JP2633745C - - Google Patents

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JP2633745C
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JP
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semiconductor device
electrode
protrusion
solder
bonding layer
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、半導体装置を回路基板に実装する際の電極構造に関するものであり
、特にフェースダウンで実装してなる半導体装置用電極と実装体に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、半導体装置の回路基板上への実装には半田付けがよく利用されていたが
、近年、半導体装置のパッケージの小型化と接続端子数の増加により、接続端子
間隔が狭くなり、従来の半田付け技術で対処することが次第に困難になってきた
。 【0003】 そこで、最近では裸の半導体装置を回路基板上に直付けして実装面積の小型化
と効率的使用を図ろうとする方法が考案されてきた。 【0004】 なかでも、半導体装置を回路基板に接続するに際し、あらかじめ半導体装置の
アルミ電極パッド上に密着金属や拡散防止金属の蒸着膜とこの上にメッキにより
形成した半田層とからなる電極構造を有する半導体装置を下向き(フェースダウ
ン)にして、高温に加熱して半田を回路基板の端子電極に融着する実装構造が、
接続後の機械的強度が強く、接続が一括にできることなどから有効な方法である
とされている。(例えば、工業調査会、1980年1月15日発行、日本マイク
ロエレクトロニクス協会編、『IC化実装技術』) 以下図面を参照しながら、上述した従来の半導体装置の電極構造と実装構造の
一例について説明する。 【0005】 (図3)は従来の半田バンプ電極を有する半導体装置の電極構造の概略説明図
であり、(図4)は上記半導体装置の実装構造の概略説明図である。 【0006】 (図3)において、8は半導体装置のIC基板であり、9はアルミ電極パッド
である。10は密着金属膜であり、11は拡散防止金属膜である。12は半田突
起であり、13はパッシベーション膜である。(図4)において、14は回路基
板であり、15は端子電極である。 【0007】 以上のように構成された従来の半田バンプ電極を有する半導体装置の電極構造
と実装構造について、以下その概略を説明する。 【0008】 まず、半導体装置のIC基板8のアルミ電極パッド9上にCuなどの密着金属 膜10およびCrなどの拡散防止金属膜11を蒸着により形成する。その後、電
極部以外をフォトレジストで覆い、メッキ法により半田を拡散防止金属膜11上
に析出させて半田リフローを行うことにより、半田突起12を形成して(図3)
の半田バンプ電極を得る。 【0009】 さらに、以上のようにして得た半田バンプ電極を有する半導体装置を、回路基
板14の所定の位置に位置合わせを行ってフェースダウンで積載した後、200
〜300℃の高温に加熱して半田突起12を溶融し、端子電極15に融着するこ
とによって半導体装置の実装を行うものである。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら上記のような半田バンプ電極を有する半導体装置の電極構造や実
装構造においては、 1.半導体装置のアルミ電極パッド上に密着金属膜や拡散防止金属膜が必要で
、電極構造が複雑となり、汎用性に欠ける。 【0011】 2.高温に加熱して半田を溶融して端子電極と接続する際に、IC基板と回路
基板とのギャップを維持することが出来ないため、半田が広がって隣接とショー
トする危険がある。 などといった課題を有していた。 【0012】 本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
半導体装置と回路基板とを容易に信頼性良く接続することのできる半導体装置の
電極構造と実装構造を提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】 本発明は上記の課題を解決するため、フェースダウンで回路基板に実装する半
導体装置において、半導体装置のアルミ電極パッド部上に台座部と頂上部の2段
突起状のバンプ電極を備え、上記2段突起状のバンプ電極の頂上部にのみ無機接 合層を形成した電極構造を有し、かつ、半導体装置のアルミ電極パッド部上の2
段突起状のバンプ電極を無機接合層を介して回路基板上の端子電極に電気的に接
続する実装構造を有することを特徴として、信頼性の高い半導体装置の回路基板
への実装を実現しようとするものである。 【0014】 【作用】 本発明は、半導体装置のアルミ電極パッド部上に直接形成した2段突起形状の
バンプ電極の頂上部にのみ無機接合層を形成した電極構造を有することにより、
半導体装置を回路基板の端子電極に接合する際に接合層が隣接とショートするこ
となく微細ピッチでの接合が可能となり、かつ、信頼性の高い半導体装置の実装
構造が実現できる。 【0015】 【実施例】 以下、本発明の一実施例の半導体装置用電極と実装体について、図面を参照し
ながら説明する。 【0016】 (図1)は、本発明の一実施例における半導体装置の電極構造の概略説明図で
あり、(図2)は、上記実施例の電極構造を有する半導体装置の実装構造の概略
説明図である。 【0017】 (図1)において、1は半導体装置のIC基板であり、2はアルミ電極パッド
である。3は台座部と頂上部からなる2段突起状のバンプ電極であり、4は2段
突起形状のバンプ電極の頂上部にのみ形成した半田接合層である。5はパッシベ
ーション膜である。(図2)において、6は回路基板であり、7は端子電極であ
る。 【0018】 以上のように構成された半導体装置の電極構造と実装構造について、以下図面
を用いて説明する。 【0019】 まず、半導体装置のIC基板1のアルミ電極パッド2上に通常のワイヤボンデ
ィング技術と同様にAuワイヤの先端のAuボールを固着した後、Auワイヤを
切断することにより台座部と頂上部を有する2段突起状のバンプ電極3を形成す
る。 【0020】 その後、2段突起状のバンプ電極3の頂上部にのみ、半田接合層4を転写法や
印刷法によって形成する。この時、必要に応じて半田リフローを行う。 【0021】 上記により、汎用の半導体装置のアルミ電極パッド2上に2段突起状のバンプ
電極3と半田接合層4からなる電極構造が容易に得られる。 【0022】 本発明の半導体装置の電極構造は、上記した方法により、通常のワイヤボンデ
ィング装置で2段突起形状のバンプ電極を得ることが出来るため、通常のアルミ
電極パッドを有する汎用の半導体装置を用いることが可能となり、極めて汎用性
が高い。 【0023】 さらに、以上のようにして得た電極構造を有する半導体装置を、回路基板6の
所定の位置に位置合わせを行ってフェースダウンで積載した後、200〜300
℃の高温に加熱して半田接合層4を溶融し、端子電極7に融着することによって
半導体装置の実装を行う。 【0024】 この高温に加熱して半田接合層4を溶融して端子電極7と接続する際に、IC
基板1と回路基板6とのギャップを2段突起状のバンプ電極3により維持するこ
とが出来、かつ、頂上部にのみ半田接合層4を形成することが出来るため、半田
の広がりを規制することが可能となって隣接とショートする危険がなく、微細ピ
ッチでの接続が可能な半導体装置の実装構造が得られる。 【0025】 本発明の半導体装置の実装構造は、上記した方法により、従来の半田バンプ電
極による実装構造では不可能であった半田の広がりの規制が2段突起状のバンプ 電極を用いることで可能となり、極めて安定で信頼性良く、かつ、高密度に半導
体装置を実装できる。 【0026】 なお、本実施例では2段突起状のバンプ電極をワイヤボンディング装置を用い
て形成するとしたが、その形状が2段突起状であればメッキなど他の方法で形成
しても良い。 【0027】 また、バンプ電極をAuからなるものとしたが、その材質はAuに限られる物
でなく、例えば、Cuなど他の金属から形成しても良い。 【0028】 さらに、2段突起状のバンプ電極の頂上部に形成する半田接合層は、半田ペー
ストを転写や印刷によって形成しても良い。 【0029】 【発明の効果】 以上に説明したように、本発明の半導体装置用電極と実装体によれば、通常の
ワイヤボンディング装置で半導体装置のアルミ電極パッド部上に直接形成するこ
とができるため、汎用の半導体装置を用いることが可能となり、極めて汎用性が
高い。 【0030】 さらに、2段突起形状のバンプ電極の頂上部にのみ無機接合層を形成した電極
構造を有することにより、半導体装置を回路基板の端子電極に接合する際に無機
接合層の広がりの規制が可能となり、無機接合層が隣接とショートすることなく
微細ピッチでの接合が可能な実装構造となり、極めて安定で信頼性良く、かつ、
高密度に半導体装置を実装できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例における半導体装置の電極の概略説明図である。 【図2】 本発明の一実施例の電極構造を有する半導体装置の実装体の概略説明図である
。 【図3】 従来の半田バンプ電極を有する半導体装置の電極の概略説明図である。 【図4】 従来の半田バンプ電極を有する半導体装置の実装体の概略説明図である。 【符号の説明】 1 半導体装置のIC基板 2 アルミ電極パッド 3 2段突起状のバンプ電極 4 半田接合層 5 パッシベーション膜 6 回路基板 7 端子電極 8 半導体装置のIC基板 9 アルミ電極パッド 10 密着金属膜 11 拡散防止金属膜 12 半田突起 13 パッシベーション膜 14 回路基板 15 端子電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 半導体装置を基板上の端子電極部にフェースダウンで実装した
    構成であって、 前記半導体装置の電極パッド部上にワイヤボンディング法により直接形成され
    た第1の突起部と、前記第1の突起部の上に形成され、かつ前記第1の突起部の
    前記電極パッド部と平行な断面積より小さな前記電極パッド部と平行な断面積を
    有する第2の突起部とからなる2段突起状のAuからなるバンプ電極と、 前記基板の端子電極部とは、 前記バンプ電極の第1の突起部を中心に2段突起状のバンプ電極上のみに実装
    前に形成された半田接合層を介して電気的に接続されており、 前記半田接合層は、実装後において、前記第の突起部の周囲に保持されてい
    ることを特徴とする半導体装置の実装体。 【請求項2】 第1の突起部と第2の突起部と半田接合層よりなる電極構造で
    あって、 前記第1および第2の突起部は、ワイヤボンディング法により形成され、前記
    第2の突起部の水平面の断面積が前記第1の突起部の水平面の断面積より小さく
    、かつ前記第2の突起部が前記第1の突起部の上に形成されて2段突起状のAu
    からなるバンプ電極を構成し、 前記半田接合層は、前記第1の突起部を中心に2段突起状のバンプ電極上のみ
    に形成されていることを特徴とする電極構造。

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