JP2642379B2 - ビデオ信号記録再生装置 - Google Patents

ビデオ信号記録再生装置

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JP2642379B2
JP2642379B2 JP63023924A JP2392488A JP2642379B2 JP 2642379 B2 JP2642379 B2 JP 2642379B2 JP 63023924 A JP63023924 A JP 63023924A JP 2392488 A JP2392488 A JP 2392488A JP 2642379 B2 JP2642379 B2 JP 2642379B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオカメラと一体となつたビデオテープ
レコーダなどのビデオ信号記録再生装置に係わり、特
に、輝度信号をFM変調し、クロマ信号を低域変換して記
録,再生するようにしたビデオ信号記録再生装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、磁気テープを記録媒体とするビデオ信号記録再
生装置(以下、VTRという)においては、たとえば特公
昭55−19116号公報に開示されるように、輝度信号をFM
変調するとともに、クロマ信号をFM変調された輝度信号
(以下、FM輝度信号という)の帯域よりも低い帯域に周
波数変換し(以下、このように周波数変換されたクロマ
信号を低域変換クロマ信号という)、FM輝度信号と低域
変換クロマ信号とを周波数多重して記録,再生してい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかる方式のビデオ信号記録再生装置においては、通
常、輝度信号について、ノイズ除去やドロツプ補償など
の種々のS/N改善のための信号処理がなされており、こ
れにより、再生画像の画質改善をはかつている。
しかしながら、色差信号については、これによつてキ
ヤリアを直角二相変調して得られるクロマ信号を、周波
数変換手段により、直接低域に変換して低域変換クロマ
信号を形成し、これを磁気記録媒体に記録するととも
に、再生時には、再生された低域変換クロマ信号を、周
波数変換手段により、直接高域に変換し、元のキヤリア
周波数のクロマ信号を得ている。このように、従来のビ
デオ信号記録再生装置においては、各色差信号は変調さ
れた形態、すなわちクロマ信号として信号処理されるた
めに、輝度信号に対するようなベースクリツプやノイズ
キヤンセルなどのノイズ除去のための処理を行なうこと
は困難であり、また、ドロツプアウト補償も、クロマ信
号におけるキヤリアの位相の連続性を保たせなければな
らないことから、非常に困難であつて一般に採用されて
いない。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、色差信号を
低域変換クロマ信号として記録,再生するに際し、該色
差信号のS/Nを改善して再生画像の画質向上を実現可能
としてビデオ信号記録再生装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、ビデオカメラ
と一体化されており、周波数変調された輝度信号と低域
変換クロマ信号とを周波数多重して記録,再生するビデ
オ信号記録再生装置であって、外部からのカラービデオ
信号の記録時、該カラービデオ信号のクロマ信号を選択
し、再生時、再生された低域変換クロマ信号を選択する
第1のスイッチと、該第1のスイッチで選択された該マ
クロ信号もしくは該低域変換クロマ信号を復調し、第1,
第2の色差信号を出力する復調手段と、該第1,第2の色
差信号もしくは前記ビデオカメラからの記録すべき第3,
第4の色差信号を選択する第2のスイッチと、該第2の
スイッチで選択された色差信号を信号処理する処理手段
と、該処理手段から出力される色差信号を変調し、カラ
ービデオ信号のクロマ信号を形成する第1の変調手段
と、記録時、該処理手段(もしくは該復調手段)から出
力される色差信号を変調し、低域変換クロマ信号を形成
する第2の変調手段とを設ける。
〔作 用〕
外部カラービデオ信号のクロマ信号や再生された低域
変換クロマ信号は、上記復調手段でベースバンドの色差
信号に復調されてから上記処理手段で所定の処理がなさ
れ、しかる後、第1の変調手段で変調されてモニタ用の
カラービデオ信号のクロマ信号となり、また、記録時に
は、この処理手段(もしくは該復調手段)からの色差信
号が第2の変調手段に変調されて記録のための低域変換
クロマ信号となる。
このように、再生された低域変換クロマ信号をベース
バンドの信号としての色差信号に復調し、しかる後、変
調してカラービデオ信号のクロマ信号とするものである
が、かかるベースバンドの信号としての色差信号に対し
ては、ベースバンドの輝度信号に対して用いられる信号
処理、例えば、ベースクリップやのいずキャンセルなど
のノイズ除去のための処理を採用できるし、また、キャ
リアの位相の連続性を考慮することなく、ドロップアウ
ト補償も行なうことができるものであって、上記処理手
段においても、かかる信号処理を行なわせることができ
る。
従って、再生されて得られるクロマ信号も輝度信号と
同等の信号処理がなされたものとすることができ、この
再生クロマ信号のS/Nが大幅に改善されて再生画像の画
質が著しく向上する。
しかも、記録時、色差信号から低域変換クロマ信号を
生成するに際しては、この色差信号を上記第2の変調手
段で変調してこの低域変換クロマ信号を得るようにして
いるので、色差信号を直角二相変調してクロマ信号を
得、このクロマ信号を周波数変換して低域変換クロマ信
号を得るようにした従来技術に比べ、得られる低域変換
クロマ信号の品質劣化が少ない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、ビデオカメラと一体となつ
たVTR(カメラ一体形VTR)を例にとり、図面によつて説
明する。
第1図は本発明によるビデオ信号記録再生装置の一実
施例を示すブロツク図であつて、1はレンズ、2は固体
撮像素子、3はアンプ、4はカメラ信号処理回路、5は
スイツチ、6はピーキング回路、7はAGC(自動利得制
御)回路、8は波形等化回路、9はFM復調回路、10はデ
イエンフアシス回路、11はノイズ処理回路、12はD・O
(ドロツプアウト)補償回路、13はスイツチ、14は加算
回路、15はカウンタ加算回路、16は出力端子、17はAGC
回路、18はスーパーインポーズ回路、19はエンフアシス
回路、20はクリツプ回路、21はFM変調回路、22は加算回
路、23は磁気テープ、24はシリンダ、25,26はビデオヘ
ツド、27,28はプリアンプ、29はスイツチ、30,30′はガ
イド、31,32はクランプ回路、33,34はスーパーインポー
ズ回路、35,36はスイツチ、37,38はくし形フイルタ、3
9,40はクランプ回路、41,42はベースクリツプ回路、43,
44はバーストレベル置換回路、45,46はスイツチ、47,48
はクランプ回路、49,50は掛算回路、51は加算回路、52
はBPF(バンドパスフイルタ)、53はスイツチ、54〜58
は入力端子、59はスーパーインポーズ回路、60はスイツ
チ、61はACC(自動クロマ制御)回路、62はACC検波回
路、63,64は掛算回路、65,66はスイツチ、67,68はLPF
(ローパスフイルタ)、69,70はスイツチ、71,72はクラ
ンプ回路、73,74は掛算回路、75は加算回路、76はバー
ストエンフアシス回路、77,78はスイツチ、79はLPF、80
は4相ローテーシヨン回路、81,82はスイツチ、83は比
較アンプ、84はループフイルタ、85はスイツチ、86は90
゜移相回路、87は位相検波回路、88はループフイルタ、
89はVCO(電圧制御発振器)、90はスイツチ、91は基準
電圧源、92は入力端子、93はスイツチ、94は加算回路、
95はAFC回路、96はVCO、97は2分周回路、98は4分周回
路、99,100は入力端子である。
同図において、ビデオカメラからのカラービデオ信号
とたとえば受信されたビデオ信号(以下、これを外部カ
ラービデオ信号という)との記録再生が可能に構成され
ており、レンズ1,固体撮像素子2,アンプ3,カメラ信号処
理回路4がビデオカメラをなして、外部カラービデオ信
号の輝度信号は入力端子57から、クロマ信号は入力端子
58から夫々入力される。ここでは、NTSC方式からVHS方
式について説明し、このために、クロマ信号のキヤリア
周波数は3.58MHz、低域クロマ信号のキヤリア周波数は4
0fH(但し、fHは水平走査周波数)である。
以下、この実施例の動作について説明するが、まず、
ビデオカメラの出力信号を記録する場合について説明す
る。この場合には、第1図において、スイツチ5,69,70
はカメラ側に、スイツチ13,45,46,60,77,78,81,82,90は
REC側に、スイツチ35,36,65,66,85はカメラREC側に、ス
イツチ53は(カメラREC+PB)側に夫々閉じており、ス
イツチ93は開いている。
ビデオカメラのカメラ信号処理回路4からは、輝度信
号Yと2つの色差信号R−Y,B−Yが別々に出力され
る。これらはいずれもベースバンドの信号であり、ま
た、2つの色差信号R−Y,B−Yの一方(ここでは、色
差信号B−Y)の水平ブランキング期間毎にバースト形
成のためのパルス(以下、バーストパルスという)が付
加されている。
輝度信号Yはスイツチ5を通り、AGC回路17でレベル
変動が除去された後、スーパーインポーズ回路18に供給
される。ここで、画面に日付,タイトルなどを付加する
場合には、これらを表わす画像信号の輝度成分が、輝度
スーパーインポーズ信号として、入力端子56からスーパ
ーインポーズ回路18に供給され、輝度信号Yにスーパー
インポーズされる。スーパーインポーズ回路18から出力
される輝度信号Yは、エンフアシス回路19で高域成分が
強調され、クリツプ回路20でFM変調に際して過変調を惹
き起すレベル成分がクリツプされた後、FM変調回路21に
供給されてFM輝度信号となる。
また、色差信号R−Y,B−Yは、夫々、クランプ回路3
1,32でブランキング期間が一定レベルとなるようにクラ
ンプされた後、スーパーインポーズ回路33,34に供給さ
れ、入力端子54,55から夫々日付やタイトルを表わす画
像信号の色差成分R−Y,B−Yが、R−Yスーパーイン
ポーズ信号,B−Yスーパーインポーズ信号として供給さ
れたとき、色差信号R−Y,B−Yに夫々スーパーインポ
ーズされる。これら色差信号R−Y,B−Yへのスーパー
インポーズは、R−Yスーパーインポーズ信号期間色差
信号R−Yに直流電圧を置換し、B−Yスーパーインポ
ーズ信号期間色差信号B−Yに直流電圧を置換すればよ
く、これら直流電圧のレベルを適宜設定することによ
り、画面上に表示される色相および色飽和度を任意にか
つ容易に設定できる。
なお、クランプ回路31,32では、ブランキング期間内
のバーストパルス期間を除いた部分でクランプが行なわ
れることはいうまでもない。
スーパーインポーズ回路33,34から出力される色差信
号R−Y,B−Yは、夫々スイツチ35,36を通つた後、くし
形フイルタ37,38に供給されて輝度信号Yの漏れ込みな
どによる妨害成分が除去される。ここで、くし形フイル
タ37,38はベースバンドのくし形フイルタ特性を有して
おり、キヤリア周波数が3.58MHzのクロマ信号に対する
くし形フイルタのような高精度の遅延時間(誤差が±3n
sec程度)が必要なく、これに比べて精度が大幅に緩和
できる。くし形フイルタ37,38から出力される色差信号
R−Y,B−Yは、夫々クランプ回路39,40でブランキング
期間のバーストパルス期間を除いた期間でクランプさ
れ、ベースクリツプ回路41,42でベースクリツプされて
ペデスタルレベル近傍のノイズが除去される。ベースク
リツプ41,42から出力される色差信号R−Y,B−Yは、夫
々スイツチ65,66を通り、LPF67,68で帯域制限された
後、さらに、スイツチ69,70を通り、クランプ回路71,72
で、クランプ回路31,39,32,40でと同様に、クランプさ
れて掛算回路73,74に供給される。
掛算回路73,74は、加算回路75とともに、ベースバン
ドの色差信号R−Y,B−Yから直接低域変換クロマ信号
を形成するための直角二相変調回路を構成している。ま
た、このためのキヤリア発生回路は、4相ローテーシヨ
ン回路80,AFC回路95,VCO96,2分周回路97,4分周回路98で
構成されている。VCO96の出力信号はAFC回路95で入力端
子100からの水平同期信号と周波数比較され、その誤差
電圧によつてVCO96が制御される。これにより、VCO96の
出力周波数は320fHに設定される。VCO96の出力信号は、
また、2分周回路97で分周され、さらに4分周回路98で
分周されるが、この4分周回路98からは周波数が40fH
かつ互いに位相が90゜ずつずれた4つの信号が出力され
る。4相ローテーシヨン回路80は、入力端子99からのヘ
ツド切換信号と入力端子100からの水平同期信号とによ
つて制御され、4分周回路98の4つの出力信号を1水平
走査期間(以下、1Hという)毎に切換え選択し、1H毎に
順次90゜ずつ位相が切換わりかつ互いに90゜位相が異な
る2つのキヤリア信号を出力する。ここで、図示するよ
うに、シリンダ24上に2個のビデオヘツド25,26が設け
られ、ガイド30,30′によつてこのシリンダ24の外周に
略180゜にわたつてらせん状に磁気テープ23が当接して
走行する場合には、入力端子99からのヘツド切換信号は
ビデオヘツド25が磁気テープ23を走査するシリンダ24の
回転期間とビデオヘツド26が磁気テープ23を走査するシ
リンダ24の回転期間とでレベルが異なつており、このヘ
ツド切換信号の制御により、4相ローテーシヨン回路80
から出力される2つのキヤリアは、ビデオヘツド25,26
の一方が磁気テープ23を走査する期間1H毎に位相が90゜
ずつ進むものとすると、他方が磁気テープを走査する期
間1H毎に位相が90゜ずつ遅れる。
掛算回路73では、クランプ回路71からの色差信号R−
Yでもつて4相ローテーシヨン回路80からの90゜位相が
遅れた方のキヤリアを平衡変調し、掛算回路74では、ク
ランプ回路71からの色差信号B−Yでもつて4相ローテ
ーシヨン回路80からの他方のキヤリアを平衡変調する。
そして、掛算回路73,74の出力信号は加算回路75で加算
され、低域変換クロマ信号が形成される。この低域変換
クロマ信号には、掛算回路74において、色差信号B−Y
の水平ブランキング期間に付加されたバーストパルスで
キヤリアを変調して得られるバースト信号が付加されて
いる。
かかる低域変換クロマ信号は、バーストエンフアシス
回路76でバースト信号を6dB増幅するように処理された
後、スイツチ77を通り、LPF79でFM変調回路21から出力
されるFM輝度信号よりも低い帯域となるように帯域制限
され、さらにスイツチ78を通つて加算回路22でFM変調回
路21からのFM輝度信号と周波数多重される。加算回路22
の出力信号は、適宜増幅された後、ビデオヘツド25,26
に供給されて磁気テープ23に記録される。
一方、スーパーインポーズ回路18から出力される輝度
信号Yとベースクリツプ回路41,42から出力される色差
信号R−Y,B−Yは、モニタなどのためにも用いられ
る。
このために、この輝度信号Yは、スイツチ13を介し、
加算回路14に供給される。
また、ベースクリツプ41,42から出力される色差信号
R−Y,B−Yは、夫々スイツチ45,46を通り、クランプ回
路47,48でクランプ回路31,32と同様のクランプがなされ
た後、掛算回路49,50に供給される。掛算回路49,50は加
算回路51とともにキヤリア周波数が3.58MHzのクロマ信
号を形成するための直角二相変調回路を構成している。
また、このためのキヤリア発生回路は90゜移相回路86,
位相検波回路87,ループフイルタ88,VCO89で構成されて
いる。VCO89の周波数が3.58MHzの出力信号は位相検波回
路87に供給され、入力端子92からスイツチ85を介して供
給される周波数が3.58MHzの安定した基準信号と位相比
較される。位相検波回路87の出力誤差信号はループフイ
ルタ88で補正され、制御信号としてスイツチ90を介して
VCO89に供給される。これにより、VCO89の出力信号は入
力端子92からの基準信号と位相同期して安定化する。VC
O89の出力信号はキヤリアとして掛算回路50に供給さ
れ、また、90゜移相回路86で移相された後、キヤリアと
して掛算回路49に供給される。
掛算回路49,50からは、夫々3.58MHzの周波数のキヤリ
アを平衡変調した色差信号R−Y,B−Yが出力され、こ
れらが加算回路51で加算されてクロマ信号が得られる。
このクロマ信号は、BPF52で帯域制限されてスイツチ53
を通り、加算回路14でスイツチ13からの輝度信号Yと加
算されてカラービデオ信号が形成される。このカラービ
デオ信号はカウンタ加算回路15に供給され、必要に応じ
てテープカウンタのカウント値がスーパーインポーズさ
れて出力端子16から出力される。
以上のように、ビデオカメラの出力信号を記録する場
合には、ベースバンドの輝度信号Y,色差信号R−Y,B−
Yから直接FM輝度信号と低域変換クロマ信号とからなる
記録信号を形成することができるので、従来のベースバ
ンドの色差信号を直角二相変換して得られるクロマ信号
を低域に周波数変換して記録用の低域変換クロマ信号を
得るようにする場合に比べ、得られる記録のための低域
変換クロマ信号の品質劣化が少なく、また、これと同時
に、カラー映像でもって記録映像のモニタが可能とな
る。さらに、変調前に、これら輝度信号Y,色差信号R−
Y,B−Yについて画質改善のための処理を施こすことが
できる。
次に、この実施例の外部カラービデオ信号の記録動作
について説明する。なお、この場合には、スイツチ5,6
9,70は外部側に、スイツチ13,45,46,60,77,78,81,82,90
はREC側に、スイツチ35,36,65,66,85は 側に、スイツチ53は 側に夫々閉じており、スイツチ93は開いている。
外部カラービデオ信号は輝度信号Yとクロマ信号Cと
に分離されて供給され、輝度信号Yは入力端子57から、
クロマ信号Cは入力端子58から夫々入力される。輝度信
号Yはスイツチ5を通り、AGC回路17,スーパーインポー
ズ回路18,エンフアシス回路19,クリツプ回路20でビデオ
カメラから出力される輝度信号Yと同様に処理され、FM
変調回路21でFM輝度信号が形成されて加算回路22に供給
される。また、スーパーインポーズ回路18から出力され
る輝度信号はスイツチ13を介し、ビデオカメラから出力
される輝度信号Yと同様に、モニタなどに供される。
入力端子58から入力されたクロマ信号Cはスーパーイ
ンポーズ回路59に供給され、必要に応じて入力端子56か
らの輝度スーパーインポーズ信号の期間ペデスタルレベ
ルとなるようにして、スーパーインポーズされる。スー
パーインポーズ回路59から出力されるクロマ信号Cはス
イツチ60を介してACC回路61に供給され、ACC検波回路62
からの検波出力により、バースト信号のレベルが一定と
なるようにレベル制御される。ACC検波回路61から出力
されるクロマ信号Cは掛算回路63,64に供給される。
掛算回路63,64は同期復調回路を構成している。この
場合の3.58MHzのキヤリア発生回路も90゜移相回路86,位
相検波回路87,ループフイルタ88,VCO89でもつて構成さ
れており、ACC回路61から出力されるクロマ信号がスイ
ツチ85を介して位相検波回路87に供給されることによ
り、先に説明したように、VCO89からこのクロマ信号の
バースト信号に位相同期した3.58MHzのキヤリアが得ら
れる。なお、位相検波回路87ではクロマ信号のバースト
信号とVCO89の出力信号とが位相比較される。このため
に、図示しないが、位相検波回路87内あるいはスイツチ
85の直前にバーストゲートが設けられている。
VCO89の出力信号は、スイツチ82を介し、キヤリアと
して掛算回路64に供給され、これにより、クロマ信号C
からベースバンドの色差信号B−Yが復調される。ま
た、VCO89の出力信号は90゜移相回路86で移相され、ス
イツチ81を介し、キヤリアとして掛算回路63に供給され
る。これにより、クロマ信号Cから色差信号R−Yが復
調される。
これら色差信号R−Y,B−Yは、夫々スイツチ65,66を
通り、LPF67,68で帯域制限されてスイツチ35,36を通
り、ビデオカメラから出力される色差信号R−Y,B−Y
と同様に、色差信号R−Yはくし形フイルタ37,クラン
プ回路39,ベースクリツプ回路41で処理され、色差信号
B−Yはくし形フイルタ38,クランプ回路40,ベースクリ
ツプ回路42で処理される。ベースクリツプ回路41,42か
ら出力される色差信号R−Y,B−Yは、夫々スイツチ69,
70を通り、クランプ回路71,72でクランプされた後、掛
算回路73,74に供給される。これ以降の処理はビデオカ
メラから出力される色差信号R−Y,B−Yに対する処理
と同様であり、スイツチ78から加算回路22に低域変換ク
ロマ信号が供給されてFM輝度信号とともに磁気テープ23
に記録される。
モニタなどのためのクロマ信号はACC回路61から得、
スイツチ53を介して加算回路14に供給される。
バースト置換回路43,44はベースクリツプ回路41,42か
ら出力される色差信号R−Y,B−Yのバーストパルスを
正しいレベルのバーストパルスを置換するものである。
外部カラービデオ信号を記録する場合には、クロマ信号
Cが掛算回路63,64で同期復調され、このとき、バース
ト信号と同期復調されてバーストパルスとなる。したが
つて、ベースクリツプ回路41,42から出力される色差信
号R−Y,B−Yの水平ブランキング期間にバーストパル
スが付加されている。但し、NTSC方式の場合、VCO89の
出力信号がクロマ信号Cのバースト信号に位相同期して
いるので、ベースクリツプ回路41から出力される色差信
号R−Yにはバーストパルスは含まれない。
ところで、ACC回路61から出力されるクロマ信号Cに
レベル変動があると、バースト信号のレベルも変動し、
ベースクリツプ回路42から出力される色差信号B−Yの
バーストパルスのレベルも変動する。この色差信号B−
Yのバーストパルスはバースト置換回路44に設定される
バーストパルスの正しいレベルを表わす基準レベル信号
とACC検波回路62でレベル比較され、これらの差信号がA
CC制御電圧としてACC回路61に供給される。これによ
り、ACC回路61では、クロマ信号Cのバーストレベルが
バーストレベル置換回路44に設定される基準レベルに等
しくなるように、クロマ信号Cのレベルが制御されるの
である。
以上のようにして、外部カラービデオ信号を記録する
場合にも、クロマ信号の画質向上のための処理を行なう
ことができ、しかも、その処理手段としては、ビデオカ
メラから出力される色差信号の処理手段を兼用できる。
次に、この実施例の再生動作について説明する。この
場合には、スイツチ13,45,46,60,77,78,81,82,90はPB側
に、スイツチ35,36,65,66,85はカメラ▲▼側に、
スイツチ53は(カメラREC+PB)側に夫々閉じ、スイツ
チ93は閉じる。
ビデオヘツド25,26の再生信号は夫々プリアンプ27,28
で増幅され、入力端子99からのヘツド切換信号によつて
制御されるスイツチ29により、交互に選択されて連続し
た再生信号となる。
この再生信号は、一方では、ピーキング回路6に供給
され、FM輝度信号の抽出とその周波数特性の補正が行な
われる。抽出されたFM輝度信号はAGC回路7でビデオヘ
ツド25,26毎のレベル変動が除かれ、波形等化回路8で
処理された後、FM復調回路9でベースバンドの輝度信号
に復調される。この輝度回路は、デイエンフアシス回路
10でデイエンフアシスされ、ノイズ処理回路11でノイズ
クリツプやノイズキヤンセルなどのノイズ除去処理がな
され、D・O補償回路12でドロツプアウトの補償処理が
なされた後、スイツチ13を介して加算回路14に供給され
る。
スイツチ29から出力される再生信号は、また、スイツ
チ77を介してLPF79に供給され、低域変換クロマ信号が
抽出される。この低域変換クロマ信号はスイツチ78,60
を介してACC回路61に供給され、バースト信号のレベル
が一定となるようにレベル制御された後、掛算回路63,6
4に供給されてベースバンドの色差信号R−Y,B−Yに復
調される。これら色差信号R−Y,B−Yは、夫々スイツ
チ65,66を通り、LPF67,68で500KHzに帯域制限され、さ
らに、スイツチ35,36を通つてくし形フイルタ37,38に供
給され、磁気テープ23から再生されるときの隣接トラツ
クからのクロストーク成分などの不要成分が除かれると
ともに、後述するように、ドロツプアウト補償も行なわ
れる。くし形フイルタ37,38から出力される色差信号R
−Y,B−Yは、クランプ回路39でブランキング期間のバ
ーストパルス期間以外の期間クランプされ、ベースクリ
ツプ回路41,42でベースクリツプによつてノイズが除去
される。
ここで、ACC検波回路62は、先に説明した外部カラー
ビデオ信号の記録の場合と同様に、バーストレベル置換
回路44からの基準レベル信号とベースクリツプ回路42か
ら出力される色差信号B−Yのバーストパルスとをレベ
ル比較し、ACC回路61のACC制御電圧を出力するが、この
バーストパルスは、記録時バーストエンフアシス回路76
などによつて6dBエンフアシスされているので、バース
トレベル置換回路44からACC検波回路62に供給される基
準レベル信号のレベルも、正規のバーストレベルを6dB
だけ高めたものとなつている。
また、掛算回路63,64のキヤリア発生回路は、4相ロ
ーテーシヨン回路80,比較アンプ83,ループフイルタ84,
加算回路94,AFC回路95,VCO96,2分周回路97,4分周回路98
からなつている。先に説明したように、VCO96はAFC回路
95の出力信号によつて周波数が320fHの信号を出力し、
これが2分周回路97,4分周回路98で分周されて周波数が
40fHの互いに90゜ずつ位相が異なる4つの信号が形成さ
れ、4相ローテーシヨン回路80は4分周回路98の出力信
号を順次選択して1H毎に90゜ずつ位相が切換わる互いに
90゜位相が異なる2つのキヤリアを形成するが、これら
2つのキヤリアの位相の変化方向は記録時と同方向とな
る。つまり、ACC回路61から出力される低域変換クロマ
信号中の平衡変調された色差信号R−Yのキヤリアと位
相が一致するように、4相ローテーシヨン回路80は掛算
回路63に供給するキヤリアの位相を1H毎に90゜ずつ位相
を変化させ、同じく平衡変調された色差信号B−Yのキ
ヤリアと位相が一致するように、4相ローテーシヨン回
路80は掛算回路64に供給するキヤリアの位相を1H毎に90
゜ずつ位相を変化させる。このように夫々のキヤリアの
位相を規定する基準として、4相ローテーシヨン回路80
にヘツド切換信号が用いられる。
再生された低域変換クロマ信号には位相変動があり、
これを一定位相のVCO96の出力から作成したキヤリアで
同期復調すると、色相や色飽和度が変化する。これを防
止するために、比較アンプ83とループフイルタ84からな
るVCO96の位相制御系が設けられている。いま、再生さ
れた低域変換クロマ信号に位相変動があり、掛算回路63
に供給される平衡変調された色差信号R−Yとキヤリア
との間に位相誤差が生ずると、復調された色差信号R−
Yの水平ブランキング期間にバースト信号による不要な
パルス(これを、以下、擬似バーストバルスという)が
生ずる。
比較アンプ83では、復調された色差信号R−Yが供給
されるクランプ回路39の出力色差信号R−Yとこの色差
信号R−Yのクランプされるブランキングレベルを表わ
す基準レベル信号とが供給され、この基準レベル信号と
色差信号R−Yにおけるブランキング期間の擬似バース
トパルス期間とをレベル比較する。これらのレベル差は
掛算回路63に供給される低域変換クロマ信号中の平衡変
調された色差信号R−Yとキヤリア発生回路からのキヤ
リアとの位相差を表わしている。このレベル差を表わす
比較アンプ83の出力信号は、ループフイルタ84で補正さ
れた後、スイツチ93を通り、加算回路94でAFC回路95の
出力信号と加算されてVCO96に供給される。これによ
り、再生された低域変換クロマ信号に位相変動があつて
も、これを掛算回路63,64に供給されるキヤリアとの間
の位相差がなくなるように、VCO96が位相制御され、し
たがつて、掛算回路63,65からはこの位相変動に影響さ
れない色差信号R−Y,B−Yが得られる。
ベースクリツプ回路41,42から出力される色差信号R
−Y,B−Yは、夫々バーストレベル置換回路43,44で正し
いレベルのバーストパルスと置換された後、スイツチ4
5,46を通り、クランプ回路47で先に説明したようにクラ
ンプされ、掛算回路49,50に供給される。これら掛算回
路49,50のキヤリア発生回路は90゜移相回路86,VCO89,基
準電圧源91からなり、この基準電圧源91からの基準電圧
によつてVCO89は安定した3.58MHzのキヤリアを発生す
る。このキヤリアは掛算回路50に供給されるとともに、
90゜移相回路86で移相されて掛算回路49に供給される。
したがつて、掛算回路49,50および加算回路51からなる
直角二相変調回路により、キヤリア周波数が3.58MHzの
クロマ信号が形成される。
このクロマ信号は、BPF52で帯域制限された後、スイ
ツチ53を通り、加算回路14でD・O補償回路12からの輝
度信号と加算されてモニタなどのためのNTSC方式カラー
ビデオ信号が形成される。
このようにして、再生時においても、クロマ信号は画
質向上のための処理がなされ、しかも、このための処理
手段としては、記録時の処理手段を兼用している。
第2図は第1図におけるくし形フイルタ37,38の一具
体例を示す構成図であつて、101は1H遅延回路、102は加
算回路、103はスイツチ、104は入力端子、105は出力端
子である。
同図において、入力端子104からベースバンドの色差
信号(R−YまたはB−Y)が入力される。スイツチ10
3は、記録時 側に閉じているが、再生時には、ドロツプアウト期間D
・O側に閉じる。1H遅延回路101はCCD遅延回路とクロツ
ク除去用のLPFとで構成されている。
入力端子104から入力されたベースバンドの色差信号
は、スイツチ103を通り、直接加算回路102に、また、1H
遅延回路101で遅延されて加算回路102に供給される。1H
遅延回路101と加算回路102とでベースバンドの色差信号
の周波数スペクトルに合致したくし形フイルタ特性が得
られ、これにより、隣接トラツクからのクロストークな
どの色差信号に周波数インターリーブしたノイズ(イン
ターリーブ性ノイズ)が除去される。
また、ドロツプアウト期間では、スイツチ103はD・
O側に閉じ、加算回路102から出力される色差信号がス
イツチ103を介して1H遅延回路101と加算回路102とに供
給される。これにより、色差信号のドロツプアウトが補
償される。
このように、色差信号はドロツプアウトも補償されて
第1図で説明したように直角二相変調されるから、これ
によつて得られるクロマ信号のキヤリア位相は連続性が
保たれる。
第3図は第1図におけるくし形フイルタ37,38の他の
具体例を示すブロツク図であつて、106,107は減算回
路、108,109はスイツチ、110,111はアンプであり、第2
図に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、記録時には、スイツチ108はREC側に閉
じ、1H遅延回路101と加算回路102とでくし形フイルタ特
性が得られる。
再生時には、スイツチ108がPB側に閉じ、減算回路10
6,107とアンプ110,111の一方とが付加されてフイードバ
ツクくし形フイルタが構成される。1H遅延回路101の
入,出力色差信号は減算回路107で減算され、この色差
信号の周波数スペクトルの谷部の信号が抽出され、アン
プ110または111で1.2倍または0.3倍とされた後、減算回
路106に供給されて入力される色差信号を減算する。こ
れにより、色差信号の周波数スペクトルの谷部がより充
分に減衰され、インターリーブ性ノイズなどの抑圧効果
がさらに大きくなる。
なお、スイツチ109は1H前後の信号の相関性(すなわ
ち、垂直相関性)の有無によつて切換え制御され、相関
性があるときには、スイツチ109はアンプ110の出力信号
を選択するが、1H前後の信号の差が5IRE以上であるとき
には、相関性がないとしてスイツチ109はアンプ111の出
力信号を選択する。また、バーストパルス期間では、ス
イツチ109はアンプ111の出力信号を選択する。ドロツプ
アウト期間には、スイツチ103はD・O側に閉じること
は第2図の具体例と同様である。
第4図は第1図におけるくし形フイルタ37,38のさら
に他の具体例を示すブロツク図であつて、第3図に対応
する部分には同一符号をつけている。
この具体例は、ドロツプアウト補償用のスイツチ103
をスイツチ108の後段に設けたものであり、その他の部
分は第3図に示したくし形フイルタと同様であつて、そ
の動作も第3図に示したくし形フイルタと同様である。
第5図は第1図におけるバーストレベル置換回路44の
一具体例を示すブロツク図であつて、112〜114は入力端
子、115は基準電圧源、116〜119はスイツチ、120〜122
はバツフアアンプ、123,124は抵抗、125,126は出力端
子、127,128は電流源である。
同図において、入力端子112からは色差信号B−Y
が、入力端子113からブランキングパルスが、入力端子1
14からバーストパルスが夫々入力される。ブランキング
期間以外では、スイツチ116はA側に閉じており、入力
端子112から入力された色差信号B−Yはスイツチ116,
バツフアアンプ120,抵抗123,バツフアアンプ121を通
り、出力端子125からスイツチ46(第1図)に供給され
る。
色差信号B−Yのブランキング期間に入力端子113に
ブランキングパルスが入力されると、スイツチ116はB
側に閉じて基準電圧源115がバツフアアンプ120に接続さ
れ、この基準電圧源115の出力電圧レベルで決まる正し
いペデスタルレベルの直流電圧が出力端子125に得られ
る。このブランキング期間に入力端子114からバースト
パルスが入力されると、スイツチ117,118が閉じ、電流
源127により、基準電圧源115から抵抗123を介してIの
値の電流が流れ、また、電流源128により、同じく抵抗1
24に2Iの値の電流が流れる。抵抗123,124の抵抗値は等
しくRに設定されている。抵抗123に流れる電流の値I
はバツフアアンプ121の出力電圧が正規のバーストレベ
ルとなるように設定されており、抵抗124の抵抗値は抵
抗123の抵抗値と等しいから、バツフアアンプ122の出力
電圧は正規のバーストレベルの2倍のレベル、すなわ
ち、正規のレベルのバースト信号がバーストエンフアシ
ス回路76(第1図)などで6dBエンフアシスされたとき
のレベルに等しい。
そこで、記録時,再生時いずれにおいても、出力端子
125には、ペデスタルレベル,バーストレベルが正規に
設定された色差信号B−Yが出力され、スイツチ46(第
1図)のPB側に供給される。また、記録時には、スイツ
チ119はPEC側に閉じ、バツフアアンプ121から出力され
る色差信号B−Yが出力端子126からACC検波回路62(第
1図)に供給される。再生時にはスイツチ119はPB側に
閉じ、バツフアアンプ122から出力されるバーストレベ
ルが正規の2倍となる色差信号B−Yが出力端子126か
らACC検波回路62に供給される。
第1図におけるバーストレベル置換回路43は、第5図
において、NTSC方式の場合、入力端子114,スイツチ117
〜119,バツフアアンプ122,電流源127,128,出力端子126
が不要となる。
第6図は本発明によるビデオ信号記録再生装置の他の
実施例を示すブロツク図であつて、第1図に対応する部
分には同一符号をつけている。
第1図に示した実施例では、ベースクリツプ回路41,4
2から出力されるベースバンドの色差信号R−Y,B−Yを
夫々直接バーストレベル置換回路43,44に供給したが、
第6図の実施例では、スイツチ69,70が夫々再生時にも
ベースクリツプ回路41,42を選択し、かつクランプ回路7
1,72の出力信号をバーストレベルに置換回路43,44にも
供給するようにし、再生時には、ベースクリツプ回路4
1,42から出力される色差信号R−Y,B−Yが、夫々クラ
ンプ回路71,72でクランプされた後、バーストレベル置
換回路43,44に供給されるようにしている。その他の構
成,動作は第1図に示した実施例と同様である。
この実施例によると、再生時、色差信号R−Y,B−Y
がクランプされて基準レベルが一定となつた後、ペデス
タルレベルやバーストレベルが置換,設定されるので、
これらレベルの設定精度が向上する。
第7図は本発明によるビデオ信号記録再生装置のさら
に他の実施例を示すブロツク図であつて、44′はバース
トレベル置換回路、129はバーストデイエンフアシス回
路であり、第1図に対応する部分には同一符号をつけて
いる。
この実施例においては、ACC回路61と掛算回路63,64と
の間にバーストデイエンフアシス回路129を設けた点、
および第1図におけるスイツチ69,70をなくし、LPF67,6
8から出力される色差信号R−Y,B−Yをスイツチ35,36
に供給するとともに、クランプ回路71,72を介して直角
二相変調し、低域変換クロマ信号を形成する点とが第1
図の実施例と異なる。
このバーストデイエンフアシス回路129は、再生時の
みバースト信号のデイエンフアシスを行ない、記録時に
は、クロマ信号Cを単に通過させる。再生時には、この
バーストデイエンフアシス回路129の作用により、ベー
スクリツプ回路42から出力される色差信号42のバースト
パルスは元のレベルに戻されており、ACC検波回路62に
は、このベースクリツプ回路42から出力される色差信号
42のバーストパルスと、バーストレベル置換回路44′で
設定される正規のバーストレベルとを比較すればよい。
このために、バーストレベル置換回路44′としては、第
5図において、スイツチ118,119,バツフアアンプ122,抵
抗124,出力端子126,電流源128が不要となり、出力端子1
25から出力される色差信号B−YをACC検波回路62に供
給すればよい。また、第7図で示すように、バーストレ
ベル置換回路44′の後段のスイツチ46から出力される色
差信号B−YをACC検波回路62に供給するようにしても
よい。この場合には、外部カラービデオ信号の記録時、
ACC検波回路62の2つの入力色差信号B−Yは等しいの
で、ACC回路61は一定の利得に設定される。
また、この実施例では、外部カラービデオ信号の記録
時には、記録されるべき各色差信号R−Y,B−Yはくし
形フイルタ,ベースクリツプ回路で処理されないが、モ
ニタのためにはこれらでの処理がなされるので高画質の
モニタが可能となる。
第8図は本発明によるビデオ信号記録再生装置のさら
に他の実施例を示すブロツク図であつて、130は位相比
較回路、131,132はスイツチであり、第7図に対応する
部分には同一符号をつけている。
第7図に示した実施例では、再生時、クランプ回路39
から出力されるベースバンドの色差信号R−Yのバース
トパルス期間のレベルとペデスタルレベルとを、40fH
キヤリア発生回路において、比較アンプ83で比較し、そ
の出力信号をループフイルタ84を介してVCO96に供給す
ることにより、VCO96の出力位相を制御し、再生された
低域変換クロマ信号の同期復調用キヤリアの位相をこの
低域変換クロマ信号に含まれる位相変動に応じて変化さ
せていた。
これに対し、第8図においては、スイツチ131,132を
設けて、再生時、3.58MHzのキヤリア発生回路におけるV
CO89からのキヤリアと90゜移相回路86からのキヤリアを
夫々掛算回路74,73に供給することにより、加算回路75
から3.58MHzのキヤリアのクロマ信号を発生させ、この
クロマ信号のバースト信号とVCO89の出力信号とを位相
比較回路130で位相比較して再生された低域変換クロマ
信号の位相変動成分を検出し、これを、40fHのキヤリア
発生回路において、ループフイルタ84を介してVCO96に
供給することにより、VCO96の出力位相の制御するもの
である。
他の部分の構成や動作は第7図に示した実施例と同様
である。
なお、以上の実施例では、NTSC方式のビデオ信号につ
いて説明したが、他の方式のビデオ信号についても、本
発明が適用可能であることはいうまでもない。
また、上記夫々の実施例では、第2図〜第4図に示し
たように、くし形フイルタ37,38にD・O補償回路を含
ませたが、くし形フイルタ37,38とは別にD・O補償回
路を設けてもよいことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、カラービデオ
信号を、輝度信号をFM変調し、クロマ信号を低域変換し
て記録再生するに際し、記録時、記録映像をカラーモニ
タ可能となるとともに、ベースバンドの色差信号から直
接低域変換クロマ信号を得るようにしているから、品質
劣化の少ない低域変換クロマ信号の記録が可能となる
し、また、該クロマ信号を形成する色差信号のS/N改善
のため処理が可能となり、再生画像の画質が大幅に向上
するという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるビデオ信号記録再生装置の一実施
例を示すブロツク図、第2図,第3図および第4図は夫
々第1図におけるくし形フイルタの具体例を示すブロツ
ク図、第5図は第1図におけるバーストレベル置換回路
の一具体例を示すブロツク図、第6図,第7図および第
8図は夫々本発明によるビデオ信号記録再生装置の他の
実施例を示すブロツク図である。 4……カメラ処理回路、9……FM復調回路、14……加算
回路、16……カラービデオ信号の出力端子、21……FM変
調回路、22……加算回路、23……磁気テープ、25,26…
…ビデオヘツド、37,38……くし形フイルタ、41,42……
ベースクリツプ回路、43,44,44′……バーストレベル置
換回路、49,50……掛算回路、51……加算回路、57……
外部カラービデオ信号の輝度信号入力端子、58……外部
カラービデオ信号のクロマ信号入力端子、61……ACC回
路、62……ACC検波回路、63,64……掛算回路、73,74…
…掛算回路、75……加算回路、76……バーストエンフア
シス回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−264792(JP,A) 特開 昭62−200892(JP,A) 特開 昭59−158690(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオカメラと一体化され、周波数変調さ
    れた輝度信号と低域変換クロマ信号とを周波数多重して
    記録,再生するビデオ信号記録再生装置において、 外部からのカラービデオ信号の記録時、該カラービデオ
    信号のクロマ信号を選択し、再生時、再生された低域変
    換クロマ信号を選択する第1のスイッチと、 該第1のスイッチで選択された該マクロ信号もしくは該
    低域変換クロマ信号を復調し、第1,第2の色差信号を出
    力する復調手段と、 該第1,第2の色差信号もしくは前記ビデオカメラからの
    記録すべき第3,第4の色差信号を選択する第2のスイッ
    チと、 該第2のスイッチで選択された色差信号を信号処理する
    処理手段と、 該処理手段から出力される色差信号を変調し、カラービ
    デオ信号のクロマ信号を形成する第1の変調手段と、 記録時、該処理手段から出力される色差信号を変調し、
    低域変換クロマ信号を形成する第2の変調手段と を設けたことを特徴とするビデオ信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】ビデオカメラと一体化され、周波数変調さ
    れた輝度信号と低域変換クロマ信号とを周波数多重して
    記録,再生するビデオ信号記録再生装置において、 外部からのカラービデオ信号の記録時、該カラービデオ
    信号のクロマ信号を選択し、再生時、再生された低域変
    換クロマ信号を選択する第1のスイッチと、 該第1のスイッチで選択された該クロマ信号もしくは該
    低域変換クロマ信号を復調して第1,第2の色差信号を出
    力する復調手段と、 該第1,第2の色差信号もしくは前記ビデオカメラからの
    記録すべき第3,第4の色差信号を選択する第2のスイッ
    チと、 該第2のスイッチで選択された色差信号を信号処理する
    処理手段と、 該処理手段から出力される色差信号を変調し、カラービ
    デオ信号のクロマ信号を形成する第1の変調手段と、 記録時、該処理手段もしくは該復調手段から出力される
    色差信号を変調し、低域変換クロマ信号を形成する第2
    の変調手段と を設けたことを特徴とするビデオ信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記処理手段は、少なくとも前記色差信号におけるバー
    ストパルスのレベルを規定レベルに設定するバーストレ
    ベル置換手段を有することを特徴とするビデオ信号記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、 前記処理手段は、少なくともベースクリップ回路を含む
    ことを特徴とするビデオ信号記録再生装置。
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