JP2632314B2 - 化粧パネル - Google Patents

化粧パネル

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JP2632314B2
JP2632314B2 JP62125086A JP12508687A JP2632314B2 JP 2632314 B2 JP2632314 B2 JP 2632314B2 JP 62125086 A JP62125086 A JP 62125086A JP 12508687 A JP12508687 A JP 12508687A JP 2632314 B2 JP2632314 B2 JP 2632314B2
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宏 田中
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、化粧パネルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、合板下地の素材感を活かしたパネルとしては次
の〜のような種々のものが知られている。
パールインキで印刷した薄葉紙を合板にラミネートし
たもの。
合板に直接に着色透明インキで印刷したもの。
着色透明インキで透明または着色フィルムに印刷し、
印刷面を内側にして合板にラミネートしたもの。
しかし、上記のものにおいては、Vカット等の加工
ができない。
のものにおいては、Vカット等の加工ができない
上、合板自体の照りが活かせるものの、合板の色のバラ
ツキのため同一色パネルの再現が難しい。
のものにおいては、のものと同様に、合板自体の
照りが活かせるものの、合板の色のバラツキのため同一
色パネルの再現が難しい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者等は、合板に合板の色を隠蔽する隠蔽塗装を
施し、ヘアラインパール層、絵柄印刷層、透明フィルム
層を順次設けることにより、パール光沢があり、且つ、
Vカット可能な化粧パネルを得ることを可能にした。
即ち、本発明は、 『合板表面に隠蔽塗装層を有し、隠蔽塗装層の上に、
ヘアラインパール層と印刷絵柄層とを順不動で有し、さ
らにその上に透明フィルム層を有することを特徴とする
化粧パネル』 を要旨とするものである。
第1図は、本発明の化粧パネルの一実施例を示す断面
図であり、下から順に、合板1、隠蔽塗装層2、パール
べタ塗装層3、ヘアラインパール層4、木目の印刷絵柄
層5、接着剤層6、アンカー層7、およびエチレン酢酸
ビニル共重合体からなる透明フィルム層8が順に積層さ
れているものである。
(合板) 合板1は、化粧パネルの基板となるもので、かつ、化
粧パネルの木質感、特に表面の微細な凹凸により醸しだ
される素材感を与えるものである。
合板1の表面側、即ち化粧面側の単板の材種として
は、ラワン、メラピー等の南洋材の他、オーク、チー
ク、マガシロ等の広葉樹などが適している。
(隠蔽塗装層) 隠蔽塗装層2の機能の1つは、合板の色のバラツキを
なくし、色を統一させることである。サンディングシー
ラーと呼ばれる木質基材用の下地処理塗料を用い、隠蔽
性を向上させるために、酸化チタン、炭酸カルシウム、
等の不透明顔料を混入して使用し、塗布して形成する。
塗装法はフローコート、ロールコート、等の既知の手
法で良い。また、平滑性を向上させるため、塗装後、サ
ンダー仕上げを行なうのが好ましい。
隠蔽塗装層2の他の機能は、合板の表面の素材感を化
粧パネルの最表面に反映させることである。このため、
隠蔽塗装層2の厚みと、層2の含有する無機成分には制
限があり、厚みとしては、200μm以下であり、隠蔽性
の点からは5μm以上である。
また、上記の厚みの範囲内では、層2中の無機質成分
は90%以下であることが好ましい。ただし、隠蔽性を確
保する意味で30%以上である。
(パールベタ塗装層) パールベタ塗装層3は、ヘアラインパール層のみで
は、照りが充分表現できないときに、化粧パネルのパー
ル光沢を強調するために施す。合板の隠蔽塗装層2上に
ロールコート、フローコート、等の既知の手法を用いて
パール顔料を含むパール塗料を塗料として使用し、設け
る。
パール顔料としては、例えば、アルミニウム粉、金
粉、銀粉などの金属顔料、酸化チタン、雲母、水酸化
アルミニウム、等のパール顔料があり、およびの顔
料は適宜に組合わせて使用できる。
パールベタ層3の厚みは5〜100μm程度とするのが
好ましい。
パールベタ層3は透明フィルムの裏面の印刷絵柄層お
よびヘアラインパール層を被覆するように設ける。
(ヘアラインパール層) ヘアラインパール層4は、透明フィルムに直接に、あ
るいは、印刷絵柄層4(後記)を設けた後、ヘアライン
模様でグラビア印刷、オフセット印刷、活版印刷等の任
意の手法で設ける。
本発明においては、下地の合板は色を揃える意味で隠
蔽塗装層を設けたので、合板自体の照りを利用できない
ため、ヘアラインパール層により照りを別に人工的に与
える。
ヘアラインパール層は、パール光沢を持つインキでヘ
アライン状の微細な線を印刷してできたものであるの
で、方向性のある繊維状の構造によって生じる天然の木
の独特の光沢、いわゆる「照り」を表現し得る。
用いるインキは原則的にはパールベタ塗装層を設ける
のに使用するものと同じである。
またはヘアラインパール層4は、合板上にパールベタ
層を塗装した後に、シルクスクリーンもしくはグラビア
オフセット等の手法を用いて設けてもよい。
(印刷絵柄層) 印刷絵柄層5は、既知のインキと印刷手法により設け
ることができる。印刷絵柄層5の絵柄としては、下地の
パール光沢が見えやすいような絵柄が好ましい。木目絵
柄は、濃度の高い部分が割合的に少なく、濃度の低い部
分が割合的に多いので、濃度の低い部分から下層の印刷
絵柄が見えやすい。勿論、模様のない部分では、下地が
直接に見える。
(接着剤層) 接着剤層6は、例えば、押出コーティング等の手法を
用いて、透明フィルムにエチレンビニルアセテート等の
ホットメルト系接着剤を予め塗布し、接着剤として使用
するときは、熱プレスラミネート、熱ロールラミネート
する。
印刷絵柄層5、ヘヤラインパール層4はホットメルト
層の外側に設けることもあるが、ラミネート時に充分な
熱が与えられれば、密着に問題はない。ただし、より強
力な密着力を得たい場合には、印刷絵柄層もしくはヘア
ラインパール層を設けた後にポリアミド等のホットメル
トインキをロールコート、グラビアコート等によりベタ
印刷するのがよい。
(透明フィルム層) 透明フィルム層としては、単に無色透明なフィルムだ
けでなく、着色してある透明なフィルム(ひっくるめて
単に透明フィルムと言う)が使用でき、透明フィルム層
を構成するプラスチックとしては次のようなものがあ
る。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポエチレン
テレフタレート、ポリカーボネート、ポリアミド(ナイ
ロン)、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、
エチレンビニルアルコール共重合体、もしくは、アイオ
ノマーなど。
これらプラスチックのフィルムは、単独または2層以
上複合したものであっても良い。
上記の中でも、エチレン酢酸ビニル共重合体を用いる
と物理的および化学的性能がすぐれ、適度の断熱性およ
び熱可塑性を有するのみならず、加工性能がすぐれ、か
つ吸湿性能を有するので帯電しにくい。
透明フィルム層の厚みは0.03mm〜1mm、好ましくは0.2
mm〜0.5mmである。
(その他の構成) 最も表面の透明フィルム層8上には、さらに表面塗装
を行なって、色彩を付与したり、表面強度を向上させた
りすることができる。
表面塗装用の塗料としては、アミノアルキッド樹脂、
ポリウレタン樹脂等の樹脂を主体とするベヒクルを含む
塗料、または各種のアクリレートモノマーもしくはオリ
ゴマーを主体とするベヒクルを含む熱硬化型、紫外線硬
化型、電子線線硬化型の塗料等が使用でき、塗装方法と
しては、グラビアコート、ロールコート等、任意の手法
を用いることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、パール光沢に変化のある優れた外観
の化粧パネルが得られる。
特に、本物の木目のような「照り」が見られる木目化
粧パネルが得られる。
また、表面に透明フィルム層を有しているので、塗装
感も得られる。
更に、本発明の化粧パネルは、基板上の化粧層がいず
れもプラスチックを素材とするものであるから、Vカッ
ト等における曲げ加工が可能である。
〔具体的な実施例〕 実施例1 厚み25μmのエバーフィルム(クラレ(株)製)にエ
チレンビニルアセテート系ホットメルト接着剤をウレタ
ン系アンカー剤を介して厚みが50μmになるよう押出コ
ートした。
ホットメルト接着剤上にグラビアインキ(昭和インク
工業(株)製、F−MAX、ベヒクルはポリアミド系)を
用いて木目模様をグラビア印刷し、続いて木目模様上
に、同じ系統のベヒクル中にパール顔料を分散させたパ
ールインキ(昭和インク工業(株)製、F−MAXパー
ル)を用いてヘアライン柄をグラビア印刷して、化粧シ
ートを準備した。
別に、厚み2.7mmの合板に目止剤(中国塗料(株)
製、ポリウラック)に酸化チタンを混合させて隠蔽性を
上げたものを乾燥時塗布量が20g/m2になるよう塗布し、
乾燥させた後、表面をサンドペーパー(200番)でサン
ディング処理し、処理後、パールインキ(前記と同じ)
を乾燥時塗布量が10g/m2になるよう塗布し乾燥させ、パ
ールベタ層を設けた。
パールベタ層を設けた合板上に、準備した化粧シート
を印刷面を下(張り合わせ内面)にして重ね、温度80℃
の熱盤で圧力を10kg/m2とし、1分間プレスしたとこ
ろ、本物に匹敵する照りを有し、かつ、合板の表面のテ
クスチャーが感じられる木目化粧パネルが得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の化粧パネルの一実施例を示す断面図で
ある。 1……合板 2……隠蔽塗装層 3……パールベタ塗装層 4……ヘアラインパール層 5……印刷絵柄層 6……接着剤層 7……アンカー層 8……透明フィルム層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合板表面に隠蔽塗装層、パールベタ層を順
    に有し、パールベタ層の上に、ヘアラインパール層と印
    刷絵柄層とを順不動で有し、さらにその上に、エチレン
    酢酸ビニル共重合体からなる透明フィルム層を有するこ
    とを特徴とする化粧パネル。
  2. 【請求項2】印刷絵柄層と透明フィルム層との間に接着
    剤層を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の化粧パネル。
JP62125086A 1987-05-22 1987-05-22 化粧パネル Expired - Lifetime JP2632314B2 (ja)

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