JP2644838B2 - 断熱体の製造方法 - Google Patents
断熱体の製造方法Info
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- JP2644838B2 JP2644838B2 JP63191411A JP19141188A JP2644838B2 JP 2644838 B2 JP2644838 B2 JP 2644838B2 JP 63191411 A JP63191411 A JP 63191411A JP 19141188 A JP19141188 A JP 19141188A JP 2644838 B2 JP2644838 B2 JP 2644838B2
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- Japan
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- heat insulator
- plate
- outer plate
- inner plate
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫等の断熱箱体に使用する断熱体に関す
るものである。
るものである。
従来の技術 第２図は従来の断熱体板を示している。以下この従来
例の構成について第２図を参考に説明する。
例の構成について第２図を参考に説明する。
１は断熱体板であり、鉄板を鈑金加工し塗装した外板
２と、ABS樹脂等で成型した内板３とで外郭を構成され
ている。６は断熱体パックであり、断熱体板１内に入れ
られている。また、断熱体パック６は、容器４と、容器
４内に詰められた充填材５とから構成され、容器４内を
減圧している。ここで、容器４は、気体バリヤー性を有
する樹脂−金属のラミネートフィルムで形成されてい
る。そして、充填材５としては、パーライト等の粉末を
使用できる。
２と、ABS樹脂等で成型した内板３とで外郭を構成され
ている。６は断熱体パックであり、断熱体板１内に入れ
られている。また、断熱体パック６は、容器４と、容器
４内に詰められた充填材５とから構成され、容器４内を
減圧している。ここで、容器４は、気体バリヤー性を有
する樹脂−金属のラミネートフィルムで形成されてい
る。そして、充填材５としては、パーライト等の粉末を
使用できる。
次に、上記従来の断熱体の製造方法について説明す
る。
る。
断熱体パック６の内部が減圧され、大気圧に対して負
圧になるが、充填材５により大気圧を支えている。その
内部が減圧された断熱体パック６の熱伝導率は、0.0070
kcal/m・hr℃以下になり、通常のウレタンフォーム発泡
体の２倍の断熱性を有し、従って、断熱体板１は、高い
断熱性を有することが出来る。
圧になるが、充填材５により大気圧を支えている。その
内部が減圧された断熱体パック６の熱伝導率は、0.0070
kcal/m・hr℃以下になり、通常のウレタンフォーム発泡
体の２倍の断熱性を有し、従って、断熱体板１は、高い
断熱性を有することが出来る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では断熱体板１は断
熱体パック６と外板２と内板３の密着性が悪ければ構造
体強度が低下するため、接着剤等で上記三者を固定しな
ければならない問題点があった。
熱体パック６と外板２と内板３の密着性が悪ければ構造
体強度が低下するため、接着剤等で上記三者を固定しな
ければならない問題点があった。
又、外板２や内板３を更に複雑な構造にした場合に断
熱体パック６との間に部分的に非密着部分が出来、外板
２や内板３を補強しなければならない等の問題点があっ
た。
熱体パック６との間に部分的に非密着部分が出来、外板
２や内板３を補強しなければならない等の問題点があっ
た。
本発明は上記問題点に鑑み従来例の欠点を除去するも
のであり、構造強度の確保と断熱性能の強化を行うもの
である。
のであり、構造強度の確保と断熱性能の強化を行うもの
である。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、外板と内板とか
ら形成する空間内にフォーム発泡原料を注入，発泡し、
通気性のあるフォーム体を形成して前記空間内に充填し
ながら前記外板又は内板に設けた弁を介して前記空間内
を減圧するものである。
ら形成する空間内にフォーム発泡原料を注入，発泡し、
通気性のあるフォーム体を形成して前記空間内に充填し
ながら前記外板又は内板に設けた弁を介して前記空間内
を減圧するものである。
作用 本発明は上記した構成によって、外板と内板とから形
成する空間内に、直接フォーム発泡原料を注入，発泡
し、通気性のあるフォーム体を形成して空間内に充填し
ながら、同時に外板又は内板に設けた弁を介して空間内
を減圧するので、フォーム体と外板及び内板との密着性
を容易に確保できることにより、接着剤を用いることな
く断熱体の構造強度をも容易に確保できるものである。
成する空間内に、直接フォーム発泡原料を注入，発泡
し、通気性のあるフォーム体を形成して空間内に充填し
ながら、同時に外板又は内板に設けた弁を介して空間内
を減圧するので、フォーム体と外板及び内板との密着性
を容易に確保できることにより、接着剤を用いることな
く断熱体の構造強度をも容易に確保できるものである。
実施例 以下本発明の断熱体の製造方法について図面を参照し
ながら説明をする。
ながら説明をする。
第１図は本発明の断熱体の断面を示すものである。尚
従来と同一の構成については同一番号を付してその詳細
な説明を省略する。
従来と同一の構成については同一番号を付してその詳細
な説明を省略する。
７は断熱体であり外板２と内板３にて形成された空間
に連続気泡発泡体等の通気性のあるフォーム体８を充填
したものである。フォーム体８の内部を減圧するため、
外板２に開口部９があらかじめ設けてある。10は逆止弁
機能を有する弁であり、開口部９に挿通され、外板２を
貫通している。フォーム体８の表面には、非通気性の表
皮11（スキン層）が形成されるが、フォーム体８が発泡
するにしたがって空間内部に充満してくると、表皮11が
弁10の空間内側先端に突き刺されて破られることとな
る。
に連続気泡発泡体等の通気性のあるフォーム体８を充填
したものである。フォーム体８の内部を減圧するため、
外板２に開口部９があらかじめ設けてある。10は逆止弁
機能を有する弁であり、開口部９に挿通され、外板２を
貫通している。フォーム体８の表面には、非通気性の表
皮11（スキン層）が形成されるが、フォーム体８が発泡
するにしたがって空間内部に充満してくると、表皮11が
弁10の空間内側先端に突き刺されて破られることとな
る。
以上のような断熱体の製造方法について説明する。
弁を介して断熱体７のフォーム材８の内部の気体を真
空ポンプで排気し、内部を所定の減圧度に減圧する。次
に弁10と真空ポンプとの接続をはずす。弁10は逆止弁と
なっており、内部の減圧度が確保される。
空ポンプで排気し、内部を所定の減圧度に減圧する。次
に弁10と真空ポンプとの接続をはずす。弁10は逆止弁と
なっており、内部の減圧度が確保される。
このようにフォーム体８は外板や内板と密着しながら
充填していくので構造強度が確保でき、又、外板２や内
板３が複雑な構造であっても隙間なく充填することが出
来る。又、取りつけた弁によってフォーム体の気体が容
易に減圧され、減圧度も確保され、作業性及び品質面で
も良好なものである。
充填していくので構造強度が確保でき、又、外板２や内
板３が複雑な構造であっても隙間なく充填することが出
来る。又、取りつけた弁によってフォーム体の気体が容
易に減圧され、減圧度も確保され、作業性及び品質面で
も良好なものである。
発明の効果 以上のように本発明は外板と内板とフォーム体とから
なり内部を減圧にしたものにおいて、外板又は内板の一
部に弁を設けたため、フォーム体と外板，内板との密着
性により構造強度を確保し、弁によって減圧度の確保と
作業が容易になり、作業性，品質面で優れたものであ
る。
なり内部を減圧にしたものにおいて、外板又は内板の一
部に弁を設けたため、フォーム体と外板，内板との密着
性により構造強度を確保し、弁によって減圧度の確保と
作業が容易になり、作業性，品質面で優れたものであ
る。
第１図は本発明の一実施例における断熱体の断面図、第
２図は従来例の断熱体の断面図である。 ２……外板、３……内板、７……断熱体、８……フォー
ム体、10……弁。
２図は従来例の断熱体の断面図である。 ２……外板、３……内板、７……断熱体、８……フォー
ム体、10……弁。
Claims (1)
- 【請求項１】外板と内板とから形成する空間内にフォー
ム発泡原料を注入，発泡し、通気性のあるフォーム体を
形成して前記空間内に充填しながら前記外板又は内板に
設けた弁を介して前記空間内を減圧する断熱体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63191411A JP2644838B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 断熱体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63191411A JP2644838B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 断熱体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0242296A JPH0242296A (ja) | 1990-02-13 |
| JP2644838B2 true JP2644838B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=16274161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63191411A Expired - Lifetime JP2644838B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 断熱体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2644838B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013245725A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Meisei Ind Co Ltd | 断熱対象物の断熱構造、及び、断熱設備、並びに、断熱改修方法 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014132665A1 (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-04 | パナソニック株式会社 | 断熱容器および断熱構造体 |
| CN104981645B (zh) * | 2013-03-01 | 2018-07-20 | 松下知识产权经营株式会社 | 隔热容器 |
| JP6435517B2 (ja) * | 2013-09-12 | 2018-12-12 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 真空断熱材を備える断熱容器 |
| US20160236452A1 (en) * | 2013-09-26 | 2016-08-18 | Va-Q-Tec Ag | Foil-wrapped vacuum insulation element |
| US11634264B2 (en) | 2013-09-26 | 2023-04-25 | Va-Q-Tec Ag | Foil-wrapped vacuum insulation element |
| WO2015186346A1 (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-10 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 断熱体および断熱容器 |
| WO2016027460A1 (ja) * | 2014-08-21 | 2016-02-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 断熱容器 |
| WO2016027461A1 (ja) * | 2014-08-21 | 2016-02-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 断熱容器および断熱構造体 |
| JP6425680B2 (ja) * | 2016-04-01 | 2018-11-21 | 明星工業株式会社 | 低温タンク |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57110437A (en) * | 1980-12-29 | 1982-07-09 | Nippon Oxygen Co Ltd | Vacuum heat insulating structure |
| JPS608688A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-17 | 松下冷機株式会社 | 断熱材パツク及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP63191411A patent/JP2644838B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013245725A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Meisei Ind Co Ltd | 断熱対象物の断熱構造、及び、断熱設備、並びに、断熱改修方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0242296A (ja) | 1990-02-13 |
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