JP2643396B2 - セラミックコンデンサに半田接合される板状のリード線 - Google Patents

セラミックコンデンサに半田接合される板状のリード線

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JP2643396B2 JP63317171A JP31717188A JP2643396B2 JP 2643396 B2 JP2643396 B2 JP 2643396B2 JP 63317171 A JP63317171 A JP 63317171A JP 31717188 A JP31717188 A JP 31717188A JP 2643396 B2 JP2643396 B2 JP 2643396B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はセラミックコンデンサに半田接合される板状
のリード線に関し、特に、高温部で使用されるセラミッ
クコンデンサとリード線の接合部の信頼性を向上したセ
ラミックコンデンサに半田接合される板状のリード線に
関する。
[従来の技術] 従来のセラミックコンデンサ用リード線として、例え
ば、第3図に示されるものがある。2はセラミックコン
デンサであり、1は銅に半田めっきが施されたセラミッ
クコンデンサ2のリード線である。リード線1はセラミ
ックコンデンサ2に半田付けによって接合されている。
セラミックコンデンサは自動車のエンジン周辺等の高
温部で使用される場合があるため、最近ではセラミック
コンデンサのリード線として、以下のようなことが要求
されている。
(1) 本体稼働時に発生する熱を速やかに拡散するよ
うに熱伝導性が良好であり、また、本体とリード間の熱
応力を抑えるように、本体とリードの熱膨張係数を整合
状態に保たなくてはならない。即ち、本体とリード線の
熱膨張係数に差がでると、その応力によって本体とリー
ド線の半田接合部が剥離し、その信頼性が低下する。
(2) リード線として加工性が良く、適度な耐熱性と
強度を有していること。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来のセラミックコンデンサ用リード線によ
ると、これらの要求を満足できないという不都合があ
る。即ち、本体のセラミックの熱膨張係数が7.0×10-6/
℃であるのに対してリード線の銅の熱膨張係数が16.5×
10-6/℃と差が大きいため、セラミックコンデンサの温
度が高温(150℃〜300℃)になると、半田が熱疲労を起
こし、半田付け部が剥離してしまう。このため、半田付
け部の信頼性を低下させることになる。
従って、本発明の目的は高温部で使用されるセラミッ
クコンデンサとリード線の熱膨張係数を整合して半田付
け部の剥離を防止し、これによって半田付け部の信頼性
を向上することができるセラミックコンデンサ用リード
線を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は以上述べた目的を実現するため、高温部で使
用されるセラミックコンデンサに接合するリード線とし
て、銅/インバー/銅,銅/コバール/銅,銅/42アロ
イ/銅等からなる断面積比率が1:1:1の3層構造のクラ
ッド板材を使用するようにした板状のセラミックコンデ
ンサ用リード線を提供するものである。
即ち、本発明のセラミックコンデンサ用リード線は、
高温部で使用される電子部品用のリード線に、銅/イン
バー銅,銅/コバール/銅,銅/42アロイ/銅等からな
る断面積比率が1:1:1の3層構造の低膨張クラッドリー
ド線を用い、セラミックの熱膨張係数に整合させてい
る。このため、高温状態(150℃以上)でも接合部の剥
離を防止することができ、信頼性を向上することができ
る。尚、実開昭61−119355号公報によって複合線材の提
案が行われているが、高温部で使用されるセラミックコ
ンデンサのリード線に適用することができない。
[実施例] 以下、本発明のセラミックコンデンサ用板状リード線
を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示し、セラミックコンデ
ンサ2に低膨張クラッドリード線3が、半田付けによっ
て接合されている。
第2図(a)は本発明の低膨張クラッドリード線3を
示し、低膨張クラッドリード線3は銅4の間にインバー
5を介在した銅/インバー/銅の3層構造になってお
り、インバー5には熱膨張係数が低いFe−36%Ni合金を
使用している(1.5×10-6/℃)。また、銅4は熱伝達の
良好な無酸素銅を用いることが好ましいが、耐熱性の良
いSn入り銅、Ag入り銅等の銅合金を用いても良い。この
3層クラッド材の構成比は略1:1:1になっており、放散
性に優れたものになっている。尚、銅4の間に介在され
るインバー5の代わりにコバール,42アロイ(Fe−42%N
i合金)用いても良い。
以上の構成において、低膨張クラッドリード線3をセ
ラミックコンデンサ2に接続する場合は、第2図(b)
に示すように、銅4の部分を略直角に曲げて接合面に密
着させ、半田接合によって接合する。
このように、高温部で使用されるセラミックコンデン
サ用のリード線に銅と熱膨張係数の低いインバー,コバ
ール,42アロイを組み合わせた複合材料を使用すること
によりリード線の熱膨張係数をセラミックコンデンサの
熱膨張係数に接合させることができ、高温によって半田
付け部等の接合部が剥離することができなくなる。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明のセラミックコンデンサ用
リード線によると、高温部で使用されるセラミックコン
デンサに接合するリード線として、銅/インバー/銅,
銅/コバール/銅,銅/42アロイ/銅等からなる3層構
造のクラッド材を使用し、かつ、その断面積比を1:1:1
にするようにしたため、リード線の熱膨張係数を低くす
ることができ、これによってセラミックコンデンサの熱
膨張係数に接合させることができる。これによって高温
による半田接合部の剥離が防止され、高信頼性、高寿命
化を図ることができる。特に、クラッド材の構成比を1:
1:1にすることにより、セラミックコンデンサの有する
特性に合わせることができ、相互部材の特性のマッチン
グが向上して従来にない特性効果と信頼性を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図
(a)、(b)は低膨張クラッドリード線を示す説明
図、第3図は従来のセラミックコンデンサ用リード線を
示す説明図。 符号の説明 1……リード線、2……セラミックコンデンサ 3……低膨張クラッドリード線 4……銅、5……インバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−118620(JP,A) 特開 昭63−252457(JP,A) 特開 昭60−206053(JP,A) 特開 昭63−284716(JP,A) 特開 平2−100208(JP,A) 実開 昭63−77327(JP,U) 実開 昭63−16423(JP,U) 実開 昭63−186016(JP,U) 特公 昭56−32780(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温部で使用されるセラミックコンデンサ
    の接合面に略直角に曲げて半田接合される板状のリード
    線であって、前記リード線はその全体が銅/インバー/
    銅、銅/コバルト/銅、銅/42アロイ/銅からなる3層
    構造の板状クラッド材から構成され、各層材料の断面積
    比が略1:1:1に構成されていることを特徴とするセラミ
    ックコンデンサに半田接合される板状のリード線。
JP63317171A 1988-12-15 1988-12-15 セラミックコンデンサに半田接合される板状のリード線 Expired - Lifetime JP2643396B2 (ja)

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