
の記憶部とを有する。
【0031】またさらに、本発明は、CPUが、第3の
記憶部に記憶されたズレに基づき、受信部の立ち上げ余
裕を調整する。
【0032】
【作用】上述した構成の採用により、本発明では、同期
信号検出回が同期信号を検出し、割り込み信号を出力し
たときに、CPUがワードカウンタのカウント値を読み
込み、さらに、この読み込まれた値と、送信ワードとの
ズレを検出し、検出されたズレが第2の記憶部に記憶さ
れた回数連続して検出されたとき、このズレを第3の記
憶部に記憶させるとともに、CPUが、第3の記憶部に
記憶されたズレを基に受信部の立ち上げ余裕を調整する
ため、受信部のバッテリーセイビングが効率的な上に、
確実に、同期信号を検出することができる。
【0033】
【実施例】次に本発明について図面を参照して詳細に説
明する。
【0034】図1は、本発明の一実施例を示す無線選択
呼出受信機の間欠受信回路のブロック図である。図1に
おいて、基地局2は、受信機3に対して所定のフォーマ
ットに基づいた送信信号を送信する。なお、受信機3
は、図1に記した構成以外に、表示部、報知部、および
その駆動回路を通常備えているが、ここでは、本発明の
特徴を説明する際に、必要性がないため、省略されてい
る。
【0035】アンテナ1は、送信信号を受信し、受信信
号を受信部4に供給する。
【0036】受信部4は、受信信号を増幅、復調、さら
に波形整形し、復調信号を信号線S1およびS4を介し
て同期信号検出回路6およびデコーダ5に出力する。
【0037】同期信号検出回路6は、信号線S1を介し
て入力された復調信号から同期信号を検出すると、CP
U7に対して割り込み信号を信号線S2を介して送出す
る。また、同期信号検出回路6は、カウンタ部8を構成
するワードカウンタ17(後述する図6参照)にワード
値セット信号、すなわち同期信号を有するワード値を信
号線S3を介して出力し、初期化し、ワード同期を取
る。
【0038】デコーダ5は、信号線S4を介して入力さ
れた復調信号に対し復号、誤り訂正、自己呼出の判定を
行い、CPU7に信号線S5を介してCPU7が理解で
きる信号フォーマットに変換したデジタル信号を出力す
るとともに、受信部オンオフ制御信号を信号線S7を介
して受信部4に出力する。
【0039】CPU7は、信号線S5を介してデコーダ
5からのデジタル信号を入力し、信号線S6に出力する
受信部オンオフ制御信号をいったんデコーダ5を介し、
受信部4に与え、受信部4のオンオフ制御を行うととも
に、第1〜第3のメモリ10、11および12に対する
データの書き込みおよび読みだしを信号線S10、S1
1、および、S12を介して行う。また、CPU7は、
カウンタ部8を構成するフレームカウンタ18のフレー
ム値のセット、すなわち、受信しているフレーム値をフ
レーム値セット信号として送出することにより、フレー
ム同期を取る。さらに、CPU7は、カウンタ部8のワ
ードカウンタ17とフレームカウンタ18のカウンタ値
を信号線S9を介して読み出す。CPU7は、この読み
出したカウンタ部8のカウンタ値、すなわち、受信機3
が把握している基地局2からの送信信号のワード値およ
びフレーム値と、実際に基地局2が送信しているワード
値およびフレーム値とのズレの検出を行い、予め設定さ
れた回数、等しい値のズレが連続して検出されるまで行
う。
【0040】メモリ10、11および12はRAMによ
り構成される。第1のメモリ10は、CPU7が同期信
号が検出される毎に行うズレ検出の回数を決定するため
のものであり、予め設定される等しい値のズレの連続回
数を記憶する。第2のメモリ11は第1のメモリ10に
記憶された回数だけCPU7が連続して等しいズレを検
出した際、そのズレを記憶し、CPU7が受信部4の立
ち上げタイミングを調整する際の補正値として用いいら
れる。。第3のメモリ12は、CPU7が検出したズレ
のうち、最も時間的に新しいものを記憶する。
【0041】基準発振器9は、基準クロックを信号線S
8を介してカウンタ部8に供給し、カウンタ部8は、こ
のクロックに応答して、カウント動作を行う。
【0042】カウンタ部8は、図6に示すようにワード
カウンタ17およびフレームカウンタ18により構成さ
れている。ワードカウンタ17の出力はフレームカウン
タ18の入力信号S13に供給されており、フレームカ
ウンタ18はワードカウンタ17と連動して動作する。
すなわち、ワードカウンタ17がカウント100を出力
するとフレームカウンタ18のカウント値は1つインク
リメントされるとともに、ワードカウンタ17は00に
リセットされるため、100ワードで1フレームを構成
する基地局からの送信フォーマットを、受信機3は、カ
ウンタ部8のカウント値により把握することができる。
また、カウンタ17は、同期信号検出回路6からのワー
ド値セット信号を信号線S3を介して入力し、ワード同
期が取られるとともに、フレームカウンタ18は、CP
U7からのフレーム値セット信号を信号線9を介して入
力し、フレーム同期を取る。さらに、カウンタ17およ
び18のカウント値は信号線S9を介して、CPU7に
よりが読み込まれる。
【0043】図4は、本発明の一実施例を示す無線選択
呼出受信機の間欠受信動作を説明するタイミング図であ
る。図4において、(a)図は、基地局からの送信ワー
ド、(b)図は、基地局からの送信フレーム、(c)図
は、受信部4の立ち上げタイミングを示すタイミング図
を示す。
【0044】(a)図において、1フレームは100ワ
ードから構成されており、ワード同期信号はワード値0
2〜04に含まれており、フレーム同期信号はワード値
05〜07、フレーム情報信号はワード値08〜11に
含まれているものとする。(b)図において、信号フォ
ーマットの1シーケンスは9フレームから構成されてい
る。また、(b)および(c)図において、フレーム
1、4、および7は、無線選択呼出受信機特有の一斉呼
出における自フレームであり、受信部4は、自フレーム
を受信できるタイミングで受信部立ち上げ余裕をもって
立ち上げられる。
【0045】図5は、本発明の一実施例を示す無線選択
呼出受信機の受信部の立ち上げ動作を説明するタイミン
グ図である。(a)図は、基地局2が実際に送信する送
信ワード値、(b)および(c)図は、カウンタ部8を
構成するワードカウンタ17のカウント値を、(d)図
は、ワード同期信号検出時に出力される割り込み信号の
タイミング、(e)、(f)および(g)図は、受信部
の立ち上げタイミングを示す図である。
【0046】図5において、通常、(a)図に示した基
地局から送信される送信ワード値に対し、(b)図に示
す初期化前のワードカウンタ17のカウント値は、所望
のフレームが受信される時刻T4で、ズレを生じてい
る。一方、(c)図で示したワード同期が取られ、初期
化された後のワードカウンタのカウンタ値は、(d)図
に示した割り込み信号の検出時、すなわち、時刻T5で
(a)図の基地局からの送信ワード値とワード同期が取
られている。
【0047】また、(f)図は、本願発明の間欠受信回
路により受信部が同期信号を確実に受信できる最小限の
立ち上げ余裕に調整される前の立ち上げタイミングを説
明する図であり、受信部4は、確実に同期信号が検出で
きるように、基準発振器9の仕様書に記載される予想さ
れる最大限のズレを考慮して時刻T1で立ち上げられ
る。すなわち、この時の受信部立ち上げ余裕はT4−T
1である。
【0048】一方、(e)図は、受信部において最もバ
ッテリーセイビング効率がよい理想的な受信部立ち上げ
タイミングを説明する図である。同図において、受信部
4は時刻T3で立ち上げられ、受信部立ち上げ余裕はT
4−T3である。この種の立ち上げ余裕は、基準発振器
9の温度変化による影響のみを考慮したものである。し
かしながら、通常、基準発振器の温度変化による影響以
外にもズレを生じさせる要因があるとともに、突発的な
周囲温度の変化が生ずると、上記立ち上げ余裕を越え
て、ズレを生じ、同期信号を受信することができなくな
る。
【0049】(g)図は、本発明の間欠受信回路により
受信部が同期信号を確実に受信できる最小限の立ち上げ
余裕に設定された後の受信部立ち上げタイミングを説明
する図である。同図において、(e)図で説明した温度
変化の影響を考慮した立ち上げ余裕にさらに、余裕を持
ち、時刻T2で受信部4は立ち上げられる。すなわち、
本発明における受信部立ち上げ余裕は、T4−T2であ
り、本発明の間欠受信回路が検出する基地局から送信さ
れる送信ワードとワードカウンタ17のカウント値との
ズレであるT3−T2と、(e)図で説明した温度偏差
を考慮した立ち上げ余裕T4−T3との和に相当する。
また、(f)図に示した調整前の受信部立ち上げ余裕に
対して、T2−T1に相当する分、バッテリーセイビン
グされるとともに、(e)図に示した基準発振器の温度
変化の影響によるズレ以外にも立ち上げ余裕を持つの
で、確実に同期信号を受信できる。
【0050】以下に、上述した本発明による送信ワード
とワードカウンタのカウンタ値とのズレの検出、および
立ち上げ余裕の調整に関し、図6、7および8に示す送
信ワード値、ワードカウンタ17のカウント値、および
受信部4の立ち上げタイミングの関係図を用い、図1の
回路の動作を説明する。
【0051】図6は、本発明の一実施例を示す受信部4
の立ち上げタイミングを説明するタイミング図であり、
第1のメモリ10に記憶されるズレの連続回数Kは2に
設定されている。
【0052】図1および6において、電源投入後、CP
U7が信号線S6、およびデコーダ5を介し、受信部オ
ンオフ制御信号を信号線S7に出力し、時刻Taで受信
部4を立ち上げるとともに、CPU7は、内部フラグI
をI=0として、電源が投入されたことを認知する。な
お、内部フラグIによりCPU7は、後述するズレの検
出に関し、同じ値のズレが連続して検出される場合のそ
の連続回数を知ることができる。I=0のときは、電源
が投入されたことを通知し、I=1のときは、カウンタ
部8の初期設定が行われたことを通知し、I=2のとき
は、後述するズレの検出が1回行われ、I=3の時は同
じ値のズレが2回連続して検出され、以降、I=N+1
のときに、同じ値のズレがN回連続して検出されたこと
を通知する。
【0053】内部フラグIがI=0となり、電源が投入
されると、受信部4は、基地局2からの送信信号をアン
テナ1を介して受信し、増幅、復調、波形整形し、復調
信号を同期信号検出回路6に信号線S1を介して出力す
る。
【0054】同期信号検出回路6が復調信号のワード値
02〜05から同期信号を検出すると、同期信号検出回
路6は、まず、CPU7に割り込み信号を信号線S2を
介して出力し、CPU7に同期信号が検出されたことを
通知する。続いて、同期信号検出回路6は、ワードカウ
ンタ17に信号線S3を介して同期信号を含む送信ワー
ドのうち、最初のワード値をワード値セット信号として
出力し、ワード同期を時刻Tbで取る。なお、本実施例
では、上述したとおり同期信号は送信ワード値02から
始まり、ワードカウンタ17のカウント値が02に初期
設定され、送信ワード値との同期が取られる。
【0055】また、受信部4は、復調信号を信号線S4
を介してデコーダ5にも出力する。上記信号を受け、デ
コーダ5は所定の処理を行い、信号線S5を介してCP
U7にデジタル信号を出力する。
【0056】CPU7は、デコーダ5からのデジタル信
号のワード値05〜07に含まれるワード同期信号から
現在受信しているフレームが0であることを検出し、フ
レームカウンタ18にフレーム値セット信号、すなわ
ち、現在受信しているフレーム値0を信号線S9を介し
て出力し、フレーム同期を取る。また、CPU7は、ワ
ード値08〜11から、フレーム情報を読みとり、自フ
レームが1、4、および7であることを検出する。さら
に、CPU7は、内部フラグをI=1に設定し、ワード
カウンタ17およびフレームカウンタ18からなるカウ
ンタ部8の初期設定が終了したことを認知する。
【0057】同期が取られると、同期信号に続いて送信
される呼出信号の一致検出をデコーダ5が行う。なお、
本実施例では、呼出信号は送信ワード値12〜50に含
まれているものとする。自己の呼出番号と一致した場合
には、CPU7は送信ワード値51〜99に含まれてい
るメッセージ情報を解読する。この実施例では、フレー
ム0が自フレームでないため、呼出番号は一致せず、こ
の結果CPU7は、信号線S6およびデコーダ5を介
し、受信部オフ信号を信号線S7に出力し、受信部4を
時刻Tcでオフに制御し、間欠受信動作に入る。
【0058】カウンタ部8は、ワードカウンタ17が0
2に、フレームカウンタ18が0にセットされ、基地局
2からの送信信号と同期が取られると、基準発振器9の
発生するクロックによりアップカウントを開始する。ワ
ードカウンタ17は99までカウントすると、カウンタ
値が00に戻り、同時に、信号線S13を介して連動す
るフレームカウンタ18が0から1になる。その後もワ
ードカウンタ17は、基準発振器9のクロック信号によ
りアップカウントされる。
【0059】CPU7は、カウンタ部8のカウント値を
読み込み、次の自フレーム1を受信できるように時刻T
dで受信部4を立ち上げる。なお、この時の受信部4の
立ち上げタイミングは、CPU7がカウンタ部8の初期
設定を行ったのみで、送信ワード値とワードカウンタ1
7のカウンタ値とのズレの検出を行っていないため、図
5(f)に示した調整前の受信部4の立ち上げタイミン
グ、すなわち、基準発振器9の仕様書に規定された予想
される最大限のズレを考慮して、フレームカウンタ18
のカウント値0、ワードカウンタ17のカウント値88
の時に立ち上げられる。
【0060】受信部4が時刻T1で立ち上げられると、
基地局からの送信信号はアンテナ1、受信部4を介して
同期信号検出回路6に入力される。同期信号検出回路6
は入力した信号から同期信号を検出すると、CPU7に
対して割り込み信号を信号線S2を介して出力し、続い
て、ワードカウンタ17を時刻Teで02にセットし、
ワード同期を取る。すなわち、受信機3は、カウンタ部
8のカウント値が、基準発振器9のズレに起因して、図
6(b)および(c)図の示すようにズレるため、自フ
レームを受信する毎に、ワード同期およびフレーム同期
を取る必要がある。
【0061】同期信号検出回路6からのワード同期信号
検出のともなう割り込み信号を受け、CPU7は、ワー
ドカウンタ17のカウント値が同期信号検出回路6によ
り時刻Tdで02にセットされる直前のカウント値96
を読みとる。さらに、CPU7は、読みとったカウント
値96と、本来同期信号が検出されるべきワード値02
との差、すなわち本来同期信号が検出されるべきワード
値02に対して、読みとられたカウント値96がカウン
ト数6だけ遅れていることを示す−6を算出し、基地局
2から送信された送信信号とワードカウンタ17とのズ
レZとする。算出されたズレZはて第3のメモリ12に
信号線S12を介して書き込まれると同時に、CPU7
は、内部フラグをI=2に設定し、ズレの検出が1回行
われたことを認知する。また、CPU7は、現在受信し
ているフレームが1であることを受信信号から検出し、
フレームカウンタ18をカウンタ値1に設定し、フレー
ム同期を取る。さらに、CPU7は、時刻Tfで、デコ
ーダ5が自己の呼出番号と一致した呼出番号を検出した
ときには、後続するメッセージ信号を解読したのち受信
部4をオフに制御し、デコーダ5が自己の呼出番号と一
致した呼出番号を検出しないときには、呼出信号の検出
終了時点でオフに制御する。
【0062】次回の自フレームの受信、すなわち、フレ
ーム4の受信では、フレーム1の受信と同等の受信部立
ち上げ余裕で、CPU7がフレームカウンタのカウント
値3、ワードカウンタのカウント値88のとき、すなわ
ち時刻Tgで受信部4を立ち上げる。
【0063】そして、フレーム4の受信における送信ワ
ード値とワードカウンタ17のカウント値とのズレは、
時刻Thでワード同期が取られる直前のワードカウンタ
17のカウント値が96であるので、この時のズレZは
−6である。
【0064】CPU7は、第3のメモリ12に記憶され
ているフレーム1の受信時に算術したズレZを信号線S
12を介して読み込み、さらに、フレーム4の受信時に
算出したズレZとの比較を行う。CPU7は両者のズレ
Zが−6で一致しているため、内部フラグをI=3とし
て、2回連続して同じ値のズレZが検出されたことを認
知する。次に、第1のメモリ10に記憶されている同じ
ズレの連続回数を予め設定した値Kを信号線S10を介
して読み込み、さらに等しい値のズレZの連続回数の比
較を行う。CPU7は内部フラグIに対してI−1=2
を算出して、2回連続して等しい値のズレZが検出され
たことを認知するとともに、K=2であるので、K=I
−1を認識し、このときのズレZ=−6を第2のメモリ
11に信号線S11を介して書き込み、以降、ズレの検
出は行わない。
【0065】次回の受信すべきフレーム7を受信するた
めの受信部4の立ち上げタイミングは、CPU7が第2
のメモリ11に記憶されているズレZ=−6を読み込
み、さらにこの値と、基準発振器9の温度変化の影響を
考慮した立ち上げ余裕、すなわち、図5において示した
時刻T3−T4に相当するカウント数−2を足し合わせ
て、時刻Tjで立ち上げる。このタイミングは、図5
(g)図に示した調整後の受信部4の立ち上げタイミン
グに相当し、CPU7はカウンタ部8を構成するワード
カウンタ17が92、フレームカウンタ18が6をカウ
ントするとき受信部4を立ち上げる。
【0066】以降、CPU7は、受信部4を調整後の受
信部立ち上げタイミングとして、ワードカウンタ17が
92、フレームカウンタ18が受信する自フレームの1
つ前の値をカウントするときに立ち上げる。
【0067】図7は、図6と同様に本発明の一実施例を
示す受信部4の立ち上げタイミングを説明するタイミン
グ図であり、第1のメモリ10に記憶されるズレの連続
回数Kは2に設定されている。図6の実施例が、CPU
7による第1、第2回目のズレの検出値が等しかった場
合を説明しているのに対し、図7の実施例は、第1と第
2回目のズレの検出値が相違しており、第2、第3回目
のズレの検出値が一致している場合を説明している。
【0068】図1および図7において、電源投入後のカ
ウンタ部8の初期設定方法は図6に示した実施例と同様
であるため省略する。
【0069】自フレームの1回目の受信、すなわちフレ
ーム1の受信のための受信部4の立ち上げタイミング
は、図6の実施例におけるフレーム1の立ち上げタイミ
ングと同様に、時刻Tdにおいて、基準発振器9の仕様
書に規定されている予想される最大限のズレを考慮して
行われる。
【0070】時刻Teでのワード同期確立時になされる
CPU7のズレ検出の値Zは、−5であり、CPU7は
内部フラグをI=2とするとともに、検出値Zをとして
第3のメモリ12に信号線S12を介して書き込む。
【0071】次回のフレーム4の受信も、フレーム1と
同様に時刻TgでCPU7が受信部4を立ち上げる。
【0072】フレーム4の受信における時刻Thでのズ
レZの検出値は、Z1=−6である。このとき、CPU
7は、第3のメモリ12に記憶されているフレーム1の
受信時に検出したズレZ0を信号線S12を介して読み
込み、現在検出したズレ値Z1との比較を行う。CPU
7はZ0=−5、Z1=−6のため、内部フラグIを2
のままにして、第3のメモリ12の記憶内容を信号線S
12を介してZ1の値で書き換え、Z0とする。
【0073】次回の受信、すなわち、フレーム7の受信
のために、CPU7は、受信部4をフレーム1、および
4と同様のタイミングで時刻Tkで立ち上げる。図6の
実施例では、フレーム7の受信の際、第2のメモリ11
にズレZが記憶されているため、ズレZを用い、受信部
4の立ち上げタイミングの調整をCPU7が行い、立ち
上げたが、図7の実施例では第2のメモリ11にズレの
検出値Zが記憶されていないため、受信部4の立ち上げ
タイミングの調整前と判断し、基準発振器9の予想され
る最大限のズレを考慮して受信部4を立ち上げる。
【0074】フレーム7の受信における時刻Tlでのズ
レZの検出値は、Z=−6である。このときCPU7
は、第3のメモリ12に記憶されているフレーム4の受
信時に検出したズレZを信号線S12を介して読み込
み、現在検出したズレ値Zとの比較を行う。CPU7は
両者のズレZが−6で一致するため、内部フラグIを3
とする。次に、第1のメモリ10に記憶されている同じ
ズレの連続回数を予め設定した値Kを信号線S10を介
して読み込み、さらに等しい値のズレZの連続回数の比
較を行う。CPU7は内部フラグIに対してI−1=2
を算出して、2回連続して等しい値のズレZが検出され
たことを認知するとともに、K=2であるので、K=I
−1を認識し、このときのズレZ=−6を第2のメモリ
11に信号線S11を介して書き込む。以降、CPU7
はズレの検出を行わず、図6の実施例に示したフレーム
7の受信為の受信部4の立ち上げ、すなわち、調整後の
受信部4の立ち上げタイミングで受信部4を立ち上げ
る。図7におけるフレーム1の受信部4の立ち上げは、
時刻Tmに、ワードカウンタ92、フレームカウンタ0
になるときに行われる。
【0075】上述したように、本発明による無線選択呼
出受信機の間欠受信回路における受信部4の立ち上げタ
イミング調整では、CPU7が第1のメモリ10に記憶
されている予め設定された同じズレZの連続回数Kと等
しい回数、等しい値のズレZを連続して検出するまでズ
レZの検出を行い、第2のメモリ11にズレZが記憶さ
れるまでは、基準発振器9の予想される最大限のズレを
考慮の上、受信部を立ち上げ、第2のメモリ12にズレ
Zが記憶されると、このズレZと、基準発振器9の温度
変化による影響のみを考慮した立ち上げ余裕とを足し合
わせて、受信部4の立ち上げタイミングの調整を行い、
以降このタイミングで受信部4を立ち上げる。なお、受
信機3の電源がオフにされても、第2のメモリ11にズ
レZが記憶されている限り、次回電源投入後も、このズ
レZに基づきより、受信部4が立ち上げられる。
【0076】次に、上述したCPU7の動作について、
図2に示すフローチャートを用いて説明する。まず、電
源が投入されると(STEP1)、CPU7は内部フラ
グをI=0に設定する(STEP2)。その後、次の自
フレームの受信のために受信部4が立ち上げられるまで
間欠受信動作が継続される(STEP3)。
【0077】受信部4が立ち上げられ、同期信号が検出
されると(STEP4)、第2のメモリ11にズレZが
記憶されているか否かの判定が行われ(STEP5)、
記憶されているときは、その値により以降受信部4の立
ち上げ余裕が決定される(参照数字14の流れ)。
【0078】第2のメモリ11にズレZが記憶されてい
なく、かつ、内部フラグがI=0の時には(STEP
6)、I=1とし(STEP15)、カウンタ部8の初
期化を行った後、再び間欠受信動作に入る(参照数字1
3の流れ)。また、Iが0でないときはズレZの検出を
行う(STEP7)。
【0079】ズレZが検出されると、内部フラグIの判
定が行われ(STEP8)、I=1の時は、算出された
ズレZをそのままZ0として第3のメモリ11に書き込
み(STEP16)、I=2として(STEP17)、
再び間欠受信動作に入る。Iが1でないときは、第3の
メモリ11に書き込まれているZ0と算出されたZとの
比較が行われ(STEP9)、異なった場合は、算出さ
れたZを新たに第3のメモリ11にZ0として書き込み
(STEP16)、I=2として(STEP17)、間
欠受信動作に入る。一致したときには、内部フラグIを
1つインクリメントとさせる(STEP10)。
【0080】続いて、内部フラグIに対して、I−1の
値と第1のメモリ10に記憶されている等しい値のズレ
の連続回数を規定するKとを比較する(STEP1
1)。一致したときには、第2のメモリ11にこのとき
算出されたズレZを書き込み(STEP12)、以降こ
の記憶されたズレZに基づいて受信部4の立ち上げを行
う。一致しないときは、第3のメモリ11にずれZが記
憶されるまで、この動作が繰り返される。
【0081】なお、受信部4が立ち上げられても、同期
信号が検出されないときは(STEP21)、内部フラ
グIの判定が行われ(STEP13)、I=0のときは
基準発振器9の予想される最大限のズレを考慮して、次
回、受信部4の立ち上げが行われる(参照数字13の流
れ)。Iが0でないときは、第2のメモリ11の記憶内
容が判定される(STEP14)。記憶されているとき
は、この記憶されているズレZに基づいて、次回、受信
部4の立ち上げが行われる(参照数字14の流れ)。記
憶されていないときは、上述した参照数字13に流れに
移行する。
【0082】次に本発明の第2の実施例について、図3
のCPU7の動作を示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0083】第2の実施例では、第2のメモリ11にズ
レZが記憶された後も、上述のようなズレZの算出を行
い、随時書き換えるというものである。なお、第1の実
施例と同一部分に関しては省略する。
【0084】ズレZの検出が行われた後(STEP2
3)、内部フラグ1の判定が行われる(STEP2
4)。内部フラグが1のときは、この時のズレZをZ0
として第3のメモリ12に書き込み(STEP16)、
さらにI=2とする(STEP23)。続いて、第2の
メモリ11にズレZが記憶されているか否かの判定が行
われる(STEP34)。記憶されていないときは、第
3のメモリ11に値が記憶されるま第1の実施例と同様
の動作が行われる(参照数字15の流れ)。記憶されて
いるときは、間欠受信動作に入り、受信部4を立ち上げ
る際には、第2のメモリ11に記憶されているズレZに
基づいて行われる(参照数字16の流れ)。
【0085】内部フラグIが1でないときは、第3のメ
モリ12に記憶されているズレZ0と、検出されたズレ
Zとの比較が行われる(STEP25)。一致していな
いときは、上述したSTEP32の流れに移行する。一
致しているときは、内部フラグIを1つインクリメント
して(STEP26)する。
【0086】つづいて、内部フラグIに対して、I−1
の値を算出し、第1のメモリ10に記憶されている等し
い値のズレZの連続回数を規定するKとの比較を行う
(STERP27)。一致していないときは、上述した
STEP34の流れに移行する。一致しているときは、
第2のメモリ11に値が記憶されていようとも、現在検
出されたズレZにより、第2のメモリ11の記憶内容を
書き換え(STEP28)、以降、この書き換えられた
ズレZに基づいて受信部4を立ち上げる(参照数字16
の流れ)。
【0087】上述した、第2の実施例では、第2のメモ
リ11にズレZが記憶された後も、ズレZの検出動作を
継続し、途中でズレZの値が変化しても、その変化した
値がK回連続しなければ、受信部の立ち上げ余裕は前回
のままで、K回連続した場合に、その都度、次回の自フ
レームを受信する際の立ち上げタイミングを決定する構
成を採用したため、ある程度ダイナミックなフレーム長
の補正が可能である。
【0088】次に、本発明の第3の実施例について、図
8の受信部4の立ち上げタイミングを説明するタイミン
グ図を用い、説明する。上述した第1および第2の実施
例が、同期信号が検出されたときに、ワード同期を取っ
て、送信ワードと、ワードカウンタ17のカウント値と
の合わせ込みを行っていたのに対し、本実施例において
は、ワード同期の確立を、受信部4の立ち上げ余裕分、
すなわち、図5において、検出されたズレが、予め設定
された回数連続して検出されるまでは、(f)図に示し
た調整前の立ち上げタイミングの余裕分に相当するカウ
ント数12とワード同期信号が検出されるワード値02
とを足し合わせて、カウント数14にワード同期信号が
検出されたときにワードカウンタ17を設定し、検出さ
れたズレが、予め設定された回数連続して検出されてか
らは、(g)図に示した調整後の立ち上げタイミングの
余裕分に相当するカウント数8ととワード同期信号が検
出されるワード値02とを足し合わせて、カウント数1
0にワード同期信号が検出せれたときワードカウンタ1
7を設定することにより、ワード同期を取る。すなわ
ち、このようにワード同期を取ることにより、自フレー
ムを受信するための受信部4の立ち上げタイミングが、
ワードカウンタ17が00の時に立ち上げれば良いこと
になる。
【0089】以下、図面を参照にして詳細に説明する。
なお、第1のメモリ10に記憶されている等しいズレの
値Zの連続回数Kは2とする。
【0090】まず、電源投入後、第1の実施例と同様
に、CPU7が、時刻Taで受信部4を立ち上げるとと
もに、CPU7は、内部フラグIをI=0として、電源
が投入されたことを認知する。
【0091】そして、アンテナ1、および受信部4を介
して受信された信号の復調信号から同期信号検出回路6
は、送信フレーム値02からワード同期信号を検出し、
CPU7に割り込み信号を信号線S2を介して出力す
る。この割り込み信号を受け、CPU7は、時刻Tb
で、ワードカウンタ17のワード同期を取り、初期設定
を行う。この同期確立は、同期信号が検出されるワード
値02と、基準発振器9の予想される最大限のズレ12
とを足し合わせ、ワードカウンタ17のカウント値14
を信号線S9を介して設定される。
【0092】復調信号は、信号線S4を介してデコーダ
5にも入力され、デコーダ5は所定の処理を行い、信号
線S5を介してCPU7にデジタル信号を出力する。
【0093】CPU7は、デコーダ5からのデジタル信
号により、フレーム情報を読みとり、自フレームが1、
4、および7であること、および現在受信しているフレ
ームが0であることを検出し、フレームカウンタ18を
フレーム値0に信号線S9を介して設定し、フレーム同
期を取るとともに、内部フラグをI=1に設定し、ワー
ドカウンタ17およびフレームカウンタ18からなるカ
ウンタ部8の初期設定が終了したことを認知する。
【0094】間欠受信動作に入るための、受信部4のオ
フ動作は、第1の実施例と同等であり、呼出信号の一致
検出をデコーダ5が行った後、時刻TcでCPU7がオ
フに制御する。
【0095】次の自フレーム、すなわち、フレーム1の
受信のための受信部4の立ち上げタイミングは、フレー
ムカウンタ18が1を、ワードカウンタ17が0をカウ
ントするときに、CPU7が受信部4を時刻Tdで立ち
上げる。
【0096】受信部4が立ち上げられ、同期信号検出回
路6が同期信号を送信フレーム値02から検出し、CP
U7に割り込み信号を信号線S2を介して出力すると、
CPU7は、そのときのワードカウンタ17のカウント
値8を読みとる。さらに、CPU7は、読みとったカウ
ント値08と、本来同期信号が検出されるべきワード値
02との差、6を算出し、基地局2から送信された送信
信号とワードカウンタ17とのズレZとする。算出され
たズレZは第3のメモリ12に信号線S12を介して書
き込まれると同時に、CPU7は、内部フラグをI=2
に設定し、ズレの検出が1回行われたことを認知する。
また、CPU7は、内部フラグI−1=1と第1のメモ
リ10の記憶内容K=2とが等しくないため、ワードカ
ウンタ17の送信ワード値との同期の確立をフレーム0
の受信のときのワードカウンタ17の初期設定と同様
に、同期信号が検出されるワード値02と、基準発振器
9の予想される最大限のズレ12とを足し合わせ、カウ
ント値14として時刻Teで行う。
【0097】さらに、CPU7は、現在受信しているフ
レームが1であることを受信信号から検出し、フレーム
カウンタ18をカウンタ値1に設定し、フレーム同期を
取る。
【0098】CPU7は、時刻Tfで、デコーダ5が自
己の呼出番号を検出した後で、受信部4をオフに制御す
る。
【0099】次回の自フレームの受信、すなわち、フレ
ーム4の受信も、CPU7がフレームカウンタのカウン
ト値4、ワードカウンタのカウント値0のとき、すなわ
ち時刻Tgで受信部4を立ち上げる。
【0100】そして、フレーム4の受信における送信ワ
ード値とワードカウンタ17のカウント値とのズレは、
同期信号検出回路6が、送信フレーム値02から同期信
号を検出し、割り込み信号をCPU7に信号線S2を介
して出力したときに検出される。このとき、ワードカウ
ンタ17のカウント値は8であるので、この時のズレZ
は6である。
【0101】CPU7は、第3のメモリ12に記憶され
ているフレーム1の受信時に算術したズレZを信号線S
12を介して読み込み、さらに、フレーム4の受信時に
算出したズレZとの比較を行う。CPU7は両者のズレ
Zが6で一致しているため、内部フラグをI=3とし
て、2回連続して同じ値のズレZが検出されたことを認
知する。次に、第1のメモリ10に記憶されている同じ
ズレの連続回数を予め設定した値Kを信号線S10を介
して読み込み、さらに等しい値のズレZの連続回数の比
較を行う。CPU7は内部フラグIに対してI−1=2
を算出して、2回連続して等しい値のズレZが検出され
たことを認知するとともに、K=2であるので、K=I
−1を認識し、このときのズレZ=6を第2のメモリ1
1に信号線S11を介して書き込み、以降、ズレの検出
は行わない。
【0102】カウンタ部8の同期確立は、まず、CPU
7は、第2のメモリ11にズレZが記憶されているの
で、この値6を信号線S11を介して読み込み、基準発
振器9の温度変化の影響によるズレのみ考慮した受信部
4の立ち上げタイミング、すなわち、ワードカウンタ1
7のカウント数−2を減算し、カウント値8とする。さ
らに、CPU7は、同期信号が検出されるワード値02
とを足し合わせ、カウント値10としてワードカウンタ
17のワード同期を信号線S9を介して時刻Thで行
う。以降、ワード同期は、同期信号検出回路6が同期信
号を検出し、割り込み信号をCPU7に出力したとき
に、CPU7がワードカウンタ17のカウント値が10
になるように信号線S9を介して制御するようにして行
われる。フレーム同期に関しては、CPU7が、現在受
信しているフレームが4であることを受信信号から検出
し、フレームカウンタ18をカウンタ値4に設定する。
【0103】CPU7は、時刻Tiで、デコーダ5が自
己の呼出番号を検出した後で、受信部4をオフに制御す
る。
【0104】次回の受信すべき自フレーム、すなわち、
フレーム7の受信のための受信部4の立ち上げタイミン
グは、CPU7がワードカウンタ17が00、フレーム
カウンタ18が7をカウントするとき受信部4を立ち上
げる。以降も、自フレームの受信のための受信部4の立
ち上げタイミングは、CPU7がワードカウンタ17が
0、フレームカウンタ18が7をカウントするとき受信
部4を立ち上げる。
【0105】上述のとおり、本発明の第3の実施例で
は、予め設定された回数等しい値のズレが連続して検出
されるまで、CPU7が、同期信号の含まれる送信ワー
ド値に、基準発振器9の予想される最大限のズレを加算
することによりワード同期を確立し、予め設定された回
数等しい値のズレが連続して検出されると、CPU7
が、検出されたズレから基準発振器9の温度変化の影響
のみのズレを減算し、さらに、この減算結果に同期信号
の含まれる送信ワード値を加算することによりワード同
期を確立し、次回の自フレームの受信のために、CPU
7が、ワードカウンタ17が0ををカウントするときに
受信部4を立ち上げるため、第1および第2の実施例に
おける受信部4の立ち上げ余裕の設定方法と同様の効果
を得ることができる。
【0106】また、本発明は、ワード単位でのフレーム
長補正のみならず、カウンタ部8にビットカウンタを設
けることにより、次回、自フレームの同期信号を検出す
るまでのビット数を基準発振器9から供給されるクロッ
クをカウントし、送信信号とのズレの検出が可能とな
り、ビット単位でのフレーム長補正も可能である。
【0107】またさらに、本発明は、無線選択呼出受信
機の信号フォーマットである、POCSAG、ERME
S、およびNTT方式等の全ての方式に採用可能である
ことは言うまでもない。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による無線
選択呼出受信機の間欠受信回路は、基準発振器の周波数
のズレに起因するワードカウンタと、送信ワードとのズ
レを検出し、その検出結果が、予め設定された回数連続
した場合にのみ、そのズレが確定的なものであると判断
し、その値により受信部立ち上げ余裕の調整を行うとい
う構成を採用したため、突発的な温度変移や衝撃による
基準発振器の出力周波数が大きくズレたとしても、確実
に同期信号を検出することができ、安定した間欠受信動
作を行うことができる。
【0109】また、本発明による無線選択呼出受信機の
間欠受信回路は、検出したズレが予め設定された回数連
続し、受信部立ち上げ余裕を調整すると、以降、ズレの
検出を行わないため、消費電流の低減化を可能とし、さ
らに最小限の受信部立ち上げ余裕で確実に同期信号を検
出できるため、バッテリーセイビングの効率化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す無線選択呼出受信機の
間欠受信回路のブロック図。
【図2】本発明の一実施例を示す無線選択呼出受信機の
受信回路の動作を説明するフローチャート。
【図3】本発明の第二の実施例を示す無線選択呼出受信
機の受信回路の動作を説明するフローチャート。
【図4】本発明の一実施例を示す無線選択呼出受信機の
間欠受信動作を説明するタイミング図。
【図5】本発明の一実施例を示す無線選択呼出受信機の
受信部の立ち上げ動作を説明するタイミング図。
【図6】本発明の一実施例を示す受信部の立ち上げタイ
ミングを説明するタイミング図(その1)
【図7】本発明の一実施例を示す受信部の立ち上げタイ
ミングを説明するタイミング図(その2)
【図8】本発明の第3の実施例を示す受信部の立ち上げ
タイミングを説明するタイミング図。
【図9】本発明の一実施例を示す無線選択呼出受信機の
カウンタ部のブロック図。
【図10】従来の無線選択呼出受信機の間欠受信回路を
示すブロック図。
【図11】従来の無線選択呼出受信機の受信部の立ち上
げタイミングを説明するタイミングチャート。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 送信局 3 受信機 4 受信部 5 デコーダ 6 同期信号検出回路 7 CPU 8 カウンタ部 9 基準発振器 10 メモリ1 11 メモリ2 12 メモリ3 13、15 メモリ2に値が記憶される前の間欠受
信動作の流れ 14、16 メモリ2に値が記憶された後の間欠受
信動作の流れ 17 100進アップカウンタ(ワードカウンタ) 18 9進アップカウンタ(フレームカウンタ) 19 デコーダ 20 同期信号検出回路 21 減算回路 22 レジスタ 23 プリセッタブルダウンカウンタ

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックパルスを発振する発振手段と、
    前記クロックパルスを入力としフレームカウンタとワー
    ドカウンタとからなるカウンタ手段と、基地局からの送
    信信号から同期信号を検出する同期信号検出手段と、前
    記同期信号検出手段が同期信号検出したときに前記送
    信信号のワード値と前記ワードカウンタのカウント値と
    のズレを検出する検出する検出手段と、前記検出手段の
    検出したズレが予め定められた回数連続したときに前記
    ズレに基づいて受信部の立ち上げ余裕を調整する制御手
    段とを有することを特徴とする無線選択呼出受信機の間
    欠受信回路。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が前記受信部の立ち上げ余
    裕の調整を行った後、前記検出手段がズレの検出を行わ
    ないこと特徴とする請求項1記載の無線選択呼出受信
    機の間欠受信回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が受信部の立ち上げ余裕の
    調整を行った後も、前記検出手段がズレの検出を行い、
    前記ズレと異なった値のズレが前記予め定められた回数
    連続して検出される毎に、前記制御手段が前記受信部の
    立ち上げ余裕の調整を行うことを特徴とする請求項1記
    載の無線選択呼出受信器の間欠受信回路。
  4. 【請求項4】 クロックパルスを発振する発振手段と、
    前記クロックパルスを入力とするワードカウンタとフレ
    ームカウンタからなるカウンタ手段と、基地局からの
    送信信号から同期信号を検出する同期信号を検出する同
    期信号検出手段と、前記同期信号検出手段が同期信号
    検出したときに前記送信信号のワード値と前記ワードカ
    ウンタのカウント値とのズレを検出する検出手段と、前
    記検出手段の検出したズレが予め定められた回数連続し
    たときに、前記ズレに基づいて前記ワードカウンタの同
    期確立を行う制御手段とを有することを特徴とする無線
    選択呼出受信機の間欠受信回路。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が前記ズレに基づいて前記
    ワードカウンタの同期確立を行った後、前記検出手段が
    ズレの検出を行わないこと特徴とする請求項4記載の
    無線選択呼出受信機の間欠受信回路。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が前記ズレに基づいて前記
    ワードカウンタの同期確立を行った後も、前記検出手段
    がズレの検出を行い、前記ズレと異なった値のズレが前
    記予め定められた回数連続して検出される毎に、前記制
    御手段が最も時間的に新しい前記予め定められた回数連
    続して検出されたズレに基づいて前記ワードカウンタの
    同期確立を行うことを特徴とする請求項4記載の無線選
    択呼出受信器の間欠受信回路。
  7. 【請求項7】 送信局からの送信信号を受信し受信信号
    を出力するアンテナと、前記受信信号を増幅復調および
    波形整形し復調信号を出力する受信部と、前記復調信号
    から自己の呼出番号の検出を行いデジタル信号を出力す
    るデコーダ部と、クロック信号を出力する基準発振器
    と、前記クロック信号をカウントするフレームカウンタ
    とワードカウンタからなるカウンタ部と、前記復調信号
    から同期信号を検出し前記ワードカウンタのワード同期
    を確立するとともに割り込み信号を出力する同期信号検
    出部と、前記割り込み信号を入力し前記フレームカウン
    タのフレーム同期を確立するとともに前記カウンタ部の
    カウンタ値を読み込み前記受信部の立ち上げを行うCP
    Uとを有する無線選択呼出受信機であって、 前記CPUが送信ワード値と前記ワードカウンタのカウ
    ント値とのズレを検出する機能を有し、 前記ズレを記憶する第1の記憶部と、前記ズレの連続回
    数を予め記憶する第2の記憶部と、前記第1の記憶部に
    記憶されたズレが前記第2の記憶部に記憶された回数連
    続して検出されたときに前記第1の記憶部に記憶された
    前記ズレを記憶する第3の記憶部を有し、 前記CPUが、前記第3の記憶部に記憶されたズレに基
    づき前記受信部の立ち上げ余裕を調整することを特徴と
    する無線選択呼出受信機の間欠受信回路。
  8. 【請求項8】 前記CPUが前記第3の記憶部に記憶さ
    れたズレに基づいて前記受信部の立ち上げ余裕を調整し
    た後、前記CPUがズレの検出を行わないことを特徴と
    する請求項7記載の無線選択呼出受信機の間欠受信回
    路。
  9. 【請求項9】 前記CPUが前記第3の記憶部に記憶さ
    れたズレに基づいて前記受信部の立ち上げ余裕を調整し
    た後も、前記CPUがズレの検出を行い、前記ズレと異
    なった値のズレが前記第2の記憶部に記憶されている回
    数連続して検出される毎に、前記CPUが前記受信部の
    立ち上げ余裕の調整を行うことを特徴とする請求項7記
    載の無線選択呼出受信器の間欠受信回路。
  10. 【請求項10】 送信局からの送信信号を受信し受信信
    号を出力するアンテナと、前記受信信号を増幅復調およ
    び波形整形し復調信号を出力する受信部と、前記復調信
    号から自己の呼出番号の検出を行いデジタル信号を出力
    するデコーダ部と、クロック信号を出力する基準発振器
    と、前記クロック信号をカウントするフレームカウンタ
    とワードカウンタからなるカウンタ部と、前記復調信号
    から同期信号を検出し前記ワードカウンタのワード同期
    を確立するとともに割り込み信号を出力する同期信号検
    出部と、前記割り込み信号を入力し前記フレームカウン
    タのフレーム同期を確立するとともに前記カウンタ部の
    カウンタ値を読み込み前記受信部の立ち上げを行うCP
    Uとを有する無線選択呼出受信機であって、 前記CPUが送信ワード値と前記ワードカウンタのカウ
    ント値とのズレを検出する機能を有し、 前記ズレを記憶する第1の記憶部と、前記ズレの連続回
    数を予め記憶する第2の記憶部と、前記第1の記憶部に
    記憶されたズレが前記第2の記憶部に記憶された回数連
    続して検出されたときに前記第1の記憶部に記憶された
    前記ズレを記憶する第3の記憶部を有し、 前記CPUが前記第3の記憶部に記憶されたズレに基づ
    いて前記ワードカウンタの同期確立を行うことを特徴と
    する無線選択呼出受信機の間欠受信回路。
  11. 【請求項11】 前記CPUが前記第3の記憶部に記憶
    されたズレに基づいて前記ワードカウンタの同期確立を
    行った後、前記CPUがズレの検出を行わないこと
    徴とする請求項10記載の無線選択呼出受信機の間欠受
    信回路。
  12. 【請求項12】 前記CPUが前記第3の記憶部に記憶
    されたズレに基づいて前記ワードカウンタの同期確立を
    行った後も、前記CPUがズレの検出を行い、前記ズレ
    と異なった値のズレが前記第2の記憶部に記憶されてい
    る回数連続して検出される毎に、前記CPUが最も時間
    的に新しい前記予め定められた回数連続して検出された
    ズレに基づいて前記ワードカウンタの同期確立を行うこ
    とを特徴とする請求項10記載の無線選択呼出受信器の
    間欠受信回路。
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